JP4447802B2 - Rom書込装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、Read Only MemoryからROMと略称される不揮発性の読出し専用メモリであって、データの書込も可能なPROMなどに対して、データの書込を行うROM書込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、マイクロコンピュータの動作用プログラムやデータの格納などの用途に、ROMが使用されている。大量生産品などには、半導体製造プロセスのマスクでデータを設定するマスクROMが使用される。マスクROMでは、データの書換えはできない。生産量が少ない製品や、大量生産品でも、開発から初期生産に至る期間などでプログラムを改良する必要があるような場合は、Programable ROMからPROMと略称される書換え可能なROMが用いられる。PROMであれば、データを書込んで直ぐに製品に装着することができるからである。
【0003】
図6は、従来からPROMへのデータ書込に使用している典型的なROMライタ1の外観を示す。ROMライタ1は、筐体2の表面にソケット3を備える。ソケット3には、レバー4が設けられ、レバー4の操作で固定状態を解除すれば、Rrasable PROMからEPROM5などと略称される電気的にプログラム可能なROMを容易に装着することができる。EPROM5をソケット3に装着した後でレバー4を操作し、EPROM5の端子をソケット3に固定することができる。レバー4を再操作して、ソケット3での固定を解除すれば、EPROM5をソケット3から容易に取外すことができる。
【0004】
EPROM5は、1回だけデータの書込ができる種類と、複数回の書込が可能な種類とに分けられる。ただし、複数回のデータ書込のためには、前回のデータを消去可能である必要がある。データ消去は、メモリセルに紫外線を照射して行う形式と、電気的に行う形式とがある。電気的にデータ消去が可能な形式は、Electrically EPROMからEEPROMと呼ばれる。EEPROMの中でも、フラッシュ・メモリと呼ばれる形式の不揮発性メモリが今日では広く利用されている。
【0005】
図6に示すようなROMライタ1は、一般に、矩形形状で対向する長辺に端子が配列されているデュアルインライン(DIL)型のパッケージに適合するソケット3を備える。DIL型のパッケージを有するEPROM5には、記憶容量に応じて端子数が異なる複数の品種が製造されている。標準的なDILパッケージでは、接地GND端子の位置がパッケージの特定の角隅になるように共通化されている。また、GND端子を各品種で共通の位置に合わせたときに、データ信号端子や共通の範囲のアドレス信号端子の位置は品種間で一致し、上位のアドレス信号端子、制御信号端子、電源端子などを品種に応じて切換えることによって、端子数がソケット3の端子数以内であるEPROM5であれば、ソケット3に装着してプログラムが可能であるように構成されている。
【0006】
EPROM5では、パッケージが記憶容量に応じてある程度標準化されていても、書込フォーマットなどは製造メーカによって異なる場合がある。このため、EPROM5には、予め製造メーカや品種毎に異なるIDコードが付与され、ROMライタ1で読取り、読取ったIDコードに応じて、端子の切換えや書込フォーマットの変更を行っている。たとえば特開平2−61897号公報には、携帯型コンピュータに装着可能なカートリッジタイプのPROMライタで、書込対象のPROMからメーカコードとデバイスコードとからなるIDコードを読取り、予め準備されている書込条件を読取ったIDコードに従って選択して、PROMの書込を行う先行技術が開示されている。書込条件としては、書込電圧、電源電圧、リトライ回数などが選択される。この先行技術は、図6に示すような専用のROMライタ1でEPROM5のIDコードが自動判定に利用されていることを前提にして、携帯型のPROMライタでも同様の実現を図っているけれども、単一の品種を対象としていると想定される。なお、特開昭61−92498号公報には、マスクROMで設定されているコード内容の違いを容易に識別可能にするため、識別用の外部端子を設ける考え方が開示されている。
【0007】
また、図6に示すROMライタ1のようにソケット3が1つだけの製品以外に、複数個のソケット3を備えて、複数個のEPROM5に対し、同時に同一のデータを書込可能な製品も用いられている。特開平11−250684号公報には、パーソナルコンピュータによって制御されるROMライタに、ROMボードを接続し、複数個のROMに異なるデータを書込可能な構成が開示されている。
【0008】
近年、EPROM5は、大容量でかつ小型化が要求され、図6に示すようなDIL型のパッケージ用のソケット3には装着不能な品種が多くなってきている。多様なパッケージに合わせてソケット3を用意することは不可能なので、各種のパッケージに対しては、アダプタで対応することが行われている。
【0009】
アダプタを使用するROMライタ1は、次のような手順で使用されている。
▲1▼ROMライタ1に対し、各ROMアダプタをソケット3の同じ位置に差込んで使用する。
▲2▼異なるROMを一つのROMライタ1で使用可能にするため、書込を行うたびに、書込フォーマットやアドレス等の設定を行う。
▲3▼最後に使用したROMの設定が次回まで残る。
▲4▼同じROMアダプタを使用しても、設定が異なる場合があるので、そのような場合は、必要となる都度、設定の変更を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示すようなROMライタ1で多品種のEPROM5などに対応可能にするためには、次のような問題点がある。
▲1▼異なったEPROM5を使用するたびに、設定をマニュアルで行う手間が必要となり、利用者の負担が大きい。
▲2▼設定のメモリが1つしかないので、多品種に対応させることが困難である。
【0011】
本発明の目的は、簡単な操作で多品種に対応させることができるROM書込装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、予め定める端子数を有するパッケージ形状のROMに適合し、予めデータ通信領域とROM種別認識領域とに区分されるソケットと、
該ソケットのデータ通信領域の端子に信号をシリアルデータとして与えることが可能なデータ書込手段と、
データを書込むべきROMが装着された状態で該ソケットに挿入可能なアダプタであって、
該ソケットへの挿入時にデータ通信領域から与えられる信号に基づいて、該ROMに対するデータを生成する変換回路を有し、
ROM種別認識領域の端子間の接続状態で該ROMの識別情報を与え、
前記ソケットに適合するパッケージの端子数よりも端子数が多いパッケージ形状のROMを装着可能であるアダプタと、
該ソケットのROM種別認識領域の端子間の接続状態が入力され、該接続状態に基づいて、予め登録されている複数種類のROMの種別のうちから、該アダプタに装着されているROMの種別を認識する種別認識手段とを含み、
前記データ書込手段は、前記種別認識手段によって認識されるROMに適合してデータの書込が行えるように、該ソケットのデータ通信領域の端子に信号を与え、
前記ROMの端子数が、ソケットに適合するパッケージの端子数よりも多いときには、
前記データ書込手段は、前記データ通信領域にシリアルデータを与え、
前記変換回路は、データ通信領域から与えられるシリアルデータに基づいて、前記ROMに対するデータをパラレルデータとして生成することを特徴とするROM書込装置である。
【0013】
本発明に従えば、ROM書込装置は、予め定める端子数を有するパッケージ形状のROMに適合するソケットを備え、アダプタと、種別識別手段と、データ書込手段とを含む。ソケットは、予めデータ通信領域とROM種別認識領域とに区分され、アダプタは、データを書込むべきROMを装着した状態でソケットに挿入可能である。アダプタは、ソケットへの挿入時にデータ通信領域から与えられる信号に基づいて、ROMに対するデータの書込を行う。アダプタは、ROMの識別情報を、ROM種別認識領域の端子間の接続状態で種別認識手段に与える。ソケットのROM種別認識領域の端子間の接続状態が入力されると、種別認識手段は、接続状態に基づいて、予め登録されている複数種類のROMのうちから、該アダプタに装着されているROMの種別を認識する。データ書込手段は、種別認識手段によって認識されるROMに適合してデータの書込が行えるように、ソケットのデータ通信領域の端子に信号を与える。データを書込むべきROMに適合するアダプタを用意すれば、アダプタをソケットに挿入するだけの簡単な操作で、ROMに適合する書込条件で、データの書込を行うことができる。データの書込を行うべきROMはアダプタに装着可能であればよく、ソケットには適合しなくてもよいので、多品種のROMに対して書込可能とすることができる。
また、ROMライタに備えられるソケットに、アダプタを挿入して、ソケットの端子数よりも端子数が多いパッケージ形状のROMに対して、容易にデータの書込を行うことができる。
【0014】
また本発明で、前記アダプタには、前記ソケットのROM種別認識領域の端子に対応する複数のピンが立設され、
前記端子間の接続状態は、該ピンを選択的に短絡して設定可能であることを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、アダプタに立接される複数のピンを、ショートコネクタなどで選択的に短絡させれば、種別認識手段にROMの種別を認識させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態によるROM書込装置としてのROMライタ11の外観構成を示す。図1(a)は、ROMライタ11の全体的な外観構成を示す。ROMライタ11の筐体12の表面には、たとえば標準的なDIL型EPROMが挿入可能なソケット13が備えられる。ソケット13には、レバー14が設けられ、レバー14の操作で固定状態を緩めれば、EPROMをゼロプレッシャ状態で容易に着脱可能である。本実施形態では、ソケット13にアダプタ15を着脱することもできる。アダプタ15は、基板16の底面側から、ソケット13に挿入可能な複数の端子17が立設され、表面側にはカバー18内に、EPROMなどが収納されている。
【0019】
図1(b)および図1(c)は、ソケット13およびアダプタ15で、端子をグループ分けしている状態をそれぞれ平面視して示す。図1(c)に示すように、アダプタ15では、ソケット13へ接続可能な端子の位置に対応して、表面側にはピン20が立設される。ソケット13へ挿入される端子は、ROM種別認識領域21に属するROM種別識別用と、データ通信領域22に属するデータ通信用とに分けられる。すなわち、本実施形態のROMライタ11では、予め定める端子数を有するパッケージのROMに適合するソケット13を備え、ソケット13は、予めROM種別認識領域21とデータ通信領域22とに区分される。アダプタ15は、データを書込むべきROMを装着した状態でソケット13に挿入可能である。
【0020】
図1(c)では、ソケット13のROM種別認識領域21のピン20間にショートコネクタ24を挿入し、短絡状態とする端子間の接続状態を設定し、その接続状態に基づいて、予め登録されている複数種類のROMのうちから、アダプタ15に装着されているROMの種別を認識可能にしている。図1(c)に示すように、ROM種別認識領域21に、A1−A2、B1−B2、C1−C2、D1^D2,E1−E2の5組のピン20が割当てられていると、ショートプラグ23による選択的な短絡で、2の5乗=32通りのROMを識別することが可能となる。
【0021】
図2は、図1のROMライタ11の概略的な電気的構成を示す。図2(a)はアダプタ15の電気的構成を示し、図2(b)は本体側の電気的構成を示す。アダプタ15では、データ通信領域22のピン20に、EEPROM24の外部端子をそれぞれ接続し、ROM種別認識領域21では、たとえばB1−B2間をショートコネクタ23で短絡する。EEPROM24としては、データやアドレスをシリアルで入力し、端子数を削減した品種を用いる。
【0022】
図2(b)に示すように、ROMライタ11にはCPU30、ROM31およびRAM32など、一般的なマイクロコンピュータを構成する主要な半導体集積回路素子が含まれる。ソケット13のデータ通信領域22には、各端子毎に入出力を設定可能なI/O回路33が接続される。I/O回路33を介する入出力処理は、CPU30によって制御される。ROMライタ11には、電源回路34も設けられる。電源回路34は、ROMライタ11のCPU30などの動作用電力を供給するとともに、I/O回路33を介して、アダプタ15側のEEPROM24に高電圧が必要な場合は、高電圧も供給する。データ書込手段としてのCPU30は、書込条件をテーブル35を参照して選択する。テーブル15は、たとえば特定のアドレスに対応するEEPROM24の書込条件をデータとして記憶しているROMを使用する。ソケット13のROM種別認識領域21にショートコネクタ23などでデータを設定すれば、テーブル35のアドレスが指定され、そのアドレスに記憶されているデータが書込条件として、CPU30に入力される。データ書込手段としてのCPU30は、書込条件に従って、データ通信領域22の各端子の機能を調整し、EEPROM24に対するデータ書込を行う。
【0023】
ROMライタ11には、液晶表示装置(LCD)などの表示装置36や、キーボードなどの入力装置37も設けられ、マニュアル操作による書込条件の設定で書込を行うことができる。また、インタフェース用のI/F回路38を介して、パーソナルコンピュータ38などの上位コンピュータとも接続可能であり、書込条件データや書込データなどを受入れることができる。
【0024】
図3は、図2のテーブル35の設定内容の一例を示す。前述のように、5組の端子A〜Eを短絡するか否かで、ROMタイプを選択することができる。「0」は短絡状態、「1」は遮断状態とする。選択されたROMタイプに対しては、ROMライタ11のRAM32に記憶されているデータの先頭アドレスおよび最終アドレスが指定され、電源電圧や書込電圧も指定される。シリアルEEPROM24に対しては、アドレスやデータをシリアルデータとして送込むためのデータ速度などのプロトコルも指定される。また、データの誤りを検出しやすくするためのパリティの付加の有無についても指定される。
【0025】
図4は、図2のCPU30による概略的な制御手順を示す。ステップs0から手順を開始し、ステップs1では電源を投入する。ステップs2では、ROM種別認識領域21の短絡状態を、ROM種別認識信号として読込む。ステップs3では、アダプタ15が装着されているか否かを判断する。アダプタ15の有無を容易に判別可能にするためには、ROM種別認識領域21から特定の端子の組、たとえばE1−E2の組を有無判別用に割当てることができるけれども、識別可能なROMの数が半分になってしまうので、全ての組が遮断状態のときに、アダプタ15が装着されていないと判断することもできる。すなわち、全て「1」のときには装着されていないと判断すれば、識別可能なROMの数は、1だけ減少するに留めることができる。
【0026】
ステップs3でアダプタ15が装着されていると判断されるときは、ステップs4に移り、ROM種別認識領域21の端子A1〜E1を順次ローレベルの「0」に設定する。次にステップs5で、端子A2〜E2の出力を順次読込む。I/O回路33の入力側が、電源電圧側にプルアップ接続され、入力がオープン状態では「1」が入力されるものとする。ステップs6では、入力されたデータに対応するROMがテーブル35に登録されていて、ROM種別が識別可能となっているか否かを判断する。識別可能と判断されるときは、テーブル35に従い、ステップs7で読込みアドレスを設定し、ステップs8で通信プロトコルを設定し、ステップs9で書込電圧を設定する。同様にして、電源電圧やデータフォーマットなど、他の書込条件を設定することもできる。
【0027】
ステップs9が終了した後は、ステップs10でROMライタ11としての通常動作、すなわち、書込開始のスイッチ投入などを行う。ステップs3やステップs6で条件が成立しないときは、ステップs10の通常動作で、書込条件の設定なども行う。ステップs10での書込が終了すると、ステップs11で全体の手順も終了する。
【0028】
図5は、本発明の実施の他の携帯としてのアダプタ45の外観構成を示す。本実施形態のアダプタ45は、矩形のパッケージの4辺に端子を設けたフラッシュ・メモリを装着可能なソケット46を備える。ソケット46は、アダプタ45を挿入する図1のソケット13よりも端子数が多い。アダプタ45は、ソケット13のデータ通信領域からシリアルデータを受信し、アドレス信号やデータ信号としてのパラレルデータに変換する変換回路47を備えている。
【0029】
すなわち、本実施形態では、ソケット13に適合するパッケージの端子数よりも端子数が多いパッケージ形状のROMが装着可能であり、変換回路47は、ROMの端子に与える書込信号を、データ通信領域22の端子から与えられる信号に基づいて生成する書込手段としても機能する。これによって、図1のROMライタ11に備えられるソケット13に、アダプタ45を挿入して、ソケット13の端子数よりも端子数が多いパッケージ形状のROMに対して、容易にデータの書込を行うことが可能になる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ROM書込装置は、予め定める端子数を有するソケットを備える。ソケットは、予めデータ通信領域とROM種別認識領域とに区分される。アダプタは、データを書込むべきROMを装着した状態でソケットに挿入可能であり、ソケットへの挿入時にデータ通信領域から与えられる信号に基づいて、ROMに対するデータの書込を行い、ROMの識別情報を、ROM種別認識領域の端子間の接続状態で種別認識手段に与える。種別認識手段は、接続状態に基づいて、予め登録されている複数種類のROMのうちから、ROMの種別を認識する。データ書込手段は、認識されたROMに適合してデータの書込が行えるように、ソケットのデータ通信領域の端子に信号を与える。データを書込むべきROMに適合するアダプタを用意すれば、アダプタをソケットに挿入するだけの簡単な操作で、ROMに適合する書込条件に従ってデータの書込を行うことができるので、多品種のROMにも容易に対応させることができる。
また、ROMライタに備えられるソケットの端子数よりも端子数が多いパッケージ形状のROMに対しても、容易にデータの書込を行うことができる。
【0031】
また本発明によれば、アダプタに立接される複数のピン間を、ショートコネクタなどで選択的に短絡させることによって、多品種のROMを選択して種別を認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態として、ROMライタ11の外観構成を示す斜視図および部分的な平面図である。
【図2】図1のROMライタ11の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図2のテーブル35の内容の一例を示す図表である。
【図4】図2のCPU30の制御手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の他の形態として、アダプタ45の外観構成を示す斜視図である。
【図6】従来からのROMライタの外観構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 ROMライタ
12 筐体
13,46 ソケット
14 レバー
15,45 アダプタ
17 端子
20 ピン
21 ROM種別認識領域
22 データ通信領域
23 ショートコネクタ
24 EEPROM
30 CPU
33 I/O回路
35 テーブル
Claims (2)
- 予め定める端子数を有するパッケージ形状のROMに適合し、予めデータ通信領域とROM種別認識領域とに区分されるソケットと、
該ソケットのデータ通信領域の端子に信号をシリアルデータとして与えることが可能なデータ書込手段と、
データを書込むべきROMが装着された状態で該ソケットに挿入可能なアダプタであって、
該ソケットへの挿入時にデータ通信領域から与えられる信号に基づいて、該ROMに対するデータを生成する変換回路を有し、
ROM種別認識領域の端子間の接続状態で該ROMの識別情報を与え、
前記ソケットに適合するパッケージの端子数よりも端子数が多いパッケージ形状のROMを装着可能であるアダプタと、
該ソケットのROM種別認識領域の端子間の接続状態が入力され、該接続状態に基づいて、予め登録されている複数種類のROMの種別のうちから、該アダプタに装着されているROMの種別を認識する種別認識手段とを含み、
前記データ書込手段は、前記種別認識手段によって認識されるROMに適合してデータの書込が行えるように、該ソケットのデータ通信領域の端子に信号を与え、
前記ROMの端子数が、ソケットに適合するパッケージの端子数よりも多いときには、
前記データ書込手段は、前記データ通信領域にシリアルデータを与え、
前記変換回路は、データ通信領域から与えられるシリアルデータに基づいて、前記ROMに対するデータをパラレルデータとして生成することを特徴とするROM書込装置。 - 前記アダプタには、前記ソケットのROM種別認識領域の端子に対応する複数のピンが立設され、
前記端子間の接続状態は、該ピンを選択的に短絡して設定可能であることを特徴とする請求項1記載のROM書込装置。
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