JP4462247B2 - ズームレンズ - Google Patents

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JP4462247B2
JP4462247B2 JP2006199620A JP2006199620A JP4462247B2 JP 4462247 B2 JP4462247 B2 JP 4462247B2 JP 2006199620 A JP2006199620 A JP 2006199620A JP 2006199620 A JP2006199620 A JP 2006199620A JP 4462247 B2 JP4462247 B2 JP 4462247B2
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Description

本発明は、ズームレンズに関するものであり、更に詳しくは、特にデジタルスチルカメラに適した、小型で安価なズームレンズに関するものである。
近年、パーソナルコンピュータの普及に伴い、フロッピー(登録商標)ディスク等に手軽に画像を取り込めるデジタルスチルカメラが普及しつつある。このようなデジタルスチルカメラの普及に伴い、より安価なデジタルスチルカメラが求められてきており、撮影光学系にもより一層のコストダウンが要望されている。一方、光電変換素子の画素数は年々増加の傾向にあり、撮影光学系にはより高性能なものが求められているので、コストダウンと高性能化という、相反する要求に応えていく必要がある。
このため、従来より、例えば特許文献1,2に記載されている如く、負のパワーを持つ第1群と、正のパワーをそれぞれ持つ第2群,第3群とより成り、プラスチックレンズを使用していると思われる光学系の構成が開示されている。
特開平6−201993号公報 特開平1−191820号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に開示されているような構成では、まだまだ小型,高性能化、コストダウンの余地が残されている。本発明は、このような問題点に鑑み、負正2成分ズームにプラスチックレンズを効果的に配することにより、特にデジタルスチルカメラに適した、小型,高画質で安価なズームレンズを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明のズームレンズは、物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とで構成され、少なくとも第1レンズ群と第2レンズ群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、及び第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を変えることにより、変倍を行うズームレンズであって、前記第2レンズ群が正レンズと負レンズをそれぞれ少なくとも1枚有し、前記第2レンズ群を構成するレンズの内、少なくとも1枚が以下の条件式(4)を満足するプラスチックレンズであり、前記プラスチックレンズに以下の条件式(8)を満足する非球面を有し、以下の条件式(11)を満足することを特徴とする。
|φP/φ2|<2.5 …(4)
−0.35<(|X|−|X0|)/{C0(N’−N)・f2}≦−0.09218 …(8)
0.25<φ2/φW<0.75 …(11)
ただし、
φP:プラスチックレンズのパワー、
φ2:第2レンズ群のパワー、
0:非球面の基準球面曲率(mm-1)、
N’:非球面の像側媒質のd線の屈折率、
N :非球面の物体側媒質のd線の屈折率、
X :非球面の光軸と垂直方向のレンズ有効径高さでの光軸方向の変位量(mm,物体側方向−)、
0 :非球面基準球面の光軸と垂直方向のレンズ有効径高さでの光軸方向の変位量(mm,物体側方向−)、
f2:第2レンズ群の焦点距離(mm)、
φW:広角端での全系のパワー、
である。
第2の発明のズームレンズは、上記第1の発明において、前記第1レンズ群及び第2レンズ群を構成するレンズの内、それぞれ少なくとも1枚がプラスチックレンズであり、以下の条件式(13)及び(14)を満足することを特徴とする。
−1.4<ΣφPi/φW×hi<1.4 …(13)
0.5<log(β2T/β2W)/logZ<2.2 …(14)
ただし、
φPi:i番目のプラスチックレンズのパワー、
hi:近軸追跡における初期条件を換算傾角α1=0,高さh1=1としたときの、望遠端でのi番目のプラスチックレンズへの近軸軸上光線の物体側面入射高さ、
β2W:広角端での第2レンズ群の横倍率、
β2T:望遠端での第2レンズ群の横倍率、
Z:ズーム比、
log:自然対数(ただし条件式では比を取っているので、底数は限定されない)、
である。
第3の発明のズームレンズは、上記第1又は第2の発明において、前記第2レンズ群及び第3レンズ群を構成するレンズの内、それぞれ少なくとも1枚がプラスチックレンズであり、以下の条件式(13)及び(16)を満足することを特徴とする。
−1.4<ΣφPi/φW×hi<1.4 …(13)
−0.75<log(β3T/β3W)/log(β2T/β2W)<0.65 …(16)
ただし、
φPi:i番目のプラスチックレンズのパワー、
hi:近軸追跡における初期条件を換算傾角α1=0,高さh1=1としたときの、望遠端でのi番目のプラスチックレンズへの近軸軸上光線の物体側面入射高さ、
β2W:広角端での第2レンズ群の横倍率、
β2T:望遠端での第2レンズ群の横倍率、
β3W:広角端での第3レンズ群の横倍率、
β3T:望遠端での第3レンズ群の横倍率、
log:自然対数(ただし条件式では比を取っているので、底数は限定されない)、
である。
以上説明したように、本発明によれば、負正2成分ズームにプラスチックレンズを効果的に配することにより、特にデジタルスチルカメラに適した、小型,高画質で安価なズームレンズを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1〜図9は、それぞれ第1〜第9の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示している。ただし、第2,第3,第5,第9の実施形態は本発明の参考のためのものであり、本発明に属さないものである。各図の左側が物体側、右側が像側である。なお、各図中の矢印は、ズーム時の各レンズ群の広角端から望遠端への移動の様子を模式的に表したものである。破線で表す矢印は、移動しないことを示している。また、各図はそのズーム時の広角端の状態を示している。そして、各図に示すように、各実施形態は負正正3成分ズームであり、物体側から順に、第1レンズ群Gr1,第2レンズ群Gr2,第3レンズ群Gr3から構成され、少なくとも2つのレンズ群が移動するタイプである。
Gr1は全体として負のパワーを有する。また、Gr2及びGr3は全体として正のパワーを有する。物体側から順に、1枚目〜8枚目のレンズをそれぞれG1〜G8とする。各実施形態の各レンズ群は、それぞれこれらのレンズを適宜組み合わせた構成となっている。そして、Gr2には絞りSが含まれている。なお、像側端部の平行平板はローパスフィルターLPFである。
図1に示すように、第1の実施形態では、同図の斜線で示す物体側から2枚目(G2)及び6枚目(G6)のレンズがプラスチックレンズである。また、図2に示すように、第2の実施形態では、同図の斜線で示す物体側から2枚目(G2),及び7枚目(G7)のレンズがプラスチックレンズである。
さらに、図3に示すように、第3の実施形態では、同図の斜線で示す物体側から1枚目(G1)及び7枚目(G7)のレンズがプラスチックレンズである。また、図4に示すように、第4の実施形態では、同図の斜線で示す物体側から2枚目(G2)及び5枚目(G5)のレンズがプラスチックレンズである。また、図5に示すように、第5の実施形態では、同図の斜線で示す物体側から1枚目(G1)及び7枚目(G7)のレンズがプラスチックレンズである。
また、図6に示すように、第6の実施形態では、同図の斜線で示す物体側から2枚目(G2)及び5枚目(G5)のレンズがプラスチックレンズである。また、図7に示すように、第7の実施形態では、同図の斜線で示す物体側から2枚目(G2),5枚目(G5),6枚目(G6),及び7枚目(G7)のレンズがプラスチックレンズである。
さらに、図8に示すように、第8の実施形態では、同図の斜線で示す物体側から2枚目(G2),5枚目(G5),6枚目(G6),7枚目(G7)及び8枚目(G8)のレンズがプラスチックレンズである。最後に、図9に示すように、第9の実施形態では、同図の斜線で示す物体側から2枚目(G2),6枚目(G6),及び7枚目(G7)のレンズがプラスチックレンズである。
以下に、光学系について望ましい条件を記す。上記各実施形態の光学系は、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
−0.8<Cp×(N’−N)/φW<0.8 …(1)
ただし、
Cp:プラスチックレンズ曲率
φW:広角端での全系のパワー
N :非球面の物体側媒質のd線の屈折率
N’:非球面の像側媒質のd線の屈折率
である。
条件式(1)は、プラスチックレンズの面のパワーを規定する式である。面のパワーが強すぎると、温度変化に伴う面形状の変化により、諸収差が劣化する。この条件式の下限値以下になると、負のパワーが強くなりすぎ、逆に、上限値以上になると、正のパワーが強くなりすぎるため、第1レンズ群のプラスチックレンズの場合、主に温度変化に伴う像面湾曲の変動が大きくなる。また、第2レンズ群のプラスチックレンズの場合、主に温度変化に伴う球面収差の変動が大きくなる。そして、第3レンズ群のプラスチックレンズの場合、主に温度変化に伴う球面収差、及び周辺光束のコマ収差の変動が大きくなる。
各実施形態の光学系は、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
−0.45<M3/M2<0.90 …(2)
ただし、
M3:第3レンズ群の移動量(広角端を基準にして物体側を−とする)
M2:第2レンズ群の移動量(広角端を基準にして物体側を−とする)
である。
条件式(2)は、第2レンズ群と第3レンズ群の移動量の比を規定する式であり、変倍を効率よく行うために第2,第3レンズ群の移動量を適切にするための条件である。したがって、ズーム比を確保する必要がある光学系に有効であり、
φW/φT>1.6
を満たすことが更に望ましい。
ただし、
φT:望遠端での全系のパワー
である。
条件式(2)の下限値以下になると、第3レンズ群の変倍負担が大きくなり過ぎるため、変倍による球面収差、及び周辺光束のコマ収差の変動が著しくなる。逆に、上限値以上になると、第2レンズ群の移動量が増大し、広角側での周辺照度確保のため、前玉径の増大を招くとともに、第2レンズ群の変倍負担が大きくなり過ぎるため、変倍による球面収差の変動が大きくなる。
また、第3レンズ群にプラスチックレンズを用いる場合、第3レンズ群の収差補正能力が低下する傾向にあるので、上記条件式(2)の範囲を縮小して、
−0.30<M3/M2<0.90 …(2')
とすることが望ましい。
また、第1レンズ群にプラスチックレンズを用いる場合、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
|φP/φ1|<1.20 …(3)
ただし、
φP:プラスチックレンズのパワー
φ1:第1レンズ群のパワー
である。
条件式(3)は、第1レンズ群のパワーと第1レンズ群に含まれるプラスチックレンズのパワーとの比を規定する式であり、温度変化に伴う収差変動を適切に保つための条件である。この条件式の上限値以上になると、温度変化による像面湾曲、特に広角側での像面湾曲の変動が大きくなる。また、第1レンズ群で生じる収差補正に関しては、少なくとも1枚の正レンズと1枚の負レンズとを設けることが望ましい。
また、第2レンズ群にプラスチックレンズを用いる場合、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
|φP/φ2|<2.5 …(4)
ただし、
φ2:第2レンズ群のパワー
である。
条件式(4)は、第2レンズ群のパワーと第2レンズ群に含まれるプラスチックレンズのパワーとの比を規定する式であり、温度変化に伴う収差変動を適切に保つための条件である。この条件式の上限値以上になると、温度変化による球面収差、特に望遠側での球面収差の変動が大きくなる。また、第2レンズ群で生じる収差補正に関しては、少なくとも1枚の正レンズと1枚の負レンズとを設けることが望ましい。
また、第3レンズ群にプラスチックレンズを用いる場合、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
|φP/φ3|<1.70 …(5)
ただし、
φ3:第3レンズ群のパワー
である。
条件式(5)は、第3レンズ群のパワーと第3レンズ群に含まれるプラスチックレンズのパワーとの比を規定する式であり、温度変化に伴う収差変動を適切に保つための条件である。この条件式の上限値以上になると、温度変化による球面収差、及び周辺光束のコマ収差の変動が大きくなる。また、第3レンズ群で生じる収差補正に関しては、少なくとも1枚の正レンズと1枚の負レンズとを設けることが望ましい。
条件式(3),(4),(5)については、下限値を規定していないが、条件式の値が小さくなるということは、プラスチックレンズのパワーが弱くなることを意味し、温度変化による収差変動に対しては望ましい方向である。しかし、常温時の収差補正に対しては効果がなく、プラスチックレンズを設けている意味がなくなるので、プラスチックレンズが以下の条件式(6)を満足する場合、非球面を必ず設けることが必要である。
0≦|φP/φA|<0.45 …(6)
ただし、
φA:プラスチックレンズを含むレンズ群のパワー
である。無論、この条件式の上限値以上となるプラスチックレンズに非球面を設けても差し支えない。
以上のように非球面を設ける場合、以下の条件式を満足することが望ましい。まず、第1レンズ群のプラスチックレンズに非球面を設ける場合、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
−1.10<(|X|−|X0|)/{C0(N’−N)・f1}<−0.10 …(7)
ただし、
0:非球面の基準球面曲率(mm-1)、
N’:非球面の像側媒質のd線の屈折率、
N :非球面の物体側媒質のd線の屈折率、
X :非球面の光軸と垂直方向のレンズ有効径高さでの光軸方向の変位量(mm,物体側方向−)、
0 :非球面基準球面の光軸と垂直方向のレンズ有効径高さでの光軸方向の変位量(mm,物体側方向−)、
f1:第1レンズ群の焦点距離(mm)、
である。
条件式(7)の下限値以下になると、広角側、特に近接時での正の歪曲収差が大きくなるとともに、像面のオーバー側への倒れが大きくなる。逆に、上限値以上になると、非球面の効果が殆ど得られず、非球面を設ける意味が無くなり、広角側、特に近接時での負の歪曲収差、像面のアンダー側への倒れが補正不足となる。なお、第1レンズ群に非球面が複数ある場合、少なくともその1面がこの条件式を満足していれば良く、他の面は他の収差との兼ね合いでこの条件式を満足していなくても差し支えない。
次に、第2レンズ群のプラスチックレンズに非球面を設ける場合、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
−0.35<(|X|−|X0|)/{C0(N’−N)・f2}≦−0.09218 …(8)
ただし、
f2:第2レンズ群の焦点距離(mm)、
である。
条件式(8)は、非球面が第2レンズ群の正のパワーを弱めるような形状であることを意味しており、主に球面収差を適切に補正するための条件である。この条件式の下限値以下になると、主に望遠側での球面収差のオーバー傾向が著しくなる。逆に、上限値以上になると、非球面の効果が殆ど得られず、非球面を設ける意味が無くなり、主に望遠側での球面収差が補正不足となる。なお、第2レンズ群に非球面が複数ある場合、少なくともその1面がこの条件式を満足していれば良く、他の面は他の収差との兼ね合いでこの条件式を満足していなくても差し支えない。
また、第3レンズ群のプラスチックレンズに非球面を設ける場合、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
−0.70<(|X|−|X0|)/{C0(N’−N)・f3}<−0.01 …(9)
ただし、
f3:第3レンズ群の焦点距離
である。
条件式(9)は、非球面が第3レンズ群の正のパワーを弱めるような形状であることを意味しており、球面収差と周辺光束のコマ収差を適切に補正するための条件である。この条件式の下限値以下になると、球面収差のオーバー傾向及び周辺光束のコマ収差が著しくなる。逆に、上限値以上になると、非球面の効果が殆ど得られず、非球面を設ける意味が無くなり、球面収差及び周辺光束のコマ収差が補正不足となる。なお、第3レンズ群に非球面が複数ある場合、少なくともその1面がこの条件式を満足していれば良く、他の面は他の収差との兼ね合いでこの条件式を満足していなくても差し支えない。
また、各実施形態の光学系は、以下の条件式(10)を満足することが望ましい。
0.20<|φ1/φW|<0.70 …(10)
条件式(10)は、第1レンズ群のパワーを規定する式であり、収差補正及び光学系の大きさを適切に保つための条件である。この条件式の下限値以下になると、第1レンズ群のパワーが弱くなりすぎるため、収差補正には有利であるが、全長及び前玉径の増大を招く。逆に、上限値以上になると、第1レンズ群のパワーが強くなりすぎるため、収差劣化、特にオーバー側への像面の倒れが著しくなるとともに、広角側での樽型の歪曲収差が著しくなり、屈折率が低く、分散値が限定されるプラスチックレンズを用いると、十分に補正することが困難となり、レンズ枚数の増加を招く。
また、各実施形態の光学系は、以下の条件式(11)を満足することが望ましい。
0.25<φ2/φW<0.75 …(11)
条件式(11)は、第2レンズ群のパワーを規定する式であり、収差補正及び光学系の大きさを適切に保つための条件である。条件式(11)の下限値以下になると、第2レンズ群のパワーが弱くなりすぎるため、収差補正には有利であるが、全長及び前玉径の増大を招く。逆に、上限値以上になると、第2レンズ群のパワーが強くなりすぎるため、収差劣化、特に球面収差のアンダー傾向が著しくなり、屈折率が低く、分散値が限定されるプラスチックレンズを用いると、十分に補正することが困難となり、レンズ枚数の増加を招く。
また、各実施形態の光学系は、以下の条件式(12)を満足することが望ましい。
0.1<φ3/φW<0.60 …(12)
条件式(12)は、第3レンズ群のパワーを規定する式であり、収差補正及び光学系の大きさを適切に保つための条件である。条件式(12)の下限値以下になると、第3レンズ群のパワーが弱くなりすぎるため、収差補正には有利であるが、全長及び前玉径の増大を招く。逆に、上限値以上になると、第3レンズ群のパワーが強くなりすぎるため、収差劣化、特に球面収差のアンダー傾向が著しくなり、屈折率が低く、分散値が限定されるプラスチックレンズを用いると、十分に補正することが困難となり、レンズ枚数の増加を招く。
また、条件式(10),(11),(12)の上限値以上になると、プラスチックレンズのパワーが強くなる傾向にあるので、条件式(3)と(10)、条件式(4)と(11)、条件式(5)と(12)は同時に満たすことが更に望ましい。
また、各実施形態の光学系は、以下の条件式(13)を満足することが望ましい。
−1.4<ΣφPi/φW×hi<1.4 …(13)
ただし、
φPi:i番目のプラスチックレンズのパワー
hi:近軸追跡における初期条件を換算傾角α1=0,高さh1=1としたときの、望遠端でのi番目のプラスチックレンズへの近軸軸上光線の物体側面入射高さ
である。
条件式(13)は、温度変化に伴うレンズバックの変化を抑制するための条件であり、各プラスチックレンズの温度変化に伴うレンズバックの影響度の総和である。したがって、プラスチックレンズを複数枚使用する際には、各々影響度を打ち消し合うように、正レンズと負レンズとを含むことが望ましい。この条件式の下限値以下になると、負のパワーを有するプラスチックレンズの温度変化によるバック変動が大きくなり、逆に、上限値以上になると、正のパワーを有するプラスチックレンズの温度変化によるバック変動が大きくなるため、いずれの場合も、温度変化に応じてレンズバックを補正するための機構が必要となる。
また、各実施形態の光学系は、以下の条件式(14)を満足することが望ましい。
0.5<log(β2T/β2W)/logZ<2.2 …(14)
ただし、
β2W:広角端での第2レンズ群の横倍率
β2T:望遠端での第2レンズ群の横倍率
Z:ズーム比
log:自然対数(ただし条件式では比を取っているので、底数は限定されない)
である。
本発明のズームタイプでは、第2レンズ群の変倍負担が最も大きい。変倍負担が大きくなると、変倍に伴う収差劣化もそれに応じて大きくなるので、良好に収差補正を行うには、変倍負担を複数のレンズ群で分担させることが効率的である。条件式(14)は、本発明のズームタイプとしては変倍負担が最も大きい第2レンズ群の変倍負担を規定する式である。
この条件式の下限値以下になると、第2レンズ群の変倍負担が小さくなり過ぎるため、第2レンズ群の収差補正には有利であるが、光学系として他の群の収差負担に影響があり、結局他の群のレンズ枚数が増えたり光学系全体が大きくなったりする。逆に、上限値以上になると、変倍負担が大きくなり過ぎるため、主に変倍による球面収差の変動が大きくなる。
また、各実施形態の光学系は、以下の条件式(15)を満足することが望ましい。
−1.2<log(β3T/β3W)/logZ<0.5 …(15)
ただし、
β3W:広角端での第3レンズ群の横倍率
β3T:望遠端での第3レンズ群の横倍率
である。
条件式(15)は、第3レンズ群の変倍負担を規定する式である。この条件式がマイナスになるということは、減倍していることを意味しており、変倍に関しては不利となるが、変倍時に移動することにより、変倍時の他のレンズによる収差劣化を補正する効果がある。この条件式の下限値以下になると、減倍し過ぎるため、結局他のレンズ群でその分を補う必要があり、他のレンズ群のレンズ枚数の増加や光学系全体の全長増加を招く。逆に、上限値以上になると、変倍負担が大きくなり過ぎるため、変倍により球面収差及びコマ収差の変動が大きくなる。
また、各実施形態の光学系は、以下の条件式(16)を満足することが望ましい。
−0.75<log(β3T/β3W)/log(β2T/β2W)<0.65 …(16)
条件式(16)は、第2レンズ群と第3レンズ群の変倍負担の比を規定する式である。この条件式の下限値以下になると、第3レンズ群の減倍に伴う第2レンズ群の変倍負担が大きくなり過ぎるため、変倍による球面収差の変動が大きくなる。逆に、上限値以上になると、第3レンズ群の変倍負担が大きくなり過ぎるため、変倍による球面収差、及びコマ収差の変動が大きくなる。
以下、本発明に係るズームレンズの光学系の構成を、コンストラクションデータ,収差図等を挙げて、更に具体的に示す。なお、以下に挙げる実施例1〜9は、前述した第1〜第9の実施形態にそれぞれ対応しており、第1〜第9の実施形態を表すレンズ構成図(図1〜図9)は、対応する実施例1〜9のレンズ構成をそれぞれ示している。したがって、第2,第3,第5の実施形態にそれぞれ対応する実施例2,3,5は本発明の単なる参考例であり、本発明に属さないものである。また、実施例9も本発明の単なる参考例であり、本発明に属さないものである。
各実施例において、ri(i=1,2,3...)は、物体側から数えてi番目の面及びその曲率半径を示し、di(i=1,2,3...)は、物体側から数えてi番目の軸上面間隔を示し、Ni(i=1,2,3...),νi(i=1,2,3...)は、それぞれ物体側から数えてi番目のレンズのd線に対する屈折率,アッベ数を示す。また、実施例中の全系の焦点距離f,及び全系のFナンバーFNO、並びに第1レンズ群と第2レンズ群との間隔,第2レンズ群と第3レンズ群との間隔,及び第3レンズ群とLPFとの間隔は、左から順に、広角端(W),中間焦点距離(M),望遠端(T)でのそれぞれの値に対応している。なお、各実施例中、曲率半径に*印を付した面は、非球面で構成された面であることを示し、非球面の面形状を表す式は、以下に定義する。
X=X0+ΣAiYi …(a)
0=CY2/{1+(1−εC221/2} …(b)
ただし、
X:光軸方向の基準面からの変位量
Y:光軸と垂直な方向の高さ
C:近軸曲率
ε:2次曲面パラメータ
Ai:i次の非球面係数
である。
《実施例1》
f=5.4mm 〜 7.5mm〜10.5mm (全系焦点距離)
FNO=2.74 〜3.11 〜 3.60 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1= 13.380
d1= 0.650 N1=1.75450 ν1= 51.57
r2= 5.890
d2= 1.499
r3*= 12.328
d3= 1.400 N2=1.52510 ν2= 56.38
r4= 5.632
d4= 1.632
r5= 7.068
d5= 1.753 N3=1.84777 ν3= 27.54
r6= 10.246
d6=10.406 〜 5.264 〜 1.500
r7= ∞(絞り)
d7= 1.500
r8= 5.643
d8= 1.901 N4=1.79073 ν4= 46.15
r9= -74.805
d9= 0.921
r10=-12.842
d10= 0.600 N5=1.72145 ν5= 25.50
r11= 5.928
d11= 0.400
r12*=11.144
d12= 2.170 N6=1.52510 ν6= 56.38
r13= -9.099
d13= 1.000 〜 3.519 〜 7.154
r14= 11.107
d14= 3.164 N7=1.51680 ν7= 64.20
r15= 56.703
d15= 0.796
r16= ∞
d16= 3.400 N8=1.54426 ν8= 69.60
r17= ∞
[第3面(r3)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.38905×10-3
A6= 0.24379×10-5
A8= 0.38282×10-6
[第12面(r12)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.13386×10-2
A6=-0.11975×10-4
A8=-0.53773×10-5
《実施例2》
f=5.4mm 〜 7.5mm〜10.5mm (全系焦点距離)
FNO=2.73 〜3.10 〜 3.60 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1= 14.718
d1= 0.650 N1=1.75450 ν1= 51.57
r2= 6.639
d2= 1.307
r3*= 11.594
d3= 1.400 N2=1.52510 ν2= 56.38
r4= 5.294
d4= 1.465
r5= 6.937
d5= 1.858 N3=1.84759 ν3= 26.85
r6= 10.034
d6=10.621 〜 5.340 〜 1.500
r7= ∞(絞り)
d7= 1.500
r8= 6.969
d8= 2.905 N4=1.85000 ν4= 40.04
r9= -11.743
d9= 0.210
r10= -8.399
d10= 1.855 N5=1.72131 ν5= 25.51
r11= 5.522
d11= 0.400
r12= 11.032
d12= 2.012 N6=1.75450 ν6= 51.57
r13=-21.657
d13= 1.000 〜 3.398 〜 6.919
r14*= 8.536
d14= 3.241 N7=1.52510 ν7= 56.38
r15= 29.006
d15= 0.676
r16= ∞
d16= 3.400 N8=1.54426 ν8= 69.60
r17= ∞
[第3面(r3)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.35342×10-3
A6= 0.71258×10-6
A8= 0.33647×10-6
[第14面(r14)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.23473×10-3
A6= 0.43912×10-5
A8= 0.10409×10-6
《実施例3》
f=5.4mm 〜 7.5mm〜10.5mm (全系焦点距離)
FNO=2.75 〜3.10 〜 3.60 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1*= 14.652
d1= 1.200 N1=1.58340 ν1= 30.23
r2= 8.289
d2= 1.623
r3= 26.068
d3= 0.900 N2=1.79271 ν2= 45.90
r4= 5.496
d4= 1.179
r5= 7.356
d5= 1.921 N3=1.84666 ν3= 23.82
r6= 15.373
d6=10.224 〜 5.176 〜 1.500
r7= ∞(絞り)
d7= 1.500
r8= 7.124
d8= 3.411 N4=1.85000 ν4= 40.04
r9= -11.538
d9= 0.154
r10= -8.339
d10= 1.713 N5=1.72418 ν5= 25.37
r11= 5.686
d11= 0.401
r12= 10.731
d12= 2.078 N6=1.75450 ν6= 51.57
r13=-18.326
d13= 1.000 〜 3.307 〜 6.708
r14*= 8.148
d14= 3.002 N7=1.52510 ν7= 56.38
r15= 16.995
d15= 0.795
r16= ∞
d16= 3.400 N8=1.54426 ν8= 69.60
r17= ∞
[第1面(r1)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.15951×10-3
A6= 0.14779×10-6
A8= 0.56026×10-7
[第14面(r14)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.27776×10-3
A6= 0.23365×10-5
A8= 0.19731×10-6
《実施例4》
f=5.4mm 〜 7.5mm〜10.5mm (全系焦点距離)
FNO=2.73 〜3.10 〜 3.60 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1= 52.355
d1= 1.100 N1=1.72677 ν1= 52.55
r2= 6.927
d2= 3.324
r3*= 23.902
d3= 1.940 N2=1.58340 ν2= 30.23
r4=-100.448
d4=14.827 〜 7.138 〜 1.500
r5= ∞(絞り)
d5= 1.500
r6= 5.036
d6= 3.339 N3=1.77742 ν3= 47.95
r7= -12.586
d7= 0.234
r8= -10.396
d8= 0.800 N4=1.79850 ν4= 22.60
r9= 16.524
d9= 0.740
r10= -7.142
d10= 1.200 N5=1.58340 ν5= 30.23
r11*=-26.834
d11= 1.000 〜 2.921 〜 5.663
r12= 15.086
d12= 2.096 N6=1.48749 ν6= 70.44
r13=-14.941
d13= 0.500
r14= ∞
d14= 3.400 N7=1.54426 ν7= 69.60
r15= ∞
[第3面(r3)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.24908×10-3
A6=-0.62198×10-7
A8= 0.10295×10-6
[第11面(r11)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.39625×10-2
A6= 0.16585×10-3
A8= 0.13563×10-4
《実施例5》
f=5.4mm 〜 7.5mm〜10.5mm (全系焦点距離)
FNO=2.75 〜3.11 〜 3.60 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1*= 17.928
d1= 1.200 N1=1.58340 ν1= 30.23
r2= 9.608
d2= 1.325
r3= 19.410
d3= 0.900 N2=1.80280 ν2= 44.68
r4= 5.204
d4= 1.288
r5= 7.294
d5= 1.940 N3=1.84666 ν3= 23.82
r6= 14.586
d6=10.102 〜 5.348 〜 1.500
r7= ∞(絞り)
d7= 1.500
r8= 6.594
d8= 4.206 N4=1.81063 ν4= 43.80
r9= -10.411
d9= 0.208
r10= -7.270
d10= 0.600 N5=1.70098 ν5= 26.53
r11= 5.447
d11= 0.504
r12= 10.684
d12= 2.062 N6=1.75450 ν6= 51.57
r13=-20.769
d13= 1.000 〜 3.880 〜 6.996
r14*= 6.351
d14= 2.209 N7=1.52510 ν7= 56.38
r15= 12.184
d15= 1.055 〜 0.800 〜 1.067
r16= ∞
d16= 3.400 N8=1.54426 ν8= 69.60
r17= ∞
[第1面(r1)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.19398×10-3
A6= 0.47895×10-6
A8= 0.46069×10-7
[第14面(r14)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.37579×10-3
A6=-0.11089×10-5
A8= 0.87379×10-7
《実施例6》
f=5.4mm 〜 7.5mm〜10.5mm (全系焦点距離)
FNO=2.97 〜3.27 〜 3.60 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1=-112.214
d1= 1.200 N1=1.63347 ν1= 56.87
r2= 7.682
d2= 1.473
r3*= 17.799
d3= 2.175 N2=1.58340 ν2= 30.23
r4= 274.206
d4=16.482 〜 8.078 〜 1.500
r5= ∞(絞り)
d5= 1.500
r6= 5.066
d6= 2.164 N3=1.84746 ν4= 40.25
r7= -15.255
d7= 0.208
r8= -13.752
d8= 0.800 N4=1.79850 ν5= 22.60
r9= 7.640
d9= 0.352
r10*= 8.419
d10= 1.200 N5=1.58340 ν6= 30.23
r11= 4.700
d11= 1.000 〜 1.802 〜 2.808
r12= 40.534
d12= 2.262 N6=1.51838 ν7= 66.35
r13*=-6.756
d13= 1.131 〜 2.007 〜 3.472
r14= ∞
d14= 3.400 N7=1.54426 ν8= 69.60
r15= ∞
[第3面(r3)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.24372×10-3
A6=-0.10309×10-6
A8= 0.84837×10-7
[第10面(r10)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.35107×10-2
A6=-0.17279×10-3
A8=-0.80824×10-5
[第13面(r13)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.11613×10-3
A6=-0.34635×10-4
A8= 0.66386×10-6
《実施例7》
f=5.4mm 〜 8.0mm〜12.0mm (全系焦点距離)
FNO=2.55 〜2.95 〜 3.60 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1= 64.355
d1= 0.650 N1=1.48749 ν1= 70.44
r2= 9.616
d2= 1.136
r3*= 15.072
d3= 1.400 N2=1.52510 ν2= 56.38
r4= 6.352
d4= 1.939
r5= 8.584
d5= 2.060 N3=1.84877 ν3= 32.01
r6= 12.547
d6=15.531 〜 7.207 〜 1.500
r7= ∞(絞り)
d7= 1.500
r8= 5.666
d8= 3.346 N4=1.75450 ν4= 51.57
r9= -8.847
d9= 0.100
r10= -7.390
d10= 0.600 N5=1.58340 ν5= 30.23
r11= 4.818
d11= 0.400
r12*= 6.048
d12= 2.459 N6=1.52510 ν6= 56.38
r13= 9.906
d13= 1.000 〜 3.334 〜 6.995
r14= 11.941
d14= 1.979 N7=1.52510 ν7= 56.38
r15*=-29.235
d15= 0.500
r16= ∞
d16= 3.400 N8=1.54426 ν8= 69.60
r17= ∞
[第3面(r3)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.17978×10-3
A6=-0.30828×10-6
A8= 0.71904×10-7
[第12面(r12)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.18066×10-2
A6=-0.54257×10-4
A8=-0.76508×10-5
[第15面(r15)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.29756×10-3
A6=-0.62953×10-5
A8=-0.77785×10-7
《実施例8》
f=5.4mm 〜 8.8mm〜14.0mm (全系焦点距離)
FNO=2.34 〜2.84 〜 3.60 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1= 25.623
d1= 0.650 N1=1.48749 ν1= 70.44
r2= 9.290
d2= 1.626
r3*= 19.577
d3= 1.400 N2=1.52510 ν2= 56.38
r4= 5.973
d4= 2.273
r5= 7.949
d5= 2.008 N3=1.84807 ν3= 28.75
r6= 10.541
d6=16.801 〜 7.154 〜 1.500
r7= ∞(絞り)
d7= 1.500
r8= 5.107
d8= 2.743 N4=1.64626 ν4= 56.17
r9= -9.178
d9= 0.100
r10= -8.533
d10= 0.600 N5=1.58340 ν5= 30.23
r11= 7.962
d11= 0.849
r12*= 7.572
d12= 1.401 N6=1.52510 ν6= 56.38
r13= 8.290
d13= 1.000 〜 4.278 〜 9.371
r14*= 9.062
d14= 1.423 N7=1.58340 ν7= 30.23
r15= 6.924
d15= 0.747
r16= 11.941
d16= 1.979 N8=1.52510 ν8= 56.38
r17*=-29.488
d17= 0.500
r18= ∞
d18= 3.400 N9=1.54426 ν8= 69.60
r19= ∞
[第3面(r3)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.16055×10-3
A6= 0.48397×10-7
A8= 0.67121×10-7
[第12面(r12)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.25048×10-2
A6=-0.87701×10-4
A8=-0.12082×10-4
[第14面(r14)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.52484×10-3
A6= 0.58442×10-5
A8= 0.87159×10-8
[第17面(r17)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.91828×10-3
A6=-0.59033×10-5
A8= 0.27335×10-6
《実施例9》
f=5.4mm 〜 7.5mm〜13.5mm (全系焦点距離)
FNO=2.08 〜2.48 〜 3.60 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1= 14.018
d1= 0.650 N1=1.74388 ν1= 51.93
r2= 6.286
d2= 1.790
r3*= 17.191
d3= 1.400 N2=1.52510 ν2= 56.38
r4= 5.770
d4= 0.907
r5= 6.726
d5= 1.953 N3=1.84666 ν3= 23.82
r6= 10.531
d6= 9.731 〜 5.843 〜 1.500
r7= ∞(絞り)
d7= 1.500
r8= 6.489
d8= 1.774 N4=1.85000 ν4= 40.04
r9= 52.968
d9= 0.665
r10=-31.304
d10= 0.600 N5=1.77185 ν5= 23.46
r11= 6.642
d11= 0.400
r12*=11.190
d12= 2.101 N6=1.52510 ν6= 56.38
r13= -9.334
d13= 1.000 〜 5.310 〜15.247
r14=-10.861
d14= 1.200 N7=1.58340 ν7= 30.23
r15*=16.708
d15= 0.100
r16= 12.354
d16= 2.934 N8=1.84353 ν8= 40.59
r17=-10.876
d17= 2.914 〜 2.385 〜 0.717
r18= ∞
d18= 3.400 N9=1.54426 ν9= 69.60
r19= ∞
[第3面(r3)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.28799×10-3
A6= 0.40089×10-5
A8= 0.14823×10-6
[第12面(r12)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.62816×10-3
A6=-0.22891×10-4
A8= 0.42945×10-6
[第15面(r15)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.60130×10-3
A6=-0.42374×10-5
A8= 0.11268×10-7
また、図10〜図18は、それぞれ前記実施例1〜9に対応する無限遠の収差図であり、各図において、上段は広角端〔W〕、中段は中間焦点距離〔M〕、下段は望遠端〔T〕をそれぞれ表している。そして、球面収差図において、実線(d)はd線を表し、破線(SC)は正弦条件を表している。また、非点収差図において、実線(DS)と破線(DM)は、それぞれサジタル面とメリディオナル面での非点収差を表している。実施例1〜9は、上記各条件式を満足する。また以下に、各実施例1〜9における、前記条件式(1)〜(5),(10)〜(16)に対応する値を示す。
|φP/φW| |φP/φ1| |φP/φ2| |φP/φ3| M3/M2
実施例1 G2: 0.25 0.63 0.00
G6: 0.55 1.10

実施例2 G2: 0.27 0.72 0.00
G7: 0.25 1.00

実施例3 G1: 0.15 0.39 0.00
G7: 0.20 1.00

実施例4 G2: 0.16 0.59 0.00
G5: 0.32 0.68

実施例5 G1: 0.14 0.38 0.00
G7: 0.24 0.47 1.00

実施例6 G2: 0.17 0.57 0.56
G5: 0.26 0.65

実施例7 G2: 0.24 0.86 0.00
G5: 1.10 2.27
G6: 0.22 0.46
G7: 0.33 1.00

実施例8 G2: 0.32 0.97 0.00
G5: 0.78 1.64
G6: 0.05 0.11
G7: 0.08 0.35
G8: 0.33 1.40

実施例9 G2: 0.31271 0.79 -0.18
G6: 0.5375 1.19
G7: 0.48626 1.38
log(β2T/β2W)/logZ log(β3T/β3W)/logZ
実施例1 G2: 1.00 0.00

実施例2 G2: 1.00 0.00

実施例3 G1: 1.00 0.00

実施例4 G2: 0.99 0.01

実施例5 G1: 1.00 0.00

実施例6 G2: 1.87 -0.87

実施例7 G2: 0.99 0.01

実施例8 G2: 1.00 0.00

実施例9 G2: 0.75 0.25
log(β3T/β3W)/log(β2T/β2W)
実施例1 G2: 0.00

実施例2 G2: 0.00

実施例3 G1: 0.00

実施例4 G2: 0.01

実施例5 G1: 0.00

実施例6 G2: -0.46

実施例7 G2: 0.01

実施例8 G2: 0.00

実施例9 G2: 0.34
φP/φW×h ΣφPi/φW×hi
実施例1 G2: -0.27
G6: 0.66 0.39

実施例2 G2: -0.28
G7: 0.17 -0.12

実施例3 G1: -0.15
G7: 0.14 -0.01

実施例4 G2: 0.21
G5: -0.30 -0.09

実施例5 G1: -0.14
G7: 0.16 0.02

実施例6 G2: 0.19
G5: -0.26 -0.08

実施例7 G2: -0.26
G5: -1.20
G6: 0.23
G7: 0.16 -1.06

実施例8 G2: -0.33
G5: -0.93
G6: 0.06
G7: -0.04
G8: 0.14 -1.10

実施例9 G2: -0.34
G6: 0.68
G7: -0.25 0.09
|φ1/φW| φ2/φW φ3/φW
実施例1 G2: 0.40 0.50 0.21

実施例2 G2: 0.37 0.50 0.25

実施例3 G1: 0.40 0.52 0.20

実施例4 G2: 0.27 0.47 0.34

実施例5 G1: 0.38 0.51 0.24

実施例6 G2: 0.29 0.40 0.48

実施例7 G2: 0.29 0.48 0.33

実施例8 G2: 0.33 0.47 0.23

実施例9 G2: 0.39 0.45 0.35
Cp×(N’-N)/φW
物体側 像側
実施例1 G2: 0.23 -0.50
G6: 0.25 0.31

実施例2 G2: 0.25 -0.54
G7: 0.33 -0.10

実施例3 G1: 0.22 -0.38
G7: 0.35 -0.17

実施例4 G2: 0.13 0.031
G5: -0.44 0.12

実施例5 G1: 0.18 -0.33
G7: 0.45 -0.23

実施例6 G2: 0.18 -0.01
G5: 0.37 -0.67

実施例7 G2: 0.19 -0.45
G5: -0.43 -0.65
G6: 0.47 -0.29
G7: 0.24 0.10

実施例8 G2: 0.15 -0.48
G5: -0.37 -0.40
G6: 0.37 -0.34
G7: 0.35 -0.46
G8: 0.24 0.10

実施例9 G2: 0.17 -0.49
G6: 0.25 0.30
G7: -0.29 -0.19
また以下に、上記非球面の条件式(7)〜(9)に対応する値を示す。ここでのYは非球面最大光路高さである。
《実施例1》
[第3面(r3)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f1}
0.00Y -0.00000
0.20Y -0.00036
0.40Y -0.00585
0.60Y -0.03124
0.80Y -0.10983
1.00Y -0.31946
[第12面(r12)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f2}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00016
0.40Y -0.00266
0.60Y -0.01382
0.80Y -0.04620
1.00Y -0.12441
《実施例2》
[第3面(r3)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f1}
0.00Y -0.00000
0.20Y -0.00040
0.40Y -0.00645
0.60Y -0.03442
0.80Y -0.12249
1.00Y -0.36724
[第14面(r14)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f3}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00005
0.40Y -0.00072
0.60Y -0.00343
0.80Y -0.00979
1.00Y -0.02004
《実施例3》
[第1面(r1)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f1}
0.00Y -0.00000
0.20Y -0.00047
0.40Y -0.00762
0.60Y -0.04017
0.80Y -0.13975
1.00Y -0.40512
[第14面(r14)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f3}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00007
0.40Y -0.00103
0.60Y -0.00497
0.80Y -0.01421
1.00Y -0.02846
《実施例4》
[第3面(r3)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f1}
0.00Y -0.00000
0.20Y -0.00034
0.40Y -0.00549
0.60Y -0.02824
0.80Y -0.09332
1.00Y -0.24896
[第11面(r11)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f2}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00086
0.40Y -0.01414
0.60Y -0.07574
0.80Y -0.26114
1.00Y -0.14147
《実施例5》
[第1面(r1)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f1}
0.00Y -0.00000
0.20Y -0.00077
0.40Y -0.01256
0.60Y -0.06639
0.80Y -0.22928
1.00Y -0.65070
[第14面(r14)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f3}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00008
0.40Y -0.00129
0.60Y -0.00655
0.80Y -0.02065
1.00Y -0.04955
《実施例6》
[第3面(r3)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f1}
0.00Y -0.00000
0.20Y -0.00041
0.40Y -0.00663
0.60Y -0.03428
0.80Y -0.11465
1.00Y -0.31309
[第10面(r10)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f2}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00016
0.40Y -0.00260
0.60Y -0.01388
0.80Y -0.04736
1.00Y -0.12790
《実施例7》
[第3面(r3)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f1}
0.00Y -0.00000
0.20Y -0.00058
0.40Y -0.00940
0.60Y -0.04961
0.80Y -0.17667
1.00Y -0.53893
[第12面(r12)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f2}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00011
0.40Y -0.00182
0.60Y -0.00969
0.80Y -0.03330
1.00Y -0.09218
[第15面(r15)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f3}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00033
0.40Y -0.00502
0.60Y -0.02364
0.80Y -0.06629
1.00Y -0.13286
《実施例8》
[第3面(r3)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f1}
0.00Y -0.00000
0.20Y -0.00082
0.40Y -0.01333
0.60Y -0.07171
0.80Y -0.26196
1.00Y -0.82010
[第12面(r12)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f2}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00020
0.40Y -0.00328
0.60Y -0.01759
0.80Y -0.06132
1.00Y -0.17301
[第14面(r14)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f3}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00020
0.40Y -0.00311
0.60Y -0.01525
0.80Y -0.04605
1.00Y -0.10564
[第17面(r17)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f3}
0.00Y 0.00000
0.20Y 0.00068
0.40Y 0.01090
0.60Y 0.05583
0.80Y 0.17801
1.00Y 0.43402
《実施例9》
[第3面(r3)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f1}
0.00Y -0.00000
0.20Y -0.00048
0.40Y -0.00802
0.60Y -0.04370
0.80Y -0.15559
1.00Y -0.44995
[第12面(r12)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f2}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00007
0.40Y -0.00110
0.60Y -0.00579
0.80Y -0.01922
1.00Y -0.04962
[第15面(r15)の値]
〔高さ〕 (|X|-|X0|)/{C0(N’-N)・f3}
0.00Y 0.00000
0.20Y -0.00067
0.40Y -0.01051
0.60Y -0.05178
0.80Y -0.15744
1.00Y -0.36553
また、図19は、第10の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示している。同図の左側が物体側、右側が像側である。なお、図中の矢印は、ズーム時の各レンズ群の広角端から望遠端への移動の様子を模式的に表したものである。破線で表す矢印は、移動しないことを示している。また、同図はそのズーム時の広角端の状態を示している。そして、同図に示すように、本実施形態は負正正3成分ズームであり、物体側から順に、第1レンズ群Gr1,第2レンズ群Gr2,第3レンズ群Gr3から構成され、2つのレンズ群が移動するタイプである。
Gr1は全体として負のパワーを有する。また、Gr2及びGr3は全体として正のパワーを有する。物体側から順に、1枚目〜6枚目のレンズをそれぞれG1〜G6とする。本実施形態の各レンズ群は、それぞれこれらのレンズを適宜組み合わせた構成となっている。そして、Gr2には絞りSが含まれている。なお、像側端部の平行平板はローパスフィルターLPFである。同図に示すように、本実施形態では、同図の斜線で示す物体側から1枚目(G1)及び5枚目(G5)のレンズがプラスチックレンズである。
以下に挙げる実施例10のコンストラクションデータは、前述した第10の実施形態に対応しており、第10の実施形態を表すレンズ構成図(図19)は、対応する実施例10のレンズ構成を示している。また、実施例10のコンストラクションデータの表示の構成は、上記実施例1〜9で示したものと同様である。なお、実施例10は本発明の単なる参考例であり、本発明に属さないものである。
《実施例10》
f=5.4mm 〜 8.4mm〜15.6mm (全系焦点距離)
FNO=2.57 〜3.04 〜 4.20 (Fナンバー)
[曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率(Nd)] [アッベ数(νd)]
r1*=-34.564
d1= 1.600 N1=1.52510 ν1= 56.38
r2*= 7.185
d2= 3.500
r3= 10.666
d3= 2.344 N2=1.75000 ν2= 25.14
r4= 17.516
d4=22.572 〜11.179 〜 1.713
r5= ∞(絞り)
d5= 1.500
r6= 8.000
d6= 2.941 N3=1.80420 ν3= 46.50
r7= -8.598
d7= 0.010 N4=1.51400 ν4= 42.83
r8= -8.598
d8= 0.600 N5=1.70055 ν5= 30.11
r9= 8.182
d9= 0.200
r10*= 5.244
d10= 3.249 N6=1.52510 ν6= 56.38
r11*= 6.000
d11= 2.740 〜 5.844 〜13.277
r12= 21.195
d12= 2.000 N7=1.48749 ν7= 70.44
r13=-16.672
d13= 1.086
r14= ∞
d14= 3.400 N8=1.51680 ν8= 64.20
r15= ∞
[第1面(r1)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.43400×10-3
A6=-0.55461×10-5
A8= 0.27915×10-7
[第2面(r2)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.26861×10-3
A6= 0.25040×10-5
A8=-0.23353×10-6
[第10面(r10)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4=-0.30306×10-3
A6=-0.13415×10-4
A8=-0.19911×10-5
[第11面(r11)の非球面係数]
ε= 0.10000×10
A4= 0.19342×10-2
A6= 0.59893×10-4
A8=-0.42081×10-5
また、図20は、前記実施例10に対応する無限遠の収差図であり、同図において、上段は広角端〔W〕、中段は中間焦点距離〔M〕、下段は望遠端〔T〕をそれぞれ表している。そして、球面収差図において、実線(d)はd線を表し、破線(SC)は正弦条件を表している。また、非点収差図において、実線(DS)と破線(DM)は、それぞれサジタル面とメリディオナル面での非点収差を表している。
続いて、実施例10における、前記条件式(1)〜(4),(10),(11),(13),(14)に対応する値を示す。
|φP/φ1| |φP/φ2| M3/M2
1.698 0.417 0
log(β2T/β2W)/logZ
0.998
ΣφPi/φW×hi
-0.265
|φ1/φW| φ2/φW
0.284 0.405
Cp×(N’-N)/φW
r1: 0.082
r2: 0.395
r10: -0.541
r11: 0.473
なお、上述した実施形態や実施例には以下の構成(#1)〜(#8)が含まれている。
(#1) 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、少なくとも1枚の正レンズと1枚の負レンズとから成り、正のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とで構成され、少なくとも2つのレンズ群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、及び第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を変えることにより、変倍を行うズームレンズであって、前記レンズ群を構成するレンズの内、少なくとも1枚がプラスチックレンズであるとともに、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ;
−0.8<Cp×(N’−N)/φW<0.8
−0.45<M3/M2<0.90(ただし、φW/φT>1.6)
ただし、
Cp:プラスチックレンズ曲率、
φW:広角端での全系のパワー、
N :非球面の物体側媒質のd線の屈折率、
N’:非球面の像側媒質のd線の屈折率、
M3:第3レンズ群の移動量(広角端を基準にして物体側を−とする)、
M2:第2レンズ群の移動量(広角端を基準にして物体側を−とする)、
φT:望遠端での全系のパワー、
である。
(#2) 物体側から順に、少なくとも1枚の正レンズと1枚の負レンズとから成り、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とで構成され、少なくとも2つのレンズ群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、及び第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を変えることにより、変倍を行うズームレンズであって、前記第1レンズ群を構成するレンズの内、少なくとも1枚がプラスチックレンズであるとともに、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ;
|φP/φ1|<1.20
0.20<|φ1/φW|<0.70
−0.45<M3/M2<0.90(ただし、φW/φT>1.6)
ただし、
φP:プラスチックレンズのパワー、
φ1:第1レンズ群のパワー、
φW:広角端での全系のパワー、
M3:第3レンズ群の移動量(広角端を基準にして物体側を−とする)、
M2:第2レンズ群の移動量(広角端を基準にして物体側を−とする)、
φT:望遠端での全系のパワー、
である。
(#3) 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、少なくとも1枚の正レンズと1枚の負レンズとから成り、正のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とで構成され、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、及び第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を変えることにより、変倍を行うズームレンズであって、前記第2レンズ群を構成するレンズの内、少なくとも1枚がプラスチックレンズであるとともに、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ;
|φP/φ2|<2.5
0.25<φ2/φW<0.75
ただし、
φP:プラスチックレンズのパワー、
φ2:第2レンズ群のパワー、
φW:広角端での全系のパワー、
である。
(#4) 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とで構成され、少なくとも2つのレンズ群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、及び第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を変えることにより、変倍を行うズームレンズであって、前記第3レンズ群を構成するレンズの内、少なくとも1枚がプラスチックレンズであるとともに、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ;
−0.30<M3/M2<0.90
|φP/φ3|<1.70
0.1<φ3/φW<0.60
ただし、
M3:第3レンズ群の移動量(広角端を基準にして物体側を−とする)、
M2:第2レンズ群の移動量(広角端を基準にして物体側を−とする)、
φP:プラスチックレンズのパワー、
φ3:第3レンズ群のパワー、
φW:広角端での全系のパワー、
である。
(#5) 前記プラスチックレンズが以下の条件式を満足することを特徴とする上記(#2)〜(#4)のいずれか1項に記載のズームレンズ;
−1.4<ΣφPi/φW×hi<1.4
ただし、
φPi:i番目のプラスチックレンズのパワー、
hi:近軸追跡における初期条件を換算傾角α1=0,高さh1=1としたときの、望遠端でのi番目のプラスチックレンズへの近軸軸上光線の物体側面入射高さ、
である。
(#6) 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とで構成され、少なくとも2つのレンズ群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、及び第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を変えることにより、変倍を行うズームレンズであって、前記第1レンズ群及び第2レンズ群を構成するレンズの内、それぞれ少なくとも1枚がプラスチックレンズであるとともに、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ;
−1.4<ΣφPi/φW×hi<1.4
0.5<log(β2T/β2W)/logZ<2.2
ただし、
φPi:i番目のプラスチックレンズのパワー、
φW:広角端での全系のパワー、
hi:近軸追跡における初期条件を換算傾角α1=0,高さh1=1としたときの、望遠端でのi番目のプラスチックレンズへの近軸軸上光線の物体側面入射高さ、
β2W:広角端での第2レンズ群の横倍率、
β2T:望遠端での第2レンズ群の横倍率、
Z:ズーム比、
log:自然対数(ただし条件式では比を取っているので、底数は限定されない)、
である。
(#7) 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、少なくとも1枚の正レンズと1枚の負レンズとから成り、正のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とで構成され、少なくとも2つのレンズ群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、及び第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を変えることにより、変倍を行うズームレンズであって、前記第1レンズ群及び第3レンズ群を構成するレンズの内、それぞれ少なくとも1枚がプラスチックレンズであるとともに、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ;
−1.4<ΣφPi/φW×hi<1.4
−1.2<log(β3T/β3W)/logZ<0.5
ただし、
φPi:i番目のプラスチックレンズのパワー、
φW:広角端での全系のパワー、
hi:近軸追跡における初期条件を換算傾角α1=0,高さh1=1としたときの、望遠端でのi番目のプラスチックレンズへの近軸軸上光線の物体側面入射高さ、
β3W:広角端での第3レンズ群の横倍率、
β3T:望遠端での第3レンズ群の横倍率、
Z:ズーム比、
log:自然対数(ただし条件式では比を取っているので、底数は限定されない)、
である。
(#8) 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、少なくとも1枚の正レンズと1枚の負レンズとから成り、正のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とで構成され、少なくとも2つのレンズ群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、及び第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を変えることにより、変倍を行うズームレンズであって、前記第2レンズ群及び第3レンズ群を構成するレンズの内、それぞれ少なくとも1枚がプラスチックレンズであるとともに、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ;
−1.4<ΣφPi/φW×hi<1.4
−0.75<log(β3T/β3W)/log(β2T/β2W)<0.65
ただし、
φPi:i番目のプラスチックレンズのパワー、
φW:広角端での全系のパワー、
hi:近軸追跡における初期条件を換算傾角α1=0,高さh1=1としたときの、望遠端でのi番目のプラスチックレンズへの近軸軸上光線の物体側面入射高さ、
β2W:広角端での第2レンズ群の横倍率、
β2T:望遠端での第2レンズ群の横倍率、
β3W:広角端での第3レンズ群の横倍率、
β3T:望遠端での第3レンズ群の横倍率、
log:自然対数(ただし条件式では比を取っているので、底数は限定されない)、
である。
第1の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 第2の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 第3の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 第4の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 第5の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 第6の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 第7の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 第8の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 第9の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 実施例1に対応する無限遠の収差図。 実施例2に対応する無限遠の収差図。 実施例3に対応する無限遠の収差図。 実施例4に対応する無限遠の収差図。 実施例5に対応する無限遠の収差図。 実施例6に対応する無限遠の収差図。 実施例7に対応する無限遠の収差図。 実施例8に対応する無限遠の収差図。 実施例9に対応する無限遠の収差図。 第10の実施形態のズームレンズの光学系の構成を示す図。 実施例10に対応する無限遠の収差図。
符号の説明
G1〜G8 レンズ
LPF ローパスフィルター
Gr1 第1レンズ群
Gr2 第2レンズ群
Gr3 第3レンズ群
S 絞り

Claims (3)

  1. 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群とで構成され、少なくとも第1レンズ群と第2レンズ群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、及び第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を変えることにより、変倍を行うズームレンズであって、前記第2レンズ群が正レンズと負レンズをそれぞれ少なくとも1枚有し、前記第2レンズ群を構成するレンズの内、少なくとも1枚が以下の条件式(4)を満足するプラスチックレンズであり、前記プラスチックレンズに以下の条件式(8)を満足する非球面を有し、以下の条件式(11)を満足することを特徴とするズームレンズ;
    |φP/φ2|<2.5 …(4)
    −0.35<(|X|−|X0|)/{C0(N’−N)・f2}≦−0.09218 …(8)
    0.25<φ2/φW<0.75 …(11)
    ただし、
    φP:プラスチックレンズのパワー、
    φ2:第2レンズ群のパワー、
    0:非球面の基準球面曲率(mm-1)、
    N’:非球面の像側媒質のd線の屈折率、
    N :非球面の物体側媒質のd線の屈折率、
    X :非球面の光軸と垂直方向のレンズ有効径高さでの光軸方向の変位量(mm,物体側方向−)、
    0 :非球面基準球面の光軸と垂直方向のレンズ有効径高さでの光軸方向の変位量(mm,物体側方向−)、
    f2:第2レンズ群の焦点距離(mm)、
    φW:広角端での全系のパワー、
    である。
  2. 前記第1レンズ群及び第2レンズ群を構成するレンズの内、それぞれ少なくとも1枚がプラスチックレンズであり、以下の条件式(13)及び(14)を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ;
    −1.4<ΣφPi/φW×hi<1.4 …(13)
    0.5<log(β2T/β2W)/logZ<2.2 …(14)
    ただし、
    φPi:i番目のプラスチックレンズのパワー、
    hi:近軸追跡における初期条件を換算傾角α1=0,高さh1=1としたときの、望遠端でのi番目のプラスチックレンズへの近軸軸上光線の物体側面入射高さ、
    β2W:広角端での第2レンズ群の横倍率、
    β2T:望遠端での第2レンズ群の横倍率、
    Z:ズーム比、
    log:自然対数(ただし条件式では比を取っているので、底数は限定されない)、
    である。
  3. 前記第2レンズ群及び第3レンズ群を構成するレンズの内、それぞれ少なくとも1枚がプラスチックレンズであり、以下の条件式(13)及び(16)を満足することを特徴とする請求項1又は2記載のズームレンズ;
    −1.4<ΣφPi/φW×hi<1.4 …(13)
    −0.75<log(β3T/β3W)/log(β2T/β2W)<0.65 …(16)
    ただし、
    φPi:i番目のプラスチックレンズのパワー、
    hi:近軸追跡における初期条件を換算傾角α1=0,高さh1=1としたときの、望遠端でのi番目のプラスチックレンズへの近軸軸上光線の物体側面入射高さ、
    β2W:広角端での第2レンズ群の横倍率、
    β2T:望遠端での第2レンズ群の横倍率、
    β3W:広角端での第3レンズ群の横倍率、
    β3T:望遠端での第3レンズ群の横倍率、
    log:自然対数(ただし条件式では比を取っているので、底数は限定されない)、
    である。
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