JP4456592B2 - 窓用装飾シート - Google Patents

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Description

本発明は、窓用装飾シートに関する。
従来、窓用装飾シートの意匠性を向上させるために、表面に立体性をもたせることが行なわれてきた。その窓用装飾シートは、シート基材の片面に加熱凹凸塑性加工を施した後に、加熱凹凸塑性加工を施していない面に粘着剤層、剥離シートを積層させる方法により製造されてきた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、シート基材の片面のみに加熱凹凸塑性加工を施す場合、深い加熱凹凸塑性加工を施すためにはシート基材が厚くなる。また加熱凹凸塑性加工そのものも難しい。このように、意匠性を向上させるために大きな立体性を付与することは困難であった。
特開平11−198302号公報
解決しようとする課題は、大きな立体性を付与することができない点である。また、窓の温度が直接シート基材に伝わり、シート基材の表面に結露する点である。さらに、窓との間にエアーが入って窓用装飾シートが膨らんだ際に、目立つ点である。また、窓に貼着しにくい点である。
そこで、本発明に係る窓用装飾シートは、シート基材と粘着剤層と剥離シートを順次積層した窓用装飾シートに於て、全ての層に一体的にランダム模様凹凸形状が形成されており、かつ、上記剥離シートを剥離除去した貼着直前状態において、上記粘着剤層の露出面の凹凸形状を、多数の独立状小凹窪部と、該小凹窪部間に形成された連続陸部とをもって構成し、かつ、上記連続陸部が、同一平面状の平坦面部を有しており、さらに、正味厚さ寸法T0 を50μm≦T0 ≦ 150μmに設定するとともに、上記ランダム模様凹凸形状の表裏各面における深さ寸法H0 を 150μm≦H0 ≦ 500μmに設定したものである。
また、各小凹窪部に於て該小凹窪部の重心を通る幅寸法の平均値W0 を 0.5mm≦W0 ≦10mmに設定したものである。
また、任意の縦断面における各平坦面部の幅寸法Lを 0.1mm≦L≦7mmに設定したものである。
また、上記粘着剤層の平坦面部の面積S1 と全体の面積S0 を3%≦(S1 /S0 )×100≦50%を満たすように設定したものである。
また、上記シート基材及び剥離シートがポリエステルフィルムから成るものである。
本発明の窓用装飾シートによれば、大きな立体性(高い装飾性、高い意匠性)を付与することができる。また、断熱性にも優れ、結露を防止することができる。さらに、窓との間にエアーが入って窓用装飾シートが膨らんだ際に、目立つことを防止することができる。また、窓に容易に貼着することができる。
図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態の使用状態を示す。この窓用装飾シートは、シート基材1と粘着剤層2と剥離シート3(図3参照)を順次積層した窓用装飾シートであって、剥離シート3を剥離して、粘着剤層2を窓Aに貼着して使用する。以下説明するようなランダム模様凹凸形状Eを有し、高い意匠性が得られる。
シート基材1は、例えば、合成樹脂から成る。好ましくは、ポリエステルフィルムから成る。ポリエステルフィルムは、加熱凹凸塑性加工性、コスト等の面で適している。着色、蒸着加工、コーティング等により様々な意匠性を付与するのも好ましい。
粘着剤層2は、例えば、合成樹脂から成る。好ましくは、加熱凹凸塑性加工前においてガラスに対する接着力を1.5 N/25mm以上に設定する。接着力が1.5 N/25mm未満の場合、窓Aに貼着した窓用装飾シートが剥落してしまう。
剥離シート3は、例えば、合成樹脂又は紙から成る。好ましくは、ポリエステルフィルムから成る。
図3に示すように、シート基材1と粘着剤層2と剥離シート3の全ての層に一体的にランダム模様凹凸形状Eが形成されている。
図4に示す剥離シート3を剥離除去した貼着直前状態において、粘着剤層2の露出面4の凹凸形状は、多数の独立状小凹窪部5と、小凹窪部5間に形成された連続陸部6とをもって構成されている。
図3にもどって、正味厚さ寸法T0 が50μm≦T0 ≦ 150μmに設定されている。本発明において「正味厚さ寸法」とは、シート基材1の表面7に直交する方向の厚さ寸法のことをいう。正味厚さ寸法T0 がT0 <50μmの場合、強度が小さくなる。正味厚さ寸法T0 が 150μm<T0 の場合、製造が困難であ、意匠性が低くなったり、無駄に多くの材料を必要とする。
シート基材1の正味厚さ寸法T1 は、15μm≦T1 ≦75μmに設定するのが好ましい。正味厚さ寸法T1 がT1 <15μmの場合、強度不足となる虞れがある。正味厚さ寸法T1 が75μm<T1 の場合、意匠性が低くなったり、無駄に多くの材料を必要とする虞れがある。
粘着剤層2の正味厚さ寸法T2 は、15μm≦T2 ≦50μmに設定するのが好ましい。正味厚さ寸法T2 がT2 <15μmの場合、製造するのが困難になる虞れがある。正味厚さ寸法T2 が50μm<T2 の場合、製造(乾燥工程等)に時間がかかるとともに、無駄に多くの材料を必要とする虞れがある。
剥離シート3の正味厚さ寸法T3 は、20μm≦T3 ≦50μmに設定するのが好ましい。正味厚さ寸法T3 がT3 <20μmの場合、剥離の際に剥離シート3が破損する虞れがある。正味厚さ寸法T3 が50μm<T3 の場合、無駄に多くの材料を必要とする虞れがある。
ランダム模様凹凸形状Eの表裏各面8,9における深さ寸法H0 が 150μm≦H0 ≦ 500μmに設定されている。ランダム模様凹凸形状Eの深さ寸法H0 がH0 < 150μmの場合、意匠性が低くなるとともに、断熱性が小さくなる。ランダム模様凹凸形状Eの深さ寸法H0 が 500μm<H0 の場合、加熱凹凸塑性加工の際に破損する虞れがある。すなわち、製造するのが困難である。
連続陸部6は、同一平面状の平坦面部10を有している。任意の縦断面における各平坦面部10の幅寸法Lが 0.1mm≦L≦7mmに設定されている。幅寸法LがL< 0.1mmの場合、接着力が不足して窓用装飾シートが窓Aから剥落してしまう。幅寸法Lが7mm<Lの場合、意匠性が低いとともに、断熱性が小さい。
粘着剤層2の平坦面部10の面積S1 と全体の面積S0 が3%≦(S1 /S0 )× 100≦50%を満たすように設定されている。平坦面部10の面積S1 と全体の面積S0 が(S1 /S0 )× 100<3%の場合、窓用装飾シートが窓Aから剥がれやすい。平坦面部10の面積S1 と全体の面積S0 が50%<(S1 /S0 )× 100の場合、断熱性が小さくなる。
図5に示すように、各小凹窪部5に於て小凹窪部5の重心Gを通る幅寸法Wの平均値W0 が 0.5mm≦W0 ≦10mmに設定されている。平均値W0 がW0 < 0.5mmの場合、意匠性が低いとともに、断熱性が小さい。平均値W0 が10mm<W0 の場合、窓用装飾シートが窓Aから剥がれやすい。
本発明の窓用装飾シートは、例えば、シート基材1と粘着剤層2と剥離シート3を順次積層した後に、加熱凹凸塑性加工を施してランダム模様凹凸形状Eを形成することにより製造することができる。なお、加熱凹凸塑性加工前のシート基材1と粘着剤層2と剥離シート3の積層体の厚さを 150μm以下に設定することが望ましい。この場合、容易に加熱凹凸塑性加工を施すことができる。
本発明は、設計変更可能であって、例えば、ランダム模様凹凸形状Eは、上述の条件(正味厚さ寸法等)を満たす範囲で、自由に設定することができる。例えば、図6に示すように、小凹窪部5の周囲(すなわち小凹窪部5と連続陸部6との境界線)形状が、凸部11のみならず凹部12を有するものであっても良い。なお、この場合、小凹窪部5の面積と等しい面積の円の直径を上述の平均値W0 とみなす。
以上のように、本発明は、シート基材1と粘着剤層2と剥離シート3を順次積層した窓用装飾シートに於て、全ての層に一体的にランダム模様凹凸形状Eが形成されており、かつ、剥離シート3を剥離除去した貼着直前状態において、粘着剤層2の露出面4の凹凸形状を、多数の独立状小凹窪部5と、小凹窪部5間に形成された連続陸部6とをもって構成し、さらに、正味厚さ寸法T0 を50μm≦T0 ≦ 150μmに設定するとともに、ランダム模様凹凸形状Eの表裏各面8,9における深さ寸法H0 を 150μm≦H0 ≦ 500μmに設定したので、大きな立体性(高い装飾性、高い意匠性)を付与することができる。また、断熱性が大きく、結露を防止することができる。また、窓Aとの間にエアーが入って窓用装飾シートが膨らんだ際に、目立つことを防止することができる。
また、各小凹窪部5に於て小凹窪部5の重心Gを通る幅寸法Wの平均値W0 を 0.5mm≦W0 ≦10mmに設定したので、意匠性が高く、断熱性が大きい。かつ、窓Aに対する適度な粘着力を与えることができる。
また、粘着剤層2の露出面4の連続陸部6が、同一平面状の平坦面部10を有しているので、窓Aに容易に貼着することができる。
また、任意の縦断面における各平坦面部10の幅寸法Lを 0.1mm≦L≦7mmに設定したので、意匠性が高く、断熱性が大きい。かつ、窓Aに対する適度な粘着力を与えることができる。
また、粘着剤層2の平坦面部10の面積S1 と全体の面積S0 を3%≦(S1 /S0 )× 100≦50%を満たすように設定したので、断熱性が大きい。かつ、窓Aに対する適度な粘着力を与えることができる。
また、シート基材1及び剥離シート3がポリエステルフィルムから成るので、容易に製造することができる。
本発明の実施の一形態の使用状態を示す正面図である。 断面側面図である。 要部拡大断面図である。 貼着直前状態を示す要部拡大断面図である。 説明図である。 設計変更の一例を示す正面図である。
1 シート基材
2 粘着剤層
3 剥離シート
4 露出面
5 小凹窪部
6 連続陸部
8 表面
9 裏面
10 平坦面部
E ランダム模様凹凸形状
G 重心
0 深さ寸法
L 幅寸法
0 面積
1 面積
0 正味厚さ寸法
W 幅寸法
0 平均値

Claims (5)

  1. シート基材(1)と粘着剤層(2)と剥離シート(3)を順次積層した窓用装飾シートに於て、全ての層に一体的にランダム模様凹凸形状(E)が形成されており、
    かつ、上記剥離シート(3)を剥離除去した貼着直前状態において、上記粘着剤層(2)の露出面(4)の凹凸形状を、多数の独立状小凹窪部(5)と、該小凹窪部(5)間に形成された連続陸部(6)とをもって構成し、
    かつ、上記連続陸部(6)が、同一平面状の平坦面部(10)を有しており、
    さらに、正味厚さ寸法(T0 )を50μm≦T0 ≦ 150μmに設定するとともに、上記ランダム模様凹凸形状(E)の表裏各面(8)(9)における深さ寸法(H0 )を 150μm≦H0 ≦ 500μmに設定したことを特徴とする窓用装飾シート。
  2. 各小凹窪部(5)に於て該小凹窪部(5)の重心(G)を通る幅寸法(W)の平均値(W0 )を 0.5mm≦W0 ≦10mmに設定した請求項1記載の窓用装飾シート。
  3. 任意の縦断面における各平坦面部(10)の幅寸法(L)を 0.1mm≦L≦7mmに設定した請求項1又は2記載の窓用装飾シート。
  4. 上記粘着剤層(2)の平坦面部(10)の面積(S 1 )と全体の面積(S 0 )を3%≦(S 1 /S 0 )× 100≦50%を満たすように設定した請求項1,2又は3記載の窓用装飾シート。
  5. 上記シート基材(1)及び剥離シート(3)がポリエステルフィルムから成る請求項1,2,3又は4記載の窓用装飾シート。
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