JP2003198770A - 機器設定方法、プログラム、該プログラムを記憶した記憶媒体、画像形成装置、機器設定システム及び機器設定用紙 - Google Patents

機器設定方法、プログラム、該プログラムを記憶した記憶媒体、画像形成装置、機器設定システム及び機器設定用紙

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JP2003198770A
JP2003198770A JP2001401274A JP2001401274A JP2003198770A JP 2003198770 A JP2003198770 A JP 2003198770A JP 2001401274 A JP2001401274 A JP 2001401274A JP 2001401274 A JP2001401274 A JP 2001401274A JP 2003198770 A JP2003198770 A JP 2003198770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の設定を容易に且つ確実に行うことを目
的とする。 【解決手段】機器の設定を行う設定用紙に記入された設
定内容を読取って得られた機器の設定情報に基づいて、
機器の設定を行う機器設定方法である。紙の画像を取得
するステップ(S20)と、設定用紙に印刷された設定
用紙の識別コードを判定するコード判定ステップ(S2
1)と、コード判定ステップにより判定された識別コー
ドから、設定用紙に関する用紙データを出力する設定用
紙データ出力ステップ(S22)と、設定用紙データ出
力ステップにより出力された前記用紙データに基づい
て、設定用紙に記入された機器の設定情報を取得する設
定情報取得ステップ(S23)と、設定情報取得ステッ
プにより得られた設定情報に基づいて、機器の設定変更
を行う設定変更ステップ(S24)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器設定方法、プ
ログラム、該プログラムを記憶した記憶媒体、画像形成
装置、機器設定システム及び機器設定用紙に係り、特に
機器設定用紙に記入された設定内容を読取って得られた
機器の設定情報に基づいて機器の設定を行う機器設定方
法、該機器設定方法をコンピュータに実行させるプログ
ラム、該プログラムを記憶した記憶媒体、機器設定用紙
に記入された設定内容に基づいて機器の設定を行う画像
形成装置、機器設定システム及び機器の設定を行う機器
設定用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、FAX等の設定を変更す
る際には、オペレーションパネルより、その設定変更を
行っていた。オペレーションパネルは、人間工学等に基
づき、最適に配置することが試みられ、表示画面を大き
くし、スイッチも分かりやすいように大きく、内容表示
も分かりやすいものへと改良されてきた。しかしなが
ら、このように改良されたオペレーションパネルをもっ
てしても未だに操作が分かり難にくく、複写機、FAX
等の設定がユーザの思った通りに設定できない場合があ
る。この原因の一つとして、複写機、FAX等の機能の
多様化、複雑化に関わらず、オペレーションパネルに表
示できる情報量に限界が挙げられる。また、高齢者は、
複写機、FAX等の機能の多様化、複雑化に追いついて
いない場合が多く、高齢者は、オペレーションパネルの
操作を用いて、複写機、FAX等の設定が容易にできな
い。その結果、複写機、FAX等の機器の設定誤りが生
じる。例えば、複写機において、ステープルをするつも
りで設定し忘れる。また、複写機において、枚数の設定
を誤る。ネットワークの設定に関して、ホスト名の設定
を誤まったり、ネットマスクを間違えたり、ウインドウ
ズドメイン名を間違えたり、IPアドレスの設定を誤入
力する、など多くの誤操作が生じる。これらの誤操作
は、オペレーションパネルだけが原因ではないとはい
え、やはりその何割かの原因はやはりインターフェース
にあり、そのインターフェースの多くを占めるオペレー
ションパネルには、大きな改善が求められている。
【0003】インタフェースの改善の一つである特開平
9−261382号公報には、画像形成条件の設定情報
及びその設定情報を絵や文字で表した目視理解可能パタ
ーンが記録された設定カードを原稿台にセットし、操作
パネル上のスタートキーを押下することにより、設定カ
ードにバーコードで印刷された設定情報をスキャナ部で
光学的に読取り、画像処理部で認識することによって、
CPU(Central Processing Un
it)のRAM(Random AccessMemo
ry)内に設けられた設定データテーブルに画像形成条
件の設定を行うことができる画像形成装置が開示されて
いる。この公報では、予め、設定用の特定シートを印刷
しておき、オペレータが機器の設定に対応した特定シー
トを選択し、その選択した特定シートをスキャナにセッ
トし、その特定シートをスキャナが読取ることにより、
各種設定を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−261382号公報に記載された技術では、機器の
設定を、印刷されたバーコードのみで行なっているが、
バーコードのみでは、細かい設定ができないという問題
がある。また、予め、予想される設定内容に対応した設
定シートを印刷しておく必要があり、非常に多くの種類
の設定カードを用意しなければユーザの要求にこたえら
れないという問題がある。本発明は、上記問題に鑑みな
されたものであり、機器の設定を容易に且つ確実に行う
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するた
めの手段を採用している。請求項1に記載された発明
は、機器の設定を行う設定用紙に記入された設定内容を
読取って得られた機器の設定情報に基づいて、機器の設
定を行う機器設定方法であって、前記設定用紙に印刷さ
れた設定用紙の識別コードを判定するコード判定ステッ
プと、前記コード判定ステップにより判定された識別コ
ードから、前記設定用紙に関する用紙データを出力する
設定用紙データ出力ステップと、前記設定用紙データ出
力ステップにより出力された前記用紙データに基づい
て、前記設定用紙に記入された機器の設定情報を取得す
る設定情報取得ステップとを有することを特徴とする。
請求項1における設定用紙は、例えば、FAX専用、複
写機専用、プリンタ、これらの2以上の機器で共用する
設定用紙である。また、設定内容の読取りには、例え
ば、スキャナ、ディジタルカメラ、FAXであり、設定
を行う機器に内蔵していても良いし、外付けでもよい。
また、読取り装置をADFに設置してもよい。また、設
定変更される機器は、請求項記載の各ステップを実行す
る機器であってもよいし、遠隔地にある機器であっても
よい。請求項1に記載された発明によれば、機器の設定
を行う設定用紙に記入された設定内容を読取って得られ
た機器の設定情報に基づいて、機器の設定を行うことに
より、機器の設定を容易に且つ確実に行うことができ
る。
【0006】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の機器設定方法において、前記コード判定ステップ
は、通常の密度で読取られた情報に対して判定する詳細
判定ステップと、通常の密度より小さい密度で読取られ
た情報に対して判定する概略判定ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2において、詳細判定ステップは、
例えば、通常のスキャンで読取られた情報に対して、判
定する。また、概略判定ステップは、例えば、荒いスキ
ャンで読取られた情報に対して、判定する。これによ
り、用紙が通常の用紙なのか、設定用紙なのかを迅速に
判断することができる。なお、判断は、ボックスの有無
で判断する。請求項2に記載された発明によれば、コー
ド判定ステップは、通常の密度で読取られた情報に対し
て判定する詳細判定ステップと、通常の密度より小さい
密度で読取られた情報に対して判定する概略判定ステッ
プとを有することにより、用紙が設定用紙でない場合で
も、通常の処理を迅速に行うことが可能となる。
【0008】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2記載の機器設定方法において、前記概略判定ステッ
プは、当該機器が用紙サイズを判定する用紙サイズ判定
ステップを有する場合、該用紙サイズ判定ステップにお
いて実施されることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載された発明によれば、概略
判定ステップが該用紙サイズ判定ステップにおいて実施
されることにより、用紙判定に取られる時間を削減する
ことができる。
【0010】請求項4に記載された発明は、請求項1な
いし3いずれか一項記載の機器設定方法において、前記
コード判定ステップは、ボックス及び該ボックス内に印
刷された文字、記号、コードの内少なくとも一つに基づ
いて、コード判定を行うことを特徴とする。
【0011】請求項4に記載された発明によれば、コー
ド判定ステップは、ボックス及び該ボックス内に印刷さ
れた文字、記号、コード(例えば、バーコード、2次元
コード等)の内少なくとも一つに基づいて、コード判定
を行うことにより、多くのコード情報の判定を行うこと
ができる。その結果、多種類の設定用紙を対象とするこ
とが可能となる。
【0012】請求項5に記載された発明は、請求項1な
いし4いずれか一項記載の機器設定方法において、機器
の設定情報が記入された前記設定用紙のイメージデータ
を取得するイメージデータ取得ステップを有し、前記コ
ード判定ステップは、イメージデータ取得ステップにお
いて取得したイメージデータの情報量を削減する情報量
削減ステップを有することを特徴とする。
【0013】請求項5に記載された発明によれば、コー
ド判定ステップは、イメージデータ取得ステップにおい
て取得したイメージデータの情報量を削減する情報量削
減ステップを有することにより、コード判定における処
理を削減することができる。
【0014】請求項6に記載された発明は、請求項1な
いし5いずれか一項記載の機器設定方法において、前記
設定用紙データ出力ステップは、前記コード判定ステッ
プにより判定された識別コードをキーにして、用紙デー
タが格納されている用紙データ保存部にアクセスして、
記入されるデータの位置情報を出力することを特徴とす
る。
【0015】請求項6に記載された発明によれば、設定
用紙データ出力ステップは、コード判定ステップにより
判定された識別コードをキーにして、用紙データが格納
されている用紙データ保存部にアクセスして、記入され
るデータの位置情報を出力することにより、多くの機器
の設定に関する設定用紙のデータを扱うことができる。
【0016】請求項7に記載された発明は、請求項1な
いし6いずれか一項記載の機器設定方法において、前記
位置情報は、前記識別コードの記述エリアを基準に、相
対的位置情報であることを特徴とする。
【0017】請求項7に記載された発明によれば、識別
コードの記述エリアを基準に、相対的位置情報であるこ
とにより、記入されている箇所を確実に得ることができ
る。
【0018】請求項8に記載された発明は、請求項1な
いし7いずれか一項記載の機器設定方法における前記設
定情報取得ステップにおいて、取得した設定情報に基づ
いて、機器の設定変更を行う設定変更ステップを有し、
該設定変更ステップにより、設定変更がなされた機器の
設定変更に関する情報を格納するステップを有すること
を特徴とする。
【0019】請求項8に記載された発明によれば、設定
変更ステップにより、設定変更がなされた機器の設定変
更に関する情報を格納するステップを有することによ
り、機器設定のログ情報を得ることができ、統計情報、
障害時における原因究明等に利用することができる。
【0020】請求項9に記載された発明は、請求項1な
いし8いずれか一項記載の機器設定方法をコンピュータ
に実行させるプログラムである。
【0021】請求項9に記載された発明によれば、請求
項1ないし8いずれか一項記載の機器設定方法をコンピ
ュータに実行させるプログラムを提供することができ
る。
【0022】請求項10に記載された発明は、請求項9
記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な
記憶媒体である。
【0023】請求項10に記載された発明によれば、請
求項1ないし8いずれか一項記載の機器設定方法をコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュー
タ読取り可能な記憶媒体を提供することができる。
【0024】請求項11に記載された発明は、機器の設
定についての記入欄を有する設定用紙に記入された設定
内容に基づいて、機器の設定を行う画像形成装置におい
て、前記設定用紙に印刷された設定用紙の識別コードを
判定するコード判定部と、前記コード判定部が判定した
識別コードに基づいて、前記設定用紙に関する用紙デー
タを出力する設定用紙データ出力部と、設定用紙データ
出力部から出力された前記用紙データに基づいて、前記
設定用紙に記入された機器の設定情報を取得する設定情
報取得部とを有することを特徴とする。
【0025】請求項12に記載された発明は、請求項1
1記載の画像形成装置において、前記コード判定部は、
ボックスの有無を判定するボックス判定部と、ボックス
内に印刷されている文字、記号、コードの内少なくとも
一つを識別する文字・記号・コード識別部とを有するこ
とを特徴とする。
【0026】請求項13に記載された発明は、請求項1
1又は12記載の画像形成装置において、機器の設定情
報が記入された前記設定用紙のイメージデータを取得す
るイメージデータ取得部を有し、前記コード判定部は、
イメージデータ取得部が取得したイメージデータの情報
量を削減する情報量削減部を有することを特徴とする。
【0027】請求項14に記載された発明は、請求項1
1ないし13いずれか一項記載の画像形成装置におい
て、用紙データが格納されている用紙データ保存部を有
し、前記設定用紙データ出力部は、前記コード判定部に
より判定された識別コードをキーにして、前記用紙デー
タ保存部にアクセスして、記入されるデータの位置情報
を出力することを特徴とする。
【0028】請求項15に記載された発明は、請求項1
1ないし14いずれか一項記載の画像形成装置におい
て、前記設定用紙データ出力部は、前記コード判定部に
より判定された識別コードをキーにして、外部に設置さ
れた用紙データが格納されている用紙データ保存部にア
クセスして、記入されるデータの位置情報を出力するこ
とを特徴とする。
【0029】請求項16に記載された発明は、請求項1
1ないし15いずれか一項記載の画像形成装置におい
て、前記位置情報は、前記識別コードの記述エリアを基
準に、相対的位置情報であることを特徴とする。請求項
17に記載された発明は、請求項11ないし16いずれ
か一項記載の画像形成装置において、前記コード判定
部、前記設定用紙データ出力部及び前記設定情報取得部
の内、少なくとも一つの装置の動作を禁止する禁止手段
を設けたことを特徴とする。請求項11〜17に記載さ
れた発明は、請求項1〜8に記載された機器設定方法に
適した画像形成装置を提供することができる。特に、請
求項17に記載された発明によれば、コード判定部、前
記設定用紙データ出力部及び前記設定情報取得部の内、
少なくとも一つの装置の動作を禁止する禁止手段を設け
たことにより、設定用紙を複写する場合に有効である。
【0030】請求項18に記載された発明は、機器の設
定についての記入欄を有する設定用紙に記入された設定
内容に基づいて、前記機器の設定を行う機器設定システ
ムにおいて、用紙データを保存する用紙データ保存部
と、前記設定用紙の画像データを取得する画像データ取
得部と、前記設定用紙に印刷された設定用紙の識別コー
ドを判定するコード判定部と、前記コード判定部が判定
した識別コードに基づき、前記用紙データ保存部のデー
タを参照して、前記設定用紙に関する用紙データを出力
する設定用紙データ出力部と、設定用紙データ出力部か
ら出力された前記用紙データに基づいて、前記設定用紙
に記入された前記機器の設定情報を取得する設定情報取
得部と、前記設定情報取得部が取得した前記機器の設定
情報により機器の設定変更を行う設定変更部とを有する
ことを特徴とする。
【0031】請求項19に記載された発明は、請求項1
8記載の機器設定システムにおいて、前記用紙データ保
存部、前記画像データ取得部の内、少なくとも一つが、
設定される機器の外部に設けられていることを特徴とす
る。請求項18又は19に記載された発明は、請求項1
〜8に記載された機器設定方法に適した機器設定システ
ムを提供することができる。
【0032】請求項20に記載された発明は、機器の設
定を行う機器設定用紙であって、機器の設定内容を記入
する記入欄と、当該用紙が機器設定用紙であることを示
す文字、記号、コードの内少なくとも一つ、が印刷され
ている機器設定用紙。
【0033】請求項21に記載された発明は、請求項2
0記載の機器設定用紙において、前記文字、記号、コー
ドの内少なくとも一つは、ボックス内に印刷されている
ことを特徴とする。
【0034】請求項22に記載された発明は、請求項2
1記載の機器設定用紙において、前記ボックスは、当該
用紙の周辺に印刷されていることを特徴とする。
【0035】請求項23に記載された発明は、請求項2
1又は22記載の機器設定用紙において、前記ボックス
が、機器の設定に関する情報により、コード化されてい
ることを特徴とする。請求項20〜23に記載された発
明は、請求項1〜8に記載された機器設定方法に適した
機器設定用紙を提供することができる。
【0036】特に、請求項22に記載された発明によれ
ば、文字、記号、コードがボックス内に印刷されている
ことにより、設定コードの無い場合は、ボックスの無い
ことから、当該用紙が普通の用紙であることを簡単に判
断することができる。請求項23に記載された発明によ
れば、ボックスが、機器の設定に関する情報により、コ
ード化されていることにより、更に多くの情報をコード
化することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。 (全体の処理概要)紙を用いて機器を設定する場合、図
1に示すような手順・処理を行う必要がある。以下、図
1に示すステップを順に説明する。S10:ユーザは、
まず、設定用紙を入手する。設定用紙の例として、図2
にコピーモード設定用紙を示し、図3にFAXモード設
定用紙を示し、図4にコピー/FAXモードの設定用紙
を示す。図2のコピー設定用紙は、複写機の設定を行う
ための設定用紙であり、複写機の設定画面による設定と
同じように、コピー部数設定部21、用紙種類設定部2
2、ソートの有無設定部23、倍率設定部24、両面設
定部25、原稿種類設定部26及び用紙コード部27を
有している。用紙コード部27は、詳細は後述するが、
設定用紙の2次元コードが印刷されており、このコード
を読みと取って、当該用紙がどのような設定用紙である
かを知ることができる。図3のFAXモード設定用紙
は、FAXの設定を行うための設定用紙であり、送信宛
先情報設定部31、原稿種類設定部32、33、直接送
信設定部34及び用紙コード部27を有している。送信
宛先情報設定部31は、送信先の電話番号及び相手先名
等を記入する欄である。図4のコピー/FAXモード設
定用紙は、コピー/FAXモードを有する機器に対する
設定用紙であり、モード選択部41、基本設定項目部4
2、コピー設定項目部43、FAX設定項目部44及び
用紙コード部45を有している。モード選択部41は、
コピーモード及びFAXモードの一方を選択する設定部
であり、基本設定項目部42は、コピーモード及びFA
Xモードの両者に共通する項目の設定部であり、コピー
設定項目部43は、コピーモードの設定部であり、FA
X設定項目部44はFAXモードの設定部である。な
お、本発明の実施の形態における図2〜図4の設定用紙
は、一例であって、設定内容及び用紙コード部の位置等
は、これに限られないで実施することができる。また、
図2〜図4の設定用紙と異なる他の種類の設定用紙を用
いることができる。なお、設定用紙は、取り扱い説明書
等と共に、設定用紙をメーカーが添付し、それを用いる
方法をとっても良いし、機器に蓄積しておき、必要に応
じて、ユーザが機器からプリントアウトさせることによ
り取得するようにしても良い。
【0038】図1に戻り、S11:ユーザは、上記の設
定用紙に設定内容を記述する。ユーザは、例えば図2〜
図4に示した設定用紙の記入欄に適切な文字を記入し、
且つ、適切なチェックボックスにチェックを記入する。
例えば、ユーザは、用紙に予め印刷などにより記述され
た案内情報(例えば、“○○○を記入していくださ
い。”等)に従って、例えばチェックボックスにチェッ
クを付したり、文字を記入する。S12:ユーザは、設
定用紙を機器に読取らせる。このステップは、ユーザが
機器に設定用紙を読み込ませる工程であって、例えば、
複写機の場合、複写機に設定用紙をセットし、コピーボ
タンを押す操作である。ユーザは、設定用紙を機器に読
取らせた後に、コピー動作行っても良いが、コピーする
用紙の先頭に、設定用紙を置いて、通常のコピー動作を
するだけで、所望の設定状態のコピーを得ることができ
る。S13:機器は、読取った設定用紙の記入内容に従
って、自動的に機器の設定を行う。ステップ10〜ステ
ップ12は、主にユーザの作業となるが、ステップ4は
機器が自動的に行う処理である。このステップにおいて
は、機器が設定用紙に記述された内容を光学的に読み込
み、読取った情報を元に機器の設定を行う。 (設定を行う機器の処理)以下に、図1に記載されてい
るステップ13における設定を行う機器の処理につい
て、図5を用いて説明する。なお、以下の説明では、機
器が複写機又はFAXである場合について説明するが、
本発明は、複写機又はFAXに限定されずに実施でき
る。
【0039】図5における設定を行う機器の処理は、紙
面画像取得ステップ20、コード判定ステップ21、設
定用紙データ出力ステップ22、設定情報取得ステップ
23及び機器の設定変更ステップ24から構成されてい
る。
【0040】紙面画像取得ステップ20は、紙の画像を
取得するステップである。複写機又はFAX機であれば
スキャナ部(画像読取部)を有しているため、このスキ
ャナ部により紙の画像(以下、紙面画像と呼ぶ)を取得
する。なお、後述するが、デジタルカメラ等により紙の
画像を取得するようにしても良い。コード判定ステップ
21は、取得した紙面画像からコード情報がある箇所を
検出し、設定用紙識別コードをデコードするステップで
ある。
【0041】なお、コード判定ステップは、通常の密度
で読取られた情報に対して判定する詳細判定ステップ
と、通常の密度より小さい密度で読取られた情報に対し
て判定する概略判定ステップとを有するようにしてもよ
い。この場合、概略判定ステップは、複写機等における
用紙サイズを判定する用紙サイズ判定ステップを有する
場合には、この用紙サイズ判定ステップにおいて実施さ
れるようにしてもよい。
【0042】また、詳細は後述するが、コード判定ステ
ップは、ボックス及び該ボックス内に印刷された文字、
記号、コードに基づいて、コード判定を行う。また、詳
細は後述するが、コード判定ステップは、処理量を削減
するために、紙面画像取得ステップ20において取得し
たイメージデータの情報量を削減する情報量削減ステッ
プを有するようにしてもよい。設定用紙データ出力ステ
ップ22は、デコードされたコード情報(設定用紙の識
別情報)を元に記入されるデータの位置情報を出力する
ステップである。その際、設定用紙データ出力ステップ
22は、コード判定ステップ21により判定された識別
コードをキーにして、後述の用紙データが格納されてい
る用紙データ保存部にアクセスして、記入されるデータ
の位置情報(設定内容が記入されるボックスの位置、大
きさ等の情報)を獲得する。
【0043】なお、この位置情報は、識別コードの記述
エリアを基準にした相対的な位置情報であってもよい。
設定情報取得ステップ23は、設定用紙データ出力ステ
ップで特定された設定用紙のレイアウト情報(設定用紙
上における筆記カラムの座標情報)を取得し、ユーザに
より文字やチェックが記入される筆記箇所を、レイアウ
ト情報を基に特定し、取得した紙面画像から筆記箇所を
切り出して設定情報を取得するステップである。
【0044】設定情報取得ステップにおいて、取得した
設定情報に基づいて、機器の設定変更を行う設定変更ス
テップを有し、該設定変更ステップにより、設定変更が
なされた機器の設定変更に関する情報を格納するステッ
プを有するようにしてもよい。
【0045】これにより、設定変更がなされた機器の設
定変更に関する情報を格納するステップを有することに
より、機器設定のログ情報を得ることができ、統計情
報、障害時における原因究明等に利用することができ
る。機器の設定変更ステップ24は、取得した設定情報
を基に、機器を設定するステップである。図2の設定用
紙を用いた例では、複写機のコピー枚数、用紙設定、ソ
ート設定、倍率設定、両面設定、原稿種類の設定がなさ
れる。この機器の設定変更ステップ24の後に、ユーザ
は設定内容に従う機器に所望の処理を実施させることが
できるようになる。複写機の例では、コピーすべき書類
を自動紙送機にセットし、コピーボタンを押すだけで、
例えば、A4サイズの用紙に、ソートありで、B5をA
4に115%拡大し、片面を両面に、写真画質で、5部
コピーするといった設定どおりにコピーを行わせること
ができるようになる。 (機器の構成)図5に示されている「設定を行う機器の
処理」を実施するための機器の構成例を、図6に示す。
【0046】図6の構成では、本実施の形態に係る複写
機68は、メイン制御部71と、画像処理部72と、画
像取得部61と、コード判定部62と、設定用紙データ
出力部63と、用紙データ保存部64と、設定情報取得
部65と、設定変更部66と、設定記録部67と、印刷
部73とから構成されている。また、図示されていない
が、スイッチを設け、そのスイッチのオン/オフを制御
することにより、メイン制御部71は、コード判定部6
2、設定用紙データ出力部63及び設定情報取得部65
の内、少なくとも一つの装置の動作を禁止するようして
もよい。従って、スイッチを閉じることにより、メイン
制御部71は、コード判定部62、設定用紙データ出力
部63及び設定情報取得部65の内、少なくとも一つの
装置の動作を禁止するので、設定用紙であっても、機器
の設定を行うことなく複写することができる。また、ス
イッチの代わりに、タッチパネルの画面上で、同等の動
作を行なうようにしてもよい。メイン制御部71は、画
像取得部61、コード判定部62、設定用紙データ出力
部63、設定情報取得部65、設定変更部66、印刷部
73、及び画像処理部72の処理を制御する。画像処理
部72は、メイン制御部71の制御により、ディジタル
複写機で行う画像処理の全てを行うことができる。画像
取得部61の出力はコード判定部62に入力され、コー
ド判定部62の出力は設定用紙データ出力部63に入力
され、設定用紙データ出力部63の出力は設定情報取得
部65に入力され、設定情報取得部65の出力は設定変
更部66に入力される。設定用紙データ出力部63及び
設定情報取得部65は、用紙データ保存部64を参照可
能になっている。設定変更部66は、設定記録部67を
読み書き可能になっている。
【0047】通常のコピーを実施する場合には、メイン
制御部71が、画像取得部61から画像データを受け取
り、画像処理部72において画像処理(例えば、必要に
応じて、回転・変倍などを行う。)を実施し、印刷部7
3において印刷処理を実施するよう制御する。
【0048】以下、画像取得部、コード判定部、設定用
紙データ出力部、設定情報取得部、設定変更部及び設定
記録部について、順に説明する。 (画像取得部)画像取得部61は、例えばスキャナであ
って、設定内容が記入された設定用紙を光学的に読取
り、紙面画像データを生成する。画像取得部61は、生
成した紙面画像データをコード判定部62に入力する。
コード判定部62は、画像取得部61から紙面画像デー
タを受信すると、例えば、バーコード又は2次元コード
等のコード部分を紙面画像の中から検出し、コード部分
の画像を処理することによりコード情報を抽出する。こ
のコード情報には誤り訂正コードが付加されている場合
では、さらに誤り訂正処理を実施する。また、符号圧縮
が行われている場合では、さらに符号伸長処理を実施
し、元のコードを復元する。この復元したコードは、例
えば、設定用紙の識別コードである。コード判定部62
は、復元したコードを設定用紙データ出力部63に出力
する。
【0049】なお、具体的な、画像取得装置については
後述する。 (コード判定部)取得した紙面画像からコード情報があ
る箇所を検出し、設定用紙識別コードをデコードする。
以下の例では、コード情報が2次元コードである場合で
あり、2次元コードが、矩形の中に設けられている場合
について説明する。印刷された2次元コードをデコード
する読取り器を図7を用いて説明する。図7のコード判
定部62は、領域抽出器82、配置メモリ83、配置ア
ドレス生成器84、読取り画素位置設定器85、画素デ
ータ読取り器86、誤り訂正器87及び伸張器88から
構成されている。領域抽出器領域抽出器82は、2次元
コードが印刷されている領域を抽出する。配置メモリ8
3はコードデータの置き方(コード面における元データ
や誤り訂正のデータの分布)を格納し、その置き方よ
り、配置アドレス84は、その分布から元データと誤り
訂正データを分離して取得するアドレスを生成する。読
取り画素位置設定器85は、セルの値をサンプリングす
るために、読取り画素位置を設定する。画素データ読取
り器86は、サンプル点の画像データを読取る。誤り訂
正器87は、デコーダした設定用紙識別コードが誤り訂
正の場合、誤り訂正を行う。また、伸張器88は、デコ
ーダした設定用紙識別コードが圧縮されているの場合、
伸張する。次ぎに、動作を説明する。紙に印刷された2
次元コードを画像取得部61で読取る。次いで、領域抽
出器82で2次元コードの領域を抽出する。領域抽出器
の詳細な構成を図8に示す。図8において、まず、画像
縮小部91に入力される。画像縮小部91では、図9の
フローチャートを実現する構成となっている。最初に画
像を8×8の画素単位でブロック化する(S31)。次
いで、ブロック(矩形)内全画素値の論理和演算(S3
2)を行った後、所定の閾値で2値化を行う(S3
3)。この処理で2次元コード周囲の白黒交互のセルは
黒線に変換され、2次元コードは黒枠(ここでは矩形)
に囲まれた閉領域となる。画像縮小部91から出力され
た2値画像は、閉領域検出部92で閉領域の検出を行
う。閉領域検出は、2値画像において、白黒画素の境界
を追跡して閉領域を認識し、領域が矩形の場合に当該閉
領域を2次元コード候補領域として記憶する。閉領域検
出の詳しいフローチャートを図10に示す。読み出し画
素位置を設定し(S41)、その位置の画素が黒である
か否かを判定し(S43)、黒画素の場合には、黒白の
境界を追跡して(S44)、追跡の結果、元に戻れば
(S45:はい)、閉ループであり、閉ループの場合、
それが矩形か否かを判断し、矩形の場合に(S46:は
い)、コード領域候補として、記憶する。領域マッピン
グ部93では、抽出された閉領域を、画像取得部61が
取得した画像データにマッピングして出力する。その
後、このマッピングされた画像データに基づいて、2次
元コードの読取りが行なわれる。読取り画素位置設定器 読取り画素位置設定器85は、セルの値をサンプリング
するために、読取り画素位置を設定する。2次元コード
は、例えば、図11に示されているように、その配置等
が規格化されているので、水平・垂直に何セルづつある
かは、2次元コードの白黒交互パターンを数えればよ
い。2次元コードの大きさが分かった後、サンプルする
ために各セルの中心を求める。図12は、サンプリング
点を示したものである。実線で書かれた正方形が2次元
コードの各セルである。点線は、それらの中心を通る直
線で、点線の交差した部分がサンプリングする点であ
る。画像データ読取り器 画像データ読取り器は、サンプル点の画像データを読取
る。画像データ読取り器86は、サンプル点の座標を中
心とした3×3画素データを画像データから読み、平均
を取る。これは、読取ったデータの白黒分布平均より、
白か黒かの判定を行う為である。その後、読取られたデ
ータは、nビットのデータとして変換される。誤り訂正器及び伸張器 誤り訂正器87において、nビットのデータは誤り訂正
処理が行われる。もし、誤りの数が訂正の能力を超えた
場合には、2次元コードの読取りは失敗となる。もし誤
り訂正できたならば、2次元コード生成時に付加された
誤り訂正信号を除去して、元の情報をもつデータだけを
出力する。また、伸張器88は、デコーダした設定用紙
識別コードが圧縮されている場合伸張する。なお、誤り
訂正器及び伸張器は、本発明における必須の装置ではな
い。誤り訂正器及び伸張器が無くても、本発明を実施す
ることができる。 (用紙データ保存部)用紙データ保存部64は、設定用
紙のレイアウト情報が格納されているコード参照テーブ
ル、筆記検出箇所座標データテーブル、筆記カラム部分
の画像を切り出すための情報(以下、「カラム切り出し
情報」と言う。)のテーブルであるカラム切り出し情報
テーブルを有している。図13にコード参照テーブルの
例を示す。図13のコード参照テーブルは、コード番号
102に対応して、レイアウト情報を格納しているディ
レクトリ名103、文書名104、バージョン105、
カテゴリ106、作成者の情報が登録されている。例え
ば、0010011に対応して、ディレクトリ「\\aa\\
bb\」、文書名「設定文書1」、バージョン「1」、カ
テゴリ「p」、作成者「kk」といった情報が格納され
ている。なお、ディレクトリに代えて、URL(Uni
form Resource Locator)を用い
てもよい。図14(A)に筆記検出箇所座標データテー
ブルの例を示す。各設定用紙について、項目名欄11
1、相対X座標欄112、相対Y座標欄113、カラム
の内容欄(CB1(113)、R1(115)、R3
(116)…)が設けられている。図における項目は、
チェックボックス記入欄や文字記入欄を指す。カラムの
内容については、本実施の形態は、図14(B)に示す
ように、CB1(114)はチェックボックス記入欄を
表し、R1(115)は文字認識が必要な単独カラムの
記入欄であり、R3(116)は文字認識が必要な連続
カラムの記入欄であり、R3は文字認識が必要なIP用
カラムの記入欄である。
【0050】図14(A)の例では、エコノミーモード
(Economy Mode)の項目は、相対座標(X
1、Y1)の位置にあり、チェックボックスである(C
B1=true)。また、オートスリープ(Auto Sl
eep)お項目は、相対座標(X1、Y2)の位置にあ
り、チェックボックスである(CB=true)。DH
CPという項目は、相対座標(X1、Y3)の位置にあ
り、チェックボックスである(CB=true)。IP
アドレス(IP Address)の項目は、相対座標
(X2、Y4)の位置にあり、文字認識が必要なIP用
カラムである(R3=true)。ネットマスク(Ne
t Mask)の項目は、相対座標(X2、Y5)の位
置にあり、文字認識が必要なIP用カラムである(R3
=true)。ゲートウエイ(Gateway)の項目は、
相対座標(X2、Y6)の位置にあり、文字認識が必要
なIP用カラムである(R3=true)。なお、この
例は複写機又はFAX機がネットワークに接続する際に
必要なネットワークの設定用に関するものである。図2
で示したようなコピーモードの設定の場合には、カラム
内容は図8(B)に示されたものとは異なってもよい。
図15にカラム切り出し情報テーブルの例を示す。図1
5のカラム切り出し情報テーブルは、CB1認識エリ
ア、R1認識エリア、R2認識エリア及びR3認識エリ
アに対して、検出領域スキャンX、検出領域スキャン
Y、縦のカラムサイズClsY、横のカラムサイズCl
sX、連続カラム個数ClNum及びサイズ連続カラム
間間隔ClSpが記憶されている。
【0051】このテーブルの意味を図16、図17、図
18、図19に示す。図16により、縦のカラムサイズ
ClsYと、横のカラムサイズClsXとを示す。ま
た、これらのカラムがR3タイプであれば、連続カラム
個数ClNumは図16では3であり、図のように3つ
のカラムが連続する。また、連続するカラムと離れたカ
ラムの間隔は、連続カラム間間隔ClSpであり、図1
6では5である。
【0052】図17では、カラムの座標情報とカラムの
大きさとからカラム部分の画像を切り出すのではなく、
切り出しマージン分大きく画像を切り出すということを
示している。すなわち、横方向には検出領域ScanX
だけ、縦方向には検出領域ScanYだけ大きくして、
検出領域(切り出し領域)を設定する。 (設定用紙データ出力部)設定用紙データ出力部63
は、コード判定部62からコードを受信すると、当該コ
ードで用紙データ保存部64のコード参照テーブルを検
索する。そして、設定用紙を特定する情報を取得する。
その後、設定用紙データ出力部63は、用紙データ保存
部64から取得した、設定用紙を特定する情報を設定情
報取得部65に出力する。例えば、コード判定部62か
らのコードが0010011であれば、用紙データ保存
部64から、ディレクトリ「\\aa\\bb\」、文書名「設
定文書1」、バージョン「1」、カテゴリ「p」、作成
者「kk」といった情報が設定用紙データ出力部63に
出力する。 (設定情報取得部)設定情報取得部65は、図20に示
すような処理フローを実施する。すなわち、受信した設
定用紙を特定する情報を用いて、用紙データ保存部64
の筆記検出箇所座標データテーブルを検索する。そし
て、レイアウト情報(設定用紙上における筆記カラムの
座標情報)及びカラム切り出し情報を取得する(ステッ
プS51)。各カラム123の相対X座標及び相対Y座
標は、例えば、図21に示すように、コード記述エリア
(図2〜図3における「用紙コード部」が記載されてい
る領域に相当する。)122の端点である基準点125
からの座標を表している。当然、基準点125は、設定
用紙の他の点であってもよい。
【0053】なお、カラム検出の際にはそのカラムのサ
イズと、各カラムを検出する際に、画像切り出しマージ
ン等の情報は、カラム切り出し情報であり、上述の用紙
データ保存部64に格納されている。そこで、設定情報
取得部65は、用紙データ保存部64から、設定用紙デ
ータ出力部63を参照して、設定用紙識別コードによ
り、特定された設定用紙のレイアウト情報及びカラム切
り出し情報を取得する。
【0054】次に、設定情報取得部65は、レイアウト
情報及びカラム切り出し情報を用いて、紙面画像から各
カラムの画像を切り出す(ステップS53)。なお、カ
ラム切り出し情報にはマージンも含まれているため、図
21の例では、点線領域126のように切り出される。
そのため、設定情報取得部65は、カラムを正確に切り
出す処理を追加で実施する必要がある。まず、カラム部
分の画像を2値化する。そして、図22(A)、(B)
に示すように、それぞれX、Y方向で画素値を積分し、
ヒストグラムを作成する。カラムが存在する場合には、
図22(A)、(B)で示されているように2つの山が
形成される。この2つの山の内側をカラムの領域として
識別する。
【0055】次に、設定情報取得部65は、一つのカラ
ムを処理対象カラムと設定し、当該処理対象カラムに筆
記が存在するか確認する(ステップS55)。筆記の有
無を確認するために、図23に示すように、例えばカラ
ム内部の画素値をY軸方向に積分する。もし、何らかの
筆記があれば、そのカラムの内側には積分値が現れる。
【0056】図24に示すように、所定の閾値以上の積
分値を取る場合には、当該処理対象カラムには筆記があ
ったものと判断する。所定の閾値未満の積分値であれ
ば、筆記なしと判断する。
【0057】次に設定情報取得部65は、筆記の有無の
確認結果に基づき、もし筆記がなしと判断されれば、ス
テップS63に移行し(ステップS57:Noルー
ト)、もし筆記があると判断されれば(ステップS5
7:Yesルート)、当該処理対象カラムがチェックボ
ックスか否かを判断する(ステップS59)。もし、チ
ェックボックスであれば、既にチェックが付されている
ことが判明しているのでステップS63に移行する(ス
テップS59:Yesルート)。一方、チェックボック
スでなければ(ステップS59:Noルート)、文字が
記入されているカラムであるから、カラムの内側の領域
について文字認識処理を実施する(ステップS61)。
例えば、図25のように文字を認識する。この際、例え
ば数字が記入されるべきカラムであれば、当該記入され
る数字の属性を用いれば文字認識をより確実なものにす
ることができる。
【0058】設定情報取得部65は、全てのカラムを処
理するまで、処理対象カラムを変更して(ステップS6
5)ステップS55乃至ステップS65を繰り返す(ス
テップS63)。
【0059】設定情報取得部65は、上で述べたような
処理を実施することにより、設定項目及びその設定内容
を取得する。この取得した情報を設定変更部66に出力
する。 (設定変更部及び設定記録部)設定変更部66は、設定
情報取得部65から設定項目及びその設定内容の情報を
受け取り、当該情報を設定記録部67に登録する。例え
ば、図26及び図27に示すように、チェックボックス
の記入の有無により、設定のon/offを変更した
り、記入内容に従ってアドレスを変更したりする。な
お、設定記録部67はテンポラリの設定記録部である場
合もあり、その場合には、メイン制御部71が内蔵する
記憶領域(例えば、SRAM(Static Rand
om Access Memory))に、設定記録部
67に登録されている設定を別途登録する必要がある。 (画像取得部の具体例)画像取得部61は、複写機の場
合には、そのスキャナ装置部である。但し、設定用紙上
に印刷されたコードを十分読取ることができる分解能を
有する画像読取装置であるならば、スキャン部が平行移
動して画像をラインで取得する装置でなくとも良く、C
CD(Charge Coupled Device)
等で一括して画像を読取る機構であってもよい。ここで
は一般的な複写機で用いられるスキャナを説明する。
【0060】図28にコピアのスキャナ部を示す。コピ
ア136のスキャナ部には、発光装置131、走査部1
32、コンタクトガラス133、駆動部134、画像処
理部135が設けられている。コンタクトガラス133
の上面に被撮影面を下向きにした設定用紙を置く。する
と、走査部132と発光装置131が駆動部134によ
り、コンタクトガラス133の下部を平行移動する。発
光装置131はコンタクトガラス133の面上に存在す
る設定用紙を下から上向きに光を照射する機能を有す
る。走査部132は、その照射された光に照らされたコ
ンタクトガラス133上の設定用紙の被撮影面を駆動部
134の移動方向に対して垂直に、画像をラインで取得
する。走査部132においてラインで取得した画像は、
画像処理部135において連結されて紙面画像として構
成される。これにより、コンタクトガラス133面上に
存在する設定用紙の下面の画像を紙面画像として取得す
ることができる。
【0061】図29に、フラットヘッドスキャナのスキ
ャナ部を示す。複写機の種類によっては、印刷部とスキ
ャナ部が分離したタイプもある。また、一旦画像をスキ
ャナに保存しておいて、後にスキャナ部から得られた画
像において処理を行うことも可能である。フラットベッ
ドスキャナ146のスキャナ部には、発光装置141、
走査部142、コンタクトガラス143、駆動部14
4、画像処理部145が設けられている。コンタクトガ
ラス143の上面に被撮影面を下向きにした設定用紙を
置く。すると、走査部142と発光装置141が駆動部
144により、コンタクトガラス143の下部を平行移
動する。発光装置141はコンタクトガラス143の面
上に存在する設定用紙を下から上向きに光を照射する機
能を有し、走査部142はその照射された光に照らされ
たコンタクトガラス143上の設定用紙の紙面を駆動部
144の移動方向に対して垂直に、画像情報をラインで
取得する。走査部132においてラインで取得した画像
情報は、画像処理部145において連結され、紙面画像
として構成される。これにより、コンタクトガラス14
3面上に存在する設定用紙の紙面(下側)の画像を面で
取得することができる。
【0062】図30に、机上カメラ装置のスキャナ部を
示す。机上にカメラを設置し、机上面に存在する設定用
紙を撮像するための撮影用カメラによって、設定用紙上
の情報を取得する方式である。机上カメラ装置159に
おいては、ラインスキャン動作とは異なり、CCD等を
使って面で紙面画像を取得する。机上面157に設置さ
れた設定用紙の上にレンズ151が設置されている。こ
のレンズ151を透過した光は受光部152に届く。レ
ンズ151と受光部152は机上面157上にある設定
用紙の上面を捉えることができる。受光部152として
はCCD等が用いられる。受光部152は得られた光を
電気信号に変換し、画像処理装置153へ伝達する。画
像処理装置153では、受光部152から得られた電気
信号から、一コマの映像を切り出し、紙面画像データと
して記録装置154に送信する。記録装置154へ伝達
された紙面画像データは、一旦、記録装置154に保存
される。その後、記録装置154に保存された紙面画像
データは通信装置155へ伝達され、外部機器へ送信さ
れる。外部機器への送信は、例えば、シリアルケーブル
や、無線LANによる。
【0063】図31に、電子式カメラ(ディジタルカメ
ラ)を利用して画像を取得する場合を以下に示す。レン
ズ161は、対象となる設定用紙の画像を捉え、設定用
紙の紙面に描かれた情報を受光部162に映す。受光部
162で捉えられた光情報は画像処理部163に伝達さ
れ、そこで紙面画像情報となる。画像処理部163はそ
の紙面画像情報を画像保存部164に保存する。この画
像保存部164のメモリは取り外し、交換が可能であ
る。また、紙面画像情報は外部との通信手段を持つ通信
部165により、外部機器へ送信される。すなわち、通
信部165から紙面画像情報はコード判定部に送信され
る。また、一旦画像保存部164に紙面画像情報を蓄え
て、取り外し可能なメモリにより、コード判定部に紙面
画像情報を出力することも可能である。図32に、FA
Xの読取り部を示す。FAXの読取りの場合には、ライ
ンスキャナ172が固定となり、用紙をローラ171で
誘導する方式を取る。紙がラインスキャナ近傍を通過す
るときに、ランプ173が点灯し、設定用紙に反射した
光をラインスキャナ172が取得する仕組みである。こ
のとき、ローラ171は紙を一定速度で送り出す。図3
3に、ADF(Auto Document Feed
er:自動紙搬送機構)に読取り部であるラインスキャ
ナを設けた例を説明する。ADFは、コピーなどに使わ
れる自動的に紙をラインスキャナ182部分に搬送する
機構である。図33では、設定用紙をローラ181が静
止状態もしくは固定のラインスキャナ182に対して一
定速度で搬送される。このとき、ラインスキャナの近傍
でランプ183が点灯し、用紙に光が当たり、反射し、
その反射光をラインスキャナ182が取得する。これに
よって、紙面上の情報をラインスキャナが取得すること
が可能になる。 (変形例)用紙データ保存部の外部保持 設定用紙の種類が増えると、機器内の記憶装置に、コー
ド参照テーブル、各コードの筆記検出箇所座標データテ
ーブル及びカラム切り出し情報テーブルを格納できない
場合も生ずる。このような場合には、用紙データ保存部
を外部に設けた、例えば、図34のようなシステムを構
築する。
【0064】すなわち、通信制御部199を複写機20
0に新たに設け、当該通信制御部199によりネットワ
ーク201に接続する。ネットワーク201には、サー
バA(202A)とサーバB(202B)とが接続され
ている。サーバA(202A)は、用紙データ保存部2
03Aを管理しており、サーバB(202B)は用紙デ
ータ保存部203Bを管理している。すなわち、サーバ
A(202A)及びサーバB(202B)は、RDB
(Relational DataBase)サーバで
あり、用紙データ保存部203A及び203BはRDB
である。
【0065】この場合、コード判定部62から復元した
コードを受け取った設定用紙データ出力部63は、通信
制御部199に、例えばサーバA(201A)に対し
て、復元したコードについてのデータ照会要求をSQL
(Structured Query Languag
e)等に従ったクエリーとして送信するように要求す
る。送信制御部199は、ネットワーク201を介して
サーバA(201A)にデータ照会要求を送信する。サ
ーバA(201A)は、データ照会要求を複写機200
から受信すると、用紙データ保存部203Aのコード参
照テーブルを検索する。そして、対応するデータを取得
すると、複写機200に返信する。複写機200の通信
制御部199は、受信したデータを設定用紙データ出力
部63に出力する。図13に示したようなコード参照テ
ーブルでは、ディレクトリの情報が格納されていたが、
このようなネットワーク環境を利用する場合には、保存
サーバ名及びディレクトリの情報が格納されている場合
でもよい。また、RDBを前提とするならば、図35に
示すようなコード参照テーブルが用意される場合でもよ
い。ここでは、保存サーバ名とテーブル名が代わりに格
納される。設定用紙データ出力部63は、受け取った情
報を設定情報取得部65に出力する。設定情報取得部6
5は、通信制御部199に、レイアウト情報やカラム切
り出し情報を取得するためのクエリーを、例えばサーバ
B(202B)へ送信するように要求する。通信制御部
199は、要求に応じてサーバB(202B)へクエリ
ーを送信する。サーバB(202B)は、クエリーを受
信すると、用紙データ保存部203Bのテーブルを検索
して、該当するレイアウト情報及びカラム切り出し情報
を取得する。このレイアウト情報及びカラム切り出し情
報は複写機200に送信される。複写機200の通信制
御部199は、受信した情報を設定情報取得部65に出
力する。設定情報取得部65は、受け取った情報を用い
て、上で述べた処理フローに従って設定項目及びその設
定内容を取得する。
【0066】この例では異なるサーバに分散して用紙デ
ータ保存部のデータが保持されている例を示したが、一
つのサーバで保持するような構成であってもよい。
【0067】また、設定用紙データ出力部63が、復元
したコード及び画像取得部61により取得された紙面画
像を、通信制御部199に例えばサーバA(202A)
へ送信させ、サーバA(202A)が、コード照会テー
ブルの検索及び設定情報取得部65の処理を実施し、設
定項目及びその設定内容についての情報を複写機200
に返信するような構成であってもよい。この場合、複写
機200の通信制御部199は設定変更部66に受信し
た情報を出力する。
【0068】さらに、コード判定部62が、復元したコ
ード及び画像取得部61により取得された紙面画像を、
通信制御部199に例えばサーバA(202A)へ送信
させるような構成であってもよい。
【0069】FAX機 上記実施の形態における図面では、複写機の例によって
説明したが、FAX機であってもほぼ同様の構成にて本
実施の形態に必要な機能を実現することができる。図3
6にFAX機の例を示す。図6の複写機の例と比較し
て、通信制御部199が追加されている部分が異なる。
なお、FAXを送信する際には、メイン制御部71は、
画像取得部61に画像データに取得させ、当該画像デー
タを画像処理部72に画像処理、例えば回転・変倍等の
処理を行わせ、通信制御部199に送信処理を実施させ
る。FAX受信時には、メイン制御部71は、通信制御
部199が画像データを受信すると、画像処理部72に
画像処理を行わせ、印刷部73において印刷させる。PC(パーソナルコンピュータ)の内蔵 図6、図34及び図36は、本発明の全機能をファーム
ウエアで構成した場合のFAX機又は複写機の例であっ
た。さらに別の実施例を図37及び図38に示す(ここ
では複写機の例とFAXの例を同じ図面を用いる)。こ
れはPCを内蔵して機能の一部分をPCに実行させるよ
うにしたものである。図37中の破線で描いた221〜
225はそれぞれ独立したハードウエアを示している。
そのハードウエア間はバスで接続している。その中でメ
モリ221内の実線で描いたコピア(FAX)設定記録
部230と画像処理部231、メイン制御部232はP
Cに取り込んでいない機能を示している。図38には図
37中のPC225の内部で実行させる機能を示した。
【0070】ここで、図37、図38の両方の図面を用
いてPCを用いない前述の実施例と異なる部分を説明す
る。すなわち、画像取得部61はスキャナ222を駆動
して画像データを取り込む。その後、一連の処理はソフ
トウエアで構成した61〜73で実行し、印刷部73が
プリンタ223を駆動して印刷する形態となる。なお、
用紙データ保存部64はPC内のハードディスクを制御
する機能である。また、FAXとして構成する場合には
通信制御部199を持つが、これは通信ポート224を
制御する。更に、本実施の形態では画像処理部72もメ
モリ221内に残したが、PCの性能が向上し処理速度
が早くなればこの機能をもPC内で実行させることによ
りハードウエアの負担を更に軽減させられる。また、P
Cを複写機やFAXの筐体外に出しても構わない。この
ことにより、PCの構成を変更し易くなり、機能アップ
が更に容易になる。この場合、PCと他のハードウエア
間はバスではなく、他の通信ポートを介してやり取りす
るようにしても本発明の思想を崩すものではない。
【0071】画像取得部の外部接続 複写機やFAX機では、ほぼ確実に画像取得部となるス
キャナが設けられているが、他の機器の場合には、画像
取得部が設けられていない場合もある。また、複写機で
あってもスキャナ部が外部に設けられているものもあ
る。このような場合には、図39に示すように、画像取
得部61を機器68の外部に設け、当該画像取得部61
において撮影された設定用紙の紙面画像データを、新た
に設けられた外部通信手段234が受信する。外部通信
手段234は紙面画像データをコード判定部62に出力
する。
【0072】また、通信制御部232にはネットワーク
を介してサーバ233が接続される場合もある。図39
に示したように、機器68の一部の処理をサーバ233
に実施させるような構成も可能であるが、例えば機器6
8を介してサーバ233の設定を変更することも可能で
ある。例えば、サーバ233用の設定用紙を画像取得部
61に読み込ませ、上で述べた処理をコード判定部6
2、設定用紙データ出力部63、設定情報取得部65に
より実施し、設定変更部66が設定記録部67に設定内
容を登録すると、通信制御部199が設定記録部67か
ら設定内容に関する情報を読み出し、サーバ233に送
信する。
【0073】また、全部又は一部の設定についてはサー
バ233に登録しておき、サーバ233が、ネットワー
クを介して通信制御部64に設定情報を送信し、通信制
御部64は、受信した設定情報を設定記録部67に登録
するような構成も可能である。
【0074】さらに、画像取得部61が設定用紙の紙面
画像データを通信制御部199に送信し、通信制御部2
32がサーバ233に送信し、サーバ233がコード判
定処理、用紙判定処理及び筆記確認処理を実施すること
により設定情報を生成し、当該設定情報を通信制御部2
32を介して設定登録部67に登録するような構成であ
ってもよい。
【0075】図16及び図17に示した例のほか、検出
領域スキャンX及びスキャンYを設定せずに、マージン
を一律に設定しておいても良い。図40は、単純にマー
ジンを設定した例である。
【0076】上記説明では設定用紙のコード情報には設
定用紙の識別情報が含まれる例を示したが、設定項目の
数が少ない場合や、より多くのデータを印刷/読取でき
るようなコードを採用することにより、記入欄のレイア
ウト情報やカラム切り出し情報を含めるような構成でも
よい。
【0077】また、画像取得部は上では画像撮影手段を
含むような構成であったが、画像取得部と画像撮影手段
とが別個に設けられる場合でもよい。以上説明したよう
に、本発明の実施の形態によれば、紙面を用いて機器の
設定を行うことができる。
【0078】より詳細には、従来オペレーションパネル
で行っていた設定操作をユーザが設定用紙に描かれた設
定項目について記入する方式に変更することにより、従
来よりも飛躍的に設定変更が簡単に行える。
【0079】また、設定対象機器とは別の機器で設定用
紙の画像入力処理を行うことによって、設定対象機器の
前に移動することなく設定変更を行える。さらに、処理
の一部を設定対象機器の外部で行うことにより、負荷分
散を行えるようになった。高解像度の画像を取り扱わな
ければならない場合もあり、処理負荷に応じて一部の処
理を外部にアウトソーシングする方式を取ることによ
り、処理負荷の増減に柔軟に対応することができる。
【0080】また、設定用紙に印刷された設定項目の記
入内容に基づいて設定変更を行うことにより、設定変更
をより簡単に行えるようにすることができる。また、機
器設定変更の間、当該機器は、その変更を行うユーザに
よって占有され、この間、当該機器を使用したい他のユ
ーザは使用できないという問題、及び、高齢者等は設定
変更のため、長時間複写機の前に立って、しかも分かり
づらい操作を行う必要があるという問題に対して、本発
明の実施の形態では、当該機器とは別に設定用紙を読み
込ませる手段を用意することにより、設定対象機器の前
に移動することなく、外部より設定変更を可能として、
このような問題が解消される。さらに、機器によっては
設定用紙の紙面画像データを処理するのに十分なリソー
スを保持できない場合もあるが、本発明の実施の形態に
よれば、処理の一部を外部で行うので、処理負荷の一部
を外部に回し、負荷分散を可能にすることができる。
【0081】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、機器の設定
を容易に且つ確実に行うことができる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の処理概要を説明するための図である。
【図2】コピー設定用紙の例を説明するための図であ
る。
【図3】FAXモード設定用紙の例を説明するための図
である。
【図4】コピー/FAXモード設定用紙の例を説明する
ための図である。
【図5】設定を行う機器の処理の例を説明するための図
である。
【図6】設定を行う機器の処理を実施するための機器の
構成例を説明するための図である。
【図7】読取り器の例を説明するための図である。
【図8】領域抽出器の例を説明するための図である。
【図9】画像縮小部におけるフローチャートの例であ
る。
【図10】閉領域検出におけるフローチャートの例であ
る。
【図11】2次元コードの例を説明するための図であ
る。
【図12】サンプリング点を示す図である。
【図13】コード参照テーブルの例を説明するための図
(その1)である。
【図14】筆記検出箇所座標データテーブルの例を説明
するための図である。
【図15】カラム切り出し情報テーブルの例を説明する
ための図である。
【図16】カラム切り出し情報テーブルの意味を説明す
るための図(その1)である。
【図17】カラム切り出し情報テーブルの意味を説明す
るための図(その2)である。
【図18】カラム切り出し情報テーブルの意味を説明す
るための図(その3)である。
【図19】カラム切り出し情報テーブルの意味を説明す
るための図(その4)である。
【図20】設定情報取得部における処理フローである。
【図21】相対X座標及び相対Y座標を説明するための
図である。
【図22】カラムを切り出しの処理を説明するためのヒ
ストグラムである。
【図23】筆記の有無の確認を説明するための図(その
1)である。
【図24】筆記の有無の確認を説明するための図(その
2)である。
【図25】文字の認識を説明するための図である。
【図26】チェックボックスによる設定の変更の例を説
明するための図(その1)である。
【図27】チェックボックスによる設定の変更の例を説
明するための図(その2)である。
【図28】コピアのスキャナ部の例を説明するための図
である。
【図29】フラットヘッドスキャナのスキャナ部の例を
説明するための図である。
【図30】机上カメラ装置のスキャナ部の例を説明する
ための図である。
【図31】電子式カメラ(ディジタルカメラ)を利用し
て画像を取得する場合の例を説明するための図である。
【図32】FAXの読取り部の例を説明するための図で
ある。
【図33】ADFに読取り部であるラインスキャナを設
けた例を説明するための図である。
【図34】用紙データ保存部を外部に設けた例を説明す
るための図である。
【図35】コード参照テーブルの例を説明するための図
(その2)である。
【図36】FAX機の例を説明するための図である。
【図37】PC(パーソナルコンピュータ)の内蔵した
場合の例を説明するための図である。
【図38】PCの内部で実行させる機能の例を説明する
ための図である。
【図39】画像取得部の外部接続を説明するための図で
ある。
【図40】単純にマージンを設定した場合の例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
61 画像取得部 62 コード判定部 63 設定用紙データ出力部 64、203 用紙データ保存部 65 設定情報取得部 66 設定変更部 67 設定記録部 68 複写機 71 メイン制御部 72 画像処理部 73 印刷部 199、211、230、232 通信制御部 202 サーバ 225 PC
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DC19 FA02 FA03 FA05 FA06 FA11 FA23 FA30 FB03 FB05 FB13 ZA07 5B021 AA05 AA19 CC05 CC07 KK02 5C062 AA02 AA05 AB06 AB07 AB17 AB42 AC02 AC22 AF00 AF02 AF12 5C075 BA07 FF90

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の設定を行う設定用紙に記入された
    設定内容を読取って得られた機器の設定情報に基づい
    て、機器の設定を行う機器設定方法であって、前記設定
    用紙に印刷された設定用紙の識別コードを判定するコー
    ド判定ステップと、前記コード判定ステップにより判定
    された識別コードから、前記設定用紙に関する用紙デー
    タを出力する設定用紙データ出力ステップと、 前記設定用紙データ出力ステップにより出力された前記
    用紙データに基づいて、前記設定用紙に記入された機器
    の設定情報を取得する設定情報取得ステップと、 を有することを特徴とする機器設定方法。
  2. 【請求項2】 前記コード判定ステップは、通常の密度
    で読取られた情報に対して判定する詳細判定ステップ
    と、通常の密度より小さい密度で読取られた情報に対し
    て判定する概略判定ステップとを有することを特徴とす
    る請求項1記載の機器設定方法。
  3. 【請求項3】 前記概略判定ステップは、当該機器が用
    紙サイズを判定する用紙サイズ判定ステップを有する場
    合、該用紙サイズ判定ステップにおいて実施されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の機器設定方法。
  4. 【請求項4】 前記コード判定ステップは、ボックス及
    び該ボックス内に印刷された文字、記号、コードの内少
    なくとも一つに基づいて、コード判定を行うことを特徴
    とする請求項1ないし3いずれか一項記載の機器設定方
    法。
  5. 【請求項5】 機器の設定情報が記入された前記設定用
    紙のイメージデータを取得するイメージデータ取得ステ
    ップを有し、前記コード判定ステップは、イメージデー
    タ取得ステップにおいて取得したイメージデータの情報
    量を削減する情報量削減ステップを有することを特徴と
    する請求項1ないし4いずれか一項記載の機器設定方
    法。
  6. 【請求項6】 前記設定用紙データ出力ステップは、前
    記コード判定ステップにより判定された識別コードをキ
    ーにして、用紙データが格納されている用紙データ保存
    部にアクセスして、記入されるデータの位置情報を出力
    することを特徴とする請求項1ないし5いずれか一項記
    載の機器設定方法。
  7. 【請求項7】 前記位置情報は、前記識別コードの記述
    エリアを基準に、相対的位置情報であることを特徴とす
    る請求項1ないし6いずれか一項記載の機器設定方法。
  8. 【請求項8】 前記設定情報取得ステップにおいて、取
    得した設定情報に基づいて、機器の設定変更を行う設定
    変更ステップを有し、該設定変更ステップにより、設定
    変更がなされた機器の設定変更に関する情報を格納する
    ステップを有することを特徴とする請求項1ないし7い
    ずれか一項記載の機器設定方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8いずれか一項記載の機
    器設定方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のプログラムを記録した
    コンピュータ読取り可能な記憶媒体。
  11. 【請求項11】 機器の設定についての記入欄を有する
    設定用紙に記入された設定内容に基づいて、機器の設定
    を行う画像形成装置において、前記設定用紙に印刷され
    た設定用紙の識別コードを判定するコード判定部と、前
    記コード判定部が判定した識別コードに基づいて、前記
    設定用紙に関する用紙データを出力する設定用紙データ
    出力部と、 設定用紙データ出力部から出力された前記用紙データに
    基づいて、前記設定用紙に記入された機器の設定情報を
    取得する設定情報取得部と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記コード判定部は、ボックスの有無
    を判定するボックス判定部と、ボックス内に印刷されて
    いる文字、記号、コードの内少なくとも一つを識別する
    文字・記号・コード識別部とを有することを特徴とする
    請求項11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 機器の設定情報が記入された前記設定
    用紙のイメージデータを取得するイメージデータ取得部
    を有し、前記コード判定部は、イメージデータ取得部が
    取得したイメージデータの情報量を削減する情報量削減
    部を有することを特徴とする請求項11又は12記載の
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】 用紙データが格納されている用紙デー
    タ保存部を有し、前記設定用紙データ出力部は、前記コ
    ード判定部により判定された識別コードをキーにして、
    前記用紙データ保存部にアクセスして、記入されるデー
    タの位置情報を出力することを特徴とする請求項11な
    いし13いずれか一項記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記設定用紙データ出力部は、前記コ
    ード判定部により判定された識別コードをキーにして、
    外部に設置された用紙データが格納されている用紙デー
    タ保存部にアクセスして、記入されるデータの位置情報
    を出力することを特徴とする請求項11ないし14いず
    れか一項記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記位置情報は、前記識別コードの記
    述エリアを基準に、相対的位置情報であることを特徴と
    する請求項11ないし15いずれか一項記載の画像形成
    装置。
  17. 【請求項17】 前記コード判定部、前記設定用紙デー
    タ出力部及び前記設定情報取得部の内、少なくとも一つ
    の装置の動作を禁止する禁止手段を設けたことを特徴と
    する請求項11ないし16いずれか一項記載の画像形成
    装置。
  18. 【請求項18】機器の設定についての記入欄を有する設
    定用紙に記入された設定内容に基づいて、前記機器の設
    定を行う機器設定システムにおいて、用紙データを保存
    する用紙データ保存部と、前記設定用紙の画像データを
    取得する画像データ取得部と、前記設定用紙に印刷され
    た設定用紙の識別コードを判定するコード判定部と、前
    記コード判定部が判定した識別コードに基づき、前記用
    紙データ保存部のデータを参照して、前記設定用紙に関
    する用紙データを出力する設定用紙データ出力部と、 設定用紙データ出力部から出力された前記用紙データに
    基づいて、前記設定用紙に記入された前記機器の設定情
    報を取得する設定情報取得部と、前記設定情報取得部が
    取得した前記機器の設定情報により機器の設定変更を行
    う設定変更部と、 を有することを特徴とする機器設定システム。
  19. 【請求項19】 前記用紙データ保存部、前記画像デー
    タ取得部の内、少なくとも一つが、設定される機器の外
    部に設けられていることを特徴とする請求項18記載の
    機器設定システム。
  20. 【請求項20】 機器の設定を行う機器設定用紙であっ
    て、機器の設定内容を記入する記入欄と、当該用紙が機
    器設定用紙であることを示す文字、記号、コードの内少
    なくとも一つ、が印刷されている機器設定用紙。
  21. 【請求項21】 前記文字、記号、コードの内少なくと
    も一つは、ボックス内に印刷されていることを特徴とす
    る請求項20記載の機器設定用紙。
  22. 【請求項22】 前記ボックスは、当該用紙の周辺に印
    刷されていることを特徴とする請求項21記載の機器設
    定用紙。
  23. 【請求項23】 前記ボックスが、機器の設定に関する
    情報により、コード化されていることを特徴とする請求
    項21又は22記載の機器設定用紙。
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