JP4446308B2 - リコイルスタータ - Google Patents

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Description

本発明はリコイルロープを引っ張ることによりロープリールを回転させて、該ロープリールの回転を、ラチェット機構を介してエンジンのクランク軸に連結された駆動プーリ等の回転部材に伝達してエンジンを始動するようにしたリコイルスタータに関する。
スタータケースの外に配置されているリコイルロープの端部を牽引することによってスタータケース内に配置されているロープリールを回転駆動して、該ロープリールの回転をラチェット機構等を介してエンジンのクランク軸に連結された回転部材に伝達し、該回転部材によってクランク軸を回転させることによりエンジンを始動させるようにしたリコイルスタータが知られている。このようなリコイルスタータでは、スタータケース内に外周にU字状のリール部が形成されたロープリールが回転自在に配置されており、上記リコイルロープのスタータケース外に配置されている一端を牽引操作することによってロープリールをエンジン始動方向に回転させるようにしている。
更に、上記ロープリールとスタータケースとの間にはロープリールを回転付勢させるゼンマイバネが配置されており、リコイルロープを牽引してロープリールがエンジン始動方向に回転される際にこのゼンマイバネに回転力を蓄力させて、リコイルロープの牽引力を弛めることによってこのゼンマイバネに蓄えた回転力によってロープリールをエンジン始動方向と逆の方向に回転させて、ロープリールから引き出されたリコイルロープを再びロープリールへ巻き戻すようにしている。
上記のようなリコイルスタータで、リコイルロープが緩んだ状態となった場合や、リコイルロープを手放した時に、ゼンマイバネに蓄えた回転力によってロープリールが逆方向に回転するより速くリコイルロープを押込んでしまった場合や、あるいはリコイルロープの巻回がU字状のリール部の一側に偏って巻回した場合などに、リコイルロープがロープリールのU字状のリール部から外れてしまうことがあった。このような状態になると、リコイルスタータは作動不能となり、リコイルスタータをエンジンから取り外すとともに分解して再度リール部にリコイルロープを巻き付けるなどの大掛かりな修理を要してしまうという間題が発生していた。
上記のように、リコイルロープがロープリールのリール部から外れてしまう事態の発生を防ぐために、リコイルスタータの主要構成を収容しているスタータケースの内側周辺部に切り曲げ等によってガイド片を一体に形成して、このガイド片をロープリールの外周縁に接近させて配置して、ロープリールのリール部よりリコイルロープが外れないようにする従来技術が提案されている(特許文献1参照)。同様に、スタータケースの内側にガイド片を溶接させる技術も知られている。
また、スタータケースから一体的に突出形成させたブリッジ状のロープ外れ止め部材によって、ロープ引き出し口とロープリールとの間のリコイルロープを取り囲むようにガイドさせて、リコイルロープの引き出し部においてリコイルロープがロープリールのリール部から外れるのを防止するようにした技術も提案されている(特許文献2参照)。
特開平11−13605号公報 実開平5−38360号公報
リコイルスタータの主要な構成部品を収容しているスタータケースは通常は金属によって形成されており、このスタータケースの特にケース天井部はロープリール等の回転部品を支持するためのリール支軸を形成したり、又はエンジンを冷却するための外気を取り込むための開口を形成したりするためにデザインが画一的になりがちである。更に、このスタータケースにリコイルロープがロープリールから逸脱してしまわないようにするためのガイド片をケース天井部から切り曲げ等によって一体に形成すると、更に外観形状が制約されて自由なデザインが施せなくなるとともに製造コストを上昇させてしまうことがある。また、スタータケースをプラスチックで成型することによって、比較的自由なデザインが可能であるが、異なるデザイン毎にスタータケースの成形型を製造する必要があり、スタータケースの製造コスト上昇の原因となっていた。また部分的に2色の色づけをしたツートンカラー等のデザインを実現するためには2つの部品を成型しなければならず、低コストで提供することが困難であった。
本発明は、上記来技術での問題点を解消して、ロープリールのリール部からのリコイルロープの逸脱が防止できるとともに、スタータケースのケース天井部のデザインの制約を受けることがなく、且つ低コスト化が可能なリコイルスタータを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明はは、エンジンのクランク軸線と同軸に配置されるリール支軸が形成された金属製スタータケースと、外周に形成されたリール部にリコイルロープが巻回されるとともに上記リール支軸に回動可能に支持されているロープリールと、該リコイルロープを巻き取る方向に上記ロープリールを回動付勢するリコイルゼンマイとを備え、エンジンのクランク軸に連結される回転部材との間に形成したラチェット機構を介して上記ロープリールのエンジン始動方向の回転を回転部材に伝達して、該回転部材を介してクランク軸を回転させてエンジンを始動させるようにしたリコイルスタータにおいて、合成樹脂材によって形成されるとともに裏面側に円弧状のガイド片を一体に突出形成した天井プレートを、上記ガイド片がスタータケース内に突出されるように上記スタータケースの中央部に形成されたケース天井部の外側面に装着するとともに、上記ガイド片を上記リール支軸に支持されているロープリールの外周縁に近接して配置させ、上記ガイド片によってリコイルロープがロープリールから外れるのを防止するようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記スタータケースを、外側の枠体とケース天井部とをスポークを介して連結させてなる構成とし、上記天井プレートは軟質合成樹脂材によって形成し、かつ上記天井ケースとスポークの外側に装着したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、合成樹脂材によって形成されるとともに裏面側に円弧状のガイド片を一体に突出形成した天井プレートを、上記ガイド片がスタータケース内に突出されるように、天井プレートのリード/ガイドとして、上記スタータケースのケース天井部の外側面に装着するとともに、上記ガイド片を上記リール支軸に支持されているロープリールの外周縁に近接して配置させ、上記ガイド片によってリコイルロープがロープリールから外れるのを防止するようにしているので、切り曲げや溶接などの加工を必要としない。したがって、低コストでロープリールのリール部からのリコイルロープの逸脱が防止できる。
また、金属製のスタータケースのケース天井部の外側面を覆うように合成樹脂材製天井プレートを装着しているので、金属によって形成されるスタータケースの形状を変えることなく、天井プレートのデザインのみを変えることによってケース天井部の外側面のデザインを任意に変更することが可能となる。また、スタータケースと天井プレートの彩色も任意に変更することが可能であり、例えばツートンカラーなどのデザインも安価に実現することができる。
また、スタータケースと天井プレートとは別体構成なので、天井面が破損したときは、天井プレートのみを交換すればよいので、作業が楽で、費用も安くて済む。
さらに、天井プレートは合成樹脂材によって形成されているので、冷却風の導入穴形状を設計する際の自由度を上げることができる。
請求項2に係る発明によれば、天井プレートは軟質の合成樹脂材によって形成され、またその裏側には金属製のスポークが配置されているので、外部から衝撃を受けても変形しにくく、また衝撃荷重は上記スポークが受けるので、衝撃や変形に強い。
更に、天井プレートにガイド片を形成しているので、金属で形成されるスタータケースに円弧状のガイド片を形成する必要がなくスタータケースの製造コストの低減が可能であり、このようにガイド片を天井プレート側に形成することによって、ロープガイドをスタータケースに形成する場合に比べてリコイルロープがロープリールから外れるのを防止するために最適な形状に形成することができる。更に、多様なデザインのリコイルスタータでもスタータケースは共通として使用することができ、全体として多様なデザインのリコイルスタータを安価に提供することができる。
本発明はロープリールのリール部からのリコイルロープの逸脱が防止できるとともに、スタータケースのケース天井部のデザインの制約を受けることがなく、且つ、低コスト化を可能とするという目的を、合成樹脂材によって形成されるとともに裏面側に円弧状のガイド片を一体に突出形成した天井プレートを、上記ガイド片がスタータケース内に突出されるように上記スタータケースのケース天井部の外側面に装着するとともに、上記ガイド片を上記リール支軸に支持されているロープリールの外周縁に近接して配置させることによって実現したものであり、以下により具体的な実施の形態を説明する。
図1乃至図3に示すように、本発明のリコイルスタータ1は、リコイルスタータ1の主要構成を収容するとともにエンジンの側面部を覆うようにエンジンに装着されるスタータケース2を備えており、このスタータケース2は金属によって形成されるとともに、図8に示すように、外側の円形状の枠体2aと中央のケース天井部13とを4本のスポーク26を介して連結させてなるもので、スタータケース2の内側面には、エンジンのクランク軸と対向するようにリール支軸3が形成されており、このリール支軸3に外周面にリコイルロープ4を巻回するためのリール部5aが形成されたロープリール5が回転自在に装着されている。一端が上記ロープリール5に固定されるとともに上記リール部5aに巻回されているリコイルロープ4の他端側が、図1及び図2に示すようにスタータケース2に形成された開口6からスタータケース2の外方に引き出されており、このリコイルロープ4の他端側に取り付けられているハンドル7を牽引することによりリコイルロープ4がロープリール5のリール部5aから引き出されてロープリール5が上記リール支軸3を中心として回転される。
上記ロープリール5の側面とスタータケース2の内側面の間には、リコイルロープ4の牽引により回転されたロープリール5を逆方向に回転させて、引き出されたリコイルロープ4をロープリール5に巻き戻すためのリコイルゼンマイ8が配置されている。リコイルゼンマイ8の内周側の一端側は上記リール支軸3に、そして外周側の他端部が上記ロープリール5に固定されており、リコイルロープ4を引っ張り操作してロープリール5がエンジン始動方向に回転される際に上記リコイルゼンマイ8に回転力が蓄力されて、リコイルロープ4の牽引力を開放することによりリコイルゼンマイ8に蓄力された回転力でロープリール4を逆方向に回転させてスタータケース2の外側へ引き出されたリコイルロープ4をロープリール5に巻き戻すように作動する。
図4に示すように、上記ロープリール5の側面には上記リール支軸3の軸線と平行な支持穴9が形成されており、この支持穴9内に鋼材等の丸棒材を屈曲して形成したラチェット部材10の基部10aが回動可能に支持されている。このラチェット部材10が上記支持穴9内で回動することによってラチェット部材10の水平方向に屈曲されているアーム部10bが外径方向に突出したり又は中心方向に退避するように回動できるようにされている。エンジンのクランク軸に取り付けられるとともに上記ロープリール5と対向して配置される駆動プーリ11は、端部が円筒状に形成されたカップ状に形成されており、この駆動プーリ11の端縁に近い周壁に円周方向に等間隔に開口11aが形成されている。上記ラチェット部材10のアーム部10bがこの開口11aの縁と係合することによって、ロープリール5のエンジン始動方向の回転が駆動プーリ11へ伝達されるようにされている。
上記リール支軸3にはリール支軸3に対して所定の回転抵抗が付与された状態で回転可能に支持されているコントロール部材12が設けられており、このコントロール部材12の上記ロープリール5と対向した面側には周壁の一部が切り欠かれた係合端縁12aが形成されている。上記ロープリール5がエンジン始動方向へ回転されるときにロープリール5と一体に回転される上記ラチェット部材10のアーム部10bがこの係合端縁12aと係合することによって、アーム部10bが外径方向へ突出するようにラチェット部材10を回動させて、上記ラチェット部材10のアーム部10bが駆動プーリ11の開口11aの端縁と係合することによって、ロープリール5の回転がラチェット部材10を介して駆動プーリ11側に伝達される。
上記スタータケース2のケース天井部13にはエンジンを冷却するための冷却空気をエンジン内部へ導入させるための導風窓14(詳しくは図8参照)が形成されており、スタータケース2をエンジンのクランク軸と対向するように装着した状態でスタータケース2内を経由して外気をエンジン内へ導入できるようにしている。更に、上記スタータケース2のケース天井部13の内側に形成されているリール支軸3に回転自在に支持されているロープリール5の外周に形成されたリール部5aとこのロープリール5の中心部に形成されているボス部5bとの間には、半径方向に延びている多数のリブ15が形成されており該リブ15の間にロープリール5の一側から他側へ貫通した通風口16が形成されており、上記導風窓14を介してスタータケース2内に導入した冷却風をロープリール5の通風口16を透してエンジン内へ流入されるようにしている。
上記スタータケース2のケース天井部13の外側面には、このケース天井部13の表面を覆うようにウレタン等の比較的硬質の合成樹脂材によってほぼ円盤状に形成された天井プレート17が装着されている。図5及び図8に示されるように、この天井プレート17には上記ケース天井部13に形成されている導風窓14を介してスタータケース2内へ冷却風を導入する為の多数の導入穴18が全面に形成されており、この例においては、比較的小さい六角形状の導入穴18を天井プレート17のほぼ全面に形成することによってスタータケース2のケース天井部13の外側面をデザインしている。この導入穴18の形状や大きさ等を任意に変更することによってスタータケース2のケース天井部13の外側面を多様にデザイン変更することができる。
更に、上記天井プレート17の裏面側には、所定の突出高さで天井プレート17の外周縁に沿った円弧状に形成されている複数のガイド片19、19aが円周方向に間隔を隔てて一体に形成されており、天井プレート17を上記スタータケース2のケース天井部13の外側面に、ガイド片をリード/ガイドの役目を果たし、ガイド片と天井部13の外側面と摺接しながら装着する。この状態により、上記円弧状のガイド片19、19aがスタータケース2の内面側に突出されて、これらのガイド片19、19aが上記ロープリール5のリール部5aの外周に沿って配置されるようにされている。各ガイド片19、19aはロープリール5のリール部5aの外周縁とリコイルロープ4の径より狭い間隔で対向して配置され、リコイルロープ4に弛みが発生した場合でもリコイルロープ4がリール部5aから外れないようにしている。
なお、図4、図6及び図8に示すように、スタータケース2に形成されているリコイルロープ4をスタータケースの外側に引き出すための開口6と対向した位置に配置されるガイド片19aには、リール部5aから引き出されたリコイルロープ4を案内するようにガイド片19aに長穴20が形成されている。長穴20の幅方向寸法は上記リール部5aの外幅より小さくかつ、長穴20の長手方向の寸法はリコイルロープ4がリール部5aに巻き取られる際の巻径の変動に対してリコイルロープ4が長穴20の縁に接触しない長さに形成されており、リコイルスタータケース2から引き出されているリコイルロープ4がロープリール5に巻き取られる部分でリール部5aから外れてしまうことを防止している。上記構成によれば、上記ガイド片19aの長穴20からリコイルロープ4がガイドされた状態で引き出されてくるので、確実なロープ巻き取りが可能である。
図4、図8及び図9に示すように、上記天井プレート17は、上記ガイド片19aとこのガイド片19aと対向したガイド片19の基部に形成されている係合穴21内にスタータケース2の導風窓14の縁に形成されている係合片22を係合させるとともに、天井プレート17の周縁部の裏面側に突出形成されている固定ピン23を、スタータケース2に形成した穴24内に挿入して、スタータケース2の内側に貫通し上記固定ピン23にプッシュナット25を装着することによって、天井プレート17をスタータケース2に一体に固定している。なお、上記固定ピン23とガイド片19、19aとは同周上にあるようにするため、4個の固定ピン23が等間隔に配置され、その同一円周上に6個のガイド片19と長穴20を有する1個のガイド片19aが分散配置されている。
上記リコイルスタータ1によれば、金属によって形成されているスタータケース2のケース天井部13の外側面を覆うように合成樹脂材によって成形された天井プレート17を装着しているので、金属によって形成されるスタータケース2のデザインを変えることなく、天井プレート17のデザインのみを変えることによってケース天井部13の外側面のデザインを任意に変更することが可能である。また、スタータケース2と天井プレート17の彩色も選択することが可能であり例えばツートンカラーなどのデザインも安価に実現することができる。このように、天井プレート17は合成樹脂材によって形成されているので、冷却風の導入穴18の形状を設計する際の自由度は高い。
さらに、金属で形成されるスタータケース2に切り曲げや溶接などの加工によってガイド片を形成する必要がなくスタータケース2の製造コストの低減が可能であり、更に、ガイド片19を天井プレート17側に形成することによって、ガイド片19をリコイルロープ4がロープリール5から外れるのを防止するために最適な形状に形成することができる。更に、多様なデザインのリコイルスタータ1でもスタータケース2は共通として使用することができ、全体として多様なデザインのリコイルスタータ1を安価に提供することができる。
また、スタータケース2と天井プレート17とは別体構成なので、天井面が破損したときは、天井プレート17のみを交換すればよいので、作業が楽で、費用も安くて済む。
なお、上記実施例によるラチェット機構は、リール支軸3に対して回転抵抗が付与されているコントロール部材12とを備えるとともに、このコントロール部材12と係合することによって回動作動されるラチェット部材10を備えているラチェット機構として構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、リコイルロープ4によって回転駆動されるロープリール5に蓄力ゼンマイやダンパスプリング等の回転蓄力手段を介して連結されたカム部材を設け、このカム部材とエンジンのクランク軸に取り付けられる駆動プーリとの間に遠心力によってカム部材と駆動プーリ間の回転伝達を断続させるようにした遠心ラチェット機構を構成しているリコイルスタータにも適用することができる。
なお、天井プレート17を軟質合成樹脂から形成してもよい。この場合、天井プレート17の裏側には金属製のスポーク26が配置されているので、外部から衝撃を受けても変形しにくく、また衝撃荷重は上記スポークが受けるので、衝撃や変形に強い。
本発明の実施例にかかるリコイルスタータの正面図 図1と同じリコイルスタータの背面図 図2におけるA−A線上の断面図 図2におけるB−B線上の断面図 図1のリコイルスタータに使用されている天井プレートの背面図 図5と同じ天井プレートの側面図 図5におけるC−C線上での断面図 図1のリコイルスタータの組み付け前のスタータケースと天井プレートを示す斜視図 組み付けた状態のスタータケースと天井プレートを示す背面図
符号の説明
1 リコイルスタータ
2 スタータケース
3 リール支軸
4 リコイルロープ
5 ロープリール
5a リール部
5b ボス部
13 ケース天井部
17 天井プレート
18 開口
19 ガイド片
19a ガイド片

Claims (2)

  1. エンジンのクランク軸線と同軸に配置されるリール支軸が形成された金属製スタータケースと、外周に形成されたリール部にリコイルロープが巻回されるとともに上記リール支軸に回動可能に支持されているロープリールと、該リコイルロープを巻き取る方向に上記ロープリールを回動付勢するリコイルゼンマイとを備え、エンジンのクランク軸に連結される回転部材との間に形成したラチェット機構を介して上記ロープリールのエンジン始動方向の回転を回転部材に伝達して、該回転部材を介してクランク軸を回転させてエンジンを始動させるようにしたリコイルスタータにおいて、合成樹脂材によって形成されるとともに裏面側に円弧状のガイド片を一体に突出形成した天井プレートを、上記ガイド片がスタータケース内に突出されるように上記スタータケースの中央部に形成されたケース天井部の外側面に装着するとともに、上記ガイド片を上記リール支軸に支持されているロープリールの外周縁に近接して配置させ、上記ガイド片によってリコイルロープがロープリールから外れるのを防止するようにしたことを特徴とするリコイルスタータ。
  2. 上記スタータケースは、外側の枠体とケース天井部とをスポークを介して連結させてなり、上記天井プレートは軟質合成樹脂材によって形成され、かつ上記天井ケースとスポークの外側に装着されたことを特徴とする、請求項1に記載のリコイルスタータ。
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