JP4465403B2 - 移動体位置監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、炭坑やトンネル等の坑内における人間やその他の移動体の位置を監視するシステムに関する。
従来から炭坑やトンネル等の坑内における作業者の安全確保のために、坑内への人間の出入を管理する入退場管理システムがある(特許文献1)。
この入退場管理システムは、坑内に出入する人員に固有周波数の無線信号を送信する識別カードを携帯させると共に、坑内への出入口に前記識別カードから送信される固有周波数を受信する送受信手段を設け、前記送受信手段が受信した識別カードからの固有周波数に基づいて、坑内への人員の出入を管理するよう構成されている。
特許第2743040号公報
上記した従来の入退場管理システムによれば、災害や事故等が発生した時でも坑内へ残っている人員を直ぐに把握することができるため坑内における作業者の安全確保に好適である。
しかし、上記した従来の入退場管理システムでは、坑内への作業者の入退場のみしか把握することができないため災害や事故等の問題発生時に坑内へ取り残されている人員がいるか否かを把握することはできるが、実際にどこに人員がいるのかを確認することができないという問題がある。
特に炭坑等の場合、坑道が複雑にのびているため、坑内へ作業者が残っているか否かという情報のみでは、早期発見が困難である。
また、坑内への入退場の管理だけでは、坑内で作業者が体調不良になったり、作業者が間違えて異なる坑道へ入っていったりする等の問題には対応することができない。
発明者等は、上記した従来の問題に鑑みて、複雑な坑内で発生する事故や問題を早期に発見できるように、坑内における人を含めた移動体の位置を確認できる移動体位置監視システムを提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために本発明に係る移動体位置監視システムは、坑外に設置した移動体中央監視手段と、人間又はその他の移動体に装着される携帯局と、坑内の管理領域内に設置した少なくとも一つの坑内基地手段とを備え、各携帯局に振動センサを設けると共に、予め個別の携帯局識別情報を記憶させ、振動センサの検出信号と共に、自己の携帯局識別情報をデジタル信号の形態で所定の時間間隔で発信するよう各携帯局を構成し、各坑内基地手段に予め個別の基地局識別情報を記憶させ、各携帯局から発せられる携帯局識別情報及び振動センサの検出信号を受信して、受信した携帯局識別情報と自己の基地局識別情報とを位置情報として、前記振動センサの検出信号と共に、前記移動体中央監視手段に送信するよう各坑内基地手段を構成し、前記移動体中央監視手段に予め個々の坑内基地手段の設置位置を記憶させ、各坑内基地手段から送られてきた前記位置情報に基づいて、各携帯局の坑内における位置を表示するよう前記移動体中央監視手段を構成すると共に、坑内における携帯局を装着した人間又はその他の移動体の動きを重点的に管理するための管理区域を予め決め、前記坑内基地手段に、携帯局が、坑内の所定の地点を通過したことを検知する通過ポイント用坑内基地手段と、坑内の前記管理区域内における携帯局の動向を検知する管理区域用坑内基地手段と、前記管理区域に対する携帯局の入退出を検知する管理区域入退用坑内基地手段とを設けたことを特徴としている。
本発明に係る移動体位置監視システムは、坑外に設置した移動体中央監視手段と、人間又はその他の移動体に装着される携帯局と、坑内の管理領域内に設置した少なくとも一つの坑内基地手段とを備え、各携帯局に振動センサを設けると共に、予め個別の携帯局識別情報を記憶させ、振動センサの検出信号と共に、自己の携帯局識別情報をデジタル信号の形態で所定の時間間隔で発信するよう各携帯局を構成し、各坑内基地手段に予め個別の基地局識別情報を記憶させ、各携帯局から発せられる携帯局識別情報及び振動センサの検出信号を受信して、受信した携帯局識別情報と自己の基地局識別情報とを位置情報として、前記振動センサの検出信号と共に、前記移動体中央監視手段に送信するよう各坑内基地手段を構成し、前記移動体中央監視手段に予め個々の坑内基地手段の設置位置を記憶させ、各坑内基地手段から送られてきた前記位置情報に基づいて、各携帯局の坑内における位置を表示するよう前記移動体中央監視手段を構成すると共に、坑内における携帯局を装着した人間又はその他の移動体の動きを重点的に管理するための管理区域を予め決め、前記坑内基地手段に、携帯局が、坑内の所定の地点を通過したことを検知する通過ポイント用坑内基地手段と、坑内の前記管理区域内における携帯局の動向を検知する管理区域用坑内基地手段と、前記管理区域に対する携帯局の入退出を検知する管理区域入退用坑内基地手段とを設けているので、複雑な坑内であっても、移動体中央監視手段において、各坑内基地手段から送られてきた位置情報に基づいて、どの携帯局が、どの坑内基地手段の感知範囲内にあるかを認識して、各携帯局の坑内における位置をリアルタイムで表示することが可能になる。これにより、例えば、坑内で事故等が発生した場合でも、坑内へ残っている作業者の早期発見及び救出が可能になるという格別な効果を奏する。
また、作業者の坑内における位置を把握することによって、作業者が誤って異なる坑道へ入っていったり、危険な部分に入っていったりすることを早期に発見することができるため事故の防止に繋がる。
さらに、作業者等の移動体の坑内における位置をリアルタイムで把握することによって、移動体の坑内における動きをある程度予測することができるようになるため、作業者が坑内で体調不良になったり、作業車が坑内で故障してしまった場合でも、それを早期に発見することが可能になる。
また、携帯局に振動センサを設け、携帯局識別情報に加えて振動センサの検出信号を発信するよう携帯局を構成し、携帯局から発せられる携帯局識別情報及び振動センサの検出信号を受信して、受信した携帯局識別情報及び振動センサの検出信号と自己の基地局識別情報とを移動体中央監視手段に送信するよう各坑内基地手段を構成することにより、坑内において異常な振動を発生している携帯局があるか否かを移動体中央監視手段でリアルタイムに知ることができ、かつ、その携帯局の坑内における位置も確認することができるので、異常事態が発生している作業者や作業車に対する早期対処が可能になる。
さらに、携帯局に傾斜センサを設け、携帯局識別情報に加えて傾斜センサの検出信号を発信するよう携帯局を構成し、携帯局から発せられる携帯局識別情報及び傾斜センサの検出信号を受信して、受信した携帯局識別情報及び傾斜センサの検出信号と自己の基地局識別情報とを移動体中央監視手段に送信するよう各坑内基地手段を構成することにより、坑内において異常な傾きが生じている携帯局があるか否かを移動体中央監視手段でリアルタイムに知ることができ、かつ、その携帯局の坑内における位置も確認することができるので、異常事態が発生している作業者や作業車に対する早期対処が可能になる。
また、自己の携帯局識別番号と携帯局で入力した任意のデータとを組み合わせた任意情報を発信可能に各携帯局を構成し、前記任意情報を受信して、受信した任意情報と自己の基地局識別情報とを移動体中央監視手段に送信するよう各坑内基地手段を構成することにより、坑内にいる作業者が携帯局を用いて、移動体中央監視手段に任意の情報を送信することが可能になる。
さらに、自己の携帯局識別番号を含む情報のみを受信するよう各携帯局を構成し、自己の基地局識別番号を含む情報のみを受信するよう各坑内基地手段を構成すると共に、任意の携帯局識別番号と、前記携帯局識別番号に対応する携帯局が感知範囲にある坑内基地手段の基地局識別情報と、任意のデータとを組み合わせた個別送信情報を送信可能に移動体中央監視手段を構成することにより、坑外にいる管理者が、移動体中央監視手段を用いて、任意の携帯局又は全携帯局に任意のデータ、例えば、危険発生情報、作業開始情報又は作業終了情報等を送信することが可能になる。
以下、添付図面に示した一実施例を参照して、本発明に係る移動体位置監視システムの実施の形態を説明していく。
図1は本発明に係る移動体位置監視システムの構成を示すシステム構成概略図、図2は図1に示した移動体位置監視システムの構成を示すブロック図である。
図面に示すように、この移動体位置監視システムは、
坑外に設置された移動体中央監視手段A、
入坑口に設置された入退場管理手段B
坑内に設置された複数の坑内基地手段C、
各作業員が携帯する共有の携帯局D、
各作業員が携帯する固有の個人登録IDタグE、及び
各携帯局D毎に用意された携帯局登録IDタグF
を備えている。
図1及び図2に示すように、移動体中央監視手段Aは、中央監視装置1、データ収集装置10及びプリンタ15を備えている。
中央監視装置1は、例えば、コンピュータから成る。中央監視装置1には、キーボード2、表示装置(CRT)3及び無停電電源装置(UPS)4が接続されており、かつ、通信制御装置5を介してIP電話機6が接続されている。
データ収集装置10は、例えば、コンピュータから成る。データ収集装置10には、キーボード11、表示装置(CRT)12及び無停電電源装置(UPS)13が接続されている。
前記中央監視装置1、データ収集装置10及びプリンタ15は、LANケーブルを介してハブ16に接続されている。
前記ハブ16はLANケーブルを介してメディアコンバータ17に接続され、メディアコンバータ17には光ケーブルが接続される。
入退場管理手段Bは、管理端末装置20、Webカメラ30、IP電話機31、各作業員が携帯するタグEの情報を読み取るタグリーダ32、各作業員の進行方向を検出するためのセンサ33、及び前記センサ33のリモートI/0(入出力手段)34を備えている。
管理端末装置20は、例えば、コンピュータから成る。管理端末装置20には、キーボード21、表示装置(CRT)22及び無停電電源装置(UPS)23が接続されている。
前記管理端末装置20、Webカメラ30、前記移動体中央監視手段AのIP電話6と通話可能なIP電話機31、タグリーダ32及びリモートI/0(入出力手段)34は、LANケーブルを介してハブ35に接続されている。
前記ハブ35は、LANケーブルを介してメディアコンバータ36に接続され、前記メディアコンバータ36には光ケーブルが接続される。
ここで、個人登録IDタグE及び携帯局登録IDタグFについて簡単に説明すると、個人登録IDタグEは各作業員毎に設けられているものであり、従って、作業員の人数分のタグEが用意されている。しかし、携帯局Dは、それが坑内に入場する時にのみ使用するものであるため、各作業員毎に用意されているものではなく、作業員の人数より携帯局の数が少ないことが多い。
このため、個人登録IDタグEのタグ情報と作業員の個人情報(作業員の氏名等)とは予め関連付けをすることができるが、どの作業員がどの携帯局Dを持って坑内に入場するかは分からないため各携帯局Dと予め関連付けされた携帯局登録IDタグFが用意される。
入退場管理手段Bは、タグリーダ32を通して各作業員が携帯する個人登録IDタグEのタグ情報と、作業員が所有している携帯局Dの携帯局登録IDタグFのタグ情報と受信して、二つのタグ情報(作業員登録ID及び携帯局登録ID)の関連付けを行う。
また、入退場管理手段Bは、センサ33からの検知情報に基づいて各作業員の進行方向を検出する。前記センサ33は、具体的には、例えば、図3に示すように二対の近接センサ33a及び33bから成る。入退場管理手段Bは、作業員が坑外側に設けられた一方の近接センサ33aを通過した後に、坑内側に設けられた他方の近接センサを通過した場合には、作業員が入坑しようとしていると判断し、逆の場合には、作業員が昇坑しようとしていると判断する。
図4は、入退場管理手段Bにおける入坑管理処理のフローチャートである。
図面に示すように、入退場管理手段Bの管理端末装置20は、センサ33aが信号を検出するか否かを監視する(ステップ1)。
管理端末装置20は、センサ33aからの検出信号を入力すると、タグリーダ32で検出した個人登録IDタグEのタグ情報(作業員登録ID)の読み込みを行う(ステップ2)。
次いで、管理端末装置20は、読み込んだ個人登録IDが、前記移動体中央監視手段Aにおける中央監視装置1に予め登録されている個人登録IDか否かを判断し(ステップ3)、読み込んだ個人登録IDが予め登録されていない個人登録IDである場合、又は、ステップ2において個人登録IDの読み込みができない場合、センサ33aが再度、信号を検出していないか否かを判断する(ステップ4)。センサ33aが再度、信号を検出した場合には、管理端末装置20は、入坑しようとした者が、入坑せずに坑外側へ戻ったと判断し、入坑処理を終了する。
ステップ4において、センサ33aからの検出信号が管理端末装置20に入力されない場合、管理端末装置20はセンサ33bからの検出信号が入力されるか否かを監視する(ステップ5)。
以後、管理端末装置20は、センサ33a又は33bの何れかからの検出信号が入力されるまで監視を続け、センサ33bからの検出信号が入力された場合には、不正入坑と判断し、入坑禁止処理(ステップ6)を行う。
ここで入坑禁止処理とは、例えば、入退出口付近に設けたパトライトを赤色に点灯させたり、適当な場所に配置されたパトライトブザーをONにすることを言う。
管理端末装置20は、入坑禁止処理(ステップ6)の後、Webカメラ30で不正な方法で入坑しようとした者を撮影し、当該撮影データは管理端末装置20に送られる(ステップ7)。
ステップ3において、タグリーダ32で検出した個人登録IDが予め登録されている個人登録IDである場合、管理端末装置20は、次に、その個人登録IDに対応する作業者が現在、入坑済か否かを中央監視装置1に登録された「坑内移動実績データ」に基づいて判断する(ステップ8)。
ここで、坑内移動実績データとは、入退場管理手段B及び移動体中央監視手段Aにおいて、全ての作業者の入坑、昇坑及び移動が逐次追加登録されたデータであり、中央監視装置1に記録されている。
ステップ8において、管理端末装置20が入坑しようとしている者の個人登録IDが既に入坑済の個人登録IDであると判断した場合、管理端末装置20は、その者が、その後、入坑しようとするのか、昇坑しようとするのかを監視し(ステップ4及び5)、次いで、入坑禁止処理を行い(ステップ6)、最終的にWebカメラ30で、その者を撮影する(ステップ7)。
ステップ8において、管理端末装置20が入坑しようとしている者の個人登録IDが入坑済ではないと判断した場合、管理端末装置20は、次に、その者が携帯している携帯局登録IDタグFのタグ情報(携帯局登録ID)の読み込みを行う(ステップ9)。
次いで、管理端末装置20は、読み込んだ携帯局登録IDが、中央監視装置1に登録済のIDか否かを照合し(ステップ10)、登録されていないIDであると判断した場合には、その者が、その後、入坑しようとするのか、昇坑しようとするのかを監視し(ステップ4及び5)、次いで、入坑禁止処理を行い(ステップ6)、最終的にWebカメラ30で、その者を撮影する(ステップ7)。
ステップ10において、管理端末装置20が、読み込んだ携帯局登録IDが登録済のIDであると判断した場合、管理端末装置20は、さらに、センサ33a及びセンサ33bの何れかから検出信号が検出されるまで監視を行う(ステップ11及び12)。そして、センサ33aから再度、信号が検出された場合、管理端末装置20は、その者は入坑せずに坑外側へ戻ったと判断し、ステップ1の処理に戻る。逆に、センサ33bからの信号が検出された場合、管理端末装置20は、その者が入坑しようとしていると判断して、個人登録ID及び携帯局登録IDの関連付けを行い(ステップ13)、入坑許可処理(ステップ14)を行った後、該当する個人登録ID及び携帯局登録IDが坑内に入坑したことを、入坑時間と共に、前記坑内移動実績データに追加登録する(ステップ15)。
ここで、入坑許可処理とは、例えば、入退出口付近に設けたパトライトを緑色に点灯させることを言う。
図5は、入退場管理手段Bにおける昇坑管理処理のフローチャートである。
図面に示すように、入退場管理手段Bの管理端末装置20は、センサ33bが信号を検出するか否かを監視する(ステップ1)。
管理端末装置20は、センサ33bからの検出信号を入力すると、タグリーダ32で検出した個人登録IDタグEのタグ情報(作業員登録ID)の読み込みを行う(ステップ2)。
そして、管理端末装置20は、読み込んだ個人登録IDが、現在入坑済か否かを坑内移動実績データに基づいて判断する(ステップ3)。
管理端末装置20は、読み込んだ個人登録IDが現在未入坑の個人登録IDと判断した場合、又は、ステップ2において個人登録IDの読み込みができない場合、不正昇坑と判断し、昇坑禁止処理(ステップ4)を行うと共に、Webカメラ30で不正な方法で昇坑しようとした者を撮影する(ステップ5)。当該撮影データが管理端末装置20に送られる。
ここで、昇坑禁止処理とは、例えば、入退出口付近に設けたパトライトを赤色に点灯させたり、適当な場所に配置されたパトライトブザーをONしたりすることを言う。
その後、管理端末装置20は、センサ33bからの検出信号が再び入力されるか、又はセンサ33aからの検出信号が入力されるかを監視し(ステップ6及び7)、センサ33b又は33aからの検出信号が入力されたら処理を終了する。
ステップ3において、管理端末装置20は、昇坑しようとしている者の個人登録IDが入坑済であると判断した場合、次に、その者が携帯している携帯局登録IDタグFのタグ情報(携帯局登録ID)の読み込みを行う(ステップ8)。
次いで、管理端末装置20は、読み込んだ携帯局登録IDと個人登録IDとの組み合わせが、入坑時に坑内移動実績データに登録した組み合わせと同じか否かを照合する(ステップ9)。そして、読み込んだ携帯局登録IDと個人登録IDとの組み合わせが、入坑時と同じ組み合わせではない場合には、管理端末装置20は、センサ33bからの検出信号が再び入力されるか、又はセンサ33aからの検出信号が入力されるかを監視し(ステップ10及び11)、センサ33b又は33aからの検出信号が入力されたら、その携帯局登録IDと個人登録IDとの関連付けを強制的に解除し(ステップ12)、その後、昇坑禁止処理を行い(ステップ13)、最終的にWebカメラ30で、その者を撮影する(ステップ14)。
尚、このステップ12において、携帯局登録IDと個人登録IDとの関連付けを強制的に解除することにより、移動体位置監視が行えなくなった作業者については、坑内移動実績データに基づく入昇坑の管理のみが行われる。
管理端末装置20は、ステップ9において、読み込んだ携帯局登録IDと個人登録IDとの組み合わせが、入坑時に坑内移動実績データに登録した組み合わせと同じであると判断した場合、さらに、センサ33a及びセンサ33bの何れかから検出信号が検出されるまで監視を行う(ステップ15及び16)。そして、センサ33bから再度、信号が検出された場合には、その者は昇坑せずに坑内へ戻ったと判断し、その者に対する移動体位置監視処理を継続し、センサ33aからの信号が検出された場合には、その者が昇坑しようとしている判断して、個人登録ID及び携帯局登録IDの関連付けを解除し(ステップ17)、昇坑許可処理(ステップ18)を行った後、該当する個人登録ID及び携帯局登録IDが坑外に昇坑したことを、昇坑時間と共に、前記坑内移動実績データに登録する(ステップ19)。
ここで、昇坑許可処理とは、例えば、入退出口付近に設けたパトライトを緑色に点灯させることを言う。
尚、必要であれば、携帯局Dを全ての作業員毎に用意してもよいが、この実施例のように構成することにより、携帯局を必要最低限の数(即ち、坑内に同時に入場する作業員の数)だけ用意するだけでよくなる。
また、前記した実施例では、個人登録IDタグEと携帯局登録IDタグFを用意して、これらのタグから得られた個人登録IDと携帯局登録IDを関連付けすることにより、作業員と携帯局との関連付けを行っているが、作業員と携帯局との関連付け方法は、本実施例に限定されることなく、最終的に、どの作業員がどの携帯局を所持して入坑したかを関連付けできる構成であれば任意の構成でよく、例えば、入坑口付近に坑内基地手段Cを設け、この入坑口付近に設置された坑内基地手段Cにおいて携帯局Dの携帯局識別情報を検出し、入退場管理手段Bで検出した個人登録IDと関連付けしてもよく、さらにまた、入退場管理手段Bに、携帯局Dの携帯局識別情報を入力可能な入力手段を設け、作業員が入坑する際に、入退場管理手段Bにおいて前記入力手段を介して作業員自ら又は管理者が、その作業員の携帯局識別番号を入力することによって、タグ情報との関連付けを行うように構成してもよい。
坑内に設置される各坑内基地手段Cは、図2に示すように、坑内基地局40、ガス検知センサ50及び監視カメラ51を有する。
坑内基地局40はLANケーブルを介してハブ52に接続され、ガス検知センサ50及び監視カメラ51もリモートI/O53及びLANケーブルを介してハブ52に接続される。
前記ハブ52は、LANケーブルを介してメディアコンバータ54に接続され、メディアコンバータ54には光ケーブルが接続される。
尚、各坑内基地局40間は光ケーブルで接続されるが、何れかの坑内基地局40が故障した時に他の坑内基地局40の通信に影響を与えないために、好ましくは、各坑内基地局40は、直列に接続されずに分岐接続されるか、又は光ケーブルが二重化され得る。
図6は、前記坑内基地局40の内部構成を示す概略図である。
坑内基地局40は、
8ビットCPU41と、
各携帯局Dと400MHzの独自フォーマットで無線通信を行うための独自フォーマット無線機42と、
レギュレータ43、リチウム電池44及び充電回路45で構成される電源と
を有する。
前記CPU41には、内臓フラッシュROM41a、内蔵RAM41b、ハブ52との接続のための有線インターフェイス41c及び前記無線機42のための無線インターフェイス41dが設けられている。
図7は、坑内に入る作業員が携帯するための携帯局Dの内部構成を示す概略図である。
携帯局Dは、
8ビットCPU60と、
各携帯局Dと400MHzの独自フォーマットで無線通信を行うための独自フォーマット無線機61と、
LED62、スイッチ63、ブザー64、振動センサ65、傾斜センサ66、及びその他のマンマシンインターフェイス67と、
レギュレータ68、リチウム電池69及び充電回路70で構成される電源と、
を有する。
前記CPU60には、内臓フラッシュROM60a、内蔵RAM60b、前記無線機61のための無線インターフェイス60c及びマンマシンインターフェイス67等のための標準入出力ポート60dが設けられている。
さらに、携帯局Dには、振動装置71が設けられている。
前記した構成により坑外に位置する移動体中央監視手段A及び入退場管理手段Bと坑内基地手段Cとは光ケーブルにより有線接続され、坑内基地手段Cと携帯局Dとの間では無線によるデータの送受信が行われる。
各坑内基地手段Cは、図8に示すように坑内の所定の位置に設置される。図8は、坑内基地手段Cの坑内における設置例を示している。
図中、符号C1は通過ポイント検出用に設置された坑内基地局(以下、「通過ポイント用坑内基地局」という)を示しており、
符号C2は、作業員の出入りが多い坑道や場所(以下、管理区域)に設置された坑内基地局(以下、「管理区域用坑内基地局」)という)を示しており、
符号C3は、管理区域の入退口に設置された坑内基地局(以下、「管理区域入退用坑内基地局」という)を示している。
前記管理区域用坑内基地局C2は、各基地局40の無線機42のアンテナにより受信可能な範囲を考慮して、管理区域内全域をカバーできるように一定の間隔で複数設置される。図8に示す実施例では、各基地局のアンテナの受信可能範囲が半径10mであるため各管理区域には20m間隔で3つの坑内基地手段C2が配置されている。勿論、各基地局のアンテナの受信可能範囲は任意に設定することができ、例えば、10m〜50mの範囲で設定することができる。従って、各管理区域における坑内基地手段C2の設置間隔もアンテナの受信可能範囲に合わせて任意に変更可能である。
尚、坑内基地局の設置方法は、図8に示す実施例に限定されることなく、例えば、各基地局40の無線機42のアンテナにより受信可能な範囲を考慮して坑内全域をカバーできるように設置してもよいが、図8に示すように設置することにより、坑内基地局Cの数を必要最低限の数に制限することが可能になる。
移動体位置監視システムは、上記した構成を備え、
入退場管理手段Bにより、坑内への作業員の入退場の管理を行うと共に、
坑内に入場した作業員が携帯する各携帯局Dから定期的に発信される情報を各坑内基地手段Cの基地局40で受信し、
受信した情報を各坑内基地手段Cが、定期的に光ケーブルを介して坑外に位置する移動体中央監視手段Aに送信することにより、
移動体中央監視手段Aにおいて各携帯局Dを携帯している作業員の坑内における位置を監視する。
各坑内基地手段Cには、個別の識別番号(基地局識別番号)が割り当てられており、基地局40の内臓フラッシュROM41aには、その基地局識別番号が予め記録されている。
坑内における各坑内基地手段Cの設置場所及び坑内基地手段Cの基地局識別番号は予め移動体中央監視手段Aの中央監視装置1に登録され、中央監視装置1は、登録された情報に基づいて表示装置3を介して、予め登録した坑内の管理図(地図等)上に各坑内基地手段Cの位置及び基地局識別番号を表示できるように構成されている。
各携帯局Dにも、個別の識別番号(携帯局識別番号)が割り当てられており、各携帯局Dの内臓フラッシュROM60aには、その携帯局識別番号が予め記録されている。
そして、各携帯局DのCPU60は、通常の状態において、予め設定した設定時間間隔(時間間隔の設定は任意に調整可能)で、自己の携帯局識別番号をデジタル信号の形態で無線機61を介して自動発信するように構成されている。
前記携帯局Dから発信された信号の感知範囲にある坑内基地手段CのCPU41は、携帯局Dからの発信された携帯局識別番号を受信すると、その携帯局識別番号と自己の基地局識別番号とから成る位置情報を、光ケーブルを介して移動体中央監視手段Aに定期的に送信する(図9参照)。以下、坑内基地手段Cから定期的に発信される位置情報(携帯局識別番号+基地局識別番号)を、「定期発信位置情報」と称する。
各坑内基地手段Cから送信された定期発信位置情報(携帯局識別番号+基地局識別番号)は、データ収集装置10において受信され、データ収集装置10は受信した定期発信位置情報に基づいて、その位置情報に対応する携帯局Dの「現在位置データ」を、その定期発信位置情報の受信時間と共に、中央監視装置1に登録する。
また、データ収集装置10は、受信した定期発信位置情報に基づいて、その位置情報に対応する携帯局Dが移動しているか否かを判断し、携帯局Dが移動している場合には、その時の位置情報を、その定期発信位置情報の受信時間と共に、中央監視装置1に「坑内移動実績データ」として登録する。
中央監視装置1は、登録した「現在位置データ」に基づいて、各坑内基地手段Cの感知範囲にある携帯局Dの携帯局識別情報を、表示装置3を介して予め登録した坑内管理図上に表示する。
尚、中央監視装置1は、必要に応じて、入退場管理手段Bにおいて携帯局登録IDと関連付けした個人登録IDに対応する作業員の個人情報(氏名等)と携帯局識別情報とに基づいて携帯局識別情報に代えて、又は携帯局識別情報と共に、その携帯局を携帯している作業員の氏名等を表示装置3で表示することができる。
以下、図10〜図13を参照して、上記した移動体中央監視手段Aにおける携帯局Dの位置の監視処理、即ち、移動体位置監視処理の具体的な例を説明していく。
移動体中央監視手段Aは、図10〜図13の処理を、入坑済で昇坑していない全ての携帯局Dに対して並列処理で実行する。
以下の説明では、複数の携帯局Dの中のある携帯局(以下、携帯局D1と称する。)に対する移動体位置監視処理を例に挙げて図10〜図13の処理の内容を説明していく。
図10は、移動体位置監視処理のメインフローチャートである。
移動体中央監視手段Aにおけるデータ収集装置10は、坑内移動実績データに登録されている入坑済の携帯局D1の携帯局識別情報を含んだ各坑内基地局Cからの定期送信位置情報の受信の有無を監視する(ステップ1)。
データ収集装置10は、前記携帯局D1に関して、同一の基地局識別番号を含む定期発信位置情報を所定の回数連続して受信した時に、定期発信位置情報を読み込み完了とする(ステップ2)。
特に、管理区域においては、管理区域全体をカバーするように坑内基地局が配置されているため、隣り合う2台の坑内基地局の中心付近に作業員がいる場合、その作業員の携帯局Dから定期的に発せられる情報を2台の坑内基地局が両方共受信し、2台の坑内基地局から、ほぼ同時に、同じ携帯局識別番号を有する定期発信位置情報が発せられる可能性がある。従って、もし、データ収集装置10が、1回の定期発信位置情報の受信に基づいて現在位置を更新するよう構成されていると、隣り合う2台の坑内基地局の中心付近に作業員がいる場合には、その作業員の現在位置が、頻繁に変わってしまうため移動体位置監視処理の信頼性が低下するという問題がある。
また、坑内の電波伝搬による反射受信により、本来受信する筈のない離れた坑内基地局で、作業員の携帯局から発せられる携帯局識別情報を受信してしまう可能性もある。この場合も、作業員の現在位置が、頻繁に変わってしまうため移動体位置監視処理の信頼性が低下するという問題がある。
本実施例では、上記したように、一つの携帯局Dに関して、同一の基地局識別番号を含む定期発信位置情報を所定の回数連続して受信した時に、定期発信位置情報を読み込み完了とすることにより、隣り合う2台の坑内基地局の中心付近に作業員がいる場合や、本来受信する筈のない離れた坑内基地局で作業員の携帯局から発せられる携帯局識別情報を受信してしまった場合に生じ得る作業員の現在位置が頻繁に変わってしまうという問題を回避することが可能になる。
データ収集装置10は、前記携帯局D1に関して、同一の基地局識別番号を含む定期発信位置情報の読み込みを完了すると、読み込み完了した定期発信位置情報を発した坑内基地局Cの属性を判断する(ステップ3)。この坑内基地局Cの属性とは、先に説明した「通過ポイント用」「管理区域用」及び「管理区域入退用」の3つの属性である。
データ収集装置10は、ステップ3の属性判断において、読み込み完了した定期発信位置情報を発した坑内基地局Cの属性が「通過ポイント用」又は「管理区域入退用」であると判断した場合には、ステップ4の処理を行わずに、ステップ5の処理に進み、読み込み完了した定期発信位置情報を発した坑内基地局Cの属性が「管理区域用」であると判断した場合には、基地局整合性が異常ではないか否かの確認を行う(ステップ4)。
ステップ4における基地局整合性が異常ではないか否かの判断は、判断すべき定期発信位置情報を発した坑内基地局と隣り合う坑内基地局以外の坑内基地局から発信された携帯局D1に関する定期発信位置情報が、所定の時間以内に読込完了されているか否かに基づいて判断される。
具体的には、判断すべき定期発信位置情報を発した坑内基地局と隣り合う坑内基地局以外の坑内基地局から発信された同一の携帯局Dに関する定期発信位置情報が、所定の時間以内に読込完了されている場合には、データ収集装置10は、隣り合う坑内基地局以外の定期発信位置情報を、坑道内の反射による意図しない電波伝搬状態によって受信してしまった不正確な定期発信位置情報であると判断して、ステップ2で読込完了とした定期発信位置情報をキャンセルし、ステップ1に戻る。
逆に、判断すべき定期発信位置情報を発した坑内基地局と隣り合う坑内基地局以外の坑内基地局から発信された同一の携帯局Dに関する定期発信位置情報が、所定の時間以内に読込完了されていない場合には、データ収集装置10は、その定期発信位置情報が正規受信状態による正確な定期発信位置情報と判断して、次のステップであるステップ5に処理を進める。
ステップ5では、定期発信位置情報の読込完了した携帯局D1のステータスの確認を行う。
携帯局Dのステータスとしては、具体的には、例えば、「無動作異常」及び「バッテリー異常」が挙げられる。
「無動作異常」については、データ収集装置10が、坑内移動実績データに基づいて、その携帯局Dが所定の時間、振動していないか否かを判断し、所定の時間振動していなければ、無動作異常と判断する。
「バッテリー異常」については、携帯局Dから発せられるバッテリー異常情報に基づいて、データ収集装置10がバッテリー異常か否かを判断する。尚、各携帯局DのCPU60は、自己のバッテリー電圧を常時監視しており、バッテリー電圧が異常であると判断した場合には、「バッテリー異常情報」を発信する。このバッテリー異常情報は、坑内基地局を通して、データ収集装置10に送られる。
データ収集装置10は、ステップ5において、携帯局Dのステータスに異常があると判断した場合には、中央監視装置1に記憶された「作業者ステータスデータ」を変更する(ステップ6)。また、中央監視装置1は、携帯局Dのステータスに異常がある場合には、表示装置3において、異常状態を表示する。
具体的には、例えば、中央監視装置1が、表示装置3において、各携帯局Dの位置を丸や四角等の図形で表示している場合、中央監視装置1は、ステータスに異常がある携帯局Dの位置を示す図形の色を、正常な状態とは異なる色で表示することで、異常状態を表示することができる。
また、中央監視装置1が、表示装置3において、各坑内基地局の位置を丸や四角等の図形で表示している場合、中央監視装置1は、ステータスに異常がある携帯局Dの受信範囲にある坑内基地局の図形の色を、正常な状態とは異なる色で表示することで、異常状態を表示することができる。
さらにまた、中央監視装置1が、表示装置3において、各管理区域の位置を丸や四角等の図形で表示している場合、中央監視装置1は、ステータスに異常がある携帯局Dの受信範囲にある坑内基地局が属する管理区域の図形の色を、正常な状態とは異なる色で表示することで、異常状態を表示することができる。
データ収集装置10は、ステップ5及び/又はステップ6の処理が終了した後、読込完了した定期発信位置情報に対応する坑内基地局の属性(通過ポイント用、管理区域用、管理区域入退用)を再度判断する(ステップ7)。
そして、データ収集装置10は、前記坑内基地局の属性が「通過ポイント用」であれば、中央監視装置1に登録されている携帯局D1の前回の「現在位置データ」と、読込完了した定期発信位置情報の「現在位置(即ち、対応する坑内基地局の位置)」とを比較する(ステップ8)。
データ収集装置10は、ステップ8における比較の結果、その携帯局D1の現在位置が変わっていれば、その時の現在位置情報を、その定期発信位置情報の受信時間と共に、「坑内移動実績データ」を追加登録した後(ステップ9)、「現在位置データ」の登録を行い(ステップ10)、現在位置が変わっていなければ、「坑内移動実績データ」を追加登録せずに、「現在位置データ」の登録を行う(ステップ10)。
データ収集装置10は、ステップ7における坑内基地局の属性判断において、坑内基地局の属性が「管理区域入退用」の場合には、図11に示す管理区域入退用処理を行い、また、坑内基地局の属性が「管理区域用」の場合には、図12に示す管理区域用処理を行う。
次に、管理区域入退用処理について説明する。図11は、管理区域入退用処理のフローチャートである。
移動体中央監視手段Aにおけるデータ収集装置10は、図10に示したメインフローチャートのステップ7において、坑内基地局の属性が「管理区域入退用」であると判断した場合には、図11に示す管理区域入退用処理を実行する。
データ収集装置10は、管理区域入退用処理では、始めに、メインフローチャートにおいて読込完了した携帯局D1に関する定期発信位置情報の「現在位置(即ち、対応する坑内基地局の位置)」と、中央監視装置1に登録されている携帯局D1の前回の「現在位置データ」とを比較する(ステップS1−1)。
そして、データ収集装置10は、携帯局D1の現在位置が変わっていなければ、読込完了した定期発信位置情報の「現在位置(即ち、対応する坑内基地局の位置)」を「現在位置データ」に更新登録する(ステップS1−5)。
データ収集装置10は、ステップS1−1において、携帯局D1の現在位置が変更されていると判断した場合、その携帯局D1の前回の現在位置データが、定期発信位置情報を発した管理区域入退用坑内基地局に対応する管理区域内であるか否かを判断する(ステップS1−2)。
データ収集装置10は、ステップS1−2において、その携帯局D1の前回の現在位置データが、定期発信位置情報を発した管理区域入退用坑内基地局に対応する管理区域内ではないと判断した場合、その定期発信位置情報の「現在位置(即ち、対応する坑内基地局の位置)」を「現在位置データ」に更新登録する(ステップS1−5)。
データ収集装置10は、ステップS1−2において、その携帯局D1の前回の現在位置データが、定期発信位置情報を発した管理区域入退用坑内基地局に対応する管理区域内であると判断した場合には、その携帯局D1は、これから当該管理区域を出ると判断して、「坑内移動実績データ」に基づいて、その携帯局D1の当該管理区域における滞在時間を算出し、中央監視装置1に滞在時間を登録する(ステップS1−3)。そして、滞在時間を登録した後、その時の現在位置情報を、その定期発信位置情報の受信時間と共に、坑内移動実績データを追加更新し(ステップS1−4)、その定期発信位置情報の「現在位置(即ち、対応する坑内基地局の位置)」を「現在位置データ」に更新登録する(ステップS1−5)。
次に、管理区域用処理について説明する。図12は、管理区域用処理のフローチャートである。
移動体中央監視手段Aにおけるデータ収集装置10は、図10に示したメインフローチャートのステップ7において、坑内基地局の属性が「管理区域用」であると判断した場合には、図12に示す管理区域用処理を実行する。
データ収集装置10は、管理区域用処理では、始めに、メインフローチャートにおいて読込完了した携帯局D1に関する定期発信位置情報の「現在位置(即ち、対応する坑内基地局の位置)」と、中央監視装置1に登録されている携帯局D1の前回の「現在位置データ」とを比較する(ステップS2−1)。
そして、データ収集装置10は、携帯局D1の現在位置が変わっていなければ、読込完了した定期発信位置情報の「現在位置(即ち、対応する坑内基地局の位置)」を「現在位置データ」に更新登録する(ステップS2−4)。
データ収集装置10は、ステップS2−1において、携帯局Dの現在位置が変更されていると判断した場合、その携帯局D1の前回の現在位置データが、当該管理区域内の坑内基地局に対応する位置であるか、又は、当該管理区域の管理区域入退用坑内基地局に対応する位置であるかを判断する(ステップS2−2)。
データ収集装置10は、ステップS2−2において、その携帯局D1の前回の現在位置データが、当該管理区域内の坑内基地局に対応する位置であると判断した場合には、読込完了した定期発信位置情報の「現在位置(即ち、対応する坑内基地局の位置)」を「現在位置データ」に更新登録する(ステップS2−4)。
データ収集装置10は、ステップS2−2において、その携帯局D1の前回の現在位置データが、当該管理区域の管理区域入退用坑内基地局に対応する位置であると判断した場合には、携帯局D1が当該管理区域内に入ったと判断して、その時の現在位置情報を、その定期発信位置情報の受信時間と共に、坑内移動実績データに追加登録した後(ステップS2−3)、読込完了した定期発信位置情報の「現在位置(即ち、対応する坑内基地局の位置)」を「現在位置データ」に更新登録する(ステップS2−4)。
データ収集装置10は、上記した図10〜図12の処理とは別に、図13に示す所在不明者監視処理を実行する。
図13は、所在不明者監視処理のフローチャートである。
中央監視装置1は、図10の移動体位置監視処理のステップ1において、携帯局D1からの定期送信位置情報の受信がない場合、この所在不明者監視処理を実行する。
所在不明者監視処理では、データ収集装置10は、始めに、中央監視装置1に登録した坑内移動実績データ又は現在位置データに基づいて、携帯局D1の前回位置が、管理区域内か否かを判断する(ステップS3−1)。
そして、データ収集装置10は、携帯局D1の前回位置が、管理区域内でない場合には所在不明者監視処理を終了する。
また、データ収集装置10は、ステップS3−1において、携帯局D1の前回位置が、管理区域内であると判断した場合には、中央監視装置1に登録した坑内移動実績データに基づいて、その携帯局D1に関する前回の定期発信位置情報の受信時間から現在までの経過時間を算出する(ステップS3−2)。
そして、データ収集装置10は、ステップS3−2において算出した経過時間が所定の時間を越えているか否かを判断し(ステップS3−3)、該経過時間が所定の時間を越えていない場合には所在不明者監視処理を終了する。
また、データ収集装置10は、ステップS3−3において、経過時間が所定の時間を越えていると判断した場合には、作業者検索処理(ステップS3−4)を実行する。
作業者検索処理(ステップS3−4)では、データ収集装置10は、各坑内基地局及び携帯局D1に、その送信出力を上げさせ、送信出力を上げた状態で作業者検索応答情報の受信を行う。
この場合、作業者検索処理の状態においては、データ収集装置10は、一度でも作業者検索応答情報が受信されれば、その作業者検索応答情報に基づいて携帯局D1(作業者)を発見したと判断する。
データ収集装置10は、作業者検索処理において、携帯局D1の携帯局識別情報を含む作業者検索応答情報を受信すると、携帯局D1を発見したと判断し(ステップS3−5)、その定期発信位置情報に基づいて現在位置を登録する(ステップS3−6)。
データ収集装置10は、作業者検索処理において、携帯局D1の携帯局識別情報を含む作業者検索応答情報を所定時間内に受信しない場合には、携帯局D1が発見できないと判断し(ステップS3−5)、当該管理区域から携帯局D1が退場したと仮定して、携帯局D1の当該管理区域における滞在時間を算出する(ステップS3−7)。
データ収集装置10は、次いで、アラームを出力して(ステップ3−8)、坑内移動実績データにデータを追加登録し(ステップ3−9)、その携帯局D1の現在位置をクリアする(ステップ3−10)。
図14及び図15に、移動体中央監視手段Aの表示装置3における管理図の一例を示す。
図14は、管理図全体を表示している例を示している。
この例では、画面左側に、現在の入坑者の人数、収集PC(データ収集装置10)の状態(正常又は異常)、リモートI/Oの状態(正常又は異常)、ゲートPC(管理端末装置20)の状態(正常又は異常)及び各管理区域の状態(正常又は異常)が表示され、
画面右側に、坑道の地図が表示されている。
この例では、坑道内に5つの管理区域と1つの通過ポイントが設けられているため、画面右側の坑道の地図には、5つの管理区域1〜5の位置が四角形の図形で、そして、1つの通過ポイント1の位置が円形の図形で表示されている。
また、図14に示す実施例では、ゲートPC(管理端末装置20)に異常が発生している状態を示しており、ゲートPC(管理端末装置20)の横には「異常」の文字が、「正常」とは異なる色(例えば、赤色)で表示されている。
さらに、図14に示す実施例では、管理区域3に異常が発生している状態を示しており、左側に表示されている「管理区域-3」の文字が「正常」とは異なる色(例えば、赤色)で表示され、さらに、右側の地図上の管理区域3に対応する四角形の図形が、正常とは異なる色(例えば、赤色)で表示されている。
図15は、図14における右側の地図を、管理区域3の拡大地図に切り替えた状態を示している。
この管理区域の拡大地図を表示した状態では、上側に、その管理区域に入っている作業者の数が表示され、かつ、その管理区域に入っている各作業者の無線IDや名前等の詳細情報のリストが表示される。
さらに、前記リストの下側には、管理区域の拡大地図が表示されており、この拡大地図では、管理区域内の坑内基地局(管理区域入退用坑内基地局及び管理区域用坑内基地局)が円形の図形で表示され、かつ、各坑内基地局の受信範囲内にいる作業者が四角形の図形で表示されている。また、各作業者を表示する四角形の図形の中には、その作業者が携帯する携帯局のID番号が表示されている。
中央監視装置1は、何れかの携帯局のステータスに異常が生じた場合、その異常を検知した坑内基地局又は携帯局の図形の色を正常時とは異なる色で表示する。
この実施例では、坑内基地局10(管理区域入退用坑内基地局)に異常が発生している状態を示している。
上記した処理の他に、本実施例に係る移動体位置監視システムは、以下の機能を有する。
各携帯局DにおけるCPU60は、振動センサ65の検出情報を定期発信位置情報と共に送信する。
また、各携帯局DにおけるCPU60は、その傾斜センサ66の検出情報を定期発信位置情報と共に送信する。
各坑内基地局40のCPU41は、各携帯局Dから受信した定期発信位置情報並びに振動センサ65及び傾斜センサ66の検出情報に、自己の基地局識別番号を組み組み合わせて、光ケーブルを介して移動体中央監視手段Aに送信する。
各坑内基地手段Cから送信された振動センサ65及び傾斜センサ66の検出情報は、定期発信位置情報と共に、データ収集装置10において受信され、データ収集装置10は受信した情報を経時的に中央監視装置1へ記録する。
中央監視装置1は、データ収集装置10を介して受信した振動センサ65及び傾斜センサ66の検出情報の値が、所定の値を超えている場合、その検出情報に対応する携帯局Dを携帯している作業員に何らかの異常が発生したと判断して、表示装置や不図示のスピーカ等により異常発生を知らせる警告を行い、異常が発生した携帯局Dの位置を管理図上に表示する。
各携帯局Dは、マンマシンインターフェイス67を介して任意のデータを自己の携帯局識別番号と共に送信することができるように構成されている。
携帯局Dから発信された任意のデータと携帯局識別番号とは、その信号の感知範囲内にある坑内基地手段Cにより受信され、前記情報を受信した坑内基地手段Cは、前記情報に基地局識別番号を組み合わせた任意情報を光ケーブルを介して移動体中央監視手段Aに送信する。
各坑内基地手段Cから送信された任意情報(任意データ+携帯局識別番号+基地局識別番号)は、データ収集装置10において受信され、データ収集装置10は受信した情報を経時的に中央監視装置1へ記録する。中央監視装置1は、中央監視装置1に記録された任意情報を利用して必要な情報を表示装置12で表示する。
任意情報に含まれるデータは、この移動体位置監視システムの使用者の管理状況に合わせて任意に設定することができ、例えば、携帯局Dに適当な数の任意情報送信スイッチ63を設け、各スイッチ63に任意情報を割り当てておき、携帯局Dから送られてくる任意情報の中のスイッチ63の種類に応じて送られてきた任意情報の内容を判断するように構成してもよく、また、携帯局Dのマンマシンインターフェイス67としてキーボードを設けておいて、キーボードから入力した文字データを任意データとして送信できるように構成してもよく、さらにまた、携帯局Dにカメラを設けておいて、カメラで撮影した画像データを任意データとして送信できるように構成してもよい。
また、移動体中央監視手段Aの中央監視装置1は、坑内基地手段Cを介して携帯局Dに個別に又は一斉に任意情報を送信することができるように構成されている。
一方、各携帯局は自己の携帯局識別番号を含む情報のみを受信するよう構成され、同様に各坑内基地手段も自己の基地局識別番号を含む情報のみを受信するよう構成されている。
前記したように、中央監視装置1では、中央監視装置1に記録された情報に基づいて、坑内のどの位置に坑内基地手段Cが設置されており、また、どの坑内基地手段Cの感知範囲内にどの携帯局Dがあるかを把握できる。
図16に示すように、移動体中央監視手段Aを使用している管理者が、坑内のある携帯局Dに対して個別に任意情報を送信する場合、その携帯局Dの携帯局識別番号と、その携帯局Dが感知範囲内にある坑内基地手段Cの基地局識別番号に、送信すべき個別送信情報を加えて中央監視装置1から坑内基地手段Cへ信号を送信する。
中央監視装置1から送信された信号は、データ収集装置10を介して、対応する基地局識別番号を有する坑内基地手段Cの坑内基地局40で受信され、受信した基地局40は、中央監視装置1からデータ収集装置10を介して送られてきた携帯局識別番号と個別送信情報とを無線機42を介して送信する。
前記基地局40から発信された信号は、対応する携帯局識別番号を有する携帯局Dで受信され、受信した携帯局30は、LED62、ブザー64、振動装置71及び/又はその他のマンマシンインターフェイス67等を介して受信した個別送信情報を表示する。
また、中央監視装置1からデータ収集装置10を介して全ての携帯局Dに一斉に任意情報を送信する場合、管理者は、全ての基地局識別番号及び携帯局識別番号に、送信すべき一斉送信情報を加えて中央監視装置1からデータ収集装置10を介して坑内基地手段Cへ信号を送信する。
中央監視装置1からデータ収集装置10を介して送信された信号は、全坑内基地手段Cの基地局40で受信され、受信した基地局40は、その感知範囲内にある全携帯局Dの携帯局識別番号と一斉送信情報とを無線機42を介して発信する。
基地局40から発信された信号は、感知範囲にある全携帯局Dで受信され、受信した携帯局Dは、LED62、ブザー64、振動装置71及び/又はその他のマンマシンインターフェイス67等を介して受信した一斉送信情報を表示する。
中央監視装置1からデータ収集装置10を介して携帯局Dへ送られる個別又は一斉送信情報は、任意の情報でよく、例えば、危険発生情報でもよく、また、作業終了情報や作業変更情報等でもよい。
上記した構成により、移動体中央監視手段Aを使用する管理者は、各携帯局Dの坑内での位置を常時監視することができ、また、各携帯局Dとの間で任意の情報のやり取りが可能になる。
また、移動体中央監視手段Aを使用する管理者は、各坑内基地手段Cを介して送られてくる各携帯局Dからの位置情報に基づいて、位置の把握だけでなく、各携帯局Dの状況判断を行うこともできる。
具体的には、例えば、携帯局Dを作業員ではなく、常に移動する作業車等に搭載した場合には、ある携帯局Dの位置が所定の位置から一定時間以上動かない場合、その携帯局Dを搭載した作業車に異常が生じていると判断することができる。
上記した判断は、中央監視装置1で表示される位置情報に基づいて管理者が判断してもよいが、必要に応じて、中央監視装置1で自動的に判断を行い、その判断結果を表示装置等で表示するように構成することもできる。
また、上述のように各坑内基地手段Cのハブ52には、坑内基地局40の他にリモートI/O53が接続されている。
各リモートI/O53には、例えばIPアドレスのような識別情報が各々付与されており、各坑内基地手段Cにおける坑内基地局40とリモートI/O53との関係は、中央監視装置1において記録及び管理される。
各坑内基地手段CのリモートI/O53は、それに接続されたガス検知センサ50から所定値以上の濃度のガスが検出された場合、自己の識別情報と共にガス検知センサからの検出信号を移動体中央監視手段Aに自動送信するように構成されている。
各リモートI/Oからの異常濃度信号(リモートI/O識別情報+ガス検知センサからの検知信号)は、データ収集装置10において受信され、データ収集装置10は受信した情報を経時的に中央監視装置1へ記録する。
中央監視装置1は、中央監視装置1に記録された異常濃度信号を、表示装置等で表示する。
以上説明した実施例では、坑内における重点位置監視領域を一箇所しか設けていないが、重点位置監視領域は必要に応じて何箇所設けてもよい。
また、上記した実施例では、受信可能範囲が半径10mの基地局を用いて重点位置監視領域に20m間隔で5つの坑内基地手段Cを配置する例を挙げているが、坑内基地手段Cの設置数及び設置間隔は本実施例に限定されることなく、設置すべき重点位置監視領域の広さと、使用する基地局の受信可能範囲に応じて任意に決めることができる。
さらにまた、上記した実施例では、携帯局Dと坑内基地手段Cとの間の無線通信を400MHzで行っている例を挙げているが、無線通信に使用される周波数帯域は本実施例に限定されることなく、任意の周波数帯域でよく、例えば、300〜400MHz帯域、1.2GHz帯域又は2.4GHz帯域の周波数を使用してもよい。
また、上記した実施例では、基地局40及び携帯局Dに8ビットのCPUを使用した例を挙げているが、CPUのビット数は本実施例に限定されることなく、例えば、16ビット又は32ビットのCPUを使用してもよい。
また、上記した実施例では、各坑内基地手段同士が光ケーブルで接続されているが、この構成は本実施例に限定されることなく、例えば、入坑口に一番近い坑内基地手段Cと移動体中央監視手段Aとを光ケーブルで接続し、他の坑内基地手段Cを無線により通信可能に構成してもよい。
さらにまた、上記した実施例では、移動体中央監視手段Aと坑内基地手段Cとの接続に光ケーブルを使用しているが、移動体中央監視手段Aと坑内基地手段Cと接続するケーブルは本実施例に限定されることなくデータの送受信が可能なケーブルであれば任意のケーブルを用いることができる。
また、坑内基地手段及び携帯局の電源構成は、本実施例に限定されることなく、任意の電源を用いてもよく、例えば、ニッカド電池等を使ってもよい。
本発明に係る移動体位置監視システムの構成を示すシステム構成概略図 図1に示した移動体位置監視システムの構成を示すブロック図 作業員に入昇坑を検出するセンサの配置例 入退場管理手段Bにおける入坑管理処理のフローチャート 入退場管理手段Bにおける昇坑管理処理のフローチャート 坑内基地局40の内部構成を示す概略図 坑内に入る作業員が携帯するための携帯局Dの内部構成を示す概略図 坑内における坑内基地手段Cの設置例を示す配置図 携帯局及び基地局の送受信信号の内容を示す図である。 移動体位置監視処理のメインフローチャート 管理区域入退用処理のフローチャート 管理区域用処理のフローチャート 所在不明者探索処理のフローチャート 移動体中央監視手段Aの表示装置3における管理図の一例を示す図である。 移動体中央監視手段Aの表示装置3における管理図の一例を示す図である。 中央監視装置から基地局を介して各携帯局へ情報を送信する場合の送受信信号の内容を示す図である。
符号の説明
A 移動体中央監視手段
1 中央監視装置
2 キーボード
3 表示装置(CRT)
4 無停電電源装置(UPS)
5 通信制御装置
6 IP電話機
10 データ収集装置
11 キーボード
12 表示装置(CRT)
13 無停電電源装置(UPS)
15 プリンタ
16 ハブ
17 メディアコンバータ
B 入退場管理手段
20 管理端末装置
21 キーボード
22 表示装置(CRT)
23 無停電電源装置(UPS)
30 Webカメラ
31 IP電話機
32 タグリーダ
33 センサ
34 リモートI/O
35 ハブ
36 メディアコンバータ
C 坑内基地手段
40 坑内基地局
41 CPU
41a 内臓フラッシュROM
41b 内臓RAM
41c 有線インターフェイス
41d 無線インターフェイス
42 独自フォーマット無線機
43 レギュレータ
44 リチウム電池
45 充電回路
50 ガス検知センサ
51 監視カメラ
52 ハブ
53 リモートI/O
D 携帯局
60 CPU
60a 内臓フラッシュROM
60b 内臓RAM
60c 無線インターフェイス
60d 標準入出力ポート
61 独自フォーマット無線機
62 LED
63 スイッチ
64 ブザー
65 振動センサ
66 傾斜センサ
67 マンマシンインターフェイス
68 レギュレータ
69 リチウム電池
70 充電回路
71 振動装置
E タグ

Claims (7)

  1. 坑外に設置した移動体中央監視手段と、
    人間又はその他の移動体に装着される携帯局と、
    坑内の管理領域内に設置した少なくとも一つの坑内基地手段と
    を備え、
    各携帯局に振動センサを設けると共に、予め個別の携帯局識別情報を記憶させ、振動センサの検出信号と共に、自己の携帯局識別情報をデジタル信号の形態で所定の時間間隔で発信するよう各携帯局を構成し、
    各坑内基地手段に予め個別の基地局識別情報を記憶させ、各携帯局から発せられる携帯局識別情報及び振動センサの検出信号を受信して、受信した携帯局識別情報と自己の基地局識別情報とを位置情報として、前記振動センサの検出信号と共に、前記移動体中央監視手段に送信するよう各坑内基地手段を構成し、
    前記移動体中央監視手段に予め個々の坑内基地手段の設置位置を記憶させ、各坑内基地手段から送られてきた前記位置情報に基づいて、各携帯局の坑内における位置を表示するよう前記移動体中央監視手段を構成すると共に、
    坑内における携帯局を装着した人間又はその他の移動体の動きを重点的に管理するための管理区域を予め決め、
    前記坑内基地手段に、
    携帯局が、坑内の所定の地点を通過したことを検知する通過ポイント用坑内基地手段と、
    坑内の前記管理区域内における携帯局の動向を検知する管理区域用坑内基地手段と、
    前記管理区域に対する携帯局の入退出を検知する管理区域入退用坑内基地手段と
    を設けた
    ことを特徴とする移動体位置監視システム。
  2. 携帯局に傾斜センサを設け、
    携帯局識別情報に加えて傾斜センサの検出信号を発信するよう携帯局を構成し、
    携帯局から発せられる携帯局識別情報及び傾斜センサの検出信号を受信して、受信した携帯局識別情報及び傾斜センサの検出信号と自己の基地局識別情報とを移動体中央監視手段に送信するよう各坑内基地手段を構成した
    ことを特徴とする請求項に記載の移動体位置監視システム。
  3. 自己の携帯局識別番号と携帯局で入力した任意のデータとを組み合わせた任意情報を発信可能に各携帯局を構成し、
    前記任意情報を受信して、受信した任意情報と自己の基地局識別情報とを移動体中央監視手段に送信するよう各坑内基地手段を構成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体位置監視システム。
  4. 自己の携帯局識別番号を含む情報のみを受信するよう各携帯局を構成し、
    自己の基地局識別番号を含む情報のみを受信するよう各坑内基地手段を構成すると共に、
    任意の携帯局識別番号と、前記携帯局識別番号に対応する携帯局が感知範囲にある坑内基地手段の基地局識別情報と、任意のデータとを組み合わせた個別送信情報を送信可能に移動体中央監視手段を構成した
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の移動体位置監視システム。
  5. 前記移動体中央監視手段が、
    同一の基地局識別情報及び携帯局識別情報を含む位置情報を、複数回連続して受信した場合に、位置情報の読込を完了し、対応する携帯局の位置を、その位置情報に基づいて確定する
    ことを特徴とする請求項1に記載に移動体位置監視システム。
  6. 移動体中央監視手段は、前記管理区域内にいるはずの携帯局からの位置情報を所定の時間以上受信しない場合、
    前記管理区域内の坑内基地手段及び前記管理区域内にいる携帯局の送信出力を上げさせ、
    前記管理区域内にいるはずの携帯局の捜索を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の移動体位置監視システム。
  7. 移動体中央監視手段は、位置情報が所定の時間以上変わらない携帯局がある場合には、その携帯局を無動作異常と判断する
    ことを特徴とする請求項に記載の移動体位置監視システム。
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