JP4449707B2 - チップ型電子部品収納台紙 - Google Patents

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本発明は、紙製チップ型電子部品収納台紙に関するものであり、詳しくは、パンチまたはエンボス加工における金型摩耗を抑制した作業性の優れたチップ型電子部品収納台紙に関するものである。
チップ型電子部品収納台紙は、通常、次のように加工処理をしてチップ型電子部品のキャリアとして使用される。
(1)所定の幅にスリットする。
(2)所定大きさの角穴と丸穴を開ける。角穴はチップ型電子部品収納用で、丸穴は充填機内送り用である。
(3)台紙の裏面(ボトム側)にカバーテープを接着する。なお、角穴を開けないで、所定の大きさの角状エンボンス加工をすることもあり、この場合、この工程は省かれる。台紙とカバーテープを接着する方法は、台紙とカバーテープを重ね、カバーテープ上から熱と圧力を加えて接着する、いわゆるヒートシール法で行われる。
(4)チップ型電子部品を充填する。
(5)台紙の表面(トップ側)にヒートシール法によってカバーテープを接着する。
(6)所定の大きさのカセットリールに巻き付け、チップ型電子部品と共に出荷する。
(7)最終ユーザーでトップ側カバーテープを剥がし、チップ型電子部品を取り出す。
以上のように使用されることから、収納台紙に求められる品質には充填したチップ部品に悪影響を及ぼさないこと、更に、カバーテープが良好に接着されるよう紙の表面に平滑性を有すること、紙に対する各種処理に耐え得る強度を有すること、チップ部品を挿入する角穴(以下キャビティと記す)の形成精度が良好であること、キャビティ形成に使用する金型の摩耗が少ないこと等が挙げられる。
このうち収納台紙の品質欠陥として問題となるものの1つに、金型が摩耗する事によって、キャビティ形成性不良を原因とするチップ型電子部品の挿入および取り出し不良が発生する。キャビティ形成性が悪化すると、金型を研磨、または新調する必要があり、操業性を著しく悪化させるほか、コストがかかるなど大きな問題となっている。
これまで、キャビティ形成性として特開2000−43975号公報(特許文献1参照)や特開2002−53195号公報(特許文献2参照)のように紙の密度でキャビティの形成性を向上させる方法が用いられたり、特開2003−95320号公報(特許文献3参照)のように紙の縦方向および横方向の破断伸びでキャビティ加工性を管理する方法が用いられてきたが、どの方法も金型摩耗を防止するためのものではない。
特開2000−43975号公報 特開2002−53195号公報 特開2003−95320号公報
本発明は、紙製のチップ型電子部品収納台紙において、チップ部品を収納するキャビティ加工に使用する金型の摩耗を抑制し、作業性の優れたチップ型電子部品収納台紙を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、従来の多層板紙のチップ型電子部品収納台紙において、収納台紙中の灰分を一定の値に管理することで、キャビティ形成時に発生する金型の摩耗を防止できることを見出し、本発明を完成させた。本発明は、以下の各発明を包含する。
(1)チップ型電子部品を収納する多層抄板紙からなるチップ型電子部品収納台紙用紙基材において、該基材は、分子量200万以上の両性ポリアクリルアミドを含有し、JISP−8251に準拠する灰分量が0.5〜15質量%であることを特徴とするチップ型電子部品収納台紙。
(2)灰分量が1.0〜10.0質量%であることを特徴とする(1)記載のチップ型電子部品収納台紙。
(3)該基材において、古紙パルプおよび/または填料を配合し、灰分を調整したことを特徴とする(1)または(2)記載のチップ型電子部品収納台紙。
(4)前記両性ポリアクリルアミドはパルプに対して固形分で0.5〜5質量%添加したことを特徴とする(1)記載のチップ型電子部品収納台紙。
(5)該基材の超音波伝播速度から求めたMD方向の動的弾性率が7.0〜15.0GPaであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項記載のチップ型電子部品収納台紙。
本発明は、チップ部品を収納するキャビティ加工での金型摩耗を防止した作業性の優れたものである。
チップ型電子部品を収納する多層抄板紙からなるチップ型電子部品収納台紙用紙基材において、基材のJISP−8251に準拠する、灰分量を0.5〜15質量%に制御することにより、キャビティ作成時に発生する金型摩耗を抑制できる。
つまり、基材中の灰分が繊維同士の結合を阻害し、繊維間結合強度を小さくし、打ち抜きまたはエンボス加工の際の金型へのストレスを軽減でき、摩耗を抑制する。基材中の灰分が0.5質量%未満では繊維間結合強度に与える影響がなく、15質量%を超える量では繊維間結合強度が弱くなり過ぎ、層間剥離、紙粉等の問題が発生する。さらに好ましくは灰分量を1.0〜7.0質量%とすれば、金型摩耗防止および層間剥離発生防止を両立できるだけでなく、その他の作業性も向上するため好ましい。
基材中の灰分を0.5〜15質量%にするには、各種原料パルプ、例えば、化学パルプ、機械パルプ、非木材繊維パルプ等を単独または複数組み合わせて使用し、填料として、タルク、カオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、二酸化チタン、焼成クレー、尿素樹脂系合成填料、石膏等の一般的に使用させる填料の中でモース硬度が6未満の填料を使用して灰分を調整する。モース硬度が6以上のものは金型にストレスを与えるため好ましくない。
また、古紙パルプにより灰分を調整する。古紙パルプは原料となる古紙パルプの灰分が異なり、それぞれ製造過程で古紙パルプ中の灰分を調整することが可能である。古紙パルプ中の灰分を調整することにより、基材中の灰分を調整する。古紙パルプ中の灰分が少なすぎるときには前述の填料を添加して基材中の灰分を調整する。古紙の多配合、原料古紙中の灰分の再利用は、環境の面からも好ましい。
また、古紙は灰分がパルプ繊維と強く結合しており、歩留まり向上の面からもこのましい。但し、配合率が70質量%を超えると繊維間結合強度が弱くなり過ぎ、層間剥離発生等の問題のため好ましくないので70質量%を上限とする。灰分を1〜10質量%にすることにより、さらに金型摩耗と層間剥離防止の両面がバランスよく改善されることから考えて、古紙を20〜50質量%配合することがさらに好ましい。
また、これらのパルプを種々の叩解機と適宜組み合わせて使用してもよい。
叩解機には特に限定はなく、ビーター、ジョルダン、デラックス・ファイナー(DF)、ダブル・ディスク・レファイナー(DDR)等、種々の叩解機が使用される。また、叩解の程度についても特に限定されないが、抄紙適性からカナディアン・スタンダード・フリーネスで250〜550ml程度の処理が好ましい。
また、必要に応じて種々の内添薬品を使用できる。例えば、ロジン系サイズ剤、スチレン・マレイン酸系樹脂、スチレン・アクリル系樹脂、スチレン・オレフィン酸系樹脂、アルキルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸など、天然および合成の製紙用の内添サイズ剤、各種紙力増強剤、濾水歩留り向上剤、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン等の耐水化剤、消泡剤等が挙げられる。
本発明では、灰分で繊維間結合を阻害しているため、それだけでは層間強度を低下させるといった問題がある。よって、分子量が200万以上の両性ポリアクリルアミド紙力剤を添加する。両性ポリアクリルアミドはアニオン部でパルプ繊維にアルミニウムを介して吸着、カチオン部では自己吸着でき、古紙および/または填料などに起因する系内pH変化の影響を受け難く、安定して繊維間結合を補強できるため好ましい。その添加量としては対パルプに0.5〜5.0質量%添加することが好ましい。さらに好ましくは分子量250万以上の両性ポリアクリルアミド紙力剤を1.0〜3.0質量%添加する。また、カチオン化デンプン、カチオン化ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン、カチオン変性グアーガム、カチオン変性ポリビニルアルコール、その他のカチオン性高分子などを添加してもよい。
また、本発明ではボトムテープ、カバーテープとの接着性およびケバ防止効果を向上させるために収納台紙の表面、裏面に、ポリビニルアルコール、デンプン、ポリアクリルアミド、アクリル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、スチレン−イソプレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、酢酸ビニル−ビニルアルコール系樹脂、ウレタン系樹脂など必要な薬品を適宜塗布させることも可能である。さらに塗布手段についても、例えばバーコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、ゲートロールコーターやサイズプレスやキャレンダーコーター等のロールコーター、ビルブレードコーター、ベルバパコーター等がある。
また、本発明のチップ型電子部品収納台紙用紙基材は、超音波伝播速度測定計(SST−210A、野村商事製)を用いて測定、算出した動的弾性率が7.0〜15.0GPaである事が好ましい。7.0GPa未満であれば、通紙作業中の押え圧および運搬作業時の衝撃などで変形し、使用が困難になる場合がある。また15.0GPaを超える場合は、基材が硬くなり過ぎ、金型へのストレスが大きく金型摩耗防止効果が軽減する傾向がある。
本発明のチップ型電子部品収納台紙の坪量は、中に収納するチップ型電子部品の大きさにより決ってくるが、一般に200〜1000g/m程度である。
以下に実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。配合、濃度等を示す数値は、固型分または有効成分の質量基準の数値である。また、特に記載の無い場合については抄造した紙はJIS P8111に準じて前処理を行った後、測定やテストに供した。尚、測定やテストの詳細は下記の通りである。
<灰分量>
JISP−8251に準じ、測定する。
<弾性率>
ANSI/ASTM F89ー68「Standard test Method for MODULUS OF FLEXIBLE BARRIER MATERIAL BY SONIC METHOD」に準拠し、超音波伝播速度測定計(SST−210A、野村商事製)を用いて、8mm巾スリット品(250mm長さ)31本を、重ならないよう隣接するエッジ部が接触するように並べ、250×248mmサンプルでの音速を測定し、E=ρ×c2からMD方向での動的弾性率を求めた。但し、Eは、動的弾性率(GPa)、ρは密度(g/cm3)、cは音速(km/s)を表す。
<Z軸強度>
TAPPI 標準試験法T506に準じ、測定する。
<金型摩耗評価>
試料を8mm幅のテープ状にスリットして、JIS C 0806−3に準拠し、東京ウエルズ社製のTWA−6500型穿孔機で2mm間隔で幅方向1.12mm、流れ方向0.62mmの角穴を300万ショット開ける。300万ショット目の角穴断面部分をルーペで観察し、ケバ発生の良否で金型摩耗レベルを評価する。目視評価のグレードは次の通りである。
グレード1 ケバが全く見られない(金型摩耗がほとんどない)。
グレード2 ケバが1.12mm辺の幅に1〜3本見られる。
(金型摩耗がわずかにある)
グレード3 ケバが1.12mm辺の幅に3〜10本見られる。
(金型摩耗がややある)
グレード4 ケバが1.12mm辺の幅に11〜20本見られる。
(金型摩耗がかなりある)
グレード5 ケバが1.12mm辺の幅に20本以上見られる。
(金型摩耗がひどく、研磨または取替段階である)
実施例1
表層、中層、裏層でパルプを使い分け、表層用にはNBKP;30質量%、LBKP;70質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)460mlに調製し、中層用にはNBKP;10質量%、LBKP;30質量%、DIP;60質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)410mlに調製し、裏層用にはLBKPを単独でダブル・ディスク・リファイナーでCSF(カナダスタンダード フリーネス)470mlまで叩解し、調製した。それぞれのパルプスラリーに硫酸バンドを対パルプ2.0質量%添加し、サイズ剤としてサイズパインN−111(荒川化学工業社製、ロジンエマルジョンサイズ剤)0.50質量%添加し、紙力剤として、ポリストロン1250(荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を2.0質量%添加した。以上の条件のパルプスラリーを長網5層抄合わせ抄造機で、それぞれ表層(1層)100g/m2、中層(3層)600g/m2、裏層(1層)100g/m2で抄合わせ、さらにサイズプレス機でケン化度88モル%、重合度1000のポリビニルアルコールを乾燥塗布量として1.0g/m2塗布し、抄紙機に設置された平滑化処理機(マシンカレンダー)で平滑化処理し、坪量800g/m2、厚さ0.95mmのチップ型電子部品収納台紙を製造した。
実施例2
表層、中層、裏層でパルプを使い分け、表層用にはNBKP;30質量%、LBKP;70質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)460mlに調製し、中層用にはNBKP;10質量%、LBKP;80質量%、DIP;10質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)410mlに調製し、裏層用にはLBKPを単独でダブル・ディスク・リファイナーでCSF(カナダスタンダード フリーネス)470mlまで叩解し、調製した。それぞれのパルプスラリーに硫酸バンドを対パルプ2.0質量%添加し、サイズ剤としてサイズパインN−111(荒川化学工業社製、ロジンエマルジョンサイズ剤)0.50質量%添加し、紙力剤として、ポリストロン1250(荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を2.0質量%添加した以外は実施例1と同様にチップ型電子部品収納台紙を製造した。
実施例3
表層、中層、裏層でパルプを使い分け、表層用にはNBKP;30質量%、LBKP;70質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)460mlに調製し、中層用にはNBKP;5質量%、LBKP;5質量%、DIP;90質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)410mlに調製し、裏層用にはLBKPを単独でダブル・ディスク・リファイナーでCSF(カナダスタンダード フリーネス)470mlまで叩解し、調製した。それぞれのパルプスラリーに硫酸バンドを対パルプ2.0質量%添加し、サイズ剤としてサイズパインN−111(荒川化学工業社製、ロジンエマルジョンサイズ剤)0.50質量%添加し、紙力剤として、ポリストロン1250(荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を2.0質量%添加し、填料として、炭酸カルシウムを6質量%添加した以外は実施例1と同様にチップ型電子部品収納台紙を製造した。
実施例4
表層、中層、裏層でパルプを使い分け、表層用にはNBKP;30質量%、LBKP;70質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)460mlに調製し、中層用にはNBKP;20質量%、LBKP;80質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)410mlに調製し、裏層用にはLBKPを単独でダブル・ディスク・リファイナーでCSF(カナダスタンダード フリーネス)470mlまで叩解し、調整した。それぞれのパルプスラリーに硫酸バンドを対パルプ2.0質量%添加し、サイズ剤としてサイズパインN−111(荒川化学工業社製、ロジンエマルジョンサイズ剤)0.50質量%添加し、紙力剤として、ポリストロン1250(荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を2.0質量%添加し、填料として、炭酸カルシウムを5質量%添加した以外は実施例1と同様にチップ型電子部品収納台紙を製造した。
比較例1
表層、中層、裏層でパルプを使い分け、表層用にはNBKP;30質量%、LBKP;70質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)460mlに調製し、中層用にはNBKP;20質量%、LBKP;80質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)410mlに調製し、裏層用にはLBKPを単独でダブル・ディスク・リファイナーでCSF(カナダスタンダード フリーネス)470mlまで叩解した以外は実施例1と同様にチップ型電子部品収納台紙を製造した。
比較例2
表層、中層、裏層でパルプを使い分け、表層用にはNBKP;30質量%、LBKP;70質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)460mlに調製し、中層用にはNBKP;5質量%、DIP;95質量%をダブル・ディスク・リファイナーで混合叩解し、CSF(カナダスタンダード フリーネス)370mlに調製し、裏層用にはLBKPを単独でダブル・ディスク・リファイナーでCSF(カナダスタンダード フリーネス)460mlまで叩解し、調製した。それぞれのパルプスラリーに硫酸バンドを対パルプ2.0質量%添加し、サイズ剤としてサイズパインN−111(荒川化学工業社製、ロジンエマルジョンサイズ剤)0.50質量%添加し、紙力剤として、ポリストロン1250(荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を2.0質量%添加し、填料として、炭酸カルシウムを20質量%添加した以外は実施例1と同様にチップ型電子部品収納台紙を製造した。
比較例3
紙力剤として、ポリストロン117(荒川化学工業社製、ポリアクリルアミド系紙力剤)を2.0質量%添加した以外は実施例1と同様にチップ型電子部品収納台紙を製造した。
得られた試料の灰分量、Z軸強度、弾性率を前述の方法で評価した。評価結果を表1に示す。また、特に記載の無い場合については抄造した紙はJIS P8111に準じて前処理を行った後、測定やテストに供した。
Figure 0004449707

Claims (5)

  1. チップ型電子部品を収納する多層抄板紙からなるチップ型電子部品収納台紙用紙基材において、該基材は、分子量200万以上の両性ポリアクリルアミドを含有し、JISP−8251に準拠する灰分量が0.5〜15質量%であることを特徴とするチップ型電子部品収納台紙。
  2. 灰分量が1.0〜10.0質量%であることを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部品収納台紙。
  3. 該基材において、古紙パルプおよび/または填料を配合し、灰分を調整したことを特徴とする請求項1または2記載のチップ型電子部品収納台紙。
  4. 前記両性ポリアクリルアミドはパルプに対して固形分で0.5〜5質量%添加したことを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部品収納台紙。
  5. 該基材の超音波伝播速度から求めたMD方向の動的弾性率が7.0〜15.0GPaであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載のチップ型電子部品収納台紙。

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