JP4459345B2 - 曲げ加工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばアルミニウム製の形材や鋼管材などの金属製のワークに適用される曲げ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、金属製ワークを曲げ加工する方法、例えば押し通し式曲げ加工方法では、図5の実線で示すように、ワークWをワークフィーダ(図示せず)により、固定金型51におけるワーク導通孔52ならびに固定金型51の前方に配備されたジャイロ金型53におけるワーク導通孔54にそれぞれ強制導通させる一方、ジャイロ金型53による転向・変位・回転動作により前記固定金型51を支点にしてワークWに対して曲げ力を付勢するようになっている。
【0003】
例えばワークWを、その長手方向(軸線X方向)で湾曲させる場合、上述したワークWの強制導通を行いながら、前記ジャイロ金型53を、まず図5の実線状態から鎖線で示すように、ワークWの軸線Xと直交方向へ変位させるとともに、僅かに回転変位させた後、さらにジャイロ金型53を図6に示すように回転制御することにより、ワークWを所定の曲率で湾曲させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記曲げ加工時におけるワークWには、前記強制導通のためにジャイロ金型53から後方にかけて、全体に矢印Pで示す方向の圧縮力が付与されている。
【0005】
ところが、従来、ジャイロ金型53の回転中心Qが図6に示すように、ワークWの軸線X上に設定されているので、ジャイロ金型53を、例えば上記回転中心Qを中心にして反時計方向へ回転変位させて、ワークWに曲げ力を付与したときに、ワークWの曲げ内側面Wbとの接触部位が図6に鎖線位置から実線位置に変位する。つまり、このジャイロ金型53におけるワークWの曲げ内側面Wbとの接触部位が圧縮方向Pに抗する方向(矢印b方向)へ僅かに摺動変位することになり、このときの摺動抵抗のために、ワークW、とくにその曲げ内側面Wbにしわなどが発生しやすいといった問題がある。
【0006】
この発明は、上記問題を解決するためになされたもので、ワークに曲げ力を付与する際、ワークにしわなどが発生するのを有効に防止できる曲げ加工方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、固定金型におけるワーク導通孔ならびに固定金型の前方のジャイロ金型におけるワーク導通孔に金属製のワークWをそれぞれ強制導通し、この強制導通と、ジャイロ金型の転向・変位・回転動作との協働作用により、ワークWに曲げ力を付与する曲げ加工方法において、ワークWに曲げ力を付与する際、ジャイロ金型の回転中心をワークの軸線よりも曲げ方向内側に設定してジャイロ金型を回転変位させることを特徴とする曲げ加工方法によって解決される。
【0008】
この発明によれば、ジャイロ金型の回転中心が、ワークの軸線よりも曲げ方向内側に設定されているので、ワークに曲げ力を付与するために、ジャイロ金型を回転させた際には、ワークの曲げ内側面との接触側がワークの圧縮方向に抗するように摺動するのが抑制され、逆にワークの曲げ外側面との接触部位が前方へ大きく変位してワークに引張力を付与することになる。このため、ワークに対する圧縮力が緩和され、ワークの内側面にしわが生じるのが抑制される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、この発明に実施形態にかかる曲げ加工方法が適用される押し通し式曲げ加工装置を示す断面図である。ここでは、図2に示すように、アルミニウムもしくはアルミニウム合金などからなる角筒形の金属パイプを曲げ加工の対象ワークWとしている。
【0011】
図1に示す押し通し式曲げ加工装置は、ワーク導通孔2を有する固定金型1と、同じくワーク導通孔4を有し、固定金型1の前方に配備されて、転向・変位・回転可能に支持されたジャイロ金型3と、ワークW内に圧入されるマンドレル5と、固定金型1の後方へ配備され、ワークWを固定金型1のワーク導通孔2に強制導通させる押し金などによるワークフィーダFとを備えている。
【0012】
固定金型1は、ワーク導通孔2に導通させたワークWに曲げ力を付与する際の支点となるものである。ワーク導通孔2は、ワークWの横断面形状に合わせて正面形状が方形で前後方向へ貫通して形成されたものである。
【0013】
ジャイロ金型3は、ワークWに曲げ力を付与する際の作用点となるものである。そのジャイロ金型3のワーク導通孔4は、ワークWの横断面形状に合わせて正面形状が方形で前後方向へ貫通して形成されたものである。
【0014】
このジャイロ金型3は、この実施形態では、ワークWに曲げ力を付与する際の回転中心(図4)QがワークWの曲げ内側面Wbとの接触部位に設定されている。なお、回転中心Qは、ワーク軸線Xよりも曲げ方向内側に設定されていればよい。
【0015】
なお、マンドレル5は、ワーク曲げ加工時における横断面形状での歪み変形やしわの発生を抑制するために、上記ワークW内の所定位置まで挿入されたもので、その後端面には、マンドレル位置決め用のロッド6が突設されている。
【0016】
つぎに、上記装置を利用してワークWを曲げ加工する方法について説明する。
【0017】
まず、ワークフィーダFによりワークWを、図1に示すように、固定金型1のワーク導通孔2ならびにジャイロ金型3のワーク導通孔4に導通させる。そして、ワークWに対する曲げ加工するにあたり、外周面5aに潤滑油を塗布したマンドレル5を上記ワークW内に挿入し、固定金型1のワーク導通孔2との対応位置で静止させる。
【0018】
この状態で、ワークWを、例えば長手方向(軸線X方向)で湾曲させる場合、ワークWの強制導通を行いながら、前記ジャイロ金型3を、まず図3の実線位置から鎖線位置までのように、ワークWの軸線Xと直交方向へ変位させるとともに、僅かに回転変位させた後、さらにジャイロ金型3を図4に示すように、回転中心Qを中心にして、反時計方向へ回転制御することにより、ワークWを所定の曲率で湾曲させることができる。
【0019】
この時、前記ジャイロ金型3の回転中心QをワークWの曲げ内側面Wbとの接触部位に設定してあるので、ワークWに曲げ力を付与したときに、ジャイロ金型3におけるワークWの曲げ内側面Wbとの接触部位が圧縮方向に抗する方向へ摺動しない。一方、ワークWの曲げ外側面Waとの接触部位が前方へ変位(初期位置に対する変位量L)してワークWに引張力Tを付与することになる。このため、ワークWに対する圧縮力が緩和され、ワークWの内側面にしわが生じるのが抑制され、ワークWの歩留りを高めることができる。
【0020】
この実施形態では、図2におけるワークWの横断面での縦寸法Vが40mm、横寸法Hが40mm、肉厚tが2mmに設定され、図4におけるジャイロ金型3の初期位置からの軸線X方向の変位量Lは、20mmに設定されている。
【0021】
なお、曲げ対象ワークWは、角筒に限らず、円筒形などの他の横断面形状を有する筒形パイプであってもよく、また、中実材であってもよい。
【0022】
また、上記曲げ加工は、この実施形態で適用した押し通し式のものに限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明は、固定金型の前方に配備されて、ワークに曲げ力を付与するジャイロ金型の回転中心を、ワークの軸線よりも曲げ方向内側に設定したことにより、ワークに曲げ力を付与したときに、ジャイロ金型におけるワークの曲げ内側面との接触部位が圧縮方向に抗するように摺動してさらに圧縮力が加わるのが抑制される反面、ワークの曲げ外側面との接触部位が前方へ変位してワークに引張力が付与され、したがって、ワークに対する圧縮力が緩和され、ワークの内側面にしわが生じるのを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に実施形態にかかる曲げ加工方法が適用される押し通し式曲げ加工装置を示す断面図である。
【図2】この実施形態で使用する曲げ加工対象としてのワークを示す斜視図である。
【図3】同じく曲げ加工方法によるジャイロ金型の初期曲げ動作の説明図である。
【図4】同じく曲げ加工方法によるジャイロ金型の回転曲げ動作の説明図である。
【図5】従来の曲げ加工方法によるジャイロ金型初期曲げ動作の説明図である。
【図6】従来の曲げ加工方法によるジャイロ金型の回転曲げ動作の説明図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・固定金型
2・・・・・・・・・固定金型のワーク導通孔
3・・・・・・・・・ジャイロ金型
4・・・・・・・・・ジャイロ金型のワーク導通孔
Q・・・・・・・・・ジャイロの回転中心
W・・・・・・・・・ワーク
Wb・・・・・・・・ワークの曲げ内側面
X・・・・・・・・・軸線

Claims (1)

  1. 固定金型におけるワーク導通孔ならびに固定金型の前方のジャイロ金型におけるワーク導通孔に金属製のワークをそれぞれ強制導通し、この強制導通と、ジャイロ金型の転向・変位・回転動作との協働作用により、ワークに曲げ力を付与する曲げ加工方法において、
    ワークに曲げ力を付与する際、ジャイロ金型の回転中心をワークの曲げ内側面との接触部位に設定してジャイロ金型を回転変位させることを特徴とする曲げ加工方法。
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