JP4448221B2 - 液体容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、魔法瓶等の液体容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
液体を詰入する容器本体の上部開口部に液体を注出可能不能とする液体注出装置を設け、この液体注出装置の上部を隠蔽するコップ状の蓋体を設け、この蓋体を前記容器本体の上部に被嵌し、この蓋体を回動操作して容器本体の上部に螺着する魔法瓶等の液体容器として様々なものが提案されている。
【0003】
特に、液体注出装置に関しては、液体を注出可能としたり注出不能としたりする機構や液体の漏洩を防止する機構をどのようにするか、様々な改良案が提案されており、例えば、出願人も、特願平11−135388号(以下、従来例という。)を提案している。
【0004】
この従来例の構造について説明すると、液体注出装置の上面に押圧降下によって液体注出装置が液体注出可能となる押圧降下体を設け、この押圧降下体の上面を押圧部に設定し、液体注出装置の側面に押圧動作によって液体注出装置が液体注出不能となる押圧動作体を突出状態に設け、前記押圧降下体の下方に降下位置の押圧降下体を上昇方向に弾圧付勢する弾性体を設け、液体注出可能な状態において前記押圧動作体を押圧した際、この押圧動作体の押圧動作によって前記弾性体が降下位置の押圧降下体を強制的に押圧上昇せしめて液体注出不能になるように構成されている。
【0005】
従って、この従来例では、液体注出装置が液体注出可能な状態のとき、即ち、押圧部が押圧されて押圧降下体が降下位置に位置しているとき、押圧動作体を手等で押圧すると前記降下位置に位置している押圧降下体を弾性体が強制的に押圧上昇せしめる為、押圧動作体の押圧量がわずかであっても押圧降下体が確実に上昇し、液体注出装置が確実に液体注出不能な状態となる。
【0006】
ところで、この従来例のような構造は、押圧動作体の押圧を忘れたまま蓋体を被嵌すると、液体注出装置は液体を注出可能なままとなっている為、液体が漏れるという問題点がある。
【0007】
この問題点を解決する為、上記従来例では、液体を注出可能な状態における押圧動作体の突出量を、蓋体を被嵌した際、この蓋体の内周壁が押圧動作体を押圧する突出量に設定しており、蓋体の被嵌によって液体注出装置が確実に液体を注出不能状態になるように構成している。
【0008】
しかし、上記従来例は、押圧動作体を押圧した後、この押圧動作体が元の位置に戻るようにバネによって押圧動作体が常時突出する方向に弾圧付勢されており、蓋体を被嵌した状態では前記バネが蓋体によって押圧収縮されることになり、このバネによる弾圧付勢が徐々に弱くなってしまう。
【0009】
従って、この蓋体の内周壁で押圧動作体を押圧するという方法では、使用を続けていくと、押圧動作体の位置が不適正になり、押圧動作体の作動が不良になるおそれがあるという問題点がある。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決するもので、蓋体を被嵌螺着した際に確実に液体注出装置が液体注出不能となり、且つ、この液体注出不能となる為の押圧動作体の作動をいつまでも良好に行うことができる実用性液体漏れ防止性耐久性に秀れた液体容器を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0012】
液体を詰入する容器本体1の上部開口部2に液体を注出可能不能とする液体注出装置3が設けられ、この液体注出装置3を隠蔽するコップ状の蓋体4が前記容器本体1の上部に被嵌状態で螺着脱自在に設けられている液体容器であって、前記液体注出装置3の上面に押圧降下によって液体注出装置3が液体注出可能となる押圧降下体5を設け、この押圧降下体5の上面を押圧部6に設定し、この液体注出装置3の側面に押圧動作によって液体注出装置3が液体注出不能となる押圧動作体7を突出状態に設け、前記押圧降下体5の下方に押圧降下体5を上昇方向に弾圧付勢する弾性体9を設け、液体注出可能な状態において前記押圧動作体7を押圧した際、この押圧動作体7の押圧動作によって前記弾性体9が降下位置の押圧降下体5を押圧上昇せしめて液体注出不能になるように構成し、前記押圧降下体5の前記押圧部6の下方に係止体10を上下動不能に設け、この係止体10が係止する係止部11を前記押圧降下体5の上下複数箇所に設け、押圧降下体5を降下させた際、前記係止体10が押圧降下体5の上方の係止部11に係止し、前記押圧動作体7を押圧した際、前記押圧降下体5の上方の係止部11と係止体10との係止が解除され前記弾性体9の押圧作用により前記押圧降下体5が強制的に上昇されて液体注出不能になるように構成し、前記押圧動作体7を押圧する凸部8を前記蓋体4の内周壁に設け、この蓋体4の螺着回動中に前記凸部8が前記押圧動作体7を押圧し且つ乗り越えるように構成し、この凸部8が押圧動作体7を押圧しない部位で前記蓋体4が前記容器本体1の上部に螺着係止するように構成したことを特徴とする液体容器に係るものである。
【0013】
また、前記凸部8を前記蓋体4の内周壁の上下方向に延設される凸条8として設けたことを特徴とする請求項1記載の液体容器に係るものである。
【0014】
また、前記押圧動作体7を前記液体注出装置3の側面上部に設け、前記凸部8を前記蓋体4の底部近傍に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の液体容器に係るものである。
【0015】
また、前記係止体10として前記押圧降下体5若しくは前記押圧動作体7の押圧により弾圧変形する弾圧変形体10を採用し、この弾圧変形体10が前記押圧動作体7を常時突出する方向に弾圧付勢する弾圧力を発揮するように構成し、この押圧動作体7の押圧により前記弾圧変形体10が弾圧変形し、この弾圧変形体10の弾圧変形により、前記押圧降下体5の係止部11と弾圧変形体10との係止が解除されるように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体容器に係るものである。
【0016】
また、前記係止体10として、前記押圧動作体7の押圧により左右巾が縮小して前記係止部11と係止体10との係止が解除され、この押圧動作体7の押圧の解除により、前記縮小した左右巾が元の左右巾に復元して前記係止部11と係止体10とが係止する係止体10を採用し、この係止体10には前記押圧動作体7の押圧が解除された際、縮小した係止体10の左右巾を元の左右巾に強制的に復元する弾性部16を設けたことを特徴する請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体容器に係るものである。
【0017】
また、前記弾性体9として杆体12にコイル状に設けた発条9を採用し、この杆体12の下部に前記液体注出装置3の液体注出経路15を開閉する開閉弁14を設け、前記押圧降下体5が降下した際、前記開閉弁14が降下して前記液体注出経路15を開き、前記押圧降下体5が上昇した際、前記開閉弁14が上昇して前記液体注出経路15を閉じるように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体容器に係るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して説明する。
【0019】
蓋体4の内周壁に設けられた凸部8は、蓋体4を容器本体1の上部に被嵌螺着する際に押圧動作体7を押圧する。
【0020】
従って、この凸部8による押圧動作体7の押圧動作により、液体注出装置3は確実に液体注出不能になる。
【0021】
また、この凸部8が押圧動作体7を押圧しない部位で蓋体4が容器本体1の上部に螺着係止される為、常時は凸部8が押圧動作体7を押圧したりせず、よって、押圧動作体7が常時突出する方向に付勢される弾圧力が弱まったりしないことになり、この押圧動作体7はいつまでも適正な状態を維持されることになる。
【0022】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0023】
本実施例は、液体を詰入する容器本体1の上部開口部2に液体を注出可能不能とする液体注出装置3が設けられ、この液体注出装置3を隠蔽するコップ状の蓋体4が前記容器本体1の上部に被嵌状態で螺着脱自在に設けられている液体容器であって、適宜な手段により液体注出可能となる液体注出構造を液体注出装置3に設け、この液体注出装置3の側面に押圧動作によって液体注出装置3が液体注出不能となる押圧動作体7を突出状態に設け、この押圧動作体7は常時突出する方向に弾圧付勢されこの弾圧に抗して押圧された際に液体注出不能となるように構成され、この押圧動作体7を押圧する凸部8を前記蓋体4の内周壁に設け、この蓋体4の螺着回動中に前記凸部8が前記押圧動作体7を押圧し且つ乗り越えるように構成し、この凸部8が押圧動作体7を押圧しない部位で前記蓋体4が前記容器本体1の上部に螺着係止するように構成した液体容器に係るものである。
【0024】
また、前記凸部8を前記蓋体4の内周壁の上下方向に延設される凸条8として設けている。従って、蓋体4を容器本体1の上部に被嵌螺着する際、上下方向に長い凸条8によって前記押圧動作体7が確実に押圧されることになる。
【0025】
また、この凸部8は、前記蓋体4の内周壁の対向する部位に夫々設けられている。従って、蓋体4を容器本体1の上部に被嵌螺着する際、複数の凸部8によって前記押圧動作体7が押圧されることになり、より一層確実に押圧動作体7が押圧されることになる。
【0026】
また、前記押圧動作体7を前記液体注出装置3の側面上部に設けており、前記凸部8を前記蓋体4の底部近傍に設けている。従って、蓋体4を容器本体1の上部に単に被嵌しただけでは凸部8は押圧動作体7を押圧したりせず、この蓋体4を螺着回動操作して始めて凸部8が押圧動作体7を押圧できることになる。よって、容器本体1の上部に蓋体4を被嵌したら、次に液体を注出する際には必ず液体注出構造を作動させなければならないということはなく、使い勝手が良好となる。
【0027】
また、前記液体注出構造として、前記液体注出装置3の上面に押圧降下によって液体注出装置3が液体注出可能となる押圧降下体5を設け、この押圧降下体5の上面を押圧部6に設定し、この押圧降下体5の下方に降下位置の押圧降下体5を上昇方向に弾圧付勢する弾性体9を設け、液体注出可能な状態において前記押圧動作体7を押圧した際、この押圧動作体7の押圧動作によって前記弾性体9が降下位置の押圧降下体5を強制的に押圧上昇せしめて液体注出不能になるように構成した液体注出構造を採用している。
【0028】
更に詳述すると、前記押圧降下体5の前記押圧部6の下方に係止体10を上下動不能に設け、この係止体10が係止する係止部11を前記押圧降下体5の上下複数箇所(図面では2箇所)に設け、押圧降下体5を降下させた際、前記係止体10が押圧降下体5の上方の係止部11に係止し、前記押圧動作体7を押圧した際、前記押圧降下体5の上方の係止部11と係止体10との係止が解除され前記弾性体9の押圧作用により前記押圧降下体5が強制的に上昇されて液体注出不能になるように構成している。
【0029】
また、係止体10としては、前記押圧降下体5及び前記押圧動作体7と当接し、この押圧降下体5や押圧動作体7の押圧により弾圧変形する弾圧変形体9を採用している。
【0030】
また、この係止体10としては、前記押圧動作体7の押圧により左右巾が縮小して前記係止部11と係止体10との係止が解除され、この押圧動作体7の押圧の解除により、前記縮小した左右巾が元の左右巾に復元して前記係止部11と係止体10とが係止する構成の係止体10を採用している。
【0031】
また、係止体10には、前記押圧動作体7の押圧が解除された際、縮小した係止体10の左右巾を元の左右巾に強制的に復元する弾性体17を設けている。
【0032】
また、係止体10の側部に凸部18を設け、この凸部18を前記液体注出装置3に設けた嵌挿孔19に嵌挿することで、係止体10を液体注出装置3に対して上下動不能となるように設けている。尚、この凸部18と前記押圧動作体7とが当接し、押圧動作体7の押圧によって係止体10が弾圧変形するように構成している。
【0033】
弾性体9としては、杆体12にコイル状に設けた発条9の構成を採用している。また、この杆体12の上部に前記弾性体9の弾圧力により前記押圧降下体5の下部を押圧当接し得る当接部13を設け、この杆体12の下部に前記容器本体1の液体注出経路15を開閉する開閉弁14を設け、前記押圧降下体5が降下した際、前記開閉弁14が降下して前記容器本体1の液体注出経路15を開き、前記押圧降下体5が上昇した際、前記開閉弁14が上昇して前記容器本体1の液体注出経路15を閉じるように構成している。
【0034】
押圧動作体7は、先端部は液体注出装置3の側面から水平方向に突出し、基端部は液体注出装置3内において垂下状態に設けられている。この押圧動作体7の基端部は前記係止体10の凸部18と当接しており、押圧動作体7を押圧動作した際、係止体10を弾圧変形させる。
【0035】
図中、符号16は容器本体1の金属製の真空断熱二重容器部である。
【0036】
以下、本実施例の作用について詳述する。
【0037】
液体注出装置3から液体を注出不能な状態において、押圧降下体5は上昇位置にあり、係止体10は下方の係止部11に係止している(図1参照)。
【0038】
押圧部6を押圧すると、押圧降下体5が係止体10を弾性変形して係止体10の左右巾が縮小し、前記係止体10と係止部11との係止が解除され、押圧降下体5の降下が可能となる。
【0039】
同時に押圧降下体5が降下移動を開始し、この押圧降下体5と当接部13を介して当接している杆体12も降下移動を開始し、開閉弁14も降下移動を開始して容器本体1の液体注出経路15が開き、液体の注出が可能な状態となる。
【0040】
更に押圧部6を押圧すると、押圧降下体5の降下により係止体10が上方の係止部11に係止可能な位置に達し、係止体10自身の弾圧変形作用と弾性体17の弾性作用とにより、係止体10の左右巾が元の左右巾に復元して係止体10が前記上方の係止部11に係止し、押圧部6の押圧を解除しても押圧降下体5が上昇しない状態となる(図2参照)。
【0041】
この図2の状態で容器本体1内の液体を注出する。
【0042】
この図2の状態から、容器本体1内の液体の注出を不能とする為には、押圧動作体7の先端部を少し押圧する。この押圧動作体7の押圧は、例えば、手での押圧や、容器本体1の上部に蓋体4を被嵌し更に蓋体4を螺着回動することで凸部8により押圧動作体7を押圧する等によって行う。尚、本実施例は、以下、蓋体4の凸部8により押圧動作体7を押圧する方法について詳述するが、手での押圧でも同様である。
【0043】
容器本体1の上部に蓋体4を被嵌する。この状態では、蓋体4の内周壁に設けられた凸部8は押圧動作体7を押圧しない(尚、この状態で凸部8が押圧動作体7に当接していても良い。)。
【0044】
蓋体4を螺着回動すると、必然的に蓋体4が容器本体1側に降下していき、凸部8は回動しながら押圧動作体7を押圧し、この押圧動作体7を乗り越える(図6参照)。従って、この凸部8の押圧により下記作用が発揮される。
【0045】
凸部8が押圧動作体7を押圧すると、押圧動作体7の基端部が係止体10を押圧して係止体10を弾圧変形させ、係止体10の左右巾が縮小されて前記係止体10と上方の係止部11との係止が解除される。
【0046】
同時に、前記弾性体9の弾性作用により、杆体12の上部の当接部13が押圧降下体5を強制的に押圧上昇させ(図5参照)、且つ、杆体12の下部の開閉弁14も強制的に上昇移動させられて容器本体1の液体注出経路15が閉じられ、液体注出が不能な状態となる。
【0047】
同時に、押圧降下体5の上昇により係止体10が下方の係止部11に係止可能な位置に達し、係止体10の弾圧変形作用及び弾性体17の弾性作用により係止体10の左右巾が元の左右巾に復元して係止体10が前記下方の係止部11に係止し、押圧降下体5が上昇しない状態となる。
【0048】
即ち、蓋体4を螺着回動して凸部8により押圧動作体7を押圧することで、液体注出装置3が液体注出不能の状態になる。
【0049】
更に蓋体4を螺着回動していくと、蓋体4が容器本体1の上部に係止して回動不能になるが、この蓋体4が回動不能になる位置は、凸部8が押圧動作体7を押圧しない位置に設定されている為(図7参照)、前記係止体10の左右巾が縮小されず、必然的に押圧降下体5は上下動不能な状態を維持され、しかも、経時変化によって係止体10の左右巾が設定巾よりも縮小したりしないことになり、次の押圧動作体7の押圧時に係止体10が適正に作動することになる。
【0050】
本実施例は上述のように構成したから、容器本体1の上部に被嵌した蓋体4の螺着回動により、蓋体4の内周壁に設けられた凸部8が押圧動作体7を押圧することになり、たとえ押圧動作体7の押圧を忘れても、蓋体4を被嵌螺着することで確実に押圧動作体7は液体注出不能の状態になる実用性操作性に秀れた液体容器となる。
【0051】
また、凸部8が押圧動作体7を押圧しない位置で蓋体4が螺着係止されるから、この凸部8の押圧が常時押圧動作体7に作用したりすることなく、よって、この押圧動作体7や係止体10や押圧降下体5などの各構成部分が適正な状態に維持されることになり、各構成部分に経時変化によって不具合を生じたりすることが防止され、押圧動作体7の作動をいつまでも良好に行うことができる実用性耐久性に秀れた液体容器となる。
【0052】
また、液体注出装置3が液体注出可能な状態において、押圧動作体7を少し押圧するだけで弾性体9の弾性作用により押圧降下体5が強制的に上昇移動され、液体注出装置3が確実に液体注出不能な状態となる実用性操作性液体の漏れ防止性に秀れた液体容器となる。
【0053】
また、係止体10と上下の係止部11との係止により、液体の注出可能状態が維持されたり液体の注出不能状態が維持されたりすることになるから、簡単な係止構造によって液体注出装置3を所望の状態とすることができる実用性生産性に秀れた液体容器となる。
【0054】
また、係止体10として弾圧変形体10を採用したから、押圧部6の押圧や押圧動作体7の押圧により簡単に係止体10が弾圧変形して前記係止体10と上下の係止部11との係止係止解除が行われることになる実用性に秀れた液体容器となる。
【0055】
また、係止体10の弾圧変形の際、係止体10の縮小した左右巾の復元が弾性体17によってより一層確実に行われることになり、係止体10が係止している押圧降下体5の上昇位置及び降下位置での係止がより一層確実に行われることになるより一層実用性に秀れた液体容器となる。
【0056】
また、押圧降下体5の上下移動とともに開閉弁14が上下移動して容器本体1の液体注出経路15が開閉するから、押圧降下体5の状態によって容器本体1の液体注出経路15の開閉状態を確知することができる実用性に秀れた液体容器となる。
【0057】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、容器本体の上部に被嵌した蓋体の螺着回動により、蓋体の内周壁に設けられた凸部が押圧動作体を押圧することになり、たとえ押圧動作体の押圧を忘れても、蓋体を被嵌螺着することで確実に押圧動作体が液体注出不能の状態になる実用性液体漏れ防止性に秀れた液体容器となる。
【0058】
また、凸部が押圧動作体を押圧しない位置で蓋体が螺着係止されるから、この凸部の押圧が常時押圧動作体に作用したりすることなく、よって、この押圧動作体など液体注出装置の各構成部分が適正な状態に維持されることになり、各構成部分に経時変化によって不具合を生じたりすることが防止され、押圧動作体の作動をいつまでも良好行うことができる実用性耐久性に秀れた液体容器となる。
【0059】
また、本発明においては、押圧動作体をわずかに押圧するだけでも弾性体の弾性作用により確実に液体注出装置が液体注出不能な状態となる実用性、操作性、液体漏れ防止性に秀れた液体容器となる。
【0060】
また、本発明においては、係止体と上下複数箇所に設けた係止部との係止によって液体注出装置が液体注出可能な状態を維持されたり液体注出不能な状態を維持されることになり、しかも、係止体と上方の係止部とが係止されている際に押圧動作体が押圧されると、押圧動作体の押圧によって前記係止体と上方の係止部との係止が解除され降下位置の押圧動作体が弾性体の押圧作用によって上昇するから、簡単な係脱機構によって確実に液体注出装置が液体注出不能な状態となる、より一層実用性に秀れた液体容器となる。
【0061】
請求項2記載の発明においては、凸部が上下方向に延設された凸条である為、蓋体の螺着回動時に凸部が確実に押圧動作体を押圧することになる実用性に秀れた液体容器となる。
【0062】
請求項3記載の発明においては、螺着回動によって蓋体が降下してから凸部が押圧動作体を押圧することになる為、容器本体の上部に蓋体を被嵌するたびに液体注出構造を操作したりしなくても良いことになる実用性操作性に秀れた液体容器となる。
【0063】
請求項記載の発明においては、係止体として押圧降下体若しくは押圧動作体の押圧により弾圧変形する弾圧変形体を採用し、この弾圧変形体の弾圧変形により、係止体と係止部との係止が解除されるように構成したから、係止体と係止部との係脱機構を簡単に構成することができる、より一層実用性に秀れた液体容器となる。
【0064】
また、この係止体は、容器本体の上部に蓋体を螺着係止した際に凸部及び押圧動作体によって押圧されたりせず、適正な状態を維持されることになる。
【0065】
請求項記載の発明においては、係止体と係止部との係止を解除する為に左右巾を縮小した係止体が元の左右巾になる際、弾性体の弾性作用によって強制的に元の左右巾に復元されるから、係止体と係止部との再係止がより一層確実に行われて押圧降下体の上昇位置若しくは降下位置での係止がより一層確実に行われることになる、より一層実用性に秀れた液体容器となる。
【0066】
請求項記載の発明においては、押圧降下体の上下移動とともに開閉弁が上下移動して容器本体の液体注出経路が開閉するから、押圧降下体の状態によって容器本体の液体注出経路の開閉状態を確知することができ、しかも、弾性体の弾性作用によって液体注出経路が確実に開閉されることになる実用性に秀れた液体容器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の要部の説明側断面図である。
【図2】 本実施例の要部の説明側断面図である。
【図3】 本実施例の要部の説明側断面図である。
【図4】 本実施例の押圧降下体5及び係止体10の説明斜視図である。
【図5】 本実施例の押圧動作体7を押圧した状態を示す要部の説明側断面図である。
【図6】 本実施例の凸部8が押圧動作体7を押圧している状態を示す要部の説明平断面図である。尚、液体注出装置3の内部構造は省略している。
【図7】 本実施例の蓋体4を螺着係止した状態を示す要部の説明平断面図である。尚、液体注出装置3の内部構造は省略している。
【符号の説明】
1 容器本体
2 上部開口部
3 液体注出装置
4 蓋体
5 押圧降下体
6 押圧部
7 押圧動作体
8 凸部,凸条
9 弾性体,発条
10 係止体,弾圧変形体
11 係止部
12 杆体
14 開閉弁
15 液体注出経路
17 弾性体

Claims (6)

  1. 液体を詰入する容器本体の上部開口部に液体を注出可能不能とする液体注出装置が設けられ、この液体注出装置を隠蔽するコップ状の蓋体が前記容器本体の上部に被嵌状態で螺着脱自在に設けられている液体容器であって、前記液体注出装置の上面に押圧降下によって液体注出装置が液体注出可能となる押圧降下体を設け、この押圧降下体の上面を押圧部に設定し、この液体注出装置の側面に押圧動作によって液体注出装置が液体注出不能となる押圧動作体を突出状態に設け、前記押圧降下体の下方に押圧降下体を上昇方向に弾圧付勢する弾性体を設け、液体注出可能な状態において前記押圧動作体を押圧した際、この押圧動作体の押圧動作によって前記弾性体が降下位置の押圧降下体を押圧上昇せしめて液体注出不能になるように構成し、前記押圧降下体の前記押圧部の下方に係止体を上下動不能に設け、この係止体が係止する係止部を前記押圧降下体の上下複数箇所に設け、押圧降下体を降下させた際、前記係止体が押圧降下体の上方の係止部に係止し、前記押圧動作体を押圧した際、前記押圧降下体の上方の係止部と係止体との係止が解除され前記弾性体の押圧作用により前記押圧降下体が強制的に上昇されて液体注出不能になるように構成し、前記押圧動作体を押圧する凸部を前記蓋体の内周壁に設け、この蓋体の螺着回動中に前記凸部が前記押圧動作体を押圧し且つ乗り越えるように構成し、この凸部が押圧動作体を押圧しない部位で前記蓋体が前記容器本体の上部に螺着係止するように構成したことを特徴とする液体容器。
  2. 前記凸部を前記蓋体の内周壁の上下方向に延設される凸条として設けたことを特徴とする請求項1記載の液体容器。
  3. 前記押圧動作体を前記液体注出装置の側面上部に設け、前記凸部を前記蓋体の底部近傍に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の液体容器。
  4. 前記係止体として前記押圧降下体若しくは前記押圧動作体の押圧により弾圧変形する弾圧変形体を採用し、この弾圧変形体が前記押圧動作体を常時突出する方向に弾圧付勢する弾圧力を発揮するように構成し、この押圧動作体の押圧により前記弾圧変形体が弾圧変形し、この弾圧変形体の弾圧変形により、前記押圧降下体の係止部と弾圧変形体との係止が解除されるように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体容器。
  5. 前記係止体として、前記押圧動作体の押圧により左右巾が縮小して前記係止部と係止体との係止が解除され、この押圧動作体の押圧の解除により、前記縮小した左右巾が元の左右巾に復元して前記係止部と係止体とが係止する係止体を採用し、この係止体には前記押圧動作体の押圧が解除された際、縮小した係止体の左右巾を元の左右巾に強制的に復元する弾性部を設けたことを特徴する請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体容器。
  6. 前記弾性体として杆体にコイル状に設けた発条を採用し、この杆体の下部に前記液体注出装置の液体注出経路を開閉する開閉弁を設け、前記押圧降下体が降下した際、前記開閉弁が降下して前記液体注出経路を開き、前記押圧降下体が上昇した際、前記開閉弁が上昇して前記液体注出経路を閉じるように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体容器。
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