JP4466328B2 - デュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法 - Google Patents

デュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、デュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法に関し、より詳しくは、筒内に向けて燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタと吸気通路または吸気ポート内に向けて燃料を噴射する吸気通路噴射用インジェクタとを備えるデュアル噴射型の内燃機関において、燃料蒸発ガスのパージ処理実行の際における燃料噴射制御方法に関する。
一般に、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタと吸気通路または吸気ポート内に向けて燃料を噴射するための吸気通路噴射用インジェクタとを備え,機関の運転状態に応じてこれらのインジェクタを切替え使用することにより、例えば低負荷運転領域での成層燃焼と高負荷運転領域での均質燃焼を実現させたり、運転状態に応じて所定の分担率で燃料噴射するようにして、燃費特性や出力特性の改善を図った、いわゆるデュアル噴射型の内燃機関が知られている。例えば、特許文献1参照。
また、一般的に、内燃機関を搭載した車両では、燃料タンク等からの蒸発燃料(ベーパ)をキャニスター等の捕集装置に一時的に吸着し、内燃機関の運転状態に応じてキャニスター等の捕集装置に吸着されていた燃料蒸発ガスをパージして機関の吸気系に導入することにより、燃料蒸発ガスが大気に放散されるのを抑止するようにしている。
特開2001−20837号公報
ところで、燃料蒸発ガスをパージして機関の吸気系に導入するパージ処理実行の際には、パージされる燃料蒸発ガスの濃度、いわゆるパージガス濃度とその流量に依存するパージ燃料量がインジェクタから噴射される燃料量に加えて機関に導入される。この結果、空燃比の変動を生じ燃焼が悪化することから、かかるパージ処理実行の際には、燃料噴射量の補正を実行し機関性能の低下やエミッションの悪化を避けることが要求される。
しかしながら、特許文献1には、かかるパージ処理実行の際の燃料噴射量の補正に関しては何等記載されていない。
そこで、本発明の目的は、デュアル噴射型の内燃機関において、燃料蒸発ガスのパージ処理実行の際の機関性能の低下やエミッションの悪化を避けることができる燃料噴射制御方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の一形態に係るデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法は、筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとを備えるデュアル噴射型の内燃機関において、燃料蒸発ガスのパージ処理実行の際には、導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正を、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタからの噴射分担率に応じて分担させて行なうようにしたことを特徴とする。
ここで、前記噴射燃料量補正は、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタの分担率に対応した基本燃料噴射量から、前記導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射補正量が分担率に対応させて、それぞれ、減量されて行なわれ、その減量された残りの燃料噴射量が前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタのいずれか一方の最小燃料噴射量より少ないときは、その最小燃料噴射量により制限を受ける燃料噴射量分がいずれか他方に配分されるようにするのが好ましい。
さらに、前記燃料噴射量補正の分担率を、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期に応じて修正するようにするのが好ましい。
ここで、前記燃料噴射量補正の分担率の修正を、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期が圧縮行程領域で圧縮上死点に近い程、前記筒内噴射用インジェクタからの前記燃料噴射量補正の分担率が小さくなるようにするのが好ましい。
なお、排気空燃比が目標空燃比に対して急変したときは、前記筒内噴射用インジェクタからの噴射によって、空燃比のズレ分の燃料噴射量を補正するのが好ましい。
また、過渡運転時は、前記導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正を吸気通路噴射用インジェクタのみからの噴射によって行うのが好ましい。
本発明の一形態に係るデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法によれば、燃料蒸発ガスのパージ処理実行の際には、導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正が、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタからの噴射分担率に応じて分担させて行なわれるので、全体としての空燃比および分担率に関して変動が無く、機関性能の低下やエミッションの悪化を避けることができる。
また、前記噴射燃料量補正が、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタの分担率に対応した基本燃料噴射量から、前記導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射補正量を分担率に対応させて、それぞれ、減量して行なわれ、その減量された残りの燃料噴射量が前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタのいずれか一方の最小燃料噴射量より少ないときは、その最小燃料噴射量により制限を受ける燃料噴射量分がいずれか他方に配分される形態によれば、各インジェクタからの最小燃料噴射量が確保されるので、燃料噴射量の制御が正確に行なわれ、機関性能の低下やエミッションの悪化を避けることができる。
さらに、前記燃料噴射量補正の分担率を、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期に応じて修正する形態によれば、導入されるパージ燃料量の影響を少なくできるので、運転状態に対応させて変えられ得る筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期にかかわらず良好な混合気が形成され、機関性能の低下やエミッションの悪化を避けることができる。
ここで、前記燃料噴射量補正の分担率の修正を、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期が圧縮行程領域で圧縮上死点に近い程、前記筒内噴射用インジェクタからの前記燃料噴射量補正の分担率が小さくなるようにする形態によれば、導入されるパージ燃料量の影響を少なくできるので、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期が圧縮行程のときの成層混合気の形成が良好に行われ、機関性能の低下やエミッションの悪化を避けることができる。
なお、排気空燃比が目標空燃比に対して急変したときは、前記筒内噴射用インジェクタからの噴射によって空燃比のズレ分の燃料噴射量を補正する形態によれば、吸気通路噴射用インジェクタに比べ筒内噴射用インジェクタの方が補正反映のタイミングが早いので、混合気の空燃比のズレの修正を早く行なうことができる。
また、過渡運転時は、前記導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正を吸気通路噴射用インジェクタのみからの噴射によって行なう形態によれば、筒内噴射用インジェクタによる補正が停止され、成層燃焼に必要な良好な混合気形成への影響が軽減されるので、燃焼安定性が確保される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明に係る燃料噴射制御方法が実施されるデュアル噴射型内燃機関の概略構成が示されている図1を参照するに、エンジン1は4つの気筒1aを備え、各気筒1aはそれぞれ対応する吸気枝管2を介して共通のサージタンク3に接続されている。サージタンク3は吸気ダクト4を介してエアクリーナ5に接続され、吸気ダクト4内にはエアフローメータ4aが配置されると共に、電動モータ6によって駆動されるスロットル弁7が配置されている。このスロットル弁7はアクセルペダル10とは独立して電子制御ユニット30の出力信号に基づいてその開度が制御される。一方、各気筒1aは共通の排気マニホルド8に連結され、この排気マニホルド8は三元触媒コンバータ9に連結されている。
各気筒1aに対しては、不図示の点火栓と筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタ11と吸気ポートまたは吸気通路内に向けて燃料を噴射するための吸気通路噴射用インジェクタ12とがそれぞれ設けられている。これらインジェクタ11、12は電子制御ユニット30の出力信号に基づいてそれぞれ制御される。また、各筒内噴射用インジェクタ11は共通の燃料分配管13に接続されており、この燃料分配管13は燃料分配管13に向けて流通可能な逆止弁14を介して、機関駆動式の高圧燃料ポンプ15に接続されている。
図1に示すように、高圧燃料ポンプ15の吐出側はスピル電磁弁15aを介して高圧燃料ポンプ15の吸入側に連結されており、このスピル電磁弁15aの開度が小さいとき程、高圧燃料ポンプ15から燃料分配管13内に供給される燃料量が増大され、スピル電磁弁15aが全開にされると、高圧燃料ポンプ15から燃料分配管13への燃料供給が停止されるように構成されている。なお、スピル電磁弁15aは電子制御ユニット30の出力信号に基づいて制御される。
一方、各吸気通路噴射用インジェクタ12は共通の燃料分配管16に接続されており、燃料分配管16および高圧燃料ポンプ15は共通の燃料圧レギュレータ17を介して、電動モータ駆動式の低圧燃料ポンプ18に接続されている。さらに、低圧燃料ポンプ18は燃料フィルタ19を介して燃料タンク20に接続されている。燃料圧レギュレータ17は低圧燃料ポンプ18から吐出された燃料の燃料圧が予め定められた設定燃料圧よりも高くなると、低圧燃料ポンプ18から吐出された燃料の一部を燃料タンク20に戻すように構成されており、したがって吸気通路噴射用インジェクタ12に供給されている燃料圧および高圧燃料ポンプ15に供給されている燃料圧が上記設定燃料圧よりも高くなるのを阻止している。さらに、図1に示すように、高圧燃料ポンプ15と燃料圧レギュレータ17との間には流通弁21が設けられている。この流通弁21は通常開弁されており、この流通弁21が閉弁されると低圧燃料ポンプ18から高圧燃料ポンプ15への燃料供給が停止される。なお、この流通弁21の開閉は電子制御ユニット30の出力信号に基づいて制御される。
また、電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31を介して相互に接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具備している。エアフローメータ4aは吸入空気量に比例した出力電圧を発生し、このエアフローメータ4aの出力電圧はAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。エンジン1には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生する水温センサ38が取付けられ、この水温センサ38の出力電圧はAD変換器39を介して入力ポート35に入力される。
燃料分配管13には燃料分配管13内の燃料圧に比例した出力電圧を発生する燃料圧センサ40が取付けられ、この燃料圧センサ40の出力電圧はAD変換器41を介して入力ポート35に入力される。触媒9上流の排気マニホルド8には排気ガス中の酸素濃度に比例した出力電圧を発生する空燃比センサ42が取付けられ、この空燃比センサ42の出力電圧はAD変換器43を介して入力ポート35に入力される。本実施形態の空燃比センサ42は、エンジン1で燃焼された混合気の空燃比に比例した出力電圧を発生する全域空燃比センサ(リニア空燃比センサ)である。なお、空燃比センサ42としては、エンジン1で燃焼された混合気の空燃比が理論空燃比に対してリッチであるかリーンであるかをオン−オフ的に検出するOセンサを用いてもよい。
アクセルペダル10はアクセルペダル10の踏込み量に比例した出力電圧を発生するアクセル開度センサ44に接続され、アクセル開度センサ44の出力電圧はAD変換器45を介して入力ポート35に入力される。また、入力ポート35には機関回転数を表す出力パルスを発生する回転数センサ46が接続されている。電子制御ユニット30のROM32には、上述のアクセル開度センサ44および回転数センサ46により得られる機関負荷率および機関回転数に基づき、運転状態に対応させて設定されている燃料噴射量の値や機関冷却水温に基づく補正値等が予めマップ化されて記憶されている。
一方、燃料タンク20に発生する燃料蒸発ガスを捕集する捕集容器であるキャニスター23が、ベーパ通路26を介して燃料タンク20に接続されており、さらにキャニスター23はそこに捕集された燃料蒸発ガスをエンジン1の吸気系に供給するためのパージ通路28に接続されている。そして、パージ通路28は吸気ダクト4のスロットル弁7下流に開口されたパージポート29に連通されている。キャニスター23の内部には、周知のように燃料蒸発ガスを吸着する吸着材(活性炭)が充填されており、パージ中にキャニスター23内に逆止弁を介して大気を導入するための大気通路27が設けられている。さらに、パージ通路28には、パージ量を制御するパージ量制御手段としてのパージ制御弁25が介設されており、このパージ制御弁25の開度が電子制御ユニット30によりデューティ制御されることで、キャニスター23内でパージ処理される燃料蒸発ガス量、延いてはエンジン1に導入される燃料量(以下、パージ燃料量と称す)が制御されるように構成されている。
ところで、本実施の形態におけるエンジン1では、例えば、図2に示すような運転領域ないしは条件に対応して、筒内噴射用インジェクタ11と吸気通路噴射用インジェクタ12とによる噴射の分担率α、βが定められている。図2において、「直噴100%」とは、筒内噴射用インジェクタ11からのみ噴射が行なわれる領域(α=100)であることを意味し、「直噴0〜20%」とは、筒内噴射用インジェクタ11からの噴射が0〜20%の領域(α=0〜20)であることを意味している。例えば、「直噴40%」の領域では、筒内噴射用インジェクタ11からの噴射が40%、吸気通路噴射用インジェクタ12からの噴射が60%行なわれ、両者の分担率α:βは、40:60となる。
次に、本発明に係る燃料噴射制御方法の制御の一例について図3以下のフローチャートを参照して説明する。まず、エンジン1が始動された後、例えば、燃料ゲージの現在の燃料計値とエンジン停止時に記録されていた燃料計値とが比較演算されることによる給油の有無の判断、及び/又はエンジン停止中の気温の推移等に基づき、キャニスター23内に捕集されている燃料蒸発ガス量が推定され、パージ処理が必要か否かが求められる。そして、パージ処理が必要であり、且つ可能であるとされたときに、図3に示すフローチャートによるパージガス濃度検出およびパージ処理実行制御ルーチンが開始される。このパージ処理が可能であるときとは、例えば、エンジン1の吸入負圧が充分に発生している低速低負荷運転状態を挙げることができる。
そこで、制御が開始されると、そのステップS301においてパージ制御弁25が小開度状態で瞬時開かれる。パージ制御弁25が小開度開かれると、燃料蒸発ガスを含むパージガスがパージ通路28およびパージポート29を介してエンジン1に導入される。次に、ステップS302において、空燃比センサ42によりパージガスが導入されたときの燃焼ガスの空燃比(A/F)が検出される。そして、さらにステップS303において、この得られた空燃比(A/F)検出値に基づき、パージガス濃度が求められる。詳述すると、パージガス導入前の空燃比に対し導入後の空燃比はリッチになるので、そのリッチの度合いからパージガス濃度を求めるのである。この両者の関係は、予め実験で求められマップ化されてROM32に記憶されている。そして、求められたこのパージガス濃度は、RAM33に記憶・保存される。
次に、ステップS304に進み、上記の記憶・保存されたパージガス濃度に基づき、エンジン1に導入されるパージ燃料量が一定となるように、パージ制御弁25の開度がデューティ制御されて所定時間パージ制御が実行される。なお、このパージ制御実行中は、ステップS305においてパージ制御実行フラグがオンとされる。なお、パージ燃料量とはパージガス中に含まれる燃料量を意味し、運転状態の変動に伴う吸入負圧の変化にかかわらず一定となるように、パージ制御弁25の開度がデューティ制御されてパージガス流量が制御される。このときのデューティ比についても、パージガス濃度および吸入負圧をパラメータとして、予め実験で求められマップ化されてROM32に記憶されている。
さらに、本発明に係る燃料噴射制御方法における燃料噴射制御の第一の実施形態について、図4および図5のフローチャートを参照して説明する。この制御ルーチンは、所定時間毎または所定のクランク角毎に実行される。そこで、制御が開始されると、ステップS401においてエンジン1の運転状態を示すパラメータとして、アクセル開度センサ44および回転数センサ46からの負荷率および回転数信号が読み込まれる。そして、次のステップS402でこの運転状態に対応して、筒内噴射用インジェクタ11の噴射分担率αおよび吸気通路噴射用インジェクタ12の噴射分担率βと、これらに対応する筒内噴射用インジェクタ11からの基本噴射量τ(Di)および吸気通路噴射用インジェクタ12からの基本噴射量τ(PFi)がそれぞれ求められる。
そして、ステップS403に進み、パージ制御が実行中か否かが判定される。このパージ制御実行中か否かの判定は、上述のパージ制御実行フラグがオンか否かにより行なわれ、実行中、すなわち、「Yes」のときのみステップS404に進む。そして、ステップS404において、両インジェクタに対するパージ補正値fpg(Di)およびfpg(PFi)がそれぞれ下式により算出される。
fpg(Di)=α×fpg
fpg(PFi)=β×fpg
ここで、fpgは、上述のパージ燃料量に対応するパージ補正値であり、fpg=fpg(Di)+fpg(PFi)で表される。従って、fpg(Di)およびfpg(PFi)は、それぞれ、分担率を反映させた後のパージ補正値を意味している。
次に、ステップS405において、ステップS404で算出された分担率が反映された後のパージ補正値fpg(Di)およびfpg(PFi)が反映された、筒内噴射用インジェクタ11からの最終直噴噴射量Q(Di)および吸気通路噴射用インジェクタ12からの最終ポート噴射量Q(PFi)がそれぞれの最小噴射量τmin(Di)およびτmin(PFi)以上であるか否かが下式により判定される。ここで、最小噴射量とは、各インジェクタがリニアリティを有して制御され得る噴射量である。
Q(Di)=τ(Di)−fpg(Di)≧τmin(Di)
Q(PFi)=τ(PFi)−fpg(PFi)≧τmin(PFi)
このステップS405の判定において、いずれのインジェクタからの最終噴射量もそれぞれの最小噴射量τmin(Di)およびτmin(PFi)以上であるとされたときには、ステップS406に進み、分担率が反映された後のパージ補正値fpg(Di)およびfpg(PFi)のみが反映されて、最終直噴噴射量Q(Di)および最終ポート噴射量Q(PFi)による噴射が実行される。すなわち、筒内噴射用インジェクタ11からの基本噴射量τ(Di)および吸気通路噴射用インジェクタ12からの基本噴射量τ(PFi)から分担率が反映された後のパージ補正値fpg(Di)およびfpg(PFi)が、それぞれ、減量されて、その減量された残りの燃料噴射量が、それぞれ、最終直噴噴射量Q(Di)および最終ポート噴射量Q(PFi)として噴射されるのである。そこで、このルーチンは一旦終了される。なお、この実施の形態によれば、パージ補正値fpgが分担率に対応されて分担されるので、エンジン1全体としての空燃比および分担率に関して変動が無く、機関性能の低下やエミッションの悪化を避けることができる。
一方、ステップS405の判定において、いずれかのインジェクタからの最終噴射量がそれぞれの最小噴射量τmin(Di)およびτmin(PFi)以上でない、すなわち、下回る結果、「No」であるとされたときには、ステップS501に進み、いずれのインジェクタからの最終噴射量がそれぞれの最小噴射量τmin(Di)およびτmin(PFi)を下回っているかを判定すべく、下式による判定が行なわれる。
Q(Di)=τ(Di)−fpg(Di)≧τmin(Di)
上記の判定の結果、「No」のときは、筒内噴射用インジェクタ11から噴射されるべき最終噴射量としての燃料噴射量が、その最小噴射量τmin(Di)より少なく、下回ることを意味し、ステップS502に進む。このステップS502においては、筒内噴射用インジェクタ11からはその最小噴射量τmin(Di)を噴射させることを維持させるべく、吸気通路噴射用インジェクタ12に配分されるポート燃料噴射量T(PFi)が下式により算出される。
T(PFi)=τmin(Di)−{τ(Di)−fpg(Di)}
この配分ポート燃料噴射量T(PFi)は、上述のように、筒内噴射用インジェクタ11の分担率に対応した基本燃料噴射量τ(Di)から分担率に対応させた燃料噴射補正量fpg(Di)を減量した際に、その減量された残りの燃料噴射量がその最小噴射量τmin(Di)より少ないことから、この最小噴射量τmin(Di)により制限を受ける燃料噴射量分が吸気通路噴射用インジェクタ12に配分されたものである。
そして、次のステップS503に進み、上記配分ポート燃料噴射量T(PFi)を反映させて、最終ポート噴射量Q(PFi)および最終直噴噴射量Q(Di)が下式のように設定される。
Q(PFi)={τ(PFi)−fpg(PFi)}−T(PFi)
Q(Di)=τmin(Di)
また、上述のステップS501における判定の結果、「Yes」のときは、吸気通路噴射用インジェクタ12から噴射されるべき最終噴射量としての燃料噴射量が、その最小噴射量τmin(PFi)より少なく、下回ることを意味し、ステップS505に進む。このステップS505においては、吸気通路噴射用インジェクタ12からはその最小噴射量τmin(PFi)を噴射させることを維持させるべく、筒内噴射用インジェクタ11に配分される直噴燃料噴射量T(Di)が下式により算出される。
T(Di)=τmin(PFi)−{τ(PFi)−fpg(PFi)}
この配分直噴燃料噴射量T(Di)は、上述のように、吸気通路噴射用インジェクタ12の分担率に対応した基本燃料噴射量τ(PFi)から分担率に対応させた燃料噴射補正量fpg(PFi)を減量した際に、その減量された残りの燃料噴射量がその最小噴射量τmin(PFi)より少ないことから、この最小噴射量τmin(PFi)により制限を受ける燃料噴射量分が筒内噴射用インジェクタ11に配分されたものである。
そして、次のステップS506に進み、上記配分直噴燃料噴射量T(Di)を反映させて、最終直噴噴射量Q(Di)および最終ポート噴射量Q(PFi)が下式のように設定される。
Q(Di)={τ(Di)−fpg(Di)}−T(Di)
Q(PFi)=τmin(PFi)
そして、上記ステップS503およびステップS506において設定された、最終直噴噴射量Q(Di)および最終ポート噴射量Q(PFi)がステップS504において噴射される。このように、筒内噴射用インジェクタ11および吸気通路噴射用インジェクタ12のいずれか一方の最小燃料噴射量τmin(Di)またはτmin(PFi)により制限を受ける燃料噴射量分がいずれか他方に配分されるようにした実施の形態によれば、筒内噴射用インジェクタ11および吸気通路噴射用インジェクタ12からの最小燃料噴射量τmin(Di)、τmin(PFi)が確保されるので、燃料噴射量の制御が正確に行なわれ、機関性能の低下やエミッションの悪化を避けることができる。
次に、本発明に係る燃料噴射制御方法における燃料噴射制御の第二の実施形態について図6のフローチャートを参照して説明する。この第二の実施形態では、筒内噴射用インジェクタ11からの燃料噴射時期(タイミング)に応じて、燃料噴射量補正の分担率を修正する、より具体的には、筒内噴射用インジェクタ11からの燃料噴射時期が圧縮行程領域で圧縮上死点に近い程、筒内噴射用インジェクタ11からの燃料噴射量補正の分担率が小さくなるようにすることにより、運転状態に対応させて変えられ得る筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期、特に、筒内噴射用インジェクタ11からの燃料噴射時期が圧縮行程のときに、導入されるパージ燃料量の影響を少なくして、成層混合気を良好に形成するようにしているのである。
この制御ルーチンも、前実施の形態と同様に、所定時間毎または所定のクランク角毎に実行される。そこで、制御が開始されると、ステップS601においてエンジン1の運転状態を示すパラメータとして、アクセル開度センサ44および回転数センサ46からの負荷率および回転数信号が読み込まれ、そして、次のステップS602でこの運転状態に対応して、筒内噴射用インジェクタ11の噴射分担率αおよび吸気通路噴射用インジェクタ12の噴射分担率βと、これらに対応する筒内噴射用インジェクタ11からの基本噴射量τ(Di)および吸気通路噴射用インジェクタ12からの基本噴射量τ(PFi)がそれぞれ求められること前述の通りである。
そして、ステップS603に進み、前実施の形態と同様に前述のパージ制御実行フラグがオンか否かにより、パージ制御が実行中か否かが判定され、実行中、すなわち、「Yes」のときのみステップS604に進む。そして、ステップS604において、パージ燃料量に対応するパージ補正値fpgについて、ステップS602で求められた噴射分担率を反映させた後のパージ補正値fpg(Di)およびfpg(PFi)が両インジェクタに対してそれぞれ下式により算出される。
fpg(Di)=α×fpg
fpg(PFi)=β×fpg
次に、ステップS605において、筒内噴射用インジェクタ11からの燃料噴射時期、換言すると、筒内噴射タイミングxinj(Di)が読込まれる。この筒内噴射タイミングxinj(Di)は、エンジン1の運転状態に応じて予めマップに設定されている。
そして、ステップS606に進み、この筒内噴射タイミングxinj(Di)に応じて、筒内噴射用インジェクタ11に対するパージ補正値修正係数kが算出される。このパージ補正値修正係数kは、燃料噴射量補正の分担率を修正するためのものであり、例えば、図7のグラフで示されるような二次元マップの形態となる。すなわち、横軸に筒内噴射タイミングxinj(Di)、縦軸にパージ補正値修正係数kを取って示すと、筒内噴射タイミングxinj(Di)が圧縮上死点前180°CA(クランク角)よりも前、換言すると、吸気行程領域であるときは、係数k=1であり、圧縮上死点前180°CA以後であるときは、換言すると、圧縮行程領域であるときは、圧縮上死点に近い程、筒内噴射用インジェクタ11からの燃料噴射量補正の分担率が小さくなるように、係数kが0に向かって漸減されている。これは、筒内噴射タイミングxinj(Di)が圧縮行程領域にあるときは成層燃焼領域であり、導入されるパージ燃料量の影響を少なくして、点火栓周りに着火の容易な成層混合気を良好に形成するためである。
ここで、図6のフローチャートに戻って、さらに、ステップS607に進み、ステップS606で求めたパージ補正値修正係数kに基づき、両インジェクタに対するパージ補正値修正値、すなわち、筒内噴射用インジェクタ11に対するパージ補正値修正値fpg(Di)modiおよび吸気通路噴射用インジェクタ12対するパージ補正値修正値fpg(PFi)modiがそれぞれ下式により算出される。
fpg(Di)modi=α×fpg×k
fpg(PFi)modi=β×fpg×(1−k)
そして、ステップS608において、上記両インジェクタに対するパージ補正値修正値fpg(Di)modiおよびfpg(PFi)modiを反映させて、最終直噴噴射量Q(Di)および最終ポート噴射量Q(PFi)による噴射が実行される。すなわち、筒内噴射用インジェクタ11からの基本噴射量τ(Di)および吸気通路噴射用インジェクタ12からの基本噴射量τ(PFi)から、燃料噴射分担率α、βが反映された後のパージ補正値fpg(Di)およびfpg(PFi)について、筒内噴射タイミングxinj(Di)に応じて燃料噴射量補正の分担率が修正されて得られるパージ補正値修正値fpg(Di)modiおよびfpg(PFi)modiが、それぞれ、減量されて、その減量された残りの燃料噴射量が、それぞれ、最終直噴噴射量Q(Di)および最終ポート噴射量Q(PFi)として噴射されるのである。
なお、この実施の形態によれば、パージ補正値fpgが噴射分担率に対応されて分担されると共に、運転状態に対応させて変えられ得る筒内噴射用インジェクタ11からの燃料噴射時期、特に、筒内噴射用インジェクタ11からの燃料噴射時期が圧縮行程のときには、燃料噴射量補正の分担率が小さくなるように修正されるので、導入されるパージ燃料量の影響を少なくして、点火栓周りに着火の容易な成層混合気を良好に形成することができる。結果として、点火時期の遅角化を可能とし、機関性能の低下やエミッションの悪化を避けることができる。
次に、本発明に係る燃料噴射制御方法における燃料噴射制御の第三の実施形態について図8のフローチャートを参照して説明する。この第三の実施形態では、排気空燃比が目標空燃比に対して急変したときには、筒内噴射用インジェクタ11からの噴射によって空燃比のズレ分の燃料噴射量を補正することにより、空燃比のズレの修正を早く行なうようにしている。なお、この制御ルーチンは、通常の燃料噴射制御や点火時期制御および空燃比制御ルーチンのサブルーチンとして実行される。
そこで、制御が開始されると、ステップS801において、筒内噴射用インジェクタ11からの筒内噴射と吸気通路噴射用インジェクタ12からのポート噴射とが共に実行中であるかが判定され、実行中、すなわち「Yes」のときは後述のステップS802に進み、「No」のときはルーチンを終了する。そこで、ステップS802においては、前実施の形態と同様に前述のパージ制御実行フラグがオンか否かにより、パージ制御が実行中か否かが判定され、実行中、すなわち、「Yes」のときのみステップS803に進み、それ以外ではルーチンを終了する。
そして、ステップS803においては、空燃比センサ42により検出された燃焼ガスすなわち排気空燃比(A/F)と目標空燃比(A/F)とが対比され、これらの差(ズレ)の絶対値が所定値C(例えば、空燃比で1)を超えたか否かにより、排気空燃比が目標空燃比に対して急変したか否かが判定される。ここで、急変していないときはルーチンを終了し、急変しているとき、すなわち「Yes」のときはステップS804に進む。そして、この空燃比のズレが正(リーン側)か負(リッチ側)かが、ステップS804で判定される。この空燃比のズレが正のときは、ステップS805に進み、この判定後に実行可能な直近の筒内噴射に対して、燃料噴射量の増量補正を実施する。一方、この空燃比のズレが負のときは、ステップS806に進み、この判定後に実行可能な直近の筒内噴射に対して、燃料噴射量の減量補正を実施する。いずれの場合にあっても、これらの増量補正量および減量補正量は、ステップS803で得られた空燃比の差(ズレ)分を修正ないしは補正するのに対応する燃料噴射量である。なお、このズレ分に対応する燃料噴射量が1回の燃料噴射で賄えないときは、直近の筒内噴射とその次等の筒内噴射とに分担させてもよい。
このように、空燃比のズレが所定値Cを超えて正(リーン側)であるときとは、パージ補正の過多、すなわちパージ補正値が過大であること、および、空燃比のズレが所定値Cを超えて負(リッチ側)であるときとは、パージ補正の過少、すなわちパージ補正値が過小であることを意味し、いずれも放置するとエミッションの悪化に繋がる。そこで、本実施の形態では、判定後に実行可能な直近ないしはその次の筒内噴射等に対して、燃料噴射量の補正が実施されるので、ポート噴射で実施されるのに比べ、空燃比のズレの修正が早く行なわれるのである。
さらに、本発明に係る燃料噴射制御方法における燃料噴射制御の第四の実施形態について図9のフローチャートを参照して説明する。この第四の実施形態では、過渡運転時においては、導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正を吸気通路噴射用インジェクタのみからの噴射によって行なうようにし、良好な混合気形成への影響を軽減させて、燃焼安定性を確保するようにしている。なお、この制御ルーチンも、通常の燃料噴射制御や点火時期制御のサブルーチンとして実行される。
そこで、制御が開始されると、ステップS901において、筒内噴射用インジェクタ11からの筒内噴射と吸気通路噴射用インジェクタ12からのポート噴射とが共に実行中であるかが判定され、実行中、すなわち「Yes」のときは後述のステップS902に進み、「No」のときはルーチンを終了する。そこで、ステップS902においては、前実施の形態と同様に前述のパージ制御実行フラグがオンか否かにより、パージ制御が実行中か否かが判定され、実行中、すなわち、「Yes」のときのみステップS903に進み、それ以外ではルーチンを終了する。
そして、ステップS903において、エンジンの運転状態が過渡状態か否かが判定される。この過渡状態か否かの判定は、例えば、アクセル開度センサ44の状態から得られる負荷率の変動速度の大小等により行なわれる。そこで、ステップS903において過渡状態でない定常状態と判定されるとルーチンは終了され、過渡状態と判定されるとステップS904に進む。そして、導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正が吸気通路噴射用インジェクタ12のみからの噴射によって行なわれる。すなわち、上述の燃料噴射分担率α、βに拘わらず、筒内噴射用インジェクタ11によるパージ補正が禁止されて、吸気通路噴射用インジェクタ12のみによるパージ補正が実行されるのである。かくて、燃焼が不安定になり易い過渡状態において、燃料噴射分担率αに対応する燃料噴射量が減量されることなく筒内噴射用インジェクタ11から噴射供給されるので、成層燃焼に必要な良好な混合気が形成され、燃焼安定性が確保されると共にトルクダウン等が生ずることがないのである。
本発明が適用されるデュアル噴射型の内燃機関の概略構成を示すブロック図である。 本発明が適用されるデュアル噴射型の内燃機関の燃料噴射分担率の一例を示すグラフである。 本発明の実施形態におけるパージガス濃度検出ルーチンの一例を示すフローチャートである。 本発明の第一の実施形態における制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 本発明の第一の実施形態における制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 本発明の第二の実施形態における制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 本発明の第一の実施形態における筒内噴射タイミングと筒内噴射用インジェクタに対するパージ補正修正係数との関係を示すグラフである。 本発明の第三の実施形態における制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 本発明の第四の実施形態における制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン(デュアル噴射型内燃機関)
11 筒内噴射用インジェクタ
12 吸気通路噴射用インジェクタ
42 空燃比センサ
α 筒内噴射用インジェクタの噴射分担率
β 吸気通路噴射用インジェクタの噴射分担率
τ(Di) 筒内噴射用インジェクタの基本噴射量
τ(PFi) 吸気通路噴射用インジェクタの基本噴射量
τmin(Di) 筒内噴射用インジェクタの最小噴射量
τmin(PFi) 吸気通路噴射用インジェクタの最小噴射量
fpg パージ補正値
fpg(Di) 筒内噴射用インジェクタのパージ補正値
fpg(PFi) 吸気通路噴射用インジェクタのパージ補正値
Q(Di) 最終直噴噴射量
Q(PFi) 最終ポート噴射量
T(Di) 配分直噴燃料噴射量
T(PFi) 配分ポート燃料噴射量
xinj(Di) 筒内噴射時期(タイミング)
k パージ補正値修正係数
fpg(Di)modi 筒内噴射用インジェクタのパージ補正値修正値
fpg(PFi)modi 吸気通路噴射用インジェクタのパージ補正値修正値

Claims (8)

  1. 筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとを各気筒毎にそれぞれ備えるデュアル噴射型の内燃機関において、
    燃料蒸発ガスのパージ処理実行の際には、導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正を、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタからの噴射分担率に応じて分担させて行なうようにするとともに、
    前記燃料噴射量補正は、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタの分担率に対応した基本燃料噴射量から、前記導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射補正量が分担率に対応させて、それぞれ、減量されて行なわれ
    前記燃料噴射量補正によって減量された残りの燃料噴射量が前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタのいずれか一方の最小燃料噴射量より少ないときは、その最小燃料噴射量により制限を受ける燃料噴射量分がいずれか他方に配分されるようにし、
    前記燃料噴射量補正の分担率を、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期に応じて修正するようにしたことを特徴とするデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法。
  2. 前記燃料噴射量補正の分担率の修正を、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期が圧縮行程領域で圧縮上死点に近い程、前記筒内噴射用インジェクタからの前記燃料噴射量補正の分担率が小さくなるようにしたことを特徴とする請求項に記載のデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法。
  3. 排気空燃比が目標空燃比に対して急変したときは、前記筒内噴射用インジェクタからの噴射によって空燃比のズレ分の燃料噴射量を補正するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法。
  4. 過渡運転時は、前記導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正を吸気通路噴射用インジェクタのみからの噴射によって行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法。
  5. 筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとを各気筒毎にそれぞれ備えるデュアル噴射型の内燃機関において、
    燃料蒸発ガスのパージ処理実行の際には、導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正を、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタからの噴射分担率に応じて分担させて行なうようにし、
    前記燃料噴射量補正の分担率を、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期に応じて修正するようにしたことを特徴とする、デュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法。
  6. 前記燃料噴射量補正の分担率の修正を、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期が圧縮行程領域で圧縮上死点に近い程、前記筒内噴射用インジェクタからの前記燃料噴射量補正の分担率が小さくなるようにしたことを特徴とする請求項に記載のデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法。
  7. 排気空燃比が目標空燃比に対して急変したときは、前記筒内噴射用インジェクタからの噴射によって空燃比のズレ分の燃料噴射量を補正するようにしたことを特徴とする請求項またはに記載のデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法。
  8. 筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとを各気筒毎にそれぞれ備えるデュアル噴射型の内燃機関において、
    燃料蒸発ガスのパージ処理実行の際には、導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正を、前記筒内噴射用インジェクタおよび吸気通路噴射用インジェクタからの噴射分担率に応じて分担させて行なうようにし、
    過渡運転時は、前記導入されるパージ燃料量に対応する燃料噴射量補正を吸気通路噴射用インジェクタのみからの噴射によって行なうようにしたことを特徴とする、デュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法。
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