JP4345558B2 - シャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッター装置に関し、特に電動モータモータにより駆動されるシャッターにより開口部が開閉されるようにしたシャッター装置に関する。
従来の此の種のシャッター装置、例えば、特開平10−169341号公報に開示されたものにおいては、開口部を閉鎖したシャッターが外部から開放されないように、ソレノイドを用いたロック装置により、開放不能にされている。
特開平10−169341号公報
たしかに、ロック装置により、開口部を閉鎖したシャッターが外部から開放されないようにしたことは、防犯上は優れた効果を奏するものである。しかし、この従来装置においては、ソレノイドを主構成要素とするロック装置を別途設けねばならず、構造が複雑となる。更に、シャッターを駆動するモータ関連の配線に加え、ソレノイド関連の配線も行わねばならず、組み付け作業の煩瑣も付加される。
それ故に、本発明は、かような不具合のない、シャッター装置を提供することを、技術的課題とするものである。
上記技術的課題を解決するために請求項1記載の発明において講じた技術的手段は、開口部を開閉するシャッターと、該シャッターの駆動源となるモータと、該モータの回転方向を切り替える切替手段と前記モータの速度制御を行う速度制御手段を有するモータ駆動回路と、該モータ駆動回路を介して前記モータを制御する制御部と、該制御部に接続され、前記シャッターの開放を検知する検知手段と、を備えたシャッター装置において、前記制御部から前記シャッターを開にする信号が発信されていない状態で、前記検知手段が前記シャッターの開を検知した場合に、前記制御部が、前記切替手段または前記速度制御手段として用いられるリレーあるいはスイッチを動作させ、前記モータを短絡状態にさせる構成とした。
請求項1記載の発明によれば、開放信号が発せられていないときに検知手段がシャターカーテンの開放を検知したとき、制御装置は、この開放を外部からの不正な開放なものと見なし、モータを短絡させるようにしたので、このモータ短絡によりモータはロックされ(つまり、シャッターの昇降と連動するシャフトの回転が不能とされ)、シャッターの開放が阻止される。
本発明の実施形態例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、建物の出入り用の開口を開閉する電動シャッター装置1は、開口10に設けられた縦方向にのびる平行に並走された2本のガイドレール11と、ガイドレール11に沿って昇降され昇降に伴い開口を開閉させると共にストッパ12aをもつ開閉体としてのシャッター12と、ガイドレール11の上部側に設けられた非回転の横軸固定型の支軸13と、支軸13に保持され図略の連結部材を介して互いに一体回転可能に連結された4個の従動輪14(14a,14b,14c,14d)と、複数の従動輪14 のうちの端側の従動輪14aに対して離間して配置された回転可能な駆動輪15と、駆動輪15と端側の従動輪14aとの間に架設されたエンドレス状をなす伝達部材(チェーン)16と、駆動輪15を回転させるシャッター巻き上げ駆動装置2とを備えている。従動輪14aはスプロケット状をなし、従動輪14b,14c,14dは円盤状をなす。なお、図1に示すように、ケース1c内には、支軸13、従動輪14、駆動輪15、伝達部材16、シャッター巻き上げ駆動装置2が内蔵されている。
支軸13には、ねじりコイルバネで形成された付勢部材17が装備されている。付勢部材17はシャッター12を上向きに付勢する付勢力を有する。付勢部材17の上向きの付勢力は、基本的には、シャッター12の重量による下向きの負荷力と釣り合うように設定されている。このためシャッター12を開放させるとき、付勢部材17の上向きの付勢力はアシスト力として機能するため、シャッター12を持ち上げて開放させる力としては小さくて済む。なお、図1に示すように、シャッター巻き上げ駆動装置2は支軸13に対して離間した位置に支軸13に沿って配置されている。従動輪14aの径は駆動輪15の径よりも大きく設定されていると共に、従動輪14a歯数は駆動輪15の歯数よりも大きく設定されている。このため、従動輪14a、駆動輪15及び伝達部材16により減速機構19が構成されており、モータ20の駆動を減速させて従動輪14aに伝達し、従動輪14b,14c,14dにシャッター12を巻き付けたり巻き外したりすることができる。
図2に示すように、シャッター巻き上げ駆動装置2は、シャッター12を開閉駆動させる駆動部としてのモータ20とモータ駆動回路22とを有する。モータ20は直流モータとされている。更にモータ20の駆動を制御する制御部100と、モータ20の駆動を操作する操作盤200とが設けられている。操作盤200には、シャッター12を閉鎖方向に駆動させる閉動スイッチ201、シャッター12を開放方向に駆動させる開動スイッチ202、シャッター12を直ちに停止させる停止スイッチ203、シャッター12を停止させる位置を設定する設定スイッチ204、リセットスイッチ205、シャッター下限位置検出器206が設けられている。しかして、シャッター下限位置検出器206は、図3に示されるように、ガイドレール11の下側に設置されており、シャッター12と一体となって下降してくるストッパ12aと係合したときオンされ、これにより、シャッター12の下限位置が認識される。
図2に示すように、制御部100は、入力処理部104と、記憶手段としての書き込み可能なメモリ106(EPROM 等)と、プログラム等を格納した書き込みできないメモリ107(ROM 等)と、マイコン108と、出力処理部110を有する。メモリ106は、シャッター12が障害物に接触したと判定するしきい値を記憶するものである。更に、閉動スイッチ201、開動スイッチ202、停止スイッチ203等の信号はそれぞれ入力処理部104を介して制御部100に入力される。モータ20のモータ軸には、ロータリ式のエンコーダ等のシャッター位置検出器112(シャッター位置検出手段)が設けられている。モータ20が駆動してシャッター12が閉鎖方向または開放方向に駆動するとき、エンコーダ等のシャッター位置検出器112から出力された信号は、制御部100に入力される。制御部100はエンコーダ等のシャッター位置検出器112の信号に基づいて、モータ20の回転量、モータ20の回転速度、ひいてはシャッター12の下端の現在位置を検出することができ、これによりシャッター12の下端が開端位置に到達したか否かを検出することができる。
図4に具体的に示されるように、モータ駆動回路22は、モータ20の回転方向を切り替えることによりシャッター12の駆動方向を切り替える切替手段3と、モータ20に対して直列に接続されモータ20の速度制御を行う速度制御手段4とを有する。速度制御手段4 は、モータ20 のモータ電流に対してオンオフを繰り返すスイッチング制御を行うものであり、モータ20の正回転及び逆回転の双方に共用されている。
切替手段3はモータ20の回転方向を切り替えるものであり、第1切替手段として機能する第1リレー31と、第2切替手段として機能する第2リレー32とで構成されている。第1リレー31は有接点式であり、メインリレー30を介して、モータ20の一方のモータ端子に繋がる第1接点31aと、電源線50につながる接点31bと、スイッチング素子40のドレンDに繋がる接点31cと、接点31b及び接点31cを切り替える可動接片31dとをもつ。また、第2リレー32は有接点式であり、モータ20の他方のモータ端子に繋がる第2接点32aと、電源線50につながる接点32bと、スイッチング素子40のドレンDに繋がる接点32cと、接点32b及び接点32cを切り替える可動接片32dとをもつ。メインリレー30は、シャッター12の停止時は、開かれている。第1リレー31は、図6に示されるように、メインリレー30の閉成時、モータ20側の第1接点31aと電源線50側の接点31bとを導通させることにより、モータ20は正回転する。これにより、シャッター12は閉方向に駆動される。また、第2リレー32は、図5に示されるように、メインリレー30の閉成時、モータ20側の第2接点32aと電源線50側の接点32bとを導通させることにより、モータ20は逆回転する。これにより、シャッター12は開方向に駆動される。
速度制御手段4は、モータ20に流れるモータ電流をオンオフさせてモータ20をスイッチング制御(デューティ制御)するものであり、唯一の(1個の)スイッチング素子40(半導体スイッチング素子)で構成されている。スイッチング素子40はFETとされている。このスイッチング素子40はモータ20の正回転及び逆回転の双方に共用される。
従って、スイッチング素子40のドレンDは、第1リレー31の接点31c及び第2リレー32の接点32cに繋がる。スイッチング素子40のゲートGはPWM信号発生回路55に繋がれている。PWM信号発生回路55からPWMパルス信号S1がスイッチング素子40のゲートGに入力される。PWMパルス信号S1がHiのとき、スイッチング素子40がオンとなり、スイッチング素子40のドレンDとソースSとの間が導通する。これに対してPWMパルス信号S1がLowのとき、スイッチング素子40がオフとなり、スイッチング素子40のドレンDとソースSとの間が非導通となる。これによりスイッチング素子40のオン時間/(オン時間+オフ時間)が規定され、モータ20はデューティ制御される。シャッター12の負荷が大きいときには、デューティ比が高いPWMパルス信号S1が入力される。シャッター12の負荷が小さいときには、デューティ比が低いPWMパルス信号S1が入力される。
モータ20において電流が矢印X1方向に流れるときを正回転(シャッター12の閉鎖方向の駆動)、矢印X2方向に流れるときを逆回転(シャッター12の開放方向の駆動)と仮定する。シャッター12が停止しているときには、メインリレー30は開かれており、第1リレー31の可動接片31dは接点31c側に存在し、電源線50側の接点31bに非導通状態に維持され、且つ、第2リレー32の可動接片32dは接点32c側に存在し、電源線50側の接点32bに非導通状態に維持されている。
モータ20を正回転させるときには、メインリレー30を閉じると共に、第1リレー31の可動接片31dを動作させ、モータ20側の第1接点31aと電源線50側の接点31bとを導通させる。この場合、第2リレー32については、これの可動接片32dを動作させず、電源線50側の接点32bとモータ20側の第2接点32aとを非導通とさせておく。これにより、モータ20の一方向のモータ端子が第1リレー31を介して電源線50に繋がると共に、モータ20の他方向のモータ端子が第2リレー32、P3点、スイッチング素子40を介してGND線51に繋がる。このため電源線50からの電流は、第1リレー31の接点31b→第1 接点31a→メインリレー30→モータ20(矢印X1 方向)→第2 リレー32の第2接点32a→接点32c→P3点→スイッチング素子40の順に流れることになる。ここで本例によれば、シャッター12の負荷に応じたデューティ比をもつPWMパルス信号S1がPWM 信号発生回路55からスイッチング素子40のゲートGに入力される。このため、スイッチング素子40のドレンDとソースSとの間が導通し、モータ20が正回転する。この場合、スイッチング素子40のオン時間/(オン時間+オフ時間)、つまりデューティ比により、モータ20を流れるモータ電流の平均電流が変化し、モータ20に要請される回転速度に応じて、モータ20の速度は制御され、ひいてはシャッター12の駆動速度が制御される。
モータ20を逆回転させるときには、第2リレー32の電源線50側の接点32bとモータ20側の第2接点32aとを導通させる。この場合、第1リレー31の可動接片31dについては、電源線50側の接点31bとモータ20側の第1接点31aとを非導通とさせておく。これによりモータ20の他方向のモータ端子が第2リレー32を介して電源線50に繋がると共に、モータ20の一方向のモータ端子がメインリレー30、第1リレー31、P2点、P3点及びスイッチング素子40を介してGND線51に繋がる。
このため電源線50からの電流は、P1点→第2リレー32の接点32b→第2リレー32の第2接点32a→モータ20(矢印X2 方向)→メインリレー30→第1リレー31の第1接点31a、接点31c→P2点→P3点→スイッチング素子40の順に流れることになる。ここで、本例によれば、第1リレー31の可動接片31d、第2 リレー32の可動接片32dを切替駆動させた後に、シャッター12の負荷に応じたデューティ比をもつPWMパルス信号S1がPWM信号発生回路55からスイッチング素子40のゲートG に入力される。このため、スイッチング素子40のドレンDとソースSとの間が導通し、モータ20が回転する。この場合、スイッチング素子40のオン時間/(オン時間+オフ時間)、つまりデューティ比により、モータ20を流れるモータ電流の平均電流が変化し、モータ20に要請される回転速度に応じて、モータ20の速度は制御され、ひいてはシャッター12の駆動速度が制御される。
前記したように、シャッター12が停止しているとき、モータ駆動回路22は、図4に示す状態であるが、この状態において、シャッター12を外部から開放されることが予想される。かような事態を想定して、制御装置100はモータ駆動回路22をしてモータ20をロックさせ、これによりシャッター12の開放を許容しないようになっている。すなわち、シャッター12が開口を閉じているときは、制御装置100へは、シャッター下限位置検出器206からは常時ON信号が、開動スイッチ202からは常時OFF信号が、夫々、送られている。しかして、シャッター12を外部から開放する場合は、開動スイッチ202から制御装置100へ常時OFF信号が送られている間に、シャッター下限位置検出器206から制御装置100への信号がONからOFFに変化するので、この変化を検知した制御装置100は、図7に示されるように、第1リレー31の可動接片31dを電源線50側の接点31bと導通させる。このとき、第2リレー32の可動接片32dはP3点及びスイッチング素子40を介してGND線51に繋がっているので、モータ20は、その両端が、短絡されることになる。この短絡により、モータ20がロックされるので、シャッター12の巻き上げが阻止される。
シャッター12の下限位置は、前述したように、シャッター位置検出器112(シャッター位置検出手段)たるエンコーダによっても行うことができる。従って、シャッター12の外部からの開放は、エンコーダ112からの信号変化を検知することによっても行うことができる。しかして、エンコーダ112からの信号変化はシャッター12の振動によっても惹起されるので、強風でシャッター12が振動したときは、直ちにモータ20のロックがなされて、スラットのガタツキが防止できる。
尚、手動スイッチ210が押されてシャッター12が手動モードとなった時、メインリレー30は開かれ、シャッターの昇降に伴いモータ20にて惹起される逆起電力が駆動回路22に印加されないようになっている。しかして、シャッターが手動モードで下降されて開口を閉じた後(シャッター下限位置検出器206からON信号は発せられて所定時間経過後は、手動モードが自動的にキャンセルされるようになっており、これ以降は、シャッター12が外部から開放された場合は、上記したモータロックにより、開放が阻止されるようになっている。
また、駆動回路22においては、電源線50とスイッチング素子40との間には、フライホィールダイオードとして機能するダイオード57がモータ20と並列に設けられている。ダイオード57は、PWM パルス信号S1 がオフ(Low )とされたとき、つまり、スイッチング素子40のドレンDとソースSとの間が非導通とされたとき、モータ20のインダクタに蓄えられたエネルギをモータ20に電流として流し、モータ電流を滑らかにするものである。
モータ駆動回路22には、モータ20にかかる負荷をモータ電流(物理量)として検出するモータ電流検出器102が設けられている。モータ電流検出器102は、モータ20にかかる負荷をモータ電流として検出するため、モータ負荷検出器として機能することができる。モータ電流検出器102から出力されたモータ電流に関する信号は、制御部100に入力される。出力処理部110は、モータ駆動回路22を経てモータ20を制御する信号を出力すると共に、駆動回路130を経て警告器132を制御する信号を出力する。警告器132としては、例えば、警告ブザーや警告灯等を採用することができる。
更に説明を加える。図8は、障害物が存在しないとき、シャッター12を開端位置Koから閉鎖方向に駆動させて閉端位置Ksに到達させるときにおけるモータ負荷特性を示す。図9は、障害物が存在しないとき、シャッター12を閉端位置Ksから開放方向に駆動させて開端位置Koに到達させるときにおけるモータ負荷特性を示す。図8及び図9において、横軸はシャッター12のシャッター下端の現在位置を示し、縦軸はモータ20を流れるモータ電流値、つまりモータトルクを示す。図8に示すように、シャッター12を開端位置Koから閉鎖方向に駆動させて閉端位置Ksに到達させるとき、モータ電流は概略的には、開端位置Ko側ではモータ電流値は相対的に高く、中間領域では相対的に低下しており、閉端位置Ks側ではモータ電流値は相対的に高めになり、全体として概略的には下向き凸の特性が得られる。また図9に示すように、シャッター12を閉端位置Ksから開放方向に駆動させて開端位置Koに到達させるとき、モータ電流は概略的には、閉端位置Ks側ではモータ電流値は相対的に低く、中間領域では増加して相対的に高くなり、閉端位置Ks側ではモータ電流値は相対的に低めになり、全体として概略的には上向き凸の特性が得られる。
そこで本実施形態例によれば、シャッター12を閉鎖方向に駆動させるとき、シャッター12の閉端位置Ksと開端位置Koとの間を、開端位置Koから閉端位置Ksにかけて複数の領域A、B、Cに分割し、領域Aにおいて最も高いモータ電流を基準物理量として取り出し、その基準物理量にマージンαAを加えた値を領域Aにおけるしきい値PAとして設定する。そしてその閉動用のしきい値PAをメモリ106の所定のエリアに記憶させている。同様に、領域Bにおける最も高いモータ電流を基準物理量として取り出し、その基準物理量にマージンαBを加えた値を領域Bにおけるしきい値PBとして設定し、その閉動用のしきい値PBをメモリ106の所定のエリアに記憶させている。また、領域Cにおける最も高いモータ電流を基準物理量として取り出し、その基準物理量にマージンαCを加えた値を領域Cにおけるしきい値PCとして設定する。そしてその閉動用のしきい値PCをメモリ106の所定のエリアに記憶させている。ここで、閉動用のマージンαA、αB、αCはそれぞれ同一とすることができるが、場合によっては異なる値としても良い。
更に、シャッター12を開放方向に駆動させるとき、シャッター12の閉端位置Ksと開端位置Koとの間を、閉端位置Ksから開端位置Koにかけて複数の領域D、E、Fに分割し、領域Dにおける最も高いモータ電流を基準物理量として取り出し、その基準物理量にマージンαDを加えた値を領域Dにおけるしきい値PDとして設定し、その開動用のしきい値PDをメモリ106の所定のエリアに記憶させている。同様に、領域Eにおける最も高いモータ電流を基準物理量として取り出し、その基準物理量にマージンαEを加えた値を領域Eにおけるしきい値PEとして設定し、その開動用のしきい値PEをメモリ106の所定のエリアに記憶させている。また、領域Fにおける最も高いモータ電流を基準物理量として取り出し、その基準物理量にマージンαFを加えた値を領域Fにおけるしきい値PFとして設定し、その開動用のしきい値PFをメモリ106の所定のエリアに記憶させている。ここで、開動用のマージンαD、αE、αFはそれぞれ同一とすることができるが、場合によっては異なる値としても良い。
尚、領域A〜Fにおける基準物理量として取り出すモータ電流は、当該領域において最も高いもの(異常値を除く)である。シャッター12と障害物とが接触していないにもかわらず、接触していると誤判定されることを防止するためである。領域A〜Fにおける基準物理量として取り出す最も高いモータ電流は、異常値は排除されている。これにより信頼性を高めることができる。
上記したように、モータ20を流れるモータ電流値は、モータトルクを示すが、モータトルクは、シャッター12の下降時、シャッター12を開方向に作用するねじりコイルバネの付勢部材17の付勢力と拮抗する。しかして、ねじりコイルバネの付勢部材17の付勢力は、経年変化に伴いバネ定数が変動しない限り一定であるが、モータトルクは、モータ20を流れる電流を調整することにより、制御することができる。すなわち、上記したように、回路22においては、スイッチング素子40のオン時間/(オン時間+オフ時間)、つまりデューティ比により、モータ20を流れるモータ電流の値が決定されるので、このデューティ比がモータトルクの値を決定する。したがって、デューティ比=スイッチング素子40のオン時間/(オン時間+オフ時間)を適宜調整することにより、モータトルクとコイルバネの付勢部材17の付勢力との間の拮抗関係を、最適化することができる。
しかして、モータトルクとコイルバネの付勢部材17の付勢力との間の拮抗関係の最適化とは、次の2点が惹起されないことをいう。
(1)シャッター12を閉方向に付勢するモータトルクが、シャッター12を開方向に作用するねじりコイルバネの付勢部材17の付勢力よりも大きすぎて、シャッター12を構成するスラットを変形させる。
(2)シャッター12を閉方向に付勢するモータトルクが、シャッター12を開方向に作用するねじりコイルバネの付勢部材17の付勢力よりも小さく、シャッター12の開放が容易となる。
以上本発明の実施形態例を詳述したが、これはあくまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の実施形態例に係るシャッター装置の外観斜視図。 図1のシャッター装置の制御系を示すブロック図。 図1のシャッター装置の下限位置検知スイッチの設置位置を示す図。 シャッター停止時の、モータ駆動回路の状態を示すブロック図。 シャッター開放過程における、モータ駆動回路の状態を示すブロック図。 シャッター閉鎖過程における、モータ駆動回路の状態を示すブロック図。 モータロック時の、モータ駆動回路の状態を示すブロック図。 シャッターが全開から全閉に変移する過程におけるモータ負荷状態を示すグラフ。 シャッターが全閉から全開に変移する過程におけるモータ負荷状態を示すグラフ。
符号の説明
10:開口
12:シャッター
20:モータ
22:モータ駆動回路

Claims (1)

  1. 開口部を開閉するシャッターと、
    該シャッターの駆動源となるモータと、
    該モータの回転方向を切り替える切替手段と前記モータの速度制御を行う速度制御手段を有するモータ駆動回路と、
    該モータ駆動回路を介して前記モータを制御する制御部と、
    該制御部に接続され、前記シャッターの開放を検知する検知手段と、を備えたシャッター装置において、
    前記制御部から前記シャッターを開にする信号が発信されていない状態で、前記検知手段が前記シャッターの開を検知した場合に、
    前記制御部が、前記切替手段または前記速度制御手段として用いられるリレーあるいはスイッチを動作させ、前記モータを短絡状態にさせる構成としたことを特徴とするシャッター装置。
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