JP3771742B2 - 薬袋印字装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、錠剤や散薬、分包袋等を収納する薬袋を患者名や優先順位などの条件に基づいて印字し、振分けるための薬袋印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
この種の薬袋は、通常、印字装置においてその表面に患者名や用法、注意事項等の情報を印字された後、収納ケースに一旦収納され、その後、薬袋の内部に錠剤や分包袋等が投入される手順がとられる。
【0003】
この手順を行う薬局などの調剤作業においては、薬の調剤に対して患者別に優先順位を設けたり、印字内容の変更やプリントミス等により薬袋を再発行する場合が生じる。
このような場合、従来では、薬袋の混合を防ぐため、他の薬袋の製袋や印字を中断して対象となる薬袋だけを製袋・印字しており、作業能率を低下させていた。
【0004】
そこで、この発明は、その作業能率を向上させることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するため、薬袋に処方箋情報を印字する複数組の印字装置に制御装置から印字情報を送信して、複数組のそれぞれの印字装置で薬袋に処方箋に基づく情報を印字する薬袋印字装置において、前記複数組のそれぞれの印字装置から排出される薬袋をそれぞれ搬送して1つの搬送路に導入する搬送路と、その各印字装置から排出されて各搬送路で搬送中の薬袋が前記1つの搬送路に導入可能な待機状態を検出する複数の検出器と、前記1つの搬送路に薬袋が存在することを検出する検出器と、その1つの搬送路の搬送端末部に設けられた振分け板とを備え、前記各搬送路に設けた検出器は、薬袋を検出すると、その薬袋を一旦待機させ、前記1つの搬送路に薬袋が存在することを検出する検出器がオフの条件において、薬袋をその1の搬送路に送り出すようになっており、前記振分け板は、前記1つの搬送路からの薬袋を、その薬袋の印字情報と制御装置からの振分けの種類を決める制御モードに基づき振り分けるようになっている構成としたのである。
【0006】
【作用】
上記構成の薬袋印字装置は、複数組の印字装置に印字情報を送信してそれぞれの印字装置で薬袋に印字情報を印字して順々に送り出し、その印字された薬袋は、それぞれ検出器により待機状態が検出され、1つの搬送路に薬袋がないことが確認された後、その待機する薬袋をその1つの搬送路に導入して振分け板へと送り、その送られた薬袋を振分けの種類をきめる制御モードに基づき振分ける。
【0007】
【実施例】
図1(a)は、薬袋の製袋・印字装置に振分け装置を連結した実施例を示しており、この例では、1台の製袋装置1で製袋した薬袋Tを3台の印字装置2、3、4に分配し、その表面にそれぞれ患者名や用法等の情報を印字する。
【0008】
この印字された薬袋Tは、次に各印字装置2、3、4と連結した複数の搬送路5、6、7を介して搬出用コンベヤ8に送られ、その搬出用コンベヤ8の端部に設置した収納ケース9内に投入される。この収納ケース9の内側には、図2に示すように、そのケース内部を2つの収納部10、11に仕切る振分け板12が揺動可能に取り付けられている。この振分け板12は、中央部がリンク13を介してカム円板14に連結され、このカム円板14にこのカム円板を回転させる駆動モータM15が連結されている。また、カム円板14の周縁には、180度の対向位置に一対の切欠溝16、16が形成され、その各切欠溝16、16を検出するための近接スイッチ17、17が駆動モータ15の端面に取付けられている。
【0009】
この構造では、切欠溝16、16と近接スイッチ17、17が一致する範囲でカム円板14を回動させると、振分け板12が、図2において実線位置と鎖線位置との間を揺動し、搬出用コンベヤ8から排出される薬袋を各収納部10、11に振分けて収納する。また、各搬送路5、6、7の排出側ローラ18の外側と、搬出用コンベヤ8の排出側端部には、それぞれ薬袋の存在を検出する検出器19、20、21、22が設けられており、これら各検出器19、20、21、22の信号は、図1(b)に示すようにマイクロコンピュータ等の制御装置(CPU)23に出力される。
【0010】
一方、制御装置23は、各搬送路に設けた検出器19、20、21が薬袋を検出すると、その薬袋を一旦排出側ローラ18に噛み込んだ状態で待機させ、搬出用コンベヤ8の検出器22がオフの条件(搬出用コンベヤ8上に薬袋が存在しない状態)において、薬袋を搬出用コンベヤ8に送り出すようになっている。
【0011】
また、制御装置23には、オンラインでデータメモリ24が接続し、そのデータメモリに、各薬袋の表面に印字する患者名や用法等の印字情報が収納されており、制御装置23は、製袋装置1で製袋された薬袋が各印字装置2、3、4に分配されると、データメモリ24から各印字装置に対して薬袋に印字する情報を出力し、印字装置の動きを制御するようになっている。
【0012】
さらに、制御装置23は、振分け板12の駆動モータ15の駆動回路25と接続し、後述するように駆動モータ15の作動を制御するようになっており、また、外部入力器26が接続して、制御モードや印字装置の制御に必要な各種のデータを外部から制御装置23に直接入力できるように構成されている。
【0013】
この実施例は上記のように構成されており、次にその作用を説明する。薬袋の振分けを行なうには、先ず、制御装置23に対して、患者名別の振分けか、或いは優先順位や再発行に基づく振分けかの振分けの種類を決める制御モードを、外部入力器26を介して指令する。
【0014】
この場合、患者名別の振分けの場合は、その制御モードを指定するだけで、データメモリ24の情報に基づいて振分けが行なわれるが、優先順位や再発行に基づく振分けの場合は、制御モードと共に、優先される患者名や、優先順位、又は再発行する患者名等のデータを制御装置23に指令する。
【0015】
このように制御モードを指定した後、製袋装置1から各印字装置2、3、4に薬袋が分配されると、制御装置23からそれぞれの印字装置2、3、4に対して印字情報が出力され、薬袋の印字が行なわれる。
【0016】
印字された薬袋が、次に各搬送路5、6、7に送られ、排出側ローラ18の位置で待機すると、各検知器19、20、21から信号が制御装置23に出力される。この状態で、制御装置23においては、各々の印字装置に分配された薬袋にどのような印字情報が印字されているか特定できているので、待機位置にある薬袋とその印字情報とを判別することができる。
【0017】
このため、その印字情報と制御モードの内容に基づいて駆動モータ15を駆動し、振分け板12を揺動させて薬袋を所定の収納部10、11に収納する。なお、この場合、各検出器19、20、21のうち2つ又は3つの検出器から同時に薬袋の待機状態が出力された場合は、各薬袋に優先順位があるときはその順位通りに、また優先順位がないときは制御装置23に入力された印字情報の古い順に薬袋を搬出用コンベヤ8に送り出し、収納ケース9に振分ける。
このとき、この実施例では、収納部が2つのため、薬袋に優先順位を設けたものや再発行のものがあれば、それらの薬袋が優先的に1つの搬送路8に導入されて、その優先順位を設けた薬袋や再発行の薬袋が、例えば、振分け板12が鎖線状態になって一方の収納部10に送り込まれ、振分け板12が実線状態における他方の収納部11に送り込まれる他の薬袋と区別して振り分けられる。
【0018】
このように制御装置23によって搬送される薬袋と印字情報が正確に特定され、それに基づいて振分け板12の動きが制御されるため、薬袋が優先順位などの条件に応じて確実に振分けて収納することができる。
【0019】
なお、上記の実施例では、薬袋の振分け方向を2方向としたが、3方向以上に振分けるようにしてもよい。また、薬袋と同時に処方せんを印字装置と搬送路に流し、薬袋と同様に振分けるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
この発明の薬袋印字装置は、複数の印字装置で薬袋に印字して順々に送り出し、その薬袋を優先順位等に基づき振分けるようにしたから、薬袋の印字・振り分け作業が大きく効率化されるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例の全体構造図、(b)はその制御構造を示すブロック図
【図2】同上の要部の拡大図
【図3】振分け板とその駆動部を示す斜視図
【符号の説明】
2、3、4 印字装置
5、6、7 搬送路
8 搬出用コンベヤ
9 収納ケース
12 振分け板
14 カム円板
15 駆動モータ
19、20、21、22 検出器
23 制御装置
24 データメモリ
Claims (1)
- 薬袋(T)に処方箋情報を印字する複数組の印字装置(2、3、4)に制御装置(23)から印字情報を送信して、複数組のそれぞれの印字装置(2、3、4)で薬袋(T)に処方箋に基づく情報を印字する薬袋印字装置において、
上記複数組のそれぞれの印字装置(2、3、4)から排出される薬袋(T)をそれぞれ搬送して1つの搬送路(8)に導入する各搬送路(5、6、7)と、その各印字装置(2、3、4)から排出されて各搬送路(5、6、7)で搬送中の薬袋(T)が前記1つの搬送路(8)に導入可能な待機状態を検出する複数の検出器(19、20、21)と、上記1つの搬送路(8)に薬袋(T)が存在することを検出する検出器(22)と、その1つの搬送路(8)の搬送端末部に設けられた前記薬袋(T)の振分け板(12)とを備え、
上記各搬送路(5、6、7)に設けた検出器(19、20、21)は、薬袋(T)を検出すると、その薬袋(T)を一旦待機させ、上記1つの搬送路(8)に薬袋(T)が存在することを検出する検出器(22)がオフの条件において、薬袋(T)をその1つの搬送路(8)に送り出すようになっており、
上記振分け板(12)は、上記1つの搬送路(8)からの薬袋(T)を、その薬袋(T)の印字情報と上記制御装置(23)からの振分けの種類を決める制御モードに基づき振り分けるようになっている薬袋印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09664699A JP3771742B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 薬袋印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09664699A JP3771742B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 薬袋印字装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15067197A Division JP2963415B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 薬袋の振分け装置 |
Publications (2)
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JPH11314620A JPH11314620A (ja) | 1999-11-16 |
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Family
ID=14170603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09664699A Expired - Lifetime JP3771742B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 薬袋印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3771742B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI225836B (en) | 2002-02-20 | 2005-01-01 | Sanyo Electric Co | Medicine supply apparatus |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP09664699A patent/JP3771742B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11314620A (ja) | 1999-11-16 |
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