JP4463640B2 - 共用映像と楽曲専用映像作品とを使い分けするカラオケ演奏端末 - Google Patents
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Description
また、蓄積メディアとしてビデオCDを利用したカラオケ装置もあるが、コンテンツの構成はレーザーカラオケと同様である。
ただし通信カラオケにおいては、楽曲専用の歌詞付きムード映像は用意されておらず、適宜に区分された長時間分の映像を共用映像データベースに蓄積しておき、楽曲にあわせて適宜な映像区間を取り出して歌詞字幕の背景映像とする方式をとっている。たとえば2万曲分のカラオケ楽曲データが用意されていて、その演奏時間合計が2万×5分としても、共用映像データベースには、再生時間合計がその数百分の1程度の映像を用意して、共用の背景映像としてまかなっているのが通常である。
(1)待ち行列に登録された楽曲IDに基づいてカラオケ楽曲データベースから該当のカラオケ楽曲データを抽出してカラオケ演奏を行うとともに、共用映像データベースから映像データを抽出して表示するカラオケ演奏端末であること
(2)データベースアクセス手段と、索引情報メモリと、ユーザインタフェースと、制御手段を備えること
(3)データベースアクセス手段は、楽曲専用映像データベースにアクセス可能とすること
(4)楽曲専用映像データベースは、楽曲に固有の楽曲専用映像作品を楽曲IDに対応付けて格納すること
(5)索引情報メモリは、楽曲専用映像データベースの索引情報を格納すること
(6)索引情報は、楽曲専用映像作品が対応づけされた楽曲の楽曲IDを示すこと
(7)ユーザインタフェースは、利用者に情報を表示するとともに、利用者の操作入力を受け付け可能とすること
(8)制御手段は、待ち行列に登録された各楽曲IDに基づいて各楽曲の曲名を一覧表示する際、楽曲専用映像データベースの索引情報を参照して各楽曲IDに対応付けされた楽曲専用映像作品が存在するか否かを調べ、存在する楽曲には楽曲専用映像作品があることを該当の曲名に付加表示とすること
(9)制御手段は、待ち行列に基づいて曲名を一覧表示するとともに楽曲専用映像作品の有無を付加表示している状態において、表示上の曲名を特定して楽曲専用映像作品の表示を希望する操作入力を受け付けた際、待ち行列上の特定された曲名に対応する楽曲IDに希望フラグを対応づけするとともに、当該楽曲IDの楽曲専用映像作品を楽曲専用映像データベースから取得すること
(10)制御手段は、待ち行列に基づいて曲名を一覧表示するとともに楽曲専用映像作品の有無を付加表示する際、待ち行列上の楽曲IDに希望フラグが対応づけされている楽曲については、その曲名に楽曲専用映像作品を希望している旨を付加表示すること
(11)制御手段は、待ち行列上の楽曲IDに希望フラグが対応づけされている楽曲のカラオケ演奏を行う際、共用映像データベースの映像データに代えて、取得した楽曲専用映像作品を表示すること
多数の客室があるカラオケ店舗に装備されるカラオケ集合システムに本発明を適用したシステム構成例を図1に示している。各客室にそれぞれ設置されたカラオケ演奏端末1および客室多用途端末2と、店舗に設置された1台の店舗サーバー3とを備え、これらがLAN8により接続されてクライアントサーバーシステムが構成されている。
この発明を適用したカラオケ演奏端末1のハードウェア主体の構成例を図2に示している。カラオケ演奏端末はパソコン相当のコンピュータ応用機器である。中央処理装置11がCPU・RAM・ROMを含んだコンピュータ本体であり、大容量の外部記憶としてハードディスク装置12とCD−ROM再生装置13とDVD−ROM再生装置14を備える他、加入者電話回線またはISDN回線を介してカラオケホスト装置と通信する通信制御装置15と、利用者からの入力と利用者に向けての応答とをやりとりする利用者インタフェース装置16と、MIDI形式の音楽演奏データに基づいて伴奏音楽の音響信号を生成する音楽生成装置17と、伴奏音楽やマイクロホンからの音響信号を増幅してスピーカから発音する音響装置18と、CRTやLCDあるいはPDPなどを用いたディスプレイ19と、このディスプレイ19に表示すべき映像データを処理する映像処理装置20とを備えている。CD−ROM再生装置13には多数のCD−ROMが着脱交換自在に装填されており、これらのディスクをチェンジャにより選択的に再生する複数台のディスクドライブを備えたものである。
この実施例のカラオケ演奏端末1は、カラオケ楽曲データベースと共用映像データベースを保有しており、中央処理装置11はこれらのデータベースについての台帳をハードディスク装置12に作成して管理している。
本実施例においては、前記の外部サーバーの一つとして、映像サーバー9がカラオケ事業者やサービス業者などによって運営されている。この映像サーバー9は、外部ネットワーク6を介して店舗サーバー3にLAN接続された各カラオケ演奏端末1および各客室多用途端末2と通信可能である。そして、適宜な記憶装置に蓄積された楽曲専用映像データを楽曲IDをキーとして集約し、楽曲専用映像データベースとして管理する情報処理手段を備えている。
映像サーバー9では、楽曲専用映像データベースにどの楽曲IDに対応する楽曲専用映像データが含まれているかを示す索引情報を保有しており、新しい楽曲専用映像データが登録されるたびに更新されている。この索引情報はカラオケ演奏端末1との適宜な通信の機会に転送され、カラオケ演奏端末1のメモリにも記憶されている。また、随時最新の情報に更新されている。
カラオケ演奏端末1が利用者からカラオケ演奏のリクエストを受け取った場合の制御手順を図3に示した。カラオケ演奏端末1の中央処理装置11では、利用者インタフェース装置16を介して楽曲のリクエストを受け取ると(図3のステップ301)、リクエストの入力順に楽曲のIDを待ち行列で管理している(ステップ302)。このとき、メモリに記憶している楽曲専用映像データベースの索引情報を参照し、待ち行列に含まれる各楽曲IDに対応する楽曲専用の映像作品が存在するか否かを検索し(ステップ303)、存在する場合にはその旨を利用者に提示する(ステップ304)。たとえば図4に例示したように、客室多用途端末2のディスプレイに、リクエスト受付済みの楽曲を一覧的に縦に並べて表示し、各楽曲欄には楽曲専用の映像作品が存在する場合にのみ「あり」と表示しておく。
利用者が楽曲専用の映像作品を表示することを希望している場合に、カラオケ演奏端末1が映像サーバー9から楽曲専用映像データを取り寄せる処理の制御手順を図5に示した。カラオケ演奏端末1の中央処理装置11では、前述のカラオケ演奏リクエスト処理プロセスから楽曲IDを通知されると(図5のステップ501)、この楽曲IDを含めたデータ転送要求コマンドを店舗サーバー3を介して映像サーバー9に送達する(ステップ502)。データ転送要求コマンドを受け取った映像サーバー9から、この楽曲IDに対応づけられた楽曲専用映像データが返送されるので、受け取ったカラオケ演奏端末1はハードディスク装置12に記憶する(ステップ503)。さらに、該当の楽曲専用映像データ(楽曲専用の映像作品)を取り寄せ済みであることを利用者に提示する。たとえば、図4に例示した客室多用途端末2のディスプレイにて、楽曲専用映像作品「あり」の表示文字を点滅させて表示する(ステップ504)。
図6にカラオケ演奏端末1におけるカラオケ演奏処理の制御手順を示した。演奏すべき楽曲の楽曲IDが決まったら(図6のステップ601)、その楽曲IDに対応するカラオケ楽曲データをカラオケ楽曲データベースから取り出す(ステップ602)とともに、この楽曲について、利用者が楽曲専用の映像作品の表示を希望しているか否かを確認する(ステップ603)。表示希望がある場合には、この楽曲に対応する楽曲専用映像データの取り寄せが完了しているか否かを確認する(ステップ604)。
前述の実施例においては、各楽曲に専用の映像作品は1つであることを前提としているが、1曲につき複数の映像作品が映像サーバー9に用意されている形態であってもよい。利用者が楽曲専用の映像作品の表示を希望する場合には、作者やタイトルなどの作品記述を一覧的に表示して、利用者に希望の作品を選択させるプロセスを加えればよい。たとえば、映像サーバー9の運営業者であるカラオケ事業者やサービス業者などが、素人や名のない映像作家などから映像作品を募って映像サーバー9に登録しておき、利用者に人気投票させたりすると面白い。さらに、最も人気の高い作品を表彰したりビデオクリップとして採用したりする奨励策を併用すれば、作品を応募する側にも熱が入り、質の高い作品が集まる効果も期待できる。
2 客室多用途端末
3 店舗サーバー
4 公衆電話回線
5 カラオケホスト装置
6 外部ネットワーク
7 外部のサーバー
8 店舗内のLAN
9 映像サーバー
11 中央処理装置
12 ハードディスク装置
13 CD−ROM再生装置
14 DVD−ROM再生装置
15 通信制御装置
16 利用者インタフェース装置
17 音楽生成装置
18 音響装置
19 ディスプレイ
20 映像処理装置
Claims (1)
- 待ち行列に登録された楽曲IDに基づいてカラオケ楽曲データベースから該当のカラオケ楽曲データを抽出してカラオケ演奏を行うとともに、共用映像データベースから映像データを抽出して表示するカラオケ演奏端末であって、
データベースアクセス手段と、索引情報メモリと、ユーザインタフェースと、制御手段を備え、
データベースアクセス手段は、楽曲専用映像データベースにアクセス可能とし、
楽曲専用映像データベースは、楽曲に固有の楽曲専用映像作品を楽曲IDに対応付けて格納し、
索引情報メモリは、楽曲専用映像データベースの索引情報を格納し、
索引情報は、楽曲専用映像作品が対応づけされた楽曲の楽曲IDを示し、
ユーザインタフェースは、利用者に情報を表示するとともに、利用者の操作入力を受け付け可能とし、
制御手段は、待ち行列に登録された各楽曲IDに基づいて各楽曲の曲名を一覧表示する際、楽曲専用映像データベースの索引情報を参照して各楽曲IDに対応付けされた楽曲専用映像作品が存在するか否かを調べ、存在する楽曲には楽曲専用映像作品があることを該当の曲名に付加表示し、
制御手段は、待ち行列に基づいて曲名を一覧表示するとともに楽曲専用映像作品の有無を付加表示している状態において、表示上の曲名を特定して楽曲専用映像作品の表示を希望する操作入力を受け付けた際、待ち行列上の特定された曲名に対応する楽曲IDに希望フラグを対応づけするとともに、当該楽曲IDの楽曲専用映像作品を楽曲専用映像データベースから取得し、
制御手段は、待ち行列に基づいて曲名を一覧表示するとともに楽曲専用映像作品の有無を付加表示する際、待ち行列上の楽曲IDに希望フラグが対応づけされている楽曲については、その曲名に楽曲専用映像作品を希望している旨を付加表示し、
制御手段は、待ち行列上の楽曲IDに希望フラグが対応づけされている楽曲のカラオケ演奏を行う際、共用映像データベースの映像データに代えて、取得した楽曲専用映像作品を表示する
カラオケ演奏端末。
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JP2004242868A JP4463640B2 (ja) | 2004-08-23 | 2004-08-23 | 共用映像と楽曲専用映像作品とを使い分けするカラオケ演奏端末 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004242868A JP4463640B2 (ja) | 2004-08-23 | 2004-08-23 | 共用映像と楽曲専用映像作品とを使い分けするカラオケ演奏端末 |
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2004
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