JP4459592B2 - 物品の処理設備 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を処理する処理設備に関する。
従来、ビール樽の処理設備において異常が発生した場合に、人手によってその異常に係るビール樽を取り除いていた。この場合、異常発生信号に基づいて処理設備が自動停止するか、又は、異常発生信号(或いは警報)に基づいて処理設備を手動で停止させることになり、いずれにしても処理設備の稼働率が低下することは避けられない。
また、異常の発生時に処理設備が直ちに停止させられない場合、すなわち、異常が発生した後に相応の時間が経過してから処理設備が停止させられると、ビール樽は搬送経路に沿って搬送されてしまうため、異常に係るビール樽を発見するための作業を余儀なくされる。一方で、異常の発生時に直ちに処理設備が停止させられると、例えば、ビールの充填が中途で停止されるなど、本来であれば異常品とならない筈のものまでも異常品となりうる。したがって、これらのいずれの場合を考えても、生産性の観点で課題がある。
本発明は、以上のような現状認識に基づいてなされたものであり、例えば、処理設備における生産性を高めること、より具体的には、例えば、処理設備において異常が発生した場合にその異常に係る物品にマークを自動で付すこと、及び/又は、処理設備の実効的な稼働時間を向上させることを目的とする。
本発明は飲食物を含む物品を処理する処理設備に係り、該処理設備は、複数のレーンを備え、前記複数のレーンの各々に、物品を処理する1又は複数の処理装置と、物品にマークを付すマーキング装置とが配置され、前記複数のレーンの各マーング装置は、前記処理装置において物品の処理中に異常が発生したことを示す異常発生信号に基づいて、異常が発生した時点において前記処理装置による処理対象であった物品にマークを付し、当該マークは、他のレーンのマーキング装置が付すマークと識別が可能な識別マークを含む
本発明の好適な実施形態によれば、前記マーキング装置が物品に付すマークは、排斥用マークを含み、前記処理設備は、前記マーキング装置によって物品に付された排斥用マークを検出する検出装置と、前記検出装置によって排斥用マークが検出された物品を異常品として排斥する排斥装置とを更に備えることが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、本発明の処理設備は、前記マーキング装置によって物品にマークが付されたことに応じてフラグをセットするセット手段と、前記排斥装置による排斥が実行されたことに応じて前記フラグをリセットするリセット手段と、前記フラグがセットされた状態が所定時間を越えた場合に警告を発する警告手段とを更に備えることが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記マーキング装置は、物品にマークを付すマーカーと、前記異常発生信号の発生後に前記マーカーを通過した物品にマークが付されているか否かを確認する確認センサーと、
前記異常発生信号が発生したにも関わらず前記確認センサーによってマークが確認されない場合に警告を発する第2警告手段とを更に有することが好ましい。
本発明の好適な実施形態によれば、前記マークは、澱粉を主成分とする塗料で構成されることが好ましい。
本発明によれば、例えば、処理設備における生産性を高めることができ、より具体的には、例えば、処理設備において異常が発生した場合にその異常に係る物品にマークを自動で付すこと、及び/又は、処理設備の実効的な稼働時間を向上させることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の好適な実施の形態としての処理設備の概略構成を示す図である。この実施の形態の処理設備は、製品の処理工程において異常が発生した場合に製品にマークを自動的に付し、そのマークを付した製品をラインの下流側において自動的に排斥するように構成されている。ここで、処理とは、原料から最終製品を得ること、中間製品から最終製品を得ること、中間製品から他の中間製品を得ること、未包装製品を包装すること、液体等の非固体物又は固体物を容器に充填或いは詰めることなど、原料から最終製品或いは最終物品を得るための製造行為の全体又は一部に相当する意味として用いられる。以下では、ビール製品の製造において、樽等の容器を洗浄し、その容器にビールを詰めてビール製品を得る処理工程を一例として説明する。
図1に示す本発明の好適な実施の形態としての物品の処理設備(製造設備)は、複数のレーン100−1、100−2・・・を備えている。複数のレーン100−1、100−2の各々には、第1搬送ライン10から空の樽(容器)1が送り込まれ、複数のレーン100−1、100−2で処理されてビールが充填された樽(ビール製品)1が第2搬送ライン10に送り出される。
以下では、処理設備が8本のレーン100−1、100−2を備えるものとして説明する。各レーンは、複数の作業位置及び待機位置を有する。この実施の形態では、各レーンは、待機位置S1、第1洗浄位置W1、第2洗浄位置W2、第3洗浄位置W3、第2待機位置S2、充填位置R、第3待機位置/マーキング位置S3/Mを上流側から下流側に向かって順に有し、樽1は、この順に移動する。
第1、第2待機位置及び第3待機位置/マーキング位置S1、S2、S3/Mでは、樽1が待機させられる。更に、第3待機位置/マーキング位置S3/Mでは、その上流側の処理装置において異常が発生した場合に、その時点でその異常に係る処理装置の処理対象であった樽1、すなわち正常に処理されなかった可能性がある樽1にマーキング装置115によってマークmが付される。マーキング装置115は、例えば、澱粉を主成分とする塗料を樽の所定位置にノズルを通して滴下することにより、樽にマークを付す。
第1洗浄位置W1では、空の樽1に対して第1洗浄装置(処理装置)111により1回目の洗浄処理がなされる。第2洗浄位置W2では、空の樽1に対して第2洗浄装置(処理装置)112により2回目の洗浄処理がなされる。第3洗浄位置W3では、空の樽1に対して第3洗浄装置(処理装置)113により3回目の洗浄処理がなされる。充填位置Rでは、空の樽1に対して充填装置(処理装置)114によりビールが充填される。なお、図1では、作図の都合により充填装置114がレーン100−1、100−2の側方に配置されているが、典型的には、ビールは、口部を下向きにされた樽1の下方から充填される。
第1洗浄装置111、第2洗浄装置112、第3洗浄装置113、充填装置114は、その上流側の装置(例えば、第2洗浄装置112から見ると、その上流側の装置は第1洗浄装置111)において異常が発生した場合には、その時点でその異常に係る処理装置の処理対象であった樽1、すなわち正常に処理されなかった可能性がある樽1に対しては処理を行わないように制御されることが、洗浄液又はビールの節約等の観点で好ましい。
各レーン100−1、100−2・・・に備えられた処理装置111〜114及びマーキング装置115は、この実施の形態では、それぞれのレーンに設けられたレーンコントローラ110によって制御される。そして、これらのレーンコントローラ110は、上位のコントローラであるメインコントローラ200によって制御される。ただし、このような制御系の構成は一例に過ぎず、例えば、各レーンの処理装置111〜114及びマーキング装置115は、直接メインコントローラ200によって制御されてもよい。
マーキング装置115は、異常に係る樽1にマークを付すマーカー115aの他、マーカー115aによって樽1にマークが付されたことを確認する確認センサー115bを備えることが好ましい。このような確認センサー115bを備えることにより、マーカー115aによるマーキングの異常(例えば、マーカー115aの故障、マーキング用のノズルの詰まり、マーキング塗料の不足など)が発生したことを検知し、例えば、製造設備を停止させるなどして、異常に係る樽1を取り除くことができる。これにより、異常に係る樽1が正常品として次工程に送られ、或いは出荷されることを高い確実性で排除することができる。
各レーン100−1、100−2・・・から送り出された樽1のうち正常に処理された樽(より正確には、マークが付されていない樽)1は、第2搬送ライン20に沿って搬送された後、第3搬送ライン(正常品ライン)50に沿って次工程に搬送される。一方、各レーン100−1、100−2・・・から送り出された樽1のうち異常に係る樽(より正確には、マークが付されている樽)1は、第2搬送ライン20に沿って搬送された後、第4搬送ライン(異常品ライン)60を通して異常品の回収場所に搬送される。
このような選別は、マーク検出装置30及び排斥装置40によって実施される。具体的には、マーク検出装置30は、第2搬送ライン20に沿って搬送されてくる樽1に付されているマークを検出する。マークが付されていることは、その樽1が異常に係る樽であることを意味し、マークが付されていないことは、その樽が正常に処理された樽であることを意味する。マーク検出装置30による検出結果は、メインコントローラ200に送られ、メインコントローラ200は、その検出結果に基づいて、異常に係る樽(マークが検出された樽)1を第4搬送ライン(異常品ライン)60に排斥するように排斥装置40に指令を送る。これに応じて、排斥装置40は、異常に係る樽1を第4搬送ライン(異常品ライン)60に押し出す。
各レーン100−1、100−2・・・に設けられたマーキング装置115(マーカー115a)は、樽1が処理されたレーンを識別することができるように、レーンごとに異なるマークを樽1に付す。図2は、8本のレーン100−1、100−2・・・にそれぞれ設けられた8個のマーキング装置115によって付されるマークを例示的に示している。図2において、1〜8の数字は、レーンの番号を示している。図2において、レーンごとに異なるマークが採用されていることが分かる。
図2に示す例において、一点鎖線の交点に配置されているマークmrは、マーク検出装置30によって検出される相対的に大きなマーク、すなわち、排斥のために用いられるマークである。該交点から見て12時の方向に配置されている相対的に小さなマークmcは、マーキング装置115において、マーカー115aによって樽1にマークが付されたことを確認センサー115bが確認するためのマークである。その他のマークmiは、樽1が処理されたレーンを識別するためのマークである。
確認用のマークmcを相対的に小さくし、排斥用のマークmrを相対的に大きくしたのには、次のような理由がある。まず、確認用のマークmcを相対的に小さくしたのは、一般的に小さなノズルと大きなノズルとでは、小さなノズルの方が詰まりやすい傾向があるため、確認用のマークmcを相対的に小さいマークとした方が、マーカー115aのノズルが詰まったことを早期に検出することができるからである。次に、排斥用のマークmrを相対的に大きくしたのは、排斥のためのマーク検出器30によるマークの検出は、マークが大きい方が容易かつ確実だからである。
ここで、排斥用のマークmrの中心位置、すなわち図2に示す一点鎖線の交点が樽1の中心軸に一致するようにマーキング装置115によるマーキングを実施することにより、樽1の回転角度と無関係にマークmrの位置が定まるので、マーク検出装置30は、より単純な処理で確実にマークmrを検出することができる。また、このようなマーキング方法によれば、樽1の回転角度と無関係にマークmrの位置が定まるので、マーク検出装置30の視野を狭い範囲に限定することもできる。
次に、本発明の好適な実施の形態の処理設備における制御を更に具体的に説明する。図3は、各レーンコントローラ110による対応するレーンの制御を示すフローチャートである。まず、ステップS301では、レーンコントローラ110は、処理装置111〜114からの異常発生信号の受信要求の有無を確認し、受信要求がある場合にはその異常発生信号を受信してステップS302に進み、受信要求がない場合にはステップS304に進む。ここで、異常発生信号は、例えば、処理装置111〜114の異常停止、洗浄不良、充填不良等、又はそれらの可能性がある等の以上を示す信号である。
ステップS302では、レーンコントローラ110は、受信した異常発生信号の発信元を特定することにより異常に係る処理装置を特定する。ステップS303では、ステップS302で特定した処理装置で異常が発生したことをレーン管理メモリ110mに記録する。図4は、レーン管理メモリ100mを模式的に示す図である。レーン管理メモリ110mは、前述の各位置S1、W1、W2、W3、S2、R、S3/Mに存在する樽1が異常に係る樽であるか否かを示すビットを有する。この例では、"0"は正常に処理されている樽を示し、"1"は異常に係る樽を示す。図4に示す例では、現時点で充填位置Rにある樽が、充填位置R又はそれの上流側の位置において正常に処理されなかったことを示している。レーン管理メモリ110mの各ビットは、後述のステップS306において、レーン上の各樽1をそれぞれ次の位置に進める際にライトシフトされる。ライトシフトとは、S1、W1、W2、W3、S2、R、S3/Mについてのビットデータを右側に1つずつシフトさせ、S1,W1、W2、W3、S2、R、S3/MのビットデータをそれぞれW1、W2、W3、S2、R、S3/Mとし、S1に"0"を補充する動作である。
ステップS304では、レーンコントローラ110は、処理装置111〜114及びマーキング装置115の全てによる処理が終了したか否かを確認し、未終了の場合にはステップS301に戻って上記の処理を繰り返し、終了した場合にはステップS305に進む。
ステップS305では、レーンコントローラ110は、コンベア等の駆動機構を駆動することによりレーンに沿って各樽1をそれぞれ下流側に移動させる。具体的には、位置S1、W1、W2、W3、S2、Rにあった樽1をそれぞれ位置W1、W2、W3、S2、R、S3/Mに進めるとともに、第1搬送ライン10から樽1を第1待機位置S1に取り込み、位置S3/Mにあった樽1を第2搬送ライン20に送り出す。
ステップS306では、レーンコントローラ110は、ステップS305における樽の移動に合わせてレーン管理メモリ110mの各ビットデータを前述のライトシフトにより更新する。
ステップS307では、レーンコントローラ110は、第3待機位置/マーキング位置S3/Mに位置する樽1に対してマークを付す必要があるか否か、すなわち、位置S3/Mに移動してきた樽1が正常に処理されていない樽であるか否かをレーン管理メモリ110mを参照して判断する。具体的には、レーンコントローラ110は、レーン管理メモリ110mの最終ビット(S3/M)が"0"であるか"1"であるかを判断する。これが"1"であることは、位置S3/Mに移動してきた樽1が正常に処理されていない樽1、すなわち異常に係る樽1であることを示しているので、レーンコントローラ110は、ステップS308において、マーキング装置115に対して、当該樽1にマークを付すよう指令を送る。これに応じて、マーキング装置115は、マーカー115aにより当該樽1に対して、当該レーンを識別可能なマーク(図2)を付す。一方、レーン管理メモリ110mの最終ビット(S3/M)が"0"であることは、位置S3/Mに移動してきた樽1が正常に処理された樽1であることを示しているので、レーンコントローラ110は、ステップS301に処理を戻す(すなわち、マークは付されない)。
ステップS309では、レーンコントローラ110は、マーキングが正常に行われたか否かを、マーキング装置115から送られてくる信号に基づいて確認し、マーキングが正常に行われた場合には、ステップS310において、メインコントローラ200に対して、マーキングが正常に行われたこと或いはマーキングが完了したことを示すマーキング完了信号を送信する。一方、マーキングが正常に行われなかった場合には、レーンコントローラ110は、ステップS311において、作業者に対して、及び/又は、メインコントローラ200に対して警告を発する。この警告に従って、処理設備は手動又は自動で停止されうる。マーキングが正常に行われたか否かは、前述のように、マーキング装置115の確認センサー115bによって確認される。
図5は、メインコントローラ200による制御を示すフローチャートである。まず、ステップS501では、メインコントローラ200は、レーンコントローラ110−1、110−2・・・からのマーキング完了信号の受信要求の有無を確認し、受信要求がある場合には、そのマーキング完了信号を受信し、ステップS502に進む。一方、受信要求がない場合には、ステップS502はスキップされる。
ステップS502では、メインコントローラ200は、受信したマーキング完了信号の送信元のレーンコントローラ、すなわちマーキングが行われたレーンを特定し、当該レーンにおいてマーキングが行われたことを示すフラグをセットする。図6は、メインコントローラ200の内部に備えられた異常品管理テーブル200tである。異常管理テーブル200tは、レーン数に相当する個数のフラグと、各フラグについて、フラグがセットされてからの経過時間を示すフィールドとを有する。図6に示す例では、フラグが"1"であることは、セット状態、すなわち当該レーンを通った樽にマーキングが行われ、その後未だフラグがリセットされていないことを示している。フラグが"0"であることは、リセット状態、すなわち、当該レーンを通った樽についてマーキングが行われていないこと、又は、マーキングが行われたが、その後にフラグがリセットされたことを示している。
なお、この実施の形態では、異常が発生する頻度が低いこと、及び、説明の簡単化のために、各レーンについてのフラグを1ビット構成としているが、フラグがリセットされうる前に次の異常が発生しうる場合には、フラグを多数ビット構成として、短時間内に発生する複数の異常に対応可能にすることが望ましい。
経過時間は、不図示の計時ルーチン(例えば、タイマー割り込みにより機動される)によって随時更新されうる。ただし、経過時間は、必ずしもこのようなテーブルとして管理される必要はなく、例えば、フラグがセットされたときにタイマーを起動し、必要に応じてメインコントローラのCPUがそれを参照して得てもよい。
ステップS503では、メインコントローラ200は、マーク検出装置30からのマーク検出信号(マークを検出したことを示す信号)の受信要求があるか否かを確認し、受信要求がある場合にはそのマーク検出信号を受信し、ステップS504に進む。一方、メインコントローラ200は、マーク検出信号の受信要求がない場合には、ステップS507に処理を進める。
ステップS504では、メインコントローラ200は、マーク検出信号の受信に応答して、排斥装置40に対して、マーク検出装置30によりマークが検出された樽1、すなわち、異常に係る樽1を排斥するように指令を送る。これに応答して、排斥装置40は、マークが検出された樽1を排斥する。なお、排斥装置40は、メインコントローラ200からの指令ではなく、マーク検出装置20から直接提供されるマーク検出信号に応答して樽を排斥してもよい。
ステップS505では、排斥装置40によって排斥した樽を処理したレーンを特定する。この特定は、マーク検出装置30によって検出されたマークのパターン(図2参照)に基づいてなされる。例えば、マーク検出装置30が、樽に付されたマークのパターンに基づいて当該樽が処理されたレーンをパターンマッチングにより特定し、その結果をメインコントローラ200に提供することができる。或いは、マーク検出装置30は、マークの有無のみ判断し、撮像したマーク画像をメインコントローラ200に送信してもよい。この場合には、メインコントローラ200が画像処理により当該マーク画像に対応するレーンを特定することができる。
ステップS506では、メインコントローラ200は、異常管理テーブル200tのフラグのうちステップS505で特定したレーンのフラグをリセットする。
ステップS507では、メインコントローラ200は、異常管理テーブル200tのフラグの中に所定時間以上にわたってリセットされていないフラグがあるか否かを経過時間のフィールドを参照することにより確認する。ここで、所定時間以上にわたってリセットされていないフラグが存在することは、マークが付されたにも拘わらず排斥されていない樽があること、又は、マーキング若しくはマーク検出にエラーがあったことなど、何らかの異常が発生したことを意味する。このように、樽1にマークを付した際にフラグをセットし、当該樽1を排斥した際に当該フラグをリセットするとともに、フラグがセットされている時間を確認することにより排斥システムにおける異常を発見することができる。
ステップS507において、所定時間以上にわたってリセットされていないフラグがあると判断した場合は、メインコントローラ200は、ステップS508において、警告を発生する他、必要に応じて処理設備を自動停止させる。或いは、処理設備は、警告に応じて手動で停止されてもよい。一方、所定時間以上にわたってリセットされていないフラグがない場合には、メインコントローラ200の処理は、ステップS501に戻る。
本発明の好適な実施の形態としての処理設備の概略構成を示す図である。 8本のレーンにそれぞれ設けられた8個のマーキング装置によって付されるマークを例示的に示している。 各レーンコントローラによる対応するレーンの制御を示すフローチャートである。 レーン管理メモリを模式的に示す図である。 メインコントローラによる制御を示すフローチャートである。 メインコントローラの内部に備えられた異常品管理テーブルである。
符号の説明
1 樽(物品或いは製品)
10 第1搬送ライン
20 第2搬送ライン
30 マーク検出装置
40 排斥装置
50 第3搬送ライン(正常品ライン)
60 第4搬送ライン(異常品ライン)
110−1、100−2 レーンコントローラ
110m レーン管理メモリ
111 第1洗浄装置(処理装置)
112 第2洗浄装置(処理装置)
113 第3洗浄装置(処理装置)
114 充填装置(処理装置)
115 マーキング装置
115a マーカー
115b 確認センサー
200 メインコントローラ
200t 異常品管理テーブル
S1 第1待機位置
W1 第1洗浄位置
W2 第2洗浄位置
W3 第3洗浄位置
S2 第2待機位置
R 充填位置
m マーク
mr、mc、mi マーク(マーク要素)
S3/M 第3待機位置/マーキング位置

Claims (5)

  1. 飲食物を含む物品を処理する処理設備であって、
    複数のレーンを備え、
    前記複数のレーンの各々に、物品を処理する1又は複数の処理装置と、物品にマークを付すマーキング装置とが配置され、
    前記複数のレーンの各マーング装置は、前記処理装置において物品の処理中に異常が発生したことを示す異常発生信号に基づいて、異常が発生した時点において前記処理装置による処理対象であった物品にマークを付し、当該マークは、他のレーンのマーキング装置が付すマークと識別が可能な識別マークを含むことを特徴とする処理設備。
  2. 前記マーキング装置が物品に付すマークは、排斥用マークを含み、
    前記処理設備は、前記マーキング装置によって物品に付された排斥用マークを検出する検出装置と、
    前記検出装置によって排斥用マークが検出された物品を異常品として排斥する排斥装置と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の処理設備。
  3. 前記マーキング装置によって物品にマークが付されたことに応じてフラグをセットするセット手段と、
    前記排斥装置による排斥が実行されたことに応じて前記フラグをリセットするリセット手段と、
    前記フラグがセットされた状態が所定時間を越えた場合に警告を発する警告手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の処理設備。
  4. 前記マーキング装置は、
    物品にマークを付すマーカーと、
    前記異常発生信号の発生後に前記マーカーを通過した物品にマークが付されているか否かを確認する確認センサーと、
    前記異常発生信号が発生したにも関わらず前記確認センサーによってマークが確認されない場合に警告を発する第2警告手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の処理設備。
  5. 前記マークは、澱粉を主成分とする塗料で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の処理設備。
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