JP4453362B2 - 拡散接合装置及び拡散接合方法 - Google Patents

拡散接合装置及び拡散接合方法 Download PDF

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本発明は、二つの被接合部材を拡散接合する拡散接合装置に関し、更に詳しくは、被接合部材の接合面の清浄度を高めることにより部材の接合性を高めた拡散接合装置及び拡散接合方法に関する。
拡散接合装置は、セラミックス材料や金属材料、もしくはそれらの複合材料を拡散接合する装置であり焼結装置等のホットプレス装置の一種として知られている。そして従来、接合部の品質が良いことから拡散接合を用いて種々の製品が製作されている。図2は、従来の一般的な拡散接合装置の概要を示すもので、フレーム42と、内部に加熱室43を形成する炉体44と、炉体44内部に設置されたヒータ45と、上下一対のプレスラム46と、上部のプレスラム46を昇降駆動する押圧シリンダ47とを備え、二つの被接続部材1を上下のプレスラム46の間に挟み込み、加熱室43内を真空又はガス雰囲気下で、ヒータ45により被接続部材1を所望温度に加熱しつつ、押圧シリンダ47を作動させてプレスラム46の間で被接合部材41を押圧して拡散接合を行うようになっている。また、上述した拡散接合装置において、ヒータ45による間接加熱ではなく、一対の導電性プレスラムの間に挟まれた被接合部材を通電加熱して直接加熱により拡散接合するようにしたものも知られている。なお、焼結装置に関するものであるが、これに関連する従来技術として下記特許文献1及び2が開示されている。
特許文献1の「放電焼結装置」は、従来よりも緻密でかつ均質で寸法精度も高い良質の焼結体を得ることを目的とし、図3に示すように、炉室41に挿入された一対の圧縮通電用パンチ42と、この圧縮通電用パンチ42の間に設けられた焼結成形用のダイ43およびパンチ44とを備え、圧縮通電用パンチ42から圧縮力と電流とを供給するようになっている。
特許文献2の「焼結装置」は、セラミックスと導電性物質の両方の焼結と大型化を目的とし、図4に示すように、焼結型51の焼結空間52に充填された粉末原料53を一対のパンチよりなる電極55で加圧し通電して焼結する焼結装置である。電極55と粉末原料53の間には通電により発熱する発熱体54が設けられており、焼結型51には通電により発熱する導電体で構成されている。
特開平3−56604号公報特 開平10−330804号公報
ところで、上述した拡散接合においては、部材の接合性を高めるために被接合部材の表面(接合面)の不純物、酸化膜等を薬品を用いて予め除去し清浄化することが行われる。特に、ナノテクノロジーなどの微細な分野における接合技術では、被接合部材の表面の清浄度が部材の接合性に大きな影響を与えるため、部材表面の清浄度を高めることは極めて重要である。
しかしながら、従来のように薬品を用いて被接合部材の表面を洗浄しても、洗浄後にその表面が空気に曝されることによりに酸化膜が形成されることから、清浄度の高い部材表面を得ることは困難であり、必ずしも高い接合性を得ることができないという問題があった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、被接合部材の表面の清浄度を高めることにより、高い接合性を得ることができる拡散接合装置及び拡散接合方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の拡散接合装置は、二つの被接合部材を拡散接合する拡散接合装置であって、内部に加熱室を形成する炉体と、該炉体の内部にそれぞれ突出し、その先端に前記二つの被接合部材をそれぞれ保持し該二つの被接合部材を重ね合わせて押圧する一対のプレスラムと、前記被接合部材を加熱する加熱手段と、前記プレスラムにより前記被接合部材を押圧する前に当該被接合部材の表面に気体のグロー放電によるイオンボンバード処理を施すイオンボンバード処理手段と、を備え、前記イオンボンバード処理手段は、前記一対のプレスラムに接続されたイオンボンバード処理用電源を有し、該イオンボンバード処理用電源は、前記加熱室内が不活性ガス雰囲気にされた状態で、前記一対のプレスラムを介して前記二つの被接合部材にバイアス電圧を印加することで、前記イオンボンバード処理を施すように構成され、前記加熱手段は、前記一対のプレスラムに接続された通電加熱用電源を備え、該通電加熱用電源は、前記一対のプレスラムにより前記二つの被接合部材を押圧した状態で、当該一対のプレスラムを介して当該二つの被接合部材に通電して当該被接合部材を通電加熱するように構成されている、ことを特徴としている(請求項1)。
上記本発明の拡散接合装置によれば、被接合部材を接合する前に、予め被接合部材の表面に気体のグロー放電によるイオンボンバード処理を施すようになっているため、表面の不純物、酸化膜等が除去される。これにより、被接合部材に清浄度の高い表面が出現し、拡散接合による被接合部材の接合性を高めることができる。
また、被接合部材を通電加熱により直接加熱することができる。これにより、ヒータ等による間接加熱に比して急速加熱が可能となり、処理時間の短縮化を図ることができ、生産性が大幅に向上する。
また上記本発明において、好ましくは、前記イオンボンバード処理手段は、前記加熱室内を所定の減圧雰囲気にする減圧ポンプと、前記加熱室内に不活性ガスを導入するガス導入手段と、前記炉体を接地するアースと、を備える(請求項2)。
このような構成により、所定の減圧雰囲気の加熱室内に、アルゴンガス、ヘリウムガス、窒素ガス等の不活性ガスを導入し、プレスラムの先端に保持された被接合部材にバイアス電圧を印加して、被接合部材の表面にイオンボンバード処理を施すことができる。
また上記本発明において、好ましくは、前記イオンボンバード処理手段は、前記イオンボンバード処理用電源を前記一対のプレスラムの双方に同時に接続する機能と、前記イオンボンバード処理用電源を前記一対のプレスラムのうちいずれか一方に択一的に接続する機能とを有するスイッチを備え、前記二つの被接合部材に対して同時に又は順にイオンボンバード処理を施すように構成されている(請求項3)。
このような構成により、二つの被接合部材が互いに同種材料であるときは、イオンボンバード用電源を一対のプレスラムの双方に同時に接続することにより、二つの被接合部材に対して同時にイオンボンバード処理を施すことができる。これにより、効率的なイオンボンバード処理を行うことができる。一方、二つの被接合部材が互いに異種材料であるときは、イオンボンバード用電源を一対のプレスラムのうちいずれか一方に選択的に接続することにより、二つの被接合部材に対して順にイオンボンバード処理を施すことができる。これにより、被接合部材の種類に応じた適切なイオンボンバード処理を施すことができる。
また上記本発明において、好ましくは、前記炉体と前記一対のプレスラムとの間に、これらを互いに電気的に絶縁し、かつ、前記加熱室内への外気の混入をシールする絶縁シール部材が介装されている(請求項4)。
このような構成により、炉体とプレスラムとの間を電気的に絶縁し、かつ、加熱室内への空気の混入をシールすることができる。
また上記本発明において、好ましくは、前記加熱手段は、さらに前記加熱室内に設置された輻射加熱式のヒータを備えている(請求項)。
このような構成により、通電加熱と輻射加熱とを併用することができる。これにより、被接合部材の中心部と表層部とを均一に加熱し、かつ急速加熱することができ、被接合部材の接合性及び生産性の向上を同時に実現することができる。
また、本発明の拡散接合方法は、加熱室内で二つの被接合部材をそれぞれ一対のプレスラムの先端に保持した状態で、該二つの被接合部材の表面に気体のグロー放電によるイオンボンバード処理を施す第1のステップと、該第1のステップの後、前記一対のプレスラムにより、前記二つの被接合部材を重ね合わせ押圧するとともに加熱して拡散接合する第2のステップと、を有し前記第1のステップでは、前記加熱室内を不活性ガス雰囲気にした状態で、前記一対のプレスラムに接続されるイオンボンバード処理用電源が、前記一対のプレスラムを介して前記二つの被接合部材にバイアス電圧を印加することで、前記イオンボンバード処理を施し、前記第2のステップでは、前記一対のプレスラムにより前記被接合部材を押圧した状態で、前記一対のプレスラムに接続される通電加熱用電源が、当該一対のプレスラムを介して前記二つの被接合部材に通電して当該二つの被接合部材を通電加熱する、ことを特徴としている(請求項)。
上記本発明の拡散接合方法によれば、被接合部材を接合する前に、予め被接合部材の表面に気体のグロー放電によるイオンボンバード処理を施すようになっているため、表面の不純物、酸化膜等が除去される。これにより、被接合部材に清浄度の高い表面が出現し、拡散接合による被接合部材の接合性を高めることができる。
上述したように、本発明の拡散接合装置及び拡散接合方法によれば、被接合部材の表面の清浄度を高めることにより、高い接合性を得ることができる等の優れた効果が得られる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る拡散接合装置10の実施形態を示す概略構成図であり、この拡散接合装置10により本発明の拡散接合方法を実施することができる。この図に示すように、拡散接合装置10は、フレームと11、炉体13と、一対のプレスラム15a、15bと、昇降装置16とを備えている。
炉体13は、断熱壁からなり、その内部に二つの被接合部材1が収容される加熱室12を形成している。
プレスラム15a,15bは、その先端が炉体13内部の加熱室12内に突出するように設けられており、上部プレスラム15aと下部プレスラム15bとから構成されている。プレスラム15a,15bの先端は、被接合部材1をそれぞれ保持できるようになっている。また、プレスラム15a,15bは、後述するように電極としての機能を有しているため、導電性部材からなり、例えば銅からなる。
炉体13とプレスラム15a,15bとの間にはそれぞれ絶縁シール部材17が介装されている。この絶縁シール部材は、炉体11とプレスラム15a,15bとを互いに電気的に絶縁し、かつ、加熱室内への外気の混入をシールする機能を有している。
フレーム11の上部には昇降装置16が設けられており、この昇降装置16により上部プレスラム15aを昇降駆動するようになっている。昇降装置16は、例えば油圧シリンダである。この昇降装置16により上部プレスラム15aが下方に駆動され、上部及び下部のプレスラム15a,15bにより、被接合部材1を重ね合わせて所定の加圧力で押圧するようになっている。なお、本実施形態では、上部プレスラム15aを駆動して押圧するいわゆる「上押し」であるが、これに限定されず、下部プレスラム15bを駆動する「下押し」や双方のプレスラム15a,15bを駆動する「両押し」を採用しても良い。
上部及び下部のプレスラム15a,15bは、端子19a,19bを介して通電加熱用電源E2に接続されており、プレスラム15a,15bにより被接合部材1を押圧した状態で、電極として機能するプレスラム15a,15bを介して被接合部材1に通電し加熱するようになっている。通電加熱用電源E2は、低電圧・大電流を出力する電源であり、例えば、数10V×3000Aを出力する。なお、昇降装置16と上部プレスラム15aの間、及び下部プレスラム15bとフレーム11の間には、それぞれ絶縁部材21a,21bが介装され、これらの間を互いに電気的に絶縁している。
このような構成により、被接合部材1に大電流を通電し直接加熱することにより、プレスラム15a,15bによる押圧状態の下で、被接合部材1同士を拡散接合することができる。これにより、ヒータ等による間接加熱に比して急速加熱が可能となり、処理時間の短縮化を図ることができ、生産性が大幅に向上する。なお、プレスラム15a,15b及び通電加熱用電源E2は、本発明において、被接合部材1を加熱する加熱手段として機能するものである。
また、加熱室12内には、輻射加熱式のヒータ27が設置されている。ヒータ27は、上述した通電加熱と共に、被接合部材1を加熱する役割を果たすものである。この構成により、通電加熱による直接加熱と、輻射加熱による間接加熱とを併用することができる。これにより、被接合部材1の中心部と表層部とを均一に加熱し、かつ急速加熱することができ、被接合部材1の接合性及び生産性の向上を同時に実現することができる。
拡散接合装置10は、さらに、減圧ポンプ24と、ガス導入管22と、イオンボンバード処理用電源E1と、スイッチSWと、アース25とを備えている。
減圧ポンプ24は、排気管23を介して加熱室12内からガスを排気し、加熱室12内を所定の減圧雰囲気にする機能を有している。ガス導入管22は、加熱室12内にアルゴンガス、ヘリウムガス、窒素ガス等の不活性ガスを導入する機能を有している。
イオンボンバード処理用電源E1は、そのマイナス側がスイッチSW及び端子18a,18bを介して上部及び下部プレスラム15a,15bに接続されており、プラス側が接地されている。これによりプレスラム15a,15bを介して被接合部材1にイオンボンバード処理を施すためのバイアス電圧を印加するようになっている。このバイアス電圧は、本実施形態では、−500V〜−1000Vである。また、アース25は、炉体13を接地している。
このような構成により、不活性ガス雰囲気及び減圧雰囲気下において、イオンボンバード処理用電源E1から、プレスラム15a,15bを介して被接合部材1にバイアス電圧が印加されると、被接合部材1と炉体13との間で気体放電によるプラズマが発生することにより、負極である被接合部材1に向かって陽イオンが加速され、被接合部材1の表面がこの陽イオンによりたたかれる(イオンボンバード)。
本発明の拡散接合装置10は、上述したイオンボンバード処理を、プレスラム15a,15bにより被接合部材1を押圧する前に実施するようになっている。これにより、被接合部材1の表面に付着している不純物、酸化膜等が除去され、被接合部材1に清浄度の高い表面が出現し、その後に行われる拡散接合による被接合部材の接合性を高めることができる。特に、ナノテクノロジー等を応用した微細な分野の接合技術では表面清浄度が非常に重要であるため、本発明のこれらの分野への適用による効果は極めて大きいものと考えられる。
また、スイッチ25は、イオンボンバード処理用電源E1を上部及び下部プレスラム15a,15bの双方に同時に接続する機能と、イオンボンバード処理用電源E1を上部及び下部プレスラム15a,15bのうちいずれか一方に択一的に接続する機能とを有している。これにより、二つの被接合部材が互いに同種材料であるときは、イオンボンバード処理用電源E1を上部及び下部プレスラム15a,15bの双方に同時に接続することにより、二つの被接合部材1に対して同時にイオンボンバード処理を施すことができる。
一方、二つの被接合部材が互いに異種材料からなるときは、イオンボンバード処理用電源E1を上部及び下部プレスラム15a,15bのうちいずれか一方に択一的に接続することにより、まず、一方の被接合部材1に対してイオンボンバード処理を施し、次いで、他方の被接合部材1に対してイオンボンバード処理を施すことができる。このように、二つの被接合部材に対して順にイオンボンバード処理を施すことができるため、それぞれの被接合部材の種類に応じて処理電圧、処理時間等の処理条件を変えることができ、これにより、被接合部材の種類に応じた適切なイオンボンバード処理を施すことができる。
以上説明したように、本発明によれば以下のような種々の効果が得られる。
(1)被接合部材を接合する前に、予め被接合部材の表面に気体のグロー放電によるイオンボンバード処理を施すようになっているため、表面の不純物、酸化膜等が除去される。これにより、被接合部材に清浄度の高い表面が出現し、拡散接合による被接合部材の接合性を高めることができる。
(2)イオンボンバード処理用電源を一対のプレスラムの双方に同時に又はいずれか一方に択一的に接続するスイッチにより、被接合部材が互いに同種材料、異種材料のいずれであっても適切なイオンボンバード処理を施すことができる。
(3)被接合部材に対する加熱方式として通電加熱を採用したことにより、ヒータ等による間接加熱に比して急速加熱が可能となり、処理時間の短縮化を図ることができ、生産性が大幅に向上する。また、通電加熱と輻射加熱を併用することにより、被接合部材の中心部と表層部とを均一に加熱し、かつ急速加熱することができ、被接合部材の接合性及び生産性の向上を同時に実現することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施形態を示す概略構成図である。 従来の一般的な拡散接合装置の構成図である。 特許文献1の「放電焼結装置」の構成図である。 特許文献2の「焼結装置」の構成図である。
1 被接合部材、10 拡散接合装置、11 フレーム
12 加熱室、13 炉体、15a 上部プレスラム
15b 下部プレスラム、16 昇降装置、17 絶縁シール部材
18a,18b 端子、19a,19b 端子
21a,21b 絶縁部材、22 ガス導入管
23 排気管、24 減圧ポンプ、25 アース
27 ヒータ、E1 イオンボンバード処理用電源
E2 通電加熱用電源、SW スイッチ

Claims (6)

  1. 二つの被接合部材を拡散接合する拡散接合装置であって、
    内部に加熱室を形成する炉体と、
    該炉体の内部にそれぞれ突出し、その先端に前記二つの被接合部材をそれぞれ保持し該二つの被接合部材を重ね合わせて押圧する一対のプレスラムと、
    前記被接合部材を加熱する加熱手段と、
    前記プレスラムにより前記被接合部材を押圧する前に当該被接合部材の表面に気体のグロー放電によるイオンボンバード処理を施すイオンボンバード処理手段と、を備え、
    前記イオンボンバード処理手段は、前記一対のプレスラムに接続されたイオンボンバード処理用電源を有し、該イオンボンバード処理用電源は、前記加熱室内が不活性ガス雰囲気にされた状態で、前記一対のプレスラムを介して前記二つの被接合部材にバイアス電圧を印加することで、前記イオンボンバード処理を施すように構成され、
    前記加熱手段は、前記一対のプレスラムに接続された通電加熱用電源を備え、該通電加熱用電源は、前記一対のプレスラムにより前記二つの被接合部材を押圧した状態で、当該一対のプレスラムを介して当該二つの被接合部材に通電して当該被接合部材を通電加熱するように構成されている、ことを特徴とする拡散接合装置。
  2. 前記イオンボンバード処理手段は、前記加熱室内を所定の減圧雰囲気にする減圧ポンプと、前記加熱室内に不活性ガスを導入するガス導入手段と、前記炉体を接地するアースと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の拡散接合装置。
  3. 前記イオンボンバード処理手段は、前記イオンボンバード処理用電源を前記一対のプレスラムの双方に同時に接続する機能と、前記イオンボンバード処理用電源を前記一対のプレスラムのうちいずれか一方に択一的に接続する機能とを有するスイッチを備え、
    前記二つの被接合部材に対して同時に又は順にイオンボンバード処理を施すように構成されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の拡散接合装置。
  4. 前記炉体と前記一対のプレスラムとの間に、これらを互いに電気的に絶縁し、かつ、前記加熱室内への外気の混入をシールする絶縁シール部材が介装されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の拡散接合装置。
  5. 前記加熱手段は、さらに前記加熱室内に設置された輻射加熱式のヒータを備えている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の拡散接合装置。
  6. 加熱室内で二つの被接合部材をそれぞれ一対のプレスラムの先端に保持した状態で、該二つの被接合部材の表面に気体のグロー放電によるイオンボンバード処理を施す第1のステップと、
    該第1のステップの後、前記一対のプレスラムにより、前記二つの被接合部材を重ね合わせ押圧するとともに加熱して拡散接合する第2のステップと、を有し
    前記第1のステップでは、前記加熱室内を不活性ガス雰囲気にした状態で、前記一対のプレスラムに接続されるイオンボンバード処理用電源が、前記一対のプレスラムを介して前記二つの被接合部材にバイアス電圧を印加することで、前記イオンボンバード処理を施し、
    前記第2のステップでは、前記一対のプレスラムにより前記被接合部材を押圧した状態で、前記一対のプレスラムに接続される通電加熱用電源が、当該一対のプレスラムを介して前記二つの被接合部材に通電して当該二つの被接合部材を通電加熱する、ことを特徴とする拡散接合方法。
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