JP4464587B2 - 部品コスト見積システム、部品コスト見積方法、及びプログラム - Google Patents

部品コスト見積システム、部品コスト見積方法、及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、材料を切削し、又は旋削して製造される部品(以下、単に部品という)の部品コスト見積システム、及び部品コスト見積方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、工業製品の製造において、製造する部品のコストを見積もるには、製造工程の知識、及び加工設備の知識が必要とされていた。
近年、コンピュータを使用したシステムが部品のコストを見積のために導入され、部品加工等を熟知しない者でも、コスト見積をすることができるようになった。
例えば、特開平7−282142号公報に開示されているコスト見積方法は、加工要素の抽出から見積コストの算出までを自動化した方法である。そして、このコスト見積方法は、見積対象である板金製品の図面情報に基づいて、板金製品の形状を、予め設定された断面形状データによって認識し、認識した板金製品の断面形状に基づき、その板金製品の加工工程を選定し、その加工工程に伴いかつ見積に必要なコストを算出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−282142号公報に開示されているコスト見積方法では、金型製品についてのコストの見積であり、棒材を所定の長さで切り取り、その切り取ったの材料に対して面取り加工、溝入れ加工、材料の軸の直角方向に対して穴やタップを設けた穴を施す軸直角加工、端面加工、フライス加工等を施す切削部品を対象にしたコストの見積ではない。
また、上記コスト見積方法では、特に、理論的積み上げでの見積ができず、見積明細も粗いという問題点があった。
また、上記コスト見積方法では、部品を製造するに際し、加工設備ごとにコストを見積もることができないため、最もコストを抑える加工設備を選定し、また最も品質のよい部品を製造する加工設備を選定することができないという問題点があった。
また、上記コスト見積方法では、他の部署の人間が見積もった情報を活用しずらいという問題点があった。
【0004】
そこで、この発明は、上述した問題点に鑑み、部品について詳細な見積をすることができるコスト見積システム及びコスト見積方法を提供することを目的とする。
また、この発明は、部品の設計を変更する場合に、簡単にコストの見積をすることができるコスト見積システム及びコスト見積方法を提供することを目的とする。
また、この発明は、加工対象部品の精度の要求やコストの要求に応じた加工設備を選定し、この設定された加工設備に基づくコスト見積ができるコスト見積システム及びコスト見積方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
記課題を解決するため、この発明の第1の観点に係る部品コスト見積システムは、
部品の製造コストを見積るための部品コスト見積システムであって、
部品を製造するための加工設備と該加工設備の単位時間当たりの加工費とを対応付ける加工費情報を記憶する加工費情報記憶手段と、
前記部品の基本形状を表す基本図形と、当該基本図形のうちの一部と置換される複数の候補図形と、を記憶する図形記憶手段と、
前記図形記憶手段に記憶されている基本図形と複数の候補図形とを表示する図形表示手段と、
前記基本図形のうちの前記候補図形により置換される図形部分の指定と、前記複数の候補図形のうちのいずれかの候補図形の指定と、をユーザから受け付ける受付手段と、
前記基本図形のうちの前記指定された図形部分が前記指定された候補図形に置換された図形が表す形状を、製造対象部品の形状として指定する形状指定手段と、
形状指定手段により指定された形状を得るために、加工対象材料に施す加工の内容を指定する加工内容指定手段と、
前記加工内容指定手段により指定された加工の内容に従って、前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定する加工設備指定手段と
記加工内容指定手段により指定された内容の加工を、前記加工設備指定手段により指定された加工設備により前記加工対象材料に施すのに要する時間を算出する加工時間算出手段と、
前記加工費情報記憶手段に記憶されている前記加工費情報を参照し、前記加工時間算出段により算出された前記時間から、加工費を算出する加工費算出手段と、
前記加工費算出手段により算出された加工費を合算して、前記部品の加工費を求める合算手段と、
を具備することを特徴とする。
【0006】
このような構成によれば、ユーザにより指定された形状により、部品の加工費が見積もられる。従って、加工対象部品のコストを簡単に見積もることができる。
また、このような構成によれば、部品を加工するのに要する時間が、加工の種類ごとに算出され、それを合算することで、指定した加工設備における加工費が算出されので、部品の製造コストについて詳細な見積をすることができる。
【0008】
前記加工の内容は、
前記加工対象材料を、前記形状指定手段により指定された前記形状とするための加工の種類と、加工寸法と、前記加工対象材料の材質との少なくとも1つの情報を含むようにしてもよい。
このことにより、より一層正確な加工時間を算出でき、その結果、正確なコストを見積もることができる。
【0009】
前記形状指定手段は、前記製造対象部品の全長を指定し、
前記加工設備指定手段は形状指定手段により指定された全長と前記加工内容指定手段により指定された加工の内容に従い、前記加工設備を指定するようにしてもよい。
【0010】
前記加工設備指定手段は、
前記加工の内容に含まれる、前記加工の種類と前記加工寸法と前記加工対象材料の材質とのうちのいずれかの情報に従って前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定するようにしてもよい。
【0011】
前記加工対象材料の材料費を記憶する材料費記憶手段と、
前記形状指定手段により指定された形状を得るための加工以外の加工による追加の加工費を記憶する追加の加工費記憶手段と、
部品の製造に使用する加工対象材料を指定する材料指定手段と、
前記材料指定手段により指定された加工対象材料から、いくつの製造対象部品が製造されるかを求める個数取得手段と、
材料指定手段により指定された加工対象材料の材料費を前記材料費記憶手段に記憶されている材料費から求める材料費取得手段と、
材料費取得手段で取得した材料費を前記個数取得手段で取得した個数で除算して得た値を前記部品の材料費と見積もる材料費見積手段と、
前記追加の加工費記憶手段に記憶されている追加の加工費を読み出す追加の加工費読出し手段と、
前記合算手段により見積もられた前記部品の加工費と、前記材料費見積手段により見積もられた前記部品の材料費と、前記追加の加工費読出し手段により読み出した前記部品の追加の加工費とを加算することにより、部品の製造コストを見積る製造コスト見積手段と、を備えるようにしてもよい。
【0012】
前記製造コスト見積手段により見積もられた製造コストに所定の利益を加算し、部品単価を見積もる部品単価見積手段とを備えるようにしてもよい。
【0013】
前記加工設備指定手段は、前記加工の内容に従って、複数の加工設備を指定し、
前記加工時間指定手段は、前記加工設備指定手段で指定された複数の加工設備のそれぞれについて、加工時間を求め、
前記加工費算出手段は、前記加工設備指定手段で指定された複数の加工設備について、それぞれ、加工費を算出し、
さらに、加工費算出手段で算出された複数の加工設備の加工費を比較可能に表示する手段をさらに備えるようにしてもよい。
このことにより、加工対象部品の精度の要求やコストの要求に応じた加工設備を選定し、この設定された加工設備に基づくコスト見積ができる。
【0014】
前記部品コスト見積システムは、ネットワークを介して外部端末からのアクセスを受け付け、求められた部品コストの見積をアクセスした端末に送信する送信手段を備えるようにしてもよい。
このことにより、遠方にいる人に迅速に部品の製造コストの見積を供給することができる。
【0015】
また、この発明の第2の観点に係る部品コスト見積方法は、
部品の製造コストを見積るための部品コスト見積方法であって、
図形記憶手段に記憶されている基本図形と複数の候補図形とを表示し、
前記基本図形のうちの前記候補図形により置換される図形部分の指定と、前記複数の候補図形のうちのいずれかの候補図形の指定と、をユーザから受け付け、
前記基本図形のうちの前記指定された図形部分が前記指定された候補図形に置換された図形が表す形状を、製造対象部品の形状として指定し、
指定された形状を得るために、加工対象材料に施す加工の内容を指定し、
指定された加工の内容に従って、前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定し、
指定された内容の加工を、指定された加工設備により前記加工対象材料に施すのに要する時間を算出し、
記憶手段に記憶されている、部品を製造するための加工設備と該加工設備の単位時間当たりの加工費とを対応付ける加工費情報を参照し、算出された前記時間から、加工費を算出し、
算出された加工費を合算して、前記部品の加工費を求める、
ことを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、ユーザにより指定された形状により、部品の加工費が見積もられる。従って、加工対象部品のコストを簡単に見積もることができる。
また、このような構成によれば、部品を加工するのに要する時間が、加工の種類ごとに算出され、それを合算することで、指定した加工設備における加工費が算出されので、部品の製造コストについて詳細な見積をすることができる。
【0018】
前記加工の内容は、
前記加工対象材料を、指定された前記形状とするための加工の種類と、加工寸法と、前記加工対象材料の材質との少なくとも1つの情報を含むようにしてもよい。
このことにより、より一層正確な加工時間を算出でき、その結果、正確なコストを見積もることができる。
【0019】
前記製造対象部品の全長を指定し、
指定された全長と指定された加工の内容とに従い、前記加工設備を指定する、ようにしてもよい。
【0020】
前記加工の内容に含まれる、前記加工の種類と前記加工寸法と前記加工対象材料の材質とのうちのいずれかの情報に従って前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定するようにしてもよい。
【0021】
部品の製造に使用する加工対象材料を指定し、
指定された加工対象材料から、いくつの製造対象部品が製造されるかを求め、
指定された加工対象材料の材料費を記憶手段に記憶されている前記加工対象材料の材料費から求め、
取得した材料費を取得した個数で除算して得た値を前記部品の材料費と見積もり、
記憶手段に記憶されている指定された形状を得るための加工以外の加工による追加の加工費を読み出し、
見積もられた前記部品の加工費と、見積もられた前記部品の材料費と、読み出した前記部品の追加の加工費とを加算することにより、部品の製造コストを見積るようにしてもよい。
【0022】
見積もられた製造コストに所定の利益を加算し、部品単価を見積もる、ようにしてもよい。
【0023】
前記加工の内容に従って、複数の加工設備を指定し、
指定された複数の加工設備のそれぞれについて、加工時間を求め、
指定された複数の加工設備について、それぞれ、加工費を算出し、
算出された複数の加工設備の加工費を比較可能に表示する、ようにしてもよい。
このことにより、加工対象部品の精度の要求やコストの要求に応じた加工設備を選定し、この設定された加工設備に基づくコスト見積ができる。
【0024】
前記部品コスト見積方法は、ネットワークを介して外部端末からのアクセスを受け付け、求められた部品コストの見積をアクセスした端末に送信する、
ようにしてもよい。
このことにより、遠方にいる人に迅速に部品の製造コストの見積を供給することができる。
【0025】
また、この発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータに
前記図形記憶手段に記憶されている基本図形と複数の候補図形とを表示する手順、
前記基本図形のうちの前記候補図形により置換される図形部分の指定と、前記複数の候補図形のうちのいずれかの候補図形の指定と、をユーザから受け付ける手順、
前記基本図形のうちの前記指定された図形部分が前記指定された候補図形に置換された図形が表す形状を、製造対象部品の形状として指定する手順、
指定された形状を得るために、加工対象材料に施す加工の内容を指定する手順、
指定された加工の内容に従って、前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定する手順、
指定された内容の加工を、指定された加工設備により前記加工対象材料に施すのに要する時間を算出する手順、
記憶手段に記憶されている、部品を製造するための加工設備と該加工設備の単位時間当たりの加工費とを対応付ける加工費情報を参照し、算出された前記時間から、加工費を算出する手順、
算出された加工費を合算して、前記部品の加工費を求める手順、
を実行させる。
【0026】
このような構成によれば、ユーザにより指定された形状により、部品の加工費が見積もられる。従って、加工対象部品のコストを簡単に見積もることができる。
また、このような構成によれば、部品を加工するのに要する時間が、加工の種類ごとに算出され、それを合算することで、指定した加工設備における加工費が算出されので、部品の製造コストについて詳細な見積をすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態に係る部品コスト見積システムを、図面を参照して説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施形態に係る部品コスト見積システムの構成を示すブロック図である。
この実施形態の部品コスト見積システムは、切削又は旋削して製造する部品のコストを見積るシステムであって、情報処理装置1と、外部記憶装置2とから構成されている。
情報処理装置1は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14とから構成されている。
【0029】
制御部11は、CPU(中央演算処理装置)等を備え、記憶部12に記憶され制御プログラムに従い、見積作業者により入力された情報に基づき、部品のコストを見積り、見積もったコストを表示部13に表示する等の処理を行う。
【0030】
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Randam Access Memory)等を備えている。ROMは、CPUに実行させる制御プログラムを記憶する。RAMは、部品のコストを見積もる際に必要となる一時データを記憶するとともに、CPUの処理に必要となるワーク領域を備える。
【0031】
表示部13は、液晶表示パネル等を備え、見積作業者が製造する部品のコストを見積もるに際して必要となる情報を入力するための画面を有するウィンドウ、及び製造する部品のコストを見積もった画面を有するウィンドウ等を表示する。
操作部14は、キーボード、マウス等を備え、部品を設計するに際して、必要となる情報、例えば、材料名称、部品の形状等の情報を入力する。
【0032】
外部記憶装置2は、情報処理装置1に直接又はLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続され、製造する部品のコストを見積もるために必要な情報を記憶する、複数のファイルを備えている。
外部記憶装置2に備えるファイルは、材料マスタファイル21、加工設備マスタファイル22、部品形状ファイル23、材料指定データファイル24、加工データファイル25、部品費データファイル26、部品形状記憶領域27、パラメータ選定テーブル群28、その他の加工費データファイル29、及びワーク領域30を備える。
なお、材料マスタファイル21〜部品費データファイル26は、例えば、部品が製造される国、例えば、日本、中国ごとに外部記憶装置2に備えられている。
【0033】
図1に示す材料マスタファイル21は、図2に示すように、部品を製造するに際して使用される材料の情報を有する材料データ211を記憶する。
上記材料データ211は、材料の名称、材質、材料(素材)の外径(mm)、材料(素材)の内径(mm)(材料が筒状になっていない場合には、0.00(mm)である)、材料の表面の粗さ(a:オングストローム)、材料巾の誤差の許容範囲を示す素材公差巾、切削された箇所の寸法の誤差についての許容範囲を示す寸法等級、材料の全長(mm)、及びこの材料の金額からなるデータ項目を備える。
【0034】
図1に示す加工設備マスタファイル22は、図3に示すように、各設備について、設備を稼働したときに要する費用の内容を示す加工設備データ221を記憶する。
この加工設備データ221には、設備の名称(C/C名称)、その設備の能力(C/C能力)を示す型、設備を1時間稼働したときに、その設備自体に要する費用(設・共費)(円/Hr)、設備を1時間稼働したときに要する人件費(労・共費)(円/Hr)、及びこれら設・共費と労・共費との合計(円/Hr)、並びに、設備を1秒間稼働したときに、その設備自体に要する費用(設・共費)(円/Sec)、設備を1秒間稼働したときに要する人件費(労・共費)(円/Sec)、及びこれら設・共費と労・共費との合計(円/Sec)からなるデータ項目を備えている。
【0035】
図1に示す部品形状ファイル23は、製造される部品の形状を指定するための複数の図形を備えたファイルである。
この部品形状ファイル23は、図4(a)に示すように、製造部品の形状の候補となる図形群、図4(b)に示すように、これらの図形群から指定された図径を変更するための図形の候補となる図形群、図4(c)に示すように、穴・タップの加工、フライス加工等を行うに際して必要となる寸法入力の仕方を説明するための形状群等を記憶する。
【0036】
図1に示す材料指定データファイル24は、図5に示すように、部品を製造するに際して必要となる情報を有する材料指定データ241を記憶する。
上記材料指定データ241は、製造する部品を特定する部品番号、製造する部品の材料名称、1ヶ月に製造する部品のロット数(個)、製品の全長(mm)、材料の材質、材料の外径(素材外径)(mm)、材料の内径(素材内径)(mm)、材料の表面粗さ(a:オングストローム)、材料の公差巾(素材公差巾)、及び材料の寸法等級からなる各データ項目を備えている。
【0037】
図1に示す加工データファイル25は、製造する部品に施す全ての加工情報を示す加工データ251を記憶する。
図6に示すように、上記加工データ251は、製造する部品の部品番号、部品の面取り加工情報、溝入れ加工を施すための溝入れ加工情報、部品の端面に施す端面加工情報、部品の軸方向対して直角に穴又はタップ穴を施す軸直角加工情報、部品にフライス加工を施すフライス加工情報、及びその他の加工情報からなるデータ項目を備える。
なお、上記端面加工情報には、端面にモミ付けを施すモミ付け加工情報、端面に穴開けを施す穴開け加工情報、及端面にタップ穴を施すタップ加工情報がある。
上記その他の加工情報には、製造する部品を高周波焼入するか否かの有無、高周波焼入以外の焼入を行うか否かの有無、製造する部品の真直度、円周振れ、全振れ、及び図面による指示があるか否かの有無等加工情報がある。
【0038】
図1に示す部品費データファイル26は、図7に示すように、製造する部品の部品番号、見積もられた部品単価、材料費、加工費、その他の費用からなるデータ項目を備える部品費データ261を記憶する。
上記部品単価は、材料費、加工費、及びその他の費用を加算した値である。上記材料費は、部品を1個製造するに要する材料の費用である。上記加工費は、切削加工して部品を1個製造するに要する費用である。その他の加工費は、切削加工して製造した部品にメッキ、焼き入れ等のその他の加工費である。
【0039】
図1に示す部品形状記憶領域27は、製造する部品の形状を特定するまでに、随時変更される部品の形状を記憶する。
【0040】
図1に示すパラメータ選定テーブル群28は、所定の加工設備により部品を製造する場合、加工設備ごとに有する算式により、部品の製造に要する時間を算出する際に必要となるパラメータを指定するための複数のテーブルを備えている。
なお、上記部品の製造に要する時間には、実際に加工設備が稼働する時間と、加工設備が稼働する前、例えば、タップ等を加工設備に取り付ける等の段取りに要する時間とがある。
例えば、加工設備としてカム式自動盤を使用した場合には、上記加工設備が稼働する時間は、下記に示す式1乃至式6で規定されおり、また、段取り時間は、下記に示す式7又は式8で規定されている。
稼働時間に関する式
【数1】
Figure 0004464587
【数2】
Figure 0004464587
【数3】
Figure 0004464587
【数4】
Figure 0004464587
【数5】
Figure 0004464587
【数6】
Figure 0004464587
段取り時間に関する式
【数7】
Figure 0004464587
【数8】
Figure 0004464587
ここで、カム式自動盤についてのパラメータ選定テーブル群28について説明する。
カム式自動盤についてのパラメータ選定テーブル群28は、図8に示す主軸回転数指定テーブル281、図9に示す主軸回転数指定テーブル282、図10に示す標準送り量選定テーブル283、図11に示す送り係数選定テーブル284、図12に示すアプローチ量選定テーブル285、図13に示す加工具取付工数選定テーブル286、及び図14に示す端面加工時間選定テーブル287を備える。
【0041】
上記主軸回転係数指定テーブル281は、図8に示すように、式2、式3、及び式4における主軸回転係数のパラメータを決定するためのテーブルであって、このテーブル281には、部品に使用される材料、及びこの材質の対応する主軸の回転係数からなる項目を備えている。
上記主軸回転数指定テーブル282は、図9に示すように、式2、式3、及び式4における主軸回転数のパラメータを決定するためのテーブルであって、このテーブル282には、部品に使用される材料(素材)の外径、及びその外径により対応する主軸の回転数からなる項目を備えている。
上記標準送り量選定テーブル283は、図10に示すように、式5における標準送り量を決定するためのテーブルであって、このテーブル283には、部品を製造するに際し、部品を切削又は旋削したときの加工条件を示す図面因子、及び図面因子により指定された内容に基づき、主軸の標準的な送量を指定す送り量からなる項目を備えている。
上記上記図面因子は、粗加工、一般加工、仕上げ加工ごとに、切削又は旋削された部品面の精度を示す面精度と、公差巾との項目を備えている。なお、面精度と公差巾とのうち、激しい基準の方が使用される。
上記送り量は、外径挽き、溝入れ、突切、及び面取りが行われる場合の標準的な送り量の項目を備えている。
【0042】
上記送り係数選定テーブル284は、図11に示すように、式5における送り係数を決定するためのテーブルであって、このテーブル284には、製造する部品の材質に対応する係数、及びとオペレーションに対応する係数を備えている。
式5における送り係数は、上記製造する部品の材質に対応する係数と、上記オペレーションに対応する係数を乗算した値である。また、因子が2個ある場合には、2個の係数を乗算する。
上記アプローチ量選定テーブル285は、図12に示すように、式5におけるアプローチ量を決定するためのテーブルであって、このテーブル285には、部品を製造するオペレーション、図形寸法、及びオペレーション及び図形寸法に対応するアプローチ量からなる項目を備えている。
【0043】
上記加工具取付工数選定テーブル286は、図13に示すように、式7における端面加工工具取付数を決定するためのテーブルであって、このテーブル286には、部品を製造する際のオペレーション、及び各オペレーション時にカム式自動盤に取り付ける工具の本数からなる項目を備えている。
端面加工時間選定テーブル287は、図14に示すように、式2における端面加工時間を決定するテーブルであって、このテーブル287には、部品の端面をを製造する際のオペレーション、及び各オペレーショのときに要する時間からなる項目を備えている。
【0044】
その他の費用マスタファイル29は、部品の部品単価を算出する際に用いられるその他の費用マスタデータを記憶する。その他の費用マスタデータは、材料費、加工費以外の費用を示す情報を有する項目、例えば、部品管理費、一般管理販売費、利益率、運送費、マテハン費等のデータ項目を備えている。
【0045】
図1に示すワーク領域30は、表示部13に入力された面取り加工情報、溝入れ加工情報、端面加工情報、軸直角加工情報、フライス加工情報、及びその他の加工情報を一時記憶する。
【0046】
次に、このコスト見積システムのコスト見積処理を、図15に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、情報処理装置1は、初期設定する(ステップS1)。すなわち、情報処理装置1は、製造する部品のコスト見積処理を実行可能な状態、例えば、材料マスタファイル21、加工設備マスタファイル22等の外部記憶装置2に備えられているファイルをオープンにしたのち、図16に示す図面情報入力画面を有するウィンドウ150を表示部13に表示する。
【0047】
上記ウィンドウ150は、図16に示すように、主に製造する部品の材料を入力するための表示画面であって、製造する部品を指定する情報を入力する箇所A、製造する部品の基本的な情報を入力する箇所B、製造する部品の材料に関する情報を入力する箇所C、及び見積作業者の入力を支援するための各種のボタンを有する箇所Dを備える。
上記箇所Aには、製造する部品を指定する部品番号を入力する箇所151、及びこの部品番号の部品に付けられた名称(部品名称)を入力する箇所152を備えている。
上記箇所Bには、1ヶ月当たりに製造される部品のロット数を入力する箇所153、及び製造される部品の全長(製品全長)を入力する箇所154を備えている。
上記箇所Cには、部品に使用される材料名を入力する箇所155、材料の外径(素材外径)を入力する箇所156、材料の内径(素材内径)を入力する箇所157、材料の表面(素材外径)における粗さを入力する箇所158、材料巾の寸法誤差の許容範囲を示す外径公差(素材外径の公差巾)を入力する箇所159、及び材料に形成される形状の寸法誤差の許容範囲を示す寸法等級を入力する箇所160を備えている。
上記箇所Dには、「形状情報」ボタン」161、「端面情報」ボタン162、「軸直角穴情報」ボタン163、「フライス情報」ボタン164、「その他」ボタン165、「データ読込」ボタン166、「データ登録」ボタン167、「オールクリア」ボタン168、及び「見積開始」ボタン169を備えている。
【0048】
上記「形状情報」ボタン」161は、製造する部品の形状を指定する複数の形状を有する表示画面を備えるウィンドウを、表示部13に表示するときに使用される。
上記「端面情報」ボタン162は、部品の端面の形状を指定するための情報を入力する表示画面を有すウィンドウを、表示部13に表示するときに使用される。
上記「軸直角穴情報」ボタン163は、部品の軸方向に対して直角に施された穴又はタップの形状を指定するための情報を入力する表示画面を有すウィンドウを、表示部13に表示するときに使用される。
上記「フライス情報」ボタン164は、部品をフライス加工して形成するDカット形状を指定するための情報を入力する表示画面を有するウィンドウを、表示させるときに使用される。
上記「その他」ボタン165は、面取り加工、溝入れ加工、端面加工、外径面の軸直角穴加工、及びフライス加工以外のその他の加工処理を指定する情報を入力する表示画面を有するウィンドウを、表示部13に表示するときに使用される。
上記「データ読込」ボタン166は、以前製造した部品についての情報を、上記ウィンドウ150に表示させるときに使用される。
上記「データ登録」ボタン167は、上記ウィンドウ150に入力された情報から上記材料指定データ241を生成し、この生成した材料指定データ241を材料指定データファイル24に記憶させるときに使用される。
「オールクリア」ボタン168は、上記ウィンドウ150に入力された情報を全て消去させるときに使用される。
上記「見積開始」ボタン169は、製造する部品について必要とする全ての情報、例えば、上記部品番号、材料に関する情報、後述する部品の加工情報が入力されたのち、その部品のコストを見積もるときに使用される。
【0049】
次に、情報処理装置1は、見積作業者の操作により上記ウィンドウ150に入力された情報に基づき、製造する部品の材料を選択する(ステップS2)。
すなわち、見積作業者の操作により、ウィンドウ150中に有する上記入力箇所151〜160に、製造する部品の部品番号、材料名等の情報が入力されたのち、「データ登録」ボタン167がクリックされると、情報処理装置1は、ウィンドウ150に入力された情報に基づき、上記材料指定データ241(図5参照)を生成し、この生成した材料指定データ241を材料指定データファイル24に記憶する。
【0050】
その後、見積作業者により、「形状情報」ボタン161がクリックされると、情報処理装置1は、図17示す部品形状選択画面を有するウィンドウ200aを表示部13に表示する。
【0051】
上記ウィンドウ200aは、図17に示すように、製造する長い部品の形状の候補となりうる、複数の図形と、上記各図形の前に当該図形を指定するためのボタン201a、並びに、入力を支援するための「OK」ボタン202a、「キャンセル」ボタン203a、及び「小物参照」ボタン204a(図で隠れている)を備えている。
上記「OK」ボタン202aは、指定された図形を外部記憶装置2の部品形状記憶領域27に記憶させるとともに、図18に示すウィンドウ300を表示部13に表示させる場合に使用される。
上記「キャンセル」ボタン203aは、指定した図形をキャンセルする場合に使用される。
上記「小物参照」ボタン204aは、寸法が短いものについての図形の候補を備える一覧を表示するウィンドウ200bを、表示部13に表示させる場合に使用される。
【0052】
上記ウィンドウ200aにおいて、見積作業者により、「小物参照」ボタン204aがクリックされると、情報処理装置1は、短い寸法の図形の候補を表示するウィンドウ200bを表示部13に表示する。
上記ウィンドウ200bは、長い寸法の部品のものについての図形の候補を有するウィンドウ200aと同様なボタンを備えている。
【0053】
続いて、見積作業者の操作により、上記ウィンドウ200a、又はウィンドウ200bに有する「OK」ボタン202a、又は「OK」ボタン202bが入力されと、情報処理装置1は、図18に示すウィンドウ300を表示部13に表示する。
上記ウィンドウ300は、上記ウィンドウ200a又はウィンドウ200bから指定された図形を変更する場合や、図形に寸法を入力する場合に使用される。
このウィンドウ300は、図18に示すように、上記ウィンドウ200a又はウィンドウ200bから指定された図形301が表示され、入力を支援するための複数のボタンが備えられている。
上記ボタンは、「形状変更ボタン」302、「面取り加工有り」ボタン303、「溝入れ加工有り」ボタン304、「端面加工有り」ボタン305、「軸直角加工有り」ボタン306、「フライス加工有り」ボタン307、「その他の加工有り」ボタン308、「OK」ボタン309、「キャンセル」ボタン310を備えている。
上記「形状変更」ボタン302は、このウィンドウ300に表示されている形状301に変更を加えたい場合に使用される。
上記「面取り加工有り」ボタン303は、部品に面取り加工を施したときの寸法を入力する場合に使用される。
上記「溝入れ加工有り」ボタン304は、部品に溝入れ加工を施したときの寸法を入力する場合に使用される。
「端面加工有り」ボタン305は、部品の端面に加工を施したときの寸法を入力する場合に使用される。
「軸直角加工有り」ボタン306は、材料としての棒材の軸に対して直角に穴又はタップ穴を施したときの寸法を入力する場合に使用される。
「フライス加工有り」ボタン307は、部品にフライス加工を施したとこの寸法を入力する場合に使用される。
「その他の加工有り」ボタン308は、上記溝入れ加工等以外の加工処理、例えば部品に焼き入れを行う処理を入力する場合に使用される。
また、上記「OK」ボタン309は、次の処理に移行させる場合に使用される。
「キャンセル」ボタン310は、このウィンドウ300に入力された情報を全てキャンセル場合に使用される。
【0054】
続いて、例えば、見積作業者により、ウィンドウ300に備わる「形状変更」ボタン302、「面取り加工有り」ボタン303、「溝入れ有り」ボタン304、「端面加工有り」ボタン305、「軸直角加工有り」ボタン306、「フライス加工有り」ボタン307、及び「その他の加工有り」ボタン308がクリックされ、その後、「OK」ボタン309がクリックされると、情報処理装置1は、図19に示すウィンドウ350を表示部13に表示する。
【0055】
上記ウィンドウ350は、図19に示すように、上部において、上記ウィンドウ200a、又は、ウィンドウ200bにより指定された図形351が表示され、この図形351の直下の近傍において、上記図形351のうち変更させたい位置を指定する複数のボタン352を備えている。上記図形351は、外部記憶装置2の部品形状記憶領域27に記憶されている図形のものである。
また、上記ウィンドウ350は、表示されている図形351の形状を変更するための候補となり得る複数の図形を指定するボタン(以下、図形変更ボタンという)の一覧353を備える。
また、上記ウィンドウ350は、入力を支援のために、「削除」ボタン354、 上記「上書き」ボタン355、「挿入」ボタン356、及び「次へ」ボタン357を備えている。
上記「削除」ボタン354は、ボタン352で指定箇所の図形の形状を削除する場合に使用される。上記「上書」ボタン355は、ボタン352で指定した位置の上記図形351を、上記一覧353に表示されている図形のいずれかにより上書する場合に使用される。上記「挿入」356ボタンは、ボタン352で指定した上記図形351の位置に、上記一覧353に表示されている図形のいずれかを挿入する場合に使用される。
上記「次へ」ボタン357は、製造する部品の寸法を入力するためのウィンドウを表示部13に表示させる場合に使用する。
【0056】
その後、見積作業者により、上記一覧353中に有すいずれかのボタンがクリックされ、更に、「削除」ボタン354、「上書」ボタン355又は「挿入」ボタン356がクリックされると、情報処理装置1は、上記図形351の形状を変更した図形に変更して表示部13に表示する。
次に、見積作業者により、「次へ」ボタン357がクリックされると、情報処理装置1は、上記図形351を部品図形記憶領域27に記憶するとともに、図20(a)に示すウィンドウ400を表示する。
【0057】
上記ウィンドウ400は、製造する部品の面取り加工を施したときの寸法を入力する画面を表示するウィンドウである。
このウィンドウ400は、図20(a)に示すように、上部には、部品図形記憶領域27に記憶されている、ウィンドウ350により形状が変更された部品の図形401(ウィンドウ350により形状が変更されない場合には、ウィンドウ200a又はウィンドウ200bにより指定された形状である)が表示されている。
また、ウィンドウ400は、面取り加工を施す箇所を拡大した図形403が表示され、かつ、この図形403の近傍に面取り加工するための寸法を入力する箇所404を備える。
【0058】
見積作業者により、上記箇所404に面取り加工を施すための寸法(0.5mm)が入力され、「次へ」ボタン405がクリックされると、情報処理装置は、ワーク領域30に、面取り加工の寸法を記憶するとともに、図20(b)に示す部品に溝入れ加工をするための情報を入力する画面を有するウィンドウ430を表示部13に表示する。
上記ウィンドウ430は、図20(b)に示すように、上部には、部品形状記憶領域27に記憶されている、ウィンドウ400により図形が変更された部品の図形431が表示されている。
また、ウィンドウ430は、上記図形431において、カーソル432により指定された溝入れ加工を施す箇所が表示される。
更に、ウィンドウ430は、上記図形431の近傍に溝巾を入力する箇所433、製造する部品としての棒材の外径を入力する箇所434、溝入れを施した箇所の外径を入力する箇所435、公差巾を入力する箇所436、及び寸法等級を入力する箇所437を備えている。
【0059】
見積作業者により、上記ウィンドウ430中の上記入力箇所433〜437に、溝巾の寸法として「0.8」(mm)が、棒材の外径の寸法として「6.00」(φ)が、溝中の外径の寸法として「4.00」(mm)が、公差巾として「一般公差」が、及び寸法等級として「3」が入力され、「次へ」ボタン438がクリックされると、情報処理装置1は、これらの情報を溝入れ加工を施すための情報としてワーク領域に30に記憶するとともに、図20(c)に示すウィンドウ450を表示部13に表示する。
なお、ワーク領域30に記憶されている溝入れ加工の情報は、上記の場合のように、溝を1個だけ施す場合のみばかりではなく、溝を複数施す場合もあることはいうまでもない。
【0060】
上記ウィンドウ450は、図20(c)に示すように、部品の左端面及び部品の右端面に加工を施す形状の寸法を入力する箇所を有している。
上記左端面及び右端面に加工を施す形状の寸法を入力する箇所はともに、何も加工する必要がないことを示す「なし」ボタン451、モミ付けを施すことを示す箇所452、穴開けを施すことを示す箇所453、及びタップ穴を施す箇所454を備えている。
上記箇所452は、モミ付けを行うか否かを指定するボタン452aを有している。上記箇所453は、穴開けを施すか否かを指定するボタン453aを有しているとともに、穴の深さを入力する箇所(mm)453bを有している。
上記箇所454は、タップを施すか否かを指定するボタン454aを有しているとともに、タップを切る深さを入力する箇所454bを有している。
【0061】
次に、見積作業者により、製造する部品の端面に加工を施すための寸法が、ウィンドウ450に入力され、「次へ」ボタン455がクリックされると、情報処理装置1は、上記ウィンドウ450に入力された端面に施す加工情報を、ワーク領域30に記憶する。
その後、情報処理装置1は、図21(a)に示す部品に軸直角加工情報を入力する画面を有するウィンドウ500を表示部13に表示する。
上記ウィンドウ500は、図21(a)に示すように、この加工を説明するための図形501、穴を施すための情報を入力する箇所502、及びタップ穴を施すための情報を入力するための箇所503を備えている。
上記穴を施すための箇所502、及びタップを施すための箇所503には、穴の径(φ)、深さ(mm)、箇所数、面指定、貫通指定、及び皿モミについての情報を入力する箇所を備える。
【0062】
続いて、見積作業者により、ウィンドウ500に表示された上記箇所502又は箇所503に加工情報が入力され、「次へ」ボタン504がクリックされると、図21(b)に示すフライス加工情報を入力する画面を有するウィンドウ550を表示部13に表示するとともに、上記ウィンドウ500に入力された軸直角加工情報を、外部記憶装置2中のワーク領域30に記憶する。
上記ウィンドウ550は、図21(b)に示すように、この加工を説明するための図形551、フライス加工を施す内容を入力する箇所552を備えている。
上記箇所552には、切削巾(mm)、最終肉厚(mm)、公差巾、寸法等級、加工径(φ)、DカットとDカットの間の間隔(mm)を入力する箇所を備える。
【0063】
続いて、見積作業者により、ウィンドウ550に有する上記箇所552にフライス加工情報が入力され、「次へ」ボタン553がクリックされると、情報処理装置1は、図21(c)に示す、焼入れ加工等を含むその他の処理を入力する画面を有するウィンドウ600を表示するとともに、上記ウィンドウ550に入力されたフライス加工情報を、外部記憶装置2中のワーク領域30に記憶する。
上記ウィンドウ600は、図21(c)に示すように、高周波焼入れを行う否かを入力する箇所601、その他の焼入れ加工を行うか否かを入力する箇所602、製品の真直度を指定する箇所603、円周振れを入力する箇所604、全振れを入力する箇所605、図面による指示があるか否かを示す箇所606を備えている。
【0064】
続いて、見積作業者により、ウィンドウ600に有する上記箇所601〜606の該当する箇所にその他の加工情報が入力され、「完了」ボタン607がクリックされると、情報処理装置1は、上記ウィンドウ600に入力されたその他の処理を施すための入力情報を、外部記憶装置2中のワーク領域30に記憶するとともに、上記ウィンドウ600を消去して、上記図面情報を入力する上記ウィンドウ150のみを表示部13に表示する。
【0065】
その後、情報処理装置1は、ワーク領域30に記憶されている、面取り加工情報、溝入れ加工情報、端面加情報、軸直角加工情報、フライス加工情報、及びその他の加工情報を読み出し、部品についての上記加工データ251(図6参照)を生成し、この生成した加工データ251を外部記憶装置2の加工データファイル25に登録する。
以上で、情報処理装置1によるステップS4の部品寸法入力処理を終了する。
【0066】
続いて、見積作業者により、上記ウィンドウ150に有する「見積開始」ボタン169がクリックされると、情報処理装置1は、該当する部品番号の部品についてのコストを見積り、その見積明細を有する、図22に示すウィンドウ650、図23に示すウィンドウ700、又は図24に示すウィンドウ800を表示部13に表示する(ステップS5)。
【0067】
上記ウィンドウ650は、図22に示すように、部品を識別等するためのの基本情報を表示する箇所651、部品単価を表示する箇所652、製造される部品の材料の情報を表示する箇所653、製造されるこの部品に装着等をする子部品のコスト等を表示する箇所654、及び製造される部品の加工に要する情報を表示する箇所655を備えている。
上記箇所651は、部品番号、部品名称、部品を製造する生産拠点、1ヶ月当たり製造されるロット数等が表示される。
上記箇所653は、材料費、材質、素材全長、部品全長(製品全長)、材料単価、素材外径、取り個数、標準材料使用量が表示される。
上記箇所654は、子部品費、部番、管理費対象単価、使用個数、金額が表示される。
上記箇所655は、部品の製造に要する加工費、部品の製造に要する治具代、並びに、加工工程、加工に要する設備(装置)、部品を製造するまでの段取り費、設備が部品を製造するのに要した所要時間、設備の稼働に要する設共費、部品を製造するのに要した工数、部品を製造するのに要する人件費等の労共費、及び加工費が表示される。
上記加工費は、段取り費、設共費、及び労共費の合計した値からなる。
【0068】
また、上記ウィンドウ650は、入力を支援するため、「閉じる」ボタン656、「次頁」ボタン657、及び「印刷」ボタン658を備えている。
上記「閉じる」ボタン656は、このウィンドウ650を閉じさせる場合に使用される。
「次項」ボタン657は、このウィンドウ650より更に詳細な見積明細を表示する後述するウィンドウ700を表示部13に表示させる場合に使用される。
「印刷」ボタン658は、表示部13に表示されている画面情報を紙上に印刷させる場合に使用される。
【0069】
上記ウィンドウ700は、上記ウィンドウ650よりも更に詳細な見積明細の内容を表示する。
上記ウィンドウ700は、図23に示すように、部品を識別等するための基本情報を表示する箇所701、部品単価を表示する箇所702、製造される部品の基本情報を表示する箇所703、製造されるこの部品の材料情報を表示する箇所704、及び製造される部品の加工工程を表示する箇所705を備えている。
上記箇所701は、部品番号、品種、部品名称が表示される。
上記箇所702は、部品単価、この部品単価の内訳を示す材料費、加工費、及びその他の費用、子部品費、治具代を表示する。
上記箇所703は、1月当たり製造するロット(個/月)、製品全長(mm)が表示される。
上記箇所704は、材質、材料名称、素材全長、素材外径、及び素材内径が表示される。
上記箇所705は、加工工程名、加工に要する設備(指定コストセンタ)、及び加工費が表示される。
【0070】
また、上記ウィンドウ700は、入力を支援するために、「工程情報」ボタン706、「子部品情報」ボタン707、「処理費情報」ボタン708、「読込」ボタン709、「登録」ボタン710、「計算ボタン」711、「オールクリア」ボタン712、及び「比較」ボタン713等を備えている。
上記「工程情報」ボタン706は、製造する部品の加工工程及び加工設備の入力情報を修正する場合に使用される。
上記「子部品情報」ボタン707は、製造される部品に装着される子部品の情報を入力する場合に使用される。
上記「処理費情報」ボタン708は、製造される部品にメッキの処理を施すため情報を入力する場合に使用される。
上記「読込」ボタン709は、外部記憶装置2の材料指定データファイル24に記憶されている当該部品番号の材料指定データ241、加工データファイル25に記憶されている当該部品番号の加工データ251、及び部品費データファイル26に記憶されている当該部品番号の部品費データ261を読み出し、これら読み出したデータ241、251、261に基づき、上記ウィンドウ700中の上記項目の箇所に該当する情報を表示する場合に使用される。
【0071】
上記「登録」ボタン710は、上記「工程情報」ボタン706、「子部品情報」ボタン707、又は「処理費情報」ボタン708を使用して、見積明細を修正したとき、その修正結果に基づき、加工データファイル25に記憶されている当該部品番号の加工データ251、及び部品費データファイル26に記憶されている部品費データ261を更新する場合に使用する。
上記「計算ボタン」711は、上記「工程情報」ボタン706、「子部品情報」ボタン707、又は「処理費情報」ボタン708を使用して、見積明細を修正しする場合に使用される。
上記「オールクリア」ボタン712は、ウィンドウ700に表示された表示内容をクリアする場合に使用される。
上記「比較」ボタン713は、部品を製造するに際し、使用される加工設備ごとの加工費及び部品単価を有する、図24に示すウィンドウ800を表示させる場合に使用される。
【0072】
上記ウィンドウ800は、図24に示すように、例えば、溝入れ、面取り等の工程名称、並びに、上記工程名称において、自動工程において使用される加工設備(図上では複合NC自動盤)、カム式自動盤+2次加工、NC自動盤+2次加工、及び複合NC自動盤を使用した場合のそれぞれの加工費及び部品単価を表示する。
上記自動工程に使用される加工設備は、後述する図27に示すフローチャート中のステップS52の処理、すなわち、情報処理装置1により指定された加工設備である。
【0073】
その後、見積作業者により、表示部13に表示されたウィンドウ700が参照されたのち、製造工程及び加工設備の修正、並びに表面処理を行って、上記見積明細を修正するか否かが判断される(ステップS6)。
その結果、見積作業者により、製造工程及び加工設備の修正、並びに表面処理を行わず、見積明細の修正を行う必要がないと判断され(ステップS6;NO)、ウィンドウ700中のボタン714がクリックされると、情報処理装置1は、ウィンドウ700を消去して処理を終了する。
【0074】
一方、見積作業者により、製造工程及び加工設備、又は表面処理を行う修正を行うか否かが判断され、その結果、ウィンドウ700に有する「工程情報」ボタン706がクリックされると(ステップS7;YES)、情報処理装置1は、図25に示すウィンドウ900を表示画面に表示する。
【0075】
上記ウィンドウ900は、図25に示すように、部品単価及び加工費を表示する箇所901、製造工程、加工設備及び加工費を表示する箇所902、製造工程及び加工設備を変更するための情報を入力する箇所903を備えている。
また、ウィンドウ900は、入力を支援するため、「戻る」ボタン904、「計算」ボタン905、「工程情報更新」ボタン906、及び「工程情報削除」ボタン907を備えている。
上記箇所901は、修正前の部品単価を表示する箇所901a、修正後の部品単価を表示する箇所901b、修正前の加工費を表示する箇所901c、及び修正後の加工費を表示する箇所901dを有している。
上記箇所902は、部品を製造する際の工程名と、これらの工程に使用される加工設備、及び加工費が表示される。
上記903の箇所は、修正する工程名を入力する箇所903a、この工程に使用される加工設備を入力する箇所903b、上記箇所903aに入力された修正工程名における修正情報を入力する箇所を備える。
上記「戻る」ボタン904は、このウィンドウ900の前のウィンドウ700に戻す場合に使用される。
上記「計算」ボタン905は、このウィンドウ900に入力した修正情報に基づき、部品単価及び加工費を計算させる場合に使用される。
上記「工程情報更新」ボタン906は、箇所903に入力された工程名、加工設備、及び修正情報に基づき、加工データファイル25に記憶されている該当する部品番号の加工データ251の内容を修正する場合に使用する。
「工程情報削除」ボタン907は、箇所903に入力された工程名、加工設備、及び修正情報に基づき、加工データファイル25に記憶されている該当する部品番号の加工データ251の工程を内容を削除する場合に使用する。
【0076】
見積作業者により、例えば、図25に示すように、修正する工程名として「溝入れ工程」が入力箇所903aに入力され、修正する加工設備として「複合NC自動盤」が入力箇所903bに入力され、溝入れ箇所D1における溝巾を「6.000」(mm)、溝入れ箇所D2における溝入れ巾を「4.000」(mm)、公差巾として「一般公差」、寸法等級として「3」級が入力され、「工程情報更新」ボタン906がクリックされるとともに、「計算」ボタン905がクリックされると、情報処理装置1は、次のような処理を実行する。
すなわち、情報処理装置1は、箇所903に入力された工程名、加工設備、及び修正情報に基づき、加工データファイル25に記憶されている該当する部品番号の加工データ251の内容を修正する。
また、情報処理装置1は、上記修正情報に基づき、加工費、及び部品単価を算出し直し、新たに算出した加工費及び部品費を有する部品費データを生成し、この生成部品費データで、部品費データファイル26に記憶されている部品費データ261を更新する。
【0077】
見積作業者により、製造工程及び加工設備、又は表面処理を行う修正を行か否かが判断され、その結果、ウィンドウ700に有する「工程情報」ボタン706がクリックされない場合には、ステップS9に処理を移行する。
【0078】
情報処理装置1は、入力された製造工程及び作業設備の修正情報に基づき、当該部品番号の加工データ251及び部品費データ261を更新したのち、見積作業者により、ウィンドウ700に有する「工程情報」ボタン706がクリックされると、図26に示すウィンドウ950を表示する。
【0079】
上記ウィンドウ950は、図26に示すように、部品単価及び加工費を表示する箇所951、表面処理を施す種類を入力する箇所952、表面処理を施したときの膜厚を入力する箇所953、及び入力を支援するため、「戻る」ボタン954、「取消」ボタン955、及び「計算」ボタン956を備えている。
上記箇所951は、修正前の部品単価を表示する箇所951a、修正後の部品単価を表示する箇所951b、修正前の処理費を表示する箇所951c、及び修正後の処理費を表示する箇所951dを有している。
上記「戻る」ボタン954は、このウィンドウ950の前のウィンドウ700に戻す場合に使用される。
上記「取消」ボタン955は、上記ウィンドウ950に入力された情報を取り消す場合に使用される。
上記「計算」ボタン956は、このウィンドウ950に入力した表面処理情報に基づき、部品単価及び処理費を計算させる場合に使用される。
【0080】
見積作業者により、例えば、図26に示すように、表面処理の種類として「EIP/Ni−p3」が入力箇所952に入力され、膜厚として「3.000」(μm)が入力箇所953に入力され、「計算」ボタン956がクリックされると(ステップS9;YES)、情報処理装置1は、次のような処理を実行する。
すなわち、情報処理装置1は、箇所952に入力された表面処理の種類、及び膜厚に基づき、加工データファイル25に記憶されている該当する部品番号の加工データ251の内容を修正する。
また、情報処理装置1は、上記修正情報に基づき、加工費、及び部品単価を算出し直し、新たに算出した加工費及び部品費を有する部品費データを生成し、この生成部品費データで、部品費データファイル26に記憶されている部品費データ261を更新する。
また、情報処理装置1は、表面処理を行ったときの部品単価、及び処理費のそれぞれを、ウィンドウ950の表示箇所951a及び表示箇所951bに表示し、ステップS5に戻し、上述したものと同様な処理を行う。
【0081】
上記ステップS9において、見積作業者により「計算」ボタンがクリックされていない場合には(ステップS9;NO)、処理をステップ5に戻し、上述したと同様な処理行う。
【0082】
ステップS5が示す見積明細の表示処理を、図27に示すフローチャートを参照して説明する。
【0083】
情報処理装置1は、製造する部品の材料費を算出する(ステップS51)。
すなわち、情報処理装置1は、ウィンドウ150から指定された材料名の材料データ211を、材料マスタファイル21から読み出す。そして、情報処理装置1は、読み出した材料データ211に示されている全長を、製造しようとする部品の全長で除算し、1材料当たり製造される部品数を算出する。
その後、情報処理装置1は、1材料の金額を上記製造される部品数で除算して得た値を部品の材料費とし(ステップS51)、ワーク領域30に記憶する。
【0084】
次に、情報処理装置1は、製造される部品の月当たりの製造個数(ロット数×1ロット中の部品数)、製造する部品の加工の仕方により、使用される加工設備を指定する(加工設備を指定する処理については後述する)。
続いて、情報処理装置1は、指定した加工設備について、部品を製造するのに要する時間(以下、所要時間という)を、加工設備ごとに有する算式に基づき、算出する(ステップS53)。
【0085】
例えば、情報処理装置1は、部品の製造に要する加工設備をカム式自動盤と指定すると、上記式1に示された所要作業時間は、上記式2に基づき算出される。上記式2に示された機械時間は、製造される部品が標準タイプのものでは、上記式3が使用され、また、長尺タイプ(外径挽有)のものでは、上記式4が使用され、長尺タイプ(外径挽無し)のものでは、上記式5が用いられる。
また上記式1に示された棒材交換時間は、上記式6が使用される。
【0086】
上記式1に示された所要段取時間として、製造される部品が標準タイプのものでは、上記式7が使用され、また、長尺タイプのものでは、上記式8が使用するされる。
上述したカム式自動盤における加工時間と同様、NC自動盤、複合自動盤、その他2次加工を施すとき必要となる加工設備においても、加工時間を求めるための算式を有しており、これら加工設備の加工時間は、パラメータ選定テーブルに有するパラメータを参照して、該当パラメータを算式に代入することにより、各々の加工設備における加工時間を算出する。
【0087】
情報処理装置1は、上記のようにして指定された加工設備について、部品を製造するに所要時間を算出すると、この算出した所要時間時間と、加工設備マスタファイル22に記憶されている該当する加工設備の加工設備データ221に有する時間当たりの加工費を乗算し、その乗算した値を部品の加工費し、これをワーク領域30に記憶する(ステップS54)。
【0088】
情報処理装置1は、製造する部品の加工費を算出すると、その他の加工費データファイル29からメッキ処理、焼き入れ処理等のその他の加工費を読み出しこれらをワーク領域30に記憶する(ステップS55)。
【0089】
情報処理装置1は、その他の費用を算出すると、上記ワーク領域30に記憶されている材料費、加工費、その他の加工費を読み出し、読みだしたこれらの費用を加算し、その加算値を製造する部品に対する製造コストを算出し、これをワーク領域30に記憶する(ステップS57)。
また、情報処理装置1は、上記製造コストに所定の利益を加算し部品単価を算出し、これをワーク領域30に記憶する。
次に、情報処理装置1は、ワーク領域30に記憶されている部品単価、材料費、加工費、及びその他の加工費を読み出し、これら読み出した費用を用いて、上記図7に示した部品費データ261を生成し、この生成した部品費データ261を部品費データファイル26に記憶する(ステップS56)。
【0090】
続いて、見積作業者の操作により、見積明細を表示部13に表示せよとの指示を受けると、情報処理装置1は、外部記憶装置2中の1)材料指定データファイル24に記憶されている指定された部品番号の材料指定データ241、2)加工データファイル25に記憶されている指定された部品番号の加工データ251と、3)部品費データファイル26に記憶されている指定された部品番号の部品費データ261とを読み出し、これらの読み出したデータに基づき、上記図22に示した見積明細を有するウィンドウ650を生成する。
【0091】
その後、情報処理装置1は、見積作業者により、ウィンドウ650に備えられ「次頁」ボタン657がクリックされたか否かを判断する(ステップS58)。情報処理装置1は、「次頁」がクリックされていないと判断した場合には(ステップS58;NO)、見積明細処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、「次頁」ボタン657がクリックされたと判断した場合には、当該部品番号の材料指定データ241、加工データ251、及び部品費データ261を読み出し、これらの読み出したデータ241、251、261に基づき、上記ウィンドウ700を表示させる画像データを生成し(ステップS59)、この生成した画像データを用いて、表示部13にウィンドウ700を表示する(ステップS60)。
【0092】
その後、情報処理装置1は、見積作業者により、ウィンドウ700に備えられ「比較」ボタン713がクリックされたか否かを判断する(ステップS61)。情報処理装置1は、「比較」がクリックされていないと判断した場合には(ステップS61;NO)、見積明細処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、「比較」ボタン713がクリックされたと判断した場合には、当該部品番号の材料指定データ241、加工データ251、及び部品費データ261を読み出し、これらの読み出したデータ241、251、261に基づき、上記ウィンドウ800を表示させる画像データを生成し(ステップS62)、この生成した画像データを用いて、表示部13にウィンドウ800を表示し(ステップS63)、見積明細処理を終了する。
【0093】
次に、上記ステップS52における使用する設備を指定する処理を、図28〜図31に示すフローチャートを参照して説明する。
図28のフローチャートが示すように、情報処理装置1は、材料指定データファイル24から部品の材料指定データ241を読み出し、この部品の製造ロット数が1000未満であるか否かを判断する(ステップS521)。情報処理装置1は、部品の製造ロット数が月当たり1000未満であると判断した場合には(ステップS521;YES)、製造ロット数が月当たり1000未満の場合における、加工設備を指定する処理を(この処理については後述する)(ステップS522)を実行する。
一方、情報処理装置1は、製造ロット数が月当たり1000以上であると判断した場合には(ステップS521;NO)、更に、部品の製造ロット数が月当たり1000以上で3000未満であるか否かを判断する(ステップS523)。
【0094】
情報処理装置1は、部品の製造ロット数が月当たり1000以上で3000未満であると判断した場合には(ステップS523、YES)、製造ロット数が月当たり1000以上で3000未満の場合における加工設備を指定する処理を(この処理については後述する)(ステップS524)を実行する。
一方、情報処理装置1は、製造ロット数が3000以上であると判断した場合には(ステップ523、NO)、製造ロット数が月当たり3000以上の場合における加工設備を指定する処理を(この処理については後述する)(ステップS525)を実行し、処理を終了する。
【0095】
続いて、上記ステップ522における製造数が1000未満の場合の加工設備を指定する処理について、図29に示すフローチャートを参照して説明する。
情報処理装置1は、加工データファイル25中の加工データ251を参照し、製造しようとする部品の外径面のDカット加工、軸に対して直角に穴を開ける軸直角加工、及び軸に対して直角にタップ穴を開ける軸直角加工が複数あるか否かを判断する(ステップS5221)。
【0096】
情報処理装置1は、製造する部品にDカット加工、及び軸直角加工を複数施す必要があると判断した場合には(ステップS5221、YES)、使用される加工設備として複合NC自動盤を指定し(ステップS5222)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工を複数施す必要がない判断すると(ステップS5221、NO)、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工を施す箇所が1箇所であるか否かを判断する(ステップS5523)。
【0097】
情報処理装置1は、判断した結果、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工を施す箇所が1箇所であると判断した場合には(ステップS5223、YES)、NC自動盤と二次加工するための装置とからなる加工設備を指定し(ステップS5224)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工が1箇所もないと判断した場合には(ステップS5223、NO)、再び、製造しようと部品の両側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要があるか否かを判断する(ステップS5225)。
【0098】
情報処理装置1は、判断した結果、上記部品の両側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要があると判断した場合には(ステップS5225;YES)、この部品を製造する際に使用される加工設備として、NC自動盤と二次加工するための装置を指定し(ステップS5224)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、上記部品の両側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要がないと判断した場合には(ステップS5225;NO)、上記部品の片側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要があるか否かを判断する(ステップS5226)。
【0099】
情報処理装置1は、上記部品の片側の端面に上記加工を施す必要がない判断すると(ステップS5226、NO)、部品を加工する設備としてNC自動盤を指定し(ステップS5227)、処理を終了する。一方、情報処理装置1は、上記部品の片側の端面に上記加工を施す必要が有ると判断すると(ステップS5226、YES)、製造する部品の製品全長が127mm以上であるか否かを判断する(ステップS5228)。
情報処理装置1は、部品の製品全長が127mm以上であると判断する場合には(ステップS5228、YES)、この部品を製造する際に使用される加工設備として、NC自動盤と二次加工するための装置とを指定し(ステップS5224)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、部品の製品全長が127mm未満のであると判断した場合には(ステップS5228、NO)、この部品を製造する際に使用される加工設備として、NC自動盤を指定し(ステップS5227)、処理を終了する。
【0100】
次に、ステップS523が示す、ロット数が1000以上で、かつ、3000未満の場合における加工設備を指定する処理を、図30に示すフローチャートを参照して説明する。
【0101】
図30のフローチャートが示すように、情報処理装置1は、加工データを参照し、製造しようとする部品の外径面にDカット加工、軸に対して直角に穴を開ける加工、及び軸に対して直角にタップ穴を開ける加工が複数あるか否かを判断する(ステップS5231)。
【0102】
情報処理装置1は、製造しようとする部品の外径面にDカット加工、軸に対して直角に穴を開ける加工、及び軸に対して直角にタップ穴を開ける加工が複数あると判断すると(ステップS5231、YES)、使用される加工設備として複合NC自動盤を指定し(ステップS5232)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工が複数でないと判断すると(ステップS5231、NO)、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工が1箇所が有るか否かを判断する(ステップS5233)。
【0103】
情報処理装置1は、判断した結果、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工が1箇所が有ると判断した場合には(ステップS5233;YES)、使用される設備としてNC自動盤と二次加工するための装置とを指定し(ステップS5234)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工が1箇所もないと判断した場合には(ステップS5233;NO)、再び、製造しようとする部品の両側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要があるか否かを判断する(ステップS5235)。
【0104】
情報処理装置1は、判断した結果、上記部品の両側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要があると判断した場合には(ステップS5235、YES)、部品を加工する際に使用される加工設備としてNC自動盤及び二次加工に使用される装置を指定し(ステップS5234)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、上記部品の両側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要がないと判断した場合には(ステップS5235、NO)、上記部品の片側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要があるか否かを判断する(ステップS5236)。
【0105】
情報処理装置1は、上記部品の片側の端面に上記加工を施す必要があると判断した場合には(ステップS5236、YES)、さらに、この部品の製品全長が127mm以上であるか否かを判断する(ステップS5237)。
情報処理装置1は、部品の製品全長が127mm以上であると判断した場合には(ステップ5237;YES)、部品を製造する際に使用する加工設備として、NC自動盤及び二次加工に使用される装置を指定し(ステップS5234)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、部品の製品全長が127mm未満であると判断した場合には(ステップ5237;NO)、部品を製造する際に使用する設備として、NC自動盤を指定し(ステップS5238)、処理を終了する。
【0106】
ステップS5236において、情報処理装置1は、上記部品の片側の端面に上記加工を施す必要がないと判断した場合には(ステップS5236、NO)、さらに、
製造される部品の部品全長が750mm以下であるか否かを判断する(ステップS5239)。
情報処理装置1は、前記部品全長が750mmより大きい場合には(ステップS5239;NO)、加工設備をNC自動盤と指定し(ステップS5238)、処理を終了し、一方、部品の部品全長が750mm以下であると判断すると(ステップ5239;YES)、使用される加工設備としてカム式自動盤を指定し(ステップS5240)、処理を終了する。
【0107】
続いて、ステップS524が示す、ロット数が3000以上の場合における加工設備を指定する処理を、図31に示すフローチャートを参照して説明する。
【0108】
情報処理装置1は、加工データを参照し、製造しようとする部品の外径面にDカット加工、軸に対して直角に穴を開ける軸直角加工、及び軸に対して直角にタップ穴を開ける軸直角加工が複数あるか否かを判断する(ステップS5241)。
【0109】
情報処理装置1は、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工が複数あると判断すると(ステップS5241、YES)、使用される加工設備として複合NC自動盤を指定し(ステップS5242)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、製造しようとする部品の外径面にDカット加工、軸直角加工が複数でないと判断すると(ステップS5241、NO)、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角が1箇所が有るか否かを判断する(ステップS5243)。
【0110】
情報処理装置1は、判断した結果、製造しようとする部品にDカット加工、軸直角加工が1箇所が有ると判断した場合には(ステップS5243、YES)、使用される加工設備として、カム式自動盤及び二次加工するための装置を指定し(ステップS5244)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、製造しようとする部品に上記Dカット加工、軸直角加工が1箇所もないと判断した場合には(ステップS5243、NO)、再び、製造使用とする部品の両側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要があるか否かを判断する(ステップS5245)。
【0111】
情報処理装置1は、判断した結果、上記部品の両側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要があると判断した場合には(ステップS5245、YES)、この部品を製造する際に使用される加工設備として、カム式自動盤と二次加工するための装置を指定し(ステップS5244)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、上記部品の両側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要がないと判断した場合には(ステップS5245;NO)、上記部品の片側の端面にモミ付け、タップ、穴開け等の加工を施す必要があるか否かを判断する(ステップS5246)。
【0112】
情報処理装置1は、上記部品の片側の端面に上記加工を施す必要がない判断すると(ステップS5246、NO)、使用する加工設備としてカム式自動盤を指定し(ステップS5247)、処理を終了する。一方、情報処理装置1は、上記部品の片側の端面に上記加工を施す必要が有ると判断すると(ステップS5246、YES)、製造する部品の製品全長が97mm以上であるか否かを判断する(ステップS5248)。
情報処理装置1は、部品の製品全長が97mm以上のであると判断すると場合には(ステップS5248、YES)、使用される加工設備として、NC自動盤と二次加工するための装置を指定し(ステップS5244)、処理を終了する。
一方、情報処理装置1は、部品の製品全長が97mm未満であると判断した場合には(ステップS5248、NO)、使用される加工設備として、カム式自動盤を指定し(ステップS5247)、処理を終了する。
【0113】
この実施形態のコスト見積システムによれば、見積作業者により、情報処理装置1の表示部13に示されている加工対象部品に類似した形状の図形351が変更され、この変更された図形351に基づいて加工対象部品の加工費が見積もられる。従って、加工対象部品のコストを簡単に見積もることができる。
また、このコスト見積システムによれば、加工対象部品を加工するのに要する加工時間が、指定された加工設備と加工工程とにより算出され、この加工時間に基づき、加工対象部品の加工費が算出される。従って、加工対象部品について詳細な見積をすることができる。
また、このコスト見積システムによれば、加工対象部品の精度の要求やコストの要求に応じた加工設備を選定し、この設定された加工設備に基づくコスト見積ができる。
【0114】
<他の実施形態>
図1に示す構成のコスト見積システムを、クライアントサーバ或いはASP(Application service Provider)構成とし、1企業内の複数の事業部或いは部品コストに関する認識を共有し、事業の効率化を目指す複数の事業者がアクセス可能としてもよい。このような構成とすれば、複数の事業者が、共通の基準で部品のコストを見積もることが可能となり、商談などが容易になる。
【0115】
以下、このような場合のシステム構成及び動作を説明する。
図32は、第2の実施の形態に係る部品コスト見積システムの構成を示す図である。
図示すように、このシステムは、インターネットIN上に配置された部品コスト見積サイト111と、この部品コスト見積サイト111を共有する企業の端末群121(121−1〜121−m)、131(131−1〜131−p)、141(141−1 〜141−q)とから構成されている。
端末群121、131は、各企業の、購買・調達部門、設計部門、製造部門、品質管理部門、財務・会計部門等の部品に関する情報を必要とする様々な部門に設置されており、インターネットINに、直接、或いは、社内LAN、インターネットゲートウェイ、アクセスポイント等を介して接続されている。
【0116】
部品コスト見積サイト111は、要求に応答して、部品コストの見積及び見積の根拠情報を依頼元に提供するものであり、図33に示すように、WWWサーバ112と、ユーザ情報DB113と、部品コスト見積サーバ114と、根拠情報DB115とを備える。
【0117】
WWWサーバ112は、インターネットINを介して各端末121、131、141からのアクセスを受けて、認証処理を行い、認証が成立した場合には、アクセス元の端末121、131、141と部品コスト見積サーバ114との間を仲介する。
【0118】
ユーザ情報DB113は、部品コスト見積サイト111へのアクセスが認められている登録ユーザについての情報が登録されている。この部品コスト見積システムは、部品コストに関する認識を共有し、高品質を維持しつつコストを低下させるという共通の目的に賛同する企業群が利用するものであり、この趣旨に賛同する企業に関する情報が登録される。登録情報は、識別情報(ID)、パスワード、企業名、担当者、担当部署、住所、連絡先(電話番号、ファクシミリ番号、e−メールアドレス)等の情報である。
【0119】
部品コスト見積サーバ114と根拠情報DB115は、図1に示す情報処理装置1及び外部記憶装置2と同様な構成を有し、端末121、131、141からの要求に応答して、見積情報とその根拠情報とを提供する。根拠情報DB115に登録されている情報は、参加企業が達成目標とすべき業界トップクラスの客観的情報であることが望ましい。例えば、この部品コスト見積システムへの参加企業の上位1〜3位の企業のデータである。
【0120】
次に、上記構成の部品コスト見積システムの動作を説明する。
(ユーザ登録)
この部品コスト見積システムを利用するためには、ユーザ登録を行う必要があり、登録希望企業は部品コスト見積サイト111の運営主体に連絡する。運営主体は、一定の審査を行い、審査をパスした企業に関する情報をユーザ情報DB113に登録する。この際、望ましくは、登録企業からの部品コストに関する情報の提供を受け、根拠情報DBの登録情報を必要に応じて更新する。
【0121】
(部品コストの見積)
登録企業の担当者が、部品コスト見積サイト111が提供するサービスを利用する場合には、WWWブラウザなどがインストールされた端末121、131、141(以下、端末121とする)を用いて、図示せぬインターネットサービスプロバイダ(ISP)等を介して、WWWサーバ112にアクセスする。
【0122】
WWWサーバ112は、このアクセスに応答し、図34に示す認証画面をアクセス元の端末121に送信し、表示させる。
【0123】
担当者は、この認証画面にIDとパスワードを入力し、WWWサーバ112に送信する。WWWサーバ112は、通知されたIDとパスワードとの対がユーザ情報DB113に登録されているか否かを判断し、登録されていなければ、その旨をエラーメッセージを送信する。一方、登録されていれば、以後、第1の実施の形態で説明したような部品コストの見積作業或いはその根拠情報を提供する作業に移行する。
【0124】
このような構成において、部品コスト見積サイト111を部品の調達企業が運営し、部品供給メーカがこの見積システムを利用すれば、調達企業は、自己の要求・要望を部品メーカに客観的に伝達することができ、部品コストを抑える一助とすることができる。また、部品供給メーカとしては、自己の能力と努力目標を客観的に認識し、コスト改善の資料とすることができる。
【0125】
この第2の実施形態のシステムにおいても、端末121〜141からの要求に応答して、見積用のデータ或いは見積額をネットワークを介して提供するようにしてもよい。このようにすれば、部品製造業者自ら、自社の現状の部品コストとこのシステムに登録されているコストを比較して、弱点を克服し、強みを補強することさえ可能となる。
【0126】
この実施形態のコスト見積システムは、加工設備を加工の種類により指定するように構成されているが、かならずしもこれに限らず、例えば、加工材料の材質、加工寸法により加工設備を指定してもよい。
【0127】
なお、この発明は上記実施の形態に限定されず、種々の応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、部品コストに通常最も影響を与える部品の切削加工を例にこの発明を説明したが、この発明の部品コスト見積システムは、板金加工、モールド加工等により製造される部品に同様に適用可能である。特にモールド加工についても、金型が必要であるため、上記実施の形態の処理をそのまま利用することができる。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、部品について詳細な見積をすることができる。
また、この発明によれば、部品の設計を変更する場合に、簡単にコストの見積をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態に係る部品コスト見積システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の材料マスタファイルの構成を示す図である。
【図3】図1中の加工設備マスタファイルの構成を示す図である。
【図4】図1中の部品形状ファイルの構成を示す図である。
【図5】図1中の材料指定データファイルの構成を示す図である。
【図6】図1中の加工データファイルの構成を示す図である。
【図7】図1中の部品費データファイルの構成を示す図である。
【図8】パラメータ選定テーブル群の構成を示す図である。
【図9】パラメータ選定テーブル群の構成を示す図である。
【図10】パラメータ選定テーブル群の構成を示す図である。
【図11】パラメータ選定テーブル群の構成を示す図である。
【図12】パラメータ選定テーブル群の構成を示す図である。
【図13】パラメータ選定テーブル群の構成を示す図である。
【図14】パラメータ選定テーブル群の構成を示す図である。
【図15】実施形態のコスト見積システムの動作を示すフローチャートである。
【図16】図面情報入力画面を表示するウィンドウを示す図である。
【図17】製造する部品の図形を表示するウィンドウを示す図である。
【図18】部品の形状を変更するとともに、加工寸法を入力する画面を表示するウィンドウを示す図である。
【図19】部品の形状を変更するため画面を表示するウィンドウを示す図である。
【図20】部品の寸法を入力するための画面を表示するウィンドウを示す図である。
【図21】部品の寸法を入力するための画面を表示するウィンドウを示す図である。
【図22】見積明細を表示するウィンドウを示す図である。
【図23】見積明細を表示するウィンドウを示す図である。
【図24】加工設備ごとの加工費及び部品単価を表示するウィンドウを示す図である。
【図25】作業工程及び作業設備の変更を入力するためのウィンドウを示す図である。
【図26】処理費を入力するためのウィンドウを示す図である。
【図27】図15中のステップS5の処理を示すフローチャートである。
【図28】図27中のステップS52の処理を示すフローチャートである。
【図29】図28中のステップS522の処理を示すフローチャートである。
【図30】図28中のステップS523の処理を示すフローチャートである。
【図31】図26中のステップS524の処理を示すフローチャートである。
【図32】この発明の第2の実施の形態に係るコスト見積システムの構成を示すブロック図である。
【図33】図32に示す部品コスト見積サイトの構成を示す図である。
【図34】部品コスト見積サイトにアクセスするためのログイン画面の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置
11 制御部
12 記憶部
13 表示部
14 操作部
2 外部記憶装置
21 材料マスタファイル
22 加工設備マスタファイル
23 部品形状ファイル
24 材料指定データファイル
25 加工データファイル
26 部品費データファイル
27 部品形状記憶領域
28 パラメータ選定テーブル群
29 その他の費用マスタファイル
30 ワーク領域
111 部品コスト見積サイト
112 WWWサーバ
113 ユーザ情報DB
114 部品コスト見積サーバ
115 根拠情報DB
IN インターネット

Claims (17)

  1. 部品の製造コストを見積るための部品コスト見積システムであって、
    部品を製造するための加工設備と該加工設備の単位時間当たりの加工費とを対応付ける加工費情報を記憶する加工費情報記憶手段と、
    前記部品の基本形状を表す基本図形と、当該基本図形のうちの一部と置換される複数の候補図形と、を記憶する図形記憶手段と、
    前記図形記憶手段に記憶されている基本図形と複数の候補図形とを表示する図形表示手段と、
    前記基本図形のうちの前記候補図形により置換される図形部分の指定と、前記複数の候補図形のうちのいずれかの候補図形の指定と、をユーザから受け付ける受付手段と、
    前記基本図形のうちの前記指定された図形部分が前記指定された候補図形に置換された図形が表す形状を、製造対象部品の形状として指定する形状指定手段と、
    形状指定手段により指定された形状を得るために、加工対象材料に施す加工の内容を指定する加工内容指定手段と、
    前記加工内容指定手段により指定された加工の内容に従って、前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定する加工設備指定手段と
    記加工内容指定手段により指定された内容の加工を、前記加工設備指定手段により指定された加工設備により前記加工対象材料に施すのに要する時間を算出する加工時間算出手段と、
    前記加工費情報記憶手段に記憶されている前記加工費情報を参照し、前記加工時間算出段により算出された前記時間から、加工費を算出する加工費算出手段と、
    前記加工費算出手段により算出された加工費を合算して、前記部品の加工費を求める合算手段と、
    を具備することを特徴とする部品コスト見積システム。
  2. 前記加工の内容は、
    前記加工対象材料を、前記形状指定手段により指定された前記形状とするための加工の種類と、加工寸法と、前記加工対象材料の材質との少なくとも1つの情報を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のコスト見積システム。
  3. 前記形状指定手段は、前記製造対象部品の全長を指定し、
    前記加工設備指定手段は形状指定手段により指定された全長と前記加工内容指定手段により指定された加工の内容に従い、前記加工設備を指定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品コスト見積システム。
  4. 前記加工設備指定手段は、
    前記加工の内容に含まれる、前記加工の種類と前記加工寸法と前記加工対象材料の材質とのうちのいずれかの情報に従って前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定することを特徴とする請求項に記載の部品コスト見積システム。
  5. 前記加工対象材料の材料費を記憶する材料費記憶手段と、
    前記形状指定手段により指定された形状を得るための加工以外の加工による追加の加工費を記憶する追加の加工費記憶手段と、
    部品の製造に使用する加工対象材料を指定する材料指定手段と、
    前記材料指定手段により指定された加工対象材料から、いくつの製造対象部品が製造されるかを求める個数取得手段と、
    材料指定手段により指定された加工対象材料の材料費を前記材料費記憶手段に記憶されている材料費から求める材料費取得手段と、
    材料費取得手段で取得した材料費を前記個数取得手段で取得した個数で除算して得た値を前記部品の材料費と見積もる材料費見積手段と、
    前記追加の加工費記憶手段に記憶されている追加の加工費を読み出す追加の加工費読出し手段と、
    前記合算手段により見積もられた前記部品の加工費と、前記材料費見積手段により見積もられた前記部品の材料費と、前記追加の加工費読出し手段により読み出した前記部品の追加の加工費とを加算することにより、部品の製造コストを見積る製造コスト見積手段と、
    備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の部品コスト見積システム。
  6. 前記製造コスト見積手段により見積もられた製造コストに所定の利益を加算し、部品単価を見積もる部品単価見積手段と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の部品コスト見積システム。
  7. 前記加工設備指定手段は、前記加工の内容に従って、複数の加工設備を指定し、
    前記加工時間指定手段は、前記加工設備指定手段で指定された複数の加工設備のそれぞれについて、加工時間を求め、
    前記加工費算出手段は、前記加工設備指定手段で指定された複数の加工設備について、それぞれ、加工費を算出し、
    さらに、加工費算出手段で算出された複数の加工設備の加工費を比較可能に表示する手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の部品コスト見積システム。
  8. 前記部品コスト見積システムは、ネットワークを介して外部端末からのアクセスを受け付け、求められた部品コストの見積をアクセスした端末に送信する送信手段を、
    備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の部品コスト見積システム。
  9. 部品の製造コストを見積るための部品コスト見積方法であって、
    図形記憶手段に記憶されている基本図形と複数の候補図形とを表示し、
    前記基本図形のうちの前記候補図形により置換される図形部分の指定と、前記複数の候補図形のうちのいずれかの候補図形の指定と、をユーザから受け付け、
    前記基本図形のうちの前記指定された図形部分が前記指定された候補図形に置換された図形が表す形状を、製造対象部品の形状として指定し、
    指定された形状を得るために、加工対象材料に施す加工の内容を指定し、
    指定された加工の内容に従って、前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定し、
    指定された内容の加工を、指定された加工設備により前記加工対象材料に施すのに要する時間を算出し、
    記憶手段に記憶されている、部品を製造するための加工設備と該加工設備の単位時間当たりの加工費とを対応付ける加工費情報を参照し、算出された前記時間から、加工費を算出し、
    算出された加工費を合算して、前記部品の加工費を求める、
    ことを特徴とする部品コスト見積方法。
  10. 前記加工の内容は、
    前記加工対象材料を、指定された前記形状とするための加工の種類と、加工寸法と、前記加工対象材料の材質との少なくとも1つの情報を含む、ことを特徴とする請求項に記載のコスト見積方法。
  11. 前記製造対象部品の全長を指定し、
    指定された全長と指定された加工の内容とに従い、前記加工設備を指定する、
    ことを特徴とする請求項に記載の部品コスト見積方法。
  12. 前記加工の内容に含まれる、前記加工の種類と前記加工寸法と前記加工対象材料の材質とのうちのいずれかの情報に従って前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定することを特徴とする請求項10に記載の部品コスト見積方法。
  13. 部品の製造に使用する加工対象材料を指定し、
    指定された加工対象材料から、いくつの製造対象部品が製造されるかを求め、
    指定された加工対象材料の材料費を記憶手段に記憶されている前記加工対象材料の材料費から求め、
    取得した材料費を取得した個数で除算して得た値を前記部品の材料費と見積もり、
    記憶手段に記憶されている指定された形状を得るための加工以外の加工による追加の加工費を読み出し、
    見積もられた前記部品の加工費と、見積もられた前記部品の材料費と、読み出した前記部品の追加の加工費とを加算することにより、部品の製造コストを見積る、
    ことを特徴とする請求項乃至12のいずれか1項に記載の部品コスト見積方法。
  14. 見積もられた製造コストに所定の利益を加算し、部品単価を見積もる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の部品コスト見積方法。
  15. 前記加工の内容に従って、複数の加工設備を指定し、
    指定された複数の加工設備のそれぞれについて、加工時間を求め、
    指定された複数の加工設備について、それぞれ、加工費を算出し、
    算出された複数の加工設備の加工費を比較可能に表示する、
    ことを特徴とする請求項乃至14のいずれか1項に記載の部品コスト見積方法。
  16. 前記部品コスト見積方法は、ネットワークを介して外部端末からのアクセスを受け付け、求められた部品コストの見積をアクセスした端末に送信する、
    ことを特徴とする請求項乃至15のいずれか1項に記載の部品コスト見積方法。
  17. コンピュータに
    前記図形記憶手段に記憶されている基本図形と複数の候補図形とを表示する手順、
    前記基本図形のうちの前記候補図形により置換される図形部分の指定と、前記複数の候補図形のうちのいずれかの候補図形の指定と、をユーザから受け付ける手順、
    前記基本図形のうちの前記指定された図形部分が前記指定された候補図形に置換された図形が表す形状を、製造対象部品の形状として指定する手順、
    指定された形状を得るために、加工対象材料に施す加工の内容を指定する手順、
    指定された加工の内容に従って、前記加工対象材料を加工するための加工設備を指定する手順、
    指定された内容の加工を、指定された加工設備により前記加工対象材料に施すのに要する時間を算出する手順、
    記憶手段に記憶されている、部品を製造するための加工設備と該加工設備の単位時間当たりの加工費とを対応付ける加工費情報を参照し、算出された前記時間から、加工費を算出する手順、
    算出された加工費を合算して、前記部品の加工費を求める手順、
    を実行させるプログラム。
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