JP4465774B2 - モータのロータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモータのロータに係り、詳しくはロータコアの防振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のモータのロータの一例を示す一部切欠き側面図である。
【0003】
従来、モータのロータ1は、中心部に設けられた軸3に固定されたロータコア2の外周部に永久磁石5を配し、前記ロータコア2の両側面を弾性部材4で挟むとともに、同弾性部材4の外端面に各々端板6を配設して構成される防振構造となっていた。
【0004】
しかしながら、前記永久磁石5に対し弾性部材4及びロータコア2を軸方向から挿入するとともに、その方向に固定し取付けるため部品点数が多く、材料費、取付工数がかかりコスト削減の障害となるおそれがある問題がある一方、前記軸方向の振動をより一層低減する必要が生じていた。
【0005】
この問題の解決と上述の振動をより一層低減するために、図4(a)は、従来のモータのロータの他の例を示す側面図、(b)は平面図、(c)はAOB断面図であり、これらにより示されるロータ1は、外周部から突出する円柱状の回転支持体3aを有する軸3を中心にして、同軸3を回動自在に保持するスリーブ2aを中央に備え、同スリーブ2aに前記回転支持体3aを収容する軸方向の溝部2bを形成したロータコア2を備えており、また、前記回転支持体3aと前記溝部2b側壁の間には、弾性部材4が前記溝部2b側壁に固着されている。
【0006】
また、前記溝部2bは前記スリーブ2aの少なくとも一端から断面コ字状に形成し、前記溝部2b側壁と前記弾性部材4との間に軸方向の隙間を設け、同隙間に対応し軸方向他端に所定長さだけ前記スリーブ2aを摺動自在としている。
そして、前記弾性部材4を介し前記軸3の回転支持体3aを、前記ロータコア2のスリーブ2aの溝部2b側壁に軸方向に摺動自在に当接している。
この構造により、前記ロータコア2の回転を前記軸3に伝達するようにする一方、前記回転支持体3aと前記弾性部材4との間に円周方向の隙間を設け、所定角度だけ回動自在としている。
【0007】
この場合、前記ロータコア2の回転を前記軸3に伝達するときに、軸方向の振動経路を遮断し、前記弾性部材4により減衰させ、前記モータのロータ1の振動、騒音の発生を削減することができるようになった。
しかしながら、前記ロータコア2のスリーブ2aは、軸方向に摺動自在、且つ、円周方向に所定角度だけ回動自在としているので、耐摩耗性をより強化することが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、モータのロータの振動、騒音を削減する機構の耐摩耗性をより強化し信頼性を向上したモータのロータを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、外周部から突出する回転支持体を有する軸と、
同軸を回動自在に保持するスリーブを中央に備え、同スリーブの一端に前記回転支持体を収容する軸方向の溝部を形成したロータコアと、
前記回転支持体と前記溝部側壁の間に配設された弾性部材とからなり、
同弾性部材を介し前記軸の回転支持体を、前記ロータコアのスリーブの溝部側壁に軸方向に摺動自在に当接することにより、前記ロータコアの回転を前記軸に伝達するようにしてなるモータのロータにおいて、
前記スリーブの内周壁に、前記軸を回動自在に保持し前記スリーブより耐摩耗性に優れた筒状部材を挿入固定してなるようにする。
【0010】
そして、前記筒状部材を、前記スリーブの一端に形成した前記溝部を除き前記スリーブの他端から挿入固定してなるようにする。
【0011】
または、前記筒状部材に、前記スリーブの前記溝部に対応する切欠部を一端に形成するとともに、該筒状部材6を前記スリーブの他端から挿入し、前記溝部に前記切欠部を対向させて挿入固定してなるようにする。
【0012】
さらに、前記筒状部材の切欠部側壁に、前記弾性部材を延伸してなるようにする。
【0013】
一方、前記筒状部材の材質が、オイルレスメタルであるようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき添付図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は、本発明によるモータのロータの一実施例を示す側面図、(b)は平面図、(c)はAOB断面図である。
ここで、従来例と同じ部分の符号は同一とする。
図において、1はロータ、2はロータコア、2aはスリーブ、2bは(コ字状)溝部、3は軸、3aは(円柱状)回転支持体、4は弾性部材、6は筒状部材を示す。
【0015】
この実施例によるロータ1は、外周部から突出する円柱状の回転支持体3aを有する軸3を中心にして、同軸3を回動自在に保持するスリーブ2aを中央に備え、同スリーブ2aに前記回転支持体3aを収容する軸方向の溝部2bを形成したロータコア2を備えており、また、前記回転支持体3aと前記溝部2b側壁の間には、弾性部材4が前記溝部2b側壁に固着されている。
【0016】
また、前記溝部2bは前記スリーブ2aの少なくとも一端から断面コ字状に形成し、前記溝部2b側壁と前記弾性部材4との間に軸方向の隙間を設け、同隙間に対応し軸方向他端に所定長さだけ前記スリーブ2aを摺動自在としてなるようにしている。
【0017】
そして、前記弾性部材4を介し前記軸3の回転支持体3aを、前記ロータコア2のスリーブ2aの溝部2b側壁に軸方向に摺動自在に当接している。
この構造により、前記ロータコア2の回転を前記軸3に伝達するようにする。さらに、前記回転支持体3aと前記弾性部材4との間に円周方向の隙間を設け、所定角度だけ回動自在としている。
【0018】
ここで、前記スリーブ2aの内周壁に、前記軸3を回動自在に保持し前記スリーブ2aより耐摩耗性に優れたオイルレスメタルを用いた筒状部材6を挿入固定している。
この筒状部材6は、前記スリーブ2aの一端に形成した前記溝部2bを除いて、前記スリーブ2aの他端から挿入し固定している。
【0019】
次いで、上述の実施例による本発明の作用、効果について説明する。
前記スリーブ2aの内周壁に、前記軸3を回動または摺動自在に保持し前記スリーブ2aより耐摩耗性に優れたオイルレスメタルを用いた筒状部材6を挿入固定していることにより、前記軸3の回動または摺動時に前記スリーブ2aの内周壁が、直接前記軸3と接触しなくなる一方、前記筒状部材6が耐摩耗性に優れているので信頼性を向上させることができる。
【0020】
図2(a)は、本発明によるモータのロータの他の実施例を示す側面図、(b)は平面図、(c)はCOD断面図である。
この実施例の場合、前記筒状部材6に、前記スリーブ2aの前記溝部2bに対応する切欠部6aを一端に形成するとともに、該筒状部材6を前記スリーブ2aの他端から挿入し、前記溝部2bに前記切欠部6aを対向させて挿入固定している。
【0021】
さらに、前記筒状部材6の切欠部6a側壁に、前記弾性部材4を延伸している。
【0022】
次いで、この実施例による本発明の作用、効果について説明する。
前記筒状部材6を前記溝部2bに前記切欠部6aを対向させて前記スリーブ2aに挿入固定しているので、前記スリーブ2aの全長に渡って前記筒状部材6による耐摩耗性が向上する。
また、前記軸3の偏心量もより一層少なくなり振動、騒音をさらに削減する。一方、前記筒状部材6の切欠部6a側壁に、前記弾性部材4を延伸しているので、耐摩耗性を有する前記筒状部材6の切欠部6aも含めて前記軸3を回動自在または摺動自在に保持することができるので、前記スリーブ2aの負荷が少なくなり、耐久性が向上する。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、外周部から突出する回転支持体を有する軸と、同軸を回動自在に保持するスリーブを中央に備え、同スリーブの一端に前記回転支持体を収容する軸方向の溝部を形成したロータコアと、前記回転支持体と前記溝部側壁の間に配設された弾性部材とからなり、同弾性部材を介し前記軸の回転支持体を、前記ロータコアのスリーブの溝部側壁に軸方向に摺動自在に当接することにより、前記ロータコアの回転を前記軸に伝達するようにしてなるモータのロータにおいて、
前記スリーブの内周壁に、前記軸を回動自在に保持し前記スリーブより耐摩耗性に優れた筒状部材を挿入固定してなるようにした。
この結果、モータのロータの振動、騒音を削減する機構の耐摩耗性をより強化し信頼性を向上したモータのロータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明によるモータのロータの一実施例を示す側面図、(b)は平面図、(c)はAOB断面図である。
【図2】(a)は、本発明によるモータのロータの他の実施例を示す側面図、(b)は平面図、(c)はCOD断面図である。
【図3】従来のモータのロータの一例を示す一部切欠き側面図である。
【図4】(a)は、従来のモータのロータの他の例を示す側面図、(b)は平面図、(c)はAOB断面図である。
【符号の説明】
1 ロータ
2 ロータコア
2a スリーブ
2b (コ字状)溝部
3 軸
3a (円柱状)回転支持体
4 弾性部材
6 筒状部材
6a 切欠部

Claims (4)

  1. 外周部から突出する回転支持体を有する軸と、同軸を回動自在に保持するスリーブを中央に備え、同スリーブの一端に前記回転支持体を収容する軸方向の溝部を形成したロータコアと、前記回転支持体と前記溝部側壁の間に配設された弾性部材とからなり、同弾性部材を介し前記軸の回転支持体を、前記ロータコアのスリーブの溝部側壁に軸方向に摺動自在に当接することにより、前記ロータコアの回転を前記軸に伝達するようにしてなるモータのロータにおいて、前記スリーブの内周壁に、前記軸を回動自在に保持し前記スリーブより耐摩耗性に優れた筒状部材を、前記スリーブの一端に形成した前記溝部を除き前記スリーブの他端から挿入固定してなることを特徴とするモータのロータ。
  2. 前記筒状部材に、前記スリーブの前記溝部に対応する切欠部を一端に形成するとともに、該筒状部材を前記スリーブの他端から挿入し、前記溝部に前記切欠部を対向させて挿入固定してなることを特徴とする請求項1記載のモータのロータ。
  3. 前記筒状部材の切欠部側壁に、前記弾性部材を延伸してなることを特徴とする請求項2記載のモータのロータ。
  4. 前記筒状部材の材質が、オイルレスメタルであることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のモータのロータ。
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