JP2006284884A - フィルムホルダ及び画像読取システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取装置の読み取り画像から原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させる。
【解決手段】画像読取装置の読み取り画像から原稿種別を判別する際の指標となるマークをホルダ部31とは別部品で構成する。そして、別部品とされたマーク部品37を、フィルムホルダ30のホルダ部31に形成されたマーク装着部36に嵌め込み固定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像読取装置の原稿台に透過原稿を位置決めするためのフィルムホルダ、及び原稿台に置かれた原稿が透過原稿であるか又は反射原稿であるかを自動判別する画像読取システムに関する。
従来、原稿に記録された原稿像を読み取るための装置として、イメージスキャナなどのフラットベッド方式の画像読取装置が広く普及されている。この種の画像読取装置は、撮像素子(ラインセンサ)と光源とを搭載したキャリッジを原稿に対して移動させ、その原稿からの反射光を読み取ることで原稿像を取得するようになっている。ところで、反射光を読み取る構成の画像読取装置は、光を反射する反射原稿の読み取りには適しているが、フィルムなどの光を透過する透過原稿の読み取りには適さない。そこで、近時においては、原稿台カバーに別の光源を設け、フィルムからの透過光を読み取ることで透過原稿の原稿像を取得可能とした画像読取装置も実用化されている(例えば、特許文献1参照)。以下に説明する「画像読取装置」は、反射原稿と透過原稿の各原稿像を読み取り可能に構成した画像読取装置を示すものとする。
この種の画像読取装置では、読み取る透過原稿を原稿台の読み取り領域内に位置決めするためのガイドとなるフィルムホルダが用いられている。フィルムホルダは、フィルムの種類毎に用意されている。例えば、フィルムホルダは、35mmのストリップフィルムと35mmのマウント(スライド)フィルムをセット可能に構成されている。また、フィルムホルダには、プレスキャン時の読み取り画像から、その読み取り対象の原稿が反射原稿であるのか又は透過原稿であるのかを自動判別する際の指標となるマークが施されている。そして、画像読取装置とホストコンピュータ(例えば、パーソナルコンピュータ)を含む画像読取システムは、読み取り画像からマークの有無を判別し、マークありの場合には透過原稿であることを判別し、マークなしの場合には反射原稿であることを判別する。
特開2004−241838号公報
ところで、自動判別用のマークを施す方法としては、例えば、フィルムホルダの表面に所定色(例えば、白色)のマークをマーキングする方法がある。この方法によれば、フィルムホルダにマークを比較的簡単に施すことができる。しかしながら、マークをマーキングした場合、製造時においてマークの色合い、大きさ又はマーキング位置などにばらつきが生じ易く、このばらつきが自動判別時の誤判定を招く要因となる虞があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、画像読取装置の読み取り画像から原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させることができるフィルムホルダ、及び画像読取システムを提供することにある。
本発明のフィルムホルダは、画像読取装置の原稿台に透過原稿を位置決めするためのフィルムホルダであって、前記画像読取装置の読み取り画像から制御装置が原稿種別を判別する際の指標となるマークをホルダ本体とは別部品で構成し、そのマーク部品を前記ホルダ本体の装着部に嵌め込み固定した。
これによれば、ホルダ本体とマーク部品とは別部品として扱われ、それぞれの部品毎に製造管理される。そして、別部品とされたマーク部品をホルダ本体の装着部に嵌め込み固定して装着することにより、フィルムホルダが製造される。このため、原稿種別を判別する際に用いるマーク部品の統一化が図られるとともに、同種のフィルムホルダにあってはマーク部品の装着位置や形状の統一化も図られる。したがって、画像読取装置の読み取り画像から原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させることができる。
また、マーク部品は、前記画像読取装置の機種間で共通部品とされている。これによれば、画像読取装置の機種間においてもマーク部品の統一化が図られる。したがって、画像読取装置の機種全体において、原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させることができる。
また、ホルダ本体には、前記装着部が一つ又は複数設けられており、一つの装着部に対して一つのマーク部品が嵌め込み固定されている。これによれば、統一化されたマーク部品が少なくとも一つはフィルムホルダに装着されるので、このマーク部品を用いて原稿種別を自動判別することにより判別精度を向上させることができる。また、複数のマーク部品を設けて原稿種別を自動判別すれば、判別精度をさらに向上させることができる。
また、前記装着部を含むホルダ本体は黒色で成形されている一方で、前記マーク部品は白色で成形されており、前記ホルダ本体の色と前記マーク部品の形状及び色は、前記画像読取装置の機種間で共通化されている。これによれば、マーク部品の色や形状が機種間で統一化されるとともに、ホルダ本体の色も機種間で統一化される。このため、画像読取装置の機種全体において、判別精度を向上させることができるとともに、判別用の制御プログラムの統一化も図ることができる。
本発明の画像読取システムは、画像読取装置と、該画像読取装置を制御する制御装置と、画像読取装置の原稿台に透過原稿を位置決めするためのフィルムホルダとを備えた画像読取システムにおいて、前記フィルムホルダには、ホルダ本体とは別部品からなる複数のマーク部品が前記ホルダ本体の装着部に嵌め込み固定されており、前記制御装置は、前記画像読取装置が読み取った画像から全てのマーク部品を検出した場合に原稿種別を透過原稿と判別し、全てのマーク部品を検出しなかった場合に原稿種別を反射原稿と判別する。
これによれば、原稿種別を判別する際の指標となるマークを形成するマーク部品が統一化されているので、画像読取装置の読み取り画像から原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させることができる。加えて、判別時には、フィルムホルダに装着された複数のマーク部品の全てを検出したか否かにより原稿種別を判別しているので、判別精度をさらに向上させることができる。
本発明の画像読取システムは、画像読取装置と、該画像読取装置を制御する制御装置と、画像読取装置の原稿台に透過原稿を位置決めするためのフィルムホルダとを備えた画像読取システムにおいて、前記フィルムホルダには、ホルダ本体とは別部品からなる1つのマーク部品が前記ホルダ本体の装着部に嵌め込み固定されており、前記制御装置は、前記画像読取装置が読み取った画像から1つのマーク部品とホルダ本体の両方を検出した場合に原稿種別を透過原稿と判別し、前記両方を検出しなかった場合に原稿種別を反射原稿と判別する。
これによれば、原稿種別を判別する際の指標となるマークを形成するマーク部品が統一化されているので、画像読取装置の読み取り画像から原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させることができる。加えて、判別時には、フィルムホルダに装着された1つのマーク部品とホルダ本体の両方を検出したか否かにより原稿種別を判別しているので、判別精度を向上させることができる。
また、制御装置は、前記読み取り画像においてマーク検出範囲を設定し、そのマーク検出範囲から前記マーク部品とされる画素数と前記ホルダ本体とされる画素数を検出し、両画素数が予め定めた画素数範囲内である場合には前記読み取り画像中に前記マーク部品が存在すると判定し、前記両画素数が予め定めた画素数範囲内にない場合には前記読み取り画像中に前記マーク部品が存在しないと判定する。
これによれば、マーク検出は、マーク検出範囲からマーク部品とされる画素数とホルダ本体とされる画素数を検出して行われる。このため、何れか一方の検出のみでマーク検出を行う場合に比してマーク検出の精度を向上させることができる。したがって、原稿種別の判別精度を向上させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明のフィルムホルダ及び画像読取システムを具体化した第1の実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
図1は、画像読取システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像読取システム10は、画像読取装置11と、画像読取装置11の制御及び画像処理を行うホストコンピュータ12とを備えて構成される。画像読取装置11は、フラットベッド方式の画像読取装置であり、反射原稿と透過原稿の両方を読み取り可能な構成とされている。ホストコンピュータ12は、汎用的なパーソナルコンピュータを用いて構成されている。そして、画像読取装置11とホストコンピュータ12は、双方向通信が可能なそれぞれのインタフェース13,14を介して接続されている。
画像読取装置11は、箱形の筐体上面に原稿を載せるための透明な原稿台15と、該原稿台15に載せられた原稿に光を照射しながら図1に示した矢印方向(副走査方向)に移動して原稿からの反射光を読み取るキャリッジ16とを備えている。キャリッジ16は、何れも図示しないライン光源と、反射鏡と、レンズと、ラインセンサとを備え、図示しない駆動機構により副走査方向への往復動作を行う。また、画像読取装置11は、キャリッジ16が読み取った反射信号をデジタル変換し、補正等の処理を施した上で画像データに変換する画像信号処理部17と、原稿を覆うための原稿台カバー18とを備えている。
また、原稿台カバー18の一部には、白色の面光源19が備えられている。この面光源19から光を照射することで、原稿台15に置かれたフィルムなどの透過原稿をキャリッジ16で読み取ることができるようになっている。なお、フィルムなどの透過原稿は、読み取り位置が固定されるように図2及び図3に示すフィルムホルダ30を用いて原稿台15に置かれる。
ホストコンピュータ12は、CPU20、RAM21、ROM22、補助記憶装置23を備えている。また、ホストコンピュータ12には、画像読取装置11が読み取った画像を表示するモニタ24及びユーザからの指示を受け付ける入力装置25が接続されている。また、ホストコンピュータ12には、画像読取装置用の制御プログラムがインストールされている。そして、ホストコンピュータ12のCPU20は、制御プログラムの実行により、画像読み取り制御を行う。なお、制御プログラムは、原稿台15に載せられた原稿が反射原稿であるか又は透過原稿であるかを判別するための透過反射判定用のプログラムを含んで構成されている。
次に、フィルムホルダ30の構成を図2〜図5を用いて説明する。
図2は、フィルムホルダ30の表面(フィルムホルダ30を原稿台15に置いた時に原稿台カバー18と対向する側の面)を示し、図3は、フィルムホルダ30の裏面(フィルムホルダ30を原稿台15に置いた時に該原稿台15のガラス面と対向する側の面)を示している。図2〜図5に示すフィルムホルダ30は、35mmのストリップフィルム及び35mmのマウント(スライド)フィルムをセット可能な構成とされている。
フィルムホルダ30は、平面視長方形の平板状に形成されている。フィルムホルダ30は、その全体が黒色で着色された樹脂成形品とされている。フィルムホルダ30は、黒色で着色された部位がホルダ本体としてのホルダ部31となる。ホルダ部31には、ストリップフィルムをセット可能なストリップフィルムホルダ部32が設けられている。本実施形態においてホルダ部31には、2つのストリップフィルムホルダ部32が設けられている。また、ホルダ部31には、マウントフィルムをセット可能なマウントフィルムホルダ部33が設けられている。本実施形態においてホルダ部31には、4つのマウントフィルムホルダ部33が設けられている。ストリップフィルムホルダ部32とマウントフィルムホルダ部33は、面光源19からの光を透過し得るようにフィルムホルダ30の厚み方向に貫通形成されている。
また、図2に示すように、ホルダ部31の表面には、ストリップフィルムホルダ部32にセットされたストリップフィルムを押さえるためのフィルムカバー34が着脱自在に装着されている。また、ホルダ部31には、マウントフィルムホルダ部33毎に各2つの平面視半円状をなす溝35が設けられている。溝35は、マウントフィルムホルダ部33に収容されたマウントフィルムを取り出す際にユーザの指先などを挿入するために利用される。
このように構成されたフィルムホルダ30にストリップフィルムをセットする場合には、まず、フィルムカバー34をフィルムホルダ30から取り外す。そして、ストリップフィルムホルダ部32にストリップフィルムをセットし、その後にフィルムカバー34をホルダ部31に取り付ける。一方、フィルムホルダ30にマウントフィルムをセットする場合には、まず、フィルムホルダ30を原稿台15の所定位置(マウントフィルム用の読み取り位置)にセットし、その状態でマウントフィルムホルダ部33にマウントフィルムをセットする。
また、図3に示すように、ホルダ部31の裏面には、装着部としてのマーク装着部36が設けられている。本実施形態においてホルダ部31には、対向する2つの角部にマーク装着部36が設けられている。そして、各マーク装着部36には、図4に示すように、マーク部品37を嵌挿するための平面視正方形の装着部としての装着溝38が設けられている。装着溝38は、各マーク装着部36に1つ設けられている。また、各マーク装着部36は、フィルムホルダ30を原稿台15に置いた時に原稿台15と対向する面が、該原稿台15に密着するように平らな面(フラット面)で形成されている。また、装着溝38は、マーク部品37を嵌挿した時に、該マーク部品37とマーク装着部36とが面一となる深さで形成されている。
マーク部品37は、平面視正方形の平板状に形成されている。また、マーク部品37は、その全体が白色で着色された樹脂成形品とされている。すなわち、マーク部品37は、ホルダ部31(ホルダ本体)とは別部品で構成されている。マーク部品37は、図4(b)に示すように、粘着テープ(両面テープ)39にてマーク装着部36の装着溝38に貼り付けられ、嵌め込み固定される。
そして、フィルムホルダ30は、原稿種別に応じて予め定められた原稿台15の読み取り位置に置かれた際、マーク装着部36に装着されたマーク部品37の位置(原稿台15に対応する位置)が同一位置に配置されるように構成されている。具体的に言えば、フィルムホルダ30は、ストリップフィルム用の読み取り位置に置いた場合(図5(a))と、マウントフィルム用の読み取り位置に置いた場合(図5(b))とでマーク部品37の位置が同一位置となるように構成されている。図5(a),(b)は、原稿台15に置いたフィルムホルダ30を、原稿台15側から見た状態を示している。
このフィルムホルダ30は、画像読取装置11の機種毎に用意されたフィルムホルダと同色の黒色で着色されている。すなわち、フィルムホルダ30のホルダ部31の色(黒色)は、機種間で統一化されている。また、フィルムホルダ30には、画像読取装置11の機種間で共通部品とされたマーク部品37が装着されている。すなわち、マーク部品37は、その大きさと色(白色)が機種間で統一化されている。
以下、画像読取システム10において原稿台15に置かれた原稿が透過原稿であるか又は反射原稿であるかを自動判別するための制御内容について説明する。
図6及び図7は、制御プログラムに基づき原稿種別を自動判別するための判定ロジックを示したフローチャートであり、図6には透過反射判定のメインフローを示し、図7には透過反射判定において実行されるマーク検出のフローを示している。
この判定ロジックは、前述したフィルムホルダ30のように2つのマーク部品37が装着され、2つのマークの検出結果から自動判別を行うものであり、2つのマーク部品37が装着されたフィルムホルダを用いる機種間で共通化されている。そして、図6及び図7の判定ロジックによる自動判別は、ホストコンピュータ12にインストールされる制御プログラムと該制御プログラムに示される全機種統一データと機種依存データを用いて行われる。
全機種統一データは、画像読取装置11の全機種で共通する情報であり、本実施形態では、マーク画素下限値WMinと、マーク画素上限値WMaxと、マーク輝度値αと、ホルダ輝度値βとしている。マーク画素下限値WMinとマーク画素上限値WMaxは、フィルムホルダを画像読取装置11で読み取った際、その読み取り画像からマークと判別される画素数Wの下限値と上限値を規定するものである。マーク画素下限値WMinとマーク画素上限値WMaxは、マーク部品37の大きさに基づき定められる。
マーク輝度値αは、フィルムホルダを画像読取装置11で読み取った際、その読み取り画像からマークと判別される輝度の閾値を規定するものである。マーク輝度値αは、マーク部品37の色(白色)に基づき定められる。ホルダ輝度値βは、フィルムホルダを画像読取装置11で読み取った際、その読み取り画像からホルダ部と判別される輝度の閾値を規定するものである。ホルダ輝度値βは、ホルダ部31の色(黒色)に基づき定められる。
一方、機種依存データは、画像読取装置11の機種毎に特有の情報であり、本実施形態では、マーク検出範囲Mと、ホルダ設置パターン数Pと、ホルダ部と判別される画素数Bとしている。マーク検出範囲Mは、フィルムホルダを原稿台15の所定位置に置いて読み取った際、その読み取り画像においてマークが存在する位置を規定するものである。この位置は、フィルムホルダの形状や大きさなどに依存してフィルムホルダ毎にマーク部品37の装着位置が変更される場合があるので、機種依存データとして設定される。2つのマークを用いて自動判別を行う場合、フィルムホルダには2つのマーク部品37が装着されるので、マーク検出範囲Mは1つのフィルムホルダに対して2つとなる。
また、ホルダ設置パターン数Pは、フィルムホルダを原稿台15に置くときの設置方法の種類を規定するものである。ホルダ設置パターン数Pは、設置方法によってマーク部品37の位置(読み取り画像においてマークが存在する位置)が変わる場合に2以上の値を示すことになる。例えば、フィルムホルダ30の場合には、ストリップフィルム用の読み取り位置とマウントフィルム用の読み取り位置においてマーク部品37の位置が変化しないので、ホルダ設置パターン数は「1」となる。なお、マーク検出範囲Mは、ホルダ設置パターンに対応して変化する。
また、ホルダ部と判別される画素数Bは、フィルムホルダを画像読取装置11で読み取った際、その読み取り画像中のマーク検出範囲Mにおいてホルダ部と判別される画素数Bを規定するものである。この画素数Bは、透過反射判定の処理中に自動計算される。
判定ロジックに基づく自動判別は、プレスキャン処理にて読み取った画像を用いて行われる。そして、読み取り画像からマーク(マーク部品37)を検出した場合には、原稿種別を透過原稿と判別し、マークを検出しなかった場合には、原稿種別を反射原稿と判別する。プレスキャン処理は、本スキャン処理に先立ち、読み取り画像の解像度(本実施形態では、プレスキャン処理時の解像度として50dpiが設定される)を落として短時間で原稿台15に置かれた原稿の画像を読み取る処理である。プレスキャン処理では、キャリッジ16を移動させて原稿からの反射光を読み取ることで画像を取得する。そして、画像読取システム10(ホストコンピュータ12)では、自動判別にて原稿種別を判別し、本スキャン処理時の画像の読み取り方法、読み取り範囲及び読み取り解像度を設定する。
以下、自動判別の判定ロジックを図6及び図7にしたがって説明する。
CPU20は、自動判別に必要な機種依存データを設定する(ステップS10)。ステップS10にてCPU20は、機種依存データとしてマーク検出範囲Mとホルダ設置パターン数Pを設定する。フィルムホルダ30を用いる機種の場合、CPU20は、ホルダ設置パターン数として「1」を設定するとともに、その設置パターンに対応するマーク検出範囲Mを設定する。
続いて、CPU20は、設置パターン毎に順次マーク検出を行うので、そのマーク検出の対象となる設置パターンを特定する検出パターンデータを設定する(ステップS11)。そして、CPU20は、ステップS11で設定した設置パターンを対象とし、マーク1の検出(2つのマークのうち、1つ目のマークの検出)を行う(ステップS12)。マーク検出は、図7に示すフローチャートにしたがって行われる。
続いて、CPU20は、ステップS13のマーク検出の検出結果がマークありか否か(マークが検出されたか否か)を判定する(ステップS13)。この判定結果が肯定の場合、CPU20は、続いて、マーク2の検出(2つのマークのうち、2つ目のマークの検出)を行う(ステップS14)。このマーク検出も、マーク1の検出と同様に図7のフローチャートにしたがって行われる。
続いて、CPU20は、ステップS14のマーク検出の検出結果がマークありか否か(マークが検出されたか否か)を判定する(ステップS15)。この判定結果が肯定の場合、CPU20は、読み取り画像から2つのマーク(フィルムホルダに装着された2つのマーク部品37)を検出したことになる。このため、CPU20は、原稿台15に置かれた原稿種別を透過原稿と判別し、透過反射判定を終了する。
一方、ステップS13又はステップS15の判定結果が否定の場合、CPU20は、全ての設置パターンについてマーク検出が終了したか否かを判定する(ステップS16)。この判定結果が否定の場合、CPU20は、ステップS11に移行し、マーク検出の対象とする次の設置パターンを特定する検出パターンデータを設定し、ステップS12からの処理を繰り返し行う。ステップS16の判定結果が肯定の場合、CPU20は、2つのマークを検出していないので、原稿台15に置かれた原稿種別を反射原稿と判別し、透過反射判定を終了する。
次に、ステップS12及びステップS14のマーク検出について図7のフローチャートにしたがって説明する。
マーク検出においてCPU20は、読み取り画像のマーク検出範囲Mに対応する部位からマーク輝度値α以上の画素数をカウントする(ステップS20)。マーク検出の処理で用いるマーク検出範囲Mは、透過反射判定のステップS10で設定され、かつ、ステップS11で設定された設置パターンに対応するものである。
続いて、CPU20は、ステップS20でカウントした画素数が、マーク画素下限値WMin以上で、かつ、マーク画素上限値WMax以下であるか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21にてCPU20は、読み取り画像からカウントした画素数が、マークと判別される画素数Wの範囲に含まれるか否かを判定する。
ステップS21の判定結果が肯定の場合、CPU20は、ホルダ部と判別される画素数B(図中、黒画素数と示す)を計算する(ステップS22)。ステップS22にてCPU20は、式(1)と式(2)に基づき、ホルダ部と判別される画素数Bの下限値(ホルダ画素下限値BMin)と、上限値(ホルダ画素上限値BMax)を計算する。式(1)中の補正値γは、例えば、ごみなどの影響を考慮して設定される値(固定値)である。
BMin=マーク検出範囲Mの面積−(マーク画素上限値WMax+補正値γ)…(1)
BMax=マーク検出範囲Mの面積−マーク画素下限値WMin…(2)
続いて、CPU20は、読み取り画像のマーク検出範囲Mに対応する部位からホルダ輝度値β以下の画素数をカウントする(ステップS23)。続いて、CPU20は、ステップS23でカウントした画素数が、ホルダ画素下限値BMin以上で、かつ、ホルダ画素上限値BMax以下であるか否かを判定する(ステップS24)。ステップS24にてCPU20は、読み取り画像からカウントした画素数が、ホルダ部と判別される画素数Bの範囲に含まれるか否かを判定する。
ステップS24の判定結果が肯定の場合、CPU20は、読み取り画像からマークを検出したことにより、マークありと判定する。一方、CPU20は、ステップS21又はステップS24の判定結果が否定の場合、読み取り画像からマークを検出していないので、マークなしと判定する。
本実施形態では、フィルムホルダ30のように2つのマーク部品37を装着し、プレスキャン処理時の透過反射判定にて2つのマークが検出されると原稿種別を透過原稿と判別している。このため、1つのマーク検出により、原稿種別を判別する場合に比して誤判定率が下げられる。さらに、マーク検出では、マーク検出範囲においてマークと判別される画素数Wの判定(ステップS21)とホルダ部と判別される画素数Bの判定(ステップS24)とを組み合わせ、両判定の判定結果からマークの有無を検出している。2つの判定を組み合わせることにより、さらに誤判定率が下げられる。
また、フィルムホルダ30については、装着されるマーク部品37の構成(色と大きさ)とホルダ部31の構成(色)を機種間で統一している。このため、原稿種別を自動判別するための判定ロジック(透過反射判定とマーク検出)は、機種依存データの設定変更を行えば、判定ロジック自体は機種間で統一して利用することが可能である。
図8には、2つのマーク部品37が装着されるが、フィルムホルダ30とは異なる構成のフィルムホルダ40を示している。図8(a),(b),(c)は、原稿台15に置いたフィルムホルダ40を、原稿台15側から見た状態を示している。
フィルムホルダ40のホルダ部41には、1つのストリップフィルムホルダ部32と、3つのマウントフィルムホルダ部33が設けられている。また、ホルダ部41には、2つのマーク装着部36が設けられ、各マーク装着部36の装着溝38には、マーク部品37が嵌挿されている。このフィルムホルダ40は、フィルムホルダ30とは異なりマーク装着部36が対向する2つの角部に配置されておらず、直交する長辺側と短辺側の各縁部に沿って配置されている。なお、フィルムホルダ40のホルダ部41の色とマーク部品37の大きさ及び色は、フィルムホルダ30と共通化されている。
フィルムホルダ40の場合、マーク装着部36の配置により、ホルダ設置パターン数Pが複数となる。図8(a)〜(c)には、フィルムホルダ40を原稿台15に置く時の3つのホルダ設置パターンを示している。なお、ホルダ設置パターン数Pは、機種毎に予め定められるものであり、フィルムホルダ40にセットしたフィルム(ストリップフィルムやマウントフィルムなど)に対して面光源19から光をあてることが可能であれば、その数は任意に設定することが可能である。このようにホルダ設置パターン数Pが「3」の場合には、読み取り画像に現われるマークの配置も3パターン存在することになる。
そして、フィルムホルダ40を用いる機種の場合、図6に示す透過反射判定のステップS10においてホルダ設置パターン数Pとして「3」が設定され、各設置パターン毎に対応するマーク検出範囲Mが設定される。この設定により、透過反射判定(マーク検出を含む)は、図6及び図7の判定ロジックにしたがってフィルムホルダ30を用いる機種と同様に行われる。
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)マーク部品37を、フィルムホルダ30のホルダ部31とは別部品で形成し、そのマーク部品37をホルダ部31のマーク装着部36に嵌め込み固定してフィルムホルダ30を構成した。このため、マーク部品37は、ホルダ部31とは別部品として扱われることになり、マーク部品37とホルダ部31はそれぞれの部品毎に製造管理される。その結果、原稿種別を判別する際の指標となるマークを形成するマーク部品37の統一化が図られるとともに、同種のフィルムホルダ30にあってはマーク部品37の装着位置や形状の統一化も図られる。したがって、画像読取装置11の読み取り画像から原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させることができる。
(2)マーク部品37を、画像読取装置11の機種間で共通部品とした。このため、画像読取装置11の機種間においてもマーク部品37の統一化が図られる。したがって、画像読取装置11の機種全体において、原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させることができる。
(3)機種間でマーク部品37の大きさや色合いを異ならせて専用部品とした場合には、そのマーク部品37を検出するために機種毎(すなわち、専用部品となるマーク部品37毎)に制御プログラムを開発しなければならない。これに対し、本実施形態では、マーク部品37を機種間で共通部品とし、フィルムホルダを構成するので、機種毎に制御プログラム(ドライバ)を開発する必要がなく、開発コストの削減に貢献できる。その結果、画像読取システム10(画像読取装置11)自体の製造コスト削減に貢献できる。
(4)ホルダ部31には、マーク装着部36を2つ設け、各マーク装着部36にマーク部品37を装着し、読み取り画像から2つのマークを検出したか否かにより、原稿種別を自動判別するようにした。このため、1つのマークの検出により自動判別を行う場合に比して、判別精度を向上させることができる。
(5)マーク装着部36を含むホルダ部31の色(本実施形態では黒色)とマーク部品37の形状及び色(本実施形態では白色)を、画像読取装置11の機種間で共通化した。このため、画像読取装置11の機種全体において、マーク部品37を共通部品として扱うことができ、製造コスト低減に貢献できる。また、画像読取装置11の機種全体において、自動判別用の制御プログラムの統一化を図ることができる。
(6)マーク検出では、マーク検出範囲Mを設定し、その範囲内において、マークとされる画素数Wとホルダ部とされる画素数Bとが規定した画素数の範囲内の場合(ステップS21とステップS24が肯定の場合)にマークありと判定するようにした。これらの判定を組み合わせてマーク検出を行うことにより、何れか一方の判定のみでマーク検出を行う場合に比して誤判定率を下げることができる。したがって、原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させることができる。
(7)また、判別ロジックは、全機種統一データと機種依存データを用いて行うように構成した。このため、機種依存データを機種毎に変更すれば、判定ロジック自体は機種間で共通化することができる。したがって、開発コストの削減に貢献できる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図9及び図10にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した実施形態と同一構成(同一制御内容)について、その重複する説明を省略又は簡略する。
本実施形態では、フィルムホルダに1つのマーク部品37を設け、そのフィルムホルダを用いて原稿種別を自動判別するための判定ロジックについて説明する。
図9及び図10は、制御プログラムに基づき原稿種別を自動判別するための判定ロジックを示したフローチャートであり、図9には透過反射判定のメインフローを示し、図10には透過反射判定において実行されるホルダ部検出のフローを示している。なお、以下の説明では、第1の実施形態で説明した透過反射判定のメインフロー(図6)で実行される処理と同一処理についてはその重複する説明を省略又は簡略する。また、図9に示す透過反射判定のメインフローは、ホルダ設置パターン数が「1」の場合の判定ロジックを示している。
CPU20は、自動判別に必要な機種依存データを設定する(ステップS30)。ステップS30にてCPU20は、機種依存データとしてマーク検出範囲Mとホルダ設置パターン数Pに加えて、ホルダ部検出範囲Hと、ホルダ画素下限値B2Minと、ホルダ画素上限値B2Maxを設定する。ホルダ部検出範囲Hは、フィルムホルダを原稿台15の所定位置に置いて読み取った際、その読み取り画像からホルダ部を確認する位置を規定するものである。ホルダ部検出範囲Hは、1つのフィルムホルダに対して1箇所定められる。ホルダ画素下限値B2Minとホルダ画素上限値B2Maxは、フィルムホルダを画像読取装置11で読み取った際、その読み取り画像からホルダ部と判別される画素数B2の下限値と上限値を規定するものである。
続いて、機種依存データを設定したCPU20は、マーク1の検出を行う(ステップS31)。マーク検出は、図7に示すフローチャートにしたがって行われる。続いて、CPU20は、ステップS31のマーク検出の検出結果がマークありか否か(マークが検出されたか否か)を判定する(ステップS32)。この判定結果が肯定の場合、CPU20は、続いて、ホルダ部の検出を行う(ステップS33)。ホルダ部の検出は、図10に示すフローチャートにしたがって行われる。
続いて、CPU20は、ステップS33のホルダ部検出の検出結果に基づきホルダ部であるか否か(ホルダ部が検出されたか否か)を判定する(ステップS34)。この判定結果が肯定の場合、CPU20は、読み取り画像から1つのマーク(フィルムホルダに装着された1つのマーク部品37)とホルダ部を検出したことになる。このため、CPU20は、原稿台15に置かれた原稿種別を透過原稿と判別し、透過反射判定を終了する。
一方、ステップS32又はステップS34の判定結果が否定の場合、CPU20は、1つのマーク又はホルダ部の何れかを検出していないので、原稿台15に置かれた原稿種別を反射原稿と判別し、透過反射判定を終了する。
次に、ステップS33のホルダ部検出について図10のフローチャートにしたがって説明する。
ホルダ部検出においてCPU20は、読み取り画像のホルダ部検出範囲Hに対応する部位からマーク輝度値β以下の画素数をカウントする(ステップS35)。続いて、CPU20は、ステップS35でカウントした画素数が、ホルダ画素下限値B2Min以上で、かつ、ホルダ画素上限値B2Max以下であるか否かを判定する(ステップS36)。ステップS36にてCPU20は、読み取り画像からカウントした画素数が、ホルダ部と判別される画素数B2の範囲に含まれるか否かを判定する。すなわち、読み取り画像のホルダ部検出範囲Hに対応する部位にホルダ部が存在するか否かを判定する。
ステップS36の判定結果が肯定の場合、CPU20は、読み取り画像からホルダ部を検出したことにより、ホルダ部ありと判定する。一方、CPU20は、ステップS36の判定結果が否定の場合、読み取り画像からホルダ部を検出していないので、ホルダ部なしと判定する。
フィルムホルダに1つのマークのみを設けた場合には、そのマークの有無により原稿種別を判別すると、誤判定率が高くなる虞がある。そこで、本実施形態では、マーク検出に加えてホルダ部を検出する処理を行い、両検出結果から原稿種別を自動判別している。すなわち、判定ロジックは、読み取り画像中におけるマークの存在とホルダ部の存在を検出するように構成されている。このようにマークとホルダ部の判定を組み合わせることにより、誤判定率が下げられる。
なお、本実施形態で説明した判定ロジックは、機種依存データの設定により、機種間で統一化された判定ロジックとして適用可能である。例えば、ホルダ設置パターン数が3パターン存在するフィルムホルダを用いる場合には、ホルダ設置パターン数に「3」を設定し、パターン毎にマーク検出範囲Mとホルダ部検出範囲Hを設定する。図9の判定ロジックをホルダ設置パターン数が複数の場合にも適用する場合には、図6のステップS11,S16と同様の処理を追加すれば良い。
従って、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(3)及び(5)〜(7)と同様の効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(8)フィルムホルダに1つのマーク部品37を装着した場合の自動判別では、そのマークの検出に加えてホルダ部の検出を行い、その検出結果から原稿種別が透過原稿であるか又は反射原稿であるかを判別するようにした。これらの判定を組み合わせることにより、マーク検出のみで原稿種別を判別する場合に比して誤判定率を下げることができる。したがって、原稿種別を自動判別する際の判別精度を向上させることができる。
(9)フィルムホルダには、機種間で統一化されたマーク部品37を装着した。このため、1つのマーク部品37を装着するフィルムホルダと2つのマーク部品37を装着するフィルムホルダ30,40とで、マーク検出に係る判定ロジックの共通化を図ることができる。したがって、開発コストの削減に貢献できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、マーク部品37の形状を変更しても良い。例えば、平面視長方形や円形のマーク部品37としても良い。
○ 実施形態において、装着溝38に代えてホルダ部31に装着孔を形成し、該装着孔にマーク部品37を嵌め込み固定しても良い。
○ また、ホルダ部31に装着孔を形成した場合には、図11に示すマーク部品46を装着孔に嵌め込み固定しても良い。図11中の符号「45」は装着孔を示す。マーク部品46は、装着孔45に嵌合される外形状を有するとともに嵌め込み方向に沿って貫通する貫通孔47が形成されている。貫通孔47は、マーク部品46を装着孔45に装着した際、フィルムホルダ30の表面側から裏面側に向かって先細となるテーパ孔として形成されている。そして、原稿種の自動判別においては、面光源19の光を図中矢印L方向からあて、透過光による読み取り画像でマーク検出を行う。なお、この別例は、フィルムホルダ40や第2の実施形態のフィルムホルダにも同様に適用できる。
○ 実施形態において、フィルムホルダ30,40は、他種類のフィルム(例えば、ブローニフィルム)をセット可能に構成しても良い。この場合でも、マーク部品37をフィルムホルダに装着する。
画像読取システムの構成を示すブロック図。 フィルムホルダの表面を示す平面図。 フィルムホルダの裏面を示す平面図。 (a)は図3のA―A線断面図、(b)はマーク部品の装着態様を模式的に示す断面図。 (a),(b)は、原稿台に置かれたフィルムホルダを示す模式図。 第1の実施形態における透過反射判定を説明するフローチャート。 マーク検出処理を説明するフローチャート。 (a)〜(c)は、原稿台に設置された他機種のフィルムホルダを示す模式図。 第2の実施形態における透過反射判定を説明するフローチャート。 ホルダ部検出処理を説明するフローチャート。 別例のマーク部品を示す断面図。
符号の説明
10…画像読取システム、11…画像読取装置、12…ホストコンピュータ(制御装置)、15…原稿台、30,40…フィルムホルダ、31,41…ホルダ部(ホルダ本体)、36…マーク装着部(装着部)、37,46…マーク部品、38,47…装着溝(装着部)。

Claims (7)

  1. 画像読取装置の原稿台に透過原稿を位置決めするためのフィルムホルダであって、前記画像読取装置の読み取り画像から制御装置が原稿種別を判別する際の指標となるマークをホルダ本体とは別部品で構成し、そのマーク部品を前記ホルダ本体の装着部に嵌め込み固定したことを特徴とするフィルムホルダ。
  2. 前記マーク部品は、前記画像読取装置の機種間で共通部品とされていることを特徴とする請求項1に記載のフィルムホルダ。
  3. 前記ホルダ本体には、前記装着部が一つ又は複数設けられており、一つの装着部に対して一つのマーク部品が嵌め込み固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィルムホルダ。
  4. 前記装着部を含むホルダ本体は黒色で成形されている一方で、前記マーク部品は白色で成形されており、
    前記ホルダ本体の色と前記マーク部品の形状及び色は、前記画像読取装置の機種間で共通化されていることを特徴とする請求項3に記載のフィルムホルダ。
  5. 画像読取装置と、該画像読取装置を制御する制御装置と、画像読取装置の原稿台に透過原稿を位置決めするためのフィルムホルダとを備えた画像読取システムにおいて、
    前記フィルムホルダには、ホルダ本体とは別部品からなる複数のマーク部品が前記ホルダ本体の装着部に嵌め込み固定されており、
    前記制御装置は、前記画像読取装置が読み取った画像から全てのマーク部品を検出した場合に原稿種別を透過原稿と判別し、全てのマーク部品を検出しなかった場合に原稿種別を反射原稿と判別することを特徴とする画像読取システム。
  6. 画像読取装置と、該画像読取装置を制御する制御装置と、画像読取装置の原稿台に透過原稿を位置決めするためのフィルムホルダとを備えた画像読取システムにおいて、
    前記フィルムホルダには、ホルダ本体とは別部品からなる1つのマーク部品が前記ホルダ本体の装着部に嵌め込み固定されており、
    前記制御装置は、前記画像読取装置が読み取った画像から1つのマーク部品とホルダ本体の両方を検出した場合に原稿種別を透過原稿と判別し、前記両方を検出しなかった場合に原稿種別を反射原稿と判別することを特徴とする画像読取システム。
  7. 前記制御装置は、前記読み取り画像においてマーク検出範囲を設定し、そのマーク検出範囲から前記マーク部品とされる画素数と前記ホルダ本体とされる画素数を検出し、両画素数が予め定めた画素数範囲内である場合には前記読み取り画像中に前記マーク部品が存在すると判定し、前記両画素数が予め定めた画素数範囲内にない場合には前記読み取り画像中に前記マーク部品が存在しないと判定することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像読取システム。
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