JP4449740B2 - 有機感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
(1)
導電性支持体上に感光層を有する有機感光体において、該有機感光体の表面層が数平均一次粒径が3〜150nmであり且つメチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体で表面処理を施され、23℃の条件で、ガスビュレット法により測定した水素発生量が2.0ml/g以下である無機粒子を含有することを特徴とする有機感光体。
(2)
前記メチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体がメチルハイドロジェンポリシロキサンであることを特徴とする1に記載の有機感光体。
(3)
前記メチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体がメチルハイドロジェンシロキサン単位と他のシロキサン単位との共重合体であることを特徴とする1に記載の有機感光体。
(4)
前記他のシロキサン単位がジメチルシロキサン単位、メチルエチルシロキサン単位、メチルフェニルシロキサン単位及びジエチルシロキサン単位から選択された1種以上であることを特徴とする3に記載の有機感光体。
(5)
前記他のシロキサン単位がジメチルシロキサン単位であることを特徴とする3または4に記載の有機感光体。
(6)
前記無機粒子が周期律表第3又は第4周期の金属酸化物粒子であることを特徴とする1〜5のいずれか1項に記載の有機感光体。
(7)
前記金属酸化物粒子がシリカ、アルミナ及び酸化チタンのいずれが一種であることを特徴とする6に記載の有機感光体。
(8)
前記表面層が酸化防止剤を含有することを特徴とする1〜7のいずれか1項に記載の有機感光体。
(9)
有機感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジにおいて、表面層が数平均一次粒径が3〜150nmであり且つメチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体で表面処理を施され、23℃の条件で、ガスビュレット法により測定した水素発生量が2.0ml/g以下である無機粒子を含有する有機感光体と該有機感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段、該有機感光体上の静電潜像を顕像化する現像手段、該有機感光体上に顕像化されたトナー像を転写材上に転写する転写手段の少なくとも1つとが一体的に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に装着されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
(10)
有機感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成装置において、該有機感光体の表面層が数平均一次粒径が3〜150nmであり且つメチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体で表面処理を施され、23℃の条件で、ガスビュレット法により測定した水素発生量が2.0ml/g以下である無機粒子を含有することを特徴とする画像形成装置。
(11)
有機感光体上に静電潜像を形成し、トナーを含有する現像剤を担持した円筒状現像スリーブを有機感光体に接触配設し、該静電潜像をトナー画像に顕像化する現像手段及び有機感光体に形成されたトナー像を転写媒体に転写する転写手段を有する画像形成ユニットを複数配列して設け、該複数の画像形成ユニット毎に着色を変えたトナーを用いて有機感光体上に各色トナー像を形成し、該各色トナー像を有機感光体から転写媒体に転写してカラー画像を形成する画像形成装置において、前記有機感光体の表面層が数平均一次粒径が3〜150nmであり且つメチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体で表面処理を施され、23℃の条件で、ガスビュレット法により測定した水素発生量が2.0ml/g以下である無機粒子を含有することを特徴とする画像形成装置。
・フェノール系酸化防止剤(ヒンダードフェノール系)
・アミン系酸化防止剤(ヒンダードアミン系、ジアリルジアミン系、ジアリルアミン系)
・ハイドロキノン系酸化防止剤
(2)過酸化物分解剤
・硫黄系酸化防止剤(チオエーテル類)
・燐酸系酸化防止剤(亜燐酸エステル類)
上記酸化防止剤のうちでは、(1)のラジカル連鎖禁止剤が良く、特にヒンダードフェノール系或いはヒンダードアミン系酸化防止剤が好ましい。又、2種以上のものを併用してもよく、例えば(1)のヒンダードフェノール系酸化防止剤と(2)のチオエーテル類の酸化防止剤との併用も良い。更に、分子中に上記構造単位、例えばヒンダードフェノール構造単位とヒンダードアミン構造単位を含んでいるものでも良い。
1)導電性支持体上に感光層として電荷発生層および電荷輸送層を順次積層した構成;
2)導電性支持体上に感光層として電荷発生層、第1電荷輸送層および第2電荷輸送層を順次積層した構成;
3)導電性支持体上に感光層として電荷輸送材料と電荷発生材料とを含む単層を形成した構成;
4)導電性支持体上に感光層として電荷輸送層および電荷発生層を順次積層した構成;
5)上記1)〜4)の感光体の感光層上にさらに表面保護層を形成した構成。
感光体に用いられる導電性支持体としてはシート状、円筒状のどちらを用いても良いが、画像形成装置をコンパクトに設計するためには円筒状導電性支持体の方が好ましい。
本発明においては導電性支持体と感光層の間に、中間層を設けることが好ましい。
攪拌機、窒素、窒素導入管、温度計、脱水管等を備えた重合釜にラウリルラクタム215質量部、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン112質量部、1,12−ドデカンシカルボン酸153質量部及び水2質量部を混合し、加熱加圧下、水を留出させながら9時間反応させた。重合物を取り出し、C13−NMRにより共重合組成を求めたところ、N−1の組成と一致した。尚、上記合成された共重合のメルトフローインデックス(MFI)は(230℃/2.16kg)の条件で、5g/10minであった。
測定条件:測定プローブ HRS
印加電圧:500V
測定環境:30±2℃、80±5RH%
体積抵抗が1×108未満では中間層の電荷ブロッキング性が低下し、黒ポチの発生が増大し、有機感光体の電位保持性も劣化し、良好な画質が得られない。一方1015Ω・cmより大きいと繰り返し画像形成で残留電位が増大しやすく、良好な画質が得られない。
本発明に係わる感光体の感光層構成は前記中間層上に電荷発生機能と電荷輸送機能を1つの層に持たせた単層構造の感光層構成でも良いが、より好ましくは感光層の機能を電荷発生層(CGL)と電荷輸送層(CTL)に分離した構成をとるのがよい。機能を分離した構成を取ることにより繰り返し使用に伴う残留電位増加を小さく制御でき、その他の電子写真特性を目的に合わせて制御しやすい。負帯電用の感光体では中間層の上に電荷発生層(CGL)、その上に電荷輸送層(CTL)の構成を取ることが好ましい。
本発明に係わる有機感光体には、電荷発生物質として前述のチタニルフタロシアニン付加体顔料を使用するが、他のフタロシアニン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、アズレニウム顔料などを併用して用いることができる。
前記したように、本発明では電荷輸送層を複数の電荷輸送層から構成し、且つ最上層の電荷輸送層に本発明に係わる無機粒子を含有させた構成が好ましい。
メチルハイドロジェンシロキサン5部を水−メタノール混合溶媒(混合比1/1)100部中に溶解分散し、該混合溶媒中にシリカ(数平均一次粒径5nm)100部を添加したのち、1時間撹拌し、メチルハイドロジェンシロキサン表面処理を行なった。その後、該シリカを濾過した後、乾燥し、その後、60℃85RH%の条件で36時間、加熱処理を行ない無機粒子1を得た。該無機粒子1の前記した測定法による水素発生量は、0.5mg/gであった。
無機粒子1の作製に於いて、無機粒子の種類、数平均一次粒径、表面処理及び加熱処理条件を表1のように変更した以外は同様にして、無機粒子2〜14を作製した。これらの無機粒子についても、無機粒子1と同様にして水素発生量を測定した。その結果も表1に記載する。
下記の様に感光体1を作製した。
洗浄済み円筒状アルミニウム基体(切削加工により十点表面粗さRz:0.81μmに加工した)上に、下記中間層塗布液を浸漬塗布法で塗布し、120℃30分で乾燥し、乾燥膜厚5μmの中間層を形成した。
バインダー樹脂:(例示ポリアミドN−1) 1部
ルチル形酸化チタン(一次粒径35nm;ヘキサメチルシラザンの表面処理済み)
5.6部
エタノール/n−プロピルアルコール/THF(=45/20/30質量比)10部
上記成分を混合し、サンドミル分散機を用い、10時間、バッチ式にて分散して、中間層分散液を作製した。
電荷発生物質(CGM):オキシチタニルフタロシアニン(Cu−Kα特性X線によるX線回折のスペクトルで、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークを有するチタニルフタロシン顔料) 24部
ポリビニルブチラール樹脂「エスレックBL−1」(積水化学社製) 12部
2−ブタノン/シクロヘキサノン=4/1(v/v) 300部
上記組成物を混合し、サンドミルを用いて分散し、電荷発生層塗布液を調製した。この塗布液を浸漬塗布法で塗布し、前記中間層の上に乾燥膜厚0.5μmの電荷発生層を形成した。
電荷輸送物質(4,4′−ジメチル−4″−(α−フェニルスチリル)
トリフェニルアミン) 225部
ポリカーボネート(Z300:三菱ガス化学社製) 300部
酸化防止剤(Irganox1010:日本チバガイギー社製) 6部
ジクロロメタン 2000部
シリコンオイル(KF−54:信越化学社製) 1部
を混合し、溶解して電荷輸送層塗布液1を調製した。この塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布法で塗布し、110℃70分の乾燥を行い、乾燥膜厚18.0μmの電荷輸送層1を形成した。
無機粒子No1:(メチルハイドロジェンで表面処理された平均一次粒径5nmのシリカ) 60部
電荷輸送物質(4,4′−ジメチル−4″−(α−フェニルスチリル)
トリフェニルアミン) 150部
ポリカーボネート(Z300:三菱ガス化学社製) 300部
酸化防止剤(例示化合物1−3) 12部
THF:テトラヒドロフラン 2800部
シリコンオイル(KF−54:信越化学社製) 4部
を混合し、分散・溶解して電荷輸送層塗布液2を調製した。この塗布液を前記電荷輸送層1の上に円形スライドホッパ型塗布機で塗布し、110℃70分の乾燥を行い、乾燥膜厚2.0μmの電荷輸送層2を形成し、感光体1を作製した。
感光体1の作製において、表面層の電荷輸送層2(CTL2)の無機粒子の種類を表1のように変化させた以外は感光体1と同様にして感光体2〜14を作製した。
*2はメチルハイドロジェンシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体(モル比1:1)
*3はメチルハイドロジェンシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体(モル比9:1)
*4はメチルハイドロジェンシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体(モル比2:8)
評価1(モノクロ画像の評価)
電位特性の評価
上記各感光体を基本的に図1、2に記載の構造を有するミノルタQMS(MagiColor2300:A4紙16枚/分のプリンター:コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)社製)に各々装着し、低温低湿環境(10℃、15RH%)で評価した。
帯電、露光、除電の連続繰り返しサイクルを6000回行い、露光部電位を測定した。
また、上記EPSONLP−2400に各感光体を取り付け、A4紙にの画素率7%のべた画像部、文字画像部及びハーフトーン画像部を有するオリジナル画像のプリントを行い、計5万のプリントを行った。スタート時及び1万枚コピー毎に評価画像を取り出し、画像濃度や画像ボケ等下記の評価項目の評価を行った。評価結果を表2に示す。
マクベス社製RD−918を使用して測定。紙の反射濃度を「0」とした相対反射濃度で測定した。多数枚のコピーで残留電位が増加すると、画像濃度が低下する。5万枚コピー後のべた黒画像部で測定した。
○:黒ベタ画像が1.0以上、1.2以下(実用上問題なし)
×:黒ベタ画像が1.0未満(実用上問題あり)
カブリ
カブリ濃度はべた白画像をマクベス社製RD−918を使用し反射濃度で測定した。該反射濃度は相対濃度(印刷していないA4紙の濃度を0.000とする)で評価した。5万枚コピー後のべた白画像部で測定した。
○;濃度が0.010以上、0.020以下(実用上問題ないレベル)
×;濃度が0.020より高い(実用上問題となるレベル)
画像ボケ
◎:初期〜5万枚まで、画像ボケの発生が見られず、ハーフトーン画像が明瞭に再現されている(非常に良好)。
画像を構成するドット画像を100倍の拡大鏡を覗いて評価した。プリント5万枚目の画像で評価した。
○:ドット画像が露光スポット面積に比し、30〜60%の増減で作製され、それぞれ独立に再現されており、ハーフトーンの階調性も実用性あり(実用性があるレベル)
×:ドット画像が露光スポット面積に比し、60%を超した増減で作製され、部分的に或いは全体的に、ドット画像が消失したり、連結したりしており、ハーフトーンの階調性が不足している(実用上問題のレベル)
鮮鋭性
画像の鮮鋭性は、文字潰れで評価した。文字サイズ(ポイント)が異なる文字画像を形成し、プリント5万枚目の文字黒色画像で下記の判断基準で評価した。
○:6ポイント以下の文字が明瞭であり、容易に判読可能(実用上問題なし)
△:8ポイント以下の文字が明瞭であり、容易に判読可能(再評価が必要)
×:8ポイントの文字の一部又は全部が判読不能(実用上問題あり)
前記感光体2、6、10及び12を各々4本づつ準備し、これら各種の感光体を、低温低湿環境(10℃、15RH%)で評価した。市販のフルカラー複合機8050(基本的に、図3に記載の構成を有するタンデム型フルカラー複合機:コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)社製)に搭載し、画像評価を行った。白地部、べた黒部、及びレッド、グリーン、ブルーのソリッド画像部、文字画像部、ハーフトーン画像部を有するオリジナル画像を用いて、A4紙に複写し評価した。詳しくは、スタート時及び10000枚毎に、評価用複写画像を取り出し、計5万枚印刷して評価した。評価項目と評価基準を以下に示す。
感光体の線速:220mm/sec
現像スリーブの線速:350mm/sec
現像:各現像手段(4Y、4M、4C、4Br)に用いるイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー及びブラックトナーには、各々平均粒径6.5μmで、0.3μmの疎水性酸化チタン及び15nmの疎水性シリカの外添剤を含有した重合トナーを用いた二成分現像剤を用いた。反転現像法
(1)画像評価
画像ボケ
◎:初期〜5万枚まで、画像ボケの発生が見られず、ハーフトーン画像が明瞭に再現されている(非常に良好)。
○:ハーフトーン画像が明瞭に再現されているが、3万枚以後に画像ボケの発生するが、しばらく複写をする画像ボケがなくなる(実用性あり)。
×:画像ボケが3万未満で発生する(実用的に問題あり)。
5万枚目について濃度計「RD−918」(マクベス社製)を使用し、画像濃度についてはA4紙の反射濃度を0.000とした相対濃度で測定した。
◎:べた黒の画像が1.30以上(非常に良好)
○:べた黒の画像が1.00以上(実用上問題ないレベル)
×:べた黒の画像が1.00未満(実用上問題あり)
カブリ
5万枚目について濃度計「RD−918」(マクベス社製)を使用し、カブリ濃度についてはA4紙の反射濃度を0.000とした相対濃度で測定した。
◎:0.010未満(非常に良好)
○:0.010以上0.020未満(実用上問題ないレベル)
×:0.020以上(実用上問題あり)
(色ポチ画像欠陥の評価基準)
色ポチについては、周期性が感光体の周期と一致し、目視できる色ポチが、A4サイズ当たり何個あるかで判定した。5万枚目で評価した。
◎:0.4mm以上の色ポチ頻度:全ての複写画像が3個/A4以下(良好)
○:0.4mm以上の色ポチ頻度:4個/A4以上、10個/A4以下が1枚以上発生(実用上問題なし)
×:0.4mm以上の色ポチ頻度:11個/A4以上が1枚以上発生(実用上問題有り)
色再現性
1枚目の画像および100枚目の画像のY、M、C各トナーにおける二次色(レッド、ブルー、グリーン)のソリッド画像部の色を「MacbethColor−Eye7000」により測定し、CMC(2:1)色差式を用いて各ソリッド画像の1枚目と100枚目の色差を算出した。
×:色差が3より大の(実用上問題あり実用不可)
結果を表3に示す。
2 感光体カートリッジ
3 現像カートリッジ
4 露光装置
5 給紙装置
6 転写ローラ
7 定着器
8 排紙トレイ
21 感光体
22 帯電ブラシ
23、27 電源接続部材
24 プレ帯電フィルム
25、26 帯電ならし部材
Claims (11)
- 導電性支持体上に感光層を有する有機感光体において、該有機感光体の表面層が数平均一次粒径が3〜150nmであり且つメチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体で表面処理を施され、23℃の条件で、ガスビュレット法により測定した水素発生量が2.0ml/g以下である無機粒子を含有することを特徴とする有機感光体。
- 前記メチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体がメチルハイドロジェンポリシロキサンであることを特徴とする請求項1に記載の有機感光体。
- 前記メチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体がメチルハイドロジェンシロキサン単位と他のシロキサン単位との共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の有機感光体。
- 前記他のシロキサン単位がジメチルシロキサン単位、メチルエチルシロキサン単位、メチルフェニルシロキサン単位及びジエチルシロキサン単位から選択された1種以上であることを特徴とする請求項3に記載の有機感光体。
- 前記他のシロキサン単位がジメチルシロキサン単位であることを特徴とする請求項3又は4に記載の有機感光体。
- 前記無機粒子が周期律表第3又は第4周期の金属酸化物粒子であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の有機感光体。
- 前記金属酸化物粒子がシリカ、アルミナ及び酸化チタンのいずれが一種であることを特徴とする請求項6に記載の有機感光体。
- 前記表面層が酸化防止剤を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の有機感光体。
- 有機感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジにおいて、表面層が数平均一次粒径が3〜150nmであり且つメチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体で表面処理を施され、23℃の条件で、ガスビュレット法により測定した水素発生量が2.0ml/g以下である無機粒子を含有する有機感光体と該有機感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段、該有機感光体上の静電潜像を顕像化する現像手段、該有機感光体上に顕像化されたトナー像を転写材上に転写する転写手段の少なくとも1つとが一体的に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に装着されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 有機感光体上に帯電部材を接触させて帯電する帯電手段を有する画像形成装置において、該有機感光体の表面層が数平均一次粒径が3〜150nmであり且つメチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体で表面処理を施され、23℃の条件で、ガスビュレット法により測定した水素発生量が2.0ml/g以下である無機粒子を含有することを特徴とする画像形成装置。
- 有機感光体上に静電潜像を形成し、トナーを含有する現像剤を担持した円筒状現像スリーブを有機感光体に接触配設し、該静電潜像をトナー画像に顕像化する現像手段及び有機感光体に形成されたトナー像を転写媒体に転写する転写手段を有する画像形成ユニットを複数配列して設け、該複数の画像形成ユニット毎に着色を変えたトナーを用いて有機感光体上に各色トナー像を形成し、該各色トナー像を有機感光体から転写媒体に転写してカラー画像を形成する画像形成装置において、前記有機感光体の表面層が数平均一次粒径が3〜150nmであり且つメチルハイドロジェンシロキサン単位を含む重合体で表面処理を施され、23℃の条件で、ガスビュレット法により測定した水素発生量が2.0ml/g以下である無機粒子を含有することを特徴とする画像形成装置。
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