JPH11328980A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents

不揮発性半導体メモリ

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JPH11328980A
JPH11328980A JP13647598A JP13647598A JPH11328980A JP H11328980 A JPH11328980 A JP H11328980A JP 13647598 A JP13647598 A JP 13647598A JP 13647598 A JP13647598 A JP 13647598A JP H11328980 A JPH11328980 A JP H11328980A
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serial
data
semiconductor memory
nonvolatile semiconductor
input
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JP13647598A
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Koichi Sekine
公一 関根
Koichi Nishimura
幸一 西村
Tsuneo Baba
恒男 馬場
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性半導体メモリの書換えを低コストで
実現する。 【解決手段】 電気的に書換え可能なメモリアレイ2
0、その制御回路17等を含む不揮発性半導体メモリ3
0に、アドレスバス端子5、データバス端子6のパラレ
ルポートの他に、シリアルデータ入出力端子1、シリア
ルデータ入出力用のクロック入力端子2からなるシリア
ルポートと、シリアル命令解読回路7と、自他識別情報
等が可能とされるスレーブアドレスレジスタ9等を設
け、シリアルポートとパラレルポートとを排他的に動作
させることにより、シリアルポートからのメモリアレイ
20のデータの消去、書き込み、読み出しを可能とし
た。そして実装基板上にシリアルバスポートを他の書き
換え手段を持つコントローラまたはマイコンのシリアル
バスに接続し、このシリアルバス経由でコントローラま
たはマイコンからの命令で不揮発性半導体メモリ30の
データを書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不揮発性半導体
メモリに関し、特に、電気的に書換え可能な一括消去型
EEPROM(Electrically Erasa
ble andProgramable Read O
nly Memory)や不揮発性半導体メモリを内蔵
したマイクロコンピュータ等に適用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえばマイコン等を制御するプログラ
ム等をいわゆるファームウェアとして格納する記憶手段
として、書き換え可能な不揮発性ICメモリを使用する
ことが知られている。
【0003】このような、書き換えが可能な不揮発性I
Cメモリとしては、たとえばCQ出版社、1997年5
月発行「トランジスタ技術」P266〜P288、等の
文献に記載されているようにパラレルでアドレス/デー
タをやりとりするパラレルポートの不揮発性ICメモリ
と、シリアルでアドレス/データをやりとりするシリア
ルポートの不揮発性ICメモリがある。
【0004】パラレルでアドレス/データをやりとりす
るパラレルポートの不揮発性ICメモリはデータの転送
レートの高い用途に使用され、シリアルでアドレス/デ
ータをやりとりするシリアルポートの不揮発性ICメモ
リはデータの転送レートはそれほど必要ないがICメモ
リのパッケージの実装面積を小さくしたい用途、または
信号を送る配線数を少なくしたい用途に使用されてい
る。
【0005】コントローラやマイコン等を制御するプロ
グラムを格納する不揮発性ICメモリは高い転送レート
を要求されるためパラレルでアドレス/データをやりと
りするパラレルポートの不揮発性ICメモリが使用され
ている。このコントローラやマイコンを制御するプログ
ラムは、いわゆるファームウェアとして通常書き換える
事はないがプログラムに変更があった時はオンボード上
で書き換えが行われる。オンボード上でのプログラムの
書き換えは通常フロッピーディスクまたは回線等から変
更するデータをコントローラまたはマイコンに送り、コ
ントローラまたはマイコンが不揮発性ICメモリの書き
換えを制御するプログラムに従って書き換えている。こ
の時コントローラやマイコンを制御するプログラムは書
き換え対象の不揮発性ICメモリとは別のメモリに格納
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし書き換え対象の
不揮発性ICメモリが書き換えプログラムを持つ不揮発
性ICメモリに配線されていない場合、または書き換え
対象の不揮発性ICメモリの他に書き換えを制御するプ
ログラムを格納する別の不揮発性ICメモリを持ってい
ないコントローラやマイコン等ではオンボード上での書
き換えができない、という技術的課題があった。
【0007】従来技術ではこの技術的課題の解決方法と
して不揮発性ICメモリを実装する手段として挿抜可能
なICソケットを使用し、プログラムに変更が生じたと
きは不揮発性ICメモリを交換する第1の方法、または
フロッピーディスクまたは回線等からプログラムの書き
換えができるように書換え専用のパラレルバスを配線す
る第2の方法、またはコントローラやマイコン等を制御
するプログラムを格納する不揮発性ICメモリの他に不
揮発性ICメモリの書き換えを制御するプログラム格納
する別のメモリ(ROM)を持たせる第3の方法、等の
手段を採っていた。
【0008】しかし、上述の第1および第3の方法で
は、ICソケットや別のROM等の余分な部品を実装す
る必要があるため、実装対象の機器の製造コストが高く
なる、という技術的課題がある。また、第2の方法の場
合には、プリント基板上に余計なパラレルバスの配線を
しなければならず、実装効率の低下や、コスト高を招
く、という技術的課題を生じる。
【0009】本発明の目的は、被実装システムのコスト
高を招くことなく、記憶内容の書換えが可能な不揮発性
半導体メモリを提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、被実装システムにお
ける実装効率の低下やコスト高を招くことなく、記憶内
容の書換えが可能な不揮発性半導体メモリを提供するこ
とにある。
【0011】本発明の他の目的は、被実装システムに実
装されたままの状態で、簡便に記憶内容の書換えが可能
な不揮発性半導体メモリを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、記憶内容の書
き換えが可能な不揮発性半導体メモリにおいて、記憶内
容にアクセスするための複数の入出力ポートを備えたも
のである。
【0013】より具体的には、一例として、たとえば、
パラレルポートの不揮発性ICメモリにパラレルアクセ
ス用入出力ポートとは別にシリアルアクセス用入出力ポ
ートを持たせ、データの消去および書き込みおよび読み
出しを可能とした。
【0014】これにより、たとえば信号本数の少ないシ
リアルバスの信号を他の書き換え手段を持つコントロー
ラまたはマイコンに接続し、このシリアルバスを通して
前記コントローラまたはマイコンからの命令で不揮発性
ICメモリのデータを書き換えることが可能になる。
【0015】また、シリアルアクセス用入出力ポートよ
り入力された信号を検知し、パラレルアクセス用入出力
ポートを周辺の回路から切り放す排他アクセス制御機能
を持つことにより、パラレルアクセス用入出力ポートに
入力される信号に関係なくメモリアレイの消去および書
き込みができるようになる。
【0016】また、シリアルバスに繋がる他の機器に対
して自他識別情報を保持することにより、シリアルバス
上の複数の機器の中から、書換え対象の不揮発性ICメ
モリを選択して的確な書換え操作が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の不揮発性半導体メモリの
一実施の形態である一括消去型EEPROM(フラッシ
ュメモリ)の構成の一例を示すブロック図であり、図2
は、そのアクセス動作に用いられるデータフォーマット
の一例を示す概念図、図3は、その外観の一例を示す平
面図である。
【0019】図1の本実施の形態の不揮発性半導体メモ
リ30において、1はアドレス/データがシリアルで入
力されるシリアルデータ入出力端子、2はシリアルデー
タの同期を取るクロックが入力されるクロック入力端
子、3はパラレルデータ用のライトイネーブル端子、4
はパラレルデータ用のチップイネーブル端子、5はパラ
レルのアドレスバス端子、6はパラレルのデータバス端
子、である。
【0020】また、7はシリアル命令解読回路、8はス
レーブアドレス検出回路、9はスレーブアドレスを格納
する書き換え可能な不揮発生メモリからなるスレーブア
ドレスレジスタ、10はデータ信号をパラレル/シリア
ルに変換するシリアル/パラレル変換回路、11はアド
レス信号をパラレル/シリアルに変換するシリアル/パ
ラレル変換回路、12はシリアルのWE信号とパラレル
のWE信号をセレクトするWEセレクタ、13はシリア
ルのCE信号とパラレルのCE信号をセレクトするCE
セレクタ、14はシリアルのアドレス信号とパラレルの
アドレス信号をセレクトするセレクタ、15はシリアル
のデータ信号とパラレルのデータ信号をセレクトするセ
レクタ、16はメモリアレイ20とスレーブアドレスレ
ジスタ9のデータの書き込み/消去を制御する書込/消
去回路、17は読み出し/書き込み消去命令を解読し、
読み出し/消去等を制御する制御回路、18はアドレス
ラッチ/デコーダ回路、19はデータラッチ回路、であ
る。
【0021】また、メモリアレイ20は、たとえば、電
気的な消去および書換え操作等が可能な一括消去型EE
PROM等の不揮発性の半導体メモリアレイからなる。
【0022】本実施の形態における不揮発性半導体メモ
リ30のピン配置は、一例として図3のようになってい
る。すなわち、図1に例示された、メモリアレイ20お
よびその周辺の各種制御回路等は、たとえば1チップの
半導体素子で構成され、この半導体素子は、パッケージ
30aに封止され、外部との信号の入出力は、このパッ
ケージ30aから突設された複数の外部接続端子(ピ
ン)にて行われる。
【0023】この図3の例では、一例として、パラレル
ポートのデータピンDQ0 〜DQ7(8ビット)の入出
力のためのアドレスピンA0 〜A19(20ビット)を備
えた、(1M×8)ビット構成の8Mバイトの記憶容量
を持つ場合を示している。本実施の形態では、これらの
パラレルポートの他に、シリアルデータ入出力端子(S
DA)1と、シリアルデータ入出力用のクロック入力端
子(SCL)2が設けられている。なお、このシリアル
データ入出力端子1とクロック入力端子2は、従来の未
使用のピン(N.C)に割り当てることにより、従来の
パラレルポートのピン配置を一切変更することなく、実
現することができる。また、本実施の形態のように、シ
リアルデータ入出力端子1およびクロック入力端子2を
近接して配置することにより、外部から、コネクタ等を
介してシリアルバスを接続する際の配線の引回し経路や
コネクタの形状の設計や接続操作等が容易になる利点が
ある。
【0024】なお、TRSET、RY/BY、OE等の
端子は、本実施の形態の説明に関係しないので、図1の
説明では割愛されている。また、図3に例示したピンの
本数や配置や記憶容量等の仕様は、あくまでも一例であ
り、図示の例以外の配置や本数であってもよいことは言
うまでもない。
【0025】図2に、本実施の形態の不揮発性半導体メ
モリ30においてシリアルアクセス用入出力ポートの使
用時における動作の一例を示すシーケンスを示す。
【0026】この図2はシリアルデータをビットごとに
表現した図で、21はシリアル転送の開始を示すスター
トビット(1ビット)、22はシリアルアクセス時にど
のデバイスをアクセスしているかを示すスレーブアドレ
スビット(7ビット)、23はライトサイクルかリード
サイクルかを示すR/Wビット(1ビット)、24はシ
リアル化されたアドレスビット(8ビット)、25はシ
リアル化されたデータビット(8ビット)、26はシリ
アル転送の終了を示すストップビット(1ビット)、2
7はアドレスビット24、データビット25、ストップ
ビット26、のビット信号の入力を認識するACKビッ
ト(1ビット)である。
【0027】次に本実施の形態の不揮発性半導体メモリ
30の動作の一例について説明する。
【0028】不揮発性半導体メモリ30に電源が入ると
不揮発性半導体メモリ30内部のパワーオンリセット回
路(図に示さず)によりシリアル命令解読回路7、制御
回路17がリセットされる。シリアル命令解読回路7、
制御回路17がリセットされたときWEセレクタ12、
CEセレクタ13、セレクタ14、セレクタ15はパラ
レルデータをセレクトするモードとなる。
【0029】次にシリアルポートを使用した時の読み出
し動作について説明する。シリアルデータはSDA1か
ら入力され、SCL2に入力されるクロックと同期して
とりこまれる。まず最初にスタートビット21が入力さ
れ、次にスレーブアドレスビット22、R/Wビット2
3がスレーブアドレス検出回路8およびシリアル命令解
読回路7に入力される。スレーブアドレスビット22は
スレーブアドレス検出回路8でスレーブアドレスレジス
タ9のデータと一致しているかどうか確認される。一致
した時、シリアル命令解読回路7はWEセレクタ12、
CEセレクタ13、セレクタ14、セレクタ15をシリ
アルデータをセレクトするモードとし、パラレルのデー
タバス端子6からの入力を無効とし、またパラレルバス
出力をハイインピーダンス状態とする。
【0030】またシリアル命令解読回路7は/CE信号
をCEセレクタ13、を通して制御回路17に送り、さ
らにR/Wビット23の信号を解読しハイレベルの信号
をWEセレクタ12を通して制御回路17に送る。この
信号が制御回路17に入力されると不揮発性半導体メモ
リ30は読み出しモードとなり、データラッチ回路19
とセレクタ15を出力モードに切り替える。
【0031】次にシリアル命令解読回路7がACK信号
27を返すとアドレスビット(8ビット)24が送られ
てくる。アドレスビット(8ビット)24はシリアル/
パラレル変換回路10、11でパラレルデータに変換さ
れセレクタ14を通してアドレスラッチ/デコーダ回路
18に送られる。アドレスラッチ/デコーダ回路18は
ラッチされたアドレス信号をデコードし、メモリアレイ
20内のメモリセルを選択する。選択されたメモリセル
はデータをデータラッチ回路19を介してセレクタ15
に送る。セレクタ15は制御回路17により出力モード
となっているのでそのままデータをシリアル/パラレル
変換回路11に出力する。次にシリアル命令解読回路7
はACK信号27を返し、シリアル/パラレル変換回路
10よりデータをシリアルデータに変換してSDA1か
ら出力する。
【0032】次に書き込み動作について説明する。不揮
発性半導体メモリ30はアドレスバスとデータバスを通
して制御回路17に送られる数バイトの命令により書き
込みおよび消去モードとなる。
【0033】SDA1からスタートビット21とスレー
ブアドレスビット22、とR/Wビット23がシリアル
命令解読回路7に入力されると読み出し動作と同様にW
Eセレクタ12、CEセレクタ13、セレクタ14、セ
レクタ15をシリアルデータをセレクトするモードと
し、パラレルバスからの入力を無効とし、またパラレル
バス出力をハイインピーダンス状態とする。またシリア
ル命令解読回路7は/CE信号をCEセレクタ13、を
通して制御回路17に送り、さらにR/Wビット23の
信号を解読しローレベルの信号をWEセレクタ12を通
して制御回路17に送る。この信号が制御回路17に入
力されると不揮発性半導体メモリ30は入力モードとな
りデータラッチ回路19とセレクタ15を入力モードに
切り替える。次にアドレス信号とデータ信号の命令を制
御回路17内にあるコマンドレジスタに取り込む。同様
に2バイト目(2サイクル目)3バイト目(3サイクル
目)の命令もコマンドレジスタに取り込む。
【0034】最後の命令を取り込んだ後、制御回路17
は命令を解読する。命令が消去命令である場合は制御回
路17は書込/消去回路16に消去命令を出す。書込/
消去回路16は消去信号をメモリアレイ20に送り消去
を開始する。また書込/消去回路16はセレクタ15を
介してシリアル/パラレル変換回路10に消去中である
ことを示す信号を出力する。消去が完了したかどうかは
書込/消去回路16が常時監視し消去が完了したらシリ
アル/パラレル変換回路10に出力していた消去中であ
ることを示す信号をオフとする。
【0035】次に命令が書き込み命令である場合につい
て説明する。消去動作と同様にアドレスバスとデータバ
スを通して制御回路17に送られる数バイトの命令によ
り書き込みモードとなる。書き込み命令が成立した後で
シリアル命令解読回路7よりローレベルのCE信号とロ
ーレベルのWE信号が制御回路17に入力されると制御
回路17は書き込みアドレス信号をアドレスラッチ/デ
コーダ回路18に、書き込みデータ信号をデータラッチ
回路19に取り込む。アドレスラッチ/デコーダ回路1
8はラッチされたアドレス信号をデコードし、メモリア
レイ20内のメモリセルを選択する。これらの動作が完
了したら制御回路17は書込/消去回路16に書き込み
命令を出す。
【0036】書込/消去回路16は書き込み信号をメモ
リアレイ20に送り、データラッチ回路19のデータを
選択されたメモリセルに書き込む。また書込/消去回路
16はセレクタ15を介してシリアル/パラレル変換回
路10に書き込み中であることを示す信号を出力する。
書き込みが完了したかどうかは書込/消去回路16が常
時監視し書き込みが完了したらシリアル/パラレル変換
回路10に出力していた書き込み中であることを示す信
号をオフとする。
【0037】次に命令がスレーブアドレスレジスタ9の
書き換え命令である場合の動作は以下のようになる。消
去動作と同様にアドレスバスとデータバスを通して制御
回路17に送られる数バイトの命令によりスレーブアド
レスレジスタ9の書き換えモードとなる。スレーブアド
レスレジスタ9の書き換え命令が成立した後でシリアル
命令解読回路7よりローレベルのCE信号とローレベル
のWE信号が制御回路17に入力されると制御回路17
はデータバスから送られてきた書き込みデータをデータ
ラッチ回路19に取り込む。次に制御回路17は書込/
消去回路16にスレーブアドレスレジスタ9の書き換え
命令を出す。書込/消去回路16は書き込み信号をスレ
ーブアドレスレジスタ9に送り、データラッチ回路19
のデータをスレーブアドレスレジスタ9に書き込む。
【0038】また書込/消去回路16はセレクタ15を
介してシリアル/パラレル変換回路10にスレーブアド
レスレジスタ9の書き込み中であることを示す信号を出
力する。書き込みが完了したかどうかは書込/消去回路
16が常時監視し書き込みが完了したらシリアル/パラ
レル変換回路10に出力していた書き込み中であること
を示す信号をオフとする。
【0039】なおシリアル/パラレル変換回路11に出
力された消去中/書き込み中の信号はシリアルデータに
変換されシリアルデータリード転送で読みとられる。消
去動作/書き込み動作が終了した時、およびメモリアレ
イ20の読み出し動作が完了した時、WEセレクタ1
2、CEセレクタ13、セレクタ14、セレクタ15は
パラレルデータをセレクトするモードに戻される。
【0040】パラレルアクセス用入出力ポートよりアク
セスされた信号とシリアルアクセス用入出力ポートより
アクセスされた信号が両方同時に入力された場合、シリ
アルポートを使用した時のデータが優先される。なおパ
ラレルアクセス中にシリアルアクセス用入出力ポートよ
りアクセスがあった時はシリアルアクセスを受け付け
ず、ACK信号を返さない。
【0041】以上説明したように、本実施の形態の不揮
発性半導体メモリ30によればシリアルポート(SDA
1、SCL2)、およびパラレルポート(アドレスバス
端子5、データバス端子6)のどちらからでもアクセス
可能であるため、実装対象のプリント基板上等に高々2
本のシリアルバス分の信号線を布置してSDA1、SC
L2を他の書き換え手段を持つコントローラまたはマイ
コンに配線するだけで、たとえば挿抜可能なICソケッ
トや書換えプログラムを保持する別個のROM等の余分
な部品を用いることなく、低コストでオンボード上で不
揮発性半導体メモリ30の書き換えが可能となる効果が
ある。
【0042】また、ICソケットが不要で、またパラレ
ルポート分の多数の信号線を布置する必要がないので、
実装対象のプリント基板上における実装効率が向上す
る。
【0043】次に、本実施の形態の不揮発性半導体メモ
リ30を実装した情報処理システムの一例について説明
する。
【0044】図4に例示される情報処理システムは、た
とえば、ローカルバス50を介してマイクロプロセッサ
等からなるメインCPU(MPU)51、主記憶52、
バスブリッジ53が接続され、さらにバスブリッジ53
には、たとえばPCIバス等のパラレルの汎用バス54
を介して、メインCPU51のブートプログラム等が格
納されたROM55、二次記憶装置56、ディスプレイ
やキーボード等からなる図示しないユーザインタフェー
ス等が接続された構成となっている。
【0045】本実施の形態の場合、汎用バス54には、
バスブリッジ57を介して、たとえばI2C等のシリア
ルバス58が接続されている。このシリアルバス58に
は、所望の機器を接続するための中継ボード60が接続
されている。
【0046】この中継ボード60は、マイクロコンピュ
ータ等からなり、シリアルバス58のインタフェース制
御を行うシリアルバスコントローラ61と、このシリア
ルバスコントローラ61の制御プログラム等が格納さ
れ、パラレルポート62(アドレスバス端子5、データ
バス端子6)を介して当該シリアルバスコントローラ6
1に接続される本実施の形態の不揮発性半導体メモリ3
0と、パラレルポート63を介して接続され、シリアル
バスコントローラ61の配下で稼働するI/Oコントロ
ーラ64等が設けられている。I/Oコントローラ64
には、配線65を介して複数のコネクタ66が接続され
おり、このコネクタ66の各々には、外部から所望の機
器が接続されて稼働する。
【0047】ここで、本実施の形態の場合には、不揮発
性半導体メモリ30のシリアルポート(SDA1、SC
L2)は、シリアルバス58に接続されており、メイン
CPU51によるシリアルアクセスが可能になってい
る。
【0048】すなわち、本実施の形態の場合、メインC
PU51の制御プログラムが格納される主記憶52に
は、汎用のオペレーティングシステムの配下で稼働する
書換えプログラムが必要に応じてロードされる。そし
て、メインCPU51は、シリアルバス58、およびシ
リアルポート(SDA1、SCL2)を介して不揮発性
半導体メモリ30にアクセスし、上述の図2のシーケン
スを実行することによって、シリアルバスコントローラ
61の制御プログラムを、随時、オンボードで書換えを
行うことが可能である。
【0049】この時、シリアルバス58に接続されるシ
リアルバスコントローラ61と、不揮発性半導体メモリ
30の識別は、スレーブアドレスレジスタ9の内容によ
って可能である。また、複数の不揮発性半導体メモリ3
0を実装している場合にも、スレーブアドレスレジスタ
9の内容を各不揮発性半導体メモリ30毎にユニークに
しておくことにより、個々の不揮発性半導体メモリ30
の内容を的確に書き換える事が可能になる。
【0050】すなわち、中継ボード60では、この書換
え操作を実現するための構成としては、シリアルポート
(SDA1、SCL2)を、シリアルバス58に接続す
るための高々2本の配線を布置するだけでよく、従来の
ように、パラレルポート62(アドレスバス端子5、デ
ータバス端子6)を外部システムに接続するための多数
の配線の布置が不要でり、中継ボード60における実装
効率を大きく向上させつつ、不揮発性半導体メモリ30
のオンボードでの書換えが可能になる、という利点があ
る。
【0051】この結果、中継ボード60のデバッグや、
シリアルバスコントローラ61の制御プログラムのバー
ジョンアップ、異なる種類のシリアルバス58のプロト
コル制御のための制御プログラムの切替え、等を、不揮
発性半導体メモリ30がオンボードの状態にて迅速かつ
的確に行うことが可能である。
【0052】なお、中継ボード60に実装された不揮発
性半導体メモリ30の書換えは、外部から、専用のRO
Mライタを接続することによっても可能である。
【0053】すなわち、図5に例示されるように、中継
ボード60上に実装される不揮発性半導体メモリ30の
シリアルポートのSDA1およびSCL2を未配線とし
ておき、必要に応じて、外部のROMライタ70のシリ
アルバスケーブル72をコネクタ71を介して、SDA
1およびSCL2に接続し、上述の図2に例示されるシ
ーケンスをROMライタ70が実行することにより、オ
ンボードでの不揮発性半導体メモリ30の書換えが簡便
に可能となる。
【0054】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0055】たとえば、上述の実施の形態では不揮発性
メモリが単体の場合について説明したが、不揮発性メモ
リを内蔵したワンチップマイコン等に適用することも本
発明に含まれる。
【0056】また、不揮発性半導体メモリの書換えシー
ケンスとしては、図2に例示した方法に限らず、他のシ
リアルインタフェースを用いても実現可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明の不揮発性半導体メモリによれ
ば、被実装システムのコスト高を招くことなく、記憶内
容の書換えができる、という効果が得られる。
【0058】本発明の不揮発性半導体メモリによれば、
被実装システムにおける実装効率の低下やコスト高を招
くことなく、記憶内容の書換えができる、という効果が
得られる。
【0059】本発明の不揮発性半導体メモリによれば、
被実装システムに実装されたままの状態で、簡便に記憶
内容の書換えができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性半導体メモリの一例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の不揮発性半導体メモリのアクセス動作
に用いられるデータフォーマットの一例を示す概念図で
ある。
【図3】本発明の不揮発性半導体メモリの外観の一例を
示す平面図である。
【図4】本発明の不揮発性半導体メモリが実装された情
報処理システムの構成の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の不揮発性半導体メモリが実装された情
報処理システムの構成の変形例を示す概念図である。
【符号の説明】
1…シリアルデータ入出力端子(SDA)、2…クロッ
ク入力端子(SCL)、3…ライトイネーブル端子、4
…チップイネーブル端子、5…アドレスバス端子、6…
データバス端子、7…シリアル命令解読回路(排他アク
セス制御手段)、8…スレーブアドレス検出回路、9…
スレーブアドレスレジスタ(自他識別情報記憶手段)、
10…シリアル/パラレル変換回路、11…シリアル/
パラレル変換回路、12…WEセレクタ、13…CEセ
レクタ、14…セレクタ、15…セレクタ、16…書込
/消去回路、17…制御回路、18…アドレスラッチ/
デコーダ回路、19…データラッチ回路、20…メモリ
アレイ、21…スタートビット、22…スレーブアドレ
スビット、23…R/Wビット、24…アドレスビッ
ト、25…データビット、26…ストップビット、27
…ACK信号、30…不揮発性半導体メモリ、30a…
パッケージ、50…ローカルバス、51…メインCP
U、52…主記憶、53…バスブリッジ、54…汎用バ
ス、55…ROM、56…二次記憶装置、57…バスブ
リッジ、58…シリアルバス、60…中継ボード、61
…シリアルバスコントローラ、62…パラレルポート、
63…パラレルポート、64…I/Oコントローラ、6
5…配線、66…コネクタ、70…ROMライタ、71
…コネクタ、72…シリアルバスケーブル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶内容の書き換えが可能な不揮発性半
    導体メモリであって、前記記憶内容にアクセスするため
    の複数の入出力ポートを備えたことを特徴とする不揮発
    性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不揮発性半導体メモリに
    おいて、複数の前記入出力ポートは、パラレルアクセス
    用の第1の入出力ポートと、シリアルアクセス用の第2
    の入出力ポートとからなり、前記第1および第2の入出
    力ポートのどちらか一方がアクセスされている時に他方
    のアクセスを無効とする排他アクセス制御手段を備えた
    ことを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の不揮発性半導体メモリに
    おいて、シリアルアクセス用の前記第2の入出力ポート
    を用いたアクセス時に、前記第2の入出力ポートに接続
    されるシリアルバスに接続されている他の機器から当該
    不揮発性半導体メモリを識別するための自他識別情報を
    保持する自他識別情報記憶手段を備えたことを特徴とす
    る不揮発性半導体メモリ。
JP13647598A 1998-05-19 1998-05-19 不揮発性半導体メモリ Pending JPH11328980A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6459640B1 (en) 2001-02-01 2002-10-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor memory and automatic erasing/writing method thereof
JP2007109359A (ja) * 2005-09-13 2007-04-26 Toshiba Corp 半導体集積回路装置

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US6459640B1 (en) 2001-02-01 2002-10-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor memory and automatic erasing/writing method thereof
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