JP4453338B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドラムカートリッジ等の着脱可能な部品を用いて記録紙等に画像を形成する画像形成装置に関する。
記録紙等に画像を形成する画像形成装置には、電子写真プロセスを用いたものがある。このような画像形成装置には、トナーカートリッジやドラムカートリッジ等の消耗部品が着脱可能に設けられて、所定のタイミングで消耗部品等を交換することにより、高品質の画像を形成可能に維持される。
ところで、画像形成装置には、他社にOEM供給されることがあり、OEM供給される画像形成装置は、OEM先のトナーカートリッジ等を使用可能となるようにしている。
すなわち、同一の画像形成装置であっても、例えば自社ブランドの画像形成装置では、自社が供給するトナーカートリッジ等を使用するようにし、OEM先の画像形成装置に対しては、そのOEM先で供給するトナーカートリッジを使用するようにしている。
このために、例えば、カートリッジ等の交換部品に記憶手段を設け、メーカーごとに異なるIDなどの固有情報又は保守情報を保持させると共に、画像形成装置側では、使用するカートリッジのIDなどの部品情報又は保守情報を保持させ、画像形成装置にカートリッジが装着されたときなどの予め設定しているタイミングで、カートリッジの情報を読み出して、使用可能に設定されている部品であるか否かを確認し、IDが一致するなどして使用可能と判断されたときに画像形成装置が動作可能となるようにした提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
これにより、特定のカートリッジのみを使用可能とするために、例えばメーカーごとにカートリッジの形状に差異を持たせると共に、使用するカートリッジの形状に合わせて画像形成装置を形成するのに比べて、画像形成装置の製造時の煩雑さや、コストアップを解消することができる。
特開2001−249589号公報 特開2002−169428号公報
しかしながら、画像形成装置側では、使用するカートリッジを特定する情報を、メインボード等の制御基板上のROMに記憶するようにしており、このために、使用するカートリッジに合わせて制御基板を交換する必要が生じている。
すなわち、使用可能とするカートリッジの種類数に合わせて制御基板を作成しておいて、実際に使用するカートリッジに合わせて、画像形成装置に該当するカートリッジに対応した制御基板を装着しなければならないという問題がある。
また、使用するカートリッジを変更する時には、新たに使用するように設定したカートリッジにあわせた制御基板に交換する必要が生じてしまう。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、実際に使用するカートリッジ等の消耗部品に合わせて製作された制御基板等を用いず、製造の簡略化及び単一化を図ることができる画像形成装置を提案することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、記録材料への画像形成に用いられる消耗部品でかつ予め製造元を示す識別コードが記録されている着脱可能な消耗部品が装着されることにより、該消耗部品を用いた画像形成を行う画像形成装置であって、前記消耗部品に記録されている前記識別コードに対する比較用識別コードが記録される領域が設定され、該領域に予め設定された初期値が記録され、かつ制御基板に設けられた不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに前記予め設定された初期値が記録されている場合に、前記初期値に換えて前記装着された前記消耗部品に記録されている前記識別コードを前記比較用識別コードとして前記不揮発性メモリに書込み、前記不揮発性メモリに前記予め設定された初期値ではなく前記比較用識別コードが記録されている場合に、該比較用識別コードと前記装着された前記消耗部品に記録されている前記識別コードとを比較し、前記比較用識別コードと前記識別コードとが一致しているときに、前記消耗部品を用いた画像形成を可能とし、前記比較用識別コードと前記識別コードとが不一致のときに、前記消耗部品を用いた画像形成を停止する制御手段と、を含む。
この発明によれば、記憶手段に記憶している比較用識別コードと、カートリッジなどの交換等の可能な消耗部品の識別コードを比較して、一致することにより記録紙などの記録媒体への画像形成が可能となる。なお、識別コードは、画像形成装置に使用可能な複数種類のOEM品等があるときに、例えばOEM品ごとに設定され、識別コードによってどのOEM品であるか等の特定が可能となるものとしている
ここで、記憶手段としてデータの書換えが可能で記録されたデータを保持する不揮発性メモリを用い、この不揮発性メモリに比較用識別コードの記録領域を設定する。また、この不揮発メモリには、所望の消耗部品の識別コードに対する比較用識別コードを記録することができる。
これにより、例えば制御基板に設けている不揮発性メモリを記憶手段として用いることができ、この制御基板を用いて、識別コードの異なる任意の消耗部品を使用可能とすることができる。
すなわち、1種類の制御基板で、識別コードの異なる消耗部品を用いた画像形成を可能とすることができ、これにより、組み付けの簡略化と低コスト化を図ることが可能となる。
不揮発性メモリへの比較用識別コードの書込みは、初期化されている状態で最初に消耗部品が装着されたときに行う。
これにより、出荷時や装置の設置時などの予め設定したタイミングで、使用する消耗部品を設定することができる。
また、本発明では、前記制御手段は、前記不揮発性メモリに記録され前記比較用識別コードが、予め設定された識別コードに含まれるか否かを確認し、前記予め設定された識別コードに含まれない場合に、画像形成を停止する。
以上説明したように本発明によれば、記憶手段として用いる不揮発性メモリに比較用識別コードを書き込むようにしているので、例えば1種類の制御基板を用いて、異なる消耗部品を使用する画像形成装置が得られると言う優れた効果を有する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に画像形成装置として適用したレーザープリンタ10の概略構成を示している。このレーザープリンタ10は電子写真プロセスを用いて、パーソナルコンピュータ等の画像処理端末から入力される画像データに基づいた画像(例えばカラー画像)を記録紙に形成して出力する。なお、本発明は、複写機やファクシミリ等の電子写真プロセスを適用して記録紙等の画像形成媒体にモノクロ画像やカラー画像等の画像を形成する任意の構成の画像形成装置に適用することができる。
レーザープリンタ10は、略矩形箱体状のケーシング12内にプロセスユニット14が配置されている。プロセスユニット14は、スライドフレーム16を備えており、このスライドフレーム16に、中間転写ロール、転写器、クリーニング器等(何れも図示省略)の所定のプロセス部品が組み付けられている。また、スライドフレーム16は、図1の紙面表裏方向に沿って(例えば紙面手前側)スライド可能となっている。
これにより、レーザープリンタ10では、ケーシング12に設けられている図示しない前扉を開き、スライドフレーム16を紙面手前側にスライドさせることにより、プロセスユニット14をケーシング12から引き出すことができる。また、レーザープリンタ10では、ケーシング12からプロセスユニット14を引き出すことにより、プロセスユニット14を形成している各プロセス部品の交換、点検作業などのメンテナンスが可能となっている。
また、ケーシング12には、プロセスユニット14に隣接して、感光体ドラム18と、この感光体ドラム18に隣接して配置された現像器20とを、一体に収容しているドラムカートリッジ22が装着されている。
レーザープリンタ10では、C、M、Y、Kの各色のトナーを用いたカラー画像の形成が可能となっており、レーザープリンタ10には、C、M、Y、Kの各色のトナーに対応する感光体ドラム18(感光体ドラム18C、18M、18Y、18K)と現像器20(現像器20C、20M、20Y、20K)が設けられたドラムカートリッジ22(ドラムカートリッジ22C、22M、22Y、22K)が設けられている。
レーザープリンタ10では、カラー画像に応じて、C、M、Y、Kの各色の感光体ドラム18C、18M、18Y、18Kに静電潜像を形成するようになっており、静電潜像が形成された感光体ドラム18C、18M、18Y、18Kのそれぞれに、現像器20C、20M、20Y、20Kからトナーを供給する。
これにより、C、M、Y、Kの各色のトナー像が、感光体ドラム18C、18M、18Y、18Kに形成される。
C、M、Y、Kの各色の感光体ドラム18C、18M、18Y、18Kに形成されたトナー像は、プロセスユニット14に配置されている図示しない中間転写ロール上に転写、重畳される。
レーザープリンタ10には、例えばケーシング12の下部に給紙トレイ24が設けられ、ケーシング12から手差しトレイ26が突設されており、中間転写ロールに形成されたトナー像は、給紙トレイ24又は手差しトレイ26から取出した記録紙28へ転写される。また、トナー像が転写された記録紙28は、プロセスユニット14に設けている定着器(図1では図示省略)によって加熱定着される。
これにより、記録紙28には、C、M、Y、Kの各色のトナーによってフルカラーの画像が形成される。なお、レーザープリンタ10は、K(クロ)色などの一色を用いたモノクロなどの単色画像の形成も可能となっている。
レーザープリンタ10には、例えば、ケーシング12から突出して排紙トレイ30、32が設けられており、画像が形成された記録紙28は、排紙トレイ30又は排紙トレイ32へ送り出される。
一方、ケーシング12内には、カートリッジホルダ36が設けられている。このカートリッジホルダ36には、C、M、Y、Kの各色のトナーが充填された4本のトナーカートリッジ38(トナーカートリッジ38C、38M、38Y、38K)が装着される。
前記したようにケーシング12には、図示しない前扉が設けられており、この前扉がカートリッジホルダ38にも対向しており、この前扉を開くことよりプロセスユニット14の引き出しが可能となると共に、カートリッジホルダ36の引き出しも可能となっている。
また、レーザープリンタ10では、カートリッジホルダ36をケーシング12から引き出すことにより、トナーカートリッジ38(38C、38M、38Y、38K)の取り出し及び装着が可能となる。なお、カートリッジホルダ36へのトナーカートリッジ38の取り出し及び装着は、従来公知の構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
一方、ケーシング12内には、各色のトナーに対応してトナー給送管40(40Y、40M、40C、40K)が設けらており、ドラムカートリッジ22及びトナーカートリッジ38が所定位置に装填されることにより、トナーカートリッジ38とドラムカートリッジ22の現像器20が、トナー給送管40によって連結されるようになっている。
トナーカートリッジ38には、トナーが充填された図示しない筒状体内にスクリューフィーダが設けられており、このスクリューフィーダが回転駆動されることにより、トナー給送管40へトナーが送り出され、このトナーがトナー給送管40によって現像器20へ送られて、トナー像の形成(現像)に用いられる。このとき、現像器20には、使用量に応じたトナーがトナーカートリッジ38から供給されるようになっている。すなわち、現像器20に供給されるトナー量は、現像器20で消費されるとトナー量と略等しくなるようにされている。なお、このようなトナーの供給機構及び供給制御は、従来公知の任意の構成を適用できる。
ところで、レーザープリンタ10では、消耗部材である各色のドラムカートリッジ22及びトナーカートリッジ38のそれぞれが着脱可能となっている。また、プロセスユニット14には、定着器が設けられた定着カートリッジ42(図2参照)が設けられており、この定着カートリッジ42が消耗部材として着脱可能となっている。なお、定着カートリッジ42は、従来公知の構成及び着脱機構が適用可能であり、本実施の形態では、その詳細な説明を省略する。
図2に示すように、レーザープリンタ10は、制御基板50を備えている。この制御基板50には、CPU52、CPU52の制御プログラムが記憶されたROM54及び、一時的に各種のデータを格納するRAM56を備えており、各種のインターフェイスを介して、レーザープリンタ10の各構成機器に接続しており、レーザープリンタ10は、この制御基板50に設けているCPU52によって作動が制御される。なお、CPU52によるレーザープリンタ10の作動制御の説明は省略する。
この制御基板50には、各種のデータを記憶して保持可能であると共に記憶するデータの書換えが可能な記憶手段として不揮発性メモリであるNvRAM58が設けられている。制御基板50に設けているCPU52は、NvRAM58へのデータの書き込み及び書き込んでいるデータの保持を制御するようになっている。
一方、ドラムカートリッジ22のそれぞれには、データを保持可能であると共にデータの書換え可能な記憶手段としてNvRAM60が設けられ、トナーカートリッジ38のそれぞれには、NvRAM62が設けられていると共に、定着カートリッジ42には、NvRAM64が設けられている。
NvRAM60、62、64は、ドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ及び定着カートリッジ42が、レーザープリンタ10に適正に装着されることにより、コネクタ66を介して、制御基板50に接続される。制御基板50には、入出力用のインターフェイス(I/F)68が設けられており、このI/F68を介して、NvRAM60〜64がCPU52に接続される。
これにより、各ドラムカートリッジ22、各トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42がレーザープリンタ10に装着されることにより、CPU52が、NvRAM60〜64に記憶しているデータの読込み及びデータの書き込みが可能となる。なお、NvRAM60〜62と制御基板50との接続は、コネクタ66等を介した有線接続に限らず、例えば通信回路が形成された半導体チップ等を用いて無線接続されるものであっても良い。
NvRAM60〜64には、それぞれが設けられているカートリッジ(ドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38ないし定着カートリッジ42)に対する識別情報が記録されていると共に、使用状況等の状態情報の記録が可能となっている。
レーザープリンタ10に設けているCPU52は、入力される画像データ等に基づいて、記録紙28への画像形成(プリント処理)を制御しながら、例えば、各ドラムカートリッジ22、各トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42を用いてプリント処理した記録紙28の枚数等をカウントするようになっている。
CPU52は、例えば各カウント値等を状態情報として、各カートリッジのNvRAM60〜64へ書き込むようになっており、これにより、各カートリッジの寿命等の判断が可能となるようにしている。また、CPU52は、トナーカートリッジ38に対しては、例えば、記録紙28に形成した各色の画像面積等からトナー消費量を検出し、トナー消費量又はトナー残量をトナーカートリッジ38の状態情報として書き込むようになっている。なお、状態情報は、これらに限らず、ドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38、定着カートリッジ42の使用状況や寿命等を判断可能な情報を含むものであれば、任意のパラメータを用いることができる。
NvRAM60、62、64に記録されている識別情報には、ドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38又は定着カートリッジ42の何れであるかや、例えば何色のトナーが充填されているトナーカートリッジ38であるかを特定可能なカートリッジ種に関する情報、製造番号等を含んでいる。
一方、レーザープリンタ10は、自社製品として出荷する場合と、OEM用として他社製品として出荷する場合があり、レーザープリンタ10では、ドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42のそれぞれに対して、自社製品を装填可能であると共に、OEM供給する他社製品の装填が可能となっている。
また、レーザープリンタ10は、例えば自社製品であるときには、自社のドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42が使用され、また、OEM品であるときには、OEM先のドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42が使用される。
すなわち、レーザープリンタ10は、製造先などの予め設定されている機種のドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42のみが使用可能となるように設定される。
ここで、ドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42のそれぞれには、製造元毎の機種等を示す識別コードが設定されており、この識別コードが識別情報の一つとしてNvRAM60〜64のそれぞれに予め記録されている。なお、この識別コードは、ドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42のそれぞれに対して同一の識別コードを用いることができ、以下では、ドラムカートリッジ22及びドラムカートリッジ22に設けているNvRAM60を例に説明する。
一方、NvRAM58には、ドラムカートリッジ22等の識別コードに対応する比較用識別コードが記録される領域(識別コードエリア)が予め確保されており、レーザープリンタ10の制御基板50に設けているCPU52は、最初に、レーザープリンタ10にドラムカートリッジ22等が装填されたときに、ドラムカートリッジ22等のNvRAM60に記録されている識別コードを読み出し、この識別コードを、比較用識別コードとしてNvRAM58の識別コードエリアに書き込むようにしている。
また、CPU52は、所定のタイミングで、NvRAM58の識別コードエリアに記憶している比較用識別コードを読み出し、この比較用識別コードと、ドラムカートリッジ22のNvRAM60等に記録されている識別コードを比較し、一致することにより記録紙28への画像形成が可能となるようにしている。
すなわち、レーザープリンタ10では、最初にドラムカートリッジ22等を装填することにより、装填されたドラムカートリッジ22等と同一の識別コードのドラムカートリッジ22等のみが使用可能となる。
なお、NvRAM58に記録される比較用識別コードは、予め設定された範囲のデータが使用されるようになっており、このデータ範囲が、ROM54に予め記憶されており、CPU52は、このデータをもとにNvRAM58の識別コードエリアに記録しているデータの適否を確認するようにしている(データチェック)。
一方、レーザープリンタ10には、表示操作部70が設けられており、この表示操作部70が制御基板50に接続している。これにより、レーザープリンタ10では、記録紙28に画像を形成するための各種の設定が可能となっていると共に、動作状態の表示がなされるようになっている。
また、レーザープリンタ10では、NvRAM58の識別コードエリアに記録している比較用識別コードと、ドラムカートリッジ22のNvRAM60等に記録されている識別コードとが異なった時には、表示操作部70に所定のエラーメッセージを表示するなどして報知すると共に、記録紙28への画像形成を停止するようにしている。
また、レーザープリンタ10では、表示操作部70の操作によってNvRAM58の識別コードエリアに記録している比較用識別コードの書き換えが可能となっている。
ここで、本実施の形態の作用として、図3を参照しながら、レーザープリンタ10の消耗部品であるドラムカートリッジ22等の識別処理を説明する。
なお、レーザープリンタ10は、図示しない電源スイッチをオンした状態で、ドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42等の消耗部品が装填され、かつ、ケーシング12の図示しない前扉が閉止された状態で、画像データに基づいた記録紙28への画像形成が可能となる。
レーザープリンタ10の制御基板50に設けられているCPU52は、画像形成が可能な状態で電源スイッチがオンされたときや、電源スイッチがオンされた状態で開放されていた前扉が閉止されたときなどの予め設定されているタイミングで、カートリッジの識別処理を実行する。なお、レーザープリンタ10は、カートリッジの識別処理が適正に終了することにより記録紙28への画像形成処理が可能となる。
図3には、前記した状態で実行されるカートリッジ識別処理の概略を示している。なお、カートリッジ識別処理は、レーザープリンタ10に装着されているドラムカートリッジ22(22Y、22M、22C、22K)、トナーカートリッジ38(38Y、38M、38C、38K)及び定着カートリッジ42のそれぞれについて実行されるが、以下では、主にドラムカートリッジ22を例に説明する。
このフローチャートでは、最初のステップ100で制御基板50に設けているNvRAM58が新品か否かを確認する。このときに、レーザープリンタ10が製造直後であるときには、NvRAM58が新品で、NvRAM58に設けている識別コードエリアには、比較用識別コードが記録されていないので、ステップ100で肯定判定してステップ102へ移行する。
このステップ102では、制御基板50のNvRAM58に設けている識別コードエリアに予め設定している初期値を書き込む。すなわち、NvRAM58の識別コードエリアを初期化する。
この後、ステップ104では、NvRAM58の識別コードエリアに、予め設定している初期値が書き込まれているか否かを確認する。
レーザープリンタ10では、制御基板50のNvRAM58に設けている識別コードエリアに比較用識別コードが記録されるようになっている。また、制御基板50をレーザープリンタ10へ組み付けるときには、NvRAM58の識別コードエリアに、識別コードを記録していない。すなわち、新品のレーザープリンタ10には、NvRAM58に比較用識別コードが記録されておらず、装着可能なドラムカートリッジ22の何れも使用可能となっている。
ここで、NvRAM58の識別コードエリアに初期値が書き込まれており、レーザープリンタ10で使用可能とするトナーカートリッジ22等の消耗部品が決定されていないときには、ステップ104で肯定判定して、ステップ106へ移行する。
このステップ106では、レーザープリンタ10に装着されているドラムカートリッジ22のNvRAM60に記録されている識別コードを読み込む。また、制御基板50に設けえいるROM54には、レーザープリンタ10で使用可能なドラムカートリッジ22の識別コードが設定されて予め記録されており、ステップ108では、ドラムカートリッジ22のNvRAM60から読み込んだ識別コードが、設定されている識別コードに含まれているか否か、すなわち、識別コードが設定範囲のものであるか否かを確認する。
これにより、ドラムカートリッジ22のNvRAM60から読み込んだ識別コードが、設定範囲であれば、ステップ108で肯定判定してステップ110へ移行する。このステップ110では、レーザープリンタ10に装着されているドラムカートリッジ22のNvRAM60から読み込んだ識別コードを、制御基板50に設けているNvRAM58の識別コードエリアに、比較用識別コードとして書き込む。
これにより、最初にレーザープリンタ10に装着したドラムカートリッジ22と同一の識別コードを持つドラムカートリッジ22を用いた画像形成処理が可能となる。
なお、ドラムカートリッジ22のNvRAM60から読み込んだ識別コードが、使用可能に設定されている範囲を外れたものであるときには、ステップ108で否定判定してステップ112へ移行し、エラー処理を実行する。このときのエラー処理は、該当するドラムカートリッジ22は、レーザープリンタ10で使用することができない旨を、表示操作部70の図示しないディスプレイに表示するなどして報知する。また、ステップ114では、レーザープリンタ10での画像形成処理を停止するように設定する。
これに対して、NvRAM58の識別コードエリアのデータが初期値でないとき、すなわち、既にNvRAM58の識別コードエリアに、比較用識別コードが書き込まれているときには、ステップ104で否定判定してステップ116へ移行する。このステップ116では、NvRAM58の識別コードエリアに記録されている比較用識別コードを読み出して、この比較用識別コードが設定範囲のデータ(識別コード)であるか否かを確認し、設定範囲の比較用識別コードであるときには、肯定判定してステップ118へ移行する。
すなわち、このステップ116では、NvRAM58のチェック(メモリチェック)を行う。なお、データエラーが生じている時には、ステップ116で否定判定してステップ112へ移行し、エラー処理を行う。
ステップ118では、レーザープリンタ10に装着されているドラムカートリッジ22のNvRAM60に記録されている識別コードを読み出し、次のステップ120では、この識別コードと制御基板50のNvRAM58に記録されている比較用識別コードとを比較する。
ここで、識別コードと比較用識別コードが一致しているときには、ステップ122で肯定判定してステップ124へ移行し、レーザープリンタ10での画像形成処理が可能となるように設定する。
これにより、レーザープリンタ10を用いた記録紙28への画像形成処理が可能となる。すなわち、レーザープリンタ10の使用が可能となる。
一方、ドラムカートリッジ22の識別コードと比較用識別コードが一致しなかったときには、ステップ122で否定判定してステップ126へ移行し、エラー処理を実行すると共に、ステップ128では、レーザープリンタ10の作動を停止する。すなわち、レーザープリンタ10での画像形成を禁止する。
このときのエラー処理は、例えば、使用可能に設定されているドラムカートリッジ22と異なるドラムカートリッジ22が装填されている旨や、適正なドラムカートリッジ22の交換を促す旨などを、表示操作部70の図示しないディスプレイに表示するなどして報知する。
このように、レーザープリンタ10では、制御基板50のNvRAM58に、比較用識別コードを記憶する識別コードエリアを設け、この識別コードエリアに記憶されている比較用識別コードと、消耗部品であるドラムカートリッジ22等のカートリッジの識別コードが一致したときに、画像形成処理が可能となるようにしている。
また、レーザープリンタ10に制御基板50を組み付けるときには、制御基板50に設けているNvRAM58の識別コードエリアに比較用識別コードが書き込まれておらず、例えば、レーザープリンタ10の出荷や、ユーザーへの受け渡し時(設置時)などの予め設定されているタイミングで、ドラムカートリッジ22等の消耗部品を装着することにより、装着した消耗部品と一致する識別コードのドラムカートリッジ22等を使用することができるようになる。
これにより、レーザープリンタ10の製造時には、識別コードの種類に応じた制御基板を予め準備しておく必要が無く、単一の制御基板50によって、異なる識別コードのドラムカートリッジ22等の消耗部品を使用するレーザープリンタ10の製造が可能となる。
これにより、レーザープリンタ10の製造の簡略化及び定コスト化を図ることができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、通常時(例えば画像形成のためのレーザープリンタ10の電源投入時など)において、NvRAM58に記録している比較用識別コードと、ドラムカートリッジ22のNvRAM60等に記録している識別コードの比較を行い、例えば、初期設定時等において、NvRAM58への比較用識別コードの書込みを実行するものであっても良い。
すなわち、レーザープリンタ10の製造後の出荷時や、レーザープリンタ10の設置時などのタイミングで、初期設定として図3に示すフローチャートのステップ100〜ステップ114の処理を行うようにし、通常のレーザープリンタ10の使用時(画像形成処理時)には、図3のフローチャートのステップ116〜138に相当する処理を実行するものであっても良い。
また、データの書換えが可能なNvRAM58を用いることから、レーザープリンタ10で使用するドラムカートリッジ22等の種別を変更可能としても良い。すなわち、OEM品のドラムカートリッジ22を使用するようにNvRAM58に比較用識別コードを書き込んでいたときに、他のOEM品や自社品のドラムカートリッジ22を使用するようにNvRAM58を書き換えることができるようにしても良い。
また、本発明は、消耗部品としてドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ38及び定着カートリッジ42を用いるレーザープリンタ10を例に説明したが、これに限らず、トナーカートリッジとドラムカートリッジが一体となったプロセスカートリッジを用いるレーザープリンタなど、電子写真プロセスによって記録紙28等の画像記録媒体に画像を形成する任意の画像形成装置に適用することができる。
本実施の形態に適用したレーザープリンタの概略構成図である。 カートリッジと制御基板の接続を示す概略図である。 カートリッジの識別処理の概略を示す流れ図である。
符号の説明
10 レーザープリンタ(画像形成装置)
14 プロセスユニット
22(22Y、22M、22C、22K) ドラムカートリッジ(消耗部品)
28 記録紙(記録媒体)
38(38Y、38M、38C、38K) トナーカートリッジ(消耗部品)
42 定着カートリッジ(消耗部品)
50 制御基板
52 CPU(書込み手段、第二の書込み手段、判定手段)
58 NvRAM(不揮発性メモリ、記憶手段)
60、62、64 NvRAM
70 表示操作部

Claims (2)

  1. 記録材料への画像形成に用いられる消耗部品でかつ予め製造元を示す識別コードが記録されている着脱可能な消耗部品が装着されることにより、該消耗部品を用いた画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記消耗部品に記録されている前記識別コードに対する比較用識別コードが記録される領域が設定され、該領域に予め設定された初期値が記録され、かつ制御基板に設けられた不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに前記予め設定された初期値が記録されている場合に、前記初期値に換えて前記装着された前記消耗部品に記録されている前記識別コードを前記比較用識別コードとして前記不揮発性メモリに書込み、前記不揮発性メモリに前記予め設定された初期値ではなく前記比較用識別コードが記録されている場合に、該比較用識別コードと前記装着された前記消耗部品に記録されている前記識別コードとを比較し、前記比較用識別コードと前記識別コードとが一致しているときに、前記消耗部品を用いた画像形成を可能とし、前記比較用識別コードと前記識別コードとが不一致のときに、前記消耗部品を用いた画像形成を停止する制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記不揮発性メモリに記録され前記比較用識別コードが、予め設定された識別コードに含まれるか否かを確認し、前記予め設定された識別コードに含まれない場合に、画像形成を停止する、請求項1に記載の画像形成装置。
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