JP4465393B2 - 基板貼り合せ装置及び基板貼り合せ装置の制御方法 - Google Patents

基板貼り合せ装置及び基板貼り合せ装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板貼り合せ装置及び基板貼り合せ装置の制御方法に係り、詳しくは、液晶等のフラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)に用いる2枚の基板の貼り合わせを行う際に使用して好適な基板貼り合せ装置及び基板貼り合せの制御方法に関する。
従来、フラットパネルディスプレイの一つとして、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)が知られている。液晶ディスプレイパネル(液晶パネル)は、一般に、複数のTFT(薄膜トランジスタ)がマトリクス状に形成されたアレイ基板と、カラーフィルタ(赤、緑、青)や遮光膜などが形成されたカラーフィルタ基板とが極めて狭い間隔(数μm程度)で対向して設けられるとともに、それらの2枚の基板間に液晶が封入されて製造される。なお、遮光膜は、コントラストを稼ぐこと、あるいはTFTを遮光して光リーク電流の発生を防止することを目的として用いられる。そして、アレイ基板とカラーフィルタ基板とはシール材で貼り合わせられている。
このような基板の貼り合わせは、基板貼り合わせ装置を用いて行われる。基板貼り合せ装置は、処理室内に互いに対向して配置される上下2枚の保持板を備え、両保持板の平行度を精密に保ちながら、基板間の厚さ方向の間隔を均一に保持した状態で上下の保持板に保持された基板を接近させることにより貼り合わせを行う。例えば、特許文献1に記載の基板貼り合せ装置では、上下2枚の保持板の基板保持面に複数の粘着シートが設けられており、複数の吸着パッドにより処理室内に搬入された基板を受け取り、同基板を保持板の基板保持面に接触させることで、保持板が基板を粘着保持するようにしている。
特開2005−351961号公報
ところで、上記特許文献1に記載の基板貼り合せ装置では、吸着パッドにより保持された状態において基板が自重等によって撓んでおり、この状態で基板を保持板の基板保持面に接触させるため、同基板は撓んだ状態で保持板に保持されることになる。しかしながら、このように一旦保持板に粘着保持された状態の基板の撓みを該保持板上にて矯正することは困難である。そして、撓んだ状態の基板にて貼り合わせを行うと位置ズレが大きくなって、各画素の開口率の減少や遮光部からの光漏れ等の不良が発生してしまうという問題を生じる。特に、近年では、製造される貼り合せ基板の大型化が進んでおり、このような問題が顕著なものとなっていた。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、平面度の高い状態で基板を保持できる基板貼り合せ装置及び基板貼り合せ装置の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、大気圧下の処理室内で2枚の基板をそれぞれ上保持板と下保持板とに保持し、前記処理室内を減圧して前記2枚の基板を貼り合わせる基板貼り合せ装置であって、前記基板を吸着保持する複数の吸着パッドと、前記吸着パッドを上昇させて前記基板を前記上保持板の近傍まで移動させる第1の移動手段とを有する移動機構部と、前記吸着パッドの間に配置され、前記上保持板の上定盤に取着された粘着機構部とを備え、前記粘着機構部は、前記粘着機構部に隣接する前記吸着パッドの間に複数の貫通孔が形成された加圧板と、前記加圧板の下面よりも下方に突出するように該加圧板に設けられた粘着部材と、前記複数の貫通孔内に配置されるとともに前記加圧板の下面から出没可能に支持され、前記移動機構部により前記粘着機構部の近傍まで移動された前記基板を吸着保持する吸着ヘッドと、前記吸着ヘッドが吸着した前記基板を前記粘着部材に粘着させるように前記吸着ヘッドを上昇させる第2の移動手段とを備えた。
同構成によれば、複数の吸着パッドにより吸着保持された基板を、粘着機構部に隣接する吸着パッドの間に複数形成された貫通孔内で昇降する吸着ヘッドにより吸着保持する、即ち吸着ヘッドにより複数の吸着パッドに保持された状態よりも狭い間隔で基板を吸着保持する。そのため、吸着パッドにより保持された状態で自重等により生じている撓みが吸着ヘッドで保持されることにより矯正され、基板の平面度が高い状態で保持される。そして、第2の移動手段により、該吸着ヘッドに吸着された基板が粘着部材に粘着するように吸着ヘッドが上昇するため、引張力によって基板が確実に粘着保持される。従って、基板の平面度が高く保たれた状態で粘着部材に確実に基板を保持させることができ、上保持板(粘着機構部)にて基板を平面度の高い状態で保持できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板貼り合せ装置において、前記吸着ヘッドは、少なくとも該吸着ヘッドの吸着部が傾動可能に構成された。同構成によれば、吸着ヘッドの吸着部が傾動することで、該吸着部が自重等の影響により撓んだ状態の基板に倣い、吸着部における前記基板と接触する接触面が全周に亘って基板に接触する。そのため、吸着ヘッドにより確実に基板を真空吸着することが可能になり、基板を粘着部材に確実に粘着させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の基板貼り合せ装置において、前記吸着部は、該吸着部における前記基板と接触する接触面が平面状に形成され、前記吸着ヘッドが前記基板を吸着保持した状態で傾動が規制されて前記加圧板の下面と前記接触面とが平行になる。同構成によれば、吸着ヘッドが基板を吸着保持した状態で吸着部の傾動が規制され、加圧板の下面と接触面とが平行になるため、基板を真空吸着することで基板が加圧板の下面と平行な平面状に矯正され、吸着ヘッドにより基板の平面度をより高くして吸着保持できる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の基板貼り合せ装置において前記吸着ヘッドは、負圧源に接続され且つ下端に開口された通気孔が形成された本体部と、前記本体部に固定され、前記本体部と該本体部の下方に配置された前記吸着部との間を閉塞するとともに前記本体部と前記吸着部とを接離可能に支持する弾性支持部とを備え、前記吸着部には、前記通気孔に連結可能であるとともに下端に開口された吸引孔が形成され、前記吸着部は、前記本体部と離間することで傾動可能になり、前記本体部と当接することで傾動が規制される。同構成によれば、吸着部は、本体部と離間した状態で弾性支持部を変形させて傾動するため、例えば本体部の下端に蛇腹状の吸着部を設ける場合に比べ、軸方向長さを短くしても大きく傾動させることができ、吸着ヘッドの小型化を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の基板貼り合せ装置において、前記本体部には、前記本体部と前記吸着部とが当接して、前記本体部と前記吸着部と前記弾性支持部とに囲まれる空間と前記通気孔とを連通する連通孔が形成された。同構成によれば、本体部と吸着部とが当接した状態で、本体部と吸着部と弾性支持部とに囲まれる空間から連通孔を介して空気が吸引されるため、処理室内が真空排気された状態で、上記空間内の圧力が処理室内の圧力よりも高くなって弾性支持部が変形することを防止し、吸着部の不要な動きを防止できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置において、前記吸着ヘッドの上昇により前記基板が前記粘着部材と接触する前記加圧板の接触領域外には、前記加圧板の下面よりも下方に突出した加圧部が形成された。
加圧板は、該加圧板の下面よりも下方に突出するように設けられた粘着部材(より詳しくは粘着部材の基板との接触部)を介して基板を押圧する。そのため、加圧板の下面において、例えば接触領域内のみに下面よりも下方に突出する粘着部材を設けた場合等には、接触範囲外では基板が直接押圧されず、基板の貼り合せが十分に行えなくなる虞が生じる。この点、同構成によれば、接触範囲外において下面よりも下方に突出する加圧部により、加圧板の下面における接触領域外でも基板を直接押圧することができ、基板の貼り合せを十分に行うことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置において、前記粘着部材は、前記各貫通孔の周囲に環状に設けられた。同構成によれば、粘着部材が各貫通孔の周囲に環状に設けられているため、吸着ヘッドの上昇により、基板における吸着ヘッドにより吸着保持された部分の周囲が粘着部材と接触し、確実に基板が粘着保持される。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の基板貼り合せ装置において、前記粘着部材は、前記加圧板の下面全面を覆うように設けられ、前記加圧板の接触領域外には、前記加圧部が前記粘着部材と一体形成された。同構成によれば、加圧部が粘着部材と一体形成されるため、加圧部を粘着部材と別部材で形成し加圧板の下面に設ける場合に比べ、部品点数を削減することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置において、前記粘着部材から貼り合せた前記基板を剥離させる際に、前記吸着ヘッドが前記貼り合せた基板を押圧し該貼り合せた基板が前記下保持板に当接した状態で、前記粘着部材の下端が前記吸着ヘッドの下端よりも上方になるように前記加圧板を移動させる剥離制御手段を備えた。同構成によれば、上保持板と下保持板とが2枚の基板を貼り合せた後に、吸着ヘッドが貼り合せた基板を押圧し該基板が下保持板に当接した状態で、粘着部材の下端が吸着ヘッドの下端よりも上方になるように加圧板が上方に移動することで、粘着部材と基板とを剥離させる。そのため、貼り合せた基板が下保持板に当接した状態で加圧板(粘着部材)から剥離されるため、該基板が落下して破損することを防止できる。また、別途粘着部材から基板を剥離させるための構成を設けることなく、吸着ヘッドにより粘着部材から基板を剥離させることが可能となる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置において、複数の前記粘着機構部が前記上定盤にアレイ状に配置された。同構成によれば、大型の基板であっても、粘着機構部を大型化することなく基板を保持することが可能になる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の基板貼り合せ装置において、前記第1の移動手段は、前記処理室内に配置されて前記吸着パッドが取着された複数本の支持棹と、前記処理室外に配置され前記複数本の支持棹を昇降可能に支持する支持手段とを備え、前記複数の粘着機構部は、隣接する前記粘着機構部の間に前記支持棹が収容される収容溝を形成するように配置された。同構成によれば、支持棹が粘着機構部の間に形成された収容溝に収容されるため、基板が支持棹と干渉することが防止される。そして、粘着機構部の間に形成された収容溝に収容される支持棹(吸着パッド)により基板を吸着するため、上定盤の周囲から基板を吸着保持する場合に比べ、基板の撓みが小さくなり、吸着ヘッドを基板に確実に接触させることができ、確実に基板を吸着保持できる。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置において、前記粘着機構部は着脱可能に設けられた。同構成によれば、粘着機構部に不具合が発生しても、上保持板全体を交換することなく、粘着機構部のみを交換すれば良い。特に、請求項10のように、粘着機構部をアレイ状に配列した場合には、不具合の生じた粘着機構部のみを交換すれば良いため、上保持板全体を交換する場合に比べ、コスト増加を抑制できる。
請求項13に記載の発明は、処理室内で2枚の基板をそれぞれ上保持板と下保持板とに保持し、前記処理室内を減圧して前記2枚の基板を貼り合わせる基板貼り合せ装置の制御方法であって、大気圧下の前記処理室内に搬入される前記基板を複数の吸着パッドにより吸着保持し、前記複数の吸着パッドを上昇させることで前記基板を、前記吸着パッドの間に配置され前記上保持板の上定盤に取着された粘着機構部の近傍まで移動させる工程と、前記粘着機構部に設けられ、隣接する前記吸着パッドの間に複数配置されるとともに前記粘着機構部に設けられた加圧板の下面から出没可能な吸着ヘッドによって、前記粘着機構部の近傍まで移動された前記基板を吸着保持し、該吸着ヘッドに吸着された前記基板を、前記加圧板の下面よりも下方に突出するように該加圧板に設けられた粘着部材に粘着させるように前記吸着ヘッドを上昇させる工程とを備えた。同構成によれば、基板の平面度が高く保たれた状態で粘着部材に確実に基板を保持させることができ、上保持板(粘着機構部)にて基板を平面度の高い状態で保持できる。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の基板貼り合せ装置の制御方法において、少なくとも吸着部が傾動可能に構成された前記吸着ヘッドが前記基板を吸着保持した状態で、該吸着ヘッドの傾動を規制して前記基板と接触する接触面を前記加圧板の下面と平行にした後に、前記吸着ヘッドが吸着した前記基板を前記粘着部材に粘着させるように前記吸着ヘッドを上昇させる。同構成によれば、吸着ヘッドが基板を吸着保持した状態で吸着部の傾動が規制され、加圧板の下面と接触面とが平行になるため、基板を真空吸着することで基板が加圧板の下面と平行な平面状に矯正され、吸着ヘッドにより基板の平面度をより高くして吸着保持できる。
請求項15に記載の発明は、請求項13又は14に記載の基板貼り合せ装置の制御方法において、前記粘着部材から貼り合せた前記基板を剥離させる際に、前記吸着ヘッドが前記貼り合せた基板を押圧し該貼り合せた基板が前記下保持板に当接した状態で、前記粘着部材の下端が前記吸着ヘッドの下端よりも上方になるように前記加圧板を移動させる。同構成によれば、上保持板と下保持板とが2枚の基板を貼り合せた後に、吸着ヘッドが貼り合せた基板を押圧し該基板が下保持板に当接した状態で、粘着部材の下端が吸着ヘッドの下端よりも上方になるように加圧板が上方に移動することで、相対的に吸着ヘッドの下端を粘着部材の下端よりも下方に下降させて、粘着部材と基板とを剥離させる。そのため、貼り合せた基板が下保持板に当接した状態で加圧板(粘着部材)から剥離されるため、該基板が落下して破損することを防止できる。また、別途粘着部材から基板を剥離させるための構成を設けることなく、吸着ヘッドにより粘着部材から基板を剥離させることが可能となる。
本発明によれば、平面度の高い状態で基板を保持可能な基板貼り合せ装置及び基板貼り合せ装置の制御方法を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1は、2枚の基板を貼り合わせてフラットパネルディスプレイ(FPD)等のパネルを製造するパネル製造装置の全体の概略構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態では、アクティブマトリクス型の液晶パネルを製造するパネル製造装置を例に挙げて説明する。
このパネル製造装置には、液晶パネルを構成する2種類の基板W1,W2が供給される。第1の基板W1は、TFT等が形成されたアレイ基板(TFT基板)であり、第2の基板W2は、カラーフィルタや遮光膜等が形成されたカラーフィルタ基板である。第1及び第2の基板W1,W2は、それぞれの工程によって作成され、パネル製造装置に供給される。
第1及び第2の基板W1,W2は、先ずシール描画装置11に供給される。このシール描画装置11は、第1及び第2の基板W1,W2のうち何れか一方の基板、本実施形態では第2の基板W2の上面に、紫外線硬化性樹脂よりなるシール材を枠状に塗布する。そして、第1の基板W1とシール材が塗布された第2の基板W2とは、搬送装置21により、次いで液晶滴下装置12に搬送される。
液晶滴下装置12は、上記シール材が塗布された第2の基板W2の上面の予め設定された複数の所定位置に液晶を滴下する。そして、第1の基板W1と液晶が滴下された第2の基板W2とは、搬送装置22により、次いで基板貼り合せ装置13のプレス装置14に搬送される。
プレス装置14は、処理室としてのチャンバ31(図2参照)を備えている。チャンバ31内には、第1及び第2の基板W1,W2をそれぞれ保持するステージ42と粘着機構部52とが配設されるとともに、プレス装置14は、例えば第2の基板W2をステージ42に、第1の基板W1を粘着機構部52に保持した後、チャンバ31内を減圧(真空排気)する。
次に、プレス装置14は、第1及び第2の基板W1,W2に設けられている図示しないアライメントマークを用いて光学的にそれら両基板W1,W2の位置合わせを行う。そして、位置合わせ後、両基板W1,W2に所定の圧力を加えて、それら両基板W1,W2を所定の基板間隔までプレスした後、チャンバ31内を開放(大気導入)する。これにより、両基板W1,W2は、大気圧と両基板W1,W2間における圧力との圧力差に起因して、さらに所定のセル厚までプレスされる。このように貼り合わされた基板W3(第1の基板W1及び第2の基板W2)は搬送装置23により、次いで硬化装置15に搬送される。
硬化装置15は、紫外線(UV)を照射するランプを備え、該ランプからの紫外線を図示しない遮光マスクを介して上記貼り合わされた基板W3に照射する。これにより、液晶等への紫外線の照射を防ぎながらシール材のみを硬化させて貼り合わせを行う。こうしてシール材が硬化された基板W3(液晶パネル)は搬送装置24により、次いで検査装置16に搬送される。
検査装置16は、パネル貼り合わせ後の基板W3間の位置ずれを測定して、その測定値を制御装置17に出力する。制御装置17は、この検査装置16の測定値に基づいて、上記プレス装置14における位置合わせに補正を加える等の制御を行う。例えば制御装置17は、パネル貼り合わせ後の基板W3に生じている位置ずれ量を、そのずれ方向と反対方向に予めずらしておく等の補正を実施する。これにより、次に製造される液晶パネルの位置ずれを防止する。
次にプレス装置14について詳細に説明する。
図2に示すように、プレス装置14のチャンバ31は、上側容器32と下側容器33とから構成されている。上側容器32は、図示しないアクチュエータ等の駆動機構により下側容器33に対し上下動可能となっている。そして、上側容器32の側縁部が下側容器33の側縁部に当接するまで下降すると、上側容器32と下側容器33とで密封される空間により処理室(チャンバ31)が形成されるようになっている。なお、下側容器33の側縁部には、上側容器32の側縁部との当接面にOリング34が取着されており、このOリング34によりチャンバ31の気密性が確保されるようになっている。
下側容器33上には、下定盤41を介してステージ42が配設されている。なお、本実施形態では、下定盤41とステージ42とにより下保持板が構成されている。また、下側容器33内には、ステージ42への第2の基板W2の受け渡しを行う下基板保持装置43が昇降可能に支持されている。図3に示すように、この下基板保持装置43は、複数本の支持棹44の両端部を連結枠45で連結した柵状に形成されている。そして、ステージ42には、下基板保持装置43が最下限まで下降したとき、各支持棹44がステージ42の上面に露出しないように、各支持棹44を収容する収容溝42aが形成されている。さらに、下基板保持装置43を構成する枠の一方には、搬送装置22(上部アーム104、図2参照)の先端を支持して、その自重垂れを防止する撓み防止片46が上方に突出されている。
図3及び図4に示すように、ステージ42の上面における第2の基板W2との当接面には、第2の基板W2を真空吸着するための複数の吸着孔42bが形成されるとともに、ポーラス状で通気性を有し、表面摩擦係数0.3〜0.4程度の例えばポリエチレン等よりなる多孔質シート47が取着されている。各吸着孔42bは、各吸着孔42bにそれぞれ負圧を供給するための管路42cに連通されるとともに、その管路42cは、チャンバ31外に配設されるバルブ48を介して負圧源49に接続されている。バルブ48及び負圧源49は、制御部35によりその動作が制御されて第2の基板W2を真空吸着する。また、多孔質シート47は、本実施形態では約300〜500μmの厚さで形成されるとともに、ステージ42に形成された収容溝42aを被覆しない位置に複数枚取着されている。従って、第2の基板W2は、吸着孔42bに真空吸着されるとともに、多孔質シート47による静止摩擦抵抗力によっても保持されるようになっている。
一方、図2に示すように、上側容器32内には上定盤51が支持されるとともに、その上定盤51の下面には粘着機構部52が取着されている。なお、本実施形態では、上定盤51と粘着機構部52により上保持板が構成されている。上定盤51は、上側容器32の上方において、モータを含む駆動装置53から吊下げ軸54を介して吊下支持され、駆動装置53の動作により上側容器32の下方で昇降される。
粘着機構部52の下方には粘着機構部52の近傍まで第1の基板W1を移動させる上基板保持装置55が配設されている。図5に示すように、この上基板保持装置55は、下基板保持装置43と同様に、複数本の支持棹56の両端部を連結枠57で連結した柵状に形成されている。各支持棹56には下方に向かって開口する複数の吸着パッド58が設けられている。そして、粘着機構部52は、上定盤51の下面において、各支持棹56(吸着パッド58)の間に配置されるとともに、アレイ状になるように配置されている。そして、複数の粘着機構部52は、隣接する(図5において、上下方向に隣接する)粘着機構部52の間に上基板保持装置55の支持棹56を粘着機構部52の下面(加圧板71の下面73)よりも上方に位置するように収容可能とした収容溝52aが形成されるように配置されている。従って、上基板保持装置55が最上限まで上昇したとき、各支持棹56は収容溝52a内に収容されて、粘着機構部52の下面より下方へ露出されないようになっている。上基板保持装置55の両側部には、上側容器32を貫通して上方へ延びる支軸59が取着され、その支軸59の上端部はフレキシブルカップリング60を介して昇降軸61に吊下支持される。そして、昇降軸61は駆動装置53の制御に基づいて昇降する。なお、本実施形態では、支軸59,フレキシブルカップリング60及び昇降軸61により支持手段が構成され、上基板保持装置55は駆動装置53の制御に基づいて昇降動作を行う。従って、駆動装置53、上基板保持装置55、フレキシブルカップリング60及び昇降軸61により第1の移動手段が構成され、駆動装置53、上基板保持装置55、吸着パッド58、フレキシブルカップリング60及び昇降軸61により移動機構部が構成される。
また、上基板保持装置55は、昇降軸61に対してフレキシブルカップリング60により水平方向に移動可能に支持されている。このフレキシブルカップリング60により、粘着機構部52に保持される第1の基板W1の水平方向の変移を補正するための位置合せ処理を行う際に、粘着機構部52と上基板保持装置55との水平方向の相対移動が許容される。
図6及び図7に示すように、粘着機構部52は加圧板71を備え、同加圧板71には粘着機構部52の両側(図5における左右方向両側)に隣接する支持棹56(吸着パッド58)の間に、複数の貫通孔72が形成されている。本実施形態では、貫通孔72は、加圧板71において所定間隔で四角形状に位置するように形成されている。加圧板71の下面73には、貫通孔72に隣接するとともに該貫通孔72の全周に亘る環状に形成された粘着部材74が加圧板71の下面73よりも下方に突出するように固定されている。なお、粘着部材74は、加圧板71の下面73において、後述する吸着ヘッド75が上昇することで第1の基板W1が該粘着部材74と接触する接触領域T(図6においては、粘着部材74が固定された領域と同一)内に固定されている。そして、粘着部材74には、略半球形状の保持部としての保持突部74aが複数形成されており、該保持突部74aが第1の基板W1に接触するようになっている。なお、本実施形態では、保持突部74aは、粘着部材74上において環状に配列されている。また、粘着部材74は加圧板71の下面73に接着により固定されている。さらに、粘着部材74は、ブタジエンゴムから構成されており、基板を一時的に保持可能であるとともに速やかに剥離することできる。
また、粘着機構部52は、各貫通孔72内に配置されるとともに加圧板71の下面73から出没可能にそれぞれ支持される複数(本実施形態では、8個)の吸着ヘッド75と、吸着ヘッド75を昇降させるアクチュエータ76を備えている。従って、吸着ヘッド75同士は、貫通孔72と同様に所定間隔で四角形状に配列されている。各吸着ヘッド75は、負圧を供給するための管路77に連通されるとともに、同管路77は、チャンバ31外に配設されるバルブ78を介して負圧源79に接続される(図5参照)。そして、吸着ヘッド75は、上基板保持装置55により粘着機構部52の近傍まで移動された第1の基板W1をその上面側から吸着するようになっている。
また、吸着ヘッド75の下端には、径方向外側に向かってフランジ部80が形成されるとともに、その基板と接触する接触面81が平面状に形成され、吸着ヘッド75が第1の基板W1を吸着保持した状態で加圧板71と平行になるようになっている。なお、本実施形態では、接触面81は円環状に形成されている。そして、各吸着ヘッド75は、板状の支持部材82を介してアクチュエータ76に接続されるとともに、アクチュエータ76の駆動により、各吸着ヘッド75が同時に昇降するようになっている。従って、本実施形態では、アクチュエータ76と支持部材82によって第2の移動手段が構成される。アクチュエータ76は、制御部35によって制御され、吸着ヘッド75、アクチュエータ76及び制御部35により剥離制御手段が構成される。なお、本実施形態のアクチュエータ76は、ダイヤフラム内に空気を供給することにより、支持部材82が固定された駆動部材がガイドに沿って上下動するようになっている。また、粘着機構部52は、加圧板71上にねじ83により固定された取付部材84が、上定盤51の上方からねじ85により固定されることで、上定盤51に対して着脱可能に設けられている。
さらに、加圧板71には、各粘着部材74の間に吸着孔86が形成されている。各吸着孔86は、負圧を供給するための管路87に連通されるとともに、同管路87は、チャンバ31外に配設されるバルブ88を介して負圧源89に接続される(図5参照)。バルブ88は、制御部35によりその開閉が制御され、同制御部35とともに吸着制御手段が構成される。従って、第1の基板W1は、吸着孔86に真空吸着されるとともに、粘着部材74による粘着力によっても保持されるようになっている。また、第1の基板W1は、吸着ヘッド75により押圧されることで、粘着部材74から剥離するようになっている。
図8に示すように、また、チャンバ31には、同チャンバ31内に負圧を供給するための管路91が配設されるとともに、その管路91は、チャンバ31外に配設されるバルブ92を介して負圧源93に接続されている。そして、管路42cは、同管路42c内の圧力(第2の基板W2の背圧)をチャンバ31内の圧力と略同圧とするための管路94と連通されるとともに、その管路94には、バルブ95が設けられている。また、管路87は、同管路87内の圧力(第1の基板W1の背圧)をチャンバ31内の圧力と略同圧とするための管路96と連通されるとともに、その管路96には、バルブ97が設けられている。これらバルブ95,97は、上記制御部35(図2参照)によりその開閉が制御され、該制御部35とともに同圧制御手段が構成される。
上記したように、搬送装置22によりプレス装置14には第1及び第2の基板W1,W2が搬入されるように構成されている。図2に示すように、搬送装置22は、第1の基板W1を保持する第1のロボットハンド101と第2の基板W2を保持する第2のロボットハンド102とから構成されている。そして、下基板保持装置43と上基板保持装置55の間に、第1のロボットハンド101により第1の基板W1が搬入されるとともに、第2のロボットハンド102により第2の基板W2が搬入されるように構成されている。第1のロボットハンド101は基端側の主枠103から上部アーム104と下部アーム105とが平行に延設されるとともに、上部アーム104には第1の基板W1を吸着するための吸着パッド106が形成されている。また、下部アーム105は貼り合せ後の基板W3を支持可能となっている。なお、上部アーム104は下部アーム105より長く形成され、チャンバ31内へ前進したとき、その先端は下基板保持装置43の撓み防止片46の移動軌跡上に位置する。
図9及び図10は第1の基板W1をチャンバ31内に搬入した第1のロボットハンド101の上部アーム104と、上基板保持装置55の位置関係を示す。図10に示すように、上部アーム104は、主枠103から6本平行に延設されるとともに、各上部アーム104にはそれぞれ7個の吸着パッド106a〜106gが設けられている。各上部アーム104内には、負圧を供給するための三本の管路が主枠103からそれぞれ延設されるとともに、各管路は主枠103外に配設される3個のバルブ107a〜107cを介して負圧源108に接続されている。このバルブ107a〜107cは制御部35により制御される。
そして、吸着パッド106a〜106gのうち、中央に位置する3個の吸着パッド106c,106d,106eはバルブ107cにより開閉される。また、吸着パッド106c,106d,106eの外側に位置する1個ずつの吸着パッド106b,106fはバルブ107bにより開閉されるとともに、両外側に位置する2個の吸着パッド106a,106gはバルブ107aにより開閉される。このような制御は、6本の各上部アーム104について同様である。
チャンバ31内への第1の基板W1の搬入に先立ち、上部アーム104で第1の基板W1を吸着する際には、まずバルブ107cが開路されて、各上部アーム104の吸着パッド106c,106d,106eにより第1の基板W1の上面側における長手方向中央部が吸着される。次いで、バルブ107bが開路されて、各上部アーム104の吸着パッド106b,106fにより第1の基板W1の上面側における長手方向中央部両端が吸着される。そして、最後にバルブ107aが開路されて、吸着パッド106a,106gにより第1の基板W1の上面側における長手方向両端部が吸着されることで、第1の基板W1が上部アーム104に上面側から保持されるようになっている。
上基板保持装置55の各支持棹56にはそれぞれ9個の吸着パッド58a〜58iが設けられている。各支持棹56内には、負圧を供給するための三本の管路が連結枠57からそれぞれ延設されるとともに、各管路は連結枠57外に配設される3個のバルブ109a〜109cを介して負圧源110に接続される(図9参照)。このバルブ109a〜109cは制御部35により制御される。
そして、吸着パッド58a〜58iのうち、中央に位置する3個の吸着パッド58d,58e,58fはバルブ109cで開閉される。また、吸着パッド58d,58e,58fの外側に位置する1個ずつの吸着パッド58c,58gはバルブ109bで開閉されるとともに、吸着パッド58c,58gより外側に位置する2個ずつの吸着パッド58a,58b,58h,58iはバルブ109aで開閉される。このような制御は、5本の各支持棹56について同様である。
上基板保持装置55で第1の基板W1を吸着する際には、まずバルブ109cが開路されて、各支持棹56の吸着パッド58d,58e,58fで第1の基板W1の上面側における長手方向中央部が吸着される。次いで、バルブ109bが開路されて、各支持棹56の吸着パッド58c,58gにより第1の基板W1の上面側における長手方向中央部の両端が吸着される。そして、最後にバルブ109aが開路されて、吸着パッド58a,58b,58h,58iにより、第1の基板W1の上面側における長手方向両端部が吸着されることで、第1の基板W1がその上面側から上基板保持装置55に保持されるようになっている。
図11は上基板保持装置55の吸着パッド58aの具体的構成を示す。他の吸着パッド58b〜58i及び前記第1のロボットハンド101の吸着パッド106も同様な構成である。支持棹56内には当接部材111が上下方向に移動可能に支持されるとともに、その当接部材111には負圧が供給される出力管112が挿通されている。出力管112には、支持棹56内において、当接部材111に当接するフランジ113が形成されるとともに、支持棹56外において、出力管112の先端には蛇腹状に形成された吸着パッド58aが取着される。
吸着パッド58aと支持棹56との間には、コイルスプリング114が配設されている。つまり、支持棹56を支点とするコイルスプリング114の付勢力により、吸着パッド58は常に支持棹56から遠ざかる方向、すなわち下方に付勢されている。また、支持棹56内において、当接部材111と支持棹56の底辺との間には、出力管112の周囲に複数のコイルスプリング115が配設されている。そして。支持棹56を支点とするコイルスプリング115の付勢力により、当接部材111と支持棹56の底辺との間隔が所定値以下となると、当接部材111に上方への付勢力が作用するようになっている。
このような構成により、第1のロボットハンド101から第1の基板W1を受けるとき、吸着パッド58aには上方への押圧力が作用するため、図11(b)に示すように、コイルスプリング114が縮んで吸着パッド58aが上昇するようになっている。また、第1の基板W1を粘着機構部52に受け渡すとき、吸着パッド58aには下方への引張り力が作用するため、図11(c)に示すように、コイルスプリング114が伸びるとともに、コイルスプリング115が縮んで、吸着パッド58aが下降するようになっている。
次に、上記のように構成された基板貼り合せ装置の動作について図12〜図29に従って説明する。
第1及び第2の基板W1,W2の搬入に先立ち、図12に示すように、第1のロボットハンド101に第1の基板W1が吸着され、第2のロボットハンド102に第2の基板W2が支持される。また、下基板保持装置43上には前サイクルで貼り合わされた基板W3が支持されている。
この状態から、第1のロボットハンド101が大気開放された状態のチャンバ31内に前進し(図13)、下降する(図14)。この状態では、第1のロボットハンド101の上部アーム104の先端部が撓み防止片46に支持されて、その自重垂れが矯正される。
次いで、上基板保持装置55が下降して、第1の基板W1をその上面側から吸着パッド58により吸着する(図15)。そして、第1のロボットハンド101は第1の基板W1の吸着を解除して上方へ移動し(図16)、下基板保持装置43が下降する(図17)。すると、基板W3は第1のロボットハンド101の下部アーム105に支持された状態となる。
その後、第1のロボットハンド101が処理室外へ後退し(図18)、上基板保持装置55が上昇して第1の基板W1を粘着機構部52の近傍(本実施形態では、粘着機構部52の直下2〜5mm)まで移動させる(図19)。なお、図19〜図23、図28、図29において、説明の便宜上、粘着部材74のみを記載して保持突部74aを省略する。次いで、各吸着ヘッド75が同時に下降して、第1の基板W1をその上面側から吸着し(図20)、上基板保持装置55が第1の基板W1の吸着を解除して上方へ移動する(図21)。これにより、上基板保持装置55の吸着パッド58に保持された状態よりも狭い間隔で第1の基板W1が保持される。そのため、上基板保持装置55に保持された状態で生じていた撓みが矯正され、その平面度が高い状態で保持される。さらに、接触面81は、吸着ヘッド75が第1の基板W1を吸着保持した状態で加圧板71と平行になる平面状に形成されているため、第1の基板W1が接触面81に接触することでその撓みが矯正され、その平面度がより高い状態で保持される。
次いで、吸着ヘッド75が第1の基板W1を真空吸着した状態で、第1の基板W1が粘着部材74の保持突部74aに粘着されるように上昇して、粘着部材74に粘着保持される。これにより、引張力によって第1の基板W1が確実に粘着保持される。そして、第1の基板W1を粘着保持した後に吸着孔86に負圧が供給されることで第1の基板W1を吸引吸着する(図22)。次に、吸着ヘッド75による吸着を解除して、同吸着ヘッド75を上方に移動させる(図23)。
次いで、第2のロボットハンド102がチャンバ31内に前進し(図24)、さらに下基板保持装置43が上昇して、第2の基板W2が下基板保持装置43上に支持される(図25)。
そして、第2のロボットハンド102がチャンバ31外へ後退し、下基板保持装置43が下降して第2の基板W2がステージ42上に支持される。第2の基板W2は、吸着孔86に負圧が供給されることで、多孔質シート47を介してステージ42上に真空吸着される(図26)。そして、上側容器32及び下側容器33が閉じられて、チャンバ31内に第1及び第2の基板W1,W2が搬入される。
この状態で、バルブ92を開路してチャンバ31内を真空排気する。このとき、バルブ92を開路するのとほぼ同時にバルブ95,97も開路し、チャンバ31内を減圧しながら管路42c内の圧力(第2の基板W2の背圧)及び管路87内の圧力(第1の基板W1の背圧)を同時減圧する。なお、バルブ48,88はバルブ95,97を開路する前後のタイミング、又は負圧源93の真空度が負圧源49,89の真空度に近づいたタイミングで閉路にする。このような制御により、第1及び第2の基板W1,W2の背圧をチャンバ31内の圧力と略同圧(又はそれ以下)に制御し、第1及び第2の基板W1,W2がそれぞれステージ42及び加圧板71から剥離されることが防止される。
そして、図27に示すように、チャンバ31内が減圧された状態でプレス処理がなされ、第1及び第2の基板W1,W2が貼り合わされる。このとき、2枚の基板W1,W2の水平方向の相対位置を一定の範囲内に矯正するための位置合せが行われる。この位置合せにともなう上定盤51と上基板保持装置55との水平方向の変移が、フレキシブルカップリング60で吸収される。そして、図28に示すように、吸着ヘッド75が貼り合わされた基板W3に押圧し、基板W3がステージ42に当接した状態で、図29に示すように、粘着部材74の下端(保持突部74a)が吸着ヘッド75の下端よりも上方になるように加圧板71を上方に移動させる。これにより、相対的に吸着ヘッド75を加圧板71の下面73よりも下方に移動させ、粘着部材74と基板W3とを剥離される。これと同時に、本実施形態では、吸着孔86に正圧が供給され、より速やかに粘着部材74と基板W3とが剥離されるようになっている。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)上定盤51の下面における支持棹56(吸着パッド58)の間に粘着機構部52を設けた。粘着機構部52は、隣接する支持棹56(吸着パッド58)の間に複数の貫通孔72が形成された加圧板71と、下面73よりも下方に突出するように設けられた粘着部材74とを備えた。また、粘着機構部52は、各貫通孔72内に配置されるとともに加圧板71の下面73から出没可能に支持され、上基板保持装置55により粘着機構部52の近傍まで移動された第1の基板W1を上面側から吸着保持する吸着ヘッド75を備えた。さらに、粘着機構部52は、該吸着ヘッド75に吸着された第1の基板W1を粘着部材74に粘着させるように上昇させるアクチュエータ76及び支持部材82を備えた。従って、吸着パッド58により吸着保持された第1の基板W1を、粘着機構部52に隣接する吸着パッド58の間に複数形成された貫通孔72内で昇降する吸着ヘッド75により吸着保持される、即ち吸着ヘッド75により吸着パッド58に保持された状態よりも狭い間隔で第1の基板W1が吸着保持されることになる。そのため、吸着パッド58に保持された状態で生じている第1の基板W1の自重等による撓みが矯正され、その平面度が高い状態で保持される。そして、各吸着ヘッド75が、該吸着ヘッド75に吸着された第1の基板W1が粘着部材74の保持突部74aに粘着させるように上昇するため、引張力によって第1の基板W1が確実に粘着保持される。従って、第1の基板W1の平面度が高く保たれた状態で加圧板71の粘着部材74に確実に保持させることができ、第1の基板W1を平面度の高い状態で加圧板71に保持することができる。
(2)吸着ヘッド75の接触面81を平面状に形成し、吸着ヘッド75を、第1の基板W1を吸着保持した状態で加圧板71と平行になるようにしたため、接触面81に当接する第1の基板W1が平面状に矯正され、第1の基板W1の平面度をより高くできる。
(3)粘着部材74を、各貫通孔72の周囲に環状に設けたため、吸着ヘッド75の上昇により、第1の基板W1における吸着ヘッド75により吸着保持された部分の周囲が粘着部材74と接触し、確実に第1の基板W1を粘着保持できる。
(4)吸着ヘッド75が貼り合せた基板W3を押圧し該貼り合せた基板W3がステージ42(下保持板)に当接した状態で、吸着ヘッド75の下端(接触面81)が粘着部材74の下端よりも下方になるように加圧板71を上方に移動させるようした。そのため、貼り合せた基板W3がステージ42に当接した状態で加圧板71(粘着部材74)から剥離されるため、該基板W3が落下して破損することを防止できる。また、別途粘着部材から基板を剥離させるための構成を設けることなく、吸着ヘッド75により粘着部材74から基板W3を剥離させることが可能となる。
(5)チャンバ31内を真空排気するとき、バルブ92を開路するのとほぼ同時にバルブ95,97も開路し、チャンバ31内を減圧しながら管路42c内の圧力(第2の基板W2の背圧)及び管路87内の圧力(第1の基板W1の背圧)を同時減圧するようにした。これにより、第1及び第2の基板W1,W2の背圧をチャンバ31内の圧力と略同圧に制御し、第1及び第2の基板W1,W2がそれぞれステージ42及び加圧板71から剥離されることを防止できる。
(6)粘着機構部52を上定盤51の下面にアレイ状に配置し、複数の粘着機構部52により第1の基板W1を保持するようにした。このため、第1の基板W1が大型であっても、粘着機構部52を大型化することなく第1の基板W1を保持できる。
(7)複数の粘着機構部52は、隣接する粘着機構部52の間に上基板保持装置55の支持棹56が加圧板71の下面73よりも上方に位置するように収容可能とした収容溝52aを形成するように配置された。このため、各支持棹56が収容溝52a内に収容されて、加圧板71の下面73より下方へ露出せず、第1の基板W1が支持棹56と干渉することを防止できる。そして、粘着機構部52の間に形成された収容溝52aに収容される支持棹56(吸着パッド58)により第1の基板W1を吸着するため、上定盤51の周囲から第1の基板W1を吸着保持する場合に比べ、第1の基板W1の撓みが小さくなり、吸着ヘッド75を第1の基板W1に確実に接触させることができ、第1の基板W1を吸着保持できる。
(8)粘着機構部52ねじ83により固定されることで上定盤51に対して着脱可能に設けた。このため、粘着機構部52に不具合が生じた場合、その粘着機構部52のみを交換すれば良いため、上定盤51及び粘着機構部52を交換する場合に比べ、コスト増加を抑制できる。
(第2実施形態)
以下、本発明を、具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、吸着ヘッドの構成である。このため、説明の便宜上、第1実施形態と同一の部分については同一の符号を付すこととして、その説明を省略する。
図30に示すように、本実施形態の吸着ヘッド121は、支持部材82に固定される略円柱形状の本体部122と、本体部122の下方に配置される吸着部123と、本体部122の下端に設けられて吸着部123を支持する弾性支持部124とを備えている。
本体部122の下端には円形状の凹部131が形成されている。そして、本体部122には、管路77(負圧源79)に接続され且つ凹部131の底面132(本体部122の下端)に開口された断面略T字状の通気孔133が形成されている。また、本実施形態では、本体部122の下端には、径方向外側に向かって延設された延出部134が形成されるとともに、該延出部134の外周に円環状の固定部135が螺着されるようになっている。これら本体部122及び固定部135は、例えばステンレス等の高剛性の材料により形成されている。
吸着部123は、略円柱形状に形成されるとともに、その下部には径方向外側に向かって延設されたフランジ部141が形成されている。また、吸着部123には、通気孔133に連結可能であるとともに下端に開口された吸引孔142が、上記通気孔133と同径に形成されている。そして、吸着部123の下端には、第1の基板W1と接触する接触面143と、接触面143から該吸着部123の中心に向かって上方に傾斜する傾斜面144とが形成されている。また、吸着部123には、軸方向両端側よりも小径の段差部145が形成されている。
そして、弾性支持部124は、本体部122と吸着部との間を閉塞するとともに、本体部122と吸着部123とを接離可能に支持している。具体的には、弾性支持部124は、固定部135との間に円環状の緩衝部材136及びリング137を介してその外周縁が延出部134に固定されるとともに、その内周縁が段差部145に挿入されることで吸着部123を支持している。なお、緩衝部材136はゴム等の弾性材料からなり、リング137は鉄などの金属材料からなる。そして、真空吸着を行っていない状態では、本体部122と吸着部123とが離間し、吸着部123が傾動可能になっている。一方、第1の基板W1を真空吸着している状態では、吸着部123が本体部122に吸い付けられて本体部122の底面132と吸着部123の上端面146が当接し、吸着部123の傾動が規制されるようになっている。また、本実施形態では、本体部122には、該本体部122と吸着部123とが当接することで、本体部122と吸着部123と弾性支持部124とに囲まれる空間138と、通気孔133とを連通する連通孔139が形成されている。さらに、フランジ部141の外周には、該フランジ部141から径方向外側に向かって延びる大径部141aが形成されるとともに、固定部135の内周には、大径部141aの外径よりも小径、且つフランジ部141よりも大径の小径部135aが径方向内側に向かって延出形成されている。そして、吸着部123は、大径部141aが小径部135aよりも上方に位置するように弾性支持部124に支持され、大径部141aが小径部135aに当接することで、吸着部123の本体部122との離間可能な距離及び吸着部123の傾動量が所定範囲内に制限されている。これにより、吸着部123が所定範囲以上傾動する等して、弾性支持部124から脱落することを防止できる。
本実施形態では、凹部131の底面132及び吸着部123の上端面146は、共に加圧板71の下面73と略平行に形成されるとともに、接触面143が加圧板71の下面73と略平行に形成されている。そして、吸着ヘッド121が第1の基板W1を吸着保持した状態で底面132と上端面146とが当接して吸着部123の傾動が規制され、接触面143が加圧板71の下面73と平行になるようになっている。また、粘着部材74は、該粘着部材74と略同形状の基部151上に固着され、ねじ152によって加圧板71に固定されている。
次に、基板貼り合せ装置の動作について説明する。基板貼り合せ装置の動作は第1実施形態と同様であるため、ここでは吸着ヘッド121による吸着動作について図31〜34に従って説明する。図31〜図35は、第1実施形態の図19〜23に対応する図であり、基板貼り合せ装置における吸着ヘッド121を含む一部断面図である。
図31に示すように、吸着パッド58に真空吸着された状態では、第1の基板W1はその自重等により撓んでいる。次いで、図32に示すように、各吸着ヘッド121が下降して第1の基板W1をその上面側から吸着する。このとき、吸着ヘッド121の吸着部123が傾動して第1の基板W1の撓みに倣い、接触面143が全周に亘って第1の基板W1に接触するため、吸着ヘッド121により確実に第1の基板W1を真空吸着できる。また、吸着部123の下端には、傾斜面144が形成されているため、例えば吸着部123の下端に接触面のみを形成した場合に比べ、吸着部123の内側と外側での気圧差(圧力差)により第1の基板W1における吸着部123に押し付けられる(吸着される)部分が大きくなり、強固に第1の基板W1を真空吸着することができる。
続いて、図33に示すように、上基板保持装置55が第1の基板W1の吸着を解除して上方へ移動する。これにより、上基板保持装置55の吸着パッド58に保持された状態よりも狭い間隔で第1の基板W1が保持される。そのため、吸着ヘッド121により、上基板保持装置55の吸着パッド58に保持された状態よりも狭い間隔で第1の基板W1が保持される。そのため、上基板保持装置55に保持された状態で生じていた撓みが矯正され、その平面度が高い状態で保持される。さらに、吸着ヘッド121が第1の基板W1を吸着保持した状態で吸着部123の傾動が規制され、接触面143が加圧板71の下面73と平行になるため、第1の基板W1が接触面143に接触することでその撓みが矯正され、その平面度がより高い状態で保持される。また、連通孔139を介して弾性支持部124と底面132との間の空間138から空気が吸引されるため、チャンバ31内が真空排気された状態で、上記隙間内の圧力がチャンバ31内の圧力よりも高くなって弾性支持部124が変形し、吸着部123が動くことを防止できる。
そして、図34に示すように、吸着ヘッド121が第1の基板W1を真空吸着した状態で、第1の基板W1が粘着部材74の保持突部74aに粘着されるように上昇して、第1の基板W1が粘着部材74に粘着保持される。これにより、引張力によって第1の基板W1が粘着部材74に確実に粘着保持される。次いで、図35に示すように、吸着ヘッド121は、第1の基板W1の真空吸着を解除し、上方に移動する。その後は、上記第1実施形態と同様に、第1の基板W1と第2の基板W2との貼り合せが行われる。
以上記述したように、本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加え、以下の効果を奏する。
(9)吸着ヘッド121の吸着部123を傾動可能に構成したため、吸着部123が傾動することで撓んだ状態の第1の基板W1に倣い、接触面143が全周に亘って第1の基板W1に接触する。そのため、吸着ヘッド121により確実に第1の基板W1を真空吸着することが可能になり、第1の基板W1を粘着部材74に確実に接触させることができる。
(10)吸着部123は、接触面143が平面状に形成され、吸着ヘッド121が第1の基板W1を吸着保持した状態で、該吸着部123の傾動が規制されて加圧板71の下面73と接触面143とが平行になるようにしたため、真空吸着することで第1の基板W1が平面状に矯正され、第1の基板W1の平面度をより高くして保持できる。
(11)吸着ヘッド121は、負圧源79に接続され且つ凹部131に開口された通気孔133が形成された本体部122と、本体部122の下方に配置され、通気孔133に連結可能であるとともに下端に開口された吸引孔142が形成された吸着部123とを備える。さらに、吸着ヘッド121は、本体部122に固定され、本体部122と吸着部123との間を閉塞するとともに本体部122と吸着部123とを接離可能に支持する弾性支持部124を備え、吸着部123は、本体部122と離間して傾動可能になり、本体部122と当接して傾動が規制される。このため、吸着部123は、本体部122と離間した状態で弾性支持部124を変形させて傾動するため、例えば本体部の下端に蛇腹状の吸着部を設ける場合に比べ、軸方向長さを短くしても大きく傾動させることができ、吸着ヘッド121の小型化を図ることができる。
(12)吸着ヘッド121に、通気孔133と空間138とを連通する連通孔139を形成した。そのため、連通孔139を介して弾性支持部124と底面132との間の空間138から空気が吸引され、チャンバ31内が真空排気された状態で、空間138内の圧力がチャンバ31内の圧力よりも高くなって弾性支持部124が変形することを防止し、吸着部123の不要な動きを防止できる。
(13)粘着部材74を基部151上に固着し、ねじ152によって加圧板71に固定したため、例えば粘着部材74が劣化した場合などに加圧板71全体を取り替えることなく、劣化した粘着部材74のみを取り替えることができ、コスト増加を抑制できる。
(14)吸着部123の下端に、傾斜面144を形成したため、例えば吸着部123の下端に接触面のみを形成した場合に比べ、吸着部123の内側と外側での気圧差(圧力差)により第1の基板W1における吸着部123に押し付けられる(吸着される)部分が大きくなり、強固に第1の基板W1を真空吸着することができる。
(15)フランジ部141の外周に、大径部141aを形成するとともに、固定部135の内周に、大径部141aの外径よりも小径且つフランジ部141よりも大径の小径部135aを形成した。そして、吸着部123を、大径部141aが小径部135aよりも上方に位置するように弾性支持部124により支持し、大径部141aが小径部135aに当接することで、吸着部123の本体部122との離間距離及び傾動量を所定範囲内に制限した。これにより、吸着部123が所定範囲以上傾動する等して、弾性支持部124から脱落することを防止できる。
(第3実施形態)
以下、本発明を、具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、粘着部材の構成のみである。このため、説明の便宜上、第1実施形態と同一の部分については同一の符号を付すこととして、その説明を省略する。
図36に示すように、加圧板71の下面73に、該下面73の全面を覆うシート状(平板状)に形成された粘着部材161がねじ(図示略)により固定されている。具体的には、粘着部材161は平板状に形成されて下面73を覆うとともに、貫通孔72,吸着孔86及びねじ83の取付孔に対応する位置に、これらに応じた透孔が形成されている。粘着部材161には、吸着ヘッド75が上昇することで第1の基板W1が該粘着部材161と接触する接触領域T(図36における破線で囲まれた領域)内に複数の保持突部161aが環状に形成されるとともに、接触領域T外に複数の加圧部としての加圧突部161bが碁盤目状に形成されている。保持突部161aと加圧突部161bとは略同じ高さに形成されている。また、本実施形態では、保持突部161a及び加圧突部161bは略半球面状に形成されている。
ところで、加圧板71は該加圧板71の下面73よりも下方に突出するように設けられた粘着部材を介して第1の基板W1を押圧する。そのため、例えば接触領域T内においてのみ下面73よりも下方に突出するように粘着部材を設けた場合等には、接触領域T外では第1の基板W1が直接押圧されず、基板の貼り合せが十分に行えなくなる虞が生じる。この点、本実施形態によれば、加圧突部161bにより加圧板71の下面73における接触領域T外でも第1の基板W1を直接押圧することができ、基板の貼り合せを十分に行うことができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加え、以下の効果を奏する。
(16)加圧板71の下面73における接触領域T外には、該下面73よりも下方に突出した加圧突部161bを形成した。そのため、基板を貼り合せる際に、加圧突部161bにより、加圧板71の下面73における接触領域T外でも第1の基板W1を直接押圧することができ、基板の貼り合せを十分に行うことができる。このように、粘着部材161に加圧突部161bを形成することで、例えば吸着ヘッド75の数を多くすることで接触領域Tの割合を増加させる場合のように粘着機構部の構成を複雑化することなく、基板の貼り合せを十分に行うことができる。
(17)粘着部材161は、加圧板71の下面73の全体を覆うように設けるとともに、加圧突部161bが一体形成されたため、加圧突部161bを粘着部材161と別部材で形成し加圧板71の下面73に設ける場合に比べ、部品点数を削減することができる。
なお、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記各実施形態では、8個の吸着ヘッド75,121によって第1の基板W1を保持するようにしたが、これに限らず、吸着パッド58の間に複数の各吸着ヘッド75,121が配置されれば、吸着ヘッド75,121は何個でもよい。
・上記各実施形態では、吸着ヘッド75,121を四角形状に配列したが、複数の吸着ヘッド75,121が配列される形状として、例えば円環状や三角形状等でもよく、また、ランダムな形状に配置してもよい。
・上記第1及び第3実施形態では、吸着ヘッド75の下端に径方向外側に向かって延設されるフランジ部80を形成し、これにより接触面81を加圧板71と平行な平面状にしたが、これに限らず、接触面81が平面状になれば、フランジ部80を設けなくともよい。
・上記第2実施形態では、接触面143を平面状に形成し、吸着ヘッド121が第1の基板W1を吸着保持した状態で吸着部123の傾動を規制し、接触面143が加圧板71の下面73と平行になるようにしたが、これに限らず、下面73と平行にならないように、吸着部123を形成してもよい。
・上記第2実施形態において、固定部135の下面を加圧板71の下面73と平行な平面状に形成し、吸着部123が第1の基板W1を吸着保持した状態で固定部135よりも上方に位置するようにすることで、第1の基板W1が固定部135の下面に当接してその撓みが矯正されるようにしてもよい。
・上記第2実施形態では、吸着ヘッド121は、本体部122と、弾性支持部124と、吸着部123とを備えたが、これに限らない。例えば、本体部122の下端に蛇腹状の吸着部を設けてもよい。また、吸着ヘッド121全体を傾動可能にしてもよい。
・上記第1及び第2実施形態では粘着部材74を環状に形成したが、これに限らず、楕円形であってもよく、また、三角形や四角形等の多角形にしてもよい。さらに、貫通孔72の全周に亘って粘着部材74を設けなくともよく、どのような形状でもよい。
・上記第3実施形態では、粘着部材161を加圧板71の下面73の全体を覆うように設けるとともに加圧突部161bを一体形成したが、これに限らず、例えば加圧突部が形成された粘着部材を環状に形成し、接触領域T外に複数設けるようにしてもよい。また、加圧突部を粘着部材により形成しなくともよく、その他の材料で加圧突部を形成して下面73に設けてもよい。
・上記各実施形態では、粘着部材74,161に略半球形状の保持突部74a,161aを環状に配列したが、これに限らず、どのように配列してもよい。
・上記第1及び第2実施形態では、粘着部材74に略半球形状の保持突部74aを形成したが、これに限らず、粘着部材74が加圧板71の下面73よりも下方に突出していれば、例えば三角台錐や円柱状等どのような形状でもよい。また、保持突部を径方向に沿った段差部としてもよい。
また、保持突部を形成せずに粘着部材の全面が下面73よりも下方に突出するようにしてもよい。このような場合に、粘着部材を貫通孔72に隣接するとともに該貫通孔72の全周に亘る環状に設けることで、第1の基板W1における吸着ヘッド75により保持された部分の周囲を粘着部材74と確実に接触させることができる。
加えて、粘着部材を円環状に加圧板71の下面73に設けるとともに、吸着ヘッド75の接触面81を粘着部材74と同軸に配置される円環状とすることで、粘着部材74の内周と吸着ヘッド75の外周との径方向に沿った距離が全周に亘って等しくなる。そのため、吸着ヘッド75により第1の基板W1を押圧して粘着保持された第1の基板W1を剥離する際に、第1の基板W1と粘着部材74との間に均一に応力が作用し、第1の基板W1が破損することを防止できる。
これに対し、例えば接触面81,143を円環状にし、粘着部材を三角枠状等の非円環状とすることで、粘着部材の径方向外側に向かうほど接触面積が小さくなり、粘着部材から第1の基板W1を小さな押圧力で剥離することも可能である。
・上記第1実施形態では、粘着部材74を接着により固定したが、これに限らず、第2実施形態のように、粘着部材74と略同形状の基部151上に固着し、ねじ152などによって加圧板71に固定にしてもよい。同様に、第2及び第3実施形態において、粘着部材74を接着により固定してもよい。
・上記第3実施形態では、粘着部材161が加圧板71の下面73の全面を覆うようにシート状に形成したが、これに限らず、加圧突部161bが一体に形成されれば、下面73の全面を覆わなくてもよい。
・上記各実施形態では、吸着ヘッド75,121が貼り合せた基板W3を押圧し該貼り合せた基板W3がステージ42(下保持板)に当接した状態で、加圧板71を上方に移動させるようしたが、これに限らない。例えば、加圧板71(上保持板)とステージ42との隙間が第1及び第2の基板W1,W2を貼り合せる状態よりも離間した状態で粘着部材74から貼り合せた基板W3剥離する際に、吸着ヘッド75が加圧板71の下面73よりも下方に下降するようにしてもよい。これにより、吸着ヘッド75が基板を押圧することで、粘着部材から貼り合せた基板W3が剥離する。そのため、別途粘着部材から貼り合せた基板W3を剥離させるための構成を設けることなく、吸着ヘッド75により粘着部材74から基板W3を剥離させることが可能となる。
・上記各実施形態では、上定盤51の下面に粘着機構部52をアレイ状に配列したが、これに限らず、例えば環状に配列してもよい。また、上定盤51の下面に1つの粘着機構部52を設けてよい。
・上記各実施形態では、粘着機構部52を上定盤51に対して着脱可能に設けたが、これに限らず、例えば溶接などにより上定盤51に着脱不能に設けてもよい。
・上記各実施形態では、第1の基板W1が粘着部材74により粘着保持された後に、吸着孔86により第1の基板W1を真空吸着したが、これに限らず、吸着ヘッド75が上基板保持装置55から第1の基板W1を受け取った後で、粘着部材74に接触させる前に第1の基板W1を真空吸着してもよい。
・上記各実施形態では、第2の基板W2をステージ42に、第1の基板W1を加圧板71に保持したが、これに限らず、第1の基板W1をステージ42に、第2の基板W2を加圧板71に保持してもよい。
・上記各実施形態において、下定盤41上に粘着機構部を設け、同粘着機構部により第2の基板W2を保持するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、アクチュエータ76は、ダイヤフラム内に空気を供給することにより、支持部材82が固定された駆動部材がガイドに沿って上下動するように構成したが、これに限らず、モータ等その他の機構により支持部材82を上下動させるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、粘着機構部52に吸着孔86を設けたが、これに限らず、吸着孔86を設けなくともよい。
・上記各実施形態では、接触領域Tは図6、35に二点鎖線で示した領域としたが、これに限らず、基板の材質や形状、或いは接触面81,143の形状等により変更可能である。
・上記第1及び第2実施形態では、加圧突部を形成しなかったが、これに限らず、加圧板71の下面73に加圧突部を設けてもよい。
上記実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)前記吸着ヘッドにおける前記基板と接触する接触面は平面状に形成され、吸着ヘッドが基板を吸着保持した状態で加圧板と平行になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の基板貼り合せ装置。同構成によれば、接触面が基板を吸着保持した状態で加圧板の下面と平行になるため、基板を真空吸着することで基板が加圧板と平行な平面状に矯正され、基板の平面度をより高くして保持できる。
(ロ)前記粘着部材は、前記貫通孔に隣接するとともに前記貫通孔の全周に亘る環状の保持部が前記加圧板の下面よりも突出するように設けられたことを特徴とする請求項1〜11,上記(イ)のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置。同構成によれば、基板における吸着ヘッドにより保持された部分の周囲が粘着部材と確実に接触し、確実に基板が保持される。
(ハ)前記粘着部材は、前記加圧板の下面に円環状に設けられ、前記吸着ヘッドの接触面は、円環状に設けられた前記粘着部材と同軸上に配置される円環状に形成されたことを特徴とする上記(ロ)に記載の基板貼り合せ装置。同構成によれば、円環状に形成された粘着部材の内周と吸着ヘッドの外周との径方向に沿った距離が全周に亘って等しくなる。そのため、例えば請求項9に記載のように、吸着ヘッドにより基板を押圧して粘着保持された基板を剥離する際に、基板と粘着部材との間に均一に応力が作用するため、基板が破損することが防止される。
(ニ)前記上保持板と前記下保持板との間隔が前記2枚の基板を貼り合せる状態よりも離間した状態で、前記加圧板から前記基板を剥離させる際に前記吸着ヘッドを前記加圧板の下面よりも下方に下降させる剥離制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜12、上記(イ),(ロ),(ハ)のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置。同構成によれば、上保持板と下保持板との間隔が2枚の基板を貼り合せる状態よりも離間した状態で粘着部材から基板を剥離させる際に、吸着ヘッドにより基板が押圧されて、粘着部材から基板が剥離する。そのため、別途粘着部材から基板を剥離させるための構成を設けることなく、吸着ヘッドにより粘着部材から基板を剥離させることが可能となる。
(ホ)前記上保持板と前記下保持板との間隔が前記2枚の基板を貼り合せる状態よりも離間した状態で、前記粘着部材から前記基板を剥離させる際に前記基板に前記吸着ヘッドを前記粘着部材の下端よりも下方に下降させることを特徴とする請求項13又は14に記載の基板貼り合せ装置の制御方法。同構成によれば、上記(ニ)と同様の効果を奏する。
パネル製造装置の概略構成を示すブロック図。 第1実施形態のプレス装置の概略構成を示す全体図。 下基板保持装置を示す平面図。 テーブル及び多孔質シートを示す斜視図。 上基板保持装置及び上定盤を示す下面図。 第1実施形態の粘着機構部を示す下面図。 図6のA−A線断面図。 減圧機構及び吸着機構の概略構成を示す概念図。 上基板保持装置及び第1のロボットハンドを示す側面図。 上基板保持装置及び第1のロボットハンドを示す下面図。 (a)(b)(c)吸着パッドを示す断面図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第1実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第2実施形態の吸着ヘッドを含む粘着機構部の一部断面図。 第2実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第2実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第2実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第2実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第2実施形態の基板貼り合せ装置の動作工程図。 第3実施形態の粘着機構部を示す下面図。
符号の説明
13…基板貼り合せ装置、14…プレス装置、51…上定盤、52…粘着機構部、52a…収容溝、53…駆動装置、56…支持棹、58a〜58i…吸着パッド、59…支軸、60…フレキシブルカップリング、61…昇降軸、71…加圧板、72…貫通孔、73,…下面、74,161…粘着部材、74a,161a…保持突部、75,121…吸着ヘッド、76…アクチュエータ、79…負圧源、81,143…接触面、82…支持部材、86…吸着孔、122…本体部、123…吸着部、124…弾性支持部、133…通気孔、138…空間、139…連通孔、142…吸引孔、161b…加圧突部、T…接触領域、W1…第1の基板、W2…第2の基板。

Claims (15)

  1. 大気圧下の処理室内で2枚の基板をそれぞれ上保持板と下保持板とに保持し、前記処理室内を減圧して前記2枚の基板を貼り合わせる基板貼り合せ装置であって、
    前記基板を吸着保持する複数の吸着パッドと、前記吸着パッドを上昇させて前記基板を前記上保持板の近傍まで移動させる第1の移動手段とを有する移動機構部と、
    前記吸着パッドの間に配置され、前記上保持板の上定盤に取着された粘着機構部とを備え、
    前記粘着機構部は、
    前記粘着機構部に隣接する前記吸着パッドの間に複数の貫通孔が形成された加圧板と、
    前記加圧板の下面よりも下方に突出するように該加圧板に設けられた粘着部材と、
    前記複数の貫通孔内に配置されるとともに前記加圧板の下面から出没可能に支持され、前記移動機構部により前記粘着機構部の近傍まで移動された前記基板を吸着保持する吸着ヘッドと、
    前記吸着ヘッドが吸着した前記基板を前記粘着部材に粘着させるように前記吸着ヘッドを上昇させる第2の移動手段と
    を備えたことを特徴とする基板貼り合せ装置。
  2. 前記吸着ヘッドは、少なくとも該吸着ヘッドの吸着部が傾動可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の基板貼り合せ装置。
  3. 前記吸着部は、
    該吸着部における前記基板と接触する接触面が平面状に形成され、
    前記吸着ヘッドが前記基板を吸着保持した状態で傾動が規制されて前記加圧板の下面と前記接触面とが平行になることを特徴とする請求項2に記載の基板貼り合せ装置。
  4. 前記吸着ヘッドは、
    負圧源に接続され且つ下端に開口された通気孔が形成された本体部と、
    前記本体部に固定され、前記本体部と該本体部の下方に配置された前記吸着部との間を閉塞するとともに前記本体部と前記吸着部とを接離可能に支持する弾性支持部とを備え、
    前記吸着部には、前記通気孔に連結可能であるとともに下端に開口された吸引孔が形成され、前記吸着部は、前記本体部と離間することで傾動可能になり、前記本体部と当接することで傾動が規制されることを特徴とする請求項3に記載の基板貼り合せ装置。
  5. 前記本体部には、前記本体部と前記吸着部とが当接して、前記本体部と前記吸着部と前記弾性支持部とに囲まれる空間と前記通気孔とを連通する連通孔が形成されたことを特徴とする請求項4に記載の基板貼り合せ装置。
  6. 前記吸着ヘッドの上昇により前記基板が前記粘着部材と接触する前記加圧板の接触領域外には、前記加圧板の下面よりも下方に突出した加圧部が形成されたことを特徴とする請求項1〜5のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置。
  7. 前記粘着部材は、前記各貫通孔の周囲に環状に設けられたことを特徴とする請求項1〜6のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置。
  8. 前記粘着部材は、前記加圧板の下面全面を覆うようにシート状に形成され、
    前記加圧板の接触領域外には、前記加圧部が前記粘着部材と一体形成されたことを特徴とする請求項6に記載の基板貼り合せ装置。
  9. 前記粘着部材から貼り合せた前記基板を剥離させる際に、前記吸着ヘッドが前記貼り合せた基板を押圧し該貼り合せた基板が前記下保持板に当接した状態で、前記粘着部材の下端が前記吸着ヘッドの下端よりも上方になるように前記加圧板を移動させる剥離制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜8のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置。
  10. 複数の前記粘着機構部が前記上定盤にアレイ状に配置されたことを特徴とする請求項1〜9のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置。
  11. 前記第1の移動手段は、前記処理室内に配置されて前記吸着パッドが取着された複数本の支持棹と、前記処理室外に配置され前記複数本の支持棹を昇降可能に支持する支持手段とを備え、
    前記複数の粘着機構部は、隣接する前記粘着機構部の間に前記支持棹が収容される収容溝を形成するように配置されたことを特徴とする請求項10に記載の基板貼り合せ装置。
  12. 前記粘着機構部は着脱可能に設けられたことを特徴する請求項1〜11のうちの何れか一項に記載の基板貼り合せ装置。
  13. 処理室内で2枚の基板をそれぞれ上保持板と下保持板とに保持し、前記処理室内を減圧して前記2枚の基板を貼り合わせる基板貼り合せ装置の制御方法であって、
    大気圧下の前記処理室内に搬入される前記基板を複数の吸着パッドにより吸着保持し、前記複数の吸着パッドを上昇させることで前記基板を、前記吸着パッドの間に配置され前記上保持板の上定盤に取着された粘着機構部の近傍まで移動させる工程と、
    前記粘着機構部に設けられ、隣接する前記吸着パッドの間に複数配置されるとともに前記粘着機構部に設けられた加圧板の下面から出没可能な吸着ヘッドによって、前記粘着機構部の近傍まで移動された前記基板を吸着保持し、該吸着ヘッドに吸着された前記基板を、前記加圧板の下面よりも下方に突出するように該加圧板に設けられた粘着部材に粘着させるように前記吸着ヘッドを上昇させる工程と
    を備えたことを特徴する基板貼り合せ装置の制御方法。
  14. 少なくとも吸着部が傾動可能に構成された前記吸着ヘッドが前記基板を吸着保持した状態で、該吸着ヘッドの傾動を規制して前記基板と接触する接触面を前記加圧板の下面と平行にした後に、前記吸着ヘッドが吸着した前記基板を前記粘着部材に粘着させるように前記吸着ヘッドを上昇させることを特徴とする請求項13に記載の基板貼り合せ装置の制御方法。
  15. 前記粘着部材から貼り合せた前記基板を剥離させる際に、前記吸着ヘッドが前記貼り合せた基板を押圧し該貼り合せた基板が前記下保持板に当接した状態で、前記粘着部材の下端が前記吸着ヘッドの下端よりも上方になるように前記加圧板を移動させることを特徴とする請求項13又は14に記載の基板貼り合せ装置の制御方法。
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