JPH09231361A - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

画像処理装置およびその方法

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JPH09231361A
JPH09231361A JP8036330A JP3633096A JPH09231361A JP H09231361 A JPH09231361 A JP H09231361A JP 8036330 A JP8036330 A JP 8036330A JP 3633096 A JP3633096 A JP 3633096A JP H09231361 A JPH09231361 A JP H09231361A
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JP
Japan
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image data
binarizing
analysis
mark
binarization
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Withdrawn
Application number
JP8036330A
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English (en)
Inventor
Akira Morisawa
晃 森沢
Kazuo Otani
一夫 大谷
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH09231361A publication Critical patent/JPH09231361A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿から読取った画像の濃度(または輝度)
やノイズによって、マークシート解析の信頼性が低下す
る。 【解決手段】 CPU10は、グラフィックRAM13に格納され
た二値画像データからマーク欄の画像データを抽出し、
抽出した二値画像データRAM12に格納して、そのマーク
欄のマークの有無を判別するが、グラフィックRAM13に
格納された二値画像データが、二値化部213により擬似
中間調に二値化されている場合などは、RAM12に格納し
た二値画像データから黒孤立点を除去した後、マークの
有無を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置および
その方法に関し、例えば、マークシート解析を行う画像
処理装置およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マークシート解析は、読取った画像デー
タからタイミングマークなどを認識し、認識したタイミ
ングマークを基に、画像データ内のマーク欄領域を確定
し、確定したマーク欄領域の黒画素数をカウントする。
そして、そのカウント値と、マークの有無を判定するし
きい値とを比較して、マーク欄内のマーク有無を判断す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した技術
においては、次のような問題点がある。つまり、前記し
たマークの有無を判断するしきい値が定数であるため、
ノイズが多い画像を解析する場合は、空白欄にもかかわ
らずマークされた欄であると判断したり、濃度が薄い画
像を解析する場合は、マークされた欄にもかかわらず空
欄であると判断してしまうなど、読取った画像の濃度
(または輝度)やノイズによって、マークシート解析の
信頼性が低下するという欠点がある。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、信頼性の高いマークシート解析を行うことが
できる画像処理装置およびその方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0006】本発明にかかる画像処理装置は、入力され
た画像データを二値化する二値化手段と、前記二値化手
段の二値化方法に応じて、前記二値化された画像データ
の所定領域に処理を施す処理手段と、前記処理手段によ
り処理された二値画像データに基づいて、マークシート
解析を行う解析手段とを有することを特徴とする。
【0007】また、入力された画像データを表示または
記録するために二値化する第一の二値化手段と、前記入
力画像データを二値化する第二の二値化手段と、前記第
二の二値化手段により二値化された画像データに基づい
て、マークシート解析を行う解析手段とを有することを
特徴とする。
【0008】本発明にかかる画像処理方法は、入力され
た画像データを二値化する二値化ステップと、前記二値
化ステップの二値化方法に応じて、前記二値化した画像
データの所定領域に処理を施す処理ステップと、前記処
理ステップで処理した二値画像データに基づいて、マー
クシート解析を行う解析ステップとを有することを特徴
とする。
【0009】また、入力された画像データを表示または
記録するために二値化する第一の二値化ステップと、前
記入力画像データを二値化する第二の二値化ステップ
と、前記第二の二値化ステップで二値化した画像データ
に基づいて、マークシート解析を行う解析ステップとを
有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
【第1実施形態】 [構成]図1は本発明にかかる一実施形態の画像情報処
理装置の構成例を示すブロック図である。
【0012】図1において、10はCPUで、ROM11に予め格
納されたプログラムやデータに基づき、RAM12をワーク
メモリに用いて、CPUバス10aを介して装置全体を制御す
るとともに、後述する検索処理をはじめとする各種の処
理を実行する。7はキーボードで、キーボードインタフ
ェイス(KBD-I/F)16を介してCPUバス10aへ接続され、画
像読取の指示や、検索キーワードなどを入力するための
ものである。
【0013】35aは光磁気ディスクドライブ(MOドライ
ブ)で、ディスクインタフェイス(Disk-I/F)27を介して
CPUバス10aへ接続され、後述する画像読取部により読取
られた画像データや、キーボード7から入力された検索
データ、その他各種情報を光磁気ディスク(MO)35dに格
納し、MO35dに格納された各種情報を読出すためもので
ある。なお、本実施形態には、必要に応じて、MOドライ
ブ35aと同様の機能をもつ外部光磁気ディスクドライブ3
5bを接続することができる。
【0014】本実施形態は、原稿の両面を同時に読取る
画像読取部を備えている。つまり、表面用CCD111aは、
複数の受光素子からなるラインイメージセンサを備え、
原稿の表側の画像を読取り、裏面用CCD111bは、複数の
受光素子からなるラインイメージセンサを備え、原稿の
表側の画像を読取る。画像読取部で読取られた画像デー
タは、必要に応じて、圧縮部24でデータ圧縮された後、
ディスクデータコントローラ26およびDisk-I/F27を介し
てMOドライブ35aへ送られる。また、MO35dから読出され
た圧縮画像データは、Disk-I/F27およびディスクデータ
コントローラ26を介して伸長部25へ送られ、伸長され
る。ディスクデータコントローラ26に接続された圧縮デ
ータバッファ33a,33bは、画像データの圧縮および伸長
の際に利用されるバッファメモリである。
【0015】32はディスプレイで、出力データフローコ
ントローラ30と、グラフィックRAM13およびテキストRAM
14とを介してCPUバス10aへ接続され、記録時や検索時な
どに画像情報や操作指示などを表示する。31はレーザビ
ームプリンタ(LBP)で、ディスプレイ32と同様に、出力
データフローコントローラ30と、グラフィックRAM13お
よびテキストRAM14とを介してCPUバス10aへ接続され、
検索された画像情報などを印刷する。
【0016】図2Aは本実施形態の画像情報処理装置8の
概観図、図2Bは画像情報処理装置8の概略構成を示す内
部透視図である。
【0017】図2Aにおいて、1は画像情報を記録しよう
とする原稿、2は原稿台、3a,3bは原稿の搬送ガイド、4
は原稿を排出する排出部、32は前述したディスプレイ、
6はMO35dを挿入するための挿入口、7は前述したキーボ
ード、34はファンクションキーである。
【0018】[マークシート解析処理]次に、本実施形
態によるマークシートの解析処理について説明する。
【0019】図3は本実施形態で説明するマークシート3
00の一例を示す図である。マークシート300は、スキャ
ナ制御に使用され、ユーザが指定のマーク欄をマークす
ることで、読込んだマークシート300に続く原稿以降の
読取りに対して、読取条件の設定および変更が実行され
る。
【0020】図3において、301はマークシート解析の手
掛かりになる基準マーク、302はマーク欄である。ま
た、303はマークシート300のID部で、マークシート300
内の基準マーク301、マーク欄302の数や位置に関する情
報、各マーク欄302の機能などの情報が記載されてい
る。また、ID部303を構成するマーク欄中の×印は、解
析する画像にノイズが多い場合でも認識が可能になるよ
う、マークシート300の生成時に印刷される。
【0021】図4はマークシートの解析処理の一例を示
すフローチャートで、CPU10によって、または、CPU10の
指示に従って実行されるものである。
【0022】ステップS400: 図2Aに示すように、マーク
シート300を原稿台2に積載し、図5に示す記録モード設
定画面において、キーボード7などにより読取解像度50
1、画像モード502、読取濃度503などの記録モードを設
定する。そして、例えば、ファンクションキー34などに
配置された記録動作の開始を指示するキーを押す。
【0023】ステップS401: 記録動作の開始が指示され
ると、原稿センサ120は原稿台2上に原稿1が積載されて
いるか否かを検知し、原稿1が存在する場合は、その搬
送動作が開始される。もし、原稿台2上に原稿1が積載さ
れていない場合は、搬送動作は終了し記録処理を終了す
る。
【0024】ステップS402: 原稿が存在する場合、送り
ローラ102の回転により、原稿1は、それぞれ反時計方向
に回転する給紙ローラ103および分離ローラ104からなる
分離部へ送られ、最上位に積載された一枚の原稿1だけ
が読取部へ送られる。それ以下の原稿1は、給紙ローラ1
03と分離ローラ104の隙間および分離ローラ104との摩擦
力により原稿台2に残る。搬送ローラ105a,105bを介して
読取部に到達した原稿1は、照明ランプ106a,106bび照明
される。原稿1の表面からの反射光は、ミラー107a〜109
aを経て、レンズ110aによりCCD111aに結像する。一方、
原稿1の裏面からの反射光は、ミラー107b〜109bを経
て、レンズ110bによりCCD111bに結像する。画像の読取
りが終了した原稿1は、排紙ローラ112a,112bにより排紙
トレー113へ排出される。
【0025】図1に示す駆動系19は、上記の原稿センサ1
20および図示しないモータにより構成される。そして、
CPU10は、駆動系I/F18を介して駆動系19を制御すること
により、上記の原稿搬送を制御する。
【0026】CCD111a,111bにより得られた画像信号はそ
れぞれ、アンプ20a,20bにより増幅された後、合成部36
へ入力される。合成部36は、CCD111aから送られてきた
主走査一本分に相当する信号を次段へ出力すると、内部
のスイッチング素子を切替え、次に、CCD111bから送ら
れてきた主走査一本分に相当する信号を次段へ出力す
る、という動作を繰り返す。このようにして、原稿1の
表裏の画像信号は、主走査単位で直列化され、次段の圧
縮部へ送られる。なお、以上は原稿1の両面を読取る場
合の説明であり、CPU10から片面読取が指示されている
場合、合成部36は上述したスイッチングは行わず、常
に、CCD111a(またはCCD111b)からの画像信号を次段へ
出力する。
【0027】合成部36から出力された画像信号は、A/D
変換部21によってディジタル信号に変換された後、画像
処理部22によりエッジ強調などの画像処理が施され、二
値化部23により二値画像データに変換され、グラフィッ
クRAM13に格納される。なお、二値化方法としては、単
純二値化、誤差拡散やディザ法による擬似中間調二値化
などを用いる。また、グラフィックRAM13は、一画素が
一ビットに対応したビットマップメモリである。
【0028】ステップS403: グラフィックRAM13に格納
された画像データがマークシート300のものか否かを判
定する。つまり、画像の右上に基準マーク301と認識さ
れるパターンが存在するか否かにより、読取った原稿1
が、マークシート300か通常原稿かを判別し、もし、通
常原稿と判定した場合は、ステップS411へ進んで通常記
録処理を行った後、ステップS401へ戻る。
【0029】ステップS404: 読取った原稿1が、マーク
シート300と判定した場合、グラフィックRAM13に格納さ
れた画像データから基準マーク301に基づいて、ID部303
を認識し、シートIDを解析する。
【0030】ステップS405: 解析したシートIDに基づい
て、未解析のマーク欄があるか否かを判定し、すべての
マーク欄の解析が終了した場合はステップS410へ進み、
未了の場合はステップS406へ進む。
【0031】ステップS406: グラフィックRAM13に格納
された画像データから、認識した基準マーク301の位置
に、基準マーク301から解析するマーク欄302までの相対
距離を加え、マーク欄302の領域を求める。
【0032】ステップS407: ステップS400で設定された
記録モードを調べ、黒孤立点除去処理を実行する必要が
あるか否かを判定する。黒孤立点除去処理は、例えば、
記録モードの濃度が最も濃く、かつ、写真モード(擬似
中間調)である場合に実行する。それ以外の記録モード
が設定されている場合は、ステップS409へ進む。
【0033】ステップS408: ステップS406で求めたマー
ク欄302の領域に黒孤立点除去処理を施す。
【0034】図6は処理するマーク欄302の画像データの
一例を示す図で、この画像データに、水平方向一次元の
黒孤立点除去処理を施す例を説明する。ただし、黒画素
にはデータ‘1’が、白画素にはデータ‘0’が対応す
る。
【0035】指定領域内の注目画素のデータを第1ビッ
トb1とし、注目画素の左隣の画素のデータを第2ビット
(MSB)b2とし、注目画素の右隣の画素のデータを第0ビッ
ト(LSB)b0としたデータを、注目画素が黒画素である場
合に作成する。ここで、注目画素が指定領域の左端にあ
る場合はb2=‘0’に、右端にある場合はb0=‘0’にす
る。次に、作成したデータが‘010’の場合、注目画素
は黒孤立点であると判定し、注目画素のデータを‘0’
に置き換える。以上の処理を、指定領域内のすべての画
素に施す。例えば、図6に示す画素P1,P3のデータは‘01
1’、画素P2,P5のデータは‘010’、画素P4のデータは
‘110’になり、その結果、黒孤立点が除去された画像
データは図7に示すようになる。
【0036】なお、上記では、水平方向一次元の黒孤立
点除去処理を説明したが、水平および垂直方向の二次元
の黒孤立点除去処理(例えば、黒注目画素の左右上下に
隣接する黒画素はあるかを判定する)としてもよい。ま
た、上記では、ステップS406で求めたマーク欄の領域か
ら黒孤立点を除去する例を説明したが、RAM12上に後述
する黒画素カウント用の領域を確保し、その領域に黒孤
立点を除いた画像データを出力してもよい。
【0037】ステップS409: ステップS406で求めたマー
ク欄302の領域内の黒画素をカウントし、カウント値dを
求め、カウント値dと所定のしきい値waとを比較して、
マーク欄302のマーク有無を判別し、マーク有無の判定
結果をRAM12の所定領域に記憶し、次のマーク欄を解析
するためにステップS405へ戻る。
【0038】ステップS410: RAM12に記憶されたマーク
シート300の解析結果に応じた処理を行った後、ステッ
プS401へ戻る。なお、図3に示したマークシート300を解
析した場合は、記録モードとして「片面」、「文字モー
ド」、解像度「ファイン」、濃度「最もこく」が設定さ
れる。
【0039】ステップS411: グラフィックRAM13に格納
された画像データを圧縮部24へ送り、MH,MR,MMRなど周
知の画像圧縮方法により圧縮した画像データを、圧縮デ
ータバッファ33aあるいは33bに格納する。さらに、圧縮
データバッファ33aあるいは33bに格納した圧縮画像デー
タを、Disk-I/F27を介してMOドライブ35aへ送り、MO35d
に書込んだ後、ステップS401へ戻る。
【0040】このように、本実施形態によれば、マーク
の有無を判別する画像データに擬似中間調処理が施され
ている場合、マーク有無の判別処理からすればノイズで
ある黒孤立点を、解析するマーク欄領域から除去した後
にマークの有無を判別するので、マークシート解析を正
確に行うことができる。
【0041】
【第2実施形態】以下、本発明にかかる第2実施形態の画
像処理装置を説明する。なお、第2実施形態において、
第1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付
して、その詳細説明を省略する。
【0042】図8は本実施形態で説明するマークシート3
00の一例を示す図で、図3に示したマークシート300に画
像データのノイズ量を調べるための標本領域304が追加
されている。標本領域304内は白色であり、通常、標本
領域304を読取ったデータは白データになる。
【0043】図9はマークシートの解析処理の一例を示
すフローチャートで、CPU10によって、または、CPU10の
指示に従って実行されるものである。なお、図4に示し
たフローチャートと同一の処理は、同一符号を付して、
その詳細説明を省略する。
【0044】ステップS501: ステップ404終了後、グラ
フィックRAM13に格納された画像データから基準マーク3
01に基づいて、標本領域304の画像データを抽出する。
抽出した標本領域304の画像データに含まれる黒画素を
カウントして、そのカウント値をノイズ量Nqとする。そ
して、次式からノイズを考慮したしきい値wbを求め、求
めたしきい値wbによりステップS409でマークの有無を判
別する。 wb = t +(Nq×s)/ r …(1) ただし、r: 標本領域304の全画素数 s: マーク欄中の全画素数 t: ノイズが存在しない場合のしきい値
【0045】このように、本実施形態によれば、マーク
シートの標本領域から読取った画像データに含まれるノ
イズに応じて、マークの有無を判別するしきい値を変化
させることにより、再生紙など純白でない記録紙をマー
クシートに用いた場合や、擬似中間調処理を施した画像
データの場合に、マークシート解析を正確に行うことが
できる。
【0046】
【第3実施形態】以下、本発明にかかる第3実施形態の画
像処理装置を説明する。なお、第3実施形態において、
第1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付
して、その詳細説明を省略する。
【0047】図10は本実施形態の画像情報処理装置の構
成例を示すブロック図で、図1に示した第1実施形態の構
成に比べ、二値化部28と解析用RAM40が追加された構成
になっている。
【0048】二値化部28は、常に、マークシート解析に
最適な輝度(または濃度)をしきい値として画像データ
を単純二値化する。二値化部28により二値化された画像
データは、解析用RAM40に格納される。
【0049】ここで、解析用RAM40は、マーク欄を解析
するためのメモリであるから、原稿全体の画像データを
格納するフルサイズメモリである必要はない。図11は解
析用RAM40のメモリサイズを説明する図で、原稿とほぼ
同一幅wで、かつ、マーク欄302一行分のほぼ二倍の高さ
2λに相当する画像を格納できるサイズであればよい。
【0050】図12はマークシート300の読取中にグラフ
ィックRAM13および解析用RAM40がそれぞれ格納する画像
の様子を示す図で、グラフィックRAM13は、既に読取ら
れた画像をすべて格納するが、解析用RAM40は、現在の
読取ラインから高さ2λ分の画像を格納する。
【0051】図13はマークシートの解析処理の一例を示
すフローチャートで、CPU10によって、または、CPU10の
指示に従って実行されるものである。なお、図4に示し
たフローチャートと同一の処理は、同一符号を付して、
その詳細説明を省略する。
【0052】ステップS601〜S602: ステップS601で、原
稿1全体の読取りが終了したか否かを判定し、終了して
いればステップS606へ進む。また、未了であればステッ
プS602で、基本的な動作は図4のステップS402と同じで
あるが、読取開始時は、解析用RAM40に高さ2λ分のデー
タが貯まったら、原稿1の搬送を一時停止し、CCD111a,1
11bが読取ったラインと、そのラインを格納したグラフ
ィックRAM13のアドレスとをRAM12に記憶して、原稿の読
取りをウエイト状態とした後、ステップS603へ進む。
【0053】ステップS603〜S605: ステップS603で解析
RAM40のデータから基準マーク301の存在を調べ、基準マ
ーク301があれば、ステップS604でマークの有無を判別
する。なお、マーク有無の判別処理は図4のステップS40
9と同じである。また、基準マーク301がなければステッ
プS605で、解析用RAM40の図11に示す点r,sで囲まれる領
域のデータを、点p,qで囲まれる領域にコピーする。
【0054】そして、以上の処理が終了するとステップ
S601へ戻り、原稿1全体の読取りが終了するまで、ステ
ップS601からS605の処理を繰り返す。なお、一枚の原稿
1における二回目以降のステップS602の処理は、解析用R
AM40へのデータ書込みは、図11に示す点rのラインから
開始し、高さ1λ分のデータが貯まったら、原稿1の搬送
を一時停止する。
【0055】ステップS606〜S608: 原稿1の読取りが終
了すると、ステップS606で原稿1がマークシートか否か
を判定する。なお、この判定は、ステップS603において
基準ラインがあった場合に、例えばRAM12に用意した特
定のフラグをセットしておくことで容易に実現できる。
そして、マークシートであった場合はステップS607で図
4のステップS410と同じ処理を行い、そうでなかった場
合はステップS608で図4のステップS411と同じ処理を行
った後、ステップS401へ戻る。
【0056】このように、本実施形態によれば、解析用
RAM40に格納するマークシート解析用のデータは、グラ
フィックRAM13に格納する表示および記録用のデータの
二値化方法に関係なく、解析用に最適な輝度をしきい値
として単純二値化されたデータである。従って、マーク
シート解析の正確に行うことができる。
【0057】また、上述においては、擬似中間調モード
で画像を読取る例を説明したが、一画素当り数ビットの
深さをもつ多値モードで画像を読取る場合においても、
表示および記録用の画像データは多値画像データとして
グラフィックRAM13などに格納し、解析用RAM40には記録
モードに関係なく所定輝度のしきい値で単純二値化した
画像データを格納すれば、本実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0058】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0059】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコ
ード自体が前述した実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明
を構成することになる。プログラムコードを供給するた
めの記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハ
ードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD-ROM,
CD-R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなど
を用いることができる。
【0060】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレー
ティングシステム)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0061】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0062】また、前述した第3実施形態においては、
解析用メモリ40に所定ライン分の記憶容量をもつメモリ
を用いる例を説明したが、解析用メモリ40をフルサイズ
のメモリにすれば、原稿1をすべて読取った後、黒孤立
点除去処理を除いて図4とほぼ同様の手順で解析を行う
ことができる。
【0063】また、前述した第3実施形態において、図8
に示した画像データのノイズ量を調べるための標本領域
304を追加したマークシート300を読取り、第2実施形態
とほぼ同様の手順により、解析用の画像データを二値化
する二値化部28のしきい値を設定することもできる。こ
のようにすれば、再生紙など純白でない記録紙をマーク
シートに用いた場合などに、マークシート解析をより正
確に行うことができる。
【0064】さらに、標本領域304のノイズをカウント
したノイズ量Nqが所定値を超える場合、図13のステップ
S604において、マークの有無を判別する前に、黒孤立点
除去処理を行うようにしてもよい。このようにすれば、
再生紙など純白でない記録紙をマークシートに用いた場
合など、読取った画像データにノイズが多い場合に、マ
ークシート解析をより正確に行うことができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信頼性の高いマークシート解析を行う画像処理装置およ
びその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施形態の画像情報処理装置
の構成例を示すブロック図、
【図2A】画像情報処理装置の概観図、
【図2B】画像情報処理装置の概略構成を示す内部透視
図、
【図3】第1実施形態で説明するマークシートの一例を
示す図、
【図4】第1実施形態のマークシートの解析処理の一例
を示すフローチャート、
【図5】記録モード設定画面の一例を示す図、
【図6】処理するマーク欄の画像データの一例を示す
図、
【図7】図6に示す画像データから黒孤立点を除去した
例を示す図、
【図8】本発明にかかる第2実施形態で説明するマーク
シートの一例を示す図、
【図9】第2実施形態のマークシートの解析処理の一例
を示すフローチャート、
【図10】本発明にかかる第3実施形態の画像情報処理
装置の構成例を示すブロック図、
【図11】図10に示す解析用RAMのメモリサイズを説明
する図、
【図12】マークシートの読取中にグラフィックRAMお
よび解析用RAMがそれぞれ格納する画像の様子を示す
図、
【図13】第3実施形態のマークシートの解析処理の一
例を示すフローチャートである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データを二値化する二値
    化手段と、 前記二値化手段の二値化方法に応じて、前記二値化され
    た画像データの所定領域に処理を施す処理手段と、 前記処理手段により処理された二値画像データに基づい
    て、マークシート解析を行う解析手段とを有することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、前記二値化手段が擬似
    中間調二値化を行う場合、前記二値化された画像データ
    の前記所定領域から黒孤立点を除去することを特徴とす
    る請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定領域はマークの有無を判別する
    領域であることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載された画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記解析手段は、前記二値化手段により
    二値化された画像データの標本領域内の黒画素をカウン
    トし、そのカウント量に応じて前記マークシート解析の
    解析条件を設定することを特徴とする請求項1に記載さ
    れた画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記解析条件はマークの有無を判別する
    しきい値であることを特徴とする請求項4に記載された
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 入力された画像データを表示または記録
    するために二値化する第一の二値化手段と、 前記入力画像データを二値化する第二の二値化手段と、 前記第二の二値化手段により二値化された画像データに
    基づいて、マークシート解析を行う解析手段とを有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第二の二値化手段は、前記第一の二
    値化手段の二値化方法に関係なく、所定の輝度をしきい
    値とする単純二値化を行うことを特徴とする請求項6に
    記載された画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記解析手段は、前記第二の二値化手段
    により二値化された画像データの標本領域内の黒画素を
    カウントし、そのカウント量に応じて前記マークシート
    解析の解析条件を設定することを特徴とする請求項6ま
    たは請求項7に記載された画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記解析条件はマークの有無を判別する
    しきい値であることを特徴とする請求項8に記載された
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記解析手段は、前記第二の二値化手
    段により二値化された画像データの標本領域内の黒画素
    をカウントし、そのカウント量が所定値を超える場合、
    前記二値化された画像データの解析領域から黒孤立点を
    除去することを特徴とする請求項6または請求項7に記載
    された画像処理装置。
  11. 【請求項11】 入力された画像データを二値化する二
    値化ステップと、 前記二値化ステップの二値化方法に応じて、前記二値化
    した画像データの所定領域に処理を施す処理ステップ
    と、 前記処理ステップで処理した二値画像データに基づい
    て、マークシート解析を行う解析ステップとを有するこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  12. 【請求項12】 入力された画像データを表示または記
    録するために二値化する第一の二値化ステップと、 前記入力画像データを二値化する第二の二値化ステップ
    と、 前記第二の二値化ステップで二値化した画像データに基
    づいて、マークシート解析を行う解析ステップとを有す
    ることを特徴とする画像処理方法。
JP8036330A 1996-02-23 1996-02-23 画像処理装置およびその方法 Withdrawn JPH09231361A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284884A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Seiko Epson Corp フィルムホルダ及び画像読取システム

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