JP4446815B2 - 集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、放電灯蛍光ランプの点灯制御を行うにための集積回路に関するものである。
従来のランプ点灯装置は、共振周波数近くの周波数でインバータを動作させると、スイッチングデバイスにハードスイッチングが発生し損失が増大し、最悪時にはスイッチングデバイスの破損のおそれがあったため、進相検出回路等が提案されていた。しかし、回路が複雑になるという課題が生じた。
また、(1)不足電圧ロックアウトモード(2)予熱モード(3)点灯傾斜モード(4)作動モード(5)障害モードの5つの動作モードを有するランプ点灯用の集積回路が発明された(特許文献1参照)が、予熱時間及び始動時間が個別に設定できないため、ランプによっては使い難く、全点灯動作時間を設定する場合は、回路を別に外付けしなければならないという課題が生じた。
特開平11−260583号公報
さらに、従来の技術での始動制御シーケンス回路の一例を図9に示す。この始動制御シーケンス回路は、アンプ71とバッファアンプ72で構成される発振周波数生成回路70と、ハーフブリッジインバータを駆動するドライバ回路80と、ランプ寿命検出信号EA1を出力するランプ寿命検出回路50と、低電圧検出回路60と、予熱周波数を設定する予熱周波数設定回路110と、始動周波数を設定する始動周波数設定回路120とから構成されている。
発振周波数生成回路70は発振周波数設定コンデンサC1と発振周波数設定抵抗R1を備え、発振周波数設定コンデンサC1と発振周波数設定抵抗R1より発振周波数を生成する。発振周波数は発振周波数設定抵抗R1の引き抜く電流によって決まり、電流量が大きいときは周波数は高くなり小さい時は低くなる。
電源が投入され、低電源検出回路60が解除され、シーケンス回路が動作開始した時は予熱周波数設定回路110に設けたトランジスタQ5、並びに始動周波数設定回路120に設けたトランジスタQ6がオンし、予熱周波数設定抵抗R2、始動周波数設定抵抗R3並びに全点灯周波数設定抵抗R10が共に電流が流れ、発振周波数生成回路70は予熱周波数f1を生成し、ドライバ回路80を駆動する。
同時に始動シーケンス時間タイマーコンデンサC3に充電が開始され、始動シーケンスがスタートする。図11に示す様に、予熱周波数設定コンパレータ111の基準電圧V1まで充電されると、トランジスタQ5はオフし、予熱周波数設定抵抗R2は切断される。これにより発振周波数生成回路70は発振周波数f2を出力し、ドライバ回路80をドライブする事になり、始動周波数モードに入り、ランプが点灯される。
次に始動シーケンス時間タイマーコンデンサC3が始動周波数設定コンパレータ121の基準電圧V2まで充電されるとトランジスタQ6がオフし、全点灯周波数設定抵抗R10で設定される、共振周波数foより低い全点灯周波数f3まで下がる事になり、ランプが定格点灯状態となる。その時の出力の状態遷移は図10に示す様になる。
また、始動シーケンスタイマー回路をディスクリート部品にて構成した場合は図12の様になる。この場合は発振周波数設定コンデンサC1、及び発振周波数設定抵抗R1を外付けで接続し、ドライバ回路80と周波数発振部70がパックになったICに抵抗、ダイオード、コンデンサ、及びトランジスタを使用した回路でシーケンスタイマーを構成している。
周波数の設定は前述の回路と同じであるが、ここでは発振周波数設定コンデンサC1に接続されているコンデンサC11,C12を切りかえる事により周波数を可変している。その容量変換回路はコンデンサC11,C12と抵抗R11,R12とからなる直並列回路とスイッチQ11,Q12,Q13で構成され、スイッチQ11,Q12,Q13がすべてオフの時は異常モード退避周波数に、スイッチQ11がオンの時は予熱周波数f1に、スイッチQ11,Q12がオンの時は始動周波数f2に、スイッチQ11,Q12,Q13がすべてオンの時は全点灯周波数f3に設定される。すなわち、コンデンサC11,C12で全点灯周波数f3、コンデンサC11,C12と抵抗R12で始動周波数f2が、コンデンサC11で予熱周波数f1が固定される様になっている。また、予熱タイマーは抵抗R21とコンデンサC21とを直列に接続して構成し、始動タイマーは抵抗R22とコンデンサC22とを接続して構成し、これらタイマーの時定数で設定される様になっている。
従来例は以上のように構成してある。これら従来例は以下のように作用する。電源投入時の立ちあがり特性を利用し、電源電圧VccがツェナーダイオードZD4の電圧を超えるまではスイッチQ11はオフし、ほどなくスイッチQ11はオンし、予熱周波数f1に設定される。なお、スイッチQ11がオンするまでは、コンデンサC11と抵抗R11による直列回路にて周波数が決定され予熱より高い周波数で発振が始まっている。予熱タイマーはコンデンサC21と抵抗R21とで設定され、コンデンサC21が充電完了すると、スイッチQ12がオンして、始動周波数f2に移行する。このタイマーの時間設定は通常0.5〜1secで予熱タイマー用のコンデンサC21には10μ〜33μFが使われる。
次に抵抗R22とコンデンサC22による時定数によるタイマーがUPすると、スイッチQ13がオンし、始動タイマー用の抵抗R12を短絡するので全点灯周波数f3に移行する。また、コンデンサC12の容量はコンデンサC11より大きな値を使用する。こうする事により予熱、始動、点灯のモードを制御し、ランプを始動させている。また、ランプ点灯装置にはランプの出力を調整する調光と機能が付加されている場合が多いが、これは周波数を高くする事によりランプ電流を低減させている。
しかし、図9に示す従来例はシンプルではあるが、図11に示す様に始動シーケンス時間タイマーコンデンサC2は直線的に充電されるので、予熱周波数基準電圧V1並びに始動周波数基準電圧V2の基準電圧設定値と比によって予熱時間と始動時間が決まってしまう為、ランプ特性によっては始動時間を長くした方が好ましい場合でも設定できない問題があった。
また、ランプ状態入力が無い為、タイマーがカウンタUPすればランプが点灯していない場合でも、共振周波数foより高い始動周波数f2から共振周波数foより低い全点灯周波数f3に周波数が移行するので、共振周波数fo付近では出力に大きな電圧がかかる為、LC直列共振の予熱コンデンサを破壊させたり、スイッチングトランジスタに進相の電流が流れる為、スイッチングトランジスタに過大なストレスがかかり、最悪素子を破壊させる問題もあった。
次に図12に示す回路の場合、タイマーは個別に設定できる様にしてあるが、タイマーコンデンサC21,C22に、例えば47μFとか比較的大きな容量を必要とする為、電解コンデンサにならざるを得ない。電解コンデンサは初期容量許容差±20%、また低温になると容量は半分近くまで減少し、タイマーの時間精度に大きく影響を与える。また調光機能付きランプ点灯装置の場合、始動周波数f2で駆動後ランプが点灯後直ちに調光周波数に切り替えた場合、ユーザーは調光なのか最大点灯なのか判断しにくい為、調光スイッチを操作して確かめると言う使用感覚上不便な事もある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、予熱時間、始動時間、全点灯時間を個別に設定が可能なランプ点灯用の集積回路を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る集積回路は、LC直列共振の共振周波数foはfo=1/2π√LCで与えられ前記共振周波数より高い予熱周波数、始動周波数、並びに前記共振周波数より低い全点灯周波数が切り替え可能にしてあるランプ点灯装置において、共振周波数より高い予熱周波数で動作する時間を確保する予熱周波数動作タイマーと、予熱周波数動作時間後に前記ランプを点灯させるよう切り換えて点灯始動時間を確保する始動周波数動作タイマーとを備え、予熱周波数動作時間ならびに始動周波数動作時間を個別に設定できるように構成してあることを特徴とする。
前記始動周波数動作タイマーにより設定した始動周波数動作時間後に前記ランプを全点灯させるように切り換えて全点灯周波数にて全点灯動作をさせる全点灯維持動作タイマーを備え、前記ランプが調光なのか全点灯なのかを認識できるようにする為の全点灯維持動作時間を個別に設定できるように構成してあることを特徴とする。
前記始動周波数動作時間以降の期間で前記ランプ不点灯が発生した場合には始動周波数に固定するように構成してあることを特徴とする。
前記ランプ不点灯が継続している場合、前記始動周波数動作タイマーと同時に動作させる保護動作タイマーを備え、この保護動作タイマーが終了することにより、インバータが停止するように構成してあることを特徴とする。
前記予熱周波数動作タイマー、始動周波数動作タイマー、全点灯維持動作タイマー、並びに、保護動作タイマーの少なくともいずれか一つにコンデンサを用いていることを特徴とする。
前記予熱周波数動作タイマー、始動周波数動作タイマー、全点灯維持動作タイマー、並びに、保護動作タイマーの少なくともいずれか一つにカウンタを使用していることを特徴とする。
本発明によれば、予熱時間、始動時間、全点灯時間を個別に設定ができるとともに、保護動作時間についても設定することができるうえ、集積回路で構成したことにより、部品点数を減少させることができる効果がある。
また、全点灯維持動作タイマーを設けたことにより、ランプ点灯後すぐに調光に入る場合であっても全点灯モードなのか、調光モードなのかを容易に判断することができる効果もある。
さらに、ランプ状態検出回路と保護動作タイマーを設けたことにより、ランプ不点灯時には共振周波数より高い始動周波数に固定されるのでスイッチングトランジスタのハードスイッチングを回避するとともにノイズ等による誤検出を解消し、これによりインバータの誤停止を防止することができる効果もある。
図3に本発明を実施するための最良の形態におけるシーケンス回路図を示す。この集積回路は、LC直列共振の共振周波数foはfo=1/2π√LCで与えられ、共振周波数foより高い予熱周波数f1、始動周波数f2、並びに共振周波数foより低い全点灯周波数f3が切り替え可能にしてあるランプ点灯装置に関するものである。
本実施形態に係る集積回路は、前記従来例と同様に、アンプ71とバッファアンプ72で構成される発振周波数生成回路70と、ハーフブリッジインバータを駆動するドライバ回路80と、ランプ寿命検出信号EA1を出力するランプ寿命検出回路50と、低電圧検出回路60とを備えてある。また、本実施形態に係る集積回路は、ランプ状態検出信号EA2を出力するランプ状態検出回路55を備えてある。
本実施形態に係る集積回路は、ランプが点灯なのか不点灯なのかを認識できるようにするランプ状態検出回路50を備えてある。このランプ状態検出回路50は後述する始動周波数動作タイマー回路20を構成するOR回路23とともに、始動周波数動作時間以降の期間でランプ不点灯が発生した場合には始動周波数に固定するように構成してある。
ランプ不点灯が継続している場合、始動周波数動作タイマー20と同時に動作させる保護動作タイマー回路40を備えてある。この保護動作タイマー回路45は、保護動作設定コンパレータ41、OR回路42、NAND回路43、スイッチQ1、並びに保護動作タイマーコンデンサC5を備え、この保護動作タイマーが終了することにより、インバータが停止するように構成してある。
NAND回路43の入力はランプ寿命検出回路50とランプ状態検出回路55とに接続し、ランプ寿命検出信号EA1若しくはランプ状態検出信号EA2の少なくとも一方からハイ信号を出力するとスイッチQ1がオフするように構成してある。スイッチQ1には保護動作タイマーコンデンサC5と動作設定コンパレータ41のマイナス端子に接続してある。保護動作時間設定コンパレータ41は基準電圧を設け、保護動作タイマーコンデンサC5が充電完了すると、OR回路42に保護動作設定信号EA3を送信し、保護動作設定信号EA3と低電源検出回路60から出力される低電源検出信号の一方が送信されると、後述する予熱周波数動作タイマー回路10、始動周波数動作タイマー回路20並びに全点灯維持動作タイマー回路30がリセットするとともにドライバー80を停止させる事で、インバータが停止するようにしてある。
本実施形態に係る集積回路は、共振周波数foより高い予熱周波数f1で動作する時間を確保する予熱周波数動作タイマー回路10を備えてある。この予熱周波数動作タイマー回路10は、スイッチQ2、予熱周波数動作時間タイマーコンデンサC2、予熱周波数動作時間設定コンパレータ11、NOT回路12、OR回路13、トランジスタQ5並びに予熱周波数設定抵抗R2を備えてある。
スイッチQ2の制御端子は保護動作タイマー回路40から出力された信号によりオン・オフする。スイッチQ2には予熱周波数動作時間タイマーコンデンサC2と予熱周波数動作時間設定コンパレータ11のプラス端子に接続してある。予熱周波数動作時間設定コンパレータ11は基準電圧V3を設け、予熱周波数動作時間タイマーコンデンサC2が充電すると、NOT回路12を介して、OR回路13に予熱周波数動作時間設定信号EA4を送信し、予熱周波数動作時間設定信号EA4とSTOPオフ信号とがともに送信されると、トランジスタQ5にオフ信号が送信され、予熱周波数設定抵抗R2には電流が流せなくなる様に構成してある。予熱周波数設定抵抗R2は、トランジスタQ5のオン・オフの作用により、発振周波数生成回路70に設けた発振周波数設定抵抗R1の抵抗値を変化させ、発振周波数を可変するようにしてある。
続いて、本実施形態に係る集積回路は、予熱周波数動作時間後にランプを点灯させるよう切り換えて点灯始動時間を確保する始動周波数動作タイマー回路20を備えてある。この始動周波数動作タイマー回路20は、OR回路24、スイッチQ3、始動周波数動作時間タイマーコンデンサC3、始動周波数動作時間設定コンパレータ21、NOT回路22、OR回路23、トランジスタQ6並びに始動周波数設定抵抗R3を備えてある。
OR回路24は保護動作タイマー回路40に接続し、予熱周波数動作タイマー回路10のOR回路13から信号が送信されるか、若しくは保護動作タイマー回路40からSTOPオフ信号が送信されると、OR回路24からの出力信号により、スイッチQ3がオン・オフするように構成してある。スイッチQ3には始動周波数動作時間タイマーコンデンサC3と始動周波数動作時間設定コンパレータ21のプラス端子に接続してある。始動周波数動作時間設定コンパレータ21は基準電圧V3を設け、始動周波数動作時間タイマーコンデンサC3が充電したら、NOT回路22を介して、OR回路23に始動周波数動作時間設定信号EA5を送信し、始動周波数動作時間設定信号EA5とSTOPオフ信号とがともに送信されると、トランジスタQ6に信号が送信され、始動周波数設定抵抗R3に電流を流したり、オフしたりするように構成してある。始動周波数設定抵抗R3は、トランジスタQ6のオン・オフの作用により、発振周波数生成回路70に設けた発振周波数設定抵抗R1の抵抗値を変化させ、発振周波数を可変するようにしてある。
続いて、本実施形態に係る集積回路は、前記始動周波数動作タイマーにより設定した始動周波数動作時間後にランプを全点灯させるように切り換えて全点灯周波数にて全点灯動作をさせる全点灯維持動作タイマー回路30を備えてある。この全点灯維持動作タイマー回路30は、OR回路34、スイッチQ4、全点灯維持動作タイマーコンデンサC4、全点灯維持動作時間設定コンパレータ31、NOT回路32、OR回路33、トランジスタQ7、調光スイッチQ8並びに段調光周波数設定抵抗R4を備えてある。
OR回路34は保護動作タイマー回路40に接続し、始動周波数動作タイマー回路20のOR回路23から信号が送信されるか、若しくは保護動作タイマー回路40からSTOPオフ信号が送信されると、OR回路34からの出力信号により、スイッチQ3がオン・オフするように構成してある。スイッチQ4には全点灯維持動作タイマーコンデンサC4と全点灯維持動作時間設定コンパレータ31のプラス端子に接続してある。全点灯維持動作時間設定コンパレータ31は基準電圧V3を設け、全点灯維持動作タイマーコンデンサC4が充電したら、NOT回路32を介して、OR回路33に全点灯維持動作設定信号EA6を送信し、全点灯維持動作設定信号EA6とSTOPオフ信号とがともに送信されると、トランジスタQ7に信号が送信され、この作用により調光動作する調光スイッチQ8が接続され、調光スイッチQ8のオンにより段調光周波数設定抵抗R4に電流が流れるように構成してある。段調光周波数設定抵抗R4は、トランジスタQ7のオンの作用により、発振周波数生成回路70に設けた発振周波数設定抵抗R1の抵抗値を変化させないようにし、タイマー時間経過後のトランジスタQ7のオフにより調光スイッチQ8が調光信号に同期してオン・オフするので抵抗R1の抵抗値を変化させて発振周波数を可変するようにしてある。
以上のように構成してある集積回路は以下のような作用をする。先ず、集積回路内部の電源が立ちあがってくると低電源検出回路60が発振周波数生成回路70とドライバ回路80の停止状態を解除し、始動動作が開始する。初期状態では、トランジスタQ5,Q6,Q7すべてがオン状態なので、周波数を決める抵抗値は抵抗R1、R2、R3で決定される事となる。その周波数は図2に示すように、予熱周波数f1となる。
予熱周波数動作タイマー回路10のスイッチQ2がオフし、予熱周波数動作時間タイマーコンデンサC2に充電が開始され、基準電圧V3のレベルを超えると、予熱周波数動作時間設定コンパレータ11の出力信号EA4は反転し、トランジスタQ5をオフさせる。これにより予熱周波数設定抵抗R2は切断され、周波数は始動周波数f2に切り替わると同時にスイッチQ3がオフし、始動周波数動作タイマー回路20の始動周波数動作時間タイマーコンデンサC3に充電が開始される。
始動周波数動作時間設定コンパレータ21の基準電圧V3のレベルを超えると、トランジスタQ6はオフし、全点灯周波数f3に移行する。この時ランプ状態検出回路55のランプ状態検出入力信号EA2が高い場合、すなわち不点灯状態の場合、ランプ状態検出入力信号EA2はハイが立っているので、始動周波数動作タイマー回路20に設けたOR回路23に入力され、トランジスタQ6はオンが継続する事となると同時に保護動作タイマー回路45に設けた保護動作タイマーコンデンサC5に充電が始まり、図5のタイムチャートに示すように始動周波数f2に固定する。動作設定コンパレータ41の基準電圧を超えると発振を停止する様に働かせる。もし、ランプ状態検出回路55が点灯の状態をしめすと、直ちにトランジスタQ6をオフさせ、図6のタイムチャートに示すように、全点灯周波数f3に切り替える事となる。
最後に全点灯維持動作タイマー回路30が動作するが、ここには段調光周波数f4の設定抵抗R4が接続されている。段調光周波数f4の信号は調光周波数であり、外部からオン・オフし、コントロールされる事になる。もし、この段階で調光オンの状態に設定されていても、トランジスタQ7がオンしているので、調光スイッチQ8は必ずオフを維持する事になり、段調光周波数設定抵抗R4は発振周波数設定抵抗R1から切り離された状態にある。従って、ここで決まる周波数は全点灯周波数設定抵抗R10だけとなり、全点灯周波数となる。全点灯維持動作タイマーコンデンサC4が全点灯維持動作設定コンパレータ31の基準電圧V3を超えると、トランジスタQ7はオフし、初めて調光周波数f4に移行可能になる。その後は調光スイッチQ8に連動して、全点灯、調光が切り替わる事となる。
これにより図2に示す様に、全点灯周波数f3の周波数で駆動される時間STR+が調光スイッチQ8が調光オンの状態でも必ず存在する事になり、この時間経過後、調光スイッチQ8がオンの場合は段調光周波数f4になるので、ユーザーは調光なのか全点灯なのか容易に確認できる事となる。
ところでこのシーケンス制御のコンパレータ11,21,31は並列に並べられタイマー信号はリレー式に伝達され、タイマーコンデンサC2,C3,C4を充電する充電電流も10μA以下に設定してあるので、タイマーコンデンサC2,C3,C4は比較的小さな容量でよく、各時間は個別に自由に設定する事ができる。その動作を図7に示してある。例えば、予熱時間のタイマー設定時間を長く取りたい場合、予熱周波数動作タイマーコンデンサC2の容量を大きくすると、図7に示すように、予熱周波数動作タイマーコンデンサC2が満充電になる時間が延びて、PRE V3'となり、予熱周波数f1の設定時間が延長されることになる。
図4に実施例1のシーケンス回路図を示す。この集積回路は、前記実施形態と同様に、予熱周波数動作タイマー回路10、始動周波数動作タイマー回路20、全点灯維持動作タイマー回路30、保護動作タイマー回路40、ランプ寿命検出回路50、ランプ状態検出回路55、低電圧検出回路60、発振周波数生成回路70、並びに、ドライバ回路80を備えてある。
この実施例に係る集積回路は、予熱周波数動作タイマー回路10にカウンタ15を設けてある。このカウンタ15は二つのフリップフロップTA,TB、AND回路16、並びに、NOT回路17を備えてあり、予熱周波数動作時間設定コンパレータ11の出力信号をフリップフロップTA,TB、AND回路16、RSフリップフロップRSpre並びにNOT回路17を用いて、トランジスタQ5をオン・オフさせるようにしてある。このような構成により、予熱周波数動作時間タイマーコンデンサC2を前記実施形態より小さくすることができる。
また、始動周波数動作タイマー回路20にもカウンタ25を設けてある。こちらのカウンタ25は二つのフリップフロップTC,TD、AND回路26、RSフリップフロップRSstr並びに、NAND回路27を備えてあり、始動周波数動作時間設定コンパレータ21の出力信号をフリップフロップTC,TD、AND回路26並びにNAND回路27を用いて、トランジスタQ6をオン・オフさせるようにしてある。このような構成により、始動周波数動作時間タイマーコンデンサC3を前記実施形態より小さくすることができる。
以上のように構成してある集積回路は以下のような作用をする。なお、基本的な動作は前記実施形態と略同様であるが、本実施例では、予熱周波数動作タイマー回路10並びに始動周波数動作タイマー回路20にそれぞれカウンタ15,25を設けたことにより、以下のような作用をする。なお、この動作のタイミングチャートを図8に示す。
電源が立ち上がり停止信号が解除され動作が開始すると、予熱周波数動作タイマー回路10の予熱周波数動作時間タイマーコンデンサC2に充電が開始される。予熱周波数動作時間タイマーコンデンサC2に充電されて、予熱周波数動作時間設定コンパレータ11の基準電圧の閾値を超えると、フリップフロップTAの入力信号TFFA_ CLKがハイからローに反転し、その出力信号TFFA_Qはハイになる。予熱周波数動作時間設定コンパレータ11の基準電圧を超えると予熱周波数動作時間設定コンパレータ11内部の放電素子が働き、予熱周波数動作時間タイマーコンデンサC2を放電せしめる。そして下側の閾値を超えると、また再充電を行い、クロック動作をする様に動く。2回目の山でフリップフロップTAの出力信号TFFA_Qが反転し、次段のフリップフロップTBの出力信号TFFB_Qが反転しハイになる。そして3回目の山でフリップフロップTAの入力信号TFFA_CLKがローになるのでTFFA_Qは反転する。この時AND回路16には両方ハイの入力が入るので、RSフリップフロップRSpreの出力は反転し、トランジスタQ5がオフし、予熱モードが終了する。
これと同時に、始動周波数動作タイマー回路20が動作を開始し、先ほど説明したカウンター動作を繰り返し、始動周波数動作タイマー回路20のトランジスタQ6がオフし、始動モードが終了し、全点灯維持タイマー回路30が動作を開始する。この例では全点灯維持動作タイマー回路30にコンパレータ31を使用している。
以上の様に前記実施形態と同様に、始動制御動作をするが、この場合、カウンター動作でタイマーを構成しているので、前記実施形態よりタイマーコンデンサC2,C3を小さな容量で実現できる為、コストが下がり、さらに信頼性の高いタイマーを構成することができる様になる。
本発明によれば、予熱時間、始動時間、全点灯時間を個別に設定ができるとともに、保護動作時間についても設定することができるうえ、集積回路で構成したことにより、部品点数を減少させることができる。
また、全点灯維持動作タイマーを設けたことにより、ランプ点灯後すぐに調光に入る場合であっても全点灯モードなのか、調光モードなのかを容易に判断することができる。
さらに、保護動作タイマーを設けたことにより、ノイズ等による誤検出を解消し、これによりインバータの誤停止を防止することができる。
本発明に係る集積回路における共振出力電圧と周波数の関係図である。 本発明に係る集積回路におけるランプ始動シーケンスタイミングチャートである。 本発明に係る集積回路における最良の実施形態のシーケンス回路図である。 本発明に係る集積回路における実施例1のシーケンス回路図である。 本発明に係る集積回路におけるランプ異常時における始動制御のタイミングチャートである。 同じくランプ異常時における始動制御のタイミングチャートである。 図3図示最良の実施形態におけるおけるランプ始動シーケンスタイミングチャートである。 図4図示実施例におけるカウンタータイマー始動シーケンスタイミングチャートである。 従来の集積回路におけるシーケンス回路図である。 図9図示従来例におけるおけるランプ始動シーケンスタイミングチャートである。 同じくランプ始動シーケンスタイミングチャートである。 従来の集積回路におけるディスクリート構成のシーケンス回路図である。
符号の説明
10 予熱周波数動作タイマー回路
11 予熱周波数動作時間設定コンパレータ
12 NOT回路
13 OR回路
15 カウンタ
16 AND回路
17 NOT回路
20 始動周波数動作タイマー回路
21 始動周波数動作時間設定コンパレータ
22 NOT回路
23,24 OR回路
25 カウンタ
26 AND回路
27 NAND回路
30 全点灯維持動作タイマー回路
31 全点灯維持動作時間設定コンパレータ
32 NOT回路
33,34 OR回路
40 保護動作タイマー回路
41 保護動作設定コンパレータ
42 OR回路
43 NAND回路
50 ランプ寿命検出回路
55 ランプ状態検出回路
60 低電圧検出回路
70 発振周波数生成回路
71 アンプ
72 バッファアンプ
80 ドライバ回路
110 始動周波数設定回路
120 予熱周波数設定回路
Q2,Q3,Q4,Q11,Q12,Q13 スイッチ
Q5,Q6,Q7 トランジスタ
Q8 調光スイッチ
C1 発振周波数設定コンデンサ
C2 予熱周波数動作時間タイマーコンデンサ
C3 始動周波数動作時間タイマーコンデンサ
C4 全点灯維持動作タイマーコンデンサ
R1 発振周波数設定抵抗
R2 予熱周波数設定抵抗
R3 始動周波数設定抵抗
R4 段調光周波数設定抵抗
TA,TB,TC,TD フリップフロップ
RSpre,RSstr RSフリップフロップ

Claims (6)

  1. LC直列共振の共振周波数foはfo=1/2π√LCで与えられ前記共振周波数より高い予熱周波数、始動周波数、並びに前記共振周波数より低い全点灯周波数が切り替え可能にしてあるランプ点灯装置において、共振周波数より高い予熱周波数で動作する時間を確保する予熱周波数動作タイマーと、予熱周波数動作時間後に前記ランプを点灯させるよう切り換えて点灯始動時間を確保する始動周波数動作タイマーとを備え、予熱周波数動作時間ならびに始動周波数動作時間を個別に設定できるように構成してあることを特徴とする集積回路。
  2. 前記始動周波数動作タイマーにより設定した始動周波数動作時間後に前記ランプを全点灯させるように切り換えて全点灯周波数にて全点灯動作をさせる全点灯維持動作タイマーを備え、前記ランプが調光なのか全点灯なのかを認識できるようにする為の全点灯維持動作時間を個別に設定できるように構成してあることを特徴とする請求項1記載の集積回路。
  3. 前記始動周波数動作時間以降の期間で前記ランプ不点灯が発生した場合に始動周波数に固定するように構成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の集積回路。
  4. 前記ランプ不点灯が継続している場合、前記始動周波数動作タイマーと同時に動作させる保護動作タイマーを備え、この保護動作タイマーが終了することにより、インバータが停止するように構成してあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の集積回路。
  5. 前記予熱周波数動作タイマー、始動周波数動作タイマー、全点灯維持動作タイマー、並びに、保護動作タイマーの少なくともいずれか一つにコンデンサを用いていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の集積回路。
  6. 前記予熱周波数動作タイマー、始動周波数動作タイマー、全点灯維持動作タイマー、並びに、保護動作タイマーの少なくともいずれか一つにカウンタを使用していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の集積回路。
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