JP4455842B2 - 電動シャッター制御装置 - Google Patents
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Description
シャッター及び駆動部のうちの少なくとも一方の駆動に関する物理量を検出する検出手段と、
シャッターが障害物に接触したと判定するしきい値を記憶する記憶手段と、
検出手段で検出されたシャッター及び駆動部のうちの少なくとも一方の駆動に関する物理量としきい値とを比較し、物理量がしきい値を越えるとき、または、物理量がしきい値に所定値以上接近しているとき、シャッターが障害物に接触していると判定する障害物接触判定手段とを具備する電動シャッター制御装置において、別のシャッターに組み替えた際、検出手段で検出された物理量の正常データに基づいてしきい値を更新する更新手段を具備しており、
更新手段は、検出手段で検出された物理量のうち、設定値を異常な側に超えるデータを異常なデータとして排除すると共に、正常と判定された前の正常データと比較して所定値以上の差があり且つ設定値を異常な側に超えないと判定されたデータをこれが所定回数連続しないとき異常なデータとして排除する排除手段と、検出手段で検出された物理量のうち、正常と判定された前の正常データと比較して所定値以上の差があり且つ設定値を異常な側に超えないと判定されたデータが所定回数連続するとき、そのデータを正常データとして取り扱う排除阻止手段とを有することを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例1を図1〜図6を参照として具体的に説明する。本実施例は構造物の出入り用の開口を開閉する電動シャッター装置1に適用したものである。図1は電動シャッター装置1を模式的に示す。図1に示すように、電動シャッター装置1は家屋、ビル、工場、車両(乗用車、トレーラー、トラック、列車を含む)、船体等の構造物に設けられており、人または車両などが出入りする開口10を開閉するものである。電動シャッター装置1は、開口10に設けられた縦方向にのびる平行に並走された2本のガイドレール11と、ガイドレール11に沿って昇降され昇降に伴い開口10を開閉させると共にストッパ12aをもつ開閉体としてのシャッター12と、ガイドレール11の上部側に設けられた非回転の横軸固定型の支軸13と、支軸13に保持され図略の連結部材を介して互いに一体回転可能に連結された複数個(本例では4個)の従動輪14(14a,14b,14c,14d)と、複数の従動輪14のうちの端側に対して離間して配置された回転可能な駆動輪15(スプロケット)と、駆動輪15と端側の従動輪14aとの間に架設されたエンドレス状をなす伝達部材16(チェーン)と、駆動輪15を回転させるシャッター巻き上げ駆動装置2とを備えている。従動輪14aはスプロケット形状をなし、従動輪14b,14c,14dは円盤形状をなす。なお図1に示すように、ケース1c内には、支軸13、従動輪14a、駆動輪15、伝達部材16、シャッター巻き上げ駆動装置2が内蔵されている。
図9は、電動シャッター制御装置を、大きなサイズのシャッター12から小さなサイズのシャッター12に組み替えた場合を示す。電動シャッター制御装置を大きなサイズのシャッター12に組み付けている状態のとき、モータ電流の変化は特性線X1として示され、各領域におけるしきい値は特性線Y1として示される。これに対して、電動シャッター制御装置を小さなサイズのシャッターに組み替えられた後には、モータ電流の変化は特性線X2として示される。このようにモータ電流の変化が特性線X2として示されるときには、モータ電流は、特性線Y1で示されるしきい値になかなか到達できないため、障害物にかかる荷重が大きくなる。そこで、シャッターサイズに適応するように、更新手段は、検出手段で検出された最近の物理量の正常データに基づいてしきい値を新しく更新する。この結果、電動シャッター制御装置を小さなサイズのシャッターに組み替えたときには、各領域におけるしきい値は特性線Y2として示されるようになる。
図10は、電動シャッター制御装置を、小さなサイズのシャッター12から大きなサイズのシャッター12に組み替えた場合を示す。電動シャッター制御装置を小さなサイズのシャッター12に組み付けている状態のとき、モータ電流の変化は特性線X3として示され、各領域におけるしきい値は特性線Y3として示される。これに対して、電動シャッター制御装置を大きなサイズのシャッターに組み替えたときには、モータ電流の変化は特性線X4として示される。このようにモータ電流の変化が特性線X4として示されるときには、障害物が存在していないにもかかわらず、特性線X4として示されるモータ電流は、特性線Y3で示されるしきい値に到達し(図9におけるA点)、障害物とシャッターとが接触していなくても、障害物とシャッターとが接触していると誤認識してしまう。そこで、シャッターサイズに適応するように、更新手段は、検出手段で検出された最近の物理量の正常データに基づいてしきい値を新しく更新する。この結果、電動シャッター制御装置を大きなサイズのシャッターに組み替えたときには、各領域におけるしきい値は特性線Y4として示されるようになる。
図11は適用例を示す。この適用例はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、適宜変更できる。この例によれば、モータ駆動回路22は、モータ20の回転方向を切り替えることによりシャッター12の駆動方向を切り替える切替手段3と、モータ20に対して直列に接続されモータ20の速度制御を行う速度制御手段4とを有する。速度制御手段4は、モータ20のモータ電流に対してオンオフを繰り返すスイッチング制御を行うものであり、モータ20の正回転及び逆回転に共用されている。以下、このモータ駆動回路22について説明を加える。切替手段3はモータ20の回転方向を切り替えるものであり、第1切替手段として機能する第1リレー31と、第2切替手段として機能する第2リレー32とで構成されている。第1リレー31は有接点式であり、モータ20の一方のモータ端子に繋がる第1接点31aと、電源線50につながる接点31bと、スイッチング素子40のドレンDに繋がる接点31cと、接点31b及び接点31cを切り替える可動接片31dとをもつ。また、第2リレー32は有接点式であり、モータ20の他方のモータ端子に繋がる第2接点32aと、電源線50につながる接点32bと、スイッチング素子40のドレンDに繋がる接点32cと、接点32b及び接点32cを切り替える可動接片32dとをもつ。
上記した実施例1によれば、モータ20の駆動力は減速機構19を介して伝達されるが、これに限らず、減速機構19を廃止しても良い。上記した実施例1によれば、物理量がしきい値を越えるときにシャッター12が障害物に接触していると判定するが、これに限らず、物理量がしきい値に所定値以上接近しているときにシャッター12が障害物に接触していると判定することもできる。上記した実施例1によれば、物理量としてモータ電流を検出しているが、これに限らず、モータの回転数を物理量としても良く、更には、シャッター12の移動抵抗に関する物理量を用いても良い。障害物にシャッターが衝突すると、モータの回転数、シャッターの駆動速度が低下するからである。本発明は上記した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。発明の実施の形態、実施例に記載の語句は一部であっても、請求項に記載できるものである。
Claims (2)
- シャッターを閉鎖方向または開放方向に駆動させる駆動力を発揮する駆動部と、
前記シャッター及び前記駆動部のうちの少なくとも一方の駆動に関する物理量を検出する検出手段と、
前記シャッターが障害物に接触したと判定するしきい値を記憶する記憶手段と、
前記検出手段で検出された前記シャッター及び前記駆動部のうちの少なくとも一方の駆動に関する物理量と前記しきい値とを比較し、前記物理量が前記しきい値を越えるとき、または、前記物理量が前記しきい値に所定値以上接近しているとき、前記シャッターが障害物に接触していると判定する障害物接触判定手段とを具備する電動シャッター制御装置において、
別の前記シャッターに組み替えた際、前記検出手段で検出された最近の前記物理量の正常データに基づいて前記しきい値を更新する更新手段を具備しており、
前記更新手段は、前記検出手段で検出された物理量のうち、設定値を異常な側に超えるデータを異常なデータとして排除すると共に、正常と判定された前の正常データと比較して所定値以上の差があり且つ前記設定値を異常な側に超えないと判定されたデータをこれが所定回数連続しないとき異常なデータとして排除する排除手段と、前記検出手段で検出された物理量のうち、正常と判定された前の前記正常データと比較して所定値以上の差があり且つ前記設定値を異常な側に超えないと判定されたデータが所定回数連続するとき、そのデータを正常データとして取り扱う排除阻止手段とを有することを特徴とする電動シャッター制御装置。 - 請求項1において、前記シャッターの閉端位置と開端位置との間は複数の領域に分割されており、
前記シャッターを閉鎖方向に駆動するとき及び前記シャッターを開放方向に駆動するときのうちの少なくとも一方において、各領域ごとのしきい値が前記記憶手段に記憶されていることを特徴とする電動シャッター制御装置。
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