JP2005019911A - 工程進捗管理システムおよび半導体装置の製造方法 - Google Patents

工程進捗管理システムおよび半導体装置の製造方法 Download PDF

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和典 根本
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Abstract

【課題】半導体装置などの複数の処理工程を有する自動化された製造ラインにおいて、通信不良による不具合を解消し、サイクルタイムを短縮しスループットを向上することができる工程進捗管理技術を提供する。
【解決手段】被処理物に対して加工処理を行う処理装置10と、前記被処理物を一時的に保管するストッカ11と、処理装置10とストッカ11との間で前記被処理物を搬送する搬送装置12と、処理装置10・ストッカ11・搬送装置12を制御するホストコンピュータ13などからなり、処理装置10へ前記被処理物が搬送された時刻から、想定処理時間に基づきあらかじめ設定された時間が経過するまでに、処理装置10からストッカ11へ前記被処理物が搬送されていないことが確認された場合、処理装置10からストッカ11へ前記被処理物を搬送することを、ホストコンピュータ13または搬送装置12に対して指示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工程進捗管理システムおよび半導体装置の製造方法に関し、特に半導体装置などの複数の処理工程を有する自動化された製造ラインにおける被処理物の搬送制御に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、本発明者が検討した技術として、半導体装置などの複数の処理工程を有する自動化された製造ラインにおいては、以下の技術が考えられる。
【0003】
すなわち、半導体装置などの工業製品の製造過程において、ウェハなどの被処理物を処理装置で処理する場合、製造ラインの進捗を管理するホストコンピュータが、ストックから被処理物を取り出すよう指示を出し、同時に搬送装置に被処理物の搬送指示を出し、被処理物を指定の処理装置に搬送する。そして、ホストコンピュータの指示により適切な処理条件を探索し、搬送された被処理物は直ちに処理される。処理終了後、処理装置は速やかに処理終了報告をホストコンピュータに知らせる。ホストコンピュータは処理装置からの処理終了報告を受け取り、被処理物を処理装置から取り除きストッカに戻すよう搬送装置に指示を出し、被処理物はストッカへと搬送される。そして、被処理物は、ストッカにおいて一時的に保管され、次工程の処理時に再び取り出される。
【0004】
また、通信不能時に自動的に工程進捗管理を行う技術として、工程処理ブロック内に装置制御コントローラを設け、通信不能時に当該装置制御コントローラが内部の制御プログラムに従い自動的に進捗管理を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−315107号公報(第3−6頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のような工程進捗管理の技術について、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
【0007】
ホストコンピュータと処理装置との間がオンラインで接続されていても、通信不良(不適切な通信タイミングなど)により、処理装置において被処理物の処理が終了しているにもかかわらず、処理終了報告が処理装置からホストコンピュータへ適切に伝達されないため、被処理物が処理装置に仕掛かったまま次工程へ搬送されない(ストッカに被処理物を戻せない)という不具合が発生する場合がある。この不具合は、処理装置は処理終了と認識しているが、その認識がホストコンピュータに適切に伝わっていないために起きるものである。この不具合のため、無駄な待ち時間が発生し、サイクルタイムおよびスループットに影響を及ぼす。
【0008】
また、前記特許文献1に記載された技術は、工程処理ブロック内に別途、装置制御コントローラを設ける必要があり不便である。
【0009】
そこで、本発明の目的は、半導体装置などの複数の処理工程を有する自動化された製造ラインにおいて、通信不良などにより被処理物が処理装置に仕掛かったまま次工程へ搬送されないという不具合を解消し、サイクルタイムを短縮しスループットを向上することができる工程進捗管理技術を提供するものである。
【0010】
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0012】
すなわち、本発明による工程進捗管理システムは、半導体装置などの複数の処理工程を有する自動化された製造ラインにおいて、被処理物(ウェハ、複数のウェハからなるロットなど)に対して加工処理を行う処理装置と、前記被処理物を一時的に保管するストッカと、前記処理装置と前記ストッカとの間で前記被処理物を搬送する搬送装置と、前記処理装置・前記ストッカ・前記搬送装置を制御するホストコンピュータなどからなり、前記処理装置へ前記被処理物が搬送された時刻から、想定処理時間に基づきあらかじめ設定された時間が経過するまでに、前記処理装置から前記ストッカへ前記被処理物が搬送されていないことが確認された場合、前記処理装置から前記ストッカへ前記被処理物を搬送することを、前記ホストコンピュータまたは前記搬送装置に対して指示するものである。
【0013】
また、前記処理装置へ前記被処理物が搬送された時刻から、あらかじめ設定された時間が経過するまでに、前記ホストコンピュータが前記処理装置から処理終了報告を受信していないことが確認された場合、前記処理装置から前記ストッカへ前記被処理物を搬送することを、前記ホストコンピュータまたは前記搬送装置に対して指示するものである。
【0014】
また、前記設定時間が経過するまでに、前記処理装置から前記ストッカへ前記被処理物が搬送されていないことが確認された場合、または、前記ホストコンピュータが前記処理装置から処理終了報告を受信していないことが確認された場合は、異常発生のアラームを発信してオペレータに知らせるものである。
【0015】
また、前記処理装置に備えられた荷重センサ等を利用して前記被処理物が搬送されたか否かを検知するものである。
【0016】
また、本発明による半導体装置の製造方法は、前記工程進捗管理システムを使用するものである。
【0017】
よって、前記工程進捗管理システムおよび前記半導体装置の製造方法によれば、ホストコンピュータと処理装置との間で通信不良があった場合であっても、処理終了後、速やかに次の被処理物を処理することができるため、処理装置のサイクルタイム短縮およびスループット向上が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の工程進捗管理システムの構成を示す概略構成図、図2は本実施の形態1の工程進捗管理システムにおいて、正常時のシーケンスを示す図、図3〜図5は本実施の形態1の工程進捗管理システムにおいて、異常時のシーケンスを示す図である。
【0020】
まず、図1により、本実施の形態1の工程進捗管理システムの構成の一例を説明する。本実施の形態1の工程進捗管理システムは、例えば半導体装置などの複数の処理工程を有する自動化された製造ラインにおいて各工程の進捗を管理するシステムであって、処理装置10と、ストッカ11と、搬送装置12と、ホストコンピュータ13などから構成され、それぞれが通信ネットワーク14に接続されている。
【0021】
処理装置10は、半導体装置などの工業製品の製造過程において、被処理物(ウェハ、または複数のウェハからなるロットなど)に対して加工処理を行う装置である。処理装置10には、被処理物の受け入れ口であるロードポートが装備されており、当該ロードポートには被処理物が搭載されているか否かを検知することができるよう例えば荷重センサ等の機能が備えられている。図1では、処理装置10は1つしか示されていないが、実際には、複数の処理装置10が通信ネットワーク14に接続されている。
【0022】
ストッカ11は、ある処理工程から次の処理工程へ行くまでの間、被処理物を一時的に保管するものである。図1では、ストッカ11は1つしか示されていないが、複数のストッカ11が通信ネットワーク14に接続されていてもよい。
【0023】
搬送装置12は、ストッカ11から処理装置10へ、または処理装置10からストッカ11へ被処理物を搬送する装置である。図1では、搬送装置12は1つしか示されていないが、複数の搬送装置12が通信ネットワーク14に接続されていてもよい。
【0024】
ホストコンピュータ13は、製造ラインの工程進捗管理を行い、通信ネットワーク14を介して処理装置10、ストッカ11、搬送装置12などを制御するコンピュータである。
【0025】
さらに、本実施の形態1の工程進捗管理システムは、ストッカ11から処理装置10へ被処理物が搬送された時刻を記憶する第1の記憶部(第1の手段)15と、処理装置10における被処理物の想定処理時間に基づきあらかじめ設定された時間を記憶する第2の記憶部(第2の手段)16と、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された時間が経過するまでに処理装置10からストッカ11へ被処理物が搬送されたか否かを確認する第1の確認部(第3の手段)17と、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された時間が経過するまでに処理装置10からストッカ11へ被処理物が搬送されていないことが第1の確認部17において確認された場合、処理装置10からストッカ11へ被処理物を搬送することをホストコンピュータ13または処理装置10に対して指示する第1の指示部18と、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された時間が経過するまでに処理装置10からストッカ11へ被処理物が搬送されていないことが第1の確認部17において確認された場合、異常発生のアラームを発信する第1のアラーム発信部19と、を備えている。第1の記憶部15、第2の記憶部16、第1の確認部17、第1の指示部18および第1のアラーム発信部19は、ホストコンピュータ13、処理装置10もしくは処理装置10内のロードポートまたはそれらの外部に設けられている。図1では、ホストコンピュータ13内に設けられている場合を実線で示し、処理装置10内に設けられている場合を破線で示している。
【0026】
次に、本実施の形態1の工程進捗管理システムの動作を説明する。
【0027】
まず、図2により、本実施の形態1の工程進捗管理システムの正常時のシーケンスを説明する。通信不良などが発生せずに工程進捗管理システムが正常に動作しているときは、以下のように動作する。
【0028】
すなわち、処理装置10において処理の着工が可能となった時、処理装置10はホストコンピュータ13に対して処理着工可能の信号を送信する。ホストコンピュータ13は処理着工可能の信号を受けて、ストッカ11に対して被処理物の出庫を指示し、搬送装置12に対して被処理物の搬送を指示する。ストッカ11は被処理物出庫指示を受けて、搬送装置12に対して被処理物の出庫を行う。搬送装置12は被処理物搬送指示を受けて、ストッカ11から処理装置10へ被処理物の搬送を行う。処理装置10は被処理物が搬送されて来たら、被処理物に対して処理を行う。処理が終了したら、処理装置10はホストコンピュータ13に対して処理終了報告を送信する。ホストコンピュータ13は処理終了報告を受けて、搬送装置12に対して被処理物の撤去(搬送)を指示する。搬送装置12は被処理物撤去指示を受けて、処理装置10からストッカ11へ被処理物を搬送する。搬送装置12は被処理物をストッカ11まで搬送したら、ストッカ11へ被処理物を返却する。そして、被処理物はストッカ11において一時的に保管され、次工程の処理時に再び取り出される。
【0029】
次に図3により、通信不良などにより異常が発生した場合のシーケンスを説明する。図3は、第1の記憶部15、第2の記憶部16、第1の確認部17および第1の指示部18などがホストコンピュータ13内に設けられている場合を示す(図1の実線部分参照)。
【0030】
通信不良などにより、処理装置10において被処理物の処理が終了したにもかかわらず、ホストコンピュータ13が処理終了報告を受信していなかった場合は、以下のように動作する。
【0031】
あらかじめ、処理装置10における被処理物の想定処理時間に基づき設定された時間を第2の記憶部16に記憶させておく。設定時間は、固定値であってもよく(例えば2時間)、また、(規定の処理時間)×(1+安全係数)などとしてもよい。
【0032】
搬送装置12が、ストッカ11から処理装置10へ被処理物の搬送を行うまでは、図2に示した前記正常時のシーケンスと同じである。
【0033】
ストッカ11から処理装置10へ被処理物の搬送が行われたら、第1の記憶部15にその時の時刻を記憶させる。そして同時に、処理装置10は、被処理物に対して処理を行う。処理装置10は処理が終了したら、ホストコンピュータ13に対して処理終了報告を送信する。この時、不適切な通信タイミングなどによる通信不良が原因で処理終了報告がホストコンピュータ13に伝達されなかった場合、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された一定時間が経過するまでに、処理装置10からストッカ11へ被処理物が搬送されていないことが第1の確認部17において確認されたら、処理装置10からストッカ11へ被処理物を搬送することを、第1の指示部18が搬送装置12に対して指示する(被処理物撤去指示)。ただし、被処理物の処理途中で処理装置10に不具合が起こった場合は、この対象ではない。第1の確認部17における搬送の確認は、処理装置10に備えられた荷重センサなどを利用して搬送されたか否かの検知を行う。
【0034】
搬送装置12は被処理物撤去指示を受けて、処理装置10からストッカ11へ被処理物を搬送する(被処理物撤去)。被処理物をストッカ11まで搬送したら、搬送装置12は被処理物をストッカ11へ返却する。そして、被処理物はストッカ11において一時的に保管され、次工程の処理時に再び取り出される。
【0035】
次に図4により、異常時のシーケンスとして、第1の記憶部15、第2の記憶部16、第1の確認部17および第1の指示部18などが処理装置10内に設けられている場合について説明する(図1の破線部分参照)。
【0036】
あらかじめ、処理装置10における被処理物の想定処理時間やストッカ返却までに必要な時間などに基づき設定された時間を第2の記憶部16に記憶させておく。
【0037】
ストッカ11から処理装置10への被処理物の搬送を搬送装置12が行うまでは、図2に示した前記正常時のシーケンスと同じである。また、処理装置10が処理を終了した後、ホストコンピュータ13に対して処理終了報告を送信するところまでは、図3に示した前記異常時のシーケンスと同じである。
【0038】
不適切な通信タイミングなどによる通信不良が原因で処理終了報告がホストコンピュータ13に伝達されなかった場合、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された一定時間が経過するまでに、処理装置10からストッカ11へ被処理物が搬送されていないことが第1の確認部17において確認されたら、第1の指示部18は、処理装置10からストッカ11へ被処理物を搬送することを、ホストコンピュータ13に対して依頼(被処理物撤去依頼)、または搬送装置12に対して指示する(被処理物撤去指示)。このホストコンピュータ13に対しての被処理物撤去依頼は、処理終了報告の再送により行ってもよい。
【0039】
ホストコンピュータ13は、第1の指示部18からの被処理物撤去依頼(指示)を受けて、搬送装置12に対して被処理物の撤去を指示する。また、搬送装置12は、第1の指示部18からの被処理物撤去指示またはホストコンピュータ13からの被処理物撤去指示を受けて、処理装置10からストッカ11へ被処理物を搬送する。その後のシーケンスは、図2および図3と同じである。
【0040】
また、被処理物の受け入れ口であるロードポートが処理装置10内に備えられている場合、ホストコンピュータ13と処理装置10内のコントローラとの通信は、ロードポートを経由して実行される。処理装置10が処理の終了を認識し、ロードポートまでは処理終了報告が伝達されている場合、ロードポートが処理終了報告を受信した後、一定時間経過してもロードポートから被処理物が離脱されていないときは、ロードポートがホストコンピュータ13に対して処理終了報告を再送してもよい。
【0041】
次に図5により、通信不良などにより異常が発生した場合、アラームを発信しオペレータに知らせるシーケンスを説明する。
【0042】
ストッカ11から処理装置10への被処理物の搬送を搬送装置12が行うまでは、図2に示した正常時のシーケンスと同じである。また、処理装置10が処理を終了した後、ホストコンピュータ13に対して処理終了報告を送信するところまでは図3に示した異常時のシーケンスと同じである。
【0043】
不適切な通信タイミングなどによる通信不良が原因で処理終了報告がホストコンピュータ13に伝達されなかった場合、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された一定時間が経過するまでに、処理装置10からストッカ11へ被処理物が搬送されていないことが第1の確認部17において確認されたら、第1のアラーム発信部19は、処理装置10またはオペレータに対してアラームメッセージを送信する。処理装置10はアラームメッセージを受信したらブザーや回転灯(パトランプ)でオペレータに異常を知らせる。これにより、オペレータは、異常発生を直ちに認識することができ、迅速な対応をとることが可能となる。
【0044】
したがって、本実施の形態1の工程進捗管理システムによれば、処理装置10へ被処理物が搬送されてから一定時間経過後、処理装置10からストッカ11へ被処理物が搬送されない場合は、搬送の指示をすることにより、通信不良などにより処理装置10における処理の終了をホストコンピュータ13が認識できないといった不具合が解消されるため、被処理物は速やかにストッカ11に戻され、次の工程に搬送される。そのため、無駄な待ち時間を削除することができ、サイクルタイムの短縮を図ることができる。さらに、処理が終了した被処理物が処理装置10上に置きっ放しにされることがなく、処理終了後直ちに次の被処理物につき処理を実行することができるため、処理装置10のスループットの改善にも効果がある。
【0045】
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2である工程進捗管理システムの構成を示す概略構成図、図7は本実施の形態2の工程進捗管理システムの異常時のシーケンスを示す図である。
【0046】
まず図6により、本実施の形態2の工程進捗管理システムの構成の一例を説明する。本実施の形態2の工程進捗管理システムの基本的な構成は、図1に示した前記実施の形態1の基本構成と同じである。
【0047】
異なる点は、第1の確認部(第3の手段)17に代えて第2の確認部(第4の手段)27があり、第1の指示部18に代えて第2の指示部28があり、第1のアラーム発信部19に代えて第2のアラーム発信部29があることである。
【0048】
第2の確認部27は、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された時間が経過するまでに、ホストコンピュータ13が処理装置10から処理終了報告を受信したか否かを確認するものである。また、ホストコンピュータ13が処理装置10から処理終了報告を受信していないことが確認された場合、処理終了報告をホストコンピュータ13へ送信することを処理装置10に対して促すものである。
【0049】
第2の指示部28は、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された時間が経過するまでに、ホストコンピュータ13が処理装置10から処理終了報告を受信していないことが第2の確認部27において確認された場合、処理装置10からストッカ11へ被処理物を搬送することをホストコンピュータ13または処理装置10に対して指示するものである。
【0050】
第2のアラーム発信部29は、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された時間が経過するまでに、ホストコンピュータ13が処理装置10から処理終了報告を受信していないことが第2の確認部27において確認された場合、異常発生のアラームを発信するものである。
【0051】
第2の確認部27、第2の指示部28および第2のアラーム発信部29は、ホストコンピュータ13、処理装置10もしくは処理装置10内のロードポートまたはそれらの外部に設けられている。図6では、ホストコンピュータ13内に設けられている場合を実線で示し、処理装置10内に設けられている場合を破線で示している。
【0052】
次に、本実施の形態2である工程進捗管理システムの動作を説明する。まず、本実施の形態2の工程進捗管理システムの正常時のシーケンスは図2と同じである。
【0053】
次に図7により、通信不良などにより異常が発生した場合のシーケンスを説明する。通信不良などにより、処理装置10において被処理物の処理が終了したにもかかわらず、ホストコンピュータ13が処理終了報告を受信していなかった場合は、以下のように動作する。
【0054】
処理装置10が処理を終了した後、ホストコンピュータ13に対して処理終了報告を送信するところまでは前記実施の形態1の図3と同じである。
【0055】
不適切な通信タイミングなどによる通信不良が原因で処理終了報告がホストコンピュータ13に伝達されなかった場合、第1の記憶部15に記憶された搬送時刻から第2の記憶部16に記憶された設定時間が経過するまでに、ホストコンピュータ13が処理装置10から処理終了報告を受信していないことが第2の確認部27において確認されたら、第2の確認部27は、処理終了報告をホストコンピュータ13へ送信することを処理装置10に対して促す。例えば、ホストコンピュータ13から処理装置10へ終了確認の信号を送信する。終了確認を受けて、処理装置10は処理終了報告を再送する。処理終了報告(再送)を受けて、ホストコンピュータ13は、搬送装置12に対して被処理物の撤去を指示する。その後のシーケンスは、前記実施の形態1の図2および図3と同じである。
【0056】
また、処理終了報告をホストコンピュータ13へ送信することを処理装置10に対して促す代わりに、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された一定時間が経過するまでに、ホストコンピュータ13が処理装置10から処理終了報告を受信していないことが第2の確認部27において確認された場合、第2の指示部28は、処理装置10からストッカ11へ被処理物を搬送することをホストコンピュータ13または搬送装置12に対して指示する。この時、ホストコンピュータ13への指示は、処理装置10が送信する処理終了報告により、行ってもよい。その後のシーケンスは、前記実施の形態1の図3および図4と同じである。
【0057】
また、第1の記憶部15に記憶された時刻から第2の記憶部16に記憶された一定時間が経過するまでに、ホストコンピュータ13が処理装置10から処理終了報告を受信していないことが第2の確認部27において確認された場合、第2のアラーム発信部29は、処理装置10またはオペレータに対してアラームメッセージを送信する。その後のシーケンスは、前記実施の形態1の図5などと同じである。
【0058】
したがって、本実施の形態2の工程進捗管理システムによれば、処理装置10へ被処理物が搬送されてから一定時間経過後、ホストコンピュータ13が処理装置10から処理終了報告を受信しない場合は、搬送の指示をすることにより、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0059】
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0060】
例えば、前記実施の形態においては、半導体装置の製造ラインに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、薄膜製品など他の工業製品の製造ラインについても適用可能である。
【0061】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0062】
すなわち、ホストコンピュータと処理装置との間で通信不良があった場合であっても、処理終了後、速やかに次の被処理物を処理することができるため、処理装置のサイクルタイム短縮およびスループット向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である工程進捗管理システムの構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1である工程進捗管理システムにおいて、正常時のシーケンスを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1である工程進捗管理システムにおいて、異常時のシーケンスを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1である工程進捗管理システムにおいて、異常時のシーケンスを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1である工程進捗管理システムにおいて、異常時のシーケンスを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2である工程進捗管理システムの構成を示す概略構成図である。
【図7】本発明の実施の形態2である工程進捗管理システムにおいて、異常時のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
10 処理装置
11 ストッカ
12 搬送装置
13 ホストコンピュータ
14 通信ネットワーク
15 第1の記憶部(第1の手段)
16 第2の記憶部(第2の手段)
17 第1の確認部(第3の手段)
18 第1の指示部
19 第1のアラーム発信部
27 第2の確認部(第4の手段)
28 第2の指示部
29 第2のアラーム発信部

Claims (10)

  1. 複数の処理工程を有する自動化された製造ラインにおいて、
    被処理物に対して加工処理を行う処理装置と、
    前記被処理物を一時的に保管するストッカと、
    前記処理装置と前記ストッカとの間で前記被処理物を搬送する搬送装置と、
    前記処理装置、前記ストッカおよび前記搬送装置を制御するホストコンピュータと、
    前記ストッカから前記処理装置へ前記被処理物が搬送された時刻を記憶する第1の手段と、
    前記処理装置における前記被処理物の想定処理時間に基づきあらかじめ設定された時間を記憶する第2の手段と、
    前記第1の手段に記憶された時刻から前記第2の手段に記憶された時間が経過するまでに、前記処理装置から前記ストッカへ前記被処理物が搬送されたか否かを確認する第3の手段と、を有することを特徴とする工程進捗管理システム。
  2. 請求項1記載の工程進捗管理システムであって、
    前記第3の手段において、前記第1の手段に記憶された時刻から前記第2の手段に記憶された時間が経過するまでに、前記処理装置から前記ストッカへ前記被処理物が搬送されていないことが確認された場合、前記処理装置から前記ストッカへ前記被処理物を搬送することを、前記ホストコンピュータまたは前記搬送装置に対して指示する手段をさらに有することを特徴とする工程進捗管理システム。
  3. 請求項1または2記載の工程進捗管理システムであって、
    前記第3の手段において、前記第1の手段に記憶された時刻から前記第2の手段に記憶された時間が経過するまでに、前記処理装置から前記ストッカへ前記被処理物が搬送されていないことが確認された場合、異常発生のアラームを発信する手段をさらに有することを特徴とする工程進捗管理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の工程進捗管理システムであって、
    前記第3の手段における確認は、前記処理装置に備えられた荷重センサを利用して前記被処理物が搬送されたか否かを検知することを特徴とする工程進捗管理システム。
  5. 複数の処理工程を有する自動化された製造ラインにおいて、
    被処理物に対して加工処理を行う処理装置と、
    前記被処理物を一時的に保管するストッカと、
    前記処理装置と前記ストッカとの間で前記被処理物を搬送する搬送装置と、
    前記処理装置、前記ストッカおよび前記搬送装置を制御するホストコンピュータと、
    前記ストッカから前記処理装置へ前記被処理物が搬送された時刻を記憶する第1の手段と、
    前記処理装置における前記被処理物の想定処理時間に基づきあらかじめ設定された時間を記憶する第2の手段と、
    前記第1の手段に記憶された時刻から前記第2の手段に記憶された時間が経過するまでに、前記ホストコンピュータが前記処理装置から処理終了報告を受信したか否かを確認する第4の手段と、を有することを特徴とする工程進捗管理システム。
  6. 請求項5記載の工程進捗管理システムであって、
    前記第4の手段において、前記第1の手段に記憶された時刻から前記第2の手段に記憶された時間が経過するまでに、前記ホストコンピュータが前記処理装置から処理終了報告を受信していないことが確認された場合、前記処理終了報告を前記ホストコンピュータへ送信することを前記処理装置に対して促すことを特徴とする工程進捗管理システム。
  7. 請求項5記載の工程進捗管理システムであって、
    前記第4の手段において、前記第1の手段に記憶された時刻から前記第2の手段に記憶された時間が経過するまでに、前記ホストコンピュータが前記処理装置から前記処理終了報告を受信していないことが確認された場合、前記処理装置から前記ストッカへ前記被処理物を搬送することを、前記ホストコンピュータまたは前記搬送装置に対して指示する手段をさらに有することを特徴とする工程進捗管理システム。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の工程進捗管理システムであって、
    前記第4の手段において、前記第1の手段に記憶された時刻から前記第2の手段に記憶された時間が経過するまでに、前記ホストコンピュータが前記処理装置から前記処理終了報告を受信していないことが確認された場合、異常発生のアラームを発信する手段をさらに有することを特徴とする工程進捗管理システム。
  9. 請求項2、3、4、7または8記載の工程進捗管理システムであって、
    前記ホストコンピュータに対する前記処理装置から前記ストッカへの搬送指示は、前記処理装置が送信する前記処理終了報告により行われることを特徴とする工程進捗管理システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の工程進捗管理システムを使用することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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