JP4463349B2 - 子守帯 - Google Patents

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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

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  • Portable Outdoor Equipment (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、幼児のおんぶ及び前抱きの両方に使用できる子守帯に係り、特に頭部サポート部を有する子守帯に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、子守帯としては、幼児を背負うおんぶと前抱きする抱っこの両方に使用できるようにしたものが普及している。ところが、このような子守帯では、幼児が眠り込んでしまうと、頭部が後方に倒れ、幼児の頭部に負担がかかりすぎることがある等の問題がある。そこで、幼児の背中を支持する背板部の上部に幼児の頭を支持する頭部サポート部を設けたものが提案されている。
【0003】
図4は、上記従来の子守帯の概略構成を示す斜視図であって、幼児の背中を支持する背板部10と頭部を支持する頭部サポート部11が一体的に形成されており、上記背板部10の下部に幼児の尻部を支持する座部12が接続され、子守帯本体が構成されている。
【0004】
上記背板部10の左右には肩掛けベルト13,13が接続されており、その肩掛けベルト13,13の各先端にはそれぞれ係止バックル14,14が設けられ、その係止バックル14,14には、上記座部12の両端に取付けられた環金具15,15に装着された調節ベルト16,16の一端が取付けられている。また上記両環金具15,15と背板部10の両側との間には幼児の側胴部を支持する保護帯17,17が設けられ、さらに上記肩掛けベルト13,13の上部間は着脱可能なブリッジベルト18によって連結されている。また、上記各肩掛けベルト13,13には頭部サポート部11に取付けられた側頭サポート19,19の先端が係止部材により着脱可能としてある。
【0005】
しかして、この子守帯を使用して前抱き(抱っこ)の場合には、子守帯本体に幼児を乗せ両脚を座部12と保護帯17,17間に入れ、使用者は肩掛けベルト13,13に腕をとおし、係止バックル14,14を止める。この状態で幼児を抱き上げて調節ベルト16,16を適度な長さにセットする(図5)。なお、この場合必要に応じ頭部サポート部19の先端部を係止部材によって背掛けベルト13に連結し、幼児の側方への倒れ込みを支えることができる。
【0006】
一方、背負う(おんぶの)場合には、幼児を上記前抱きの場合と同様に子守帯本体に乗せ、側頭サポート19の先端部を係止部材によって背掛けベルト13に連結し、図6に示すように、使用者が背負い、左右の調節ベルト16,16を左右より腰に巻く。
【0007】
ところで、このような子守帯においては、幼児を前抱き或は背負った場合に、幼児が眠り込んでしまったようなときに頭部が後方に倒れ幼児の頭部に負担がかかったり、或は背中の保持が不十分になったりすることを防ぐため、背板部10と頭部サポート部11には、図7に示すように、背板部10と頭部サポート部11にわたって延びる1枚の剛性を有する板状の芯材20が内部に介装され、その芯材20の外面に弾性を有する被覆層21が層着されている。そして、上記芯材20によって背板部10や頭部サポート部11が後方に倒れたり必要以上に曲ったりすることが防止されるようにしてある。
【0008】
ところが、従来の子守帯における上記芯材20は図7に示すように平板状であるため、前抱き或は背負われた幼児の頭周りのスペースが狭く、頭の動きが不自由となり幼児に不快感を与える傾向が有るなどの問題がある。
【0009】
本発明は、この点に鑑み、子守帯によっておんぶ等された幼児の頭周りのスペースを広くし幼児の居住性を向上することができるようにした子守帯を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、幼児の背中を支持する背板部と幼児の頭部を支持する頭部サポート部とを板状の芯材の外面に弾性被覆層を装着することにより一体的に形成するとともに、その背板部の下部に座部を設けた子守帯本体に、肩掛けベルトを取付けた子守帯において、上記背板部及び頭部サポート部内に装入される板状の芯材の上半部を斜め後方にゆるやかに後退させるとともに、少なくとも上記芯材の上半部の横断面形状を前方に向って凹曲する曲面状に形成したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
図1は本発明の子守帯によって幼児を抱っこ或はおんぶした状態を示す一部断面側面図であって、子守帯の背板部10及び頭部サポート部11が一体的に形成されている。上記背板部10及び頭部サポート部11は、その両者にわたって延びる1枚のプラスチック板の如き剛性を有する板状の芯材30を有し、その外面に弾性を有する被覆層31が層着されている。
【0013】
図2は、上記芯材30の形状を示す図であって、その芯材30の上半部は、図2(b)に示すように、その縦断面において斜め後方にゆるやかに後退させられるとともに前方に向ってわずかに凹曲せしめられており、少なくとも上半部の横断面形状が図2(c)に示すように、前方に向って凹曲する曲面状に形成されている。そして、その芯材30には図2(a)に示すように多数の穴32が形成されている。
【0014】
しかして、上述の如き芯材30に弾性被覆層30を層着した背板部10及び頭部サポート部11においては、特にその頭部サポート部11が後方にゆるやかに後退した形状となり、図1に示すように幼児の頭と頭部サポート部11との間に隙間が形成される、したがって、幼児の頭周りのスペースが比較的広くなり、幼児が頭を自由に動かすことができ、幼児の居住性を大幅に向上させることができる。しかも、上述のように幼児の頭の後方には所定の間隙をもって頭部サポート部11が位置するので、頭が或程度後方に傾いた場合には、頭部サポート部11によって頭が支持され、幼児の頭に異常な負担がかかることが防止される。
【0015】
また、前述のように芯材30には多数の穴32が形成されているので、その軽量化を図ることもできる。
【0016】
なお、図1に示した子守帯はひも式のものであるが、本発明における子守帯はひも式のものに限定されるものではなく、図3(a)に示す袋式の子守帯、図3(b)に示すおんぶ専用の子守帯についても使用することができ、その他抱っこ専用の子守帯等にも使用することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、子守帯本体における背板部及び頭部サポート部内に装入される板状の芯材の上半部を斜め後方にゆるやかに後退させるとともに、少なくとも芯材の上半部の横断面形状を前方に向って凹曲する曲面状に形成したので、子守帯によっておんぶ或は抱っこされた幼児の頭周りのスペースが広くなり頭を動かし得る自由度が大きくなって、その居住性を向上させることができる。さらに上記横断面形状によって側頭部の支持も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の子守帯の使用状態を示す一部縦断側面図。
【図2】本発明の子守帯における芯材の形状を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線に沿う縦断側面図、(c)は(a)のB−B線に沿う横断面図。
【図3】本発明の子守帯の他の例を示す図であり、(a)は袋式の子守帯、(b)はおんぶ専用の子守帯を示す図である。
【図4】従来の子守帯の概略構成を示す斜視図。
【図5】子守帯により幼児を前抱きした状態を示す図。
【図6】子守帯により幼児を背負った状態を示す図。
【図7】従来の子守帯における芯材部の形状を示す一部断面側面図。
【符号の説明】
10 背板部
11 頭部サポート部
12 座部
13 肩掛けベルト
20,30 芯材
21,31 被覆層
32 穴

Claims (2)

  1. 幼児の背中を支持する背板部と幼児の頭部を支持する頭部サポート部とを板状の芯材の外面に弾性被覆層を装着することにより一体的に形成するとともに、その背板部の下部に座部を設けた子守帯本体に、肩掛けベルトを取付けた子守帯において、上記背板部及び頭部サポート部内に装入される板状の芯材の上半部を斜め後方にゆるやかに後退させるとともに、少なくとも上記芯材の上半部の横断面形状を前方に向って凹曲する曲面状に形成したことを特徴とする子守帯。
  2. 芯材には多数の穴が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の子守帯。
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