JP4460371B2 - 施錠装置 - Google Patents

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本発明は、机、脇机などの筐体や枠体に対し、引出しや扉などの可動体を開放不能に施錠する施錠装置に関する。
オフィスなどの事務机や脇机などでは、防犯上引出しに施錠機能の備わっていることが好ましい。また、家庭における家具の引出しや学習机においても、プライバシー保護などの要望から施錠機能の付加されていることが好まれる場合もある。さらに、本来さほど防犯性が必要とされていなかったために施錠装置の備えられなかったロッカーなどの収納什器に対し、プライバシー保護などの要望で、後から簡便な施錠機能が必要となる場合もあった。
しかしながら、机などの引出しに施錠装置を後から設けるには、シリンダー錠を組付けるとともに、錠係止構造を付与しなければならず、新たな施錠機能を付加することは簡単でなかった。また、上記のような机や脇机などには、例えば複数の引出しのうちの1つの引出しの前面に鍵穴を配設し、内部において全ての引出しと机の筐体部分とに亘り閂部材を作動させることで、筐体に対して全引出しの開放を阻止する簡易な施錠機構を備えたものもあるが、1つの引出しを解錠すれば全引出しが解錠されてしまうことから、各引出しを複数人で使用する場合には有効な施錠機構とは言えなかった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、他部材の取付けや加工を施すことなく、任意の可動体を後から施錠可能とすることのできる施錠装置を提供し、施錠機能付加の簡便化を図ることを目的とする
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の施錠装置は、枠体13に対して進退自在に設けられた可動体15の前記枠体13との隙間21に固定板Aと揺動板Bとを挿入し、前記固定板Aに対し前記揺動板Bを開脚することで、前記隙間21内で前記固定板Aと前記揺動板Bを突っ張らせて前記枠体13からの前記可動体15の進出を阻止する施錠装置100であって、
前記固定板Aに対して直交して固定され前記可動体15およびまたは前記枠体13の前面に平行に配置されるとともに、前記固定板Aとの間で前記揺動板Bの基端を揺動自在に保持する取付ベースCと、
該取付ベースCに回転自在に取り付けられ前記揺動板Bの基端に設けられた突起29に係合する渦巻き溝67を有するとともに、該渦巻き溝67の中央部に複数のラッチ溝65を軸線を中心とした円周方向に有する摘みDと、
該摘みDを同軸で貫通して前記取付ベースCに固定されることでフランジ部との間で前記摘みDを回転自在に係着するとともに、外筒39から半径方向外側に突出させたラッチ47を前記ラッチ溝65に係止して前記摘みDの回転を阻止可能とする一方、内筒37に挿入された合鍵41の回転によって前記ラッチ47を前記ラッチ溝65から後退可能とするシリンダー錠Eと、
を具備し、
前記摘みDの回転により、前記揺動板Bの突起29を渦巻き溝67に沿わせ半径方向内側となる摘みDの中心方向に移動させて、該揺動板Bを揺動させてその先端を前記固定板Aに対して開脚させ、且つ、前記ラッチ47の前記ラッチ溝65への係合により前記摘みDの回転を阻止して閉脚の規制を行って開脚状態とし、前記隙間21内で前記固定板Aと前記揺動板Bを突っ張らせて前記枠体13からの前記可動体15の進出を阻止し、
前記シリンダー錠Eに対して合鍵41を用いることで、前記ラッチ47を後退させ前記ラッチ溝65との係止を解除して前記摘みDの回転規制を解除し、該摘みDの回転に伴い前記渦巻き溝67に係合した前記突起29が摘みDの半径方向外側に移動され、前記揺動板Bが閉脚されて前記固定板Aと平行配置となり、前記隙間21から取外し可能となることを特徴とする。
この施錠装置100では、隙間21内に固定板Aと揺動板Bとが挿入され、摘みDが回転されると、渦巻き溝67に係止しているラッチ47が渦巻き溝67の中心側へ移動され、その結果、揺動板Bが固定板Aに対して揺動されて、隙間21内で固定板Aと揺動板Bとが開脚されることとなる。これにより、固定板Aと揺動板Bとが隙間21内で突っ張った状態となり、摩擦によって枠体13からの可動体15の進出が阻止されるとともに、隙間21内で突っ張った固定板Aと一体の取付ベースCが可動体15およびまたは枠体13の前面に当接され、枠体13に対する可動体15の進出が阻止される。つまり、例えば枠体13を机などとした場合に、その机(枠体13)に複数の可動体としての引出し15がある場合、任意の引出しである可動体15が施錠されることになる。
請求項2記載の施錠装置100は、請求項1記載の施錠装置において、前記摘みDを前記渦巻き溝67の渦巻き方向へ回転付勢する付勢手段を、前記摘みDと前記取付ベースCとに亘って設け、
前記固定板と揺動板とが開脚状態となる施錠状態で、前記合鍵を用いて前記ラッチを前記ラッチ溝から後退させて係止を解除すると、前記突起が前記渦巻き溝に沿い、半径方向外側に移動され、前記揺動板を閉脚し前記固定板と平行配置となることを特徴とする。
この施錠装置100では、シリンダー錠Eに合鍵41が挿入されて、内筒37が回転操作されると、ラッチ溝65に対するラッチ47の係止が解除され、摘みDが付勢手段の付勢力によって渦巻き方向へ回転される。摘みDが渦巻き方向へ回転されると、定位置で突起29を渦巻き溝67に係合させている揺動板Bは、基端が渦巻き溝67の外側へ移動し配置される。これにより、揺動板Bが固定板Aと略同一平面に揺動配置され、隙間21内における突っ張りが解除される。つまり、ラッチ47の係止を解除するのみで、すなわち合鍵41の回転操作のみで、摘みDによる突っ張りの解除が自動で行われることになる。
本発明に係る請求項1記載の施錠装置によれば、隙間内に固定板と揺動板とを挿入し、摘みを回転することにより、摘みの渦巻き溝に係合させた揺動板を、可動体と枠体との隙間で突っ張らせて、枠体からの可動体の進出を阻止するので、遊び部分である隙間を利用し、他部材の取付けや加工を施すことなく、可動体を施錠状態とすることができる。この結果、施錠装置が設けられていない、或いは、設けることの不可能な構造となっている枠体としての机や脇机、ロッカーなどに対して、任意の可動体である引出しや扉などが施解錠可能となる施錠機能を簡単に付加することができる。
請求項2記載の施錠装置によれば、摘みを渦巻き溝の渦巻き方向へ回転付勢する付勢手段を、摘みと取付ベースとに亘って設けたので、シリンダー錠に合鍵を挿入して内筒を回転操作する解錠操作を行うことで、ラッチ溝に対するラッチの係止が解除され、摘みが付勢手段の付勢力によって渦巻き溝の渦巻き方向へ回転される。これにより、基端が渦巻き溝の内側に移動されることで揺動状態となっていた揺動板は、基端の突起が渦巻き溝の外側へ移動し、固定板と略平行に配置されて、ラッチの係止解除と同時に、揺動板による施錠を自動解除させることができる。つまり、ラッチの係止を解除するのみで、すなわち合鍵の回転操作のみで、摘みによる突っ張りの解除が自動で行われることになる。
以下、本発明に係る施錠装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る施錠装置の分解斜視図、図2はシリンダー錠及び摘みを背面側から見た分解斜視図、図3はシリンダー錠、ラッチ及び摘みの背面図、図4は机の筺体と引出しとの隙間に挿入された施錠装置の側面図である。
本実施の形態による施錠装置100は、固定板Aと、揺動板Bと、取付ベースCと、摘みDと、シリンダー錠Eとを主要な構成要素として有している。
この施錠装置100は、枠体に対して進退自在に設けられた可動体の、枠体との隙間に固定板Aと揺動板Bとを挿入し、固定板Aに対し揺動板Bを開脚することで、隙間内で固定板Aと揺動板Bを突っ張らせ、枠体からの可動体の進出を阻止するようにして用いられる。
本実施の形態では、枠体を机11の筺体13とし、可動体がその机11の引出し15である場合を例に、図4等の概略図を用いて説明する。
固定板Aは、矩形状の金属板からなり、揺動板Bを収容する穴部17、及び取付ベースCへ固定するための固定孔、本実施の形態では、穴部を矩形状とした矩形穴17とし、また固定孔を複数のかしめ用孔19として形成している。この固定板Aは、所定の剛性を有するとともに、筺体13と引出し15との間に形成される隙間21に挿入可能な厚みに設定されている。
揺動板Bは、固定板Aの矩形穴17に配置される揺動部23と、この揺動部23から直角に折り曲げられた基端板25とからなる。揺動部23の先端には筺体13への摩擦を高める複数の線条27が設けられる。また、基端板25には摘みDと係合する係合突起29が突設されている。
取付ベースCは、略半楕円状の板部材で、筐体13或いは引出し15の前面と平行に配置される。取付ベースCの上端面にはかしめ用突起31が設けられる。かしめ用突起31は、固定板Aのかしめ用孔19に挿入され、かしめられることで、固定板Aを上端面に、直交方向で固定する。この際、固定板Aの矩形穴17には揺動部23が収容され、基端板25が取付ベースCの一方の面と平行に垂下することで、揺動部23は固定板Aと取付ベースCとの間に揺動自在に保持される。
固定板Aと取付ベースCとは、略L字状の直交方向で組立てられることで、固定板Aが隙間21に挿入されると、取付ベースCは、引出し15の前面或いは筐体13の前面と平行に配置される。取付ベースCには、シリンダー錠Eを固定するためのビス穴35が一対設けられている。シリンダー錠Eは、内筒37と外筒39とを有し、内筒37には合鍵41が挿抜可能となっている。シリンダー錠Eは、合鍵41を挿入することで、内筒37と外筒39との間に配置される複数のシアーピンが、シアーラインを内外筒の境界に一致させ、内筒37が外筒39に対し回転可能となる。すなわち、解錠操作が可能となる。
内筒37の後面には、図2に示す軸芯から偏芯した位置に偏芯突起43が突設されている。また、外筒39の後端面には、直径方向の溝45が所定幅で形成され、この溝45にはラッチ47が直径方向に摺動自在に配置される。外筒39とラッチ47との間には圧縮バネ49が配置され、圧縮バネ49はラッチ先端を外筒39から突出させる方向にラッチ47を付勢している。
また、ラッチ47には解錠用切欠51が形成され、解錠用切欠51には内筒37の偏芯突起43が係合されている。シリンダー錠Eは、内筒37が解錠操作されることにより、偏芯突起43が回転し、この回転する偏芯突起43により解錠用切欠51が押圧されることで、圧縮バネ49の付勢力に抗してラッチ先端を外筒39の外周から半径方向内側に後退させるようになっている。外筒39の後端面にはシリンダー錠Eを取付ベースCへ固定するための一対のネジ穴53が設けられている。
摘みDは、略円柱状に形成され、軸線方向にシリンダー錠Eを挿通する挿通穴55が形成されている。摘みDの外周には回転操作の際の滑り止めとなるローレット57などが形成されている。摘みDの前端面には、挿通穴55の周縁を拡径した図1に示す段部59が形成されている。シリンダー錠Eの正面には、外筒39の外径を拡径したフランジ部61が形成され、フランジ部61は段部59に収容されるようになっている。
摘みDは、シリンダー錠Eに貫通され、シリンダー錠Eの後端面が、取付ベースCの背面から挿入された取付ネジ63に螺着されることで、フランジ部61が段部59を押えて、回転自在に取付ベースCに取り付けられる。
摘みDの後端面には、挿通穴55の周縁に、複数のラッチ溝65を円周方向に有している。また、摘みDの後端面には、軸線を中心とした渦巻き溝67が形成されている。ラッチ溝65にはシリンダー錠Eから突出するラッチ47が噛合する。一方、摘みDの渦巻き溝67には、図3に示すように、揺動板Bの基端板25から突出した係合突起29が係合されている。摘みDは、ラッチ47に係止されることで、図1の時計回りの回転が可能となる一方、反時計回りの回転が阻止される。
渦巻き溝67は、図2,図3の時計回りに向かうにしたがって、中心に接近する渦巻きとなっている(但し、摘みDの背面から見た場合である)。本実施の形態では、およそ3/4円(270°)の範囲に形成される。
係合突起29を渦巻き溝67に係止した揺動板Bは、摘みDが図1の時計回りに回転されることで、係合突起29が摘みDの中心方向へ移動される。揺動板Bは、係合突起29が摘みDの中心側へ移動することで、揺動部23の先端が固定板Aから持ち上がるようにして開脚される。揺動板Bがこのように開脚された状態で、摘みDはラッチ47により回転が阻止され、揺動板Bの戻り(閉脚)が規制されるようになっている。図3に示す係合突起29は、時計回りに回転させた後の状態であり、この状態が、揺動板Bの開脚状態である。
なお、摘みDと取付ベースCとの間には、摘みDを渦巻き溝67の渦巻き方向へ回転付勢する図示しない付勢手段を設けることが好ましい。この付勢手段としては、例えばつるまきバネなどよりなり、捩じり方向の付勢力が発生される。このようなつるまきバネが設けられた施錠装置100では、シリンダー錠Eに合鍵41が挿入されて、内筒37が回転操作されると、ラッチ溝65に対するラッチ29の係止が解除され、摘みDがつるまきバネの付勢力によって渦巻き方向へ回転される。摘みDが渦巻き方向へ回転されると、定位置で係合突起29を渦巻き溝67に係合させている揺動板Bは、基端が渦巻き溝67の外側へ配置される。これにより、揺動板Bが固定板Aと略同一平面に揺動配置され、隙間内における突っ張りが解除される。つまり、ラッチ29の係止を解除するという合鍵41による操作のみで、突っ張りの解除が自動で行われることになる。
したがって、摘みDを渦巻き溝67の渦巻き方向へ回転付勢するつるまきバネを、摘みDと取付ベースCとに亘って設ければ、シリンダー錠Eに合鍵41を挿入して内筒37を回転操作することで、ラッチ溝65に対するラッチ29の係止が解除されると、摘みDがつるまきバネの付勢力によって渦巻き溝67の渦巻き方向へ回転される。これにより、揺動板基端の係合突起29を渦巻き溝67の外側へ移動し、基端板25が渦巻き溝67の内側に移動されることで、揺動状態となっていた揺動板Bを、固定板Aと略平行に配置して、ラッチ29の係止解除と同時に、揺動板Bによる施錠を自動解除させることができる。
次に、このように構成された施錠装置の作用を説明する。
図5は揺動板が揺動された施錠状態の施錠装置を表す動作説明図、図6はシリンダー錠に合鍵の挿入された解錠直前の状態を表す動作説明図、図7は図1に示した施錠装置の解錠状態を(a)、施錠状態を(b)に表した動作説明図、図8はラッチによる回転規制を解除した状態の背面図である。
施錠装置100は、図4に示すように、引出し15が筺体13に閉められた状態で、筺体13と引出し15との間の隙間21に、固定板Aが挿入される。固定板Aが隙間21に挿入された施錠装置100は、取付ベースCが引出し15の正面と平行に配置される。この状態で、摘みDを図5の矢印a方向へ回転すると、ラッチ47がラッチ溝65に押圧され、圧縮バネ49の付勢力に抗して押下げられながら、摘みDが回転される。
そして、摘みDが図5の矢印a方向に回転されると、定位置で揺動する揺動板Bの係合突起29が、図7(a)から図7(b)に示すように、半径方向内側へ移動され、揺動板Bの先端が隙間21内で開脚される。これにより、固定板Aと揺動板Bとが、隙間21内で筺体13と引出し15とに突っ張った状態となり、摩擦によって隙間21からの抜けが阻止される。この摩擦により、引出し15は、筺体13と一体固定され、進出が阻止される。
また、隙間21内で固定された固定板Aと一体となる取付ベースCが、引出し15の前面に配置されることによっても、引出し15の進出が阻止される。
一方、図6に示すように、シリンダー錠Eに合鍵41が挿入され、内筒37が回転自在となった状態で、回転操作されると、図8に示すように、内筒37の偏芯突起43がラッチ47の解錠用切欠51を押下して、ラッチ47の先端が摘みDのラッチ溝65から後退される。これにより、摘みDは、ラッチ47による回転規制が解除され、図6の矢印b方向へ回転可能となる。摘みDが図6の矢印方向へ回転されると、図7(b)の状態から図7(a)に示すように、渦巻き溝67に係合した係合突起29が摘みDの半径方向外側へ移動され、この結果、揺動板Bが閉脚されて、図4に示すように、固定板Aと平行に配置される。これにより、施錠装置100は、隙間21から取外し可能となり、引出し15の施錠が解除されることとなる。
上記の施錠装置100によれば、隙間内に固定板Aと揺動板Bとを挿入し、摘みDを回転することにより、摘みDの渦巻き溝67に係合させた揺動板Bを、引出し15と筺体13との隙間21で突っ張らせて、筺体13からの引出し15の進出を阻止するので、遊び部分である隙間21を利用し、他部材の取付けや加工を施すことなく、引出し15を施錠することができる。この結果、施錠装置100が設けられていない机や脇机、ロッカーなどに対して、任意の引出し15や扉等が施解錠可能となる施錠機能を簡単に付加することができる。
これにより、複数ある引出し15やロッカー扉などの可動体のうち任意の1つのものを後から施錠したい場合に有効となり、複数人で、各引出し15をそれぞれ個別に使うこともできるようになる。例えば病室内に備えられる入院患者用の脇机などであっても、利用者が上記の施錠装置(備品、私物のいずれでもよい)100を使用することで、施錠機能を簡便に付加でき、入院中における貴重品などを簡便に管理することが可能となる。また、オフィスにおける机を、一時的に他の人員に貸与する場合に、その人員に机の引出しの管理を行わせることが可能となる。さらに、家庭内における家具や机などに備えられる引出しに対しても、容易に施錠機能を付加することができる。
なお、上述した実施の形態では、固定板Aを隙間21に挿入した状態で取付ベースCが引出し等可動体15側の正面に配置される例として説明したが、この取付ベースCが筐体等の枠体13側に配置されることとしても、同様の効果を得ることができる。また、固定板Aと取付ベースCとの組み付け形状が上述の実施の形態では略L字状となる構成であるが、固定板Aに対して取付ベースCが両側に延びるような略T字状の構成であれば、この取付ベースCは、可動体15と筐体13とにわたって配置されることとなって、この場合も上記同様の効果を得られるものである。
本発明に係る施錠装置の分解斜視図である。 シリンダー錠及び摘みを背面側から見た分解斜視図である。 シリンダー錠、ラッチ及び摘みの背面図である。 机の筺体と引出しとの隙間に挿入された施錠装置の側面図である。 揺動板が揺動された施錠状態の施錠装置を表す動作説明図である。 シリンダー錠に合鍵の挿入された解錠直前の状態を表す動作説明図である。 図1に示した施錠装置の解錠状態を(a)、施錠状態を(b)に表した動作説明図である。 ラッチによる回転規制を解除した状態の背面図である。
符号の説明
13…枠体(筺体)
15…可動体(引出し)
21…隙間
29…突起(係合突起)
37…内筒
39…外筒
41…合鍵
47…ラッチ
65…ラッチ溝
67…渦巻き溝
100…施錠装置
A…固定板
B…揺動板
C…取付ベース
D…摘み
E…シリンダー錠

Claims (2)

  1. 枠体に対して進退自在に設けられた可動体の前記枠体との隙間に固定板と揺動板とを挿入し、前記固定板に対し前記揺動板を開脚することで、前記隙間内で前記固定板と前記揺動板を突っ張らせて前記枠体からの前記可動体の進出を阻止する施錠装置であって、
    前記固定板に対して直交して固定され前記可動体およびまたは前記枠体の前面に平行に配置されるとともに、前記固定板との間で前記揺動板の基端を揺動自在に保持する取付ベースと、
    該取付ベースに回転自在に取り付けられ前記揺動板の基端に設けられた突起に係合する渦巻き溝を有するとともに、該渦巻き溝の中央部に複数のラッチ溝を軸線を中心とした円周方向に有する摘みと、
    該摘みを同軸で貫通して前記取付ベースに固定されることでフランジ部との間で前記摘みを回転自在に係着するとともに、外筒から半径方向外側に突出させたラッチを前記ラッチ溝に係止して前記摘みの回転を阻止可能とする一方、内筒に挿入された合鍵の回転によって前記ラッチを前記ラッチ溝から後退可能とするシリンダー錠と、
    を具備し、
    前記摘みの回転により、前記揺動板の突起を渦巻き溝に沿わせ半径方向内側となる摘みの中心方向に移動させて、該揺動板を揺動させてその先端を前記固定板に対して開脚させ、且つ、前記ラッチの前記ラッチ溝への係合により前記摘みの回転を阻止して閉脚の規制を行って開脚状態とし、前記隙間内で前記固定板と前記揺動板を突っ張らせて前記枠体からの前記可動体の進出を阻止し、
    前記シリンダー錠に対して合鍵を用いることで、前記ラッチを後退させ前記ラッチ溝との係止を解除して前記摘みの回転規制を解除し、該摘みの回転に伴い前記渦巻き溝に係合した前記突起が摘みの半径方向外側に移動され、前記揺動板が閉脚されて前記固定板と平行配置となり、前記隙間から取外し可能となることを特徴とする施錠装置。
  2. 前記摘みを前記渦巻き溝の渦巻き方向へ回転付勢する付勢手段を、前記摘みと前記取付ベースとに亘って設け
    前記固定板と揺動板とが開脚状態となる施錠状態で、前記合鍵を用いて前記ラッチを前記ラッチ溝から後退させて係止を解除すると、前記突起が前記渦巻き溝に沿い、半径方向外側に移動され、前記揺動板を閉脚し前記固定板と平行配置となることを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
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