JP4465970B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、いわゆるタンデム方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置としては、互いに異なる4色、例えばイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色成分ごとに、感光体、露光ユニットおよび現像ユニットを専用的に設けたものが従来より知られている(例えば特許文献1参照)。そして、この従来装置では、各色成分の画像を次のようにして感光体上に形成している。すなわち、各色成分ごとに、該色成分の画像を示す画像データに基づき露光ユニットの光源を制御するとともに、その光源からの光ビームを露光ユニットの光走査光学系により感光体の表面で主走査方向に走査させて該色成分の画像データに対応する潜像を感光体上に形成する。
【0003】
また、この装置では、光ビームを走査させるための偏向器としてポリゴンミラーが設けられている。そして、半導体レーザなどの光源から射出された光ビームはコリメータレンズにより適当な大きさのコリメート光にビーム整形された後、シリンドリカルレンズに入射される。このシリンドリカルレンズは副走査方向にのみパワーを有しており、コリメート光は副走査方向において集束されてポリゴンミラーの偏向ミラー面にほぼ線像として結像される。一方、偏向ミラー面で反射偏向された走査光ビームは2枚のレンズで構成された結像光学系を介して感光体上に結像される。このように副走査方向において偏向ミラー面と感光体表面とが光学的に共役な関係となり、偏向ミラー面の傾きがあったとしても感光体上での結像位置は変化しなくなる、いわゆる面倒れ補正系が構成されている。したがって、面倒れ補正を行いながら、感光体上に画像データに対応する潜像が形成される。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−62920公報(第3−4頁、図17、図18)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した面倒れ補正を施したとしても、部品誤差や組立誤差などは不可避であり、製品組立後の最終調整段階で光走査光学系を再度組立調整することなく、簡便な対応により副走査方向における光ビームの走査位置を基準走査位置に合致させることが切望されている。
【0006】
また、画像形成装置の動作中においては、温度や湿度などの動作環境が変化したり、振動のよる光学部品の位置ずれが発生したり、経時変化などによって副走査方向における光ビームの走査位置が基準走査位置からずれてしまうこともある。
【0007】
さらに、上記装置では、結像光学系が複数枚のレンズにより構成されている。このことが装置の大型化やコスト増大の主要因のひとつとなっていた。
【0008】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、副走査方向における光ビームの走査位置を簡単に、しかも高精度に調整して高品質な画像を形成することができる、小型で、かつ安価な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の一の態様は、副走査方向に回転移動しながら該表面上に光ビームが副走査方向に対してほぼ直交する主走査方向に走査されることによって潜像が形成される潜像担持体を複数個設けた画像形成装置であって、上記目的を達成するため、光ビームを射出する光源部と、光源部からの光ビームをコリメート光ビームに整形して偏向ミラー面に入射させるコリメータレンズと、偏向ミラー面を有する内側可動部材と、内側可動部材を第1軸回りに揺動自在に支持する外側可動部材と、外側可動部材を第1軸とは異なる第2軸回りに揺動自在に支持する支持部材と、内側可動部材を第1軸回りに揺動駆動し、また外側可動部材を第2軸回りに揺動駆動するミラー駆動部とを有し、ミラー駆動部は、第1軸および第2軸のうちの一方を主走査偏向軸として偏向ミラー面を揺動させてコリメート光ビームを主走査方向に走査させる一方、他方を微調整軸として偏向ミラー面を揺動駆動して副走査方向における潜像担持体上での走査光ビームの位置を変更する光源部からの光ビームを揺動する偏向ミラー面により偏向して主走査方向に走査するとともに、走査光ビームを複数の潜像担持体のなかで走査光ビームが照射される潜像担持体を選択的に切り替える光走査手段と、下記のように構成されて走査光ビームを各潜像担持体の表面に結像させる結像光学系と、光源部および光走査手段を制御して各潜像担持体上に潜像を形成する制御手段とを備え、各潜像担持体と偏向ミラー面とがそれぞれ光学的に非共役な関係となるように構成され、しかも、制御手段は、偏向ミラー面の傾きにより発生する副走査方向における光ビームの走査位置の誤差に基づきミラー駆動部を制御することによって副走査方向における潜像担持体上での走査光ビームの位置を調整することを特徴としている。
【0011】
また、この発明の他の態様は、副走査方向に回転移動する複数の潜像担持体と、複数の潜像担持体の各々に対応して設けられ、対応する潜像担持体上に副走査方向に対してほぼ直交する主走査方向に光ビームを走査させて潜像を形成する複数の露光手段と、複数の露光手段を制御して各潜像担持体上に潜像を形成する制御手段とを備えた画像形成装置であって、上記目的を達成するため、露光手段の各々は、光ビームを射出する光源部と、光源部からの光ビームをコリメート光ビームに整形して偏向ミラー面に入射させるコリメータレンズと、偏向ミラー面を有する内側可動部材と、内側可動部材を第1軸回りに揺動自在に支持する外側可動部材と、外側可動部材を第1軸とは異なる第2軸回りに揺動自在に支持する支持部材と、内側可動部材を第1軸回りに揺動駆動し、また外側可動部材を第2軸回りに揺動駆動するミラー駆動部とを有し、ミラー駆動部は、第1軸および第2軸のうちの一方を主走査偏向軸として偏向ミラー面を揺動させてコリメート光ビームを主走査方向に走査させる一方、他方を微調整軸として偏向ミラー面を揺動駆動して副走査方向における潜像担持体上での走査光ビームの位置を変更する光走査手段と、下記のように構成されて走査光ビームを対応する潜像担持体の表面に結像させる結像光学系とを備え、潜像担持体と偏向ミラー面とが光学的に非共役な関係となるように構成され、しかも、制御手段は、偏向ミラー面の傾きにより発生する副走査方向における光ビームの走査位置の誤差に基づきミラー駆動部を制御することによって副走査方向における潜像担持体上での走査光ビームの位置を調整することを特徴としている。
【0012】
なお、結像光学系は、単玉レンズで構成され、各潜像担持体の表面上の任意の位置における光ビームの子午方向の像面湾曲収差を補正するように、子午平面内の両面の形状が相互に異なる形の非円弧状に形成され、さらに、球欠方向の像面湾曲収差を補正するように、両面の少なくとも何れか一方の子午平面内での非円弧曲線に沿った位置の球欠方向の曲率が子午方向の曲率とは相関なく変化するように定められてなる。この明細書では、以下の説明の便宜から、このように構成された単玉レンズを「単玉非球面レンズ」という。
【0013】
このように構成された画像形成装置では、結像光学系を単玉非球面レンズのみで構成しているので、結像光学系のレンズ枚数は1枚となり、装置の小型化および低コスト化を効果的に図ることができる。また、光走査手段は単に光ビームを主走査方向に偏向走査するのみならず、偏向走査する前あるいは同時に光源部からの光ビームを副走査方向に偏向する、あるいは走査光ビームを副走査方向に偏向するという機能、つまり微調整機能を有している。そして、この微調整機能によって潜像担持体上での走査光ビームの位置が副走査方向に調整される。このように微調整機構により副走査方向における光ビームまたは走査光ビームの偏向を制御することで潜像担持体上での副走査方向における光ビームの走査位置を簡単に、しかも高精度に調整することができる。その結果、副走査方向における走査光ビームのずれが補正されて高品質な画像を形成することができる。
【0015】
ここで、光走査手段として、(1)2軸揺動ミラー方式のもの、(2)ポリゴンミラーと切替用揺動ミラーとを組み合わせたもの、(3)2つの揺動ミラーを組み合わせたもの等を用いることができる。
【0016】
(1)2軸揺動ミラー方式の光走査手段は、光源からの光ビームを反射する偏向ミラー面を有する内側可動部材と、内側可動部材を第1軸回りに揺動自在に支持する外側可動部材と、外側可動部材を第1軸とは異なる第2軸回りに揺動自在に支持する支持部材と、内側可動部材を第1軸回りに揺動駆動し、また外側可動部材を第2軸回りに揺動駆動するミラー駆動部とを備えている。そして、ミラー駆動部は、第1軸および第2軸のうちの一方を主走査偏向軸として偏向ミラー面を揺動させて光源からの光ビームを主走査方向に走査させる一方、他方を微調整軸として偏向ミラー面を揺動駆動して副走査方向における潜像担持体上での走査光ビームの位置を変更する。このように偏向ミラー面を第1軸および第2軸の2軸回りに揺動可能に構成することで、上記した光走査手段(2)、(3)に比べて光走査手段を小型化することができ、装置をさらに小型化することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
図1は本発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、いわゆるタンデム方式のカラープリンタであり、潜像担持体としてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の感光体2Y、2M、2C、2Kを装置本体5内に並設している。そして、各感光体2Y、2M、2C、2K上のトナー像を重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナー像のみを用いてモノクロ画像を形成する装置である。すなわち、この画像形成装置では、ユーザからの画像形成要求に応じてホストコンピュータなどの外部装置から印字指令がメインコントローラ11に与えられると、このメインコントローラ11のCPU111からの印字指令に応じてエンジンコントローラ10がエンジン部EGの各部を制御して複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートSに印字指令に対応する画像を形成する。
【0026】
このエンジン部EGでは、4つの感光体2Y、2M、2C、2Kのそれぞれに対応して帯電ユニット、現像ユニットおよびクリーニング部が設けられている。なお、これら帯電ユニット、現像ユニットおよびクリーニング部の構成はいずれの色成分についても同一であるため、ここではイエローに関する構成について説明し、その他の色成分については相当符号を付して説明を省略する。
【0027】
感光体2Yは図1の矢印方向に回転自在に設けられている。そして、この感光体2Yの周りにその回転方向に沿って、帯電ユニット3Y、現像ユニット4Yおよびクリーニング部(図示省略)がそれぞれ配置されている。帯電ユニット3Yは例えばスコロトロン帯電器で構成されており、帯電制御部103からの帯電バイアス印加によって感光体2Yの外周面を所定の表面電位に均一に帯電させる。そして、この帯電ユニット3Yによって帯電された感光体2Yの外周面に向けて露光ユニット6から走査光ビームLyが照射される。これによって印字指令に含まれるイエロー画像データに対応する静電潜像が感光体2Y上に形成される。なお、この露光ユニット6はイエロー専用ではなく、各色成分に対して共通して設けられており、露光制御部102からの制御指令に応じて動作する。この露光ユニット6の構成および動作については後で詳述する。また、画像データに対する画像処理および該画像データに基づく潜像形成についても後で詳述する。
【0028】
こうして形成された静電潜像は現像ユニット4Yによってトナー現像される。この現像ユニット4Yはイエロートナーを内蔵している。そして、現像器制御部104から現像バイアスが現像ローラ41Yに印加されると、現像ローラ41Y上に担持されたトナーが感光体2Yの表面各部にその表面電位に応じて部分的に付着する。その結果、感光体2Y上の静電潜像がイエローのトナー像として顕像化される。なお、現像ローラ41Yに与える現像バイアスとしては、直流電圧、もしくは直流電圧に交流電圧を重畳したもの等を用いることができるが、特に感光体2Yと現像ローラ41Yとを離間配置し、両者の間でトナーを飛翔させることでトナー現像を行う非接触現像方式の画像形成装置では、効率よくトナーを飛翔させるために直流電圧に対して正弦波、三角波、矩形波等の交流電圧を重畳した電圧波形とすることが好ましい。
【0029】
現像ユニット4Yで現像されたイエロートナー像は、一次転写領域TRy1で転写ユニット7の中間転写ベルト71上に一次転写される。また、イエロー以外の色成分についても、イエローと全く同様に構成されており、感光体2M、2C、2K上にマゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像がそれぞれ形成されるとともに、一次転写領域TRm1、TRc1、TRk1でそれぞれ中間転写ベルト71上に一次転写される。
【0030】
この転写ユニット7は、2つのローラ72、73に掛け渡された中間転写ベルト71と、ローラ72を回転駆動することで中間転写ベルト71を所定の回転方向R2に回転させるベルト駆動部(図示省略)とを備えている。また、中間転写ベルト71を挟んでローラ73と対向する位置には、該ベルト71表面に対して不図示の電磁クラッチにより当接・離間移動可能に構成された二次転写ローラ74が設けられている。そして、カラー画像をシートSに転写する場合には、一次転写タイミングを制御することで各トナー像を重ね合わせてカラー画像を中間転写ベルト71上に形成するとともに、カセット8から取り出されて中間転写ベルト71と二次転写ローラ74との間の二次転写領域TR2に搬送されてくるシートS上にカラー画像を二次転写する。一方、モノクロ画像をシートSに転写する場合には、ブラックトナー像のみを感光体2Kに形成するとともに、二次転写領域TR2に搬送されてくるシートS上にモノクロ画像を二次転写する。また、こうして画像の2次転写を受けたシートSは定着ユニット9を経由して装置本体の上面部に設けられた排出トレイ部に向けて搬送される。
【0031】
なお、中間転写ベルト71へトナー像を一次転写した後の各感光体2Y、2M、2C、2Kは、不図示の除電手段によりその表面電位がリセットされ、さらに、その表面に残留したトナーがクリーニング部により除去された後、帯電ユニット3Y、3M、3C、3Kにより次の帯電を受ける。
【0032】
また、ローラ72の近傍には、転写ベルトクリーナ75、濃度センサ76(図2)および垂直同期センサ77(図2)が配置されている。これらのうち、クリーナ75は図示を省略する電磁クラッチによってローラ72に対して近接・離間移動可能となっている。そして、ローラ72側に移動した状態でクリーナ75のブレードがローラ72に掛け渡された中間転写ベルト71の表面に当接し、二次転写後に中間転写ベルト71の外周面に残留付着しているトナーを除去する。また、濃度センサ76は、中間転写ベルト71の表面に対向して設けられており、中間転写ベルト71の外周面に形成されるパッチ画像の光学濃度を測定する。さらに、垂直同期センサ77は、中間転写ベルト71の基準位置を検出するためのセンサであり、中間転写ベルト71の副走査方向への回転駆動に関連して出力される同期信号、つまり垂直同期信号Vsyncを得るための垂直同期センサとして機能する。そして、この装置では、各部の動作タイミングを揃えるとともに各色のトナー像を正確に重ね合わせるために、装置各部の動作はこの垂直同期信号Vsyncに基づいて制御される。
【0033】
なお、図2において、符号113はホストコンピュータなどの外部装置よりインターフェース112を介して与えられた画像データを記憶するためにメインコントローラ11に設けられた画像メモリであり、符号106はCPU101が実行する演算プログラムやエンジン部EGを制御するための制御データなどを記憶するためのROM、また符号107はCPU101における演算結果やその他のデータを一時的に記憶するRAMである。
【0034】
図3は図1の画像形成装置に装備された露光ユニットの構成を示す副走査断面図である。また、図4は図1の画像形成装置に装備された露光ユニットの構成を示す主走査断面図である。また、図5は露光ユニットの光学構成を展開した副走査断面図である。また、図6ないし図8は露光ユニットの一構成要素たる光走査素子を示す図である。さらに、図9は露光ユニットおよび露光制御部の構成を示すブロック図である。以下、これらの図面を参照しつつ、露光ユニットの構成および動作について詳述する。
【0035】
この露光ユニット6は露光筐体61を有している。そして、露光筐体61に単一のレーザー光源62が固着されており、レーザー光源62から光ビームを射出可能となっている。このレーザー光源62は、図9に示すように、露光制御部102の光源駆動部102aと電気的に接続されている。このため、画像データに応じて光源駆動部102aがレーザー光源62をON/OFF制御してレーザー光源62から画像データに対応して変調された光ビームが射出される。このように本実施形態では、レーザー光源62により本発明の「光源部」が構成されており、この光源部から単一の光ビームが射出される。
【0036】
また、この露光筐体61の内部には、レーザー光源62からの光ビームを感光体2Y、2M、2C、2Kの表面に走査露光するために、コリメータレンズ63、シリンドリカルレンズ64、光走査素子65、単玉非球面レンズ661からなる結像光学系66および折り返しミラー群67が設けられている。すなわち、レーザー光源62からの光ビームは、コリメータレンズ63により適当な大きさのコリメート光にビーム整形された後、図5に示すように副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズ64に入射される。そして、このコリメート光は副走査方向にのみ収束されて光走査素子65の偏向ミラー面651付近で線状結像される。
【0037】
この光走査素子65は半導体製造技術を応用して微小機械を半導体基板上に一体形成するマイクロマシニング技術を用いて形成されるものであり、偏向ミラー面651で反射した光ビームを互いに直交する2方向、つまり主走査方向および副走査方向に光ビームを偏向可能となっている。より具体的には、光走査素子65は次のように構成されている。
【0038】
この光走査素子65では、図6に示すように、シリコンの単結晶基板(以下「シリコン基板」という)652が本発明の「支持部材」として機能し、さらに該シリコン基板652の一部を加工することで外側可動板653が設けられている。この外側可動板653は枠状に形成され、ねじりバネ654によってシリコン基板652に弾性支持されており、主走査方向Xとほぼ平行に伸びる第2軸AX2回りに揺動自在となっている。また、外側可動板653の上面には、シリコン基板652上面に形成した一対の外側電極端子(図示省略)にねじりバネ654を介して電気的に接続する平面コイル655が「第2軸駆動用コイル」として絶縁層で被膜されて設けられている。
【0039】
この外側可動板653の内側には、平板状の内側可動板656が軸支されている。すなわち、内側可動板656はねじりバネ654と軸方向が直交するねじりバネ657で外側可動板653の内側に弾性支持されており、副走査方向Yとほぼ平行に伸びる第1軸AX1回りに揺動自在となっている。そして、内側可動板656の中央部には、アルミニューム膜などが偏向ミラー面651として成膜されている。
【0040】
また、シリコン基板652の略中央部には、図7および図8に示すように、外側可動板653および内側可動板656がそれぞれ第2軸AX2および第1軸AX1回りに揺動可能となるように、凹部652aが設けられている。そして、凹部652aの内底面のうち内側可動板656の両端部に対向する位置に電極658a、658bがそれぞれ固着されている(図7参照)。これら2つの電極658a、658bは内側可動板656を第1軸AX1回りに揺動駆動するための「第1軸用電極」として機能するものである。すなわち、これらの第1軸用電極658a、658bは露光制御部102の第1駆動部102bと電気的に接続されており、電極への電圧印加によって該電極と偏向ミラー面651との間に静電吸着力が作用して偏向ミラー面651の一方端部を該電極側に引き寄せる。したがって、第1駆動部102bから所定の電圧を第1軸用電極658a、658bに交互に印加すると、ねじりバネ657を第1軸AX1として偏向ミラー面651を往復振動させることができる。そして、この往復振動の駆動周波数を偏向ミラー面651の共振周波数に設定すると、偏向ミラー面651の振れ幅は大きくなり、電極658a、658bに近接する位置まで偏向ミラー面651の端部を変位させることができる。また、偏向ミラー面651の端部が共振で電極658a、658bと近接位置に達することで、電極658a、658bも偏向ミラー面651の駆動に寄与し、端部と平面部の両電極により振動維持をより安定させることができる。
【0041】
この凹部652aの内底面には、図8に示すように、外側可動板653の両端部に外方位置に永久磁石659a、659bが互いに異なる方位関係で固着されている。また、第2軸駆動用コイル655は、露光制御部102の第2駆動部102cと電気的に接続されており、コイル655への通電によって第2軸駆動用コイル655を流れる電流の方向と永久磁石659a、659bによる磁束の方向によりローレンツ力が作用し、外側可動板653を回転するモーメントが発生する。この際に内側可動板656(偏向ミラー面651)も外側可動板653と一体にねじりバネ654を第2軸AX2として揺動する。ここで、第2軸駆動用コイル655に流す電流を交流とし連続的に反復動作すれば、ねじりバネ654を第2軸AX2として偏向ミラー面651を往復振動させることができる。
【0042】
このように光走査素子65では、偏向ミラー面651を互いに直交する第1軸AX1および第2軸AX2回りに、しかも独立して揺動駆動することが可能となっている。そこで、この実施形態では、第1軸駆動部102bと第2軸駆動部102cとからなるミラー駆動部を制御することによって偏向ミラー面651を第1軸AX1回りに揺動させることで光ビームを偏向して主走査方向Xに走査させている。一方、偏向ミラー面651を第2軸AX2回りに揺動させることで光ビームを4つの感光体2Y、2M、2C、2Kのいずれかの一に導光して感光体のなかで走査光ビームが照射される感光体を選択的に切り替えるとともに、各感光体での副走査方向Yにおける走査光ビームの走査位置を微調整している。このように本実施形態では、第1軸AX1を主走査偏向軸として機能させるとともに、第2軸AX2を微調整軸として機能させている。もちろん、第1軸AX1を微調整軸として機能させるとともに、第2軸AX2を主走査偏向軸として機能させるように構成してもよいことはいうまでもない。
【0043】
図3および図4に戻って露光ユニット6の説明を続ける。上記のように光走査素子65により走査された走査光ビームは選択された感光体に向けて光走査素子65から射出されるが、その走査光ビームは結像光学系66および折り返しミラー群67を介して選択された感光体に結像される。例えば、光走査素子65によりイエロー用の感光体2Yに切り替えられている際には、イエロー用の走査光ビームLyは結像光学系66および折り返しミラー群67を介して感光体2Yに結像されてライン状の潜像が形成される。なお、他の色成分についてもイエローと全く同様である。また、単玉非球面レンズ661の構成および作用については、例えば特公平7−60221号公報に詳述されているため、ここではその説明を省略する。
【0044】
なお、この実施形態では、光走査素子65からの走査光ビームの開始または終端を水平同期用結像レンズ69により同期センサ60に結像している。すなわち、この実施形態では、同期センサ60を、主走査方向Xにおける同期信号、つまり水平同期信号HSYNCを得るための水平同期用読取センサとして機能させている。
【0045】
次に、上記のように構成された画像形成装置の動作について説明する。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置よりカラー印字指令が与えられると、その印字指令に含まれる画像データが画像メモリ113に記憶される。そして、メインコントローラ11は色分解を実行して各色成分の1ライン画像データ群を得る。また、メインコントローラ11では、画像データDの1ページ分または所定ブロック分について色分解が完了すると、各感光体2への潜像書込タイミングに応じたタイミングで画像メモリ113から1ライン画像データを順番に読み出す。
【0046】
そして、こうして読み出された1ライン画像データからなるシリアルデータに基づきレーザー光源62をパルス幅変調するためのレーザ変調データ(PWMデータ)を作成し、図示を省略するビデオIFを介してエンジンコントローラ10に出力する。例えばY→M→C→K→Y…の順序でシリアルに1ライン画像データが画像メモリ113から読み出されると、各1ライン画像データに対応したPWMデータがエンジンコントローラ10に与えられる。
【0047】
一方、このPWMデータを受け取ったエンジンコントローラ10では、各感光体2Y、2M、2C、2Kを一定速度Vで回転させながら各タイミングでPWMデータに対応する感光体のみに走査光ビームを走査させてライン潜像を形成していく。すなわち、上記PWMデータが与えられる場合には、まずイエローの1ライン画像データに対応してレーザー光源62がON/OFF制御されながらレーザー光源62から光ビームが光走査素子65に射出される。また、このタイミングでは、第2軸駆動部102cからコイル655への通電によって偏向ミラー面651を微調整軸たる第2軸AX2回りに回動位置決めして光ビームを感光体2Yに導光するように設定される。そして、第2軸AX2回りの揺動を停止させた後、その設定状態のまま第1駆動部102bから所定の電圧が第1軸用電極658a、658bに交互に印加されて主走査偏向軸たる第1軸AX1回りに偏向ミラー面651を往復振動させて光ビームを偏向して主走査方向Xに走査させる。これによって、図10(a)に示すように、走査光ビームLyが感光体2Yのみに走査されてイエローの1ライン画像データに対応するライン潜像が形成される。
【0048】
また、ライン潜像の形成が完了すると、次のタイミングでマゼンタの1ライン画像データに対応してレーザー光源62がON/OFF制御されながらレーザー光源62から光ビームが光走査素子65に射出される。また、このタイミングでは、第2軸駆動部102cからコイル655への通電によって偏向ミラー面651を第2軸AX2回りに回動位置決めして光ビームを感光体2Mに導光するように設定される。そして、その設定状態のまま第1駆動部102bから所定の電圧が第1軸用電極658a、658bに交互に印加されて第1軸AX1回りに偏向ミラー面651を往復振動させて光ビームを偏向して主走査方向Xに走査させる。これによって、図10(b)に示すように、走査光ビームが感光体2Mのみに走査されてマゼンタの1ライン画像データに対応するライン潜像が形成される。
【0049】
さらに、上記と同様にして、各タイミングでシアンライン潜像、ブラックライン潜像、イエローライン潜像、…がそれぞれ対応する色成分の感光体2上に形成されていく。こうして、各感光体2Y、2M、2C、2Kに画像データに対応する潜像が形成される。そして、これらの潜像は各現像ユニット4Y、4M、4C、4Kによって現像されて4色のトナー像が形成される。また、一次転写タイミングを制御することで各トナー像は中間転写ベルト71上で重ね合わされてカラー画像が形成される。その後、このカラー画像はシートS上に二次転写され、さらにシートSに定着される。
【0050】
以上のように、この実施形態によれば、各感光体2への潜像書込タイミングに応じたタイミングで画像メモリ113から1ライン画像データを順番に読み出してPWMデータを作成している。そして、このPWMデータにしたがってレーザー光源62を変調するとともに、そのレーザー光源62からの光ビームを主走査方向Xに偏向して走査光ビームを形成している。しかも、1ライン画像データの読出順序に応じて、偏向ミラー面651からの走査光ビームが照射される感光体2を選択的に切り替えるため、その切替動作に応じた感光体2にライン潜像が形成される。このようにレーザー光源62を1つしか有していないにもかかわらず、4個の感光体2Y、2M、2C、2Kの表面に走査光ビームLy、Lm、Lc、Lkをそれぞれ走査させて各感光体2Y、2M、2C、2Kにライン潜像を形成可能となっている。このため、4個の光源が必要となっていた従来装置に比べて、装置の小型化および低コスト化を図ることができる。また、光学的な調整作業性を簡素化することができる。
【0051】
また、光走査素子65は偏向走査動作と同時にレーザー光源62からの光ビームを副走査方向Yに偏向することによって切替動作とともに感光体2上での走査光ビームの位置SLを副走査方向Yに調整可能となっている。このため、各感光体2Y、2M、2C、2K上での副走査方向Yにおける光ビームの走査位置を簡単に、しかも高精度に調整することができる。その結果、部品誤差や組立誤差などにより副走査方向Yにおいて走査光ビームが基準走査位置SL0からずれていたとしても該ずれを補正して高品質な画像を形成することができる。
【0052】
ここで、その微調整処理の一例について図10を参照しつつ説明する。例えば、製品組立後の最終調整段階で、各色成分について、走査光ビームの走査位置SLが同図中の破線で示す基準走査位置SL0から副走査方向Yにずれ量Δyy、Δym、Δyc、Δykだけずれていることが発見された場合、次のように調整することができる。すなわち、各色成分のずれ情報を求めて本発明の「記憶手段」として機能するRAM107に記憶しておけば、CPU101がRAM107からずれ量を読出し、各値に対応して偏向ミラー面651を第2軸AX2回りに揺動させる。これにより、いずれに色成分についても副走査方向Yにおける感光体2上での走査光ビームの位置が調整されて走査光ビームの走査位置SLが基準走査位置SL0に一致する。このように、副走査方向Yにおける光ビームLの走査位置SLを簡単に、しかも高精度に基準走査位置SL0に一致させることができ、その結果、高品質な画像を形成することができる。
【0053】
また、この実施形態では、結像光学系66を単玉非球面レンズ661のみで構成しているので、結像光学系66のレンズ枚数は1枚となり、装置の小型化および低コスト化を効果的に図ることができる。また、単玉であつてもほとんど収差がなくきわめて良好な結像スポツトが得られ、また広角偏向で光軸長の短い走査用レンズを構成することができる。したがって、露光ユニット6の小型化および低コスト化を効果的に図ることができ、如いては画像形成装置の小型化および低コスト化が可能となる。
【0054】
また、この実施形態では、結像光学系66を構成する単玉レンズ661に、偏向ミラー面651の固有の揺動特性で偏向された走査光ビームが各感光体2Y,2M,2C,2Kの表面上では等速で移動する歪み特性を付与するように構成しているので、各感光体2Y,2M,2C,2K上に結像される結像スポットを主走査方向Xに等速で走査させることができ、良好な画像を形成することができる。ここで、結像スポットの等速走査性を実現するためには、単玉レンズ661に対して上記歪み特性を与える代わりに、レーザー光源62の発光タイミングを制御するようにしてもよい。すなわち、この実施形態では、PWMデータに対応してレーザー光源62がON/OFF制御されながらレーザー光源62から光ビームが主走査方向Xに走査される。したがって、走査光ビームの走査特性が予め既知であれば、その走査特性に対応してPWMデータを補正しておくことができる。そして、その補正されたPWMデータに基づきレーザー光源62をON/OFF制御することで各感光体2Y,2M,2C,2K上のドット形成タイミングが制御されて等速走査性を達成させることができる。このように電気的にドットのタイミングを制御するによって結像スポットを主走査方向Xに等速で走査させることができ、単玉レンズ661の加工精度を緩和させることができる。
【0055】
また、光走査素子65を上記のように構成および動作させているため、上記した作用効果以外に、次のような作用効果も得ることができる。
【0056】
(A)偏向ミラー面651を第1軸AX1および第2軸AX2の2軸回りに揺動可能に構成された光走査素子65を用いているため、後述する光走査手段(ポリゴンミラー+揺動ミラー、2つの揺動ミラー)を採用した場合に比べて露光ユニット6を小型化することができ、装置の小型化の面で有利となっている。
【0057】
(B)また、シリコンの単結晶基板652に対してマイクロマシニング技術を適用することで光走査素子65の外側可動板653および内側可動板656を形成しているので、これらの光走査素子65を高精度に製造することができる。また、ステンレス鋼と同程度のバネ特性で内側可動板656および外側可動板653を揺動自在に支持することができ、偏向ミラー面651を安定して、しかも高速で揺動することができる。
【0058】
(C)また、駆動部102b、102cからなるミラー駆動部により偏向ミラー面651を揺動駆動するのにあたり、偏向ミラー面651を共振モードで第1軸(主走査偏向軸)AX1回りに揺動駆動するように構成しているので、少ないエネルギーで偏向ミラー面651を第1軸AX1回りに揺動駆動することができる。また、走査光ビームの主走査周期を安定化することができる。
【0059】
(D)一方、偏向ミラー面651を第2軸(微調整軸)AX2回りに揺動位置決めするために、偏向ミラー面651を非共振モードで揺動駆動しているので、次のような作用効果がある。すなわち、偏向ミラー面651の第2軸AX2回りの揺動駆動は走査光ビームの走査位置SLを副走査方向Yに変更調整するため、変更調整後に偏向ミラー面651の第2軸AX2回りの揺動を停止させる必要がある。したがって、揺動駆動と揺動停止とを精度良く行うためには、非共振モードで揺動駆動させるのが望ましい。
【0060】
(E)また、偏向ミラー面651を揺動駆動させるための駆動力としては、静電吸着力や電磁気力などを用いることができるが、特に偏向ミラー面651を第1軸(主走査偏向軸)AX1回りに揺動駆動するために静電吸着力を用いているので、コイルパターンを内側可動板656に形成する必要がなく、光走査素子65の小型化が可能となり、偏向走査をより高速化することができる。
【0061】
(F)また、偏向ミラー面651を第2軸(微調整軸)AX2回りに揺動駆動するために電磁気力を用いているので、静電吸着力を発生させる場合に比べて低い駆動電圧で偏向ミラー面651を揺動駆動することができ、電圧制御が容易となり、走査光ビームの位置精度を高めることができる。
【0062】
<第2実施形態>
図11は本発明にかかる画像形成装置の第2実施形態を示す図である。上記第1実施形態では各感光体2の表面と偏向ミラー面651とが光学的に共役な関係となるように構成しているのに対し、この第2実施形態では偏向ミラー面651が感光体表面の共役点CPから距離Δzだけずれており、いわゆる非共役型の光学系となっている。したがって、この第2実施形態では、面倒れ誤差Δyが発生する可能性がある。すなわち、第2実施形態では、副走査方向Yにおいて走査光ビームが基準走査位置SL0からずれる要因は、部品誤差や組立誤差に加えて、面倒れ誤差も含まれてしまう。
【0063】
しかしながら、上記相違点を除き、その他の構成はすべて第1実施形態と同様であり、光走査素子65は微調整機構を有している。そのため、副走査方向Yにおいて走査光ビームが基準走査位置SL0からずれていたとしても該ずれ(ずれ量Δy)を補正して高品質な画像を形成することができる。
【0064】
<第3実施形態>
図12は本発明にかかる画像形成装置の第3実施形態を示す図である。この第3実施形態では、同図に示すように、レーザー光源62からの光ビームがコリメータレンズ63によりコリメート光にビーム整形された後、このコリメート光がそのまま光走査素子65の偏向ミラー面651に入射している。そして、偏向ミラー面651により偏向された走査光ビームは第1走査レンズ66および第2走査レンズ68を含む第2光学系により各感光体2の表面に結像される。このように、この第3実施形態では、上記第2実施形態と同様に非共役型の光学系となっている。したがって、この第3実施形態においても、面倒れ誤差Δyが発生する可能性がある。
【0065】
しかしながら、上記相違点を除き、その他の構成はすべて第1実施形態と同様であり、光走査素子65は微調整機構を有している。そのため、副走査方向Yにおいて走査光ビームが基準走査位置SL0からずれていたとしても該ずれ(ずれ量Δy)を補正して高品質な画像を形成することができる。
【0066】
また、この第3実施形態では、シリンドリカルレンズの配設が不要となっており、部品点数を削減することができる。そのため、装置コストを低減することができるとともに、露光ユニット6の小型化ならびに画像形成装置のコンパクト化を図ることができる。さらに、光学調整も簡単なものとなる。
【0067】
さらに、第1ないし第3実施形態からわかるように、光走査素子65が微調整機構を有することにより、共役型または非共役型にかかわらず、走査光ビームの位置調整を容易に、しかも高精度に行うことができる。したがって、レーザー光源62からの光ビームを偏向走査する光走査光学系を種々の態様で構成することができ、装置の設計自由度を高めることができる。
【0068】
<第4実施形態>
図13は本発明にかかる画像形成装置の第4実施形態を示す図である。この第4実施形態が第1実施形態と大きく相違する点は、本発明の「光走査手段」としてポリゴンミラー601と微調整用揺動ミラー602とを組み合わせた光走査系600を用いている点であり、その他の構成は基本的に第1実施形態と同じである。この第4実施形態では、露光筐体61にポリゴンミラー601が固定されており、ポリゴンミラー601を主走査方向Xと直交する回転軸(主走査偏向軸)AX3回りに回転することで偏向ミラー面601aによりレーザー光源62からの光ビームを偏向して主走査方向Xに走査する。そして、偏向ミラー面601aからの走査光ビームが揺動ミラー602の微調整用反射面602aに入射される。
【0069】
この揺動ミラー602は主走査方向Xと並行に延びる揺動軸(微調整軸)AX4回りに揺動自在となっており、図示を省略する揺動位置決め機構により揺動駆動される。このため、揺動ミラー602によって走査光ビームが偏向されて4個の感光体2Y、2M、2C、2Kのいずれかの一に導光されるとともに、各感光体での副走査方向Yにおける走査光ビームの走査位置を微調整する。
【0070】
したがって、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、光走査素子65はレーザー光源62からの光ビームを副走査方向Yに偏向することによって切替動作とともに各感光体2Y、2M、2C、2K上での走査光ビームの位置SLを副走査方向Yに調整可能となっている。このため、各感光体2Y、2M、2C、2K上での副走査方向Yにおける光ビームの走査位置を簡単に、しかも高精度に調整することができる。その結果、部品誤差や組立誤差などにより副走査方向Yにおいて走査光ビームが基準走査位置SL0からずれていたとしても該ずれを補正して高品質な画像を形成することができる。
【0071】
なお、この第4実施形態では、光走査手段を構成するポリゴンミラー601および揺動ミラー602のうち前者をレーザー光源62側に配置しているが、後者をレーザー光源62側に配置するようにしてもよい。また、光走査素子65の代わりにポリゴンミラー601と微調整用揺動ミラー602とを組み合わせた光走査系600を用いることが可能な点に関しては、第1ないし第6実施形態においても全く同様である。
【0072】
<第5実施形態>
図14は本発明にかかる画像形成装置の第5実施形態を示す図である。この第5実施形態が第1実施形態と大きく相違する点は、本発明の「光走査手段」として2つの揺動ミラー603、602を組み合わせた光走査系600を用いている点であり、その他の構成は基本的に第1実施形態と同じである。この第5実施形態では、揺動ミラー603が本発明の「主走査用揺動ミラー」として機能する。すなわち、揺動ミラー603は主走査方向Xと直交する揺動軸(主走査偏向軸)AX5回りに揺動自在に設けられており、揺動ミラー603を図示を省略する揺動位置決め機構により往復揺動することで偏向ミラー面603aによりレーザー光源62からの光ビームを偏向して主走査方向Xに走査する。そして、偏向ミラー面603aからの走査光ビームが揺動ミラー602の微調整用反射面602aに入射される。
【0073】
この揺動ミラー602は第4実施形態のそれと全く同一構成を有しており、本発明の「微調整用揺動ミラー」として機能する。すなわち、揺動ミラー602によって走査光ビームが偏向されて4個の感光体2Y、2M、2C、2Kのいずれかの一に導光されるとともに、各感光体での副走査方向Yにおける走査光ビームの走査位置を微調整する。
【0074】
したがって、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、光走査素子65はレーザー光源62からの光ビームを副走査方向Yに偏向することによって切替動作とともに各感光体2Y、2M、2C、2K上での走査光ビームの位置SLを副走査方向Yに調整可能となっている。このため、各感光体2Y、2M、2C、2K上での副走査方向Yにおける光ビームの走査位置を簡単に、しかも高精度に調整することができる。その結果、部品誤差や組立誤差などにより副走査方向Yにおいて走査光ビームが基準走査位置SL0からずれていたとしても該ずれを補正して高品質な画像を形成することができる。
【0075】
なお、この第5実施形態では、光走査手段を構成する光ビームを主走査方向Xに偏向する揺動ミラー603および光ビームを副走査方向Yに偏向する揺動ミラー602のうち前者をレーザー光源62側に配置しているが、後者をレーザー光源62側に配置するようにしてもよい。また、光走査素子65の代わりに2つの揺動ミラー603、602を組み合わせた光走査系600を用いることが可能な点に関しては、第1ないし第6実施形態においても全く同様である。
【0076】
<第6実施形態>
ところで、画像形成装置の動作中においては、上述したように動作環境の変化などにより副走査方向Yにおける走査光ビームの走査位置SLが基準走査位置SL0からずれてしまうことがある。そこで、このような問題を解消して画像品質を高めるためには、例えば図22に示す位置ずれ検出器を設けて走査位置SLの位置ずれをアクティブに補正するようにすればよい。以下、図22を参照しつつ本発明にかかる第6実施形態について説明する。
【0077】
図15は本発明にかかる画像形成装置の第6実施形態に装備された位置ずれ検出器の構成を示す図である。この位置ずれ検出器200は、センサ基台201に2つのフォトセンサ202、203を主走査方向Xに所定距離だけ離間して取り付けたものである。これらのフォトセンサ202、203は長方形の有効センシング領域を有している。そして、その一方のフォトセンサ202は、有効センシング領域202aの長手方向が主走査方向Xとほぼ直交するように配置されている。また、他方のフォトセンサ203は、有効センシング領域203aの長手方向が主走査方向Xに対して角度θだけ傾斜するように配置されている。このため、同図に示すように基準走査位置SL0に対して走査位置SLが副走査方向Yにずれると、フォトセンサ203でのセンシング位置が主走査方向Xにずれる。例えば、基準走査位置SL0ではセンシング間隔SD0であり、光ビームが基準走査位置SL0上を走査するとき、その走査時間は基準時間t0である。これに対し、走査位置が副走査方向YにΔyだけずれると、該走査位置SLではセンシング間隔SDであり、光ビームが該走査位置SL上を走査するとき、その走査時間は測定時間tmとなる。したがって、その時間差(=tm−t0)に基づきずれ量Δyを検出することができる。
【0078】
この第6実施形態では、フォトセンサ202、203はCPU101に電気的に接続されている。そして、フォトセンサ202、203からの出力信号に基づきCPU101は次式、つまり
Δy=Vs×(tm−t0)×tanθ
(ただし、Vsは光ビームの走査速度)、
に基づき副走査方向Yにおける位置ずれ量Δyを求める。また、走査位置の位置ずれ量Δyに対応して微調整機構を走査光ビームの位置を調整する。
【0079】
以上のように第6実施形態によれば、位置ずれ検出器200によって副走査方向Yにおける感光体上での基準走査位置SL0に対するずれ量Δyを検出し、その検出結果に基づき微調整機構によって副走査方向Yにおける走査光ビームの位置SLを調整することで走査光ビームを基準走査位置SL0に一致させることができる。すなわち、装置の動作中に副走査方向Yにおける走査光ビームの位置をアクティブ調整することによって、副走査方向Yにおける光ビームの走査位置SLが基準走査位置SL0からずれるのを解消し、常に高品質な画像を形成することができる。
【0080】
<第7実施形態>
また、この種の画像形成装置では、垂直同期信号Vsyncに基づいて潜像形成、現像処理や転写処理などを制御している。しかしながら、光ビームの走査タイミング、つまり水平同期信号HSYNCが垂直同期信号Vsyncと非同期となっているため、垂直同期信号と走査タイミングとの同期誤差が発生することがある。この場合、同期誤差の分だけ中間転写ベルト71などの転写媒体への転写位置がずれてしまう。そのため、同期誤差が各トナー色ごとにばらつくことで、トナー色間でトナー像が相互にずれてしまう、つまりレジストズレが生じてしまい、画像品質の低下を招いていしまう。そこで、走査位置を副走査方向Y調整することでレジストズレを解消する技術が従来より数多く提案されている。この場合、水平同期信号HSYNCと垂直同期信号Vsyncとの差を本発明の「ずれ量」とし、その値に基づき微調整機構によって副走査方向Yにおける走査光ビームの位置SLを調整することで同期誤差に基づくレジストズレを解消することができる。特に、同期誤差を解消するためには優れたレスポンス性が要求されるが、微調整機構に基づくアクティブ制御を行うことで該要求を満足させることができ、優れた品質で画像を形成することができる。なお、ここでは、垂直同期センサ77および同期センサ60が本発明の「検出手段」に相当する。
【0081】
<その他>
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、4色のトナーを用いたカラー画像形成装置に本発明を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は特許文献1に記載の装置を含め、複数色のトナーを用いたタンデム方式の画像形成装置全般に対して適用可能である。
【0082】
また、上記実施形態では、単一のレーザー光源62により本発明の「光源部」を構成しているが、光源部に複数の光源を設けて該光源部から互いに平行な複数本の光ビームを射出するように構成するようにしてもよい。
【0083】
また、上記実施形態では、ホストコンピュータなどの外部装置より与えられた印字指令に基づき該印字指令に含まれる画像を転写紙、複写紙などのシートSに印字するプリンタを用いて説明しているが、本発明はこれに限られず、複写機やファクシミリ装置などを含む電子写真方式の画像形成装置全般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示す図である。
【図2】 図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】 図1の画像形成装置に装備された露光ユニットの構成を示す副走査断面図である。
【図4】 図1の画像形成装置に装備された露光ユニットの構成を示す主走査断面図である。
【図5】 露光ユニットの光学構成を展開した副走査断面図である。
【図6】 露光ユニットの一構成要素たる光走査素子を示す斜視図である。
【図7】 図6の光走査素子の第1軸に沿った断面図である。
【図8】 図6の光走査素子の第2軸に沿った断面図である。
【図9】 露光ユニットおよび露光制御部の構成を示すブロック図である。
【図10】 感光体上での走査光ビームの走査位置と基準走査位置との関係を模式的に示す図である。
【図11】 本発明にかかる画像形成装置の第2実施形態を示す図である。
【図12】 本発明にかかる画像形成装置の第3実施形態を示す図である。
【図13】 本発明にかかる画像形成装置の第4実施形態を示す図である。
【図14】 本発明にかかる画像形成装置の第5実施形態を示す図である。
【図15】 本発明にかかる画像形成装置の第6実施形態に装備された位置ずれ検出器の構成を示す図である。
【符号の説明】
2Y,2M,2C,2K…感光体、 60…同期センサ(検出手段)、 62…レーザー光源(光源部)、 65…光走査素子(光走査手段)、 66…結像光学系、 77…垂直同期センサ(検出手段)、 101…CPU(制御手段)、 102b…第1軸駆動部(ミラー駆動部)、 102c…第2軸駆動部(ミラー駆動部)、 107…RAM(記憶手段)、 600…光走査系(光走査手段)、 601…ポリゴンミラー、 601a,603a,651…偏向ミラー面、 602…微調整用揺動ミラー、 602a…微調整用反射面、 603…主走査用揺動ミラー、 652…シリコン基板、 653…外側可動板、 656…内側可動板、 661…単玉非球面レンズ(結像光学系)、 AX1…第1軸(主走査偏向軸)、 AX2…第2軸(微調整軸)、 AX3…回転軸(主走査偏向軸)、 AX4…揺動軸(微調整軸)、 AX5…揺動軸(主走査偏向軸)、Ly,Lm,Lc,Lk…走査光ビーム、 X…主走査方向、 Y…副走査方向

Claims (2)

  1. 副走査方向に回転移動しながら該表面上に光ビームが前記副走査方向に対してほぼ直交する主走査方向に走査されることによって潜像が形成される潜像担持体を複数個設けた画像形成装置において、
    光ビームを射出する光源部と、
    前記光源部からの光ビームをコリメート光ビームに整形して偏向ミラー面に入射させるコリメータレンズと、
    前記偏向ミラー面を有する内側可動部材と、前記内側可動部材を第1軸回りに揺動自在に支持する外側可動部材と、前記外側可動部材を前記第1軸とは異なる第2軸回りに揺動自在に支持する支持部材と、前記内側可動部材を前記第1軸回りに揺動駆動し、また前記外側可動部材を前記第2軸回りに揺動駆動するミラー駆動部とを有し、前記ミラー駆動部は、前記第1軸および前記第2軸のうちの一方を主走査偏向軸として前記偏向ミラー面を揺動させて前記コリメート光ビームを前記主走査方向に走査させる一方、他方を微調整軸として前記偏向ミラー面を揺動駆動して前記副走査方向における前記潜像担持体上での前記走査光ビームの位置を変更するとともに、前記走査光ビームを前記複数の潜像担持体のなかで前記走査光ビームが照射される潜像担持体を選択的に切り替える光走査手段と、
    下記のように構成されて前記走査光ビームを各潜像担持体の表面に結像させる結像光学系と、
    前記光源部および前記光走査手段を制御して各潜像担持体上に潜像を形成する制御手段とを備え、
    前記各潜像担持体と前記偏向ミラー面とがそれぞれ光学的に非共役な関係となるように構成され、しかも、
    前記制御手段は、前記偏向ミラー面の傾きにより発生する前記副走査方向における光ビームの走査位置の誤差に基づき前記ミラー駆動部を制御することによって前記副走査方向における前記潜像担持体上での前記走査光ビームの位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
    前記結像光学系は、単玉レンズで構成され、各潜像担持体の表面上の任意の位置における光ビームの子午方向の像面湾曲収差を補正するように、子午平面内の両面の形状が相互に異なる形の非円弧状に形成され、さらに、球欠方向の像面湾曲収差を補正するように、前記両面の少なくとも何れか一方の子午平面内での非円弧曲線に沿った位置の球欠方向の曲率が子午方向の曲率とは相関なく変化するように定められてなる。
  2. 副走査方向に回転移動する複数の潜像担持体と、前記複数の潜像担持体の各々に対応して設けられ、対応する潜像担持体上に前記副走査方向に対してほぼ直交する主走査方向に光ビームを走査させて潜像を形成する複数の露光手段と、前記複数の露光手段を制御して各潜像担持体上に潜像を形成する制御手段とを備えた画像形成装置において、
    前記露光手段の各々は、
    光ビームを射出する光源部と、
    前記光源部からの光ビームをコリメート光ビームに整形して偏向ミラー面に入射させるコリメータレンズと、
    前記偏向ミラー面を有する内側可動部材と、前記内側可動部材を第1軸回りに揺動自在に支持する外側可動部材と、前記外側可動部材を前記第1軸とは異なる第2軸回りに揺動自在に支持する支持部材と、前記内側可動部材を前記第1軸回りに揺動駆動し、また前記外側可動部材を前記第2軸回りに揺動駆動するミラー駆動部とを有し、前記ミラー駆動部は、前記第1軸および前記第2軸のうちの一方を主走査偏向軸として前記偏向ミラー面を揺動させて前記コリメート光ビームを前記主走査方向に走査させる一方、他方を微調整軸として前記偏向ミラー面を揺動駆動して前記副走査方向における前記潜像担持体上での前記走査光ビームの位置を変更する光走査手段と、
    下記のように構成されて前記走査光ビームを対応する潜像担持体の表面に結像させる結像光学系とを備え、
    前記潜像担持体と前記偏向ミラー面とが光学的に非共役な関係となるように構成され、しかも、
    前記制御手段は、前記偏向ミラー面の傾きにより発生する前記副走査方向における光ビームの走査位置の誤差に基づき前記ミラー駆動部を制御することによって前記副走査方向における前記潜像担持体上での前記走査光ビームの位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
    前記結像光学系は、単玉レンズで構成され、各潜像担持体の表面上の任意の位置における光ビームの子午方向の像面湾曲収差を補正するように、子午平面内の両面の形状が相互に異なる形の非円弧状に形成され、さらに、球欠方向の像面湾曲収差を補正するように、前記両面の少なくとも何れか一方の子午平面内での非円弧曲線に沿った位置の球欠方向の曲率が子午方向の曲率とは相関なく変化するように定められてなる。
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