JP4449462B2 - 液晶表示装置及びその製造方法、並びに電子機器 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法、並びに電子機器 Download PDF

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本発明は、液晶表示装置及びその製造方法、並びに電子機器に関するものである。
液晶表示装置として反射モードと透過モードとを兼ね備えた半透過反射型液晶表示装置が知られている。このような半透過反射型液晶表示装置としては、上基板と下基板との間に液晶層が挟持されるとともに、例えばアルミニウム等の金属膜に光透過用の窓部を形成した反射膜を下基板の内面に備え、この反射膜を半透過反射板として機能させるものが提案されている。この場合、反射モードでは上基板側から入射した外光が、液晶層を通過した後に下基板の内面の反射膜で反射され、再び液晶層を通過して上基板側から出射され、表示に寄与する。一方、透過モードでは下基板側から入射したバックライトからの光が、反射膜の窓部から液晶層を通過した後、上基板側から外部に出射され、表示に寄与する。
したがって、反射膜の形成領域のうち、窓部が形成された領域が透過表示領域、その他の領域が反射表示領域となる。
ところが、従来の半透過反射型液晶装置には、透過表示での視角が狭いという課題があった。これは、視差が生じないよう液晶セルの内面に半透過反射板を設けている関係で、観察者側に備えた1枚の偏光板だけで反射表示を行わなければならないという制約があり、光学設計の自由度が小さいためである。そこで、この課題を解決するために、Jisakiらは、下記の非特許文献1において、垂直配向液晶を用いる新しい液晶表示装置を提案した。その特徴は、以下の3つである。
(1)誘電異方性が負の液晶を基板に垂直に配向させ、電圧印加によってこれを倒す「VA(Vertical Alignment)モード」を採用している点。
(2)透過表示領域と反射表示領域の液晶層厚(セルギャップ)が異なる「マルチギャップ構造」を採用している点。
(3)透過表示領域を正八角形とし、この領域内で液晶が全方向に倒れるように対向基板上の透過表示領域の中央に突起を設けている点。すなわち、「配向分割構造」を採用している点。
一方、このような垂直配向液晶を用いた場合の液晶分子の配向規制手段として、例えば特許文献1には、上述した突起の他、電極に対してスリットを形成する手法が開示されている。
特開平11−242225号公報 "Development of transflective LCD for high contrast and wide viewing angle by using homeotropic alignment", M.Jisaki et al., Asia Display/IDW'01, p.133-136(2001)
上記非特許文献1ないし特許文献1では、画像表示領域内、特に透過表示領域に設けた突起、あるいは電極に形成したスリットにより電圧印加時の垂直配向液晶の配向制御を行うようになっている。しかしながら、垂直配向モードの液晶表示装置では、画像表示領域内に上記配向規制手段を設けたとしても、画素の周縁部でディスクリネーションが生じて開口率やコントラストを低下させる場合がある。すなわち、画素をスイッチングするために設けられる半導体素子や、それに接続された電極配線の周囲に電界が形成され、この電界ベクトルによって液晶分子に配向乱れが生じる。そして、液晶分子の倒れる方向が制御されず、無秩序な方向に倒れると、異なる液晶配向領域間の境界にディスクリネーションと呼ばれる不連続線が現れ、残像等の原因となり得る。また、液晶の各々の配向領域は異なる視角特性を有するため、斜め方向から液晶装置を見たときに、ざらざらとしたしみ状のむらとして見えるという問題も生じる。
特許文献1では、電極配線に近い領域では突起間の間隙を狭くして電極配線に起因する電界ベクトルの影響を受け難くしたり、配線近傍の突起のテーパ角を大きくする等の工夫を施しているが、これらの構成では、開口率の低下や、光漏れによるコントラストの低下が生じる場合があり、十分な対策が施されているとはいえない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、垂直配向モードの液晶表示装置において、液晶分子の倒れる方向を好適に制御することが可能であり、かつ電極配線近傍における電界ベクトルの影響を最小限に抑えることが可能であり、その結果、残像やしみ状のむら等の表示不良が抑えられ、さらには広視野角の表示が可能な液晶表示装置を提供することを目的としている。特に、反射表示及び透過表示の双方において表示が均一で且つ視角の広い液晶表示装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、このような液晶表示装置を備える電子機器を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために、互いに対向して配置された素子基板と対向基板との間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置であって、前記液晶層が、負の誘電異方性を有する液晶からなり、前記素子基板の液晶層側に、画素電極と、該画素電極に電気的に接続されたスイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された電極配線とが設けられ、前記対向基板の液晶層側には、前記画素電極と対向配置された対向電極が設けられており、前記電極配線と前記対向電極とが対向する領域のうち少なくとも一部の領域において、前記対向電極が、該対向電極と対向基板との間に設けられた凸状部材により前記液晶層側に突出した突出部分を有し、1つのドット領域内に透過表示を行う透過表示領域と反射表示を行う反射表示領域とが設けられ、前記両領域における液晶層厚が、当該ドット領域内に設けられた液晶層厚調整層によって互いに異ならされており、前記凸状部材と、前記液晶層厚調整層とが一体に同一材料にて一形成され、前記突出部分における液晶層厚が、前記透過表示領域の液晶層厚より薄く形成され、前記反射表示領域における液晶層厚と略同一となっていることを特徴とする液晶表示装置を提供する。
この構成によれば、スイッチング素子に電力を供給するべく形成された電極配線に対して、対向基板側の電極が、画像表示領域よりも近接して配置されるので、電極配線により液晶層中に生じる電界をこの近接配置された対向電極に集中させることができる。これにより、上記電界ベクトルによる影響を最小限に抑えることができ、もって液晶配向の乱れた領域が画像表示領域まで及ばないようにすることができ、もって広視角、高コントラストであって、高画質の表示を得ることができる。
また、この構成によれば、マルチギャップ構造を備えた半透過反射型液晶表示装置において、電極配線上の液晶層厚が透過表示領域より薄くされるので、電極配線の電界ベクトルの影響を抑えることができ、もって良好な表示を得ることができる。また、この構成によれば、極めて容易に前記対向電極を部分的に素子基板側へ突出させることができ、製造工程を複雑化することなく製造可能な液晶表示装置を提供することができる。また、この構成によれば、前記液晶層厚調整層を形成する工程にて凸状部材も同時に形成できるので、工数の増加を伴うことなく画質の向上を実現し得る液晶表示装置を提供することができる。この構成では、前記対向電極が突出される領域を、透過表示領域に接して設けることが好ましい。透過表示領域では液晶層厚が比較的厚くなっているため、電極配線の電界ベクトルの影響を受けやすいが、突出された対向電極によって電界ベクトルの影響を受けにくくすることができる。

本発明の液晶表示装置では、前記対向電極が突出して形成された領域が、前記電極配線に沿って延びる帯状の領域とされていることが好ましい。この構成によれば、前記電界ベクトルの影響をより効果的に抑えることができる。
本発明の液晶表示装置では、前記電極配線が、前記画素電極の辺端に沿って延びるように配設され、前記凸状部材が、前記画素電極と平面的に近接し且つ前記電極配線に重なる領域に形成されていることが好ましい。このような構成とすることで、電極配線に近接して配置され、電界ベクトルの影響を受けやすい領域の液晶の配向乱れを優先的に防止する構成となり、凸状部材による効果を効率的に得られるようになる。
本発明の液晶表示装置では、前記画素電極が、複数の島状部と該島状部間を電気的に接続する連結部とを備えてなり、前記凸状部材が、島状部と平面的に近接し且つ前記電極配線に重なる領域に形成されていることが好ましい。この構成によれば、ドット領域内で複数の放射状ドメインを形成するべく画素電極を複数の島状部に分割する場合において、凸状部材による効果を効率的に得られるようになる。
本発明の液晶表示装置では、複数の前記ドット領域が配列されてなる表示領域を備え、前記ドット領域の配列方向において、前記複数のドット領域のうち隣接するドット領域同士の透過表示領域同士が隣接されており、前記凸状部材が、隣接する前記透過表示領域間の境界領域に配設されている構成とすることもできる。この構成によれば、液晶層厚が比較的厚く、従って電極配線の電界ベクトルの影響を受けやすい透過表示領域について、効果的に電界ベクトルによる液晶の配向乱れを防止することができ、もって良好な透過表示を得ることが可能になる。
本発明の液晶表示装置は、前記隣接する透過表示領域の境界領域において、前記凸状部材が部分的に形成されている構成とすることもできる。マルチギャップ構造を備えた半透過反射型液晶表示装置では、透過表示領域と反射表示領域との間に液晶層厚調整層に起因する段差が形成されるため、垂直配向膜を塗布により形成する際に、配向膜形成材料の液体が透過表示領域(段差下面の領域)に溜まりやすくなり、膜厚が大きくなりすぎて膜厚むらが発生して表示むらの原因となる。また特に本発明では、隣接する透過表示領域間を仕切るように凸状部材を配置するため、このような液だまりが生じやすい。そこで隣接する透過表示領域間を仕切って配置される凸状部材については部分的に形成することで、前記配向膜形成材料のうち余分量の液体について排出性を高めることができる。これにより、配向膜の膜厚むらが発生しにくくなる。
本発明の液晶表示装置では、前記画素電極又は対向電極に、電圧印加時の液晶分子の配向方向を制御する配向制御手段が設けられ、前記配向制御手段が、前記画素電極又は対向電極の一部を切り欠いてなる電極スリット、又は前記素子基板又は対向基板の液晶層側面に突出形成された誘電体突起であることが好ましい。この構成によれば、垂直配向液晶の電圧印加時の配向制御を適切に行うことができ、もって広視角、高コントラストの液晶表示装置を提供することができる。
本発明の液晶表示装置では、前記対向電極が突出形成された領域に、遮光膜が形成されていることが好ましい。この構成によれば、画像表示領域とその他の領域(非表示領域)とのコントラストを高めることができる。
本発明の液晶表示装置の製造方法は、互いに対向して配置された素子基板と対向基板との間に液晶層を挟持してなり、1つのドット領域内に透過表示を行う透過表示領域と反射表示を行う反射表示領域とが設けられ、前記素子基板上に、スイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された電極配線及び画素電極とが形成された液晶表示装置の製造方法であって、前記対向基板上に、前記透過表示領域と反射表示領域とで液晶層厚を異ならせるための液晶層厚調整層を形成する工程と、該液晶層厚調整層上に対向電極を設ける工程と、を含み、前記液晶層厚調整層を形成する工程において、前記素子基板と貼り合わせた状態にて前記電極配線に対向配置され、前記対向電極を前記液晶層側に突出させる凸状部材を、前記液晶層厚調整層と同一材料にて同時に形成することを特徴としている。
この製造方法によれば、マルチギャップ構造を成す液晶層厚調整層を形成する際に、対向電極を素子基板側へ突出させるための凸状部材を設けるので、従来のマルチギャップ構造の液晶表示装置の製造工程に対して工数を増加させることなく表示の高画質化を実現できる。
本発明に係る製造方法にあっては、前記凸状部材は、電極配線に沿って延びる略線状にて形成することもでき、部分的に形成することもできる。凸状部材を部分的に形成する場合には、透過表示領域に近接する電極配線に沿う領域にのみ選択的に形成することもでき、反射表示領域に近接する電極配線に沿う領域にのみ選択的に形成することもできる。
本発明の電子機器は、先に記載の本発明の液晶表示装置を備えたことを特徴としている。この構成によれば、広視角、高コントラストの高画質表示が可能な表示部を備えた電子機器が提供される。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図において、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
図1は本実施の形態の液晶表示装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に配置された複数のドットの等価回路図、図2は、同、1画素領域の構造を示す平面図、図3は同、液晶表示装置の構造を示す断面図であって、図2のA−A’線に沿う部分断面図である。本実施形態の液晶表示装置100は、スイッチング素子としてのTFTを備えるアクティブマトリクス方式の透過型液晶表示装置である。
本実施の形態の液晶表示装置において、図1に示すように、画像表示領域を構成するマトリクス状に配置された複数のドットには、画素電極9と当該画素電極9を制御するためのスイッチング素子であるTFT30がそれぞれ形成されており、画像信号が供給されるデータ線(電極配線)6aが当該TFT30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、…、Snは、この順に線順次に供給されるか、あるいは相隣接する複数のデータ線6aに対してグループ毎に供給される。また、走査線(電極配線)3aがTFT30のゲートに電気的に接続されており、複数の走査線3aに対して走査信号G1、G2、…、Gmが所定のタイミングでパルス的に線順次で印加される。また、画素電極9はTFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけオンすることにより、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、…、Snを所定のタイミングで書き込む。
画素電極9を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、後述する共通電極との間で一定期間保持される。液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能にする。ここで、保持された画像信号がリークするのを防止するために、画素電極9と共通電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70が付加されている。尚、符号3bは容量線である。
次に、図2に基づいて、本実施形態の液晶表示装置100の画素構成について説明する。図2に示すように、本実施形態の液晶表示装置100では、互いに平行に延在する走査線3aと、これらの走査線に交差して延在するデータ線6aとに囲まれた平面視矩形状の領域がドット領域D1〜D3とされ、1つのドット領域に対応して3原色のうち1色のカラーフィルタが形成され、3つのドット領域D1〜D3で3色のカラーフィルタ22R,22G,22Bを含む画素領域を形成している。尚、これらのカラーフィルタ22R,22G,22Bは、それぞれ図示上下方向に延びるストライプ状に形成され、その延在方向で各々複数のドット領域に跨って形成されるとともに、図示左右方向にて周期的に配列されている。
ドット領域D1〜D3に設けられた画素電極9は、ITO(インジウム錫酸化物)等の透明導電膜からなり、各ドット領域内に形成されたスリット19により3個のサブピクセル(島状部)29に分割され、各サブピクセルは中央部で連結されている(連結部)。それぞれのサブピクセル29の中央部に誘電体突起18が配設されている。各サブピクセル29の角部には面取り等が施され、サブピクセル29は平面視略八角形状ないし略円形状とされている。
また本実施形態の液晶表示装置では、図示上下方向に延びる各データ線6aに沿って平面視ストライプ状の凸状部材45が設けられている。
図示下方側のサブピクセル29と、走査線3a、データ線6aとの間に、TFT30が介挿されている。TFT30は、半導体層33と、半導体層33の下層側(基板本体10A側)に設けられたゲート電極部32と、半導体層33の上層側に設けられたソース電極部34と、ドレイン電極部35とを備えて構成されている。半導体層33のゲート電極部32と対向する領域にTFT30のチャネル領域が形成されており、その両側の半導体層には、ソース領域、及びドレイン領域が形成されている。
ゲート電極部32は、走査線3aの一部をデータ線6a延在方向に分岐して形成されており、その先端側で半導体層33と図示略の絶縁膜を介して対向している。ソース電極部34は、データ線6aの一部を走査線3a延在方向に分岐して形成されており、図示略のコンタクトホールを介して半導体層33のソース領域と電気的に接続されている。ドレイン電極35の一端側は、図示略のコンタクトホールを介して前記ドレイン領域と電気的に接続されており、ドレイン電極35の他端側は、直接又はコンタクトホールを介してサブピクセル29(画素電極9)と電気的に接続されている。
そして、TFT30は、走査線3aを介して入力されるゲート信号により所定期間だけオン状態とされることで、データ線6aを介して供給される画像信号を、所定のタイミングで液晶に対して書き込めるようになっている。
一方、図3に示す断面構造を見ると、液晶表示装置100は、素子基板10と、これに対向配置された対向基板25とを備え、前記基板10,25間に初期配向状態が垂直配向を呈する、すなわち誘電異方性が負の液晶からなる液晶層50が挟持されている。液晶層50は、図に示す如く画素電極9の形成領域内でほぼ一定の層厚に形成されている。素子基板10の外面側にあたる液晶セルの外側には、光源、リフレクタ、導光板などを有するバックライト(照明手段)60が設置されている。尚、符号51にて示す略棒状の楕円体は、垂直配向された液晶分子を概念的に示すものである。
素子基板10は、石英、ガラス等の透光性材料からなる基板本体10Aを基体としてなり、基板本体10Aの内面側(液晶層側)に、遮光膜11が形成され、この遮光膜11を覆うように透光性の第1層間絶縁膜14を介してデータ線6aが形成されている。データ線6aを覆って形成された透光性の第2層間絶縁膜15を介して画素電極9が形成されている。また図示は省略したが、画素電極9及び第2層間絶縁膜15を覆って垂直配向膜が形成されており、液晶分子51の初期配向を基板面に対し垂直に配向させるようになっている。基板本体10Aの外面側には、位相差板16と偏光板17とが積層配置されている。
尚、図2に示したTFT30は、実際には、第1層間絶縁膜14と基板本体10Aとの間に設けられている。また、遮光膜11は、図2に示す平面構成では、データ線6a、走査線3a、及びTFT3を覆う略格子状に形成されている。遮光膜11は、WSiやAl等の金属材料、あるいは不透明な樹脂材料等により形成することができる。
対向基板25は、石英、ガラス等の透光性材料からなる基板本体25Aを基体としてなり、基板本体25Aの内面側に、カラーフィルタ22、凸状部材45、及び対向電極31が順に積層形成されている。対向電極31は平面ベタ状のITO等からなる透明導電膜であり、係る対向電極31上の画素電極9と対向する位置に、液晶層50に突出する断面略三角形状の誘電体突起18,18が設けられている。また図示は省略したが、対向電極31及び誘電体突起18を覆って垂直配向膜が形成されており、液晶分子51の初期配向を基板面に対し垂直に配向させるようになっている。基板本体25Aの外面側には、位相差板36と偏光板37とが積層配置されている。誘電体突起18は、樹脂等の誘電体材料からなり、グレーマスクを用いたフォトリソグラフィ等によって図示したような断面略三角形状に形成することができる。
上記偏光板17,37は、特定方向に振動する直線偏光のみを透過させる機能を有する。また位相差板16,36には、可視光の波長に対して略1/4波長の位相差を持つλ/4板が採用されている。偏光板17,37の透過軸と位相差板16,36の遅相軸とが約45°を成すように配置され、偏光板17,37および位相差板16,36は協働して円偏光板として機能する。この円偏光板により、直線偏光を円偏光に変換し、円偏光を直線偏光に変換し得るようになっている。また、偏光板17の透過軸および偏光板37の透過軸は直交するように配置され、位相差板16の遅相軸および位相差板36の遅相軸も直交するように配置されている。
図1ないし図3に示す本実施形態の液晶表示装置では、以下のようにして画像表示が行われる。バックライト60から照射された光は、偏光板17および位相差板16を透過して円偏光に変換され、液晶層50に入射する。電圧無印加時において基板と垂直に配向している液晶分子には屈折率異方性がほとんどないので、入射光は円偏光を保持したまま液晶層50を進行する。さらに位相差板16を透過した入射光は、偏光板37の透過軸と直交する直線偏光に変換される。そして、この直線偏光は偏光板37を透過しないので、本実施形態の液晶表示装置では、電圧無印加時において黒表示が行われる(ノーマリーブラックモード)。
一方、液晶層50に電界を印加すると、液晶分子が基板面方向に倒れるように配向して、透過光に対する屈折率異方性を呈する。そのため、バックライト60から液晶層50に入射した円偏光は、液晶層50を透過する過程で楕円偏光に変換される。この入射光が位相差板36を透過しても、偏光板37の透過軸と直交する直線偏光には変換されず、その全部または一部が偏光板37を透過する。従って、本実施形態の液晶表示装置では、電圧印加時において白表示が行われる。また係る構成のもと液晶層50に印加する電圧を調整することにより、階調表示を行うことが可能である。
図2及び図3に示したように、本実施形態の液晶表示装置では、画素電極9を平面的に分割してなるサブピクセル29を備えるとともに、各サブピクセル29の中央部に対応する対向電極31上に誘電体突起18が設けられている。そしてこのようなサブピクセルが形成された電極構造により、1つのドット領域内で複数の液晶ドメインを形成可能になっている。すなわち、液晶層に電界を印加すると、サブピクセル29の輪郭に対して垂直方向に液晶分子51が傾倒する。また誘電体突起18の周辺では、電圧無印加時には液晶分子51が誘電体突起18の傾斜面と垂直に配向し、電圧印加時には図3に示すように誘電体突起18から外側に向かって液晶分子51が倒れ、それを中心とした平面放射状に液晶分子51が配向する(図2参照)。従って、本実施形態の液晶表示装置100では、電圧印加時に液晶分子51のダイレクタが全方位に向くこととなり、視野角の極めて広い表示を得ることができる。尚、上記とは逆に、対向電極31に、スリット19を形成し、画素電極9上に誘電体突起18を配置した構成も適用することができる。
そして、本実施形態の液晶表示装置100では、図3に示すように、データ線6aの延在領域にて対向基板25から液晶層50に突出する凸状部材45が形成された結果、係る凸状部材45の形成領域で対向電極31が素子基板10側に突出して配置されている。これによりデータ線6a上における液晶層厚d2が、ドット領域のうち画像表示領域を成す画素電極9の形成領域における液晶層厚d1より小さくなっている。このような構成とされていることで、画素電極9への印加電圧を供給する際にデータ線6aの周辺に形成される電界は、データ線6aと近接して配置されている対向電極31に対して集中し、画像表示領域(画素電極9の平面領域)内にはほとんど漏洩しなくなる。これにより、データ線6aの電界ベクトルの影響による液晶の配向乱れを画像表示領域外に留めることができる。従って本実施形態の液晶表示装置100によれば、誘電体突起18やスリット19の作用によって液晶分子51が適切に配向制御され、かつ配線近傍での配向乱れも生じないので、広視角、高コントラストの高画質表示を得ることができる。
尚、本実施の形態では、データ線6a上の領域にのみ凸状部材45を設けた構成としたが、TFT30に駆動パルスを入力する走査線3aの形成領域においても、係る配線の電界ベクトルにより液晶に配向乱れを生じる場合がある。そこで走査線3aと対向する対向基板25上にも凸状部材を設けておくことで、より効果的に配線周辺の配向乱れを防止でき、高画質の液晶表示装置を得ることができる。尚、このように走査線3aに対応する領域にも凸状部材を設けることとしても、先の凸状部材45と同時にパターン形成すればよいので、製造に際して工数が増加することはない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図4から図6を参照して説明する。図4は本実施形態の液晶表示装置200の回路構成図、図5は、同、1画素領域を示す平面構成図、図6は、図5のB−B’線に沿う断面構成図である。本実施形態の液晶表示装置200は、スイッチング素子としてTFD(Thin Film Diode)素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置であり、反射表示機能と透過表示機能とを兼ね備えた半透過反射型の液晶表示装置である。
尚、図4から図6において図1から図3と同一の符号が付された構成要素は、先の第1実施形態の液晶表示装置と同様の構成要素であり、それらについて詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施形態の液晶表示装置200は、走査線駆動回路230及びデータ線駆動回路220を含んでいる。液晶表示装置200には、信号線、すなわち複数の走査線213と、これらの走査線213と交差する複数のデータ線209とが設けられており、走査線213は走査信号駆動回路230により、データ線209はデータ信号駆動回路220により駆動されるようになっている。そして、各ドット領域250において、走査線213とデータ線209との間にTFD素子240と液晶表示要素260(液晶層)とが直列に介挿されている。なお、図4では、TFD素子240が走査線213側に接続され、液晶表示要素260がデータ線209側に接続されているが、これとは逆にTFD素子240をデータ線209側に、液晶表示要素260を走査線213側に設ける構成としても良い。
次に、図5に基づいて液晶表示装置200に備えられた画素領域の平面構造について説明する。同図に示す1画素領域は、3個のドット領域D1〜D3からなる。各ドット領域には、画素電極231とこれに接続されたTFD素子240とが設けられており、TFD素子240には図示上下方向に延びる走査線(電極配線)213が接続されている。すなわち、本実施形態にておいて各ドット領域D1〜D3は、各々のTFD素子240により独立に駆動可能になっている。また、図に二点鎖線で示す矩形領域は、図示左右方向に延びて複数の画素電極231と対向する対向電極209である。この対向電極209は図4に示したデータ線からなり、各走査線213と交差する形のストライプ状を成している。
本実施形態の液晶表示装置200にも、先の実施形態と同様のカラーフィルタ(22R,22G,22B)が設けられており、各々ストライプ状のカラーフィルタが2本の走査線213,213間に挟まれる領域に対応して配置されている。
画素電極231は、ITO等の透明導電膜からなり、各ドット領域内に形成されたスリット219により3個のサブピクセル239a〜239cに分割され、各サブピクセルは中央部で連結されている。それぞれのサブピクセル239a〜239cの中央部に誘電体突起18が配設されている。各サブピクセルの角部には面取り等が施され、平面視略八角形状ないし略円形状とされている。そして、図示下側のサブピクセル239cと、TFD素子240とが電気的に接続されている。
また、図示左右方向に配列された複数のドット領域のサブピクセル239a、239cに跨るように、図示左右方向に延びる複数(図示では2本)の反射膜220が形成されている。また、これらの反射膜220から分岐されて走査線213に沿って延びる遮光膜211が形成されている。反射膜220及び遮光膜211は、AlやAg等の光反射性の金属膜により形成されている。この構成により、各ドット領域D1〜D3において、3個のサブピクセル239a〜239cのうち、2個のサブピクセル239a、239cが反射膜220の形成領域内に配置されて反射表示領域Rを成し、残りのサブピクセル239bが反射膜220の外側に配されて透過表示領域Tを成している。
さらに、本実施形態の場合、反射膜220の形成領域に対応して図示左右方向に延びる樹脂膜246と、この樹脂膜246から分岐されて各走査線213(遮光膜211)に沿って図示上下方向に延びる凸状部材245とが形成されている。すなわち、樹脂膜246と凸状部材245とは、先の反射膜220及び遮光膜211からなる平面視略格子状の金属膜と略同一形状を成す樹脂部材である。従って、これらの格子状を成す金属膜及び樹脂部材に設けられた矩形状の開口領域に、先のサブピクセル239bが配置されている。
TFD素子240は、走査線213と画素電極231とを接続するスイッチング素子であって、走査線213に沿って延びる第1金属膜241と、2つの第2金属膜242,243との間に図示略の絶縁膜を挟んだ構造を有している。走査線213を分岐して形成された第2金属膜242と第1金属膜241との交差部に第1素子部240aが形成され、第1金属膜241と、第2金属膜243との交差部に第2素子部240bが形成されている。そして、第2金属膜243によりTFD素子240と画素電極231とが接続されている。本実施形態に係るTFD素子240は、このように2つの素子部240a、240bが逆向きに接続された構造を備えているので、印加電圧の極性によらず安定した素子特性を得られるものとなっている。
第1金属膜241は例えばTa(タンタル)からなるものとされ、前記絶縁膜は例えばタンタル酸化物からなるものとされる。また、第2金属膜242(走査線213)及び第2金属膜243は、例えばCr(クロム)からなるものとされる。
次に、図6に示す断面構造をみると、素子基板225と、これに対向配置された対向基板210との間に、誘電異方性が負の液晶材料からなる液晶層50が挟持されている。
尚、図6に示す断面構成図ではカラーフィルタ22Rの図示を省略しているが、カラーフィルタ22Rの配設位置に特に限定はなく、基板本体10A,25Aのいずれにも配設することができる。
素子基板225は、基板本体25Aを基体としてなるとともに、その内面側に走査線213、画素電極231等を備えている。また画素電極231、走査線213を覆うように図示略の垂直配向膜が形成されている。基板本体25Aの外面側には、位相差板36、偏光板37が順に積層されている。他方、対向基板210は、基板本体10Aを基体としてなるとともに、その内面側に遮光膜211、凹凸付与層221、反射膜220、凸状部材245、樹脂膜246、対向電極209、誘電体突起18等を備えている。基板本体10Aの外面側には、位相差板16、偏光板17が積層されている。
凹凸付与層221は、アクリル樹脂等の樹脂材料を基板本体10A上に選択的に形成してなる層であり、図2に示した反射膜220の形成領域に対応して設けられるとともに、その表面に形成された反射膜220に凹凸形状を付与して光散乱機能を反射膜に付与する。先に記載のように反射膜220と遮光膜211とは、AlやAg等の光反射性の金属膜により一体に形成されている。尚、遮光膜211については、WSi等の低反射性の金属材料を用いて反射膜220と別途に形成しても良いのは勿論である。
反射膜220及び遮光膜211を覆う樹脂膜246及び凸状部材245は、アクリル樹脂等の透光性の樹脂材料を用いて形成されている。樹脂膜246は、例えば膜厚が2μm±1μm程度に形成され、樹脂膜246が存在しない部分の液晶層50の厚みは2〜6μm程度であり、反射表示領域Rにおける液晶層50の厚みは透過表示領域Tにおける液晶層50の厚みの約半分となっている。つまり、樹脂膜246は、自身の膜厚によって反射表示領域Rと透過表示領域Tとにおける液晶層50の層厚を異ならせる液晶層厚調整層として機能し、もってマルチギャップ構造を実現するものとなっている。本例の液晶表示装置は、係る構成により明るく高コントラストの表示が得られるようになっている。
尚、反射表示領域Rと透過表示領域Tとの境界付近には、樹脂膜246の層厚が連続的に変化している傾斜面が形成されているが、この傾斜面と反射膜220のドット領域中央側の縁端部とは、平面的にほぼ重なっており、さらに隣接するサブピクセル間を連結している線状の電極膜とも平面的に重なっている。
また本実施形態の場合、凸状部材245は、図5左右方向に隣接するドット領域間で、隣接する透過表示領域T同士を仕切るように設けられており、液晶層厚調整層である樹脂膜246と一体に同膜厚にて形成されている。すなわち、係る凸状部材245の形成領域では、凸状部材245及び樹脂膜246を覆うように形成された対向電極209が、その膜厚によって液晶層50側に突出される。これにより、当該領域における液晶層厚d2は、透過表示領域Tにおける液晶層厚d1より薄く、反射表示領域Rにおける液晶層厚とほぼ同一となっている。
対向電極209上には、液晶層50に突出する誘電体突起18が、先のサブピクセル239a〜239cの中央部に対向する位置に設けられている。
以上の構成を備えた本実施形態の液晶表示装置200によれば、各ドット領域内に、透過表示領域Tと反射表示領域Rとが備えられているので、バックライト60からの光を透過表示領域Tにて透過させることにより透過表示を行い、また素子基板225の外側から入射する光を反射膜220で反射させることにより反射表示を行うことが可能になっている。透過表示については、第1実施形態の液晶表示装置100と同様の動作原理により表示を行うことができる。
反射表示については、以下のようにして画像表示が行われる。素子基板225の外側から入射した光は、偏光板37および位相差板36を透過して円偏光に変換され、液晶層50に入射する。電圧無印加時において基板と垂直に配向している液晶分子には屈折率異方性がほとんどないので、入射光は円偏光を保持したまま液晶層50を進行して反射膜220に到達する。そして反射膜220により反射されて液晶層50に戻り、再び位相差板36に入射する。このとき、反射膜220により反射された円偏光は、その回転方向が反転しているので、位相差板36によって偏光板37の透過軸と直交する直線偏光に変換される。そして、この直線偏光は偏光板37を透過しないので、本実施形態の液晶表示装置では、電圧無印加時において黒表示が行われる(ノーマリーブラックモード)。
一方、液晶層50に電界を印加すると、液晶分子が基板面方向に倒れるように配向して、透過光に対する屈折率異方性を呈する。そのため、素子基板225の外側から液晶層50に入射した円偏光は、液晶層50を透過する過程で直線に変換されて反射膜220に到達する。そして、反射膜220により反射された後、液晶層50を透過して再び位相差板36に入射する。この反射光は、先の入射光と同じ回転方向の円偏光であるため位相差板36により偏光板37の透過軸と平行な直線偏光に変換され偏光板37を透過する。従って、本実施形態の液晶表示装置では、電圧印加時において白表示が行われる。また係る構成のもと液晶層50に印加する電圧を調整することにより、階調表示を行うことが可能である。
本実施形態の液晶表示装置においても、画素電極231が複数のサブピクセル239a〜239cに分割されるとともに、それらの中央部に対応して誘電体突起18が設けられていることで、先の第1実施形態と同様に、電圧印加時には液晶分子51…が画像表示領域内で誘電体突起18を中心に放射状に配向されるので(図5参照)、垂直配向液晶の配向制御が適切に行われる。
そして、本実施形態の液晶表示装置200では、反射表示領域Rの側方の走査線213の形成領域にあっては樹脂膜246により液晶層50の層厚が小さくされ、また透過表示領域Tの側方の走査線213の形成領域にあっては、前記凸状部材245により液晶層厚が小さくされているので、TFD素子240への電圧供給により走査線213の周辺に形成される電界は、走査線213に近接する部分の対向電極209に集中し、画素電極231の形成領域(すなわち画像表示領域)内にはほとんど影響しなくなる。従って本液晶表示装置200によっても、電極配線による電界によって液晶に配向乱れが生じるのを効果的に防止することができ、広視角、高コントラストの高画質表示が得られるようになっている。
また、ドット領域内に部分的に樹脂膜246を設けたマルチギャップ構造を採用しているので、透過表示領域Tと、反射表示領域Rとで液晶層50のリタデーションを揃えることができ、透過表示、反射表示のいずれにおいても高コントラストの表示が得られるようになっている。さらに、先の凸状部材245は、樹脂膜246と一体に形成されているので、液晶表示装置200の製造に際して、樹脂膜246と同時に形成することができる。
具体的には、これらの樹脂膜246及び凸状部材245は、反射膜220及び遮光膜211までが形成された基板本体10A上に、アクリル樹脂等の樹脂材料をスピンコートなどにより塗布して樹脂材料層を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いて、所定の開口部(図5ではサブピクセル239bが配置される領域)をパターン形成することにより得ることができる。従って凸状部材245を設けるにあたって工数が増加することもなく、効率的に製造することが可能である。
尚、本実施形態の液晶表示装置200では、凸状部材245の高さが、樹脂膜246とほぼ同一である場合について説明したが、凸状部材245の高さと樹脂膜246の高さとが異なっていてもよい。例えば凸状部材245が樹脂膜246より低くなったとしても、図6に示した液晶層厚d2が少なくとも透過表示領域Tにおける液晶層厚d1より小さくなっていれば、走査線213周辺での液晶の配向乱れを防止するについて一定の効果が期待できる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本実施形態の液晶表示装置における1画素領域を示す平面構成図、図8は、図7のC−C’線に沿う断面構成図である。本実施形態の液晶表示装置300は、図4に示した先の実施形態の液晶表示装置200と同様の回路構成を備えており、TFD(Thin Film Diode)素子を用いたアクティブマトリクス方式の半透過反射型液晶表示装置である。
尚、図7及び図8において図1から図6と同一の符号が付された構成要素は、先の第1、第2実施形態の液晶表示装置と同様の構成要素であり、それらについて詳細な説明は省略する。
本実施形態の液晶表示装置300の1画素領域は、図7に示す3個のドット領域D1〜D3から構成されている。各ドット領域には、画素電極331とこれに接続されたTFD素子240とが設けられており、TFD素子240には図示上下方向に延びる走査線(電極配線)313が接続されている。すなわち、本実施形態にておいて各ドット領域D1〜D3は、各々のTFD素子240により独立に駆動可能になっている。また、図に二点鎖線で示す矩形領域は、図示左右方向に延びて複数の画素電極331と対向する対向電極309である。この対向電極309は図4に示したデータ線からなり、各走査線313と交差する形のストライプ状を成している。
本実施形態の液晶表示装置300にも、先の実施形態と同様のカラーフィルタ(22R,22G,22B)が設けられており、各々ストライプ状のカラーフィルタが2本の走査線313,313間に挟まれる領域に対応して配置されている。
画素電極331は、各ドット領域内に形成されたスリット319により3個のサブピクセル339a〜339cに分割され、各サブピクセルは中央部で連結されている。それぞれのサブピクセル339a〜339cの中央部に誘電体突起18が配設されている。各サブピクセルの角部には面取り等が施され、平面視略八角形状ないし略円形状とされている。そして、図示下側のサブピクセル339cと、TFD素子240とが電気的に接続されている。
また、図示左右方向に配列された複数のドット領域のサブピクセル339a、339cに跨るように、図示左右方向に延びる複数(図示では2本)の反射膜320が形成されている。また、これらの反射膜320から分岐され、走査線313に沿って延びる遮光膜311が形成されている。反射膜320及び遮光膜311は、AlやAg等の光反射性の金属膜により形成されている。この構成により、各ドット領域D1〜D3において、3個のサブピクセル339a〜339cのうち、2個のサブピクセル339a、339cが反射膜320の形成領域内に配置されて反射表示領域Rを成し、残りのサブピクセル339bが反射膜320の外側に配されて透過表示領域Tを成している。
さらに、本実施形態の場合、反射膜320の形成領域に対応して図示左右方向に延びる樹脂膜346が設けられている。また、透過表示領域Tを成すサブピクセル339bの側方の走査線313上に、第1の凸状部材345が部分的に設けられており、樹脂膜346の形成領域であって、走査線313上の領域に、走査線313に沿って延びる第2の凸状部材355が形成されている。
次に、図8に示す断面構造をみると、素子基板325と、これに対向配置された対向基板310との間に、誘電異方性が負の液晶材料からなる液晶層50が挟持されている。尚、図8に示す断面構成図ではカラーフィルタ22Rの図示を省略しているが、カラーフィルタ22Rの配設位置に特に限定はなく、基板本体10A,25Aのいずれにも配設することができる。
一方の基板を成す素子基板325は、基板本体25Aを基体としてなるとともに、その内面側に走査線313、画素電極331等を備えている。また画素電極331、走査線313を覆うように図示略の垂直配向膜が形成されている。基板本体25Aの外面側には、位相差板36、偏光板37が順に積層されている。他方、対向基板310は、基板本体10Aを基体としてなるとともに、その内面側に遮光膜311、凹凸付与層221、反射膜320、凸状部材345,355、樹脂膜346、対向電極309、誘電体突起18等を備えている。基板本体10Aの外面側には、位相差板16、偏光板17が積層されている。
反射膜320は、凹凸付与層221上に形成されて表面に凹凸形状を付与され、光散乱機能を備える。先に記載のように反射膜320と遮光膜311とは、AlやAg等の光反射性の金属膜により一体に形成されている。尚、遮光膜311については、WSi等の低反射性の金属材料を用いて反射膜320と別途に形成しても良いのは勿論である。
反射膜320を覆って樹脂膜346が、アクリル樹脂等の透光性の樹脂材料を用いて形成されている。樹脂膜346は、例えば膜厚が2μm±1μm程度に形成され、樹脂膜346が存在しない部分の液晶層50の厚みは2〜6μm程度であり、反射表示領域Rにおける液晶層50の厚みは透過表示領域Tにおける液晶層50の厚みの約半分となっている。つまり、樹脂膜346は、自身の膜厚によって反射表示領域Rと透過表示領域Tとにおける液晶層50の層厚を異ならせる液晶層厚調整層として機能し、もってマルチギャップ構造を実現するものとなっている。本例の液晶表示装置は、係る構成により明るく高コントラストの表示が得られるようになっている。
尚、反射表示領域Rと透過表示領域Tとの境界付近には、樹脂膜346の層厚が連続的に変化している傾斜面が形成されているが、この傾斜面と反射膜320のドット領域中央側の縁端部とは、平面的にほぼ重なっており、さらに隣接するサブピクセル間を連結している線状の電極膜とも平面的に重なっている。
また本実施形態の場合、凸状部材345は、図7左右方向に隣接するドット領域間で、隣接する透過表示領域T同士を部分的に仕切るように設けられている。凸状部材355は、樹脂膜346表面の走査線313と対向する領域に選択的に形成されている。
この構成によって、図8に示すように、凸状部材345,355の形成領域では、それぞれの膜厚によって対向電極309が液晶層50に突出して配置され、透過表示領域Tに隣接する走査線313上にあっては、凸状部材345によって透過表示領域Tの液晶層厚d1より小さい液晶層厚d2となり、反射表示領域Rに隣接する走査線313上にあっては、凸状部材355によって反射表示領域Rの液晶層厚d3より小さい液晶層厚d4となっている。
そして、対向電極309上には、液晶層50に突出する誘電体突起18が、先のサブピクセル239a〜239cの中央部に対向する位置に設けられており、これらの対向電極309、誘電体突起18を覆って図示略の垂直配向膜が形成されている。
また凸状部材345は、図7に示すように透過表示領域Tを挟んで両側に配された樹脂膜346,346間にて部分的に形成されており、凸状部材345,345の延在方向両側の領域345a、345aにおける液晶層厚は、透過表示領域Tの液晶層厚d1とほぼ同一である。このように凸状部材345を部分的に形成することで、対向基板310上に垂直配向膜を形成する際に、配向膜の膜厚均一性をより良好なものとすることができる。ここで、仮に隣接する透過表示領域T,T間が凸状部材345により完全に仕切られているとすれば、スピンコート等により配向膜形成材料の液体を塗布した際に、凸状部材と樹脂膜とに囲まれる凹部に前記液体が溜まり易く、透過表示領域Tにおける膜厚が大きくなりすぎるおそれが生じる。これに対して、本実施形態の如く凸状部材345の両側に領域345a、345aを設けてあれば、樹脂膜346によって囲まれる凹部内に流れ込んだ配向膜形成材料の液体は、前記領域345aを介して隣接する他のドット領域の透過表示領域Tに排出されるので、余分な液体が透過表示領域Tに滞留せず、基板面内で均一な膜厚の垂直配向膜を得ることができる。
上記凸状部材345の両側に設ける領域345a、345aは、図7左右方向に沿う直線上に配置されていることが好ましい。このように領域345a…を配置するならば、スピンコート時に透過表示領域Tの凹部に流れ込んだ液体のうち余分量の液体を効率よく外側に排出することができ、より容易に均一な膜厚の垂直配向膜を得ることができる。
また、上記領域345a、345aを設けると凸状部材345による効果も小さくなるが、本実施形態では、図7に示すように平面視略八角形状を成すサブピクセル239bのうち、走査線313に近接されている辺端に沿って凸状部材345を設けることで、電界ベクトルの影響を受けやすい走査線313近傍の領域にて優先的に液晶の配向乱れを防止するようになっており、画質の低下を伴うことなく上記垂直配向膜の均一化効果を得られるようになっている。
以上の構成を備えた本実施形態の液晶表示装置300によれば、各ドット領域内に、透過表示領域Tと反射表示領域Rとが備えられているので、バックライト60からの光を透過表示領域Tにて透過させることにより透過表示を行い、また素子基板325の外側から入射する光を反射膜320で反射させることにより反射表示を行うことが可能になっている。その表示原理は先の第2実施形態と同様である。
また、画素電極331が複数のサブピクセル339a〜339cに分割されるとともに、それらの中央部に対応して誘電体突起18が設けられていることで、先の第2実施形態と同様に、電圧印加時には液晶分子51…が画像表示領域内で誘電体突起18を中心に放射状に配向されるので(図5参照)、垂直配向液晶の配向制御が適切に行われるようになっている。
そして、本実施形態の液晶表示装置300では、透過表示領域Tの側方の走査線313の形成領域にあっては、前記凸状部材345により液晶層厚が小さくされ、反射表示領域Rの側方の走査線313上にあっては樹脂膜346及び凸状部材355により液晶層50の層厚がさらに小さくされているので、TFD素子240への電圧供給により走査線313の周辺に形成される電界は、走査線313に近接する部分の対向電極309に集中することとなり、画素電極331の形成領域(すなわち画像表示領域)内にはほとんど影響しなくなる。従って本液晶表示装置300によっても、電極配線による電界によって液晶に配向乱れが生じるのを効果的に防止することができ、広視角、高コントラストの高画質表示が得られるようになっている。また特に、本実施形態の場合、樹脂膜346上に積層された凸状部材355によって液晶層厚が極めて薄くされているので、反射表示領域R近傍における走査線313からの電界の影響はほぼ皆無であり、より高画質の反射表示を得られるようになっている。
凸状部材345,355は、樹脂膜346をパターン形成した後に、スピンコート等によって基板本体10A上に樹脂材料層を形成し、係る樹脂材料層をフォトリソグラフィ技術を用いてパターニングすることで形成することができる。あるいは、樹脂膜346をパターニングする際に、グレーマスクを用いて露光処理を行うことによっても形成することができる。特に後者の方法を用いると、従来に工程に比しても工数の増加が無く経済的である。
(電子機器)
図9は、本発明に係る電子機器の一例を示す斜視図である。この図に示す携帯電話1300は、本発明の液晶表示装置を小サイズの表示部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送話口1304を備えて構成されている。
上記各実施の形態の表示装置は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの電子機器においても、明るく、高コントラストであり、かつ広視野角の透過/反射表示が可能になっている。
図1は、第1実施形態に係る液晶表示装置の回路構成図。 図2は、同、1画素領域の平面構成図。 図3は、図2のA−A’線に沿う断面構成図。 図4は、第2実施形態に係る液晶表示装置の回路構成図。 図5は、同、1画素領域の平面構成図。 図6は、図5のB−B’線に沿う断面構成図。 図7は、第3実施形態に係る液晶表示装置の画素領域を示す平面構成図。 図8は、図7のC−C’線に沿う断面構成図。 図9は、電子機器の一例を示す斜視構成図。
符号の説明
100,200,300…液晶表示装置 3a…走査線 213,313…走査線(電極配線) 6a…データ線(電極配線) 9,213,331…画素電極 10,225,325…素子基板 18,218,318…誘電体突起 19…スリット 25,210,310…対向基板 29,239,339…サブピクセル 31,209,309…対向電極 45,245,345…凸状部材 50…液晶層 51…液晶分子 22R,22G,22B…カラーフィルタ 220,320…反射膜 245,345,355…凸状部材 246,346…樹脂膜(液晶層厚調整層) R…反射表示領域 T…透過表示領域

Claims (10)

  1. 互いに対向して配置された素子基板と対向基板との間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置であって、
    前記液晶層が、負の誘電異方性を有する液晶からなり、
    前記素子基板の液晶層側に、画素電極と、該画素電極に電気的に接続されたスイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された電極配線とが設けられ、前記対向基板の液晶層側には、前記画素電極と対向配置された対向電極が設けられており、
    前記電極配線と前記対向電極とが対向する領域のうち少なくとも一部の領域において、前記対向電極が、該対向電極と対向基板との間に設けられた凸状部材により前記液晶層側に突出した突出部分を有し、
    1つのドット領域内に透過表示を行う透過表示領域と反射表示を行う反射表示領域とが設けられ、前記両領域における液晶層厚が、当該ドット領域内に設けられた液晶層厚調整層によって互いに異ならされており、
    前記凸状部材と、前記液晶層厚調整層とが一体に同一材料にて一形成され、
    前記突出部分における液晶層厚が、前記透過表示領域の液晶層厚より薄く形成され、前記反射表示領域における液晶層厚と略同一となっていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記対向電極が突出して形成された領域が、前記電極配線に沿って延びる帯状の領域とされたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記電極配線が、前記画素電極の辺端に沿って延びるように配設され、
    前記凸状部材が、前記画素電極と平面的に近接し且つ前記電極配線に重なる領域に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記画素電極が、複数の島状部と該島状部間を電気的に接続する連結部とを備えてなり、
    前記凸状部材が、島状部と平面的に近接し且つ前記電極配線に重なる領域に形成されていることを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
  5. 複数の前記ドット領域が配列されてなる表示領域を備え、
    前記ドット領域の配列方向において、前記複数のドット領域のうち隣接するドット領域同士の透過表示領域同士が隣接されており、
    前記凸状部材が、隣接する前記透過表示領域間の境界領域に配設されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 前記隣接する透過表示領域の境界領域において、前記凸状部材が部分的に形成されていることを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
  7. 前記画素電極又は対向電極に、電圧印加時の液晶分子の配向方向を制御する配向制御手段が設けられ、
    前記配向制御手段が、前記画素電極又は対向電極の一部を切り欠いてなる電極スリット、又は前記素子基板又は対向基板の液晶層側面に突出形成された誘電体突起であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記対向電極が突出形成された領域に、遮光膜が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  9. 互いに対向して配置された素子基板と対向基板との間に液晶層を挟持してなり、1つのドット領域内に透過表示を行う透過表示領域と反射表示を行う反射表示領域とが設けられ、前記素子基板上に、スイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された電極配線及び画素電極とが形成された液晶表示装置の製造方法であって、
    前記対向基板上に、前記透過表示領域と反射表示領域とで液晶層厚を異ならせるための液晶層厚調整層を形成する工程と、該液晶層厚調整層上に対向電極を設ける工程と、を含み、
    前記液晶層厚調整層を形成する工程において、前記素子基板と貼り合わせた状態にて前記電極配線に対向配置され、前記対向電極を前記液晶層側に突出させる凸状部材を、前記液晶層厚調整層と同一材料にて同時に形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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