JP2022126384A - 電線接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電線に対する外部からの影響を従来技術より低減することができる電線接続装置を提供する。【解決手段】本発明に係る電線接続装置10は、少なくとも1つの電子機器30を支持し、電子機器30が支持される側に開口され且つ長手方向2に延びた溝24を有するDINレール20と、溝24に収容された少なくとも1本の電線41,42とを備える。電線41,42は、電子機器30に設けられたコネクタ32A,32Bであって、電子機器30がDINレール20に支持された状態で溝24に対して露出したコネクタ32A,32Bと電気的に接続される。【選択図】図2
Description
本発明は、レール部とレール部に支持された電子機器に電気的に接続される電線とを備える電線接続装置に関する。
電子機器を支持するレール部が知られている。レール部に支持された電子機器に接続される電線は、レールの周囲に配置される。そのため、レールが配置されるスペースに加えて、電線が配線されるためのスペースが必要である。電線が配線されるスペースを小さくする技術として、特許文献1には、レールの溝に電線が収容された制御機器盤が開示されている。
特許文献1に開示された制御機器盤では、レールの溝に収容された電線は、レールの側面に形成された配線挿通穴を通ってレールの外部に位置する制御機器の端子に接続される。つまり、電線は、制御機器の近くにおいてレールの外部に位置する。レールの外部に位置する電線は、外部から影響を受けるおそれがある。例えば、レールの外部に位置する電
線は、他部材及びユーザの手等と接触するおそれがある。電線は、接触した他部材等に引っ張られることによって、制御機器から外れたり、切断したりするおそれがある。
線は、他部材及びユーザの手等と接触するおそれがある。電線は、接触した他部材等に引っ張られることによって、制御機器から外れたり、切断したりするおそれがある。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、電線に対する外部からの影響を従来技術より低減することができる電線接続装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の一態様に係る電線接続装置は、
少なくとも1つの電子機器を支持し、前記電子機器が支持される側に開口され且つ長手方向に延びた溝を有するレール部と、
前記溝に収容された少なくとも1本の電線と、を備え、
前記電線は、前記電子機器に設けられたコネクタであって、前記電子機器が前記レール部に支持された状態で前記溝に対して露出したコネクタと電気的に接続される。
本発明の一態様に係る電線接続装置は、
少なくとも1つの電子機器を支持し、前記電子機器が支持される側に開口され且つ長手方向に延びた溝を有するレール部と、
前記溝に収容された少なくとも1本の電線と、を備え、
前記電線は、前記電子機器に設けられたコネクタであって、前記電子機器が前記レール部に支持された状態で前記溝に対して露出したコネクタと電気的に接続される。
本発明によれば、電線に対する外部からの影響を従来技術より低減することができる。
本発明の一態様に係る電線接続装置は、
少なくとも1つの電子機器を支持し、前記電子機器が支持される側に開口され且つ長手方向に延びた溝を有するレール部と、
前記溝に収容された少なくとも1本の電線と、を備え、
前記電線は、前記電子機器に設けられたコネクタであって、前記電子機器が前記レール部に支持された状態で前記溝に対して露出したコネクタと電気的に接続される。
少なくとも1つの電子機器を支持し、前記電子機器が支持される側に開口され且つ長手方向に延びた溝を有するレール部と、
前記溝に収容された少なくとも1本の電線と、を備え、
前記電線は、前記電子機器に設けられたコネクタであって、前記電子機器が前記レール部に支持された状態で前記溝に対して露出したコネクタと電気的に接続される。
この構成によれば、電線はレール部の溝に収容されている。また、電線は、溝に対して露出したコネクタと電気的に接続されることによって、電子機器と電気的に接続される。よって、電線は、レール部の外部を経由することなく、電子機器と電気的に接続可能である。したがって、電線に対する外部からの影響を従来技術より低減することができる。
前記コネクタは、前記電線と電気的に接続される接続部材と、前記接続部材を前記電線へ向けて付勢する付勢部と、を備えていてもよい。この構成によれば、コネクタは接続部材と付勢部とを備える。電線と電気的に接続される接続部材が付勢部によって電線へ向けて付勢されている。そのため、電線と接続部材との接触不良が発生する可能性を従来技術より低くすることができる。
本発明の一態様に係る電線接続装置は、前記レール部に支持されたDC-DCコンバータを更に備えていてもよく、前記電線は、少なくとも1本の第1電線と、前記第1電線と前記長手方向で異なる位置にある少なくとも1本の第2電線と、を備えていてもよく、前記DC-DCコンバータは、前記第1電線及び前記第2電線の間に位置し、前記第1電線及び前記第2電線の各々と電気的に接続されていてもよい。
この構成によれば、1本のレール部において、第1電圧が印加される第1電線と、第1電圧とは異なる値である第2電圧が印加される第2電線とを共存させることができる。そのため、それぞれが異なる電圧によって動作する電子機器を、1本のレール部が支持することができる。
本発明の一態様に係る電線接続装置は、前記レール部によって支持され且つ前記電線を保持する保持部材を更に備えていてもよい。この構成によれば、電線を保持部材によって保持することが可能である。そのため、レール部の溝に収容された電線の位置を安定させることができる。
本発明の一態様に係る電線接続装置は、前記溝の開口を覆うカバーを更に備えていてもよい。この構成によれば、外部からの影響が電線に及ぶことをカバーによって従来技術より低減することができる。
例えば、本発明の一態様に係る電線接続装置は、前記レール部によって支持され且つ前記コネクタを有する前記電子機器を更に備えていてもよい。
例えば、前記レール部はDINレールであってもよい。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電線接続装置の平面図である。図2は、図1におけるA-A断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電線接続装置の平面図である。図2は、図1におけるA-A断面図である。
電線接続装置10において、DINレール20に収容された電線41,42は、電子機器30に設けられたコネクタ32A,32Bに、電気的に接続される。
図1及び図2に示すように、電線接続装置10は、DINレール20と、電線41,42とを備える。
DINレール20は、ドイツ工業規格(DIN)に従って製造されている。第1実施形態では、DINレール20は、壁50に取り付けられている。DINレール20には、後述するように電子機器30が取り付け可能である。DINレール20は、レール部の一例である。
図1に示すように、DINレール20は、長手方向2に延びている。DINレール20の幅方向3の長さは、DINレール20の長手方向2の長さより短い。DINレール20の幅方向3は、DINレール20の長手方向2と直交する。図2に示すように、DINレール20の厚み方向4の長さは、DINレール20の幅方向3の長さより短い。DINレール20の厚み方向4は、DINレール20の長手方向2及びDINレール20の幅方向3と直交する。DINレール20の断面は、概ねU字形状である。
なお、以下の説明において、DINレール20の長手方向を長手方向2とし、DINレール20の幅方向を幅方向3とし、及びDINレール20の厚み方向を厚み方向4とする。また、後述する電子機器30、電線41,42、保持部材60、DC-DCコンバータ70、及びカバー80の説明において、電線41,42、保持部材60、DC-DCコンバータ70、及びカバー80がDINレール20と共に配置された状態において、長手方向2、幅方向3、及び厚み方向4が規定される。
図1及び図2に示すように、DINレール20は、底部21と、一対の側部22A,22Bと、一対のフランジ部23A,23Bとを備える。DINレール20は、板状の部材が屈曲されることによって、図2に示すような断面が概ねU字である形状に構成されている。
底部21は、板状であり、長手方向2及び幅方向3に拡がっている。図2に示すように、一対の側部22A,22Bは、底部21の幅方向3の両端部から厚み方向4に突出している。底部21と一対の側部22A,22Bとによって、溝24が形成されている。溝24は、電子機器30が支持される側に開口されている。溝24は、長手方向2(図2における紙面奥行方向)に沿って延びている。
一対のフランジ部23A,23Bは、一対の側部22A,22Bの各々の先端部から、一対の側部22A,22Bの幅方向3の外側へ延出している。つまり、側部22A,22Bは、互いに反対方向へ延出している。
底部21には、複数の貫通孔(不図示)が形成されている。当該貫通孔にネジ等が挿入されることによって、DINレール20は、図2に示すように、壁50の壁面50aに取り付けられる。このとき、底部21が壁面50aに接触し、一対の側部22A,22Bが壁面50aから厚み方向4に突出する。
図1及び図2に示すように、DINレール20は、電子機器30を支持する。図1では、1つの電子機器30が、DINレール20に支持されている。
電子機器30は、例えば、電源装置、温度調節装置、センサユニット、通信ユニット、端子台等である。
図2に示すように、電子機器30は、本体31と、コネクタ32A,32Bと、コネクタ支持部33と、凸部34A,34Bと、凸部35A,35Bとを備える。
本体31には、電子機器30を動作させるための電子回路、及び各種情報を示すためのLED等が搭載されている。
凸部34A,34Bは、本体31の面31Aから壁50へ向けて突出している。面31Aは、電子機器30がDINレール20に支持された状態において壁面50aを向いている。凸部34A,34Bは、面31Aの幅方向3の両端部から突出している。凸部35A,35Bは、凸部34A,34Bの先端部から幅方向3の内側へ突出している。
本体31の面31A、凸部34A、及び凸部35Aによって、溝が形成されている。この溝と、DINレール20のフランジ部23Aとが係合する。本体31の面31A、凸部34B、及び凸部35Bによって、溝が形成されている。この溝と、DINレール20のフランジ部23Bとが係合する。このように、電子機器30に形成された2つの溝がそれぞれDINレール20のフランジ部23A,23Bと係合することによって、電子機器30はDINレール20に支持される。
コネクタ支持部33は、本体31の面31A側に設けられている。コネクタ支持部33は、溝24に対して露出している。
第1実施形態において、電子機器30は、2つのコネクタ32A,32Bを備える。コネクタ32A,32Bは、銅やアルミニウム等の導電体で構成された板状の部材である。コネクタ32A,32Bは、コネクタ支持部33によって支持されている。電子機器30がDINレール20に支持された状態において、コネクタ32A,32Bは、コネクタ支持部33から溝24内へ突出している。つまり、コネクタ32A,32Bは、溝24に対して露出している。第1実施形態において、コネクタ32A,32Bは、幅方向3に沿って並んで配置されている。
コネクタ32Aは、基部32Aaと、一対の湾曲板部32Ab,32Acとを備える。
基部32Aaは、嵌合等の公知の手段によって、コネクタ支持部33に支持されている。
一対の湾曲板部32Ab,32Acは、基部32Aaから溝24内へ突出している。一対の湾曲板部32Ab,32Acは、幅方向3へ撓むことが可能である。第1実施形態において、一対の湾曲板部32Ab,32Acは、幅方向3に対向している。一対の湾曲板部32Ab,32Acは、基端部及び先端部において相手方へ近づくように湾曲している。一対の湾曲板部32Ab,32Acは、基端部及び先端部の間の中間部32Adにおいて相手方から遠ざかるように湾曲している。中間部32Adに、後述する電線41が挟持される。
コネクタ32Bは、コネクタ32Bと同様に構成されており、基部32Baと、一対の湾曲板部32Bb,32Bcとを備える。基部32Baは、基部32Aaと同様に、コネクタ支持部33に支持されている。一対の湾曲板部32Bb,32Bcは、一対の湾曲板部32Ab,32Acと同様に構成されている。一対の湾曲板部32Ab,32Acの中間部32Bdに、後述する電線42が挟持される。
電線41,42は、銅やアルミニウム等の導電体で構成された線状の部材である。第1実施形態において、電線41,42は、幅方向3に並んで配置されている。
電線41は、コネクタ32Aと電気的に接続される。電子機器30がDINレール20に取り付けられる過程において、電線41は、一対の湾曲板部32Ab,32Acの先端部から基端部へ向けて厚み方向4に沿って、一対の湾曲板部32Ab,32Acの間へ挿入される。一対の湾曲板部32Ab,32Acの先端部同士の間隔は、電線41の直径より短く構成されている。しかし、一対の湾曲板部32Ab,32Acは、先端部から挿入される電線41に押されて幅方向3に拡がるように撓む。これにより、電線41は、一対の湾曲板部32Ab,32Acの先端部の間から中間部32Adの間へ移動する。電線41が中間部32Adの間に位置すると、撓んでいた一対の湾曲板部32Ab,32Acは、元の状態に復帰する。これにより、電線41は、一対の湾曲板部32Ab,32Acの中間部32Adに挟持される(図2参照)。
電線42は、コネクタ32Bと電気的に接続される。電線42は、電線41が一対の湾曲板部32Ab,32Acの中間部32Adに挟持されるのと同様にして、一対の湾曲板部32Bb,32Bcの中間部32Bdに挟持される。
なお、電線41,42は、銅やアルミニウム等の導電体で構成された線状の裸線と、裸線を覆う被覆とで構成されていてもよい。被覆は、電気的に絶縁性を有する絶縁体で構成されている。この場合、電線41,42のうち、コネクタ32A,32Bと電気的に接続される部分においては、裸線が剥き出しとされる。
第1実施形態によれば、電線41,42はDINレール20の溝24に収容されている。また、電線41,42は、溝24に対して露出したコネクタ32A,32Bと電気的に接続されることによって、電子機器30と電気的に接続される。よって、電線41,42は、DINレール20の外部を経由することなく、電子機器30と電気的に接続可能である。したがって、電線41,42に対する外部からの影響を従来技術より低減することができる。
第1実施形態において、DINレール20は、1つの電子機器30を支持している。しかし、DINレール20は、少なくとも1つの電子機器30を支持可能である。例えば、DINレール20は、3つの電子機器30を支持していてもよい。この場合、3つの電子機器30は、幅方向3に隣接した状態で、または幅方向3に間隔を空けた状態で、DINレール20に支持される。
第1実施形態において、電線接続装置10は、2本の電線41,42を備える。しかし、電線接続装置10が備える電線の数は、2本に限らない。例えば、電線接続装置10は、1本の電線のみ備えていてもよいし、3本以上の電線を備えていてもよい。つまり、電線接続装置10は、少なくとも1本の電線を備えていればよい。なお、電子機器30が備えるコネクタの数は、電線接続装置10が備える電線の本数に応じて決定される。
コネクタは、図2に示すコネクタ32A,32Bの構成に限らない。コネクタの別の構成例は、第2実施形態及び第3実施形態において説明される。
第1実施形態において、電線接続装置10は、DINレール20と、電線41,42とを備え、電子機器30を備えていない。しかし、電子機器30は、電線接続装置10の一部であってもよい。つまり、電線接続装置10は、DINレール20と、電線41,42と、電子機器30とを備えていてもよい。
第1実施形態では、DINレール20がレール部に相当していた。しかし、レール部は、電子機器30を取り付け可能なものであればよく、DINレール20に限らない。例えば、レール部は、複数の部材(例えば、底部21に相当する部材、及び一対の側部22A,22Bに相当する部材)が組み合わされることによってレール状に形成された部材であってもよい。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態に係る電線接続装置の図1におけるA-A断面に対応する図である。第2実施形態に係る電線接続装置10Aが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第2実施形態に係る電線接続装置10Aでは、電線41,42が、電子機器30Aのコネクタ36A,36Bと電気的に接続される点である。以下、第1実施形態との相違点であるコネクタ36A,36Bの構成が説明される。第1実施形態の電線接続装置10との共通点については、同一の符号が付された上で、その説明が省略される。これは、後述する各実施形態においても同様である。
図3は、本発明の第2実施形態に係る電線接続装置の図1におけるA-A断面に対応する図である。第2実施形態に係る電線接続装置10Aが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第2実施形態に係る電線接続装置10Aでは、電線41,42が、電子機器30Aのコネクタ36A,36Bと電気的に接続される点である。以下、第1実施形態との相違点であるコネクタ36A,36Bの構成が説明される。第1実施形態の電線接続装置10との共通点については、同一の符号が付された上で、その説明が省略される。これは、後述する各実施形態においても同様である。
コネクタ36A,36Bは、銅やアルミニウム等の導電体で構成された板状の部材である。図3に示すように、コネクタ36A,36Bは、コネクタ支持部33によって支持されている。電子機器30AがDINレール20に支持された状態において、コネクタ36A,36Bは、コネクタ支持部33から溝24内へ突出している。つまり、コネクタ36A,36Bは、溝24に対して露出している。コネクタ36A,36Bは、第2実施形態において、幅方向3に沿って並んで配置されている。
コネクタ36A,36Bは、側面視においてU字形状の板バネである。コネクタ36A,36Bの基端部36Aa,36Baは、幅方向3及び長手方向2に拡がる板状である。コネクタ36A,36Bの基端部36Aa,36Baは、嵌合等の公知の手段によって、コネクタ支持部33に支持されている。
コネクタ36A,36Bの先端部36Ab,36Bbは、幅方向3及び長手方向2に拡がる板状である。コネクタ36Aの先端部36Abは、電子機器30AがDINレール20に支持された状態において、電線41に接触しており、電線41と電気的に接続されている。コネクタ36Bの先端部36Bbは、電子機器30AがDINレール20に支持された状態において、電線42に接触しており、電線42と電気的に接続されている。
コネクタ36A,36Bの中間部36Ac,36Bcは、湾曲している。コネクタ36A,36Bの中間部36Ac,36Bcは、コネクタ36A,36Bの基端部36Aa,36Baと先端部36Ab,36Bbとの間の部分である。コネクタ36A,36Bの中間部36Ac,36Bcが湾曲していることによって、コネクタ36A,36Bの先端部36Ab,36Bbは、厚み方向4へ撓むことが可能である。
本体31の面31Aからコネクタ36A,36Bの先端部36Ab,36Bbへの厚み方向4の距離は、電子機器30AがDINレール20に支持された状態における電線41,42と面31Aとの間の厚み方向4の間隔より大きい。そのため、電子機器30AがDINレール20に支持された状態において、コネクタ36A,36Bは撓んでいる。このとき、コネクタ36Aの先端部36Abは、コネクタ36Aの中間部36Acによって電線41へ向けて付勢された状態で、電線41に接触している。また、このとき、コネクタ36Bの先端部36Bbは、コネクタ36Bの中間部36Bcによって電線42へ向けて付勢された状態で、電線42に接触している。言い換えると、コネクタ36Aの先端部36Abは電線41と電気的に接続され、コネクタ36Bの先端部36Bbは電線42と電気的に接続される。この場合、コネクタ36A,36Bの先端部36Ab,36Bbは接続部材に相当し、コネクタ36A,36Bの中間部36Ac,36Bcは付勢部に相当する。
第2実施形態によれば、電線41,42と電気的に接続される先端部36Ab,36Bbが中間部36Ac,36Bcによって電線41,42へ向けて付勢されている。そのため、電線41,42と先端部36Ab,36Bbとの接触不良が発生する可能性を従来技術より低くすることができる。
<第3実施形態>
図4は、本発明の第3実施形態に係る電線接続装置の図1におけるA-A断面に対応する図である。第3実施形態に係る電線接続装置10Bが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第3実施形態に係る電線接続装置10Bでは、電線41,42が、電子機器30Bのコネクタ37A,37Bと電気的に接続される点である。以下、第1実施形態との相違点であるコネクタ37A,37Bの構成が説明される。
図4は、本発明の第3実施形態に係る電線接続装置の図1におけるA-A断面に対応する図である。第3実施形態に係る電線接続装置10Bが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第3実施形態に係る電線接続装置10Bでは、電線41,42が、電子機器30Bのコネクタ37A,37Bと電気的に接続される点である。以下、第1実施形態との相違点であるコネクタ37A,37Bの構成が説明される。
コネクタ37A,37Bは、銅やアルミニウム等の導電体で構成された板状の部材である。図4に示すように、コネクタ37A,37Bは、コネクタ支持部33によって支持されている。電子機器30BがDINレール20に支持された状態において、コネクタ37A,37Bは、コネクタ支持部33から溝24内へ突出している。つまり、コネクタ37A,37Bは、溝24に対して露出している。コネクタ37A,37Bは、第2実施形態において、幅方向3に沿って並んで配置されている。
コネクタ37Aは、被支持板37Aaと、接続部材37Abと、コイルばね37Acとを備える。コネクタ37Bは、被支持板37Baと、接続部材37Bbと、コイルばね37Bcとを備える。コイルばね37Ac,37Bcは、付勢部の一例である。
被支持板37Aa,37Baは、幅方向3及び長手方向2に拡がっている。被支持板37Aa,37Baは、嵌合等の公知の手段によって、コネクタ支持部33に支持されている。
接続部材37Ab,37Bbは、円弧状に湾曲した板状である。電子機器30AがDINレール20に支持された状態において、接続部材37Abは電線41に接触しており、接続部材37Bbは電線42に接触している。
コイルばね37Acの一端部は被支持板37Aaと接続されており、コイルばね37Acの他端部は接続部材37Abと接続されている。コイルばね37Acは、接続部材37Abを電線41へ向けて付勢している。
コイルばね37Bcの一端部は被支持板37Baと接続されており、コイルばね37Bcの他端部は接続部材37Bbと接続されている。コイルばね37Bcは、接続部材37Bbを電線42へ向けて付勢している。
本体31の面31Aから接続部材37Ab,37Bbへの厚み方向4の距離は、電子機器30AがDINレール20に支持された状態における電線41,42と面31Aとの間の厚み方向4の間隔より大きい。そのため、電子機器30AがDINレール20に支持された状態において、コイルばね37Ac,37Bcは縮んでいる。このとき、接続部材37Abは、コイルばね37Acによって電線41へ向けて付勢された状態で、電線41に接触している。また、このとき、接続部材37Bbは、コイルばね37Bcによって電線42へ向けて付勢された状態で、電線42に接触している。言い換えると、接続部材37Abは電線41と電気的に接続され、接続部材37Bbは電線42と電気的に接続される。
第3実施形態によれば、コネクタ37Aは接続部材37Abとコイルばね37Acとを備え、コネクタ37Bは接続部材37Bbとコイルばね37Bcとを備える。電線41,42と電気的に接続される接続部材37Ab,37Bbがコイルばね37Ac,37Bcによって電線41,42へ向けて付勢されている。そのため、電線41,42と接続部材37Ab,37Bbとの接触不良が発生する可能性を従来技術より低くすることができる。
<第4実施形態>
図5は、本発明の第4実施形態に係る電線接続装置の平面図である。図6は、図5におけるB-B断面図である。第4実施形態に係る電線接続装置10Cが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第3実施形態に係る電線接続装置10Cは、保持部材60を備える点である。以下、第1実施形態との相違点である保持部材60の構成が説明される。
図5は、本発明の第4実施形態に係る電線接続装置の平面図である。図6は、図5におけるB-B断面図である。第4実施形態に係る電線接続装置10Cが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第3実施形態に係る電線接続装置10Cは、保持部材60を備える点である。以下、第1実施形態との相違点である保持部材60の構成が説明される。
図5及び図6に示すように、保持部材60は、DINレール20に支持されており、電線41,42を保持している。図5に示すように、第4実施形態において、DINレール20は、2つの保持部材60を支持している。第4実施形態において、2つの保持部材60は、幅方向3に間隔を空けて配置されており、間に電子機器30を挟んでいる。
図6に示すように、保持部材60は、基部61と、一対の側部62A,62Bと、一対のフランジ部63A,63Bと、一対の凸部64A,64Bと、一対の凸部65A,65Bと、電線支持部66A,66Bとを備える。
基部61は、板状であり、長手方向2及び幅方向3に拡がっている。一対の側部62A,62Bは、基部61の幅方向3の両端部から厚み方向4に突出している。
一対のフランジ部63A,63Bは、一対の側部62A,62Bの各々の先端部から幅方向3の外側へ延出している。フランジ部63Aは、側部62Aの先端部から延出している。フランジ部63Bは、側部62Bの先端部から延出している。
一対の凸部64A,64Bは、一対のフランジ部63A,63Bの各々の先端部から突出している。一対の凸部64A,64Bは、厚み方向4に沿って底部21側へ突出している。凸部64Aは、フランジ部63Aの先端部から突出している。凸部64Bは、フランジ部63Bの先端部から突出している。
一対の凸部65A,65Bは、一対の凸部64A,64Bの各々の先端部から幅方向3の内側へ突出している。凸部65Aは、凸部64Aの先端部から突出している。凸部65Bは、凸部64Bの先端部から突出している。
凸部65Aの面65Aa及び凸部65Bの面65Baは、幅方向3に対して傾斜している。面65Aa,65Baは、フランジ部63A,63Bとは厚み方向4の反対側を向く面である。
電線支持部66Aは電線41を支持し、電線支持部66Bは電線42を支持する。電線支持部66A,66Bは、基部61から厚み方向4に突出している。電線支持部66A,66Bは、一対の側部62A,62Bの間に位置する。
電線支持部66Aは、先端部から基部61へ向けて凹んだ凹部66Aaを有する。凹部66Aaの奥部は、凹部66Aaの手前部より幅広である。凹部66Aaの奥部は、側面視において電線41と同様に円形である。当該円の内径は、電線41の直径と同一または略同一である。凹部66Aaの手前部の幅方向3の長さは、電線41の直径より短い。
電線支持部66Aにおける凹部66Aaの幅方向3の両側は、幅方向3に撓むことが可能である。同様に、電線支持部66Bにおける凹部66Baの幅方向3の両側は、幅方向3に撓むことが可能である。
以下、DINレール20に保持部材60が支持され、保持部材60に電線41,42が保持される手順が説明される。当該手順は、典型的には以下の通りである。最初に、DINレール20が壁50の壁面50aに取り付けられる。次に、保持部材60がDINレール20に係合されることによって、保持部材60がDINレール20に支持される。次に、電線41が保持部材60の電線支持部66Aに嵌め込まれ、電線42が保持部材60の電線支持部66Bに嵌め込まれることによって、電線41,42が保持部材60に保持される。なお、DINレール20に保持部材60が支持され、保持部材60に電線41,42が保持される手順は、前述とは異なっていてもよい。例えば、電線41,42が保持部材60に保持された後に、保持部材60がDINレール20に係合されてもよい。
以下に詳述するように、保持部材60は、DINレール20と係合して、DINレール20に支持される。
保持部材60は、DINレール20へ支持されるに際して、厚み方向4に沿ってDINレール20のフランジ部23A,23B側からDINレール20に接近される。
これにより、保持部材60の基部61及び一対の側部62A,62Bは、DINレール20の溝24に挿入される。
また、これにより、保持部材60の凸部65A,65Bの面65Aa,65Baが、フランジ部23A,23Bに接触する。すると、フランジ部23A,23Bから面65Aa,65Baに反力が作用する。面65Aa,65Baは幅方向3に対して傾斜しているため、この反力の一部は、凸部65A,65Bを幅方向3の外側へ押す力となる。そのため、凸部64A,64Bが幅方向3の外側へ撓む。これにより、フランジ部23Aが保持部材60のフランジ部63A及び凸部64A,65Aによって形成された凹部に入り込むことができる。また、これにより、フランジ部23Bが保持部材60のフランジ部63B及び凸部64B,65Bによって形成された凹部に入り込むことができる。
最終的に、DINレール20は、保持部材60の基部61及び一対の側部62A,62Bが溝24に入り込んだ状態で、保持部材60を支持する。
また、最終的に、DINレール20のフランジ部23Aは、保持部材60のフランジ部63A及び凸部64A,65Aによって形成された凹部に入り込む。同様に、DINレール20のフランジ部23Bは、保持部材60のフランジ部63B及び凸部64B,65Bによって形成された凹部に入り込む。これにより、保持部材60は、DINレール20と係合して、DINレール20に支持される。
以下に詳述するように、保持部材60は、電線41,42を保持する。第4実施形態では、電線41が保持部材60の電線支持部66Aによって保持され、電線42が保持部材60の電線支持部66Bによって保持される。
電線41は、電線支持部66Aの凹部66Aaに嵌め込まれる。上述したように、凹部66Aaの手前部の幅方向3の長さは、電線41の直径より短い。電線支持部66Aの先端側から、電線41が凹部66Aaの手前部に押し込まれると、凹部66Aaの幅方向3の両側の電線支持部66Aが電線41に押されることによって幅方向3に拡がるように撓む。これにより、電線41は、凹部66Aaの手前部を通過して奥部へ到達する。電線41が凹部66Aaの手前部を通過すると、撓んでいた電線支持部66Aが元の位置へ戻る。これにより、電線41は、電線支持部66Aに挟持された状態となり、保持部材60に保持される。
電線41と同様にして、電線42は、電線支持部66Bの凹部66Baに嵌め込まれて電線支持部66Bに挟持された状態となり、保持部材60に保持される。
第4実施形態によれば、電線41,42を保持部材60によって保持することが可能である。そのため、DINレール20の溝24に収容された電線41,42の位置を安定させることができる。
第4実施形態において、DINレール20は、2つの保持部材60を支持している。しかし、DINレール20は、少なくとも1つの保持部材60を支持可能である。つまり、DINレール20は、1つの保持部材60を支持していてもよいし、3つ以上の保持部材60を支持していてもよい。
第4実施形態において、隣り合う2つの保持部材60は、幅方向3に間隔を空けて配置されている。しかし、隣り合う2つの保持部材60は、幅方向3に隣接して配置されていてもよい。
第4実施形態において、隣り合う2つの保持部材60は、間に電子機器30を挟んでいる。しかし、隣り合う2つの保持部材60は、間に電子機器30を挟んでいなくてもよい。
保持部材60は、DINレール20によって支持され且つ電線41,42を保持することを条件として、図5及び図6に示す形状に限らない。例えば、保持部材60は、基部61と電線支持部66A,66Bのみで構成されていてもよい。この場合、例えば、基部61が嵌合やねじ止め等の公知の手段によってDINレール20の底部21に取り付けられることによって、保持部材60はDINレール20に取り付けられる。
<第5実施形態>
図7は、本発明の第5実施形態に係る電線接続装置の平面図である。第5実施形態に係る電線接続装置10Dが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第5実施形態に係る電線接続装置10Dは、2組の電線40A,40Bと、DC-DCコンバータ70とを備える点である。以下、第1実施形態との相違点である電線40A,40Bと、DC-DCコンバータ70との構成が説明される。
図7は、本発明の第5実施形態に係る電線接続装置の平面図である。第5実施形態に係る電線接続装置10Dが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第5実施形態に係る電線接続装置10Dは、2組の電線40A,40Bと、DC-DCコンバータ70とを備える点である。以下、第1実施形態との相違点である電線40A,40Bと、DC-DCコンバータ70との構成が説明される。
図7に示すように、電線接続装置10は、2系統の電線40A,40Bを備える。電線40A,40Bは、第1実施形態における電線41,42と同様に、銅やアルミニウム等の導電体で構成された線状の部材である。電線40Aは、第1電線の一例である。電線40Bは、第2電線の一例である。
第5実施形態において、電線40Aは、2本の電線40Aa,40Abを備え、電線40Bは、2本の電線40Ba,40Bbを備える。第5実施形態において、電線40Aa,40Abは、幅方向3に並んで配置されており、電線40Ba,40Bbは、幅方向3に並んで配置されている。電線40Aは、電線40Bと長手方向2で異なる位置にある。
DC-DCコンバータ70は、電線40Aと電線40Bとの間に配置されている。
DC-DCコンバータ70は、本体に内蔵された電子回路によって、入力された直流電圧を異なる値の直流電圧に変換して出力する。第5実施形態において、DC-DCコンバータ70には、電線40Aに印加された直流電圧が入力される。DC-DCコンバータ70は、本体に内蔵された電子回路によって、入力された直流電圧を、別の値の直流電圧に変換して、電線40Bに印加する。
DC-DCコンバータ70の外部は、電子機器30と概ね同様に構成されている。つまり、DC-DCコンバータ70は、本体と、コネクタと、コネクタ支持部とを備える。
DC-DCコンバータ70の本体は、電子機器30の本体31と対応している。但し、DC-DCコンバータ70の本体は、電子機器30の本体31と異なる形状であってもよい。
DC-DCコンバータ70のコネクタは、電子機器30のコネクタ32A,32Bと同構成である。DC-DCコンバータ70のコネクタ支持部は、電子機器30のコネクタ支持部33と同構成である。但し、第1実施形態の電子機器30が電線41,42に対応して2つのコネクタ32A,32Bを備えていたのに対して、第5実施形態のDC-DCコンバータ70は、電線40Aa,40Ab,40Ba,40Bbに対応して4つのコネクタを備えている。つまり、DC-DCコンバータ70の4つのコネクタのうちの2つのコネクタが電線40Aa,40Abと電気的に接続され、残りの2つのコネクタが電線40Ba,40Bbと電気的に接続される。
DC-DCコンバータ70は、電子機器30の凸部34A,34Bに対応する凸部と、電子機器30の凸部35A,35Bに対応する凸部とを備える。これにより、DC-DCコンバータ70は、電子機器30と同様にして、DINレール20によって支持される。
なお、DC-DCコンバータ70の機能及び構成は公知であるため、ここではこれ以上の詳細な説明は省略される。また、DC-DCコンバータ70は、昇圧コンバータ、降圧コンバータ、及び昇降圧コンバータのいずれであってもよい。
第5実施形態によれば、1本のDINレール20において、第1電圧が印加される電線40Aと、第1電圧とは異なる値である第2電圧が印加される電線40Bとを共存させることができる。そのため、それぞれが異なる電圧によって動作する電子機器30を、1本のDINレール20が支持することができる。
第5実施形態において、電線40Aは、2本の電線40Aa,40Abよりなり、電線40Bは、2本の電線40Ba,40Bbよりなる。しかし、電線40A,40Bの数は、それぞれ2本に限らない。例えば、電線40A,40Bは、それぞれ1本の電線よりなっていてもよいし、3本以上の電線よりなっていてもよい。また、電線40Aは、電線40Bと同数であってもよいし異なる数であってもよい。つまり、電線接続装置10は、少なくとも1本の電線40Aと少なくとも1本の電線40Bとを備えていればよい。なお、DC-DCコンバータ70が備えるコネクタの数は、電線40A,40Bの本数に応じて決定される。
<第6実施形態>
図8は、本発明の第6実施形態に係る電線接続装置の平面図である。図9は、図8におけるC-C断面図である。第6実施形態に係る電線接続装置10Eが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第6実施形態に係る電線接続装置10Eは、カバー80を備える点である。以下、第1実施形態との相違点であるカバー80の構成が説明される。
図8は、本発明の第6実施形態に係る電線接続装置の平面図である。図9は、図8におけるC-C断面図である。第6実施形態に係る電線接続装置10Eが第1実施形態に係る電線接続装置10と異なる点は、第6実施形態に係る電線接続装置10Eは、カバー80を備える点である。以下、第1実施形態との相違点であるカバー80の構成が説明される。
図8及び図9に示すように、カバー80は、DINレール20に支持されている。カバー80は、DINレール20に支持された状態において、DINレール20の溝24の開口を覆っている。第6実施形態において、DINレール20は、図8に示すように、3つのカバー80を支持している。3つのカバー80の各々は、電子機器30が配置されていない位置において、DINレール20の溝24の開口を覆っている。
図9に示すように、カバー80は、板部81と、一対の凸部82A,82Bと、一対の凸部83A,83Bとを備える。
板部81は、長手方向2及び幅方向3に拡がっており、DINレール20の溝24の開口を覆っている。一対の凸部82A,82Bは、板部81の幅方向3の両端部から厚み方向4に突出している。一対の凸部83A,83Bは、一対の凸部82A,82Bの各々の先端部から幅方向3の内側へ突出している。
板部81及び凸部82A,83Aによって構成された凹部に、DINレール20のフランジ部23Aが係合される。板部81及び凸部82B,83Bによって構成された凹部に、DINレール20のフランジ部23Bが係合される。これにより、カバー80は、DINレール20によって保持される。なお、第6実施形態では、板部81が湾曲されることによって、前述した係合を従来技術より容易に行うことができる。
第6実施形態によれば、外部からの影響が電線41,42に及ぶことをカバー80によって従来技術より低減することができる。
第6実施形態において、DINレール20は、3つのカバー80を支持している。しかし、DINレール20は、少なくとも1つのカバー80を支持可能である。つまり、DINレール20は、1つのカバー80を支持していてもよいし、3つ以上のカバー80を支持していてもよい。
第6実施形態において、カバー80は、電子機器30の配置位置を除く全ての位置において、DINレール20の溝24の開口を覆っている。しかし、カバー80は、電子機器30の配置位置を除く位置の一部において、DINレール20の溝24の開口を覆っていてもよい。つまり、DINレール20の溝24の開口の全てがカバー80によって覆われる必要はない。
カバー80は、DINレール20の溝24の開口を覆うことを条件として、図8及び図9に示す形状に限らない。例えば、カバー80は、板部81のみで構成されていてもよい。この場合、例えば、板部81とDINレール20のフランジ部23A,23Bとに、ネジが貫通されることによって、カバー80がDINレール20に取り付けられる。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、適宜図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
2 長手方向
10 電線接続装置
20 DINレール(レール部)
24 溝
30 電子機器
32A コネクタ
32B コネクタ
37Ab 接続部材
37Ac コイルばね(付勢部)
37Bb 接続部材
37Bc コイルばね(付勢部)
40A 電線(第1電線)
40B 電線(第2電線)
41 電線
42 電線
60 保持部材
70 DC-DCコンバータ
80 カバー
10 電線接続装置
20 DINレール(レール部)
24 溝
30 電子機器
32A コネクタ
32B コネクタ
37Ab 接続部材
37Ac コイルばね(付勢部)
37Bb 接続部材
37Bc コイルばね(付勢部)
40A 電線(第1電線)
40B 電線(第2電線)
41 電線
42 電線
60 保持部材
70 DC-DCコンバータ
80 カバー
Claims (7)
- 少なくとも1つの電子機器を支持し、前記電子機器が支持される側に開口され且つ長手方向に延びた溝を有するレール部と、
前記溝に収容された少なくとも1本の電線と、を備え、
前記電線は、前記電子機器に設けられたコネクタであって、前記電子機器が前記レール部に支持された状態で前記溝に対して露出したコネクタと電気的に接続される電線接続装置。 - 前記コネクタは、
前記電線と電気的に接続される接続部材と、
前記接続部材を前記電線へ向けて付勢する付勢部と、を備える請求項1に記載の電線接続装置。 - 前記レール部に支持されたDC-DCコンバータを更に備え、
前記電線は、
少なくとも1本の第1電線と、
前記第1電線と前記長手方向で異なる位置にある少なくとも1本の第2電線と、を備え、
前記DC-DCコンバータは、前記第1電線及び前記第2電線の間に位置し、前記第1電線及び前記第2電線の各々と電気的に接続されている請求項1または2に記載の電線接続装置。 - 前記レール部によって支持され且つ前記電線を保持する保持部材を更に備える請求項1から3のいずれか1項に記載の電線接続装置。
- 前記溝の開口を覆うカバーを更に備える請求項1から4のいずれか1項に記載の電線接続装置。
- 前記レール部によって支持され且つ前記コネクタを有する前記電子機器を更に備える請求項1から5のいずれか1項に記載の電線接続装置。
- 前記レール部はDINレールである請求項1から6のいずれか1項に記載の電線接続装置。
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