JP4459741B2 - 光学的立体造形方法 - Google Patents
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この方法によって立体造形物を製造するに当たっては、造形精度(解像度)の点から、面状描画マスクから投影される光硬化性樹脂組成物表面での隣接する微小ドットエリア間の距離は0.1mm以下であることが必要であるとされており、そのため、画素数は、例えば、造形エリアサイズが250mm×250mmの小型のもので少なくとも2500×2500ドット程度必要であり、また造形エリアサイズが600mm×600mmの中型のものでは少なくとも6000×6000ドット程度必要である。しかしながら、現存する液晶マスク(液晶シャッター)や、デジタルマイクロミラーシャッターではこれを実現する解像度のものは存在しないか、または存在しても極めて高価である。
そのため、面状描画マスクを固定配置したこの方法による場合は、精細度(造形精度)に優れる大型の立体造形物を製造することは困難であり、精細度(造形精度)の点から小型の立体造形物の製造にしか適用できないというのが現状である。
さらに、本発明者は、前記した方法で光造形を行う際に、複数の面状描画マスクを一緒(一体)にして連続的に移動させると共に面状描画マスクのマスク画像を連続的(動画的)に変化させながら造形を行うと、造形速度および造形精度が一層向上することを見出し、それらの知見に基づいて本発明を完成した。
(1)(i) 光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に複数の方形の面状描画マスクを介して制御下に所定の形状パターンの光を照射して所定の断面形状パターンを有する光硬化した樹脂層を形成した後、該光硬化した樹脂層の上に1層分の光硬化性樹脂組成物を施して光硬化性樹脂組成物よりなる造形面を形成し、その造形面に前記複数の方形の面状描画マスクを介して制御下に所定の形状パターンの光を照射して所定の断面形状パターンを有する光硬化した樹脂層を更に形成する光造形工程を所定の立体造形物が形成されるまで順次繰り返すことによって立体造形物を製造する方法であって;
(ii) 複数の方形の面状描画マスクを介して造形面に照射される複数の光形状パターンを、各面状描画マスクの全面透光時に各面状描画マスクを介して造形面に照射される光形状パターンが隣り合う方形の光形状パターンのうちの一方の方形の光形状パターンの対角線上の一方の端部ともう一方の方形の光形状パターンの対角線上の一方の端部とが当該隣り合う方形の光形状パターン同士の対角配置状態で互いに点状に密接するかまたはオーバーラップして位置して複数の方形の光形状パターン全体で1つの連続した千鳥状の光形状パターンを造形面に形成するように配置させ;
(iii) 前記(ii)に記載した1つの連続した千鳥状の配置形態を維持しながら複数の方形の面状描画マスクのそれぞれを介して造形しようとする形状に応じた形状パターンの光を光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に照射して、造形面に所定の断面形状パターンを有する光硬化した樹脂層を形成する;
ことを特徴とする光学的立体造形方法である。
(2) 複数の方形の面状描画マスク、および光造形時に前記面状描画マスクと共に移動する他の光学部材を、同一の駆動系で一緒に移動させながら光造形を行う前記(1)の光学的立体造形方法である。
(3) 方形の面状描画マスクとして、微小ドットエリアでの遮光および透光が可能な複数の微小光シャッターを面状に配置し且つマスク画像を連続的に変化させ得る方形の面状描画マスクを使用して、複数の方形の面状描画マスクおよび当該面状描画マスクと共に移動する他の光学部材を一緒に連続移動させながら光造形操作を行い、当該面状描画マスクの連続移動時に、形成しようとする断面形状パターンに対応させて前記複数の微小光シャッターによりマスク画像を連続的に変えながら光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に光を照射する前記(1)または(2)の光学的立体造形方法;および、
(4) 方形の面状描画マスクが、液晶シャッターまたはデジタルマイクロミラーシャッターを面状に配置した方形の面状描画マスクである前記(1)〜(3)のいずれかの光学的立体造形方法;
である。
本発明による場合は、エネルギー強度にムラや分布のない均一な光を連続した大きな光形状パターンで光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に照射することができるので、硬化ムラや強度ムラのない、均一で高品質の光学的立体造形を製造することができる。
本発明による場合は、複数の面状描画マスクを使用していても、面状描画マスクを移動させながら造形する際に、各面状描画マスクや他の光学部材間の衝突や経路妨害などの装置間の干渉が生じないために、複数の面状描画マスクを同時に活用しながら効率よく光造形を行うことができ、造形速度が一層向上する。
また、本発明による場合は、高価な紫外線レーザー装置を用いずに通常の紫外線ランプのような安価な光源を用いた場合にも、前記した高品質の立体造形物を、速い造形速度で円滑に製造することができる。
本発明では、光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に複数の方形の面状描画マスクを介して制御下に所定の形状パターンの光を照射して所定の断面形状パターンを有する光硬化した樹脂層を形成した後、該光硬化した樹脂層の上に1層分の光硬化性樹脂組成物を施して光硬化性樹脂組成物よりなる造形面を形成し、その造形面に前記複数の方形の面状描画マスクを介して制御下に所定の形状パターンの光を照射して所定の断面形状パターンを有する光硬化した樹脂層を更に形成する光造形工程を所定の立体造形物が形成されるまで順次繰り返すことによって立体造形物を製造する(以下、本発明で用いる方形の面状描画マスクを単に「面状描画マスク」ということがある)。
この際に、各面状描画マスクの全面透光状態で造形面に照射される隣り合う方形の光形状パターン同士がその端部またはその近傍で密接または重なっておらず、光形状パターン間に隙間があると(複数の光形状パターン全体で1つの連続した光形状パターンを形成されていないと)、造形時に光の照射が行われない箇所や光硬化ムラなどを生じて、目的とする造形物や高品質の造形物が得られなくなるので注意を要する。
図1〜図3は、同じサイズを有する3つの長方形の面状描画マスクを用いて、各面状描画マスクの全面透光時に光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に3つの方形の形状パターンA,B,Cの光(以下「光形状パターンA」、「光形状パターンB」、「光形状パターンC」ということがある)を照射する場合の例を模式的に示した図(平面図)である。
実際の光造形時には、3個の面状描画マスクのそれぞれを介して造形面に照射される3つの光形状パターンは、造形面に形成しようとする光硬化層の断面形状パターンに対応した光形状パターンとなるため、上記のように必ずしも互いに連続しているとは限らない。
また、図1〜図3、特に本発明の方法に該当する図1には、3個の同じ寸法の長方形の面状描画マスクを用い、各面状描画マスクの全面透光時に各面状描画マスクを介して光を照射して造形面に同じ寸法を有する3つの長方形の光形状パターンが形成される場合について記載したが、図1に限定されるものではない。
本発明の光学的立体造形方法を実施するに当っては、複数の方形の面状描画マスクの形状および寸法がすべて同じであってもよいし、または互いに異なっていてもよい。例えば、複数の方形の面状描画マスクのうち、1つが長方形の面状描画マスクで、他の面状描画マスクは正方形であってもよいし、また1つの面状描画マスクが所定の寸法および形状を有する長方形で、他の面状描画マスクがそれとは縦横寸法の異なる長方形の面状描画マスクであってもよく、いずれの場合も各面状描画マスクの全面透光時に各面状描画マスクを介して造形面に照射される方形の光形状パターン同士が端部で互いに密接またはオーバーラップして全体で1つの連続した千鳥状の配置形態の光形状パターンを造形面に形成するようにして光造形を行うことが必要である。
さらに、複数の面状描画マスクにおける各面状描画マスクの全面透光時に各面状描画マスクを介して造形面に形成される光形状パターンの配置形態は、図1に示すような直角状を保った対角配置(千鳥状の配置形態)、図2および図3に示すような直列配置であると、装置の設計が容易で、造形領域を広くでき、画面制御が容易であるが、特に図1に示すような本発明の千鳥状の配置形態であることがより好ましい。しかしながら、本発明は、図1に限定されるものではなく、複数の面状描画マスクを介して各面状描画マスクの全面透光時に造形面に照射される複数の方形の光形状パターンが全体で連続した1つの千鳥状の光形状パターンとなるような配置形態になっている限りは、図1以外の配置形態(例えば方形の光形状パターンA、光形状パターンBおよび光形状パターンCが曲がった状態で対角線上の端部で千鳥状に接している場合など)になるようにしてもよい。
また、デジタルマイクロミラーシャッターとしては、例えば、テキサスインスツルメンツ社製の「DLPテクノロジー」(登録商標)のDMD(登録商標)デバイスなどを使用することができる。
(I)載置台上または光硬化した樹脂層上に、1層分の光硬化性樹脂組成物を順次供給して光硬化性樹脂組成物よりなる造形面を順次形成するための手段;
(II)光発射手段および方形の面状描画マスクを少なくとも備え、光発射手段から発射された光を、面状描画マスクを介して光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に面状描画マスクのマスク画像に対応した所定の形状パターンで照射するための光学装置系の複数組;
(III)複数組の光学装置系における各面状描画マスクの全面透光時に各面状描画マスクを介して造形面に照射される各光形状パターン同士を各光形状パターンの端部または端部近傍で互いに密接させるかまたはオーバーラップさせて光硬化性樹脂組成物よりなる造形面において全体で1つの連続した千鳥状の配置形態の光形状パターンを形成するための連続パターン化手段;および、
(IV)複数組の光学装置系の配置形態を、前記(III)の連続パターン化手段によって前記した全体で1つの連続した千鳥状の光形状パターンを造形面に形成させ得る配置形態に維持しながら、複数組の光学装置系を一緒に移動させるための手段;
を有する光学的立体造形装置が好ましく用いられる。
また、前記(II)の光学装置系としては、例えば図4に示す光学装置系を挙げることができる。本発明の実施に好ましく用いられる前記した光学的立体造形装置は、図4に示すような光学装置系の複数組を備え、その際に複数組の光学装置系は造形面に形成しようとする光形状パターンの形状に応じて例えば図6〜図7に示すような配置形態を有し、また複数組の光学装置系のうちの1つまたは2つに図5に例示する偏角プリズムなどの連続パターン化手段を有する。
光源1から発射された光は、ロッドレンズ2、凸レンズ3、反射鏡4を経た後に、集光レンズまたはフレネルレンズ5を用いて面状描画マスク6にその全面をカバーするようにして照射される。
なお、図4では、光源1から発射された光をロッドレンズ2および凸レンズ3を経て反射鏡4に導くようにしているが、場合によってはロッドレンズ2、凸レンズ3、反射鏡4を設けずに、光源1を集光レンズまたはフレネルレンズ5の背面側に直接配置して光源1からの光を集光レンズまたはフレネルレンズ5に直接導くようにしてもよい。また、光源1を集光レンズまたはフレネルレンズ5とは離れた場所に配置しておいて光源1からの光を光ファイバーやライトガイドなどの光伝達手段7を介して集光レンズまたはフレネルレンズ5に直接導くようにしてもよい。
いずれの移動装置を採用する場合であっても、本発明では複数の面状描画マスク、ひいては複数組の光学装置系をそれぞれ個別に移動させるのではなく、一緒(一体)にして移動させるので、移動手段の数を低減でき、移動手段を簡略化することができる。
使用し得る光硬化性樹脂組成物としては、例えば、光造形において従来から用いられている、ウレタンアクリレートオリゴマー、エポキシアクリレートオリゴマー、エステルアクリレートオリゴマー、多官能エポキシ樹脂などの各種オリゴマー;イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレート、ジシクロペンテニロキシエチルアクリレート、ジシクロペンテニロキシエチルメタクリレート、ジシクロペタニルアクリレート、ジシクロペタニルメタクリレート、ボルニルアクリレート、ボルニルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、モルホリンアクリルアミド、モルホリンメタクリルアミド、アクリルアミドなどのアクリル系化合物やN−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、酢酸ビニル、スチレンなどの各種の単官能性ビニル化合物;トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジシクロペンタニルジアクリレート、ポリエステルジアクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、プロピレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレートなど多官能性ビニル化合物;水素添加ビスフェノールAジグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタ−ジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペートなどの各種エポキシ系化合物などを挙げることができ、これらの1種または2種以上と光重合開始剤および必要に応じて増感剤などを含有する光硬化性樹脂組成物を用いることができる。
さらに、光硬化性樹脂組成物は、必要に応じて、固体微粒子やウィスカーなどの充填材を含有していてもよい。充填材を含有する光硬化性樹脂組成物を用いると、硬化時の体積収縮の低減による寸法精度の向上、機械的物性や耐熱性の向上などを図ることができる。
《実施例1》
(1) 図4に示す同じ光学装置系の3組(A1,B1,C1)を準備し、3組の光学装置系(A1,B1,C1)を図6および図7に示すように配置して、互いに位置ずれを生ずることなく一緒(一体)に連続移動するようにした。その際に、光源として三菱電気オスラム株式会社製の超高圧水銀ランプ「HXPR120W」(出力120W)、ロッドレンズ2として有限会社ワイエルティー製のロッドレンズ(Φ50)」、反射鏡4として光伸光学工業株式会社製「コールドミラー」、フレネルレンズ5(5a,5b,5c)として日本特殊光学樹脂株式会社製のフレネルレンズを、面状描画マスク(液晶描画マスク)6(6a,6b,6c)としてカシオ計算機株式会社製のVGA液晶(640×480画素)、投影レンズ7(7a,7b,7c)として株式会社ニコン製「EL−Nikkor」を使用した。また、光学装置系A1およびC1における投影レンズ7aおよび7cの直下に、偏角プリズム9a,9cとして守田光学工業社製の偏角プリズム「45゜」(偏角プリズムにおけるαの角度=45゜、βの角度=22.5゜)を、図6および図7に示すようにして取り付けた。
(3) この実施例1で要した全造形時間は6.2時間であり、1枚の面状描画マスクを使用して同じ立体造形物を製造した場合の約1/3の造形時間であった。また、光ビーム(光ビームのエネルギー強度=120mW、移動速度=5m/sec)により点描方式で造形を行って同じ立体造形物を製造した場合の造形時間(約74.5時間)に比べて、極めて高速で短時間で光造形を行うことができた。得られた立体造形物は、外観、強度に優れるものであった。
そして、本発明の光学的立体造形方法により、小型から大型に至る各種の立体造形物の製造に有効に使用することができる。
本発明の光学的立体造形方法による場合は、精密部品、電気・電子部品、家具、建築構造物、自動車用部品、各種容器類、鋳物、金型、母型などのためのモデルや加工用モデル、複雑な熱媒回路の設計用の部品、複雑な構造の熱媒挙動の解析企画用の部品、その他の複雑な形状や構造を有する各種の立体造形物を、高い造形速度および寸法精度で円滑に製造することができる。
B 1個の面状描画マスクの全面透光時に造形面に形成される光形状パターン
C 1個の面状描画マスクの全面透光時に造形面に形成される光形状パターン
A1 光学装置系
B1 光学装置系
C1 光学装置系
1 光源
2 ロッドレンズ
3 凸レンズ
4 反射鏡
5 集光レンズまたはフレネルレンズ
5a フレネルレンズ
5b フレネルレンズ
5c フレネルレンズ
6 面状描画マスク
6a 面状描画マスク
6b 面状描画マスク
6c 面状描画マスク
7 投影レンズ
7a 投影レンズ
7b 投影レンズ
7c 投影レンズ
8 光硬化性樹脂組成物よりなる造形面
9 偏角プリズム
9a 偏角プリズム
9c 偏角プリズム
Claims (4)
- (i) 光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に複数の方形の面状描画マスクを介して制御下に所定の形状パターンの光を照射して所定の断面形状パターンを有する光硬化した樹脂層を形成した後、該光硬化した樹脂層の上に1層分の光硬化性樹脂組成物を施して光硬化性樹脂組成物よりなる造形面を形成し、その造形面に前記複数の方形の面状描画マスクを介して制御下に所定の形状パターンの光を照射して所定の断面形状パターンを有する光硬化した樹脂層を更に形成する光造形工程を所定の立体造形物が形成されるまで順次繰り返すことによって立体造形物を製造する方法であって;
(ii) 複数の方形の面状描画マスクを介して造形面に照射される複数の光形状パターンを、各面状描画マスクの全面透光時に各面状描画マスクを介して造形面に照射される光形状パターンが隣り合う方形の光形状パターンのうちの一方の方形の光形状パターンの対角線上の一方の端部ともう一方の方形の光形状パターンの対角線上の一方の端部とが当該隣り合う方形の光形状パターン同士の対角配置状態で互いに点状に密接するかまたはオーバーラップして位置して複数の方形の光形状パターン全体で1つの連続した千鳥状の光形状パターンを造形面に形成するように配置させ;
(iii) 前記(ii)に記載した1つの連続した千鳥状の配置形態を維持しながら複数の方形の面状描画マスクのそれぞれを介して造形しようとする形状に応じた形状パターンの光を光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に照射して、造形面に所定の断面形状パターンを有する光硬化した樹脂層を形成する;
ことを特徴とする光学的立体造形方法。 - 複数の方形の面状描画マスク、および光造形時に前記面状描画マスクと共に移動する他の光学部材を、同一の駆動系で一緒に移動させながら光造形を行う請求項1に記載の光学的立体造形方法。
- 方形の面状描画マスクとして、微小ドットエリアでの遮光および透光が可能な複数の微小光シャッターを面状に配置し且つマスク画像を連続的に変化させ得る方形の面状描画マスクを使用して、複数の方形の面状描画マスクおよび当該面状描画マスクと共に移動する他の光学部材を一緒に連続移動させながら光造形操作を行い、当該面状描画マスクの連続移動時に、形成しようとする断面形状パターンに対応させて前記複数の微小光シャッターによりマスク画像を連続的に変えながら光硬化性樹脂組成物よりなる造形面に光を照射する請求項1または2に記載の光学的立体造形方法。
- 方形の面状描画マスクが、液晶シャッターまたはデジタルマイクロミラーシャッターを面状に配置した方形の面状描画マスクである請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学的立体造形方法。
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