JP4449415B2 - データ転送制御装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定のデータを保持している転送元デバイスから転送先デバイスへその所定のデータを転送させるデータ転送制御装置、並びにこのデータ転送制御装置の機能を備えた画像形成装置に関する。より詳細には、コンピュータシステムあるいはその周辺機器のインタフェース装置間やコンピュータシステムと同等の機能を備えた装置内の記憶デバイス間でのデータ転送技術に関する。特に、CPU;Central Processing Unit ;中央演算処理装置)を介さずに直接にデータの受渡しを行なう方式(ダイレクト・メモリ・アクセス方式/DMA;Direct Memory Access)への適用が可能なデータ転送技術に関する。
コンピュータ機器あるいは複写装置(コピー機)や印刷装置(プリンタ)などの各種装置においては、装置間や装置内の記憶デバイス間でデータ転送を行なうことが頻繁に起こる。このデータ転送の方式は、CPUがデータの受渡しを制御する方式と、高速転送を目的とした、CPUを介さずに直接にデータの受渡しを行なうDMA転送方式とに大別される。DMA転送する場合の転送元のデータ(転送元デバイスが保持しているデータ)は、メモリ装置の或る領域に記憶されているデータであったり、あるいは、チャネル(外部インタフェース装置)を通して外部(たとえば外部I/Fモジュール)から送られて来るデータであったりする。データの転送先は、メモリ装置内の定められた領域である。
転送元デバイスが外部I/Fモジュールであるものとして、DMA転送方式について具体的に説明する。この場合、外部I/Fモジュールは、機器本体とアドレスバス(バス;部品間を繋ぐデータの通り道)、CPUデータバス、リード/ライト制御信号、DMA制御信号、割込要求信号などで接続される。外部I/Fモジュールは、CPU側からみて通常のメモリ、あるいはI/Oと同様にアクセスできるものとする。すなわち、CPUデータバスを介して制御信号に基づいて読込みや書込みを行なう。
データをDMA転送で高速に行なう場合、先ず、割込要求信号をアサートし、割込コントローラはCPUに割り込みを発生させる。このCPUは、割込処理でDMA前処理を行ない、DMAコントローラをセットする。次に、外部I/Fモジュールは、DMAコントローラにDMA制御信号をアクティブ(Active)にすることによりDMA要求を出す。DMAコントローラは、CPUに対してバスマスターとなる要求を出し、CPUを停止させて、外部I/FモジュールとDMAバッファとの間でデータ転送を行なう。このとき、アドレスバス、CPUデータバス、リード/ライト制御信号は、DMAコントローラが制御する。DMA転送が完了すると、外部I/FモジュールはDMA制御信号をインアクティブ(Inactive)にし、これに応じてDMAコントローラはバスの制御権をCPUへ返す。それとともに、外部I/Fモジュールは割込要求を発生し、CPUは、割込処理でDMA転送の後処理を行なう。
このようなDMA転送を行なう場合、DMAコントローラの動作には、主に2種類の動作方式がある。第1の方式は、バースト転送モードであり、予めDMAコントローラに設定した転送バイト数(ブロックといわれる)の転送を完了するまで一度に転送するもので、この間、バスの制御権はDMAコントローラが持ち続ける。第2の方式は、サイクルスティールモードで、1ワード転送ごとにバス制御権をCPUに空け渡すものである。
バースト転送モードは高速転送が可能であるが、転送期間中は、CPUが停止したままとなる。このため、転送時間を見積もれない場合や外部との転送レートが低い場合は、リアルタイムシステムでは重大な障害を生じる。また、サイクルスティールモードは、低速で動作しながらDMA転送を行なうことになるが、CPUのバスアクセス時間やバス制御権を得る動作(バスアービトレーション)に時間が掛かるため処理の高速化ができない。
このような問題を解決する一方式として、個別に複数のデータバスを設けて外部I/Fモジュールを接続することにより、DMA転送時にCPUバスが占有されることを回避することで、CPUでの動作とは独立にデータ転送を可能とし、CPUの処理速度に影響を与えることを防止する方式が特許文献1に開示されている。
特開平7−244633号公報
この特許文献1に記載の方式は、DMA転送時にCPUバスが占有されることを回避するため、DMA転送を開始する前にバススイッチにてDMA転送するデバイスをCPUバスから切り離し、DMA終了後にバススイッチを接続し切り離したデバイスをCPUバスに接続するようにしている。このため、DMA転送中もCPUバスが占有されず、DMA転送中でもCPUバスに接続されているデバイス(CPUなど)が他の処理をすることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の方式は、DMA転送中に、CPU(CPUバスに接続されている)がDMA転送中のバス(ローカルバス)上に接続されているデバイス(以下ローカルバスデバイスという)にアクセスしたくとも、バススイッチにより2つのバス間が切断されているためアクセスすることができない、という新たな問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、データ転送中でもCPUバスに接続されているデバイス(CPUなど)が他の処理を行なうことが可能であるとともに、CPUバスに接続されているデバイスがデータ転送中にローカルバスデバイスにアクセスすることも可能とする、特にDMA転送への適用に好適なデータ転送制御装置、並びにこのデータ転送制御装置の機能を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係るデータ転送制御装置は、転送元デバイスから転送先デバイスへ所定のデータを転送させるデータ転送制御装置であって、先ず、転送元デバイスからのデータを伝送するメインバスおよびローカルバスと、メインバスとローカルバスとの相互接続を制御する接続制御部と、ローカルバス上に接続された転送元デバイスからローカルバス上に接続された転送先デバイスへ所定のデータを転送させるローカル転送部と、メインバス上に接続されている第1のデバイスと、第1のデバイスからの割込要求をデバイス接続制御部を介さずに伝達するインターフェースとを備えるものとした。
また、本発明に係るデータ転送制御装置は、ローカルバス上に接続された転送元デバイスからローカルバス上に接続された転送先デバイスへのローカル転送部による転送を行なうローカルバス転送モード時にはメインバスとローカルバスとの接続を切り離すように接続制御部を制御し、ローカルバス転送モードにおけるデータの転送中に第1のデバイス(主にCPUなど)からローカルバス上に接続されている第2のデバイス(データ転送中の転送元と転送先の各デバイスとは限らない)へインターフェースを介した割込要求があったときは、メインバスとローカルバスとを接続するように接続制御部を制御し、かつローカルバスを介した転送元デバイスから転送先デバイスへ転送中のデータの転送を停止するようローカル転送部を制御する転送制御部を備えるものとした。
また従属項に記載された発明は、本発明に係るデータ転送制御装置のさらなる有利な具体例を規定する。たとえば、本発明に係るデータ転送制御装置において、転送制御部は、第1のデバイスからの割込要求が停止したときには、ローカルバスを介した転送元デバイスから転送先デバイスへのデータの転送を再開するようにローカル転送部を制御するものであることが好ましい。
データ転送の再開に際しては、再度最初から転送処理をやり直すもの、および停止時点の段階から開始するもの、のうちの何れであってもよい。後者の場合、停止時点の状態や残りの処理内容(転送未完了分)を把握しておく必要があるが、概ね、後者の方が処理効率がよい。
この後者の方式とする構成例としては、たとえば、ローカル転送部をバースト転送モードにてデータの転送を行なうとともに、データの転送を停止したことによる転送未完了分の情報を所定の記憶媒体に保持するものとする。そして、転送制御部を、記憶媒体に保持した転送未完了分の情報に基づき、ローカル転送部がバースト転送モードにおいてデータの転送を停止したことによる転送未完了分についてデータの転送を再開するようにローカル転送部を制御するものとする。なお、転送未完了分の情報は、結果としてその情報を得ることのできるものであればよく、直接的に転送未完了分の情報を示すものでなくてもよい。たとえば、それまでにデータ転送を完了した分の情報と転送開始時に指示された転送サイズとにより転送未完了分の情報を示すことができる。
本発明に係る画像形成装置は、入力された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部と、画像処理部により処理された処理済の画像データに基づいて可視画像を所定の出力媒体に形成する画像形成部と、上述の本発明に係るデータ転送制御装置とを備えたものである。この場合、転送元デバイスには画像処理部および画像形成部のうちの少なくとも一方である転送先デバイスについての処理パラメータを示すデータを保持するものとする。
本発明によれば、メインバスとローカルバスとの間に、両バス間の相互接続を制御する接続制御部を設け、データ転送するローカルバス上の転送元デバイスと転送先デバイスとを接続制御部を介してメインバスから切り離すようにしたローカルバス転送方式としたので、メインバスをデータ転送から開放することができる。これにより、データ転送中はCPUバスが占有されず、データ転送中でもCPUバスに接続されているデバイスが他の処理をすることができる。
また、ローカルバス転送時には、その制御権は概ねローカルバス側のコントローラにあるが、ローカルバス転送時にメインバス側のデバイスからローカルバス側のデバイスにアクセス要求があると、そのデータ転送を中止するとともに、ローカルバスとメインバスとを接続制御部を介して接続することで、ローカルバスの制御権をメインバス側のデバイスに与えるようにした。これにより、データ転送中にCPUバスに接続されているデバイスがローカルバスデバイスにアクセスすることができるようになった。
これにより、たとえばDMAデータ転送による高速転送が可能になるとともに、ローカルバス上でのDMA転送中でも、メインバス側のデバイス(たとえばCPU)は、ローカルバス上のデバイスとの間での処理動作を任意に行なうことができ、その処理能力を最大限に利用することができるようになる。
<<複写装置の構成>>
図1は、本発明に係るデータ転送制御装置の一実施形態を搭載した画像形成装置の一例であるカラー複写装置(画像処理システムの一例)の機構図である。このカラー複写装置1は、大まかに、原稿を読み取って画像データを取得する画像取得部10と、画像取得部10にて読み取られた画像データに対して所望の画像処理を施す画像処理部20と、画像処理部20により処理された処理済画像に基づいて原稿に対応する画像を所定の出力媒体上に形成する画像出力部30と、プラテンカバー60とを備える。画像処理部20は、画像取得部10と画像出力部30との境界部分に設けられている。
このカラー複写装置1は、画像取得部10にて読み取った原稿の複写物を形成する複写機能だけでなく、様々な画像入力端末からの画像データに基づいて画像を形成する(印刷出力する)、たとえばページプリンタ機能およびファクシミリ送受信機能を備えたいわゆる複合機(マルチファンクション機)で、デジタルプリント装置として構成されている。
画像取得部10は、筐体上に設けられた透明ガラスからなるプラテンガラス(原稿載置台)11の下方に、プラテンガラス11の原稿載置面と反対側の面(裏面)に向かって光を照射する光源12と、光源12から発せられた光をプラテンガラス11側に反射させる略凹状の反射笠17とを備える。また、画像取得部10は、プラテンガラス11側からの反射光を受光して副走査SS(Slow Scan )の方向(図中矢印X1の読取方向)と略直交する主走査FS(Fast Scan )の方向(図の紙面奥行き方向)に画像を読み取り、濃度に応じた画像信号(アナログの電気信号)を順次出力する受光部13と、受光部13からの画像信号を所定のレベルまで増幅し出力する信号処理部14とを備える密着光学系のものである。受光部13は、信号処理部14などとともに基板15上に配設され、光学走査系(センサユニット)16を構成する。
画像取得部10は、プラテンガラス11上に載置された原稿を読み取って得た入力画像を赤,緑,青の各色成分のデジタル画像データR,G,Bに変換し信号処理部14に入力する。信号処理部14は、受光部13からの赤,緑,青の各画像信号を図示しない増幅部により所定のレベルまで増幅し、さらに図示しないA/Dコンバータによりデジタルデータに変換することで、赤,緑,青のデジタル画像データR,G,BをA/Dコンバータから出力する。この赤,緑,青の画像データR,G,Bは、ケーブル19を通じて画像処理部20に送られる。
画像処理部20は、入力された画像データR,G,Bに対して拡縮、濃度調整、シャープネス(鮮鋭度)調整、あるいは色変換などの画像処理を行なうことで、Y,M,C,Kの画像データを生成し、このY,M,C,Kの画像データを画像出力部30へ送る。
画像出力部30は、一方向に順次一定間隔をおいて並置された出力色Y,M,C,Kの各色の画像形成部(転写部/印刷エンジン)31を有するタンデム構成のものである。以下、各色の画像形成部31のそれぞれに符号Y,M,C,Kを付して示し、纏めていうときには色の符号を省略して示す。その他の部材についても同様である。
なお、図示した例では、出力色としてY,M,C,Kの4色を使用する例を示したが、これに限らず、たとえば第5色としてのグレイ(灰色)Gyなどより多くの出力色を含むものであってもよいし、ブラック(K)を除くY,M,Cの3色であってもよい。また、図示した例では、出力色Y,M,C,Kに対応する各画像形成部31Y,31M,31C,31Kの配列順をY→M→C→Kとしてあるが、これに限らず、K→Y→M→Cなど、他の配列順であっても構わない。
画像形成部31の中央部には、感光体ドラム32が配され、この感光体ドラム32の周囲には、一次帯電器33、現像器34、および転写帯電器35などが配設され、さらに画像形成データに基づいて潜像を感光体ドラム32に記録するためのポリゴンミラー39などの書込走査光学系を有する。
また画像出力部30は、画像形成部31に印刷用紙を搬送するための用紙カセット41と搬送路42とを備えている。また先端検出器44が、用紙カセット41から各画像形成部31に搬送される印刷用紙の搬送路42上に近接して設けられている。先端検出器44は、レジストローラ42aを通じて転写ベルト(搬送ベルト)43上に送り出された印刷用紙の先端をたとえば光学的に検出して先端検出信号を得、この先端検出信号を画像処理部20に送る。
ポスト(Post)画像処理部として機能する画像処理部20は、画像出力部30から入力された先端検出信号に同期して、画像取得部10の信号処理部14からの赤,緑,青の画像データR,G,Bに所定の画像処理を施した後、Y,M,C,Kの画像形成データ(たとえばオンオフ2値化トナー信号)を得、画像処理済みのY,M,C,Kの各色の画像形成データを順次一定間隔(いわゆるタンデムギャップ分)をおいて画像出力部30に入力する。
画像出力部30においては先ず、潜像形成用の光源としての半導体レーザ38Yは、画像処理部20からのイエロー(Y)の画像形成データによって駆動されることで、イエローの画像形成データを光信号に変換し、この変換されたレーザ光をポリゴンミラー39に向けて照射する。このレーザ光は、さらに反射ミラー47Y,48Y,49Yを介して一次帯電器33Yによって帯電された感光体ドラム32Y上を走査することで、感光体ドラム32Y上に静電潜像を形成する。この静電潜像は、イエローのトナーが供給される現像器34Yによってトナー像とされ、このトナー像は、転写ベルト43上の用紙が感光体ドラム32Yを通過する間に転写帯電器35Yによって用紙上に転写される。そして転写後は、クリーナ36Yによって感光体ドラム32Y上から余分なトナーが除去される。
M,C,Kの各色についてもY色と同様にして、感光体ドラム32M,32C,32K上に静電潜像が順次形成される。この各静電潜像は、各色のトナーが供給される現像器34M,34C,34Kによって順次トナー像とされる。各トナー像は、転写ベルト43上の用紙が対応する感光体ドラム32M,32C,32Kを通過する間に対応する転写帯電器35M,35C,35Kによって用紙上に順次転写される。このように、Y,M,C,Kの各色のトナー像が順次多重転写された用紙は、転写ベルト43上から剥離され、定着ローラ45によってトナーが定着されて、複写機の外部に排出される。
なお、画像出力部30の構成は上述したものに限らず、たとえば、中間転写ベルトを1つあるいは2つ備えた中間転写方式のものとしてもよい。
<<画像処理部の構成>>
図2は、上記構成のカラー複写装置1に設けられたメイン画像処理装置として機能する画像処理部20の一実施形態のブロック図である。この画像処理部20においては、画像取得部10(信号処理部14)からの赤,緑,青の画像データR,G,Bが入力される。あるいは、図示しない前段色変換部によりデバイス非依存の色空間であるLab色空間(正しくはL***である)の画像データL,a,bに変換された後に、この画像データL,a,bが入力される。以下の説明では、画像処理部20に画像データL,a,bが入力されるものとして説明する。
以下、画像処理部20を構成する各機能部分の概要について説明し、本実施形態の特徴部分であるDMA転送機能については、その後で詳しく説明する。
本実施形態の特徴部分であるローカルバスDMA転送機能を実行するホストIF部900は、カラー複写装置1の外部から画像データや画像処理部20内の機能部用の処理パラメータを取り込むとともに各種の制御信号を生成し画像処理部20内の内部バスを介して所望の機能部分に渡して所望の処理をさせる機能を備えている。たとえば、8ビット入出力ポートを内蔵している。
また、ホストIF部900は、クロック生成部806にて生成された画像クロックVCLKの2逓倍のクロック信号X2CLKをローカルバスDMA転送機能の動作クロックとする。また、内部ブロックに対する内部ブロックアクセス信号(INADR 、INDATA、NWR 、NRD など)を生成する。また、アドレスINADR をデコードし、内部ブロックのチップセレクト信号を生成する。
またホストIF部900は、カラー複写装置1内の全体を制御する制御部(CPU;Central Processing UnitやMPU;Micro Processing Unitなど)とのインタフェース機能を持ち、CPUクロック(たとえば33MHz、16ビット2ステートアクセス)に対応するようになっている。さらに、内部ブロックのLUT(ルックアップテーブル)や内部RAM(Random Access Memory)に対してダイレクト・メモリ・アクセス(DMA;Direct Memory Access)書込みを行なうため、ダイレクト・メモリ・アクセス制御による内部アクセス信号の制御を行なうDMAC(Direct Memory Access controller )の機能を備える。これに対応して、DMACの設定および状態確認用信号も生成する。これにより、ホストIF部900は、CPU側のDMACを使用せず、画像処理部20のローカルバス上の図示しない外部デバイス(ROMやRAM)との間で、ローカルバスDMA転送を制御する機能を備える。
<<DMA転送機能>>
図3は、カラー複写装置1における、ノーマルDMA転送やリモートDMA転送を行なう機能要素であるデータ転送制御装置に着目した機能ブロック図である。カラー複写装置1におけるデータ転送制御装置は、図2に示したホストIF部900と、本装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit ;中央演算制御装置)990とを主体として構成される。画像処理部(IPS;Image Process System)20とCPU990との間のアドレスバスおよびデータバス並びに種々の制御信号のインタフェース間には、接続制御部の一例であってデータの双方向性を有するバススイッチ930が設けられている。CPU990内には、コア部992とメイン転送部の一例であるDMAコントローラ(DMAC;Direct Memory Access controller )部994とが設けられている。
種々の制御信号には、たとえば、ライトイネーブルNWE 、リードイネーブルNRE 、およびチップセレクトNCS_@(@は対象デバイスを示す)がある。本実施形態の構成においては、各デバイス用のチップセレクトNCS_@のうち、画像処理部20用のチップセレクトNCS_IPS は、バススイッチ930を介することなく、CPU990と画像処理部20との間で直接に接続される構成としている。
図示した構成では、DMA転送の対象となるデータを保持している転送元デバイス(記憶装置)980として、SRAM(Static Random Access Memory )982(図ではa,bの2つ)とROM(Read Only Memory)984とを備えている。転送元デバイス980としては、これら以外にも、たとえば外部I/Fなどを介して接続されたハードディスク装置などが設けられてもよい。これらの転送元デバイス980には、画像処理部20内の各機能部のパラメータ設定を行なうことを主目的として、レジスタ、LUT、あるいはCRAMに転記する処理パラメータのデータが格納されているものとする。
ホストIF部900は、DMAコントローラ(DMAC;Direct Memory Access controller )部910と内部信号生成部920と、その他、図示しない周辺回路とを有している。DMAコントローラ部910は、本発明に係るローカル転送部と転送制御部の両機能を備える。このDMAコントローラ部910は、画像処理部20内の内部ブロックのLUT(ルックアップテーブル)やLUT内に内蔵されている内部RAM(Random Access Memory;以下CRAMという)に対してDMA書込みを行なうための設定信号(アドレス、ライトイネーブル、外部メモリアクセスステート数など)や状態確認用信号(ウェイト信号やウェイト制御信号など)を生成する。内部信号生成部920は、たとえば内部ブロック信号X2CLK 、内部ブロックアクセス信号(INADR 、INDATA、NWR 、NRD など)などを生成する。
DMAコントローラ部910を転送先デバイスである画像処理部20と一体的に同一のモジュール(本例ではASIC)内に配した構成としており、転送先デバイスである画像処理部20、具体的にはその内部のレジスタ、LUT、あるいはCRAMに対しての書込制御のための設定(アドレスなど)をCPU側で担当するよりも効率がよい。
このデータ転送制御装置9は、CPU990がマスターとなり画像処理部20(ホストIF部900)内のDMAコントローラ部910に指令することでDMA転送を行なうノーマルDMA転送モードと、画像処理部20(ホストIF部900)がマスターとなりDMA転送を行なうローカルバスDMA転送モードとを使い分けることができるようになっている。このため、バススイッチ930には、ホストIF部900からモード切替用の制御信号NBUS_OEが入力されるようになっている。モード切替用の制御信号NBUS_OE をディセーブル(Disable /インアクティブ)に維持する状態がノーマルDMA転送モードで、これをイネーブルに切り替える動作を行なうのがローカルバスDMA転送モードである。バススイッチ930は、制御信号NBUS_OE がディセーブル時には入出力間を接続する一方、イネーブル時には入出力間がハイインピーダンス状態(切断;接続が切り離されている状態)となる。
また、CPU990がマスターとなり、画像処理部20(ホストIF部900)内のDMAコントローラ部910を利用してDMA転送を行なう仕組みとして、データ転送アクノリッジNDACK 信号がCPU990からホストIF部900に入力される構成としている。ホストIF部900のDMAコントローラ部910は、ノーマルDMA転送モード時にデータ転送アクノリッジNDACK 信号をCPU990から受けて、内部のレジスタ、LUT、CRAMに対するアドレスADRSとライトイネーブルNWE とを生成する。
なお、ノーマルDMA転送モードやローカルバスDMA転送モードあるいはその他の処理時に、CPU990や画像処理部20がアクセスする対象デバイスを特定するための制御信号として、チップセレクトNCS_@信号が使用される。たとえば、画像処理部20がマスターとなるローカルバスDMA転送モード時にCPU990から画像処理部20に割込みを掛ける際には、CPU990は、画像処理部20用のチップセレクトNCS_IPS 信号をアクティブにすることで、画像処理部20にアクセスする。また、ローカルバスDMA転送モード時にCPU990から画像処理部20に割込みが掛けられたとき、この割込要求を受け付けたことを示すウェイト NWAIT信号がDMAコントローラ部910からCPU990に通知されるように構成されている。
<ノーマルDMA転送モード>
次に、各モードの動作の概要を説明する。図3に示した信号の流れの状態がノーマルDMA転送モード時の状態である。このノーマルDMA転送モードは、従来より行なわれている一般的なDMA転送動作を行なうモードであり、モード切替用の制御信号NBUS_OE はディセーブル(インアクティブ)に維持され、バススイッチ930がオン状態を維持する。このとき、画像処理部20とCPU990との間のアドレスバスおよびデータバス並びに種々の制御信号は、バススイッチ930を介して接続される。
この場合、CPU990(のDMAコントローラ994)がマスターとなり、SRAM982やROM984などの転送元デバイス980に対し読出アドレスを指定し、転送先デバイスであるASICにて構成された画像処理部20に対しデータ転送アクノリッジNDACK 信号を入力し、転送元デバイス980から画像処理部20へのデータ転送をDMA転送(バーストモードを使用する)で実現する。図示した例では、CPU990側によりROM984にアドレスが設定され、かつCPU990側の読出制御(リードイネーブルNRE信号などによる)の元でROM984から読み出されたデータがバススイッチ930を介してホストIF部900(すなわち画像処理部20)に入力される。すなわち、このノーマルDMA転送モード時には、バススイッチ930を挟んでCPU990側に設けられたCPUバス(メインバスの一例)上の転送元デバイス980(本例ではROM984)のデータを画像処理部20内部のレジスタ、LUT、あるいはCRAMに対して書き込むことが可能である。
ただし、転送先デバイスである画像処理部20内部のレジスタ、LUT、およびCRAMに対しての書込制御は、CPU990側ではなく、ホストIF部900内のDMAコントローラ部910にて行なう、複数のDMAコントローラが連携動作することで実現するDMA転送とする。つまり、メインバス上に接続された転送元デバイスであるROM984からローカルバス上に接続された転送先デバイスである画像処理部20へのデータ転送時には、CPU990側の転送部であるDMAコントローラ部994が転送元デバイスからのデータの読出制御を行ない、ローカルバス側の転送部であるDMAコントローラ部910がメイン転送部(DMAコントローラ部994)による読出制御と連動して転送先デバイスである画像処理部20、具体的にはその内部のレジスタ、LUT、あるいはCRAMに対しての書込制御を行なう。
このように、CPUバス側のデバイスからローカルバス側のデバイスにデータ転送する際、CPUバス側のデバイスに対する読出制御をCPUバス側のDMAコントローラ部994が担当し、ローカルバス側のデバイスに対する書込制御をローカルバス側のDMAコントローラ部910が担当するように、機能分担する構成とすれば、双方の負担が分散される。
また、上記構成では、CPUバス側のDMAコントローラ部994は、画像処理部20内部のレジスタ、LUT、あるいはCRAMの種別を気にすることなく纏めて転送先デバイスを画像処理部20としてデータ転送することができる。内部のレジスタ、LUT、CRAMに対するアドレスADRSやライトイネーブルNWE の制御などの書込制御の詳細は、それらと密に接続された(本例では同一モジュール内に収容された)ホストIF部900のDMAコントローラ部910が担当するので事前に対応付けを決めておくことで誤記録を防止することができるなど、都合がよい。なお、DMAコントローラ部910を画像処理部20の外部に設ける構成とすれば、共通のDMAコントローラ部910を使用しつつ、種々の種類の画像処理部20に対する書込制御に個別対応することが可能となる。
このノーマルDMA転送モード時における画像処理部20でのDMA転送では、シングルアドレスモード(リードワード)2ステートアクセスで転送元デバイス980からのデータを内部のレジスタ、LUT、およびCRAMに対して直接書き込むことに対応する。なお、本実施形態の構成では、外部メモリからのデータをレジスタ、LUT、あるいはCRAMに転記することで画像処理部20内の各機能部のパラメータ設定を行なうことを主目的としており、逆に、レジスタ、LUT、およびCRAMから外部メモリに設定値を転記するための読出動作を行なうようには構成されていない。必要であれば、読出動作を行なうように構成することができる。
ホストIF部900内のDMAコントローラ部910は、このノーマルDMA転送モード時、CPU990からのデータ転送アクノリッジ信号NDACK を受けて、CPU990に代わり内部のレジスタ、LUT、CRAMに対するアドレスとライトイネーブルを生成する。それらの信号は、内部信号生成部920に渡されデータとともにタイミング調整されて内部ブロックアクセス信号となる。アドレスADRS信号およびライトイネーブル信号は、CPU990からのものと内部信号生成部920で切り替えられるが、その切替用の制御信号は、DMAコントローラ部910で生成される。
なお、ノーマルDMA転送モード時には、バススイッチ930で各バスを接続することで、CPU990は、ローカルバスをCPUバスと見なして、ローカルバス上のデバイスを制御することも可能である。たとえば、CPU990(のDMAコントローラ994)がマスターとなり、バススイッチ930を挟んで画像処理部20側に設けられたローカルバス上の転送元デバイス980(本例ではSRAM982a,982b)のデータを転送先デバイスに渡すことも可能である。ただし、本実施形態においては、ローカルバス上のSRAM982a,982bのデータを画像処理部20内部のレジスタ、LUT、あるいはCRAMに対して書き込む際には、画像処理部20内のDMAコントローラ部910によるローカルバスDMA転送機能を使用する。
<ローカルバスDMA転送モード>
図4は、データ転送制御装置9のローカルバスDMA転送モード時の状態を示した図である。このローカルバスDMA転送モードは、画像処理部20に設けられたホストIF部900特有のDMA転送を行なうモードで、画像処理部20(ホストIF部900)がマスターとなり、SRAM982やROM984などのローカルバス上の転送元デバイス980に対しアドレスを指定して、転送元デバイス980から画像処理部20へのデータ転送を実現する。
先ず、CPU990は画像処理部20に対しローカルバスDMA関連レジスタをセットし、最後にDMA転送起動レジスタ(rDMAENB )をセットする。するとDMAコントローラ部910は、ローカルバスDMA転送前処理として制御信号NBUS_OE をイネーブルしバススイッチ930を挟んだCPU990側のCPUバスを切断(ディスコネクト)する。これによりデータ転送制御装置9は、ローカルバスDMA転送ステートマシン状態がアイドル(アイドリング)からローカルバスDMA転送処理に遷移し、ローカルバスDMA転送を開始する。そして、指定されたDMA転送サイズ(rDMASIZE)にDMAカウンタ(rDMACNA )が達した時点でローカルバスDMA転送を終了する。つまり、基本的には、ブロック単位でデータ転送を行なうバーストモードでのDMA転送の手法を採る。
ここで、「基本的には」といったのは、本実施形態では、このバーストモードでのDMA転送中にCPUバス上のデバイスからのアクセスを受けてデータ転送を一時中断する機能を備えており、DMA転送中は他のアクセスを許容しない通常の「バーストモード」とは異なるからである。
データ転送制御装置9は、ローカルバスDMA転送への自動復帰機能を備えている。この自動復帰機能は、ローカルバスDMA転送中、CPU990側のCPUバスがバススイッチ930により画像処理部20と切り離されているが、画像処理部20(ホストIF部900)にCPU990からアクセス(画像処理部20用のチップセレクト NCS_IPS信号による割込要求)があったとき、即座にこのモードにおけるDMA転送を正常中断(一時停止)させ、CPU990からのアクセス完了(割込要求停止)後に自動継続(ローカルバスDMA転送へ自動復帰)させるローカルバスDMA転送Break/Continue機能である。
つまり、本実施形態のデータ転送制御装置9は、バススイッチ930によって切り離されているDMA転送中のデバイス(本例ではSRAM982b)に、CPU990からアクセスできるように構成することで、特許文献1に記載の構成における問題点を解消した点に第1の特徴を有する。また、アクセス終了後は、一旦メインバス側のデバイスに与えたローカルバスの制御権を再度ローカルバス側の転送部であるDMAコントローラ部910に引き戻し、中断していたDMA転送を再開する点に第2の特徴を有する。
画像処理部20でのローカルバスDMA転送では、バススイッチ930を挟んで画像処理部20側のローカルバス上に設けられた外部デバイスとしての転送元デバイス980(本例ではSRAM982)のデータを内部のレジスタ、LUT、あるいはCRAMに対して(バーストモードで)直接書き込むことに対応する。ただし、ノーマルDMA転送モード時と同様に、レジスタ、LUT、あるいはCRAMからのデータの読み出しはできない。必要であれば、読出動作を行なうように構成することができる。図示した例では、SRAM982bにアドレスが設定され、SRAM982bから読み出されたデータが直接に(バススイッチ930を介することなく)ホストIF部900(すなわち画像処理部20)に入力される。たとえば、SRAM982bに画像処理部20内の各機能部に設定するためのパラメータを記憶させておきDMA転送によりそのパラメータを転送すれば、DMA転送により高速にパラメータを各機能部に設定することができる。
このローカルバスDMA転送時、CPU990は、ホストIF部900がマスターとなっているDMA転送とは関係なく、バススイッチ930により画像処理部20側と切断されたCPU990側のCPUバスを使用して、このCPUバス上の他のデバイス(たとえばROM984)にアクセスすることができる。ただし、バススイッチ930はハイインピーダンス状態なので、ノーマルDMA転送モード時とは異なり、CPUバス上の転送元デバイス980(本例ではROM984)のデータを画像処理部20内部のレジスタ、LUT、あるいはCRAMに対して書き込むことができない。
DMAコントローラ部910では、ローカルバスDMA転送モード時、CPU990に代わり内部のレジスタ、LUT、およびCRAMに対するアドレス信号とライトイネーブル信号を外部メモリアクセスステート数として設定したステート数に応じて生成する。それらの信号は、内部信号生成部920に渡されデータとともにタイミング調整されて内部ブロックアクセス信号となる。アドレス信号およびライトイネーブル信号は、CPU990からのものと内部信号生成部920で切り替えられるが、その切替用の制御信号は、DMAコントローラ部910で生成される。
また、DMAコントローラ部910は、一旦ローカルバスDMA転送モードに移行すると、CPU990からの割込要求がない限り、DMA転送の処理を行なうことができる。DMA転送完了時、DMAコントローラ部910はウェイト制御WAITCNT 信号をインアクティブにする。CPU990は、このウェイト制御WAITCNT 信号により、ローカルバスDMA転送の終了を検出することができる。このローカルバスDMA転送時の一連の動作においては、DMAコントローラ部910は、CPU990からの割込みの有無(画像処理部20用のチップセレクトNCS_IPS の値)を監視する必要があるものの、CPU990に対してローカルバスの制御権を要求する必要はない。したがって、バス制御権を得る(バスアービトレーション)のための時間が不要となり、転送効率が向上する。
<ローカルバスDMA転送への自動復帰機能>
図5は、ローカルバスDMA転送モード時におけるローカルバスDMA転送への自動復帰機能を説明する状態遷移図である。先にも述べたように、ローカルバスDMA転送中は、画像処理部20(ホストIF部900)にCPU990からアクセスがあったときは、即座にこのモードにおけるDMA転送を正常中断させ、CPU990からのアクセス完了後に自動継続させるようになっている。この場合、データ転送制御装置9がどのような状態(ステート)のときにCPU990からアクセスがあるのかに応じて、復帰のアルゴリズムが異なる。
すなわち、ローカルバスDMA転送ステートマシン状態がアイドル状態ST0からローカルバスDMA転送処理に遷移する際には、ローカルバスDMA転送状態へ遷移する過程、ローカルバスDMA転送の処理過程、その後、ローカルバスDMA転送を終了し再度アイドル状態に戻るまでの過程の全てのステートにおいてCPU990からのアクセスを受付可能であり、その受付時点(NCS =1)で即時に(できるだけ早く)ローカルバスDMA転送(ここでは遷移や終了の処理も含む)を一時停止させ、かつ、制御信号NBUS_OE をディセーブルしてバススイッチ930によりCPUバスとローカルバスとを接続することでローカルバスの制御権をCPU990に渡す。そして、CPU990からのアクセス完了後には、制御信号NBUS_OE をイネーブルしてバススイッチ930によりCPUバスとローカルバスとを切断することでローカルバスの制御権をDMAコントローラ部910側に引き戻し、受付時点に応じた処理をしてローカルバスDMA転送を継続(再開)させる。
ローカルバスDMA転送状態へ遷移する過程としては、たとえば、CPU990の読出し(Read)や書込み(Write) の終了を監視するR/W終了監視状態ST1、ローカルバスDMA動作への第1段階目の遷移状態であるローカルバスDMA遷移1の状態ST2と第2段階目の遷移状態であるローカルバスDMA遷移処理2の状態ST3を経る。ローカルバスDMA転送の処理過程では、ローカルバスDMA転送終了確認やフェイル(誤動作)確認をするDMAステータス更新状態ST4と、実際にローカルバスDMA転送を行なうDMA転送状態ST5とを繰り返す。また、ローカルバスDMA転送終了後にアイドル状態に戻るまでの過程では、ローカルバスDMA動作終了の第1段階目の移行状態であるローカルバスDMA終了1の状態ST6と、第2段階目の移行状態であるローカルバスDMA終了2の状態ST7と、第3段階目の移行状態であるローカルバスDMA終了3の状態ST8とを経る。
ローカルバスDMA転送への自動復帰に際しては、データ転送制御装置9が、上述した各状態ST1〜ST8の何れの状態にあるのかに応じて、処理中のローカルバスDMA転送の動作を一時停止させるために適した状態に移行し、CPU990からのアクセス完了後に受付時点に応じた処理をしてローカルバスDMA転送を継続させる。転送継続のため、CPU990からのアクセスがあった時点の転送未完了分の情報を所定の記憶媒体(たとえばSRAM982)に保持し、再開時には、この保持しておいた転送未完了分の情報に基づき、転送未完了分についてデータの転送を再開する。なお、このような再開の方式に限らず、再度最初から転送処理をやり直すものとしてもよい。
たとえば、終了処理における第3段階目の移行状態であるローカルバスDMA終了3の状態ST8においてCPU990からアクセスを受け付けると(NCS =1)、直ちにR/W終了監視状態ST1に移行し、CPU990からのアクセスがある間はその状態で待機し(NCS =1)、アクセスが停止するとともにその他の条件が整った段階で(NCS =0かつ “DMAEND = 0 or FAILEND = 0”)、アイドル状態ST0に戻る。
また、ローカルバスDMA転送の処理過程すなわちDMAステータス更新状態ST4やDMA転送状態ST5においてCPU990からアクセスを受け付けると(NCS =1)、先ず、処理中のDMA1単位分のデータ転送を完了させるため内部書込終了検知状態ST10に移行する。このとき、それまでにデータ転送を完了した分の情報(本例ではDMAカウンタ(rDMACNA )値)を所定の記憶媒体に保持しておく。そして、1単位分のデータ転送完了後に、ローカルバスDMA動作停止の第1段階目の移行状態であるローカルバスDMA停止1の状態ST11と、第2段階目の移行状態であるローカルバスDMA停止2の状態ST12と、第3段階目の移行状態であるローカルバスDMA停止3の状態ST13とを経て、R/W終了監視状態ST1に移行する。
そして、CPU990からのアクセスがある間はその状態で待機し(NCS =1)、アクセスが停止するとともにその他の条件が整った段階で(NCS =0かつ “DMAEND = 1 or FAILEND = 1”)、ローカルバスDMA転送状態へ遷移する過程を経て(ST1→ST2→ST3)、ローカルバスDMA転送の処理過程(ST4とST5の繰返し)に戻る。そして、一時停止により転送未完了となっている分のデータ転送を再開する。このとき、記憶媒体に保持しておいた転送未完了分の情報を示すDMAカウンタ(rDMACNA )値の次から転送を再開し、DMA転送開始時に指示されたDMA転送サイズ(rDMASIZE)にDMAカウンタ(rDMACNA )が達した時点でローカルバスDMA転送を終了する。
また、ローカルバスDMA転送状態へ遷移する過程での各状態ST2,ST3においてCPU990からアクセスを受け付けると(NCS =1)、先ず、対応するローカルバスDMA停止の状態(ST2→ST12,ST3→ST11)へ移行し、以下、ローカルバスDMA転送の処理過程における自動復帰処理と同様の過程を経て元の状態へ戻る。実際には、ローカルバスDMA転送状態へ遷移する過程でのCPUアクセスであるので、元の状態に戻ると、そのまま、ローカルバスDMA転送の処理へと移行する。
また、ローカルバスDMA終了状態へ遷移する過程での各状態ST6,ST7においてCPU990からアクセスを受け付けると(NCS =1)、先ず、対応するローカルバスDMA停止の状態(ST6→ST12→ST13,ST7→ST13)を経て、R/W終了監視状態ST1に移行する。そして、CPU990からのアクセスがある間はその状態で待機し(NCS =1)、アクセスが停止するとともにその他の条件が整った段階で(NCS =0かつ “DMAEND = 0 or FAILEND = 0”)、アイドル状態ST0に戻る。
なお、R/W終了監視状態ST1を除く各状態ST2〜ST13においては、CPU990からの画像処理部20へのアクセスがあると、ホストIF部900は、先ずCPU990からの割込要求を受け付けたことを示すウェイト NWAIT信号をアクティブにし、モード切替用の制御信号NBUS_OE をインアクティブにしてバススイッチ930を接続状態にするなど、動作中の処理を一時的に中断するための処理(中段処理)が完了するまでの期間(短時間)CPU990を待機させる。そして、この中断処理が完了したらウェイト NWAIT信号をインアクティブにして、ローカルバスの制御権をCPU990に渡す。
このように、本実施形態のデータ転送制御装置9によれば、バススイッチを介してCPUバスとは別個にローカルバスを設けるとともに、バススイッチを制御することでCPUバスとローカルバスとを断接可能にした。これにより、バススイッチを切断してローカルバスDMA転送モードにすることで、CPU動作とは独立にローカルバス上のデバイスからのDMA転送が可能となる。また、バスアービトレーションが不要となる分、処理の高速化が可能となる。また、このモードにおけるDMA転送中はCPUバスが占有されず、CPU990の処理に影響を与えることがない。このため、CPU990は、CPUバス上のデバイスを使用して他の処理をすることができる。また、必要に応じて、バススイッチを接続してノーマルDMA転送モードにすることで、CPUバス上のデバイスからのDMA転送も可能である。
たとえば、ローカルバスDMA転送モードにおいてASICで構成された画像処理部20のパラメータ転送をDMA転送により高速に行なうことが可能となるため、カラー複写装置1全体としての画像処理を早く終えることができる。たとえば、出力指令を発してから(たとえば複写動作時においてスタートボタンを押してから)1枚目の出力物(ファーストコピー)が排出されるまでの出力処理時間FCOT(First Copy Out Time )を短縮することができる。
また、ローカルバスDMA転送モードにおいてパラメータ転送を行なっている間、画像処理部20はCPUバスから切り離されるが、画像処理部20にCPU990からアクセスがあったときは、即座にこのモードにおけるDMA転送を正常中断するように構成しているので、DMA転送中のローカルバス上のデバイスにアクセスしたければ、アクセスすることが可能となる。これにより、画像処理部20がデータ転送を行なう際に、CPU990の制御動作が停止せずに制御処理が継続して、その処理能力を最大限に利用することができる。DMA転送期間中、CPUはDMAデータバス(ローカルバスに相当)にアクセスできない特許文献1の方式と作用効果上大きな違いがある。
たとえば、パラメータ設定のためのDMA転送中でも画像処理部20の内部レジスタを参照したり書換えたりすることができる。また、CPU990からのアクセスが完了したならば、一時中断していた処理に自動的に戻るように構成しているので、参照や書換えが終了するとDMA転送は自動的に再開される。これによりCPUバスから切り離されることを意識せず画像処理部20の画像処理機能を使うことができる。
次に、具体的な事例に基づき、ローカルバスDMA転送モード時におけるローカルバスDMA転送への自動復帰機能を説明する。なお、これから説明する4つの事例は一例に過ぎず、他の動作状態であっても基本的な処理は、図5にて説明した動作に準じて考えればよい。
図6は、1度もDMA中CS(チップセレクト)割込みが発生せず正常に終了するケース(第1の具体例)での自動復帰機能を説明する状態遷移図である。図7は、この場合における動作を説明するための、種々のパルスのタイミングを示す図(タイミングチャート)である。各図において、動作の着目点をそれぞれ(α)で示すこととする(後述する他の事例でも同様)。なお、異常終了のケースは、FAILEND の動作以外は正常終了と同様である。図6および図7を参照して、以下、第1の具体例における動作を説明する。
(1)DMA転送起動レジスタ(rDMAENB )に“1”をセットする。
(2)DMA転送終了DMAEND、誤動作終了FAILEND 、チップセレクトNCS の各信号がインアクティブならばDMAビジーDMABSY信号をアクティブにしてCPU−R/W終了監視状態ST1へ移行する。
(3)チップセレクトNCS がインアクティブならばウェイト制御WAITCNT 信号をアクティブにして第1段階目のローカルバスDMA遷移状態ST2へ移行する。
(4)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をインアクティブにしてチップセレクトNCS がインアクティブならば第2段階目のローカルバスDMA遷移状態ST3へ移行する。
(5)アドレス制御ADR_DIR およびリードイネーブル制御NRE _DIR の各信号をアクティブ(出力方向)にし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
(6)DMA終了確認やFAIL(誤動作)確認をし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMA転送状態ST5へ移行する。
(7)DMA転送を開始し、DMA転送終了DMAENDおよび誤動作終了FAILEND ,チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
(8)DMA転送終了DMAENDと誤動作終了FAILEND の何れかがアクティブになるまでDMA転送を続ける(ST5→ST4→ST5→ST4…)。
(9)DMA転送終了DMAEND信号がアクティブでチップセレクトNCS 信号がインアクティブならば第1段階目のローカルバスDMA終了状態ST6へ移行する。
(10)アドレス制御ADR_DIR およびリードイネーブル制御NRE _DIR 信号をインアクティブ(入力方向)にし、チップセレクトNCS がインアクティブならば第2段階目のローカルバスDMA終了状態ST7へ移行する。
(11)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をアクティブにしてチップセレクトNCS がインアクティブならば第3段階目のローカルバスDMA終了状態ST8へ移行する。
(12)ウェイト制御WAITCNT 信号をインアクティブにしてチップセレクトNCS がインアクティブならばDMAビジーDMABSY信号をインアクティブにしてアイドル状態ST0へ移行する。
図8は、DMA中にCPU990からのリード割込みが入りDMA転送復帰までのケース(第2の具体例)での自動復帰機能を説明する状態遷移図である。図9は、この場合における動作を説明するための、種々のパルスのタイミングを示す図(タイミングチャート)である。図8および図9を参照して、以下、第2の具体例における動作を説明する。
(1)DMA転送起動レジスタ(rDMAENB )に“1”をセットする。
(2)DMA転送終了DMAEND、誤動作終了FAILEND 、およびチップセレクトNCS の各信号がインアクティブならばDMAビジーDMABSY信号をアクティブにしてCPU−R/W終了監視状態ST1へ移行する。
(3)チップセレクトNCS がインアクティブならばウェイト制御WAITCNT 信号をアクティブにして第1段階目のローカルバスDMA遷移状態ST2へ移行する。
(4)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をインアクティブにしてチップセレクトNCS がインアクティブならば第2段階目のローカルバスDMA遷移状態ST3へ移行する。
(5)アドレス制御ADR_DIR およびリードイネーブル制御NRE _DIR 信号をアクティブ(出力方向)にし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
(6)DMA終了確認とFAIL確認とをし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMA転送状態ST5へ移行する。
(7)DMA転送を開始し、DMA転送終了DMAEND、誤動作終了FAILEND 、およびチップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
(8)DMA転送中、チップセレクトNCS がアクティブになったため、内部への書込み終了検知状態ST10へ移行する。
(9)DMA1単位分のデータ転送が完了したならば第1段階目のローカルバスDMA停止状態ST11へ移行する。
(10)アドレス制御ADR_DIR およびリードイネーブル制御NRE _DIR 信号をインアクティブ(入力方向)にして第2段階目のローカルバスDMA停止状態ST12へ移行する。
(11)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をアクティブにして第3段階目のローカルバスDMA停止状態ST13へ移行する。
(12)ウェイト制御WAITCNT 信号をインアクティブにしてCPU−R/W終了監視状態ST1へ移行する。
(13)チップセレクトNCS がインアクティブになるまで監視を続ける。
(14)チップセレクトNCS がインアクティブならばウェイト制御WAITCNT 信号をアクティブにして第1段階目のローカルバスDMA遷移状態ST2へ移行する。
(15)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をインアクティブにしてチップセレクトNCS がインアクティブならば第2段階目のローカルバスDMA遷移状態ST3へ移行する。
(16)アドレス制御ADR_DIR およびリードイネーブル制御NRE _DIR 信号をアクティブ(出力方向)にし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
(17)DMA終了確認とFAIL確認とをし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMA転送状態ST5へ移行する。
(18)DMA転送を開始し、DMA転送終了DMAEND、誤動作終了FAILEND 、およびチップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
図10は、DMA中にCPU990からのリード割込みが2回連続入りDMA転送復帰までのケース(第3の具体例)での自動復帰機能を説明する状態遷移図である。図11は、この場合における動作を説明するための、種々のパルスのタイミングを示す図(タイミングチャート)である。図10および図11を参照して、以下、第3の具体例における動作を説明する。
(1)DMA転送中にチップセレクトNCS がアクティブになったため、内部への書込み終了検知状態ST10へ移行する。
(2)DMA1単位分のデータ転送が完了したならば第1段階目のローカルバスDMA停止状態ST11へ移行する。
(3)アドレス制御ADR_DIR およびリードイネーブル制御NRE _DIR 信号をインアクティブ(入力方向)にして第2段階目のローカルバスDMA停止状態ST12へ移行する。
(4)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をアクティブにして第3段階目のローカルバスDMA停止状態ST13へ移行する。
(5)ウェイト制御WAITCNT 信号をインアクティブにしてCPU−R/W終了監視状態ST1へ移行する。
(6)チップセレクトNCS がインアクティブになるまで監視を続ける。
(7)チップセレクトNCS がインアクティブならばウェイト制御WAITCNT 信号をアクティブにして第1段階目のローカルバスDMA遷移状態ST2へ移行する。
(8)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をインアクティブにして再度チップセレクトNCS がアクティブになったため、第2段階目のローカルバスDMA停止状態ST12へ移行する。
(9)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をアクティブにして第3段階目のローカルバスDMA停止状態ST13へ移行する。
(10)ウェイト制御WAITCNT 信号をインアクティブにしてCPU−R/W終了監視状態ST1へ移行する。
(11)チップセレクトNCS がインアクティブになるまで監視を続ける。
(12)チップセレクトNCS がインアクティブならばウェイト制御WAITCNT 信号をアクティブにして第1段階目のローカルバスDMA遷移状態ST2へ移行する。
(13)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をインアクティブにしてチップセレクトNCS がインアクティブならば第2段階目のローカルバスDMA遷移状態ST3へ移行する。
(14)アドレス制御ADR_DIR およびリードイネーブル制御NRE _DIR 信号をアクティブ(出力方向)にし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
(15)DMA終了確認とFAIL確認とをし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMA転送状態ST5へ移行する。
(16)DMA転送を開始し、DMA転送終了DMAEND、誤動作終了FAILEND 、およびチップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
図12は、DMA正常終了遷移中にCPU990からのリード割込みが入るケース(第4の具体例)での自動復帰機能を説明する状態遷移図である。図13は、この場合における動作を説明するための、種々のパルスのタイミングを示す図(タイミングチャート)である。図12および図13を参照して、以下、第4の具体例における動作を説明する。
(1)DMA転送起動レジスタ(rDMAENB )に“1”をセットする。
(2)DMA転送終了DMAEND、誤動作終了FAILEND 、およびチップセレクトNCS がインアクティブならばDMAビジーDMABSY信号をアクティブにしてCPU−R/W終了監視状態ST1へ移行する。
(3)チップセレクトNCS がインアクティブならばウェイト制御WAITCNT 信号をアクティブにして第1段階目のローカルバスDMA遷移状態ST2へ移行する。
(4)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をインアクティブにしてチップセレクトNCS がインアクティブならば第2段階目のローカルバスDMA遷移状態ST3へ移行する。
(5)アドレス制御ADR_DIR およびリードイネーブル制御NRE _DIR 信号をアクティブ(出力方向)にし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
(6)DMA終了確認とFAIL確認とをし、チップセレクトNCS がインアクティブならばローカルバスDMA転送状態ST5へ移行する。
(7)DMA転送を開始し、DMA転送終了DMAEND,誤動作終了FAILEND ,チップセレクトNCS がインアクティブならローカルバスDMAステータス更新状態ST4へ移行する。
(8)DMA転送終了DMAENDと誤動作終了FAILEND の何れかがアクティブになるまでDMA転送を続ける(ST5→ST4→ST5→ST4…)。
(9)DMA転送終了DMAEND信号がアクティブでチップセレクトNCS 信号がインアクティブならば第1段階目のローカルバスDMA終了状態ST6へ移行する。
(10)アドレス制御ADR_DIR およびリードイネーブル制御NRE _DIR 信号をインアクティブ(入力方向)にし、チップセレクトNCS がインアクティブならば第2段階目のローカルバスDMA終了状態ST7へ移行する。
(11)モード切替用の制御信号NBUS_OE 信号をアクティブにしてチップセレクトNCS がアクティブになったため、第3段階目のローカルバスDMA停止状態ST13へ移行する。
(12)ウェイト制御WAITCNT 信号をインアクティブにしてCPU−R/W終了監視状態ST1へ移行する。
(13)チップセレクトNCS がインアクティブになるまで監視を続ける。
(14)チップセレクトNCS がインアクティブかつDMA転送終了DMAENDがアクティブ ならばDMAビジーDMABSY信号をインアクティブにしてアイドル状態ST0へ移行する。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
たとえば、上記実施形態では、DMAコントローラ部910が、ローカル転送部と転送制御部の両機能を備えるものとして説明したが、それぞれ独立の機能要素として構成してもよい。
また、上記実施形態では、ローカルバス転送時に、転送元デバイスから転送先デバイスへ直接にDMA転送するものとして説明したが、DMAバッファを介する構成のものとしてもよい。この場合、DMAバッファが第1段階目の転送先デバイスであり、元の転送先デバイスが第2段階目の転送先デバイスと考えればよい。また、接続制御部の一例としてバススイッチを示したが、バススイッチに代えて、デュアルポートRAMで構成されたDMAバッファを使用してもよい。両方のバス動作は常時独立して行なうことができ、CPUバス側のデバイス(CPUが典型例)は、ローカルバス上のDMA動作を考慮する必要はない。
また、上記実施形態では、ローカルバス上のDMA動作の目的が画像処理部20内の各機能部のパラメータ設定にあるものとして、処理パラメータのデータが転送元デバイス980に格納されているものとして説明したが、これに限らず、画像出力部30やその他のカラー複写装置1を構成する機能部のパラメータ設定に上述したローカルバス上のDMA動作を適用してもよい。
また、上記実施形態では、データ転送制御装置を画像形成装置の一例であるカラー複写装置に適用した事例を説明したが、上述したデータ転送制御装置の仕組みは、複写装置に限らず、たとえばプリンタやFAX装置などその他の画像形成装置に適用することも可能である。また、画像形成装置に限らず、コンピュータ機器やその他の情報処理装置など、あらゆる装置や装置内のデバイスにおいて、デバイス間のデータ転送に上述したデータ転送制御装置の仕組みを適用可能である。
また、上記実施形態では、ローカルバス上のデバイス間のデータ転送時にはDMA転送を行なうものとして説明したが、DMA転送を行なうものに限らず、CPUコアによる制御の元でデータ転送を行なう方式のものであってもよい。たとえば、複数のCPUを備えたマルチCPUのシステムにおいて、バススイッチで各CPUが接続されたバスを切断することで、各CPUが各バスを専用可能とするとともに、一方のCPUが他方のバス上のデバイスに任意にアクセス可能な装置を構成することもできる。また、必要に応じて、バススイッチで各CPUが接続されたバスを接続することで、バスの共用をしつつ各CPUが何れのバス上のデバイスをも制御することができる。
また、メインバス側のデバイスからのデータ転送に関しては、本願発明の対象ではなく、上記実施形態のようにDMA転送によるものに限らず、これに関しても、CPUコアによる制御下でデータ転送を行なう方式のものであってもよい。
本発明に係る画像処理装置の一実施形態を搭載した複写装置の一例の機構図である。 図1に示す構成の複写装置に設けられた画像処理部の一実施形態のブロック図である。 複写装置における、データ転送制御装置に着目した機能ブロック図である(ノーマルDMA転送モードの状態)。 データ転送制御装置のローカルバスDMA転送モードの状態を示した図である。 ローカルバスDMA転送モード時におけるローカルバスDMA転送への自動復帰機能を説明する状態遷移図である。 第1の具体例での自動復帰機能を説明する状態遷移図である。 第1の具体例での自動復帰機能の動作を説明するタイミングチャートである。 第2の具体例での自動復帰機能を説明する状態遷移図である。 第2の具体例での自動復帰機能の動作を説明するタイミングチャートである。 第3の具体例での自動復帰機能を説明する状態遷移図である。 第3の具体例での自動復帰機能の動作を説明するタイミングチャートである。 第4の具体例での自動復帰機能を説明する状態遷移図である。 第4の具体例での自動復帰機能の動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
1…カラー複写装置、9…データ転送制御装置、10…画像取得部、11…プラテンガラス、12…光源、13…受光部、14…信号処理部、20…画像処理部、20a…前段画像処理部、20b…後段画像処理部、20c…周辺部、30…画像出力部、31…画像形成部、32…感光体ドラム、100…入力データ処理部、102…地色検知部、104…入力PG部、106…入力DF部、110…下地検知処理装置、200…変倍処理部、202…副走査変倍処理部、204…主走査変倍処理部、300…フィルタ処理部、400…前段色調整部、402…前段地色除去処理部、404…前段MUL演算部、406…前段MWA演算部、500…色変換部、600…後段色調整部、602…後段地色除去処理部、608…階調補正部、609…エリアTAG生成部、700…出力データ処理部、800…データIF部、801…第1パス切替部、802…第2パス切替部、804…FIFO制御部、806…クロック生成部、900…ホストIF部900、910…DMAコントローラ部、920…内部信号生成部、930…バススイッチ、980…転送元デバイス、982…SRAM、984…ROM、990…CPU、992…コア部、994…DMAコントローラ部、1100…データ蓄積装置

Claims (9)

  1. ータを伝送するメインバスおよびローカルバスと、
    前記メインバスと前記ローカルバスとの相互接続を制御する接続制御部と、
    前記ローカルバス上に接続されている転送元デバイスおよび転送先デバイスと、
    前記メインバス上に接続されている第1のデバイスと、
    前記ローカルバス上に接続されている第2のデバイスと、
    記転送元デバイスから前記転送先デバイスへ所定のデータを転送させるローカル転送部と、
    前記第1のデバイスからの割込要求を前記接続制御部を介さずに伝達するインターフェースと、
    記転送元デバイスから前記転送先デバイスへの前記ローカル転送部による転送を行なうローカルバス転送モード時には前記メインバスと前記ローカルバスとの接続を切り離すように前記接続制御部を制御し、前記ローカルバス転送モードにおけるデータの転送中に前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへ前記インターフェースを介した割込要求があったときは、前記メインバスと前記ローカルバスとを接続するように前記接続制御部を制御し、かつ前記ローカルバスを介した前記転送元デバイスから前記転送先デバイスへ転送中のデータの転送を停止するよう前記ローカル転送部を制御する転送制御部と
    を備えていることを特徴とするデータ転送制御装置。
  2. 前記ローカル転送部は、ダイレクト・メモリ・アクセス方式にて前記データの転送を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ転送制御装置。
  3. 前記転送制御部は、前記第1のデバイスからの前記割込要求が停止したことを条件として、前記メインバスと前記ローカルバスとの接続を切り離すように前記接続制御部を制御するとともに、前記ローカルバスを介した前記転送元デバイスから前記転送先デバイスへのデータの転送を再開するように前記ローカル転送部を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ転送制御装置。
  4. 前記ローカル転送部は、ブロック単位での転送モードにて前記データの転送を行なうとともに、前記データの転送を停止したことによる転送未完了分の情報を所定の記憶媒体に保持し、
    前記転送制御部は、前記ローカル転送部が前記ブロック単位での転送モードにおいて前記データの転送を停止したことによる転送未完了分について前記データの転送を再開するように前記ローカル転送部を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ転送制御装置。
  5. 前記メインバス上に接続された前記転送元デバイスから前記ローカルバス上に接続された前記転送先デバイスへ所定のデータを転送させるために前記転送元デバイスからのデータの読出制御を行なうメイン転送部を備え、
    前記メイン転送部による読出制御の元で、前記メインバス上に接続された前記転送元デバイスから前記ローカルバス上に接続された前記転送先デバイスへの転送を行なうメインバス転送モード時には、前記転送制御部は前記メインバスと前記ローカルバスとを接続するように前記接続制御部を制御し、前記ローカル転送部は前記メイン転送部による読出制御と連動して前記転送先デバイスへのデータの書込制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1から4のうちの何れか1項に記載のデータ転送制御装置。
  6. 前記ローカル転送部は、前記転送先デバイスを収容するモジュール内に収容されている
    ことを特徴とする請求項1から5のうちの何れか1項に記載のデータ転送制御装置。
  7. 入力された画像データに基づいて所定の出力媒体に可視画像を形成する画像形成装置であって、
    入力された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部と、
    前記画像処理部により処理された処理済の画像データに基づいて可視画像を所定の出力媒体に形成する画像形成部と、
    データを伝送可能なメインバスおよびローカルバスと、
    前記ローカルバス上に接続されており、前記画像処理部および前記画像形成部のうちの少なくとも一方である転送先デバイスと、
    前記ローカルバス上に接続されており、前記転送先デバイスについての処理パラメータを示すデータを保持している転送元デバイスと、
    前記転送元デバイスから前記転送先デバイスへ前記処理パラメータを示すデータを転送させるローカル転送部と、
    前記メインバスと前記ローカルバスとの相互接続を制御する接続制御部と、
    前記メインバス上に接続されている第1のデバイスと、
    前記ローカルバス上に接続されている第2のデバイスと、
    前記第1のデバイスからの割込要求を、前記接続制御部を介さずに伝達するインターフェースと、
    記転送元デバイスから前記転送先デバイスへ所定のデータを転送させるローカルバス転送モード時には前記メインバスと前記ローカルバスとの接続を切り離すように前記接続制御部を制御し、前記ローカルバス転送モードにおけるデータの転送中に前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへ前記インターフェースを介した割込要求があったときは、前記メインバスと前記ローカルバスとを接続するように前記接続制御部を制御し、かつ前記ローカルバスを介した前記転送元デバイスから前記転送先デバイスへ転送中のデータの転送を停止するよう前記ローカル転送部を制御する転送制御部と
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記転送制御部は、前記第1のデバイスからの前記割込要求が停止したことを条件として、前記メインバスと前記ローカルバスとの接続を切り離すように前記接続制御部を制御するとともに、前記ローカルバスを介した前記転送元デバイスから前記転送先デバイスへのデータの転送を再開するように前記ローカル転送部を制御する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記ローカル転送部は、ブロック単位での転送モードにて前記データの転送を行なうとともに、前記データの転送を停止したことによる転送未完了分の情報を所定の記憶媒体に保持し、
    前記転送制御部は、前記ローカル転送部が前記ブロック単位での転送モードにおいて前記データの転送を停止したことによる転送未完了分について前記データの転送を再開するように前記ローカル転送部を制御する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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