JP4454656B2 - メタルボンドバンドソー - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の超砥粒ブレードは、円板状の基板の外周部のチップ側面に、チップの内縁からチップの外縁方向へ、ダイヤモンド砥粒または立方晶窒化ホウ素砥粒を固着した複数の砥粒連結列を設けたものである。
この特許文献1には、砥粒連結列を形成する砥粒の間隔が、平均砥粒径以内とするのが望ましく、また、ホイール回転方向に対しての傾斜角度は、切れ味への影響が懸念されるため、放射状が好ましく傾斜させた場合でも45°までにとどめるのが望ましいと記載されている。
また、前記それぞれのセグメントチップは、前記バンドに沿って両側面の位置を揃えて形成され、砥粒が、一方の側面または他方の側面のいずれかに設けられているので、砥粒が配列されている側面はボンドの摩耗が抑止され、砥粒がない側面は摩耗が進行する。砥粒は隣接するセグメントチップ同士で異なる側面に配列されているので、1個おきに砥粒が配置されていないボンド面に段差ができる。この段差がチップポケットとなることで、より一層、切れ味を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る切断装置について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る切断装置を示す図である。図2は、図1に示す切断装置に用いられるメタルボンドバンドソーの一部拡大図である。図3は、図2におけるA−A線断面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係るセグメントチップの側面図である。図5は、図4に示すセグメントチップの側面における砥粒の配置を説明するための図である。なお、図2においては、チップ本体の側面に配置された砥粒は図示していない。また、図面中に記載された砥粒の大きさは、チップ本体に対して実際の比率で記載されたものではない。
図1に示すように切断装置1は、環状のメタルボンドバンドソー2と、このメタルボンドバンドソー2を引っ張った状態で掛け渡されている2つのプーリー3,3と、一方のプーリー3を回転させる駆動モーター(図示せず)とを備え、プーリー3,3の間であり、かつメタルボンドバンドソー2の下方に位置する半導体インゴットなどの被切削材Wを切断するものである。
図4に示すように、砥粒22bは、本体22xの側面224上の第1仮想平行直線群L1(一点鎖線)と、第2仮想平行直線群L2(二点鎖線)とで格子状とした交点に配置されている。なお、図4においては、側面224の反対側となる側面225は図示されていないが、側面225も側面224と同様に砥粒22bが配置されている。
まず、図示しない操作盤からモータの駆動を指示することで、モータが回転する。このモータの回転により図1に示すプーリー3,3に掛け渡らせたメタルボンドバンドソー2が周回を始める。
メタルボンドバンドソー2が進行することで、被切削材Wの上面に直方体状のセグメントチップ22の前面221の下端が接触しつつ底面223全体が接触して、被切削材Wにセグメントチップ22の幅の直線状の切削溝が形成される。そして、切削が進行することで、切削溝が深くなっていく。
従って、砥粒22bが砥粒22aより粒径が小さく形成されていることで、被切削材Wを切断したときの切断面を見栄えのよいものとすることができる。
本発明の実施の形態2に係るメタルボンドバンドソーについて、図面に基づいて説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係るメタルボンドバンドソーを示す底面図である。なお、図7においては、図2から図4と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
本発明の実施の形態3に係るセグメントチップについて、図面に基づいて説明する。図8は、本発明の実施の形態3に係るセグメントチップの側面図である。なお、図8においては、図4と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態3では、4つの砥粒25aを寄せて集めて砥粒集合体25を形成しているが、2つ以上であれば、それぞれの砥粒が接する砥粒の固着強度を高めることができる。
このように側面224,225に砥粒集合体27が設けられていることで、砥粒集合体27においては各砥粒27a,27bの間隔が小さく、被切削材との接触面が砥粒集合体27の研削面として作用するので、切断抵抗を小さくすることができる。また、単に砥粒を寄せ集めた場合よりも、砥粒27aは全部の砥粒27bに固着し、砥粒27bは隣接する2つの砥粒27bに固着しているので、より強固にチップ本体22xに固着させることができる。
2 バンドソー
21 バンド
21a 第1凹部
21b 第2凹部
22,23,24,26 セグメントチップ
221 前面
222 後面
223 底面
224,225 側面
22a,22b 砥粒
22x チップ本体
22y 先側
22z 基側
25,27 砥粒集合体
25a,27a,27b 砥粒
3 プーリー
F 進行方向
L1 第1仮想平行直線群
L1x 仮想直線
L2 第2仮想平行直線群
L2x 仮想直線
R 仮想直角三角形
S 斜辺
T 高さ
W 被切削材
Claims (7)
- 直方体状のセグメントチップが、バンドの一方の側縁部に沿って所定間隔ごとに配設されたメタルボンドバンドソーにおいて、
前記セグメントチップの進行方向に対して平行なチップ本体の側面であって、それぞれが平行な等間隔で、かつ前記進行方向の前方から後方へ向かうに従って前記チップ本体の先側から基側に向かって傾斜する第1仮想平行直線群と、それぞれが平行な等間隔で、前記進行方向の後方から前方へ向かうに従って前記チップ本体の先側から基側に向かって傾斜する第2仮想平行直線群とで格子状とした交点の位置に、砥粒が配列され、
前記それぞれのセグメントチップは、前記バンドに沿って両側面の位置を揃えて形成され、
前記砥粒は、一方の側面と前記一方の側面とは反対側となる他方の側面とのいずれかに設けられると共に、隣接する前記セグメントチップ同士で異なる側面に配列されていることを特徴とするメタルボンドバンドソー。 - 前記第1仮想平行直線群は、前記進行方向に対して、135°から175°の範囲で傾斜している請求項1記載のメタルボンドバンドソー。
- 前記砥粒は、前記第1仮想平行直線群の仮想直線を斜辺とする仮想直角三角形の前記斜辺の両端上に配置され、
前記仮想直角三角形の高さを、前記砥粒の粒径の0.8倍から1.2倍の範囲とした請求項2記載のメタルボンドバンドソー。 - 前記第2仮想平行直線群は、前記進行方向に対して、45°から135°の範囲で傾斜している請求項1から3のいずれかの項に記載のメタルボンドバンドソー。
- 前記砥粒は、複数の砥粒が集まった砥粒集合体である請求項1から4のいずれかの項に記載のメタルボンドバンドソー。
- 前記砥粒集合体は、1個の中心となる砥粒と、この砥粒の周囲を取り囲む複数の砥粒とで形成されている請求項5記載のメタルボンドバンドソー。
- 前記砥粒は、前記チップ本体に内包された砥粒より粒径が小さく形成されている請求項1から5のいずれかの項に記載のメタルボンドバンドソー。
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