JP4465658B2 - クロック変換器、変調器、及びデジタル放送用送信装置 - Google Patents

クロック変換器、変調器、及びデジタル放送用送信装置 Download PDF

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Description

本発明は、クロック変換器、変調器、及びデジタル放送用送信装置に関する。
デジタル放送では、24時間放送が実施されることになっているため、これで用いる各種送信装置では、電波発射を停止しない、即ち無停波あるいは無瞬断で装置のメンテナンスが可能であることが要求されている。このため、変調器等を含む送信装置は、現用/予備両系によって二重化され、両系の一方をメンテナンスする際に放送電波が途切れないようにするため、無瞬断切替を行なうことが要請されている。
一般に、デジタル放送用の各種送信装置では、その変調方式として、QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)等のデジタル変調方式が用いられる。このデジタル変調方式を用いたQAM変調器やOFDM変調器等の変調器を現用/予備両系に設けてその両系間で無瞬断切替を行なうには、変調器でデジタル信号処理が行われるため、変調器の出力信号の波形とその位相が現用/予備両系間で一致している必要がある。このため、現用/予備両系において、両変調器内部の信号処理動作が同時刻に全く同一の動作を行ない、変調器の同一時刻での出力信号が現用/予備両系の変調器間で全く同一であることが要求される。
具体的には、変調器には、通常、MPEG(Moving Picture Experts Group)に準拠した多重フレームからなるMPEG−TS信号(TS)、所定周波数のクロック(CLK)、TS信号を成す多重フレームの周期を示すフレーム同期信号(FSYNC)が入力されるが、これらTS信号、クロック、及びフレーム同期信号の内、少なくともクロックとフレーム同期信号とが現用/予備両系の両変調器間で同一信号且つ同一位相である必要があり、実際のシステムでもそのように構成されている。
この場合、変調器内部の信号処理動作タイミングを規定する基準クロックは、512/63MHzとその整数倍の周波数のクロックであるが、変調器に入力されるクロックには、システム構成あるいはユーザーの要望によって、現状では、512/63MHzの場合と、10MHzの場合との二通りがある。
例えば、変調器に入力されるクロックが512/63MHzの場合は、現用/予備両系の2台の変調器に入力されるクロックの位相及びフレーム同期信号の位相を同一とすることで、無瞬断切替が可能となる。これは、入力されたクロックを変調器内部の基準クロックとしてそのまま使用できるため、現用/予備両系間の入力クロックの位相が同じであれば、変調器内部の信号処理動作が同時刻に全く同一の動作を行ない、変調器の出力信号が現用/予備間で全く同一となるからである。
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、以下のものがある。
特開2000−244472号公報 特開2001−339375号公報 特開平06−311156号公報 特開平11−074875号公報
しかしながら、変調器に入力されるクロックが10MHzの場合は、次のような不都合が考えられる。
この場合には、PLL(Phase Locked Loop:位相ロックループ)を用いたクロック変換器により、入力された10MHzから変調器内部の基準クロックで必要とされる512/63MHzに変換する必要がある。この周波数変換で用いるPLLは、一般には、変調器の内部回路の一部あるいはPLLとして変調器から独立した装置となり、変調器の内部回路の一部の場合では当然であるが、PLLとして変調器から独立した装置の場合でも現用/予備両系の構成とする必要がある。この際に通常行なわれるようなPLLの動作によって512/63MHzを生成して使用する構成とした場合、現用/予備両系の各PLLが互いに独立して動作するため、各PLLによるロック(同期)位相が現用/予備両系間で異なることになる。このため、PLLから生成される512/63MHzのクロック位相も現用/予備両系間で異なり、結果として同一時刻での変調器の出力信号が現用/予備両系間で異なることになり、その結果、無瞬断切替ができないという不都合があった。この問題は、特許文献1〜4でも同様である。
本発明は、このような従来の事情を考慮してなされたもので、変調器に入力されるクロックが10MHzの場合でも、現用/予備両系の変調器間で波形及び位相が一致した出力信号を得ることができ、現用/予備両系間での無瞬断切替を行なうことができるクロック変換器、変調器、及びデジタル放送用送信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、10MHzから512/63MHzのクロックを生成するPLLの位相比較前の分周基準に現用/予備両系間で同一位相のフレーム同期信号を用いることで、現用/予備両系間のPLLのロック位相を一致させ、生成される512/63MHzのクロック位相も一致させることが可能な手段を提供することに着目して成されたものである。
即ち、本発明に係るクロック変換器は、デジタル放送用の多重フレームから成るTS(トランスポートストリーム)信号を入力して所定のデジタル変調方式に基づく変調信号を出力する変調器用の基準クロックとして、第1の周波数のクロックから第2の周波数のクロックに変換して出力するクロック変換器において、前記第1の周波数のクロックを入力し、与えられたリセット信号に同期して第3の周波数のクロックとなるように分周する第1の分周器と、前記第2の周波数のクロックを発振し、且つ、その発振周波数を、与えられた電圧信号に応じて制御する電圧制御型発振器と、前記電圧制御型発振器からその発振周波数のクロックを入力して前記第3の周波数のクロックとなるように分周する第2の分周器と、前記第1及び第2の分周器の両出力クロックを比較しその位相差に応じて前記電圧信号となるパルス信号を出力する位相比較器と、前記多重フレームの周期を示すパルス信号であり且つその周期が前記第1〜第3の周波数に対応する各周期との間でそれぞれ倍数関係となるフレーム同期信号、及び前記第1の周波数のクロックをそれぞれ入力し、前記フレーム同期信号を成すパルス波形を前記第1の周波数のクロックに同期して整形し、整形された前記フレーム同期信号を前記リセット信号として前記第1の分周器に出力する波形整形器とを有することを特徴とする。
本発明において、前記波形整形器は、前記フレーム同期信号を成すパルス信号がそのエッジの直後に位置する前記第1の周波数のクロックのエッジに同期して所定周期分の波形となるように前記フレーム同期信号を整形し、整形されたフレーム同期信号を前記リセット信号として前記第1の分周器に出力してもよい。
また、前記デジタル放送用の多重フレームは、地上デジタル放送用のものであり、前記所定のデジタル変調方式は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式であり、前記多重フレームの周期は、前記多重フレームに含まれるTSパケットの数及びその周期の積で決まるものであり、前記TSパケットの数は、前記地上デジタル放送の伝送パラメータを成すモードの種類及びガードインターバル長の組み合わせで規定されるものであることが好ましい。
本発明の好適な態様として、前記第1の周波数は、10MHzであり、前記第2の周波数は、512/63MHzであり、前記第3の周波数は、2/63MHzであり、前記第1の分周器は、前記10MHzのクロックを1/315に分周して前記2/63MHzの信号を出力する1/315分周器であり、前記第2の分周器は、前記512/63MHzのクロックを1/256に分周して前記2/63MHzの信号を出力する1/256分周器である。
本発明に係る変調器は、上記いずれかのクロック変換器を備え、前記クロック変換器により変換された前記第2の周波数のクロックに基づいて動作することを特徴とする。
本発明に係るデジタル放送用送信装置は、上記いずれかのクロック変換器と、前記クロック変換器により変換された前記第2の周波数のクロックに基づいて動作する変調器とを現用/予備両系の各々に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、変調器に入力されるクロックが10MHzの場合でも、現用/予備両系の変調器間で波形及び位相が一致した出力信号を得ることができ、現用/予備両系間での無瞬断切替を行なうことができる。これにより、デジタル放送用送信装置において、24時間放送のための現用/予備両系での無瞬断切替を可能とする。
次に、本発明に係るクロック変換器、変調器、及びデジタル放送用送信装置を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施例による変調器及びそのクロック変換器を現用/予備両系に個別に搭載したデジタル放送用送信装置の主要部の構成を示す。
図1に示すデジタル放送用送信装置は、例えば地上デジタル放送方式ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial)規格に準拠したOFDM変調器を現用/予備両系の各々に搭載したものである。具体的には、現用/予備両系の各々に、デジタル放送用の多重フレームから成るMPEG−TS信号(TS)を入力し、TSによってISDB−T規格の符号化及びOFDM変調を行い、所定周波数(例えば、中心周波数37.15MHz)のOFDM信号であるIF(Inter mediate Frequency:中間周波数)信号を出力する変調器10、10と、10MHzのクロックを変調器10、10内部で使用される512/63MHzのクロックに変換して出力するPLLを用いた10MHz−512/63MHz変換器(以下、「クロック変換器」)20、20とを備える。その他、デジタル放送用送信装置には、とくに図示していないが、現用/予備両系間をシームレスに切り替える高速切替器(スイッチ)、全体動作を制御する制御指令を生成するコントローラ、及び操作者による各種操作・指示指令をコントローラに与える表示・操作器等も搭載されている。
変調器10は、入力されたTSによって変調を行ない、IF信号を出力するための既知構成の内部回路、即ち符号化部、変調部、A/D変換部、及び周波数変換部等の回路を有し、クロック変換器20から出力される512/63MHzのクロックを基準として動作し、TSによって変調されたIF信号を出力する。このIF信号は、図示しない送信機の動作により所定周波数の放送信号であるRF(Radio Frequency:無線周波数)信号として送信される。この変調器10については、既知の構成がそのまま適用可能であるため、その詳細については省略する。
クロック変換器20は、デジタル放送用送信装置において24時間放送を行うための現用/予備両系間の無瞬断切替を可能とするために、10MHzのクロックを変調器10内部で使用する512/63MHzのクロックに変換するPLLの分周基準にフレーム同期信号を用いたものである。
図2は、PLLを用いたクロック変換器20の内部構成例を示す。図2に示すクロック変換器20は、1/315分周器21、波形整形器22、位相比較器23、VCO(電圧制御型発振器)24、及び1/256分周器25を備える。
1/315分周器21は、波形整形器22から与えられるパルス(後述のFS10)から成るリセット信号に同期して、10MHzのクロックを315分の1に分周して、10/315=2/63MHzの信号を生成し、その2/63MHzの信号を位相比較器23に出力する。
波形整形器22は、地上デジタル放送の多重フレームに含まれるTSパケット数(地上デジタル放送の伝送パラメータのMode及びGIで決まる)とTSパケットの周期との積で決まる地上デジタル放送の多重フレームの周期を示すフレーム同期信号(FSYNC)及び10MHzのクロックを入力し、フレーム同期信号の立ち下がりエッジを10MHzのクロックにおける1周期分のパルス(FS10)に整形し、そのパルスを1/315分周器1にそのリセット信号として出力する。
位相比較器23は、1/315分周器21からの2/63MHzの信号と、1/256分周器25からの2/63MHzの信号との互いの位相を比較して、その位相差に応じたパルス信号を出力する。このパルス信号出力は、図示しないループフィルタにて平滑化され、VCO24にその制御電圧として入力される。
VCO24は、512/63MHzのクロックを発振し、その発振周波数を、位相比較器3から入力される制御電圧に基づいて、1/315分周器21からの2/63MHzの出力信号と1/256分周器25からの2/63MHzの出力信号との位相差が一定となるように制御するである。
1/256分周器25は、VCO4からの512/63MHzのクロックを256分の1に分周して2/63MHzの信号にし、位相比較器23に出力する。
ここで、本発明の原理を説明する。
図2に示すクロック変換器20は、10MHzのクロックと、フレーム同期信号を入力し、10MHzからPLLによって512/63MHzのクロックを生成する。
この際、従来例の通常行なわれるようなPLLによって512/63MHzを生成して使用すると、現用/予備両系間ではPLLのロック位相が異なり、たとえ入力の10MHzの位相が現用/予備両系間で同一であっても、生成される512/63MHzのクロック位相は現用/予備両系間で異なり、結果として変調器10の出力信号が現用/予備両系間で時間差を生じ、無瞬断切替ができない。これは、一般的に、変調器10に入力されるMPEG−TS信号(TS)、クロック(CLK)、フレーム同期信号(FSYNC)の内、少なくともクロックとフレーム同期信号が現用/予備両系間で同一信号・同一位相である必要があり、実際のシステムでもそのようになっているためである。
これに対して、本発明では、10MHzから512/63MHzを生成するPLLの分周基準として現用/予備両系間の位相が同一のフレーム同期信号を用いることで、生成された512/63MHzのクロック位相を現用/予備両系間で同位相とし、無瞬断切替を可能とするものである。
具体的には、図2に示すクロック変換器20において、10MHzを1/315分周する1/315分周器21をクロック同期信号によってリセットすることで、クロック同期信号に対して常に同位相の512/63MHzを得ることが可能である。現用/予備両系のクロック変換器20、20に同位相のクロック同期信号と10MHzのクロックが入力されていれば、生成された512/63MHzのクロックを現用/予備両系間で同位相とすることが可能であり、従ってデジタル放送用送信装置の無瞬断切替が可能となる。
これは、512/63MHzのクロック、10MHzのクロック、及びフレーム同期信号の間に下記のような関係があるために成立する。
1)フレーム同期信号は、512/63MHzに同期している。
2)フレーム同期信号は、2台の変調器10、10に同一動作タイミング(位相)で供給される。
3)フレーム同期信号の周期は、512/63MHzの周期の整数倍である。
4)フレーム同期信号の周期は、10MHzの整数倍である。
上記1)〜4)により、10MHzを入力する1/315分周器をフレーム同期信号でリセットすることにより、2台の変調器10、10のPLLの分周及び512/63MHzの位相を一致させることができる。このことを以下に詳細に説明する。
地上デジタル放送では、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial)規格に準拠してOFDM変調を行なう際の基準クロック信号に512/63MHzが定められている。また、フレーム同期信号の周期は、地上デジタル放送の多重フレームの周期を示す信号であり、1多重フレームに含まれるTSパケット数とTSパケットの周期の積で決まる。TSパケットの周期は、1TSパケットに含まれるデータバイトの数とデータ周期の積で決まる。ここで、データ周期は、512/63MHzの周期の2倍であり、1TSパケットに含まれるデータバイト数は、204バイトである。また、512/63MHzの周期は、63/512μsecである。
従って、TSパケットの周期は、
TSパケットの周期=204×(63/512)×2=3213/64μsec
となり、フレーム同期信号の周期は、
フレーム同期信号の周期=(3213/64)×1多重フレームのTSパケット数
となる。
ここで、1多重フレームのTSパケット数は、地上デジタル放送の伝送パラメータのうち、Modeとガードインターバル長(GI:「ガードインターバル比」ともいう)によって定義されている。Modeは、Mode1、Mode2、及びMode3が、GIは、1/4、1/8、1/16、及び1/32が規定されている。
以下に、地上デジタル放送の伝送パラメータ(Mode及びGI)を用いた場合のTSパケット数と、フレーム同期信号の周期(FSYNC周期)と、FSYNC周期に対する10MHzの周期(0.1μsec)、512/63MHzの周期(63/512μsec)、及び2/63MHzの周期(63/2μsec)とのそれぞれの倍数関係を示す。
1)Mode1 GI=1/4の場合
TSパケット数=1280
FSYNC周期=(3213/64)×1280=64260μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=64260/0.1=642600
FSYNCと512/63MHzの周期との倍数関係=64260/(63/512)=522240
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=64260/(63/2)=2040
2)Mode1 GI=1/8の場合
TSパケット数=1152
FSYNC周期=(3213/64)×1152=57834μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=57834/0.1=578340
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=57834/(63/512)=470016
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=57834/(63/2)=1836
3)Mode1 GI=1/16の場合
TSパケット数=1088
FSYNC周期=(3213/64)×1088=54621μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=54621/0.1=546210
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=54621/(63/512)=443904
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=54621/(63/2)=1734
4)Mode1 GI=1/32
TSパケット数=1056
FSYNC周期=(3213/64)×1056=53014.5μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=53014.5/0.1=530145
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=53014.5/(63/512)=430848
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=53014.5/(63/2)=1683
5)Mode2 GI=1/4
TSパケット数=2560
FSYNC周期=(3213/64)×2560=128520μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=128520/0.1=1285200
フレーム同期信号の周期と512/63MHzの周期との倍数関係=128520/(63/512)=1044480
フレーム同期信号の周期と2/63MHzの周期との倍数関係=128520/(63/2)=4080
6)Mode2 GI=1/8
TSパケット数=2304
FSYNC周期=(3213/64)×2304=115668μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=115668/0.1=1156680
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=115668/(63/512)=940032
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=115668/(63/2)=3672
7)Mode2 GI=1/16
TSパケット数=2176
FSYNC周期=(3213/64)×2176=109242μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=109242/0.1=1092420
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=109242/(63/512)=887808
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=109242/(63/2)=3468
8)Mode2 GI=1/32
TSパケット数=2112
FSYNC周期=(3213/64)×2112=106029μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=106029/0.1=1060290
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=106029/(63/512)=861696
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=106029/(63/2)=3366
9)Mode3 GI=1/4
TSパケット数=5120
FSYNC周期=(3213/64)×5120=257040μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=257040/0.1=2570400
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=257040/(63/512)=2088960
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=257040/(63/2)=8160
10)Mode3 GI=1/8
TSパケット数=4608
FSYNC周期=(3213/64)×4608=231336μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=231336/0.1=2313360
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=231336/(63/512)=1880064
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=231336/(63/2)=7344
11)Mode3 GI=1/16
TSパケット数=4352
FSYNC周期=(3213/64)×4352=218484μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=218484/0.1=2184840
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=218484/(63/512)=1775616
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=218484/(63/2)=6936
12)Mode3 GI=1/32
TSパケット数=4224
FSYNC周期=(3213/64)×4224=212058μsec
FSYNC周期と10MHzの周期との倍数関係=212058/0.1=2120580
FSYNC周期と512/63MHzの周期との倍数関係=212058/(63/512)=1723392
FSYNC周期と2/63MHzの周期との倍数関係=212058/(63/2)=6732
次に、図3(a)及び(b)に示すタイミングチャートを参照して、本実施例のクロック変換器20の動作を説明する。ここで、図3(b)に示すタイミングチャートは、図3(a)に示すタイミングチャートの時間的な縮尺を小さくしたものである。
まず、時刻T1に、波形整形器22にクロック同期信号(以下、FSYNC)が入力される。ここで入力されるFSYNCは、図3(a)に示すように1/315分周器21に入力される10MHzのクロック(以下、10MHz)の2周期以上の時間幅のローパルスによって表わされる。
次いで、波形整形器22により、FSYNCのローパルスがその立下りエッジの直後の10MHzの立ち上がりエッジから10MHzの1周期分の長さのパルス、即ち時刻T2〜T3におけるローパルスの信号(以下、FS10)となるように整形され、1/315分周器21のリセット信号として出力される。
これにより、1/315分周器21にて、FS10から成るリセット信号に同期して、入力されてくる10MHzが1/315に分周され、2/63MHzの信号(以下、2/63MHz)が出力される。即ち、1/315分周器21のリセットがFS10によって行われる。このようにFS10によるリセットによって、1/315分周器21の出力は必ずローレベルになり、ここから1/315分周の動作が開始される。
ここで、FSYNCの周期は、前述したように10MHzの周期の整数倍であり、また2/63MHzの周期の整数倍でもある。例えば、前述の1)〜12)で説明したように地上デジタル放送の伝送パラメータがMode3のガードインターバル長1/4の場合、FSYNCの周期は5120×204×(63/512)×2(μsec)=257040μsecであり、10MHzの周期0.1μsecの2570400倍であり、2/63MHzの周期63/2μsecの8160倍である。
従って、1/315分周器21のリセットが一度行なわれると、その後のFS10のローパルスは2/63MHzがローレベルになるときと常に一致し、以後このリセット動作を毎回行なっても、1/315に分周された1/315分周器21の出力となる2/63MHzは不連続にならない(図3(a)の時刻T4〜T6での動作参照)。
また、VCO24の出力である512/63MHzの信号(以下、512/63MHz)は、位相比較器23の位相比較によって2/63MHzの信号に位相ロックされ、FS10に対して常に固定位相の信号となり、FSYNCに対しても固定位相となる。
このように、VCO24で生成された512/63MHzは、10MHzに同期し、かつFSYNCに対して常に同位相を保つことが可能である。従って、同一位相の10MHz、FSYNCが入力された現用/予備両系間のクロック変換器20、20でも512/63MHzは同位相となる。
従って、本実施例のクロック変換器20を用いることにより、10MHzからFSYNCに同期した512/63MHzを生成することが可能となる。また、複数のクロック変換器に対して同一位相の10MHzおよびFSYNCを入力することにより、各クロック変換器の出力である512/63MHzはすべて同位相とすることができる。さらに、このクロック変換器をデジタル放送用の送信装置のクロック発生器として用いることにより、複数の送信装置の出力信号波形とその位相が一致し無瞬断切替が可能となり、24時間放送を実施しながらのメンテナンスができる。
なお、図2に示すクロック変換器20は、単独で装置とすることも可能であるが、例えば、図4に示すように、変調器10の内部回路の一部として実装することも可能である。図4に示す変調器10内のクロック変換器20aの動作は、上記実施例と同様である。図4において、符号化部6、変調部7、A/D変換部8、及び周波数変換部9は、変調を行なう回路(既知構成のため、その詳細は省略する。)であり、クロック変換器20a内のVCO24から出力される512/63MHzのクロックを基準として動作し、TSによって変調されたIF信号を出力する。従って、この場合も上記実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施例では、クロック変換器は地上デジタル放送ISDB−T規格に準拠したOFDM変調器で用いるものに適用しているが、本発明はこれに限らず、例えば64QAM変調器等の他のデジタル変調方式に基づく変調器でも適用可能である。
本発明は、地上デジタル放送ISDB−T規格に準拠したOFDM変調器やこれを用いたデジタル放送用送信装置、或いは64QAM変調器やこれを用いたデジタル放送用送信装置等の用途に適用できる。
本発明の実施例に係るクロック変換器及び変調器を備えたデジタル放送用通信装置の主要部を示す構成図である。 本発明の実施例に係るクロック変換器の内部構成を示す概略ブロック図である。 本発明の実施例に係るクロック変換器の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の他の実施例に係るクロック変換器を内部回路の一部に搭載した変調器の内部構成を示す概略ブロック図である。
符号の説明
10 変調器
11 符号化部
12 変調部
13 D/A(デジタル/アナログ)変換器
20 10MHz−512/63MHzクロック変換器
21 1/315分周器
22 波形整形器
23 位相比較器
24 VCO(電圧制御型発振器)
25 1/256分周器

Claims (6)

  1. デジタル放送用の多重フレームから成るTS(トランスポートストリーム)信号を入力して所定のデジタル変調方式に基づく変調信号を出力する変調器用の基準クロックとして、第1の周波数のクロックから第2の周波数のクロックに変換して出力するクロック変換器において、
    前記第1の周波数のクロックを入力し、与えられたリセット信号に同期して第3の周波数のクロックとなるように分周する第1の分周器と、
    前記第2の周波数のクロックを発振し、且つ、その発振周波数を、与えられた電圧信号に応じて制御する電圧制御型発振器と、
    前記電圧制御型発振器からその発振周波数のクロックを入力して前記第3の周波数のクロックとなるように分周する第2の分周器と、
    前記第1及び第2の分周器の両出力クロックを比較しその位相差に応じて前記電圧信号となるパルス信号を出力する位相比較器と、
    前記多重フレームの周期を示すパルス信号であり且つその周期が前記第1〜第3の周波数に対応する各周期との間でそれぞれ倍数関係となるフレーム同期信号、及び前記第1の周波数のクロックをそれぞれ入力し、前記フレーム同期信号を成すパルス波形を前記第1の周波数のクロックに同期して整形し、整形された前記フレーム同期信号を前記リセット信号として前記第1の分周器に出力する波形整形器とを有することを特徴とするクロック変換器。
  2. 前記波形整形器は、前記フレーム同期信号を成すパルス信号がそのエッジの直後に位置する前記第1の周波数のクロックのエッジに同期して所定周期分の波形となるように前記フレーム同期信号を整形し、整形されたフレーム同期信号を前記リセット信号として前記第1の分周器に出力することを特徴とする請求項1記載のクロック変換器。
  3. 前記デジタル放送用の多重フレームは、地上デジタル放送用のものであり、
    前記所定のデジタル変調方式は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式であり、
    前記多重フレームの周期は、前記多重フレームに含まれるTSパケットの数及びその周期の積で決まるものであり、前記TSパケットの数は、前記地上デジタル放送の伝送パラメータを成すモードの種類及びガードインターバル長の組み合わせで規定されるものであることを特徴とする請求項1又は2記載のクロック変換器。
  4. 前記第1の周波数は、10MHzであり、
    前記第2の周波数は、512/63MHzであり、
    前記第3の周波数は、2/63MHzであり、
    前記第1の分周器は、前記10MHzのクロックを1/315に分周して前記2/63MHzの信号を出力する1/315分周器であり、
    前記第2の分周器は、前記512/63MHzのクロックを1/256に分周して前記2/63MHzの信号を出力する1/256分周器であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクロック変換器。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載のクロック変換器を備え、
    前記クロック変換器により変換された前記第2の周波数のクロックに基づいて動作することを特徴とする変調器。
  6. 請求項1から4までのいずれか1項に記載のクロック変換器と、
    前記クロック変換器により変換された前記第2の周波数のクロックに基づいて動作する変調器とを現用/予備両系の各々に備えたことを特徴とするデジタル放送用送信装置。
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