JP4446107B2 - シャモットを原料とする瓦の製造方法 - Google Patents
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Description
そこで、前記したシャモットを原料とする瓦のいわゆるリサイクル化が試みられている。
シャモットの含有量を増加させることにより、大量に発生するシャモットの再生活用を図ろうとすると、シャモットは粘土に比べて可塑性が低いから、シャモットの含有量を増加させるほど粒子間の結合力が弱くなるため、形状の保持が困難になり、表面に細かい凹凸が発生するなどの問題があった。
このため、瓦用粘土に比較してシャモットの乾燥収縮率が低いので、瓦用粘土とシャモットとの両者間に瓦素地の乾燥時に乾燥収縮率の較差による亀裂が発生する問題があった。
さらに、他の問題点は、瓦素地の金型の成形時の離型の不確実な点である。
さらに、他の問題点は、瓦用粘土とシャモットとの両者間に乾燥収縮率の較差による亀裂が発生する点や瓦の表面に釉薬が露呈し、瓦の美観を損なう点である
。
瓦用粘土とシャモットを配合し、さらに、リグニン、フミン酸、スターチ、またはカルボキシメチルセルロース(CMC)のいずれかの一種の粘結剤を配合させ、混練してシャモットを利用した瓦用原料を得た上、
上型と下型からなる金型を有するプレス成形機により、前記の瓦用原料により、瓦素地を得るのに備えて、押出成形した荒地に離型剤を塗布させることなく、前記の金型のみに3.5〜4.0g/枚の離型剤の塗布量を100%としたときに比較して20%〜50%の離型剤を塗布させてプレス成形することにより、瓦素地を成形し、以下、乾燥、焼成することを特徴とするシャモットを原料とする瓦の製造方法である。
瓦用粘土を40〜60重量%とシャモットを40〜60重量%を配合し、さらに、リグニン、フミン酸、スターチ、もしくはカルボキシメチルセルロース(CMC)のいずれかの一種またはリグニンとフミン酸との二種の粘結剤を0.5〜2.0重量%を配合させることを特徴とするシャモットを原料とする瓦の製造方法である。
ベントナイト、カオリン、または滑石のいずれかの一種の成形用助剤を1.0〜2.0重量%を配合させることを特徴とするシャモットを原料とする瓦の製造方法である。
シャモットの粒径が0.5mm以下であることを特徴とするシャモットを原料とする瓦の製造方法。
さらに、シャモット中には物性上、釉薬が残存しているが、粒径が最大0.5mmのシャモットを採用することにより、瓦の表面に露呈する釉薬による“しみ”を目立たないようにでき、瓦の美観の向上化に寄与できる。
前記した金型に対する通常の離型剤の塗布量は、瓦の種類により多少の差異があるものの、その目安は一般的に約3.5〜4.0g/枚である。
したがって、この実施例による離型剤の塗布量は、約0.7〜2.0g/枚が目安となる。
粒径が微細(たとえば、1μm以上0.5mm以下のもの)であるから、瓦素地の表面および裏面の形態は、通常の瓦に比較して著しく滑らかである。
この結果、金型に対する離型剤の塗布量は、瓦素地の金型からの離型を実施できる限り、その限界まで塗布量を減量することが好ましいことが判明したものである。
この発明の実施例では、シャモットの乾燥収縮率が瓦用粘土の乾燥収縮率に比較して低いことに鑑み、シャモットの粒径が大きい場合、乾燥工程時にシャモットと瓦用粘土間に大きな亀裂が発生し易いこと、また、シャモットは瓦の廃棄物などによる再生物であるから、物性上、釉薬が残存し、その釉薬が瓦の表面に露呈するおそれがあることを考慮し、亀裂を抑制し、釉薬の露呈による“しみ”を目立たないように意図し、前記のように上限を0.5mmとした。
荒地の断面形状が従来の伝統的な形状と異なり、製品瓦の断面形状に近似した状態になるように成形する。
荒地の断面形状が製品瓦の断面形状に近似した状態になるようにするため、土練機の口金を調整する。
このように、荒地の断面形状を製品瓦の断面形状に近似した状態で成形することにより、該原料の粒子間の結合力の保持ができ、可塑性が低いものの、瓦素地の形態保持に寄与できる。
前記したように、この発明の原料は、多量にシャモットを含有しているから、可塑性が低いという問題がある。
金型に塗布された離型剤は成形時に金型内で行き場を失い、行き場を失った離型剤の圧力により、瓦素地の所々に筋状の凹凸が発生する。
この凹凸はとりわけ、瓦素地の表面に生じることにより瓦の美観を損なう原因となることはいうまでもない。
さらに、可塑性が低いことに起因して瓦素地の強度が不足することも併せて前記したように筋状の凹凸に乾燥キレを発生するから、これらの問題の解決のため発明者らは以下の工夫を凝らした。
一方、金型には通常の塗布量を100%としたときに比較して約20%〜50%の離型剤を塗布させて成形を行う。
なお、この発明では、シャモットを主原料に採用するから、次の事項について敷衍する。
シャモットは、一般的に採用される瓦用粘土と異なり、施釉工程処理後のものであるから、シャモットの組成物中には、一般的に釉薬を構成するガラス質のものとして、たとえば、長石、フリット(ほうけい酸鉛)、また、色彩の変化に応じて、鉄、マンガン、土灰(雑木灰)、酸化銅などが知られるように採用され、還元焼成、酸化焼成されたものが含まれる。
したがって、シャモット中には前記した釉薬が瓦用粘土と異なり、ガラス質に変化したものが混在しているから、シャモットを主原料に採用し、前記した瓦を製造することにより、溶けた釉薬が瓦用粘土とシャモットに結合されるから、原料同士が互いに強く結合される。
よって、強度に優れた瓦を得ることができる。
以下、押出成形工程、プレス成形工程、乾燥工程、施釉工程、焼成工程を順次行うことは実施例1に記載した工程と共通である。
以下、押出成形工程、プレス成形工程、乾燥工程、施釉工程、焼成工程を順次
行うことは実施例1に記載した工程と共通である。
以下、押出成形工程、プレス成形工程、乾燥工程、施釉工程、焼成工程を順次行うことは実施例1に記載した工程と共通である。
以下、押出成形工程、プレス成形工程、乾燥工程、施釉工程、焼成工程を順次行うことは実施例1に記載した工程と共通である。
Claims (4)
- 瓦用粘土とシャモットを配合し、さらに、リグニン、フミン酸、スターチ、またはカルボキシメチルセルロース(CMC)のいずれかの一種の粘結剤を配合させ、混練してシャモットを利用した瓦用原料を得た上、
上型と下型からなる金型を有するプレス成形機により、前記の瓦用原料により、瓦素地を得るのに備えて、押出成形した荒地に離型剤を塗布させることなく、前記の金型のみに3.5〜4.0g/枚の離型剤の塗布量を100%としたときに比較して20%〜50%の離型剤を塗布させてプレス成形することにより、瓦素地を成形し、以下、乾燥、焼成することを特徴とするシャモットを原料とする瓦の製造方法。 - 瓦用粘土を40〜60重量%とシャモットを40〜60重量%を配合し、さらに、リグニン、フミン酸、スターチ、もしくはカルボキシメチルセルロース(CMC)のいずれかの一種またはリグニンとフミン酸との二種の粘結剤を0.5〜2.0重量%を配合させることを特徴とする請求項1記載のシャモットを原料とする瓦の製造方法。
- ベントナイト、カオリン、または滑石のいずれかの一種の成形用助剤を1.0〜2.0重量%を配合させることを特徴とする請求項1または2記載のシャモットを原料とする瓦の製造方法。
- シャモットの粒径が0.5mm以下であることを特徴とする請求項1、2または3記載のシャモットを原料とする瓦の製造方法。
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