JP4461371B2 - 工作機械の加工条件設定方法、その加工条件設定プログラム、及び、その加工条件設定プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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前記第1ステップにおいて、工具が複数の加工経路区間を移動する順番を設定する際に、加工前後のワーク形状情報と工具情報とに基づいて、工具で切削加工する加工領域のうち切削する深さが工具の刃の半径以上となる加工領域を抽出し、この加工領域の点群データを生成し、この点群データに基づいて各加工経路区間を設定する(請求項2)。前記第3ステップにおいて、工具の1つの刃の1回転当たりのワーク切削量が予め設定された切削量となるように、前記送り速度を設定する(請求項3)。前記工具がボールエンドミルである(請求項4)。
このCAMシステム3では、CADシステム2から取り込んだワーク形状情報(CADデータ)と工具情報に基づいて、ワークWに対する工具5の加工経路情報の計算処理(S1)が行われ、続いて、この加工経路情報の編集処理(S2)が行われ、次に、その加工経路に沿って工具5を移動させた際の、工具5(工具ホルダ、主軸)とワークWとの干渉チェック処理(S3)が行われる。干渉チェック処理では、例えば、工具5をディスプレイの画面上で動かして干渉チェックすることもできる。ここで、干渉チェック処理の際に得られる加工前後のワーク形状情報と工具情報に基づいて、事前荒加工経路発生領域処理(S4)が行われる。
事前荒加工経路発生領域処理が開始されると、先ず、加工前後のワーク形状情報が読み込まれ(S10)、続いて、工具5で切削加工するワークWの加工領域Wb(即ち、取り代)が、加工前後のワーク形状情報を比較して演算される(S11)。次に、S11で演算された加工領域Wbの全点データ(3次元(x,y,z))が抽出され(S12)、その全点データがオープンされる(S13)。
この加工条件設定処理が開始されると、先ず、S1〜S4で生成された加工経路情報と工具情報を含むNCデータが取り出される(S30)。
ワークWに対する工具5の加工経路情報を生成する際に、各加工経路区間毎に、工具5が複数の加工経路区間を移動する順番を設定することにより、加工パターンとして均等加工パターンと先端加工パターンと側部加工パターンの何れかを設定することができる。ここで、本願発明者による検証結果等から、均等加工パターンよりも側部加工パターンと先端加工パターンの方が、工具5の負荷状態が不安定であり、撓みやビビリ振動が発生し易く、ワークWとの接触性が悪く、加工精度が低下し易い、ということがわかっており、それ故、各加工経路区間毎に設定された加工パターンに基づいて、各加工経路区間毎に、工具5の回転数を均等加工パターンよりも側部加工パターンと先端加工パターンの方が低回転数になるように設定することで、側部加工パターンと先端加工パターンになる加工経路区間において、工具5の撓みやビビリ振動の発生を抑制し、ワークWとの接触性を良くし、加工精度を向上させることができ、それ故、工具5の耐久性を高めることができる。
1 NC工作機械
3 CAMシステム
5 工具(ボールエンドミル)
5a 刃
Claims (6)
- 工作機械によりワークを切削加工する際の工具の回転数と送り速度を含む加工条件を情報処理装置を用いて設定する方法において、
加工前後のワーク形状情報と工具情報とに基づいて、ワークに対する工具の加工経路情報を生成する際に、工具がワークに接触してから離れる迄の各加工経路区間毎に、工具がワークに接触する加工パターンとして、工具の刃が刃先中心線に対して均等にワークに接する均等加工パターンと、工具の刃の片側の先端付近のみがワークに接する先端加工パターンと、工具の刃の片側の側部付近のみがワークに接する側部加工パターンの何れかが設定されるように、工具が複数の加工経路区間を移動する順番を設定する第1ステップと、
次に、各加工経路区間毎に設定された加工パターンに基づいて、各加工経路区間毎に工具の回転数を均等加工パターンよりも側部加工パターンと先端加工パターンの方が低回転数になるように設定する第2ステップと、
次に、各加工経路区間毎に工具の送り速度を設定する第3ステップと、
を備えたことを特徴とする工作機械の加工条件設定方法。 - 前記第1ステップにおいて、工具が複数の加工経路区間を移動する順番を設定する際に、加工前後のワーク形状情報と工具情報とに基づいて、工具で切削加工する加工領域のうち切削する深さが工具の刃の半径以上となる加工領域を抽出し、この加工領域の点群データを生成し、この点群データに基づいて各加工経路区間を設定することを特徴とする請求項1に記載の工作機械の加工条件設定方法。
- 前記第3ステップにおいて、工具の1つの刃の1回転当たりのワーク切削量が予め設定された切削量となるように、前記送り速度を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械の加工条件設定方法。
- 前記工具がボールエンドミルであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の工作機械の加工条件設定方法。
- 工作機械によりワークを切削加工する際の工具の回転数と送り速度を含む加工条件を設定する処理を情報処理装置で実行させる為のプログラムにおいて、
加工前後のワーク形状情報と工具情報とに基づいて、ワークに対する工具の加工経路情報を生成する際に、工具がワークに接触してから離れる迄の各加工経路区間毎に、工具がワークに接触する加工パターンとして、工具の刃が刃先中心線に対して均等にワークに接する均等加工パターンと、工具の刃の片側の先端付近のみがワークに接する先端加工パターンと、工具の刃の片側の側部付近のみがワークに接する側部加工パターンの何れかが設定されるように、工具が複数の加工経路区間を移動する順番を設定する第1ルーチンと、
次に、各加工経路区間毎に設定された加工パターンに基づいて、各加工経路区間毎に工具の回転数を均等加工パターンよりも側部加工パターンと先端加工パターンの方が低回転数になるように設定する第2ルーチンと、
次に、各加工経路区間毎に工具の送り速度を設定する第3ルーチンと、
を備えたことを特徴とする工作機械の加工条件設定プログラム。 - 請求項5の加工条件設定プログラムを記録したことを特徴とする工作機械の加工条件設定プログラムを記録した記録媒体。
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