JP4466546B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
また、PC(Personal Computer)等の処理装置においては、上記した画像データを受け取って、編集、加工、修正等の処理をして、対応する画像をディスプレイに表示させている。また、プリンタにおいては、上記した画像データを受け取って、紙、OHPシート等の画像形成媒体に画像を形成することが行われている。
しかしながら、画像のタイトルは、デジタルカメラの利用者が自身で入力する必要があり手間がかかるという問題がある。また、このようなタイトルのみでは、画像データの示す画像の被写体は、一体何(誰)であるのか等ということを明確にするのが困難である。例えば、被写体として複数の人が含まれている場合にあっては、各人が誰であるのかということを詳細に記憶させておくことは困難であるし、手間がかかるという問題がある。
しかしながら、画像データは、撮影者と異なる人に渡されることもあり、撮影者と異なる人にとっては、画像データに基づいて表示或いは印刷して画像を見ただけでは、被写体が一体何であるのかということを把握することが困難である場合が考えられる。
また、撮影者であっても、時間の経過とともに記憶が薄れてしまって、表示又は印刷された画像の被写体が一体何(誰)であるのかを把握することが困難である場合も考えられる。
また、上記撮像装置において、受信手段は、関連情報とともに、当該関連情報と関連する被写体の外観の特徴を示す外観特徴情報とを受信し、記憶制御手段は、画像データと、関連情報と、外観特徴情報とを対応付けて記憶手段に記憶させるようにしてもよい。かかる構成によると、画像データと、関連情報と、外観特徴情報とを対応付けて記憶することができ、外観特徴情報を利用して画像データから被写体を認識することができる。
また、上記撮像装置において、被写体は、人物であり、外観特徴情報は、人物の顔に関する外観の特徴情報であってもよい。かかる構成によると、外観特徴情報に基づいて画像中の人物を適切に認識することができる。
かかる方法によると、被写体に関する関連情報を容易に収集して、当該被写体の画像データとともに適切に対応付けて記憶することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る被写体情報取得表示システムの構成図である。
被写体情報取得表示システム1は、撮像装置の一例としてのデジタルカメラ2と、被写体情報表示システム3とを有する。
デジタルカメラ2は、被写体Sを撮像して画像データを撮像するとともに、被写体Sの関連情報を記憶している被写体用のRFタグSTから被写体Sに関する関連情報を受信する後述する撮像処理を行う。ここで、RFタグSTは、例えば、被写体Sの内部に埋め込んだり、被写体Sに付着させたり、または、被写体Sに所持させるようにしてもよい。
プリンタ4は、デジタルカメラ2と、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル4によって接続可能となっており、デジタルカメラ2から画像データ及び関連情報を含む統合画像データを受信する。また、プリンタ4は、紙、OHP用紙等の画像形成媒体(用紙Pという。)に画像データに基づいて画像を形成するとともに、用紙Pに用紙付加用のRFタグTを付加するとともに、RFタグTに関連情報を書き込む後述する画像形成処理を行う。
携帯電話機5は、用紙Pに付加されたRFタグTから関連情報を受信して表示する後述する表示処理を行う。
図2(1)は、被写体用のRFタグSTを示し、図2(2)は、用紙Pに付加するための用紙用のRFタグTを示している。
被写体用のRFタグSTは、図2(1)に示すように、例えば、カード形状をしており、ICチップ6と、無線波によりデータを送受信するためのアンテナ7とを有する。ICチップ6は、データを記憶する記憶部と、アンテナ7を介して外部へデータを送信する送信部と、アンテナ7を介して外部からデータを受信する受信部とを有する。
本実施形態においては、RFタグSTは、例えば、通信周波数は2.45GHzであり、10m程度の距離の通信を行うことができるようになっている。
本実施形態のRFタグTは、例えば、0.5mm×0.5mmの大きさとなっており、いる。また、RFタグTの紙面手前側の面には、用紙Pに付着するための図示しない粘着剤が塗布されており、当該面を向けて用紙Pに付着できるようになっている。
デジタルカメラ2において、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)24と、入力インターフェース部(入力I/F部)25と、表示処理部26と、リーダ部27と、撮像処理部28と、記憶媒体インターフェース部(記憶媒体I/F部)29と、USBインターフェース部(USBI/F部)30とがバス31を介して接続されている。
RAM23は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU21による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。
EEPROM24は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、デジタルカメラ2の電源が入っていない場合でも記憶しておく必要がある各種情報を記憶する。
表示処理部26は、例えば、VRAM(Video Random Access Memory)を有し、CPU21の制御により、液晶表示装置(LCD)33に各種情報を表示出力する。
本実施形態においては、リーダ部27は、デジタルカメラ2における撮影範囲内に対して指向性をもつ図示しないアンテナを有しており、その範囲内に存在する被写体SのRFタグSTから各種情報を受信する。
ここで、リーダ部27によるRFタグSTからの情報の受信について説明する。
図4(1)は、デジタルカメラ2と被写体の一例である人物との位置関係の一例を示している。同図に示すように、デジタルカメラ2の撮影範囲内において、人物である被写体Sa、Sb、Scが存在し、各被写体Sa、Sb、Scは、それぞれRFタグSTを有している状態を示している。本実施形態では、リーダ部27は、図4(1)に示す状態においては、デジタルカメラ2の撮影範囲内に存在する被写体Sa、Sb、ScのそれぞれのRFタグSTから各種情報を受信する。
図5は、被写体が人物である場合におけるRFタグSTの記憶内容を示している。RFタグSTは、外部特徴情報11と、関連情報12と、開示規定情報13とを記憶している。
外部特徴情報11は、被写体について外部から認識可能な特徴の情報(外観特徴情報)である。本実施形態では、人物の顔に関する外観特徴情報としている。本実施形態では、人物の顔に関する外観特徴情報として、顔の画像データ(顔データ)を用いている。なお、外部特徴情報は、例えば、顔の輪郭情報、顔の画像、顔の色、目の色、目の形状、顔の特徴点(例えば、目、鼻等)等のいずれか1つ、又はこれらの2つ以上の組合せであってもよい。また、例えば、輪郭情報、顔の画像等の観察する方向によって変化する可能性のある情報については、複数の方向から観察される情報を用意するようにしてもよい。このようにすると、画像中における被写体の向きによる影響を受けることなく、適切に被写体を検出することができる。
開示規定情報13は、関連情報12の中の開示可能な内容を規定する情報である。本実施形態では、レベル数を用いて開示可能な内容を規定するようにしている。具体的には、レベル1であれば、関連情報12中の全内容を開示可能であることを示し、レベル2であれば、一部の内容、例えば、名前のみを開示可能であることを示し、レベル3であれば、すべての情報を開示しないことを示している。なお、このレベル数については、被写体Sが、所定の装置を利用して、任意に設定することができるようになっている。
USBI/F部30は、図示しないUSBケーブルを介して、プリンタ4と接続可能であり、プリンタ4との間のデータ交換の仲介を行う。
撮像制御部21aは、入力装置32のシャッターボタンがデジタルカメラ2の利用者により押下された場合に、撮像処理部28により画像データを生成させる。
読込制御部21bは、入力装置32のシャッターボタンがデジタルカメラ2の利用者により押下された場合に、リーダ部27によりRFタグSTからの情報を受信させる。
図6(1)は、第1実施形態における統合画像データを示している。
統合画像データ37は、画像データ38を有するとともに、各被写体のRFタグSTから得られた外観特徴情報39a、39b、・・・、関連情報40a、40b・・・、及び開示規定情報41a、41b、・・・を有する。
通信制御部21eは、記憶媒体36に記憶されている統合画像データ37をUSBI/F部30を介して、外部の装置、例えばプリンタ4に出力する。
プリンタ4において、CPU50と、通信インターフェース部(通信I/F部)51と、ROM52と、画像データ記憶手段及び被写体情報記憶手段の一例としてのRAM53と、EEPROM54と、機構制御部55とがバス56を介して接続されている。
ROM52は、ブートプログラム等のプログラムや、後述する画像形成処理等のプログラムを記憶する。
RAM53は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU50による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。また、RAM53は、統合画像データ37を記憶する。
EEPROM54は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、プリンタ4の電源が入っていない場合でも記憶しておく必要がある各種情報を記憶する。
通信制御部50aは、通信I/F部51を介してデジタルカメラ2から受信した統合画像データ37をRAM53に格納する。
関連情報検出部50cは、画像中において存在すると検出された被写体についての関連情報をRAM53の統合画像データ37から検出する。
また、印刷制御部50dは、機構制御部55を制御することにより、RFタグ機構部58のリーダ・ライタ部66にRFタグTへ所定のデータを書き込ませる。
図8(1)は、第1実施形態において、リーダ・ライタ部66によりRFタグTに書き込まれる被写体データを示している。RFタグTには、図8(1)に示すように、当該RFタグTが付加される領域の被写体に関する関連情報68と、当該関連情報68に対応する開示規定情報69とを有する被写体データ67が書き込まれる。
プリンタ4の感光体ユニット59は、イエローのトナー像を形成するための感光体ドラム59Yと、マゼンタのトナー像を形成するための感光体ドラム59Mと、ブラックのトナー像を形成するための感光体ドラム59Kと、シアンのトナー像を形成するための感光体ドラム59Cとを有する。各感光体ドラム59Y、59M、59K、59Cは、時計回り方向に回転するようになっている。
露光ユニット60は、イエロー用のトナー像を形成させるための静電潜像を形成するためのイエロー用のレーザ光LYを感光体ドラム59Yに照射し、マゼンタ用のトナー像を形成させるための静電潜像を形成するためのマゼンタ用のレーザ光LMを感光体ドラム59Mに照射し、ブラック用のトナー像を形成させるための静電潜像を形成するためのブラック用のレーザ光LKを感光体ドラム59Kに照射し、シアン用のトナー像を形成させるための静電潜像を形成するためのシアン用のレーザ光LCを感光体ドラム59Cに照射する。各色用のレーザ光LY、LM、LK、LCは、機構制御部55の制御に従って露光ユニット60から所定のタイミングでそれぞれ照射される。
各現像器61Y、61M、61K、61Cは、各感光体ドラム59Y、59M、59K、59Cのレーザ光LY、LM、LK、LCが照射される走査領域より回転方向の下流側の位置において、当該感光体ドラム59Y、59M、59K、59Cと接触するように配置されている。
同様に、現像器61M、61K、61Cも、それぞれマゼンタ、ブラック、シアンが収容されているトナーカートリッジ71M、71K、71Cと、トナー給送管72M、72K、72Cと接続されている。なお、トナー給送管72M、72K、72Cもトナー給送管72Yと同様な構成となっている。
転写ユニット62は、感光体ドラム59Y、59Mに形成されたイエローのトナー像と、マゼンタのトナー像とが転写される一次中間転写ドラム62Aと、感光体ドラム59K、59Cに形成されたブラックのトナー像と、シアンのトナー像とが転写される一次中間転写ドラム62Bと、一次中間転写ドラム62A、62Bに転写された、イエローのトナー像と、マゼンタのトナー像と、ブラックのトナー像と、シアンのトナー像とが転写される二次中間転写ドラム62Cと、二次中間転写ドラム62Cに形成されたトナー像を給排紙ユニット64により給紙された用紙Pに転写するための転写ローラ62Dとを有する。
一次中間転写ドラム62Bは、反時計回り方向に回転するようになっており、感光体ドラム59K、59Cとは、現像器61K、61Cによるトナー像の形成が行われる領域よりも、感光体ドラム59K、59Cの回転方向下流側において接触するようになっている。
二次中間転写ドラム62Cは、時計回り方向に回転するようになっており、一次中間転写ドラム62A、62Bと接触するようになっている。
一方、一次中間転写ドラム62Bには、感光体ドラム59Cに形成されたシアンのトナー像の転写が開始され、その後、当該シアンのトナー像よりも外側に、画像における位置が一致するタイミングで、感光体ドラム59Kに形成されたブラックのトナー像の転写が開始される。
そして、二次中間転写ドラム62Cには、一次中間転写ドラム62Aに転写されたマゼンタのトナー像と、イエローのトナー像との転写が開始される。これによって、二次中間転写ドラム62Cには、ドラム内部側から、イエロー、マゼンタの順にトナー像が重ねあわされる。
次いで、トナー像が定着された用紙Pは、RFタグ機構部58まで搬送される。RFタグ機構部58においては、図示しないセンサによって用紙Pを検出し、用紙Pの送り量に基づいて、用紙Pにおける副走査方向の座標を検出するようにしている。
これによって、被写体の位置にRFタグTを付加するとともに、RFタグTに当該被写体の関連情報を書き込むことができる。
同図に示すように、用紙Pには、被写体Sa、Sb、Scの画像が形成され、これら被写体Sa、Sb、Scの位置(本実施形態では、被写体の顔部分)に対応してRFタグTが付加されている。そして、各被写体Sa、Sb、Scの位置に付加されたRFタグTには、それぞれの被写体Sa、Sb、Scの関連情報等が書き込まれている。
このように、被写体の位置にRFタグTを付加するとともに、RFタグTに当該被写体の関連情報を書き込むことができるので、被写体の位置のRFタグTから当該被写体の関連情報を容易かつ適切に読み取ることができるようになる。
このように、RFタグTが付加された用紙Pは、給排紙ユニット64の排紙ローラ部79により排紙トレイ80へ排紙される。
携帯電話機5において、CPU81と、ROM82と、RAM83と、EEPROM84と、入力I/F部85と、表示処理部86と、リーダ部87と、撮像処理部88と、通話機能部89と、通信機能部90とがバス91を介して接続されている。
RAM83は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU81による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。
EEPROM84は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、携帯電話機5の電源が入っていない場合でも記憶しておく必要がある各種情報を記憶する。
表示処理部86は、例えば、VRAMを有し、CPU81の制御により、LCD93に各種情報を表示出力する。
通信機能部90は、データネットワークを介してデータ通信を行う。
撮像制御部81aは、入力装置92の所定のキーが利用者により押下された場合に、撮像処理部88により画像データを生成させる。
受信制御部81bは、入力装置92の所定のキーが利用者により押下された場合に、リーダ部87によりRFタグTからの情報を受信させる。
通信制御部81dは、通信機能部90によるデータネットワークを介しての通信を制御する。
図11は、本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの撮像処理を説明するフローチャートである。
デジタルカメラ2において、撮像制御部21aは、入力装置32のシャッターボタンがデジタルカメラ2の利用者により押下された場合に、撮像処理部28により、光学系34及びCCD35によって生成された信号から被写体を含む外界についての画像データを生成させ(ステップS1)、読込制御部21bは、リーダ部27により被写体SのRFタグSTから記憶している情報、すなわち、外観特徴情報、関連情報、及び開示規定情報を受信させる(ステップS2)。この際には、読込制御部21bは、複数の被写体SのRFタグSTがある場合には、これら各RFタグSTからの情報を受信させる。
次いで、記憶制御部21cは、撮像処理部28により生成された画像データと、リーダ部27により受信されたRFタグSTからの外観特徴情報、関連情報、及び開示規定情報とを対応付けた統合画像データ37を記憶媒体I/F部29を介して記憶媒体36に記憶させる(ステップS3)。この際には、記憶制御部21bは、複数の被写体SのRFタグSTから情報を受信している場合には、これらすべての情報を含む統合画像データ37を記憶媒体36に記憶させる。
このようにして、デジタルカメラ2には、被写体を含む画像データと、各被写体に関する関連情報、外観特徴情報及び開示規定情報とを容易かつ適切に収集して記憶することができる。
まず、プリンタ4において、通信制御部50aが、通信I/F部51を介して、接続されているデジタルカメラ2に統合画像データ37の要求を行い、デジタルカメラ2の記憶媒体36に記憶されている統合画像データ37を通信I/F部51を介して受信し、この統合画像データ37をRAM53に記憶させる(ステップS10)。
そして、検出部50bは、画像中の被写体の位置を検出したか否かを判定し(ステップS13)、その結果、被写体があることを検出した場合には、当該被写体の画像中の位置をRAM53に記憶する(ステップS14)。次いで、関連情報検出部50cが検出した被写体の関連情報を統合画像データ37から検出して、位置と対応付けてRAM53に記憶する(ステップS15)。なお、被写体の位置が検出できない場合には、当該被写体が画像中に存在していないことを意味しているので、何もせずに次のステップS16に進む。
一方、すべての被写体の外観特徴情報について処理を行った場合には、印刷制御部50dが、RAM53に格納された統合画像データ37の画像データをCMYKラスタイメージデータに変換し、当該データに基づいて、機構制御部55を制御することにより、印刷機構部57に用紙Pへ画像を形成させる(ステップS17)。
印刷制御部50dは、画像中に検出された被写体のすべての位置へのRFタグTの付加を終了したか否かを判定し(ステップS20)、終了していないと判定した場合には、上記処理ステップS18〜S19の処理を繰り返し行って、検出したすべての被写体の位置にRFタグTを付加するとともに、被写体の関連情報を書き込ませる一方、終了していると判定した場合には、そのまま処理を終了する。
このようにして、画像形成処理において、用紙Pに形成された画像の被写体の位置にRFタグTを付加することができ、当該RFタグTにその位置の被写体の関連情報を適切に書き込むことができる。
携帯電話機5において、用紙Pに形成された画像の被写体についての関連情報を表示させる指示を開始するための入力装置92のキーが利用者により押下されると、撮像制御部81aは、撮像処理部88により画像データを生成させ、当該画像データの画像を表示処理部86を介してLCD93に表示させる(ステップS21)。なお、この際には、利用者は、関連情報を表示させたい被写体の画像がLCD93に表示されるように携帯電話機5の位置を調整する必要がある。
そして、LCD93に表示させている被写体についての関連情報を表示させる指示のための入力装置92のキーが利用者により押下されると、当該表示させている被写体についての関連情報を表示させる指定として受付け(ステップS22)、受信制御部81bは、リーダ部87により当該被写体の位置に付加されているRFタグTから図8(1)に示す被写体データ67を受信させる(ステップS23)。
この結果、レベル1である場合には、関連情報のすべての内容を表示してもよいことを意味しているので、表示制御部81cは、RFタグTから受信した関連情報のすべての内容をLCD93に表示させ(ステップS28)、レベル2である場合には、関連情報の一部の内容、本実施形態では、名前のみを開示可能であることを示しているので、表示制御部81cは、RFタグTから受信した関連情報の中の名前のみをLCD93に表示させる(ステップS29)。これによって、利用者は被写体の一部の情報を把握することができる。また、被写体に関する関連情報のうちの、被写体の人物が開示したくない情報については、適切に開示されないようにすることができる。
なお、レベル3にある場合には、何も表示せずに処理を終了する。このため、被写体の人物が関連情報を全く開示したくない場合には、適切に開示されないようにすることができる。
第2実施形態に係る被写体情報取得表示システム1は、プリンタ4において、被写体の画像中の位置を検出せずに、用紙Pに1つのRFタグTを付加させて、当該RFタグTに複数の被写体のデータを書き込むようにし、携帯電話機5において、RFタグTのデータを用いて被写体を特定して、被写体の関連情報を表示するようにしたものである。
第2実施形態に係るプリンタ4は、図7に示す第1実施形態のプリンタ4の印刷制御部50dにおいて、機構制御部55を制御することにより、RFタグ機構部58のリーダ・ライタ部66にRFタグTへ図8(2)に示す被写体データ96を書き込ませる機能を有するようにしたものである。なお、書き込ませるデータは、RAM53に格納された統合画像データ37から取得される。
図8(2)に示すように、用紙Pに付加されるRFタグTには、画像中の各被写体についての特定可能情報の一例としての外観特徴情報97a、97b・・・と、関連情報98a、98b・・・と、開示規定情報99a、99b・・・とを含む被写体データ96が書き込まれる。
第2実施形態に係る携帯電話機5は、第1実施形態に係る携帯電話機5のCPU81において、新たに、対象情報受付手段の一例としての受付部81eと、受信制御部81fと、表示検出手段の一例としての検出部81gとを構成するようにしたものである。
受付部81eは、携帯電話機5の利用者から関連情報を表示させる対象となる被写体を特定可能な表示対象情報を受け付ける。本実施形態では、受付部81eは、入力装置92の所定のキーが利用者により押下された場合に、撮像処理部88により生成された画像データをRAM83に記憶させ、この画像データを表示対象情報として受け付ける。
検出部81gは、受付部81eによりRAM83に記憶された画像データと、RAM83に記憶された各被写体の外観特徴情報とに基づいて、画像データがどの被写体であるかを検出し、検出した被写体についての関連情報及び開示規定情報を検出する。本実施形態では、検出部81gは、画像データと外観特徴情報の顔データとのマッチングにより被写体を検出する。すなわち、検出部81gは、画像データと各顔データとの相関度を検出し、相関度が最も高い被写体を検出する。
プリンタ4において、印刷制御部50dは、機構制御部55を制御することにより、RFタグ機構部58のRFタグ付加部65に、用紙P上の位置に1つのRFタグTを付加させる(ステップS31)とともに、RFタグ機構部58のリーダ・ライタ部66に被写体データ96をRFタグTへ書き込ませる(ステップS32)。
この処理によって、用紙Pには、図4(4)に示すように、用紙Pに1つのRFタグTを付加して、当該RFタグTに被写体データ96を書き込むことができる。
携帯電話機5において、用紙Pに形成された画像の被写体についての関連情報を表示させる指示を開始するための入力装置92のキーが利用者により押下されると、受付部81eは、撮像処理部88により画像データを生成させ、表示処理部86を介して当該画像データの画像をLCD93に表示させる(ステップS41)。
ここで、この際には、利用者はLCD93に関連情報を表示させたい被写体の画像が表示されるように携帯電話機5の位置を調整する必要がある。
次いで、受信制御部81fは、リーダ部87によりRFタグTからの被写体データ96を受信させてRAM83に記憶させる(ステップS43)。
そして、検出部81gは、受付部81eによりRAM83に記憶された画像データと、RAM83に記憶された被写体データ96中の各被写体の外観特徴情報とに基づいて、画像データがどの被写体であるかを検出し、検出した被写体についての関連情報及び開示規定情報を検出する(ステップS44)。
この表示処理によると、携帯電話機5において、利用者が指定した被写体を特定して、当該被写体に関する関連情報を適切に表示させることができる。
第3実施形態に係る被写体情報取得表示システムは、プリンタ4において、被写体の画像中の位置を検出して、用紙Pに1つのRFタグTを付加させて、当該RFタグTに複数の被写体の位置情報を含む被写体データを書き込むようにし、携帯電話機5において、RFタグTの位置情報を用いて被写体を特定して、被写体の関連情報を表示するようにしたものである。
図8(3)に示すように、被写体データ100は、画像中の各被写体についての特定可能情報の一例としての位置情報101a、101b・・・と、関連情報102a、102b・・・と、開示規定情報103a、103b・・・とを含む。
プリンタ4において、検出部50bは、画像中の被写体の位置を検出したか否かを判定し(ステップS13)、その結果、被写体があることを検出した場合には、当該被写体の画像中の位置情報と、統合画像データ37の関連情報及び開示規定情報とを対応付けた、図8(3)に示す被写体データ100を生成してRAM53に記憶する(ステップS51)。
この処理により、用紙Pには、図4(4)に示すように、用紙Pに1つのRFタグTを付加して、当該RFタグTに当該被写体の画像中の位置情報と、関連情報と、開示規定情報とを書き込むことができる。
携帯電話機5は、図14に示す第2実施形態に係る携帯電話機5のCPU81により構成される受付部81e、受信制御部81f、検出部81gを以下のようにしたものである。
すなわち、受付部81eは、入力装置92のキー操作によって利用者から対象の被写体を特定する表示対象情報の入力を受け付ける。第3実施形態においては、表示対象情報として、画像中の複数の被写体の関係を示す位置、例えば、右から何番目の被写体であるかを示す順番を受け付けている。
検出部81gは、受付部81eにより受け付けられた順番と、RAM83に記憶された各被写体の位置情報とに基づいて、順番に対応する被写体を検出し、検出した被写体についての関連情報及び開示規定情報を検出する。なお、位置情報が座標であれば、複数の被写体の各座標値により、各被写体の順番について容易に把握できる。
第3実施形態に係る携帯電話機5では、ステップS42において、受付部81eが、入力装置92のキー操作によって利用者から対象の被写体の右からの順番の入力を受け付ける。
また、ステップS44において、検出部81gが、受付部81eにより受け付けられた順番と、RAM83に記憶された被写体データ100中の各被写体の位置情報とに基づいて、順番に対応する被写体がどの被写体であるかを特定し、特定した被写体についての関連情報及び開示規定情報を検出する。
この表示処理によると、携帯電話機5において、利用者が指定した被写体を特定して、当該被写体に関する関連情報を適切に表示させることができる。
第4実施形態に係る被写体情報取得表示システム1は、デジタルカメラ2において、被写体の画像中の位置を検出し、当該位置を含む統合画像データをプリンタ4に送信させるようにしたものである。
第4実施形態に係るデジタルカメラ2は、図3に示す第1実施形態に係るデジタルカメラ2のCPU21において、新たに、被写体検出部21fと、記憶制御部21gとを構成するようにしたものである。
被写体検出部21fは、撮像処理部28により生成された画像データと、リーダ部27によりRFタグSTから受信された被写体の外観特徴情報に基づいて、画像中における各被写体の位置を検出する。本実施形態では、検出部21fは、顔データと、画像データとのマッチングにより被写体の位置を検出する。すなわち、検出部21fは、顔データと、画像データの各領域との相関度を検出し、相関度が所定以上の位置を被写体の位置と検出する。
統合画像データ104は、図6(2)に示すように、画像データ38を有するとともに、被写体検出部21fにより検出された各被写体の位置情報105a、105b、・・・、関連情報40a、40b・・・、及び開示規定情報41a、41b、・・・を有する。
デジタルカメラ2において、撮像制御部21aは、入力装置32のシャッターボタンがデジタルカメラ2の利用者により押下された場合に、撮像処理部28により、光学系34及びCCD35によって生成された信号から被写体を含む外界についての画像データを生成させてRAM23に記憶させ(ステップS61)、読込制御部21bは、リーダ部27により被写体SのRFタグSTから外観特徴情報、関連情報、開示規定情報を受信させて、RAM23に記憶させる(ステップS62)。
そして、被写体検出部21fは、画像中の被写体の位置を検出したか否かを判定し(ステップS65)、その結果、被写体があることを検出した場合には、記憶制御部21gは、当該被写体の画像中の位置と、当該被写体の関連情報及び開示規定情報とを対応付けてRAM23に格納する(ステップS66)。なお、被写体の位置が検出できない場合には、当該被写体が画像中に存在していないことを意味しているので、何もせずに次のステップS67に進む。
一方、すべての被写体の外観特徴情報について処理を行った場合には、記憶制御部21gは、撮像処理部28により生成された画像データと、RAM23に記憶されている被写体の位置情報、関連情報及び開示規定情報とを、統合画像データ104として記憶媒体I/F部29を介して記憶媒体36に記憶させる(ステップS68)。
上記した処理によって、デジタルカメラ2において、画像データと、画像中の被写体の位置と、当該被写体の関連情報とを対応付けたデータを容易に作成することができる。
風景の構成物を被写体としてデジタルカメラ2で撮影する場合について以下に説明する。
図20は、本発明の変形例における位置関係、表示状態及び印刷状態を説明する図である。図20(1)は、デジタルカメラ2と被写体の一例である風景の位置関係の一例を示している。
同図に示すように、風景である被写体Sd、被写体Se、被写体Sfが存在している。ここで、被写体Sdは、山であり、被写体Seは、橋であり、被写体Sfは、川である。また、各被写体Sd、Se、Sf等の風景についての関連情報を格納したRFタグSTが設置されている。そして、RFタグSTの通信可能範囲PAは、風景を撮影する際のお勧め範囲を含むようになっている。
図21は、被写体が風景である場合におけるRFタグSTの記憶内容を示しており、各被写体毎の外観特徴情報110d、110e、110f・・・と、関連情報111d、111e、111f・・・とを記憶している。
外部特徴情報110d、110e、110f・・・は、被写体について外部から認識可能な特徴の情報(外観特徴情報)である。本実施形態では、被写体である山、橋、川等の画像データを用いている。なお、外部特徴情報は、例えば、被写体の輪郭情報であってもよい。また、例えば、画像データ、輪郭情報等の観察する方向によって変化する可能性のある情報については、複数の方向から観察される情報を用意するようにしてもよい。また、画像データ、輪郭情報等の中で時期によって変化する可能性のある情報については、複数の時期における情報を用意するようにしてもよい。このようにすると、画像中における被写体の向きや、撮影した時期に係らず、適切に被写体を検出することができる。
また、上記実施形態では、感光体から中間転写体を介して用紙にトナー像を転写するレーザープリンタを用いて説明したが、本発明はこれに限られず、感光体から直接用紙にトナー像を転写するレーザープリンタに適用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成システムの一例として、レーザープリンタを用いていたが、本発明はこれに限られず、例えば、LEDから発生する光を利用した電子写真方式のプリンタ、インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ等の他のプリンタであってもよい。
また、上記実施形態では、画像形成システム3は、プリンタ4のみの装置として構成されていたが、例えば、プリンタと、PC等とによって構成し、少なくとも一部の機能について、PCによって実行するようにしてもよく、例えば、PCに検出部50b及び関連情報検出部50cを備えるようし、その結果に基づいてプリンタでRFタグTの付加及びRFタグTへの情報の書込みを行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、用紙Pにトナーを定着させた後にRFタグTを付加するようにしていたが、トナー定着前にRFタグTを付加するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、用紙PにRFタグTを付加するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、RFタグTが予め付加された用紙Pを用いるようにしてもよい。
Claims (5)
- 被写体を含む画像を画像データとして撮像する撮像手段と、
前記被写体を撮像する際に、前記被写体に関する関連情報を受信する受信手段と、
前記画像データと前記関連情報とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段とを有し、
前記受信手段は、前記関連情報と、当該関連情報と関連する前記被写体の外観の特徴を示す外観特徴情報とを受信し、
前記外観特徴情報に基づいて画像における前記被写体の位置を検出する位置検出手段を更に有し、
前記記憶制御手段は、前記関連情報と、前記位置を示す情報とを対応付けて記憶手段に記憶させることを特徴とする撮像装置。 - 前記被写体を含む画像を撮像可能な領域には、当該領域において受信可能なように前記関連情報を送信する送信装置が備えられており、
前記受信手段は、前記送信装置により送信される前記関連情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記被写体の各々は、自被写体に関する関連情報を送信する送信装置を有しており、
前記受信手段は、複数の前記送信装置により送信される前記関連情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記被写体は、人物であり、
前記外観特徴情報は、前記人物の顔に関する外観の特徴情報であることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の撮像装置。 - 被写体を含む画像を撮像して記憶する撮像装置による撮像方法であって、
前記被写体を含む画像を画像データとして撮像する撮像ステップと、
前記被写体を撮像する際に、前記被写体に関する関連情報を受信する受信ステップと、
前記画像データと前記関連情報とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御ステップとを有し、
前記受信ステップは、前記関連情報と、当該関連情報と関連する前記被写体の外観の特徴を示す外観特徴情報とを受信し、
前記外観特徴情報に基づいて画像における前記被写体の位置を検出する位置検出ステップを更に有し、
前記記憶制御ステップは、前記関連情報と、前記位置を示す情報とを対応付けて記憶手段に記憶させることを特徴とする撮像方法。
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