JP4458466B2 - プラグインアダプタ - Google Patents
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Description
本発明は、表面側に電源側の端子座を設けたブレーカ、端子台等の表面形電気機器を上面に搭載して表面形電気機器の裏面側に位置させた主幹バーと接続させるプラグインアダプタに関するものである。
裏面に電源側端子を配設したブレーカ、端子台等の裏面形電気機器は裏面側に位置している主幹バーとはスタッドにより直接接続できる構造をしている。しかし、表面側に電源側の端子座を設けたブレーカ、端子台等の表面形電気機器はプラグインアダプタの上面に搭載させたうえ端子座と接続する接続バーを表面形電気機器の裏面側に位置させたうえ該プラグインアダプタに固定させて該接続バーを主幹バーに接続するものであった（例えば、特許文献１参照）。ところが、このようなものは、接続バーがプラグインアダプタに固定されているため表面形電気機器の電源側端子座の板材厚のばらつきがある場合に接続バーの接続端子部との高さと誤差が生じ接続作業が面倒であるという問題がある。
特開平５−３０８７０５公開特許公報（図３）
本発明は前記のような従来の問題点を解決して、表面側に電源側の端子座を設けたブレーカ、端子台等の表面形電気機器の前記電源側の端子座の板材厚のばらつきが異なるものに対応できるプラグインアダプタを提供することである。
本発明のプラグインアダプタは、表面に表面形電気機器を搭載するプラグインアダプタの前記表面形電気機器の端子座に接続する接続端子板部を設けるとともに主幹バーへの接続端子を設けた接続バーを該プラグインアダプタの裏面に沿わせて上下遊動可能に取り付けたプラグインアダプタにおいて、前記接続バーの接続バー本体にボス部嵌合用の小孔を設ける一方、プラグインアダプタの裏面には前記小孔より小径で前記接続バー本体の板厚より高いボス部を設けておき、この接続バー本体を前記小孔をもって前記ボス部に遊嵌して該ボス部の裏面よりプラグインアダプタに対して前記接続バーを鍔付止め具をもって上下遊動可能に取り付けたことを特徴とするものである。また、この発明において、接続バーの基端側をプラグインアダプタの裏面に固定して、該接続バーの中間部をプラグインアダプタの裏面に上下遊動可能に取り付けたものが好ましく、さらに、これらの発明において、プラグインアダプタ取付レールの上面に保持されるプラグインアダプタの取付片部の下面に該プラグインアダプタの取付片部の下面がプラグインアダプタ取付レールの上面に当接したときに、前記取付片部に設けた表示孔から取付片部の下面に取付けたプラグインアダプタ取付表示部が臨むものとするとよい。
本発明のプラグインアダプタは、表面形電気機器の電源側の端子座に接続する接続端子板部を設けるとともに主幹バーへの接続端子を設けた接続バーをプラグインアダプタの裏面に沿わせて上下遊動可能に取り付けたものであるから、該プラグインアダプタの表面に搭載した表面形電気機器の端子座の板材厚にばらつきある場合にも、接続バーは上下に移動できるので、接続端子板部は端子座の板材厚のばらつきを吸収して的確に接続できるものである。
また、接続バーの基端側をプラグインアダプタの裏面に固定して、該接続バーの中間部をプラグインアダプタの裏面に上下遊動可能に取り付けたものとすれば、接続バーは基端側を起点に接続端子板部側を上下動させるので、接続端子板部を表面形電気機器の端子座に接続すれば、接続バーはプラグインアダプタの裏面にがたつくことなく固定されるものである。
さらに、プラグインアダプタ取付レールの上面に保持されるプラグインアダプタの取付片部の下面に該プラグインアダプタの取付片部の下面がプラグインアダプタ取付レールの上面に当接したときに、前記取付片部に設けた表示孔から取付片部の下面に取付けたプラグインアダプタ取付表示部が臨むものとしたので、該プラグインアダプタ取付表示部が主幹バー等の充電部との絶縁距離を多くとることができ、表示部を耐熱性の強いものや絶縁性の高いものとする必要がないものである。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
図１において、１は表面に表面側に電源側の端子座２１を設けたブレーカ、端子台等の３相の表面形電気機器２を搭載する合成樹脂製のプラグインアダプタである。このプラグインアダプタ１には、前記表面形電気機器２の端子座２１に接続する接続端子板部３１を設けるとともに各相に対応する主幹バー４への接続端子３２を設けた接続バー３が３本裏面に沿わせて上下遊動可能に取り付けている。
図１において、１は表面に表面側に電源側の端子座２１を設けたブレーカ、端子台等の３相の表面形電気機器２を搭載する合成樹脂製のプラグインアダプタである。このプラグインアダプタ１には、前記表面形電気機器２の端子座２１に接続する接続端子板部３１を設けるとともに各相に対応する主幹バー４への接続端子３２を設けた接続バー３が３本裏面に沿わせて上下遊動可能に取り付けている。
前記各接続バー３は図２、３に示したように先端側の上部に向け折曲形成した逆Ｌ字状の接続端子板部３１をプラグインアダプタ１に設けた貫通孔１１を介して該プラグインアダプタ１の表面側に臨ませ、該プラグインアダプタ１の裏面に位置する主幹バー４への接続端子３２を設けた接続バー本体３０を、その基端側をプラグインアダプタ１の裏面に止めねじ５により固定して、接続端子板部３１と基端との間である中間部を該中間部に設けたボス部嵌合用の小孔３０ａをプラグインアダプタ１の裏面に突設した接続バー本体３０の板厚より高さが高く該小孔３０ａより小径のボス部１２に嵌合して該ボス部１２に固定した鍔付止め具６の鍔部６ａに小孔３０ａの孔縁を保持させて上下遊動可能に取り付けている。なお、図示のものは鍔付止め具５として、鍔付ねじをボス部１２に設けた雌ねじ部１２ａに螺合している。
このように、接続バー３の小孔３０ａの孔縁下端が鍔付止め具６の鍔部６ａに当接した図４に示す最下段の位置と、接続バー３の小孔３０ａの孔縁上端がボス部１２の基端に当接する図５に示す最上段の位置との間を上下遊動可能であるから、表面形電気機器２の端子座２１に接続する接続端子板部３１はその範囲で上下位置が調節できるもので、プラグインアダプタ１の表面に搭載した表面形電気機器２の端子座２１の板材厚のばらつきがある場合にも、接続端子板部３１は端子座２１までの高さの誤差を吸収して的確に接続できるものである。
また、接続バー３をプラグインアダプタ１の裏面に沿わせて上下遊動可能に取り付ける手段は前記したものに限定されることなく、例えば、接続バー３の基端側を固定せず中間部と同様の手段で上下遊動可能としても、或いは、鍔付ねじの鍔部と接続バーとの間に隙間が形成されるようにして上下遊動可能としてもよいものである。しかし、前記したように接続バー３の基端側をプラグインアダプタ１の裏面に固定して、該接続バー３の中間部をプラグインアダプタ１の裏面に上下遊動可能に取り付けたものとすれば、接続バー３は基端側を起点に接続端子板部３２側を上下動させるので、接続端子板部３２を表面形電気機器２の端子座２１に接続すれば、接続バー３はプラグインアダプタの裏面にがたつくことなく固定することができる。
このように、接続バー３はプラグインアダプタ１の裏面にがたつくことなく固定することができるので、表面形電気機器２を搭載したプラグインアダプタ１を分電盤、配電盤等に取り付ける際に接続バー３に設けた主幹バー４への接続端子３２が分電盤、配電盤等に設けた支持台８に垂直に固定した主幹バー４に位置ズレすることなく容易取り付けできるものである。
さらに、３本の主幹バー４の両側に配置したプラグインアダプタ取付レール７、７の上面に保持させるプラグインアダプタ１の両側に張設した取付片部１３、１３の下面に該プラグインアダプタ１の取付片部１３の下面がプラグインアダプタ取付レール７の上面に当接して接続バー３の接続端子３１が主幹バー４へ的確に接続された状態であるときに、前記取付片部１３に設けた表示孔１３ａから取付片部１３の下面に取付けたプラグインアダプタ取付表示部１３ｂが臨むものとしている。
このプラグインアダプタ取付表示部１３ｂは充電部である主幹バー４と絶縁距離を確保しているプラグインアダプタ取付レール７、７の上面に位置させているので、充電部の温度上昇による影響が少なく耐熱性に強いものや絶縁性の高いものとする必要がないものである。なお、この実施形態においては表示部１３ｂは図８、図９に示すように、逆へ字状の折曲したバネ板を取付片部１３の下面にその基端をもって取り付けて、該バネ板の屈曲部が位置する取付片部１３の下面を取付レール７の上面との当接部よりこのバネ板の板厚分高くして、バネ板の先端が挿入できる凹部に表示孔１３ａを設けたもので、取付片部１３、１３の下面がプラグインアダプタ取付レール７の上面に当接すれば、図９に示したように板バネの屈曲部が伸ばされて該板バネの先端側に形成した表示部１３ｂが表示孔１３ａに臨むこととなり、プラグインアダプタ１がプラグインアダプタ取付レール７の上面に当接して接続バー３の接続端子３２が主幹バー７へ的確に接続されている状態を的確に視認できるものである。
１ プラグインアダプタ
13 取付片部
13a 表示孔
13b プラグインアダプタ取付表示部
２ 表面形電気機器
21 端子座
３ 接続バー
31 接続端子板部
32 接続端子
４ 主幹バー
７ プラグインアダプタ取付レール
13 取付片部
13a 表示孔
13b プラグインアダプタ取付表示部
２ 表面形電気機器
21 端子座
３ 接続バー
31 接続端子板部
32 接続端子
４ 主幹バー
７ プラグインアダプタ取付レール
Claims (3)
- 表面に表面形電気機器を搭載するプラグインアダプタの前記表面形電気機器の端子座に接続する接続端子板部を設けるとともに主幹バーへの接続端子を設けた接続バーを該プラグインアダプタの裏面に沿わせて上下遊動可能に取り付けたプラグインアダプタにおいて、前記接続バーの接続バー本体にボス部嵌合用の小孔を設ける一方、プラグインアダプタの裏面には前記小孔より小径で前記接続バー本体の板厚より高いボス部を設けておき、この接続バー本体を前記小孔をもって前記ボス部に遊嵌して該ボス部の裏面よりプラグインアダプタに対して前記接続バーを鍔付止め具をもって上下遊動可能に取り付けたことを特徴とするプラグインアダプタ。
- 接続バーの基端側をプラグインアダプタの裏面に固定して、該接続バーの中間部をプラグインアダプタの裏面に上下遊動可能に取り付けたものとした請求項１に記載のプラグインアダプタ。
- プラグインアダプタ取付レールの上面に保持されるプラグインアダプタの取付片部の下面に該プラグインアダプタの取付片部の下面がプラグインアダプタ取付レールの上面に当接したときに、前記取付片部に設けた表示孔から取付片部の下面に取付けたプラグインアダプタ取付表示部が臨むものとした請求項１又は２に記載のプラグインアダプタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2004145049A JP4458466B2 (ja) | 2004-05-14 | 2004-05-14 | プラグインアダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2004145049A JP4458466B2 (ja) | 2004-05-14 | 2004-05-14 | プラグインアダプタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2005327615A JP2005327615A (ja) | 2005-11-24 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-05-14 JP JP2004145049A patent/JP4458466B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP2005327615A (ja) | 2005-11-24 |
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