JP4460381B2 - ポリ乳酸系防湿コート二軸延伸フィルム - Google Patents
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Description
しかし、ポリ乳酸を代表とするこれら生分解性樹脂は水蒸気透過性が高く、湿気を嫌う製品や水分を多く含む製品等を包装する際には、吸湿や放湿が問題となる。
酸系二軸延伸フィルムを提供することを目的とする。
(1)ポリ乳酸系二軸延伸フィルムの少なくとも一方の面に、ポリ乳酸樹脂、天然ワックスおよび可塑剤を含有する防湿コート層を有するフィルムであって、防湿コート層における天然ワックスの含有量が、ポリ乳酸100質量部に対し、1〜100質量部であり、可塑剤の含有量が、ポリ乳酸100質量部に対し、1〜30質量部であり、かつ防湿コート層の厚みが0.05〜2μmであり、フィルムの40℃、100%RHにおける水蒸気透過度が50g/(m2・day)以下、引張破断強度が100MPa以上であることを特徴とするポリ乳酸系防湿コート二軸延伸フィルム。
(2)天然ワックスが植物系ワックスであることを特徴とする(1)記載のポリ乳酸系防湿コート二軸延伸フィルム。
(3)ヘイズが5%以下であることを特徴とする(1)または(2)に記載のポリ乳酸系防湿コート二軸延伸フィルム。
本発明において、防湿コート層および防湿コート剤の構成成分にはポリ乳酸樹脂がベース樹脂として必要である。本発明では、ポリ乳酸系二軸延伸フィルムを基材フィルムとして構成し、この基材フィルムとコート層との界面相溶性はコート後のフィルムの透明性を左右する非常に重要な要因である。
そこで、防湿コート層および防湿コート剤に使用するポリ乳酸樹脂は、L−乳酸とD−乳酸との割合が、(L−乳酸)/(D−乳酸)=92/8〜80/20(モル%)であることが好ましく、92/8〜85/15(モル%)がさらに好ましい。D−乳酸が8モル%未満であると、ポリ乳酸に結晶部分が存在して安定なコート剤を得ることが困難となる。D−乳酸が20モル%を超えるポリ乳酸樹脂を工業生産することは実質的に工程上非常に困難となる。
植物系ワックスとしては、ライスワックス、カルナバワックス、木ろう、キャンデリラワックス等が挙げられるが、中でもキャンデリラワックスを用いたとき、最も高い防湿性能が得られるので好ましい。
また、動物系ワックスとしては、みつろう、ラノリンワックス、鯨ろう等が挙げられる。
ここで本発明では、バイオマス由来原料であるポリ乳酸樹脂を基材フィルムおよびコート層に使用しており、ワックスについてもバイオマス由来原料である植物系ワックスを使用することが本発明のコンセプトとして好ましい。
可塑剤の具体例としては、脂肪族多塩基酸エステル誘導体、脂肪族多価アルコールエステル誘導体、オキシ酸エステル誘導体等から選ばれた単一または複数の混合物が挙げられる。
脂肪族多塩基酸エステルとしては、例えば、ジメチルアジペート、ジブチルアジペート、ビスメチルジエチレングリコールアジペート、ビスブチルジエチレングリコールアジペート、ジブチルセバケート等が挙げられる。
脂肪族多価アルコールエステルとしては、例えば、ジエチレングリコールジベンゾエート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリアセチン、トリエチレングリコールジアセテート、グリセリントリプロピオネート、グリセリントリブチレート、ジアセチルグリセリン、グリセリンジアセトモノカプリレート、グリセリンジアセトモノラウレート、グリセリンジアセトモノオレート等が挙げられる。
オキシ酸エステル誘導体としては、例えば、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノール酸ブチル、アセチルトリブチルクエン酸等が挙げられる。
可塑剤は水溶性でも非水溶性でも水分散体でもよい。ただし、コート剤に均一に混ざる必要がある。
例えば、原料となるポリ乳酸を十分乾燥して水分を除去した後、溶融温度210〜240℃で完全に溶融してTダイよりシート状に押し出す。その際に使用するスクリューは一軸でも二軸でもよいが、多くの原料を混練しない場合は定量性の良好な一軸スクリューが好ましく、可塑剤や複数の原料の混練を必要とする系においては二軸スクリューを使用することが好ましい。
防湿コート剤をコーティング後、コート剤を乾燥させる工程を有していることが好ましい。通常、熱風ドライヤー等をコーティング装置の後に設け60〜100℃の熱風を1〜30秒間シート状物に直接あるいは間接的に当てることにより防湿コート剤を乾燥させる。
延伸温度としては、50〜90℃が好ましく、60〜80℃がさらに好ましい。延伸温度が50℃未満であると、延伸のための熱量不足によりフィルムが延伸初期で破断する。また90℃を超えると、フィルムに熱が加わりすぎてドロー延伸となり延伸斑を多発するため好ましくない。
具体的には、上記装置に天然ワックス、塩基性化合物、水系媒体などの原料を投入し、次いで、槽内の温度を45〜200℃、好ましくは60〜150℃、さらに好ましくは80〜120℃の温度に保ちつつ、好ましくは粗大粒子が無くなるまで(例えば、5〜120分間)攪拌を続けることによりワックスを十分に分散させ、その後、好ましくは攪拌下で40℃以下に冷却することにより、分散体を得ることができる。槽内の温度が45℃未満の場合は、ワックスの分散化が困難となる。槽内の温度が200℃を超える反応は不経済なので好ましくない。
このようにして得られた天然ワックス水性分散体は、界面活性剤などの不揮発性分散助剤を含有しておらず防湿性能を向上させることができるが、安定性向上のために不揮発性分散助剤を少量含有してもよい。
このようにして得られた水性分散体は、それらの固形分濃度調整方法を所望の固形分濃度となるように水系媒体を留去したり、水系媒体により希釈したりすることにより、任意に調整することができる。各水性分散体の固形分濃度は、いずれも粘度等によって適宜変更されるものであるが、5〜60質量%の範囲とすることが好ましい。
防湿コート剤の製造方法で用いる混合装置としては、液/液混合装置として広く知られている装置を使用することができる。各水性分散体の分散混合性が良好であるため、極めて短時間かつ簡単な混合操作でよい。
(1)水蒸気透過度
モコン株式会社製の透湿度測定器(PERMATRAN−W3/31MW)により、40℃、100%RHにおける防湿コートフィルムの水蒸気透過度を測定した。
(2)引張破断強度
JIS―K7127に準じて測定した。
(3)防湿コート塗布厚み
防湿コート後延伸したフィルムの総厚みから防湿コートをしていないフィルムの厚みを減じて求めた。また、防湿コートをしていないフィルムの厚みは15μmであった。
(4)ヘイズ
JIS―K7105に基づき、濁度計(日本電色工業株式会社製、NDH2000)を用いて、防湿コートフィルムのヘイズを測定した。
(ポリ乳酸樹脂/可塑剤水性分散体E−1の調製)
ヒーター付きの密閉できる耐圧1リットル容ガラス容器を備えた攪拌機を用いて、樹脂として100gのポリ乳酸樹脂(カーギル・ダウ社製、D−乳酸10モル%、酸価:1.7630mgKOH/g)、10gの界面活性剤(三洋化成工業社製、ニューポール PE−75)、4.8g(樹脂中のカルボキシル基に対して15倍当量)のトリエチルアミン(ナカライテスク社製、以下「TEA」と略す)、100gのテトラヒドロフラン(ナカライテスク社製、以下「THF」と略す)、10gのアセチルクエン酸トリブチル(田岡化学社製、以下「ATBC」と略す)及び275.2gの蒸留水をガラス容器内に仕込み、攪拌して浮遊状態となっていることを確認した。次に、ヒーターにより系内温度85℃に保って45分間攪拌し、300メッシュのステンレスフィルター(線径0.035mm、平織り)で加圧濾過(空気圧0.2MPa)後、THFを除去するため、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒除去し、乳白色の均一なポリ乳酸/可塑剤の水性分散体E−1を得た。樹脂固形分濃度は25%であった。
(ポリ乳酸樹脂/可塑剤水性分散体E−2の調製)
参考例1のATBC添加量を5gに、蒸留水量を280.2gに変更した以外は参考例1と同様にして乳白色の均一なポリ乳酸/可塑剤の水性分散体E−2を得た。樹脂固形分濃度は25%であった。
(ポリ乳酸樹脂/可塑剤水性分散体E−3の調製)
参考例1のATBC添加量を25gに、蒸留水量を260.2gに変更した以外は参考例1と同様にして乳白色の均一なポリ乳酸/可塑剤の水性分散体E−3を得た。樹脂固形分濃度は25%であった。
(ポリ乳酸樹脂/可塑剤水性分散体E−4の調製)
参考例1で使用したATBCの変わりに、ビスブチルジエチレングリコールアジペート(大八化学社製、以下「BXA」と略す)を用いた以外は参考例1と同様にして乳白色の均一なポリ乳酸/可塑剤の水性分散体E−4を得た。樹脂固形分濃度は25%であった。
(ポリ乳酸樹脂/可塑剤水性分散体E−5の調製)
参考例1で使用したATBCの変わりに、グリセリンジアセトモノカプリレート(理研ビタミン社製、以下「PL−019」と略す)を用いた以外は参考例1と同様にして乳白色の均一なポリ乳酸/可塑剤の水性分散体E−5を得た。樹脂固形分濃度は25%であった。
(ポリ乳酸樹脂水性分散体E−6の調製)
参考例1で可塑剤を使用せず、蒸留水量を285.2gにした以外は、参考例1と同様にして乳白色の均一なポリ乳酸水性分散体E−6を得た。樹脂固形分濃度は25%であった。
(生分解性樹脂水性分散体E−7の調製)
ヒーター付きの密閉できる耐圧1リットル容ガラス容器を備えた攪拌機を用いて、樹脂として50gのポリブチレンテレフタレートアジペートの解重合品(BASF社製、エコフレックスFを数平均分子量12,000、酸価:30mgKOH/g、以下「PBTA」と略す)、3.3g(樹脂中のカルボキシル基に対して1.2倍当量)のトリエチルアミン(ナカライテスク社製、以下「TEA」と略す)、45.0gのイソプロピルアルコール(ナカライテスク社製、以下「IPA」と略す)、10gのATBC及び141.7gの蒸留水をガラス容器内に仕込み、攪拌して浮遊状態となっていることを確認した。次に、ヒーターにより系内温度100℃に保って20分間攪拌し、300メッシュのステンレスフィルター(線径0.035mm、平織り)で加圧濾過(空気圧0.2MPa)し、乳白色の均一なポリブチレンテレフタレートアジペート/可塑剤の水性分散体E−7を得た。樹脂固形分濃度は20%であった。
(キャンデリラワックス分散体W−1の調製)
ヒーター付きの密閉できる耐圧1リットル容ガラス容器を備えた攪拌機を用いて、40gのキャンデリラワックス(東亜化成社製、酸価:15.8、ケン化価:55.4)、8.8g(ワックスの完全中和および完全ケン化に必要な量の2倍当量)のモルホリン(ナカライテスク社製)及び151.2gの蒸留水をガラス容器内に仕込み攪拌し、浮遊状態となっていることを確認した。次に、ヒーターにより系内温度100℃に保持して10分間攪拌後、空冷により攪拌しながら室温まで冷却し、淡黄色の均一なワックス水性分散体W−1を得た。固形分濃度は20%、数平均粒子径は0.27μmであった。
(パラフィンワックス分散体W−2の調製)
ワックス分散体として、ポリエチレンワックス水性分散体(日本精蝋社製、EMUATAR−0443、アニオン性界面活性剤含有)を用い、これをW−2とした。固形分濃度は40%、数平均粒子径は0.25μmであった。
ポリ乳酸(カーギル・ダウ社製4032D、D−乳酸1.4モル%、数平均分子量100000)を用い、210℃で溶融押し出しし、未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを予め準備しておいた防湿コート剤J−1(E−1の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分50質量部になるようW−1を配合)をグラビアロールコーティング法で未延伸フィルムの片面にコーティング後、熱風乾燥機内で80℃の熱風を20秒当てることによりコート剤を疑似乾燥させ、次いでテンター法により80℃で面倍率10倍になるよう同時二軸延伸を行い、続いてリラックス率5%、140℃で熱処理し、厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において使用した防湿コート剤J−1の代わりに防湿コート剤J−2(E−1の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分100質量部になるようW−1を配合)を使用した以外は、実施例1と同様にして厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において使用した防湿コート剤J−1の代わりに防湿コート剤J−3(E−1の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分15質量部になるようW−1を配合)を使用した以外は、実施例1と同様にして厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において使用した防湿コート剤J−1の代わりに防湿コート剤J−4(E−2の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分50質量部になるようW−1を配合)を使用した以外は、実施例1と同様にして厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において使用した防湿コート剤J−1の代わりに防湿コート剤J−5(E−3の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分50質量部になるようW−1を配合)を使用した以外は、実施例1と同様にして厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において使用した防湿コート剤J−1の代わりに防湿コート剤J−6(E−4の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分50質量部になるようW−1を配合)を使用した以外は、実施例1と同様にして厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において使用した防湿コート剤J−1の代わりに防湿コート剤J−7(E−5の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分50質量部になるようW−1を配合)を使用した以外は、実施例1と同様にして厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において、面倍率を16倍(82℃で延伸)にした以外は実施例1と同様にして厚み15.5μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において、面倍率を6.25倍にした以外は、実施例1と同様にして厚み17.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において、コーターを調整することによりコート剤の塗布量を調整した結果、表1のような厚みのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1と同様にして未延伸フィルムを得た後、ロール法にて70℃で3倍に縦延伸後、グラビアロールコーティング法により防湿コート剤J−1をコートし、その後、テンター法にて85℃で4倍に横延伸を行い、リラックス率5%、140℃で熱処理して厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1で使用した防湿コート剤J−1の代わりに、防湿コート剤J−8(E−6の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分50質量部になるようW−1を配合)を使用した以外は、実施例1と同様にして厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において、防湿コート剤をコーティングしないこと以外は実施例1と同様にして厚み15.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1において、面倍率を4倍に変更した以外は実施例1と同様にして厚み17.5μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1で使用した防湿コート剤J−1の変わりに、防湿コート剤J−9(E−1の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分50質量部になるようW−2を配合)を使用した以外は、実施例1と同様にして厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
実施例1で使用した防湿コート剤J−1の変わりに、防湿コート剤J−10(E−7の樹脂成分100質量部に対し、ワックス成分50質量部になるようW−1を配合)を使用した以外は、実施例1と同様にして厚み16.0μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
比較例1は、コート塗布厚みが小さすぎたため、防湿性能が不十分であった。
比較例2は、コーター直後の塗布量を多くし過ぎたため、コート剤の乾燥が不十分で延伸中のフィルムに穴あきが多発した。
比較例3は、防湿コート剤の成分に可塑剤が含有されていなかったため、コート層自体が硬く、延伸追随性に欠けるため、その結果、コート層に割れが生じたために防湿性能が不十分であった。
比較例4は、防湿コート剤をコートしていないプレーンフィルムであったため、全く防湿性がなかった。
比較例5は、面倍率4倍と非常に低かったため、フィルムの引張強度が弱く実用上問題となる可能性があった。
比較例6は、ワックスに天然ワックスではなくポリエチレンワックスを使用したため、ポリ乳酸樹脂との相性が悪く、フィルムは少し白化気味で、かつ、防湿性能も不足していた。
比較例7は、コート剤のバインダー原料であるポリ乳酸樹脂の変わりにPBTAを使用したため、ポリ乳酸フィルムとの相性が悪く、得られたフィルムは著しく白化した。
Claims (3)
- ポリ乳酸系二軸延伸フィルムの少なくとも一方の面に、ポリ乳酸樹脂、天然ワックスおよび可塑剤を含有する防湿コート層を有するフィルムであって、防湿コート層における天然ワックスの含有量が、ポリ乳酸100質量部に対し、1〜100質量部であり、可塑剤の含有量が、ポリ乳酸100質量部に対し、1〜30質量部であり、かつ防湿コート層の厚みが0.05〜2μmであり、フィルムの40℃、100%RHにおける水蒸気透過度が50g/(m2・day)以下、引張破断強度が100MPa以上であることを特徴とす
るポリ乳酸系防湿コート二軸延伸フィルム。 - 天然ワックスが植物系ワックスであることを特徴とする請求項1記載のポリ乳酸系防湿コート二軸延伸フィルム。
- ヘイズが5%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリ乳酸系防湿コート二軸延伸フィルム。
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