JP4450879B2 - 建設作業機械の自動コントロールシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木・建設分野で使用される建設作業機械、例えば、モータ・グレーダ、ペーバ、ブルドーザ等の整地、舗装を自動的に行う建設作業機械の自動コントロールシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、土木、建設分野では、整地、舗装を行うに際し、建設作業機械のブレード、スクリード等の整地器具を自動的に制御することが行われている。
【0003】
その建設作業機械の整地器具を自動的にコントロールするシステムとして、所望の仕上げ面を得るために、仕上がり断面に応じた水糸を作業現場に張り渡し、水糸と整地器具との間隔を接触式のカンチレバーあるいは非接触式の超音波センサで検知し、この検知結果に基づいて水糸に倣うように整地器具を油圧制御する構成が知られている。しかしながら、この水糸に倣わせて整地器具を自動的にコントロールするシステムは、水糸を作業現場に張り渡す作業に多大の労力を要する。
【0004】
そこで、水糸を作業現場に張り渡さなくとも、整地器具を自動的に制御して所望の仕上げ面を得ることのできる建設作業機械の自動コントロールシステムが提案されている。
【0005】
図1はその一例を示すもので、この図1において、1は作業現場を整地する建設作業機械としてのブルドーザー、2は作業現場に設置のローティングレーザー装置、3は整地器具としてのブレード、4はブレード3に立設されたポール、5はそのポールに固定されたレーザーセンサである。
【0006】
ローティングレーザー装置2はレーザー光により仕上げ面6’から所定の高さhの箇所に基準面Rsを形成し、ブレード3は整地器具制御手段としての油圧制御機器7によりレーザーセンサ5の高さ方向中心Hoにレーザー光が当たるように制御され、これにより、作業現場の土地が所望の仕上げ面6’に整地される。この建設作業機械の自動コントロールシステムによれば、水糸を作業現場に張り渡す作業に較べて整地、舗装作業を簡単に行うことができる。
【0007】
しかしながら、作業現場の土地6、仕上げ面6’に高低、傾斜がある複雑形状の整地、舗装の場合、基準面Rsを得るために、ローティングレーザー装置2を図2に示すように設置替えしなければならず、複雑形状の整地、舗装の場合、そのローティングレーザー装置2の設置替え作業が面倒であるという問題点が残っている。
【0008】
そこで、目標までの距離、基準方向に対して目標が存在する方向の水平角、基準高さに対して目標が存在する方向の高低角を測定すると共に、その目標を追尾する自動追尾式の測量機(トータルステーション(株式会社トプコン製AP−L1)ともいう)を用いて、建設作業機械1を自動的にコントロールするシステムが提案されている。
【0009】
図3はその自動追尾式の測量機を用いて建設作業機械を自動的にコントロールするシステムの一例を示している。その図3において、8は自動追尾式の測量機を示し、この測量機8は工区の既知座標点Oに設置され、測量機8にはパーソナルコンピュータ9が接続され、そのパーソナルコンピュータ9には無線送信装置10が接続されている。ブルドーザー1にはそのブレード3に立設されたポール4に追尾目標としてのプリズム11が設けられると共に、無線受信装置12が設けられている。
【0010】
パーソナルコンピュータ9には既知点の高さを基準として工事区間の各水平座標位置における仕上げ面高さとして定義される仕上げ面高さデータが記憶保存されている。測量機8はプリズム11を追尾して既知座標点Oからプリズム11までの距離、基準方向からプリズム11が存在する方向までの水平角を測定し、既知座標点Oを基準とした追尾目標の少なくとも水平座標位置を求め、この水平座標位置データをパーソナルコンピュータ9に転送する。
【0011】
パーソナルコンピュータ9は求められた各水平座標位置における仕上げ面高さデータ、すなわち、既知座標点Oからの仕上げ面高さデータを呼び出し、無線送信装置10に転送する。無線送信装置10は仕上げ面高さデータを無線受信装置12に送信し、油圧制御機器7はその無線受信装置12に受信された仕上げ面高さデータに基づきブレード3を制御し、ブレード3は土地が設計された仕上げ高さ(施工高さ)となるようにその土地を掘削又は切削する。
【0012】
この自動追尾式の測量機8を用いて建設作業機械を自動的にコントロールするシステムは、施工データとしての仕上げ面高さデータに基づき、ブレード3を制御する方法であるので、複雑形状の仕上げ面を工数を増やすことなく造成できるというメリットがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、作業現場では作業員がトランシーバを使用して連絡を取り合っていたり、建設作業機械が発生する電波ノイズが存在する。このシステムでは、測量機8から作業現場のブルドーザー1に向けて、施工データを無線で送受信する装置が必須であるので、混信、通信障害が生じるおそれがあり、信頼性の観点で問題が残っている。
【0014】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、電波ノイズ、混信等の影響を受けにくい建設作業機械の自動コントロールシステムを提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の建設作業機械の自動コントロールシステムは、上記課題を解決するため、作業現場に設けられかつ整地器具と追尾目標とレーザーセンサとを備えた建設作業機械と、既知点に設けられかつ前記追尾目標の座標位置を光学的に測定する座標位置測定手段を有して求められた座標位置で仕上げ面に対してあるべき高さを指示するレーザービームを前記レーザーセンサに向けて照射する測量機械と、施工計画された各水平座標位置に対応する仕上げ面の高さを仕上げ面高さデータとして記憶する仕上げ面高さデータ記憶手段と、前記仕上げ面高さデータに基づき前記各水平座標位置で追尾中心が前記仕上げ面に対してあるべき高さと実際に検出された追尾中心の仕上げ面に対する高さの差として定義される偏差を演算する演算手段と、前記各水平座標位置での施工情報に基づき前記レーザービームを変調して該施工情報のデータを前記作業現場に向けて送信する変調手段と、前記レーザーセンサに受光されたレーザービームに基づき前記施工情報を復調する復調手段とを備え、
前記測量機械は、前記レーザービームの前記水平座標位置における高さが該水平座標位置で前記レーザーセンサの高さ方向中心が前記仕上げ面に対してあるべき高さとなるように前記レーザービームを回動手段により高低角方向に回動させる仕上げ高さデータ駆動モードを備え、前記建設作業機械には、前記レーザービームの前記レーザセンサ上での照射位置に基づいて前記水平座標位置における整地すべき土地が前記水平座標位置での前記仕上げ面高さとなるように前記整地器具を制御すると共に前記復調された施工情報に基づき該整地器具を制御する整地器具制御手段が設けられている。
【0016】
前記測量機械は、その水平座標位置で前記追尾目標を高さ方向の中心を含む水平面内に前記測量機械の鏡筒部の光軸中心が存在するように前記回動手段を制御する高さ方向自動追尾モードを備え、前記追尾目標の座標位置が所定範囲外のときに、前記仕上げ高さデータ駆動モードから前記高さ方向自動追尾モードに切り替えられることが望ましい。
【0017】
前記レーザーセンサと前記追尾目標とが前記整地器具に一体に立設されていることが望ましい。
【0018】
前記演算手段は前記測量機械から前記追尾目標の座標位置に関するデータが入力され、前記記憶手段にあらかじめ記憶されている前記整地器具の下縁から前記レーザーセンサの高さ方向中心までの目標高さデータと前記仕上げ面高さデータとに基づき前記回動手段を制御する。
【0019】
前記測量機械は、既知点から追尾目標までの距離を測定可能である。
【0020】
施工情報は、例えば、整地器具の傾斜情報、道路施工の場合のセンターライン管理情報、建設機械の駆動情報であり、高さ方向自動追尾モード時には、高さ方向の偏差のデータである。
【0021】
演算手段により得られた偏差のデータを記憶保存する構成とすれば、施工評価情報として用いることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図4は本発明に係わるトータルステーションの外観図を示している。この図4において、20は基盤部、21は装置本体部である。装置本体部21は鉛直軸Gを中心として水平面内で水平面内回動手段22により回転される。この装置本体部21は表示部23、一対の托架部24を有する。一対の托架部24には水平軸25が設けられ、水平軸25には鏡筒部26が保持され、鏡筒部26は水平軸25を中心にして垂直面内で高低角回動手段27により回転される。装置本体部21の水平面内での回転量、鏡筒部24の鉛直面内での回転量は図示を略す角度読み取り装置(ロータリーエンコーダ)により検知される。
【0023】
鏡筒部26は、図5に示すように、水平方向の追尾光発生部28及び追尾目標(プリズム)までの距離を測定する光波距離計部29からなる追尾測距ユニット部30と、ファン状のレーザービームP3を放射するレーザービームユニット部31とにより構成される。
【0024】
追尾測距ユニット部30は、追尾及び測距に共用される対物レンズ32を有する。光波距離計部(以下、EDM部という)29は、発光素子29a、受光素子29b、分割ミラー29cから概略なる。発光素子29aから出射された特定周波数で変調された測距光P1は分割ミラー29cの反射面29d、ダイクロイックミラー33の反射面33aで反射され、対物レンズ32の下半分を通過して、追尾目標としてのプリズム34(図6参照)に導かれる。プリズム34により反射された変調光は、対物レンズ32の上半分で集光され、ダイクロイックミラー33の反射面33aで反射され、分割プリズム29cの反射面29eにより受光素子29bに導かれる。
【0025】
EDM部29は図示を略す処理回路を備え、処理回路は特定の周波数で変調された発光信号と受光信号との位相差を計測し、その位相差により既知点からプリズム34までの距離を測定する。ダイクロイックミラー33は反射面33bを備え、反射面33bは発光素子29aから出射された測距光P1を透過し、後述する追尾光P2を反射する。
【0026】
追尾光発生部28はレーザビームP2をX−Zの2次元方向に走査する2次元走査部を有する。この2次元走査部は、レーザダイオード、このレーザーダイオードから出射された追尾光P2としてのレーザ光を平行光束に変換するコリメーションレンズ、振動ミラー、音響光学素子等により構成される。その詳細構成は既に公知であるので図示を略すが、必要ならば、例えば特開平5−322569号公報の図3を参照されたい。
【0027】
2次元走査部から放射された追尾光としての走査ビームP2は、ミラー35a、ミラー35bにより反射され、対物レンズ32の中心穴36を通り、プリズム34に向けられる。プリズム34により反射された追尾レーザ光P2は対物レンズ32の全面により集光され、ダイクロイックミラー33の反射面33bにより反射され、受光素子37に集光される。その追尾光P2の波長は発光素子29aから出射された測距光P1の波長と異なる。
【0028】
プリズム34の位置の検出は以下の通りに行われる。
【0029】
図7に示すように、X−Z方向にラスタ走査されるビームは、プリズム34に当たったとき反射されて、受光素子37に到達する。図示を略す処理回路は、受光信号が走査のどのタイミングで受光されたかを検知し、走査中心38に対するプリズム34の中心位置(追尾中心)34aのX−Z方向の偏差ΔX、ΔZを計測する。計測された偏差ΔX、ΔYは、図4に示す托架部24の水平方向の回転量、鏡筒部26の高低方向の回転量に変換され、各回転手段(回動手段)22、27にフィードバックされる。このようにして、自動追尾式のトータルステーション8は、プリズム34の中心を視準するように制御可能である。対物レンズ32は合焦・接眼部39と組み合わされて、全体として望遠鏡を構成している。作業者はこの望遠鏡を通して追尾目標を視準できる。なお、この測量機8は仕上げ高さデータ駆動モードと高さ方向自動追尾モードとを備えており、これらについては後述する。
【0030】
トータルステーション8は処理回路の一部として機能する内蔵CPUを有する。この内蔵CPUは追尾目標の座標位置を光学的に測定する座標位置測定手段としての役割を果たす。内蔵CPUは測定により求められたプリズム34までの距離、水平角度、高低角度に基づき追尾目標の水平座標位置、高さ座標位置を演算する。この水平座標位置は表示部23に表示され、追尾目標の座標位置に関するデータが入出力ポート40に出力される。入出力ポート40は通常RS-232Cにより構成され、外部のパーソナルコンピュータ41に接続されている。パーソナルコンピュータ41は内蔵CPUとの間でデータの授受を行い、パーソナルコンピュータ41はここではトータルステーション8の動作モードのコントロールを行う。
【0031】
レーザービームユニット部31には、レーザーダイオード42、コリメーションレンズ43、シリンドリカルレンズ44により概略構成され、レーザダイオード42から出射されたレーザー光はコリメーションレンズ43により平行光束に変換された後、シリンドリカルレンズ44により、水平方向に広がりを持つファン状のレーザービームP3に変換されて放射される。その水平方向の広がり角θは、トータルステーション8の水平方向の追尾角度よりやや広く設定される。これにより、追尾目標34から追尾光P2が多少外れた場合でも、ブルードーザ1の整地器具3に設置されたレーザセンサ45にファン状のレーザービームP3が当たることになり、ブルドーザ1が向きを多少変えた場合でも整地、舗装作業が保証されることになる。このファン状のレーザービームP3には、後述する変調回路により整地器具3をコントロールする施工情報データが変調されて重畳される。
【0032】
整地器具3に立設されたポール4には、図8に示す受光ユニットが46設けられている。この受光ユニット46は段付き円柱から構成され、この段付き円柱46の下部側には大径円柱47が設けられ、上部側には小径円柱48が設けられている。大径円柱47の外周部にはその全周に渡ってプリズム34が所定間隔を開けて複数個設けられている。小径円柱48の外周部にはその全周に渡ってレーザーセンサ45が所定間隔を開けて複数個設けられている。これにより、トータルステーション8はブルドーザが360度方向に向きを変えても追尾できる。
【0033】
プリズム34の中心位置34aとレーザーセンサー45の中心位置45aのオフセット値H1は所定の値であり、例えば、図4に示す対物レンズ32の中心とシリンドリカルレンズ44の中心とのオフセット値H2と同一とすることができる。レーザーセンサ45は建設作業機械1の上下方向の振動、油圧により制御される整地器具3の上下方向の追従精度をカバーできる長さを持つ。このレーザーセンサ45はトータルステーション8から放射されるファン状のレーザービームP3が照射された位置とレーザーセンサ45の中心位置45aとの偏差H3を出力する。この種のレーザセンサ45として、微小な受光素子を直列に多数配置した受光素子アレイ、ファン状のレーザービームP3の受光位置に対応する電流を出力するポジションセンサ(PSD)等が利用される。ファン状のレーザービームP3の照射位置とレーザセンサ45の中心位置45aとの偏差H3のデータは、コネクタ46’を介して建設作業機械1に向けて出力される。この偏差H3のデータは建設作業機械1の整地器具3を上下方向に制御する油圧制御機器7のデータとして用いられる。油圧制御機器7は整地器具3を上下方向に駆動し、整地器具3はレーザーセンサー45の中心位置45aにファン状のレーザービームP3が当たるように制御され、土地6を掘削又は切削する。
【0034】
これまでの作業手順を整理して図6を参照しながら以下に説明する。
建設作業機械1の整地器具3にポール4を用いて所定の高さのところにプリズム34及びレーザセンサ45を設置する。自動追尾トータルステーション8を作業現場の見通しの良い場所で既知の座標点Oに設置する。自動追尾トータルステーション8を作業現場の3次元の設計データ(施工計画された各水平座標位置に対応する仕上げ面の高さとして定義される仕上げ面高さデータ)が格納されたパーソナルコンピュータ41に接続する。パーソナルコンピュータ41に、自動追尾トータルステーション8の既知点の水平座標位置、機械高さ、整地器具3のエッジ3aからレーザセンサ45の高さ方向中心位置45aまでの目標高さとしての目標高さデータを入力する。自動追尾トータルステーション8をレーザセンサ45、プリズム34に向けて作業を開始する。
【0035】
自動追尾トータルステーション8はプリズム34の水平方向の動きに対して、常に追尾する。EDM部29により既知点からプリズム34までの距離を測定する。このとき、上下方向は追尾していない。従って、測距光軸に対してプリズム34の位置が正対していない場合もあるが、EDM部29の測距光P1に適当な広がりを持たせることにより測距可能としている。
【0036】
自動追尾トータルステーション8の角度読みとり装置の角度データと測距データとから、レーザセンサ45の水平座標X、Yを計算して、パーソナルコンピュータ41に出力する。
【0037】
パーソナルコンピュータ41はX、Y座標を設計データ(仕上げ面高さデータ)と照合し、その水平座標における仕上げ面高さZを求め、自動追尾トータルステーション8のその水平座標位置でのファン状のレーザービームP3の高さが、図11に示すようにその水平座標位置でレーザーセンサ45の中心45aが仕上げ面6’に対してあるべき高さとなるように回動手段27に指令を出力する。自動追尾トータルステーション8は、その指令に従って鏡筒部26を高低方向に回動させる。
【0038】
鏡筒部26の回動が終了した時点で、パーソナルコンピュータ41はプリズム34の上下方向の偏差ΔZ(図7参照)、すなわち、追尾中心が仕上げ面6’に対してあるべき高さと実際に検出された追尾中心の仕上げ面6’に対する高さの差として定義される偏差ΔZを検出し、施工評価データとしてパーソナルコンピュータ41に出力する。パーソナルコンピュータ41はこの施工評価データをメモリに記録する。レーザセンサ45はファン状のレーザービームP3がレーザセンサ45上のどの箇所に照射されているかを検知し、中心位置45aと照射箇所との偏差H3のデータを油圧制御機器7の駆動制御装置に出力する。油圧制御機器7はその偏差H3に従って整地器具3を仕上げ面高さがZとなるように上下方向にコントロールする。
【0039】
本発明に係わるコントロールシステムでは、自動追尾トータルステーション8が距離を測定する毎にこれを繰り返す。このようにして、土地6が整地器具3により切削又は掘削され、所望の仕上げ面に仕上げられる。
【0040】
本実施例によれば、自動追尾トータルステーション8は、振動しかつ上下方向に制御される建設作業機械1の整地器具3に設置された追尾目標に対して高さ方向に追尾することなく、パーソナルコンピュータ41から送信される設計データ(仕上げ面高さデータ)に追従するため、高精度な施工が可能となる。また、自動追尾トータルステーション8は、プリズム34の上下方向の偏差ΔZを常に検出しているため、これを記録保存することにより、施工評価データとして使用できる。
【0041】
ところで、道路等を施工する場合、整地器具3は上下方向に制御されるだけでなく、斜めに制御されることがある。例えば、道路のカーブ部分のバンク角の勾配、水はけ勾配を作るとき、整地器具3は斜めに傾けられる。
【0042】
従来の非自動化の施工方法の場合、傾斜量(パーセント表示)を立て札等で適当な間隔毎に示し、建設作業機械1のオペレータがそれを視認して、整地器具3を手動で制御していた。また、平面的に広がった宅地・農地等の整地と異なり、道路施工の場合、基本的にセンターライン等の平面上の位置が管理され、オペレータは正確にそれをトレースする必要がある。従来、これもオペレータの目視により行っていた。
【0043】
本発明に係わる自動追尾トータルステーション8と、設計データが格納されたパーソナルコンピュータ41とを組み合わせたコントロールシステムの場合、自動追尾トータルステーション8により建設作業機械1の水平座標位置を測定することができ、パーソナルコンピュータ41には設計データが格納されている。従って、施工に要求される施工情報(傾斜角等)はパーソナルコンピュータ41により全て算出できる。この算出された施工情報は、建設作業機械1の駆動情報として用いられ、従来、図3に示すように、無線通信により送信されていたが、通信障害等の様々な問題がある。
【0044】
本発明によれば、以下に説明する光通信手段を用いることにより、施工情報を通信障害、混信等を受けることなく、建設作業機械1に向けて送信することができる。
【0045】
すなわち、本発明では、施工情報はファン状のレーザービームP3に変調して送出され、レーザセンサ45により受光後、復調することにより、施工情報が取り出される。
【0046】
図9はデータ変調の一例を示し、図9(a)はASK方式によりデータ変調された信号を示している。図9(a)において、Sはデータブロックのスタートを示す同期パターン、a1、a2、a3、…は各シリアルデータのビットを表している。図9(a)では、同期パターンSは検出を容易とするため、その幅がデータビットa1、a2、a3、…の各幅よりも数倍以上大きい。同期パターンSに続く各ビットは、2進数(例えば、1、0、1、…)からなるデータを示している。
【0047】
図9(b)は変調回路を示し、49は発振器、50はゲート回路で、発振器49は搬送波を出力し、ゲート回路50はパーソナルコンピュータ41から送出されるシリアルデータをASK変調し、ドライブ回路51はレーザダイオード42をシリアルデータに基づき変調しながら発光させ、ファン状のレーザービームP3はデータ変調されてレーザーセンサ45に送出される。これにより、施工情報がレーザーセンサ45に送信される。
【0048】
図10(a)はレーザセンサ45によるデータ復調回路を示している。ここでは、レーザセンサ45として、ポジションセンサ(PSD)が用いられている。ここで、ファン状のレーザービームP3の照射位置の検出方法も説明する。図10(b)において、S’、a1’、a2’、…は変調されたファン状のレーザービームP3を示し、ファン状のレーザービームP3は送信中にノイズが重畳されるため、波形がくずれる。
【0049】
レーザーセンサ45は2本の出力線45b、45cを持つ。このレーザーセンサ45はファン状のレーザービームP3の照射位置(a、b)に比例した振幅の電気信号を、a’、b’を出力する。この電気信号a’、b’は加算回路52に入力されて加算され、これにより受光された全信号が得られる。加算回路52の出力は包絡線検波回路53に入力され、包絡線検波回路53は包絡線波形信号55’を検出し、包絡線波形信号55’は、波形成形回路54に入力されて矩形波55’’とされ、この矩形波55’’は建築作業機械1のCPU55に入力される。CPU55は一定間隔以上 "1" が続く同期パターンSを検出し、検出された同期パターンSの立ち下がりタイミングから、一定期間毎に入力された信号が"0"か"1"かを判断することにより、施工情報を復調する。
【0050】
また、加算回路52の出力と出力線45bの出力b’とはA/D変換器56、57に入力され、CPU55は同期パターンSが検出されたタイミングで各A/D変換器56、57の出力を読み込み、a’/(a’+b’)の式に基づく演算を行うことによりファン状のレーザービームP3の高さ方向の照射位置を検出する。
【0051】
ここでは、ASK変調・復調について説明したが、公知の他の方式であるPSK方式等を利用しても良い。また、受光素子としてここでは、PSDを使用した例を説明したが、受光素子アレイ、他の同等な機能を持つ素子を用いても良い。
【0052】
また、レーザセンサ45の受光素子には、EDM部29の測距光P1、追尾光P2も入射する可能性があり、この光がノイズとなる場合も想定される。この場合、これらの光P1、P2とファン状のレーザービームの光P3を分離するため、光P1、P2の波長と光P3の波長とを異ならせ、レーザーセンサ45の前面に波長選択型の光学フィルターを配置し、測距光P1、追尾光P2がレーザーセンサ45に入射しないように構成すれば良い。
【0053】
測距、追尾、通信の各ステップを時分割して行うこともできる。このようにすれば、同期パターンSが検出された以後、他の光P1、P2は照射されないため、レーザーセンサ45は安定して光P3を受信できる。この場合、全体の処理スピードが遅くなるが、各光P1〜P3の干渉を防ぐために、高価な波長選択型フィルターが不必要であるという利点がある。
【0054】
本発明によれば、自動追尾トータルステーション8は上下方向について追尾目標34を追尾せず、パーソナルコンピュータ41により格納された設計データに基づき整地器具1を制御する。この構成により、整地器具3が上下方向に移動制御されたとき、追尾光P2が上下方向に追尾目標34を追尾して、この追尾によりファン状のレーザービームP3の高さ方向の位置が変化し、整地器具3がレーザーセンサ45のファン状のレーザービームの照射位置の変化により上下方向に制御されて、ハンチング現象を起こすという従来システムの欠点が避けられ、高さ方向に精度の良い施工が可能となる。
【0055】
しかしながら、最終仕上げ以前の施工では、高精度は要求されておらず、何回も施工が繰り返され、この作業の繰り返しにより、徐々に設計データの通りに造成作業が行われる。すなわち、初期の施工においては、設計データに対して現状路面が大きくズレていることが多い。このような場合、これまで述べた実施例によれば、追尾目標の水平座標位置におけるファン状のレーザービームP3の高さが常に設計データで指示されるため、荒仕上げの地盤が設計高さから大きくずれていた場合、荒仕上げの地盤が他の地盤よりも堅い場合には、これに対応する長さのレーザセンサ45が必要である。設計高さに対して一様に荒仕上げの地盤が上又は下にずれている場合、設計高さデータに一定のオフセットを与えることにより、レーザーセンサ45の長さを長くすることを避けることができるが、複雑形状の土地を整地する場合、レーザセンサ45を長くしなければならず、コストが高くなる。
【0056】
以下に説明する実施例によれば、レーザーセンサ45を長くしなくとも、荒仕上げの地盤が設計高さから大きくズレている場合、部分的に荒仕上げの地盤が他の場所の地盤と較べて堅くても施工を正確に行うことができる。
【0057】
例えば、最終仕上げ時の要求施工精度を±5mmとする。そして、レーザセンサ45の受光面の縦方向の長さが、その10倍、±5cmであるとする。この場合、一回の施工で設計データに対して±5cm以内に施工できれば、レーザーセンサ45は、施工区間内で自動追尾トータルステーション8から照射されるファン状のレーザービームP3を確実に受光可能であり、問題はない。しかしながら、現状の路面状態が悪く、例えば、設計データに対してズレが多い場合、又は路盤が部分的に堅くて、一回の施工作業で±5cm以内に施工できないとき、レーザセンサ45がファン状のレーザービームP3から大きく離れ、レーザーセンサ45はファン状のレーザービームP3を受光できなくなる。
【0058】
しかしながら、自動追尾トータルステーション8は、プリズム34の上下方向の位置を常に検知している。従って、設計データに対して現在の施工状態がどれくらいずれているかを知ることができる。
【0059】
そこで、自動追尾トータルステーション8に、予め設定された範囲(例えば、±4cm)以上施工がずれると、自動的に標準的な自動追尾トータルステーションと同様に、水平方向の追尾のみならず、上下方向の追尾も開始させる構成とする。
【0060】
すなわち、トータルステーション8は、偏差△Zが±4cmを越えたとき、仕上げ高さデータ駆動モードから高さ方向自動追尾モードとなり、回動手段27により追尾光P2がプリズム34の高さ方向中心位置34aに位置するように追尾光P2を偏向させる。
【0061】
この時には、高さ制御データとして、ファン状のレーザービームP3の受光位置のデータは使用されず、自動追尾トータルステーション8から送信される高さ偏差ΔZのデータ(設計データと検出されたプリズム高さとの差)が制御データとして使用される。この偏差ΔZのデータはファン状のレーザービームP3を変調することによりレーザーセンサ45に送信される。この切り替えは、自動追尾トータルステーション8から送信される制御データに含まれたステータス情報を用いて行われる。
【0062】
この場合、自動追尾トータルステーション8も上下方向の追尾を行うこととなり、精度が劣化するが、もともと設計値からのズレ量が大きい路盤の施工を行うため、支障は生じない。
【0063】
設計データからのズレ量が大きい路盤は、この方法により施工を繰り返し行い、設計データからのズレ量が一定の範囲(例えば、±3cm)に連続して入るようになれば、高低方向の追尾を停止し、再び仕上げ高さデータ駆動モードに切り替える。
【0064】
ここでは、レーザーセンサ45の長さを±5cmとしているため、この精度以内で上下方向の追尾を行えば、データ通信のためのビームを常時レーザーセンサ45に受信できる。これは、自動追尾トータルステーション8の追従性能にとって支障のない数値である。
【0065】
また、自動追尾トータルステーション8の上下方向(高低)の追尾サーボの応答を、重機(建設作業機械)の振動等に追従しない程度に落とし、細かい偏差は図7に示す偏差ΔZのデータを使用して補正を行うことにすると、精度が向上する。
【0066】
本発明では、全体の構成を変えること無く、ファン状のレーザービームP3を用いた高精度な施工と、ファン状のレーザービームP3をデーター通信のみに使用する高さ方向に制限のない施工とを行うことができる。
【0067】
ここでは、自動追尾トータルステーション8の方式として、レーザを二次元方向に走査する場合について説明したが、追尾目標として発光素子を用い、CCD等で受光する方式を用いても良いし、本発明の趣旨を変更しない範囲で様々な展開を行うことができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明の建設作業機械の自動コントロールシステムによれば、電波ノイズ、混信等の影響を受けにくいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のローテイテイングレーザー装置を用いた建設作業機械の自動コントロールシステムの説明図である。
【図2】従来のローテイテイングレーザー装置を用いた建設作業機械の自動コントロールシステムの不具合を説明するための図である。
【図3】自動追尾式測量機を用いた建設作業機械の自動コントロールシステムの説明図である。
【図4】本発明に係わる自動追尾式測量機の概要図である。
【図5】図4に示す鏡筒部の内部の構成を概略示す光学図である。
【図6】本発明に係わる整地作業の一例を説明するための概要図である。
【図7】追尾光の走査の一例の説明図である。
【図8】本発明に係わる追尾目標としてのプリズムとレーザーセンサとを示す斜視図である。
【図9】本発明に係わる変調の一例を示し、(a)は変調されたファン状のレーザービームを示し、(b)は変調回路を示すブロック図である。
【図10】本発明に係わる復調の一例を示し、(a)は復調回路のブロック図を示し、(b)は復調信号を示す。
【図11】 図6に示す整地作業の一例を更に理解しやすくして示した概要図である。
【符号の説明】
1…建設作業機械
3…整地器具
7…整地器具制御手段
8…測量機械
41…パーソナルコンピュータ
Claims (6)
- 作業現場に設けられかつ整地器具と追尾目標とレーザーセンサとを備えた建設作業機械と、
既知点に設けられかつ前記追尾目標の三次元座標位置を光学的に測定する座標位置測定手段を有して求められた座標位置で仕上げ面に対してあるべき高さを指示するレーザービームを前記レーザセンサに向けて照射する測量機械と、 施工計画された各水平座標位置に対応する仕上げ面の高さを仕上げ面高さデータとして記憶する仕上げ面高さデータ記憶手段と、
前記仕上げ面高さデータに基づき前記各水平座標位置で追尾中心が前記仕上げ面に対してあるべき高さと実際に検出された追尾中心の仕上げ面に対する高さの差として定義できる偏差を演算する演算手段と、
前記各水平座標位置での施工情報に基づき前記レーザービームを変調して前記施工情報のデータを前記作業現場に向けて送信する変調手段と、
前記レーザーセンサに受光されたレーザビームに基づき前記施工情報を復調する復調手段とを備え、
前記測量機械は、前記レーザービームの前記水平座標位置における高さが該水平座標位置で前記レーザセンサの高さ方向中心が前記仕上げ面に対してあるべき高さとなるように前記レーザービームを回動手段により高低角方向に回動させる仕上げ高さデータ駆動モードを備え、前記建設作業機械には、前記レーザービームの前記レーザセンサ上の照射位置に基づいて前記水平座標位置における前記整地すべき土地が前記水平座標位置での前記仕上げ面高さとなるように前記整地器具を制御すると共に前記復調された施工情報に基づき該整地器具を制御する整地器具制御手段が設けられていることを特徴とする建設作業機械の自動コントロールシステム。 - 前記測量機械は、その水平座標位置で前記追尾目標を高さ方向の中心を含む面内に前記測量機械の鏡筒部の光軸中心とが一致するように前記回動手段を制御する高さ方向自動追尾モードを備え、前記追尾目標の座標位置が所定範囲外のときに、前記仕上げ高さデータ駆動モードから前記高さ方向自動追尾モードに切り替えられる請求項1に記載の自動コントロールシステム。
- 前記整地器具に前記レーザーセンサと前記追尾目標とが一体に立設されている請求項1に記載の建設作業機械の自動コントロールシステム。
- 前記演算手段は、前記測量機械から前記追尾目標の座標位置に関するデータが入力されると、前記記憶手段にあらかじめ記憶されている前記整地器具の下縁から前記レーザーセンサの高さ方向中心までの目標高さデータと前記仕上げ面高さデータとに基づき前記回動手段を制御する請求項1に記載の建設作業機械の自動コントロールシステム。
- 前記測量機械は、前記既知点から前記追尾目標までの距離を測定可能である請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の建設作業機械の自動コントロールシステム。
- 前記施工情報が高さ方向自動追尾モード時の高さ方向の偏差のデータである請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の建設作業機械の自動コントロールシステム。
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