JP4443736B2 - アウトリガ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレーンを架装搭載するトラック等の車両に設けられるアウトリガ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラック等の車両の運転室と荷台との間のシャーシフレーム上に架装搭載される車両搭載用クレーンには、荷役作業時に側方に張出して接地させ安定を図るアウトリガ装置が設けられているが、近年さらに荷役作業時のトラック等の車両の安定を図るため、荷台後部のシャーシフレームの下部に、同じように側方に張出し接地させて使用するいわゆるリヤアウトリガ装置が設けられることがある。
【0003】
このリヤアウトリガ装置は、車両搭載用クレーン自体に設けられているアウトリガ装置に比べると受ける負荷が小さいので、車両搭載用クレーンのアウトリガ装置より小型のもので差し支えない。
従って、リヤアウトリガ装置は小型で、図4〜図6に示すように、シャーシフレームに固定されるアウターボックス51内にインナーボックス52を摺動自在に嵌挿し、インナーボックス52の先端部にジャッキ装置53を設けて、側方に張出すときインナーボックス52を手動でアウターボックス51から引出すように構成されている。
【0004】
ジャッキ装置53は、回動部材54を介してインナーボックス52に取付けられており、車両の走行時には水平にし、接地させるときには鉛直方向に向けて内蔵する油圧シリンダを伸長させる。
ジャッキ装置53への油の給排を行うため、アウターボックス51の先端部の側板51Sの上部(インナーボックス52の上板52Tより高い位置)にジョイントブロック55、ジャッキ装置53の上端部にジョイントブロック56を設け、アウターボックス51側のジョイントブロック55から、アウターボックス51の上板51Tとインナーボックス52の上板52Tの間、インナーボックス52の内側、回動部材54の内側を経て、ジャッキ装置53側のジョイントブロック56まで油圧ホース57が配設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このリヤアウトリガ装置は、側方に張出して接地させるときには、オペレータが一旦車両の荷台後部のリヤアウトリガ装置の位置まで行き、インナーボックス52を手動でアウターボックス51から引出さなければならないので面倒である。
【0006】
アウターボックス51に対してインナーボックス52を伸縮させる油圧シリンダを取付けることができれば、インナーボックス52の張出しを手動で行う必要はなくなるが、小型のアウトリガ装置では、インナーボックス52の内側の寸法(幅w2 ×高さh2 )が小さいので、インナーボックス52内に油圧ホース57に加えて油圧シリンダまで設ける余地はなく、あえて油圧シリンダを設けようとすれば、インナーボックス52の内側の寸法を大きくしなければならなず、過大なアウトリガ装置となる。
【0007】
本発明は、アウトリガ装置における上記問題を解決するものであって、小型のアウトリガ装置でも、インナーボックスの内側の寸法を大きくすることなく、油圧ホースと油圧シリンダとを内蔵できるようにするアウトリガ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、アウターボックス内にインナーボックスを摺動自在に嵌挿し、インナーボックスの先端部にジャッキ装置を設けたアウトリガ装置において、インナーボックスをアウターボックスに対して伸縮させる油圧シリンダをインナーボックス内に設け、アウターボックスの側板とジャッキ装置の上端部のそれぞれにジョイントブロックを設け、インナーボックスの油圧シリンダ取付位置より先端側のインナーボックス側板にホース案内孔を貫通し、アウターボックス側のジョイントブロックから、アウターボックスの側板とインナーボックスの側板との間、ホース案内孔、インナーボックスの内側を経て、ジャッキ装置側のジョイントブロックまで、ジャッキ装置への油の給排を行う油圧ホースを配設することにより上記課題を解決している。
【0009】
このアウトリガ装置では、ジャッキ装置への油の給排を行う油圧ホースが、ホース案内孔から先端側でのみインナーボックスの内側を通るように配設されているので、インナーボックスの内側の寸法を大きくすることなく油圧シリンダをインナーボックス内に設けることができる。アウターボックスは、幅が広くなるが高さを低くできるので、地上高さが高くなり、車両の走行時の安全性が向上する。
【0010】
作業開始時には、まずインナーボックスを側方に張出し、次にジャッキ装置を伸長して接地させ安定を確保する。作業終了時には、ジャッキ装置を短縮し、インナーボックスをアウターボックス内に格納する。このとき、インナーボックスは、油圧シリンダによって伸縮されるので、オペレータが一旦アウトリガ装置の位置まで行ってインナーボックスを手動でアウターボックスから引出す必要はない。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施の一形態を示すアウトリガ装置の部分破砕断面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。
このアウトリガ装置は、車両搭載用クレーンが架装搭載されたトラックの荷台後部に設けられるものであって、アウターボックス11内にインナーボックス12が摺動自在に嵌挿され、インナーボックス12の先端部にジャッキ装置13が設けられている。
【0012】
インナーボックス12内には、一端がアウターボックス11、他端がインナーボックス12に取付けられて、インナーボックス12をアウターボックス11に対して伸縮させる張出用の油圧シリンダ10が設けられている。
ジャッキ装置13は、回動部材14を介してインナーボックス12に取付けられていて、インナーボックス12に対して90°回動可能になっており、トラックの走行時には水平にし、接地させるときには鉛直方向に向けて内蔵する接地用の油圧シリンダ(図示略)を伸長させる。
【0013】
アウターボックス11の先端部の側板11Sには、ジョイントブロック15がインナーボックス12の上板12Tより低い位置となるように設けられており、ジャッキ装置13の上端部にはジョイントブロック16が設けられている。
インナーボックス12には、側板12Sよりも外側に突出するよう幅広く形成されている下板12Bからホースガイド18が、基端部から油圧シリンダ10の取付位置P付近までに亘って立設されており、油圧シリンダ10の取付位置Pより先端側に、側板12Sを貫通するホース案内孔19が設けられている。
【0014】
そして、アウターボックス11側のジョイントブロック15から、アウターボックス11の側板11Sとインナーボックス12の側板12Sとの間、ホース案内孔19、インナーボックス12の内側、回動部材14の内側を経て、ジャッキ装置側13側のジョイントブロック16まで、ジャッキ装置13への油の給排を行うための油圧ホース17が配設されている。
【0015】
このアウトリガ装置では、油圧ホース17が、油圧シリンダ10の存在する部分ではアウターボックス11の側板11Sとインナーボックス12の側板12Sとの間を通り、ホース案内孔19から先端側でのみインナーボックス12の内側を通るように配設されているので、インナーボックス12の内側の寸法(幅wl ×高さhl )を大きくすることなく油圧シリンダ10をインナーボックス12内に設けることができる。
【0016】
インナーボックス12は、上板12Tと下板12Bの幅が従来のインナーボックス52の上板52Tと下板52Bより広くなっているので、断面係数が従来のインナーボックス52より大きくなっている。また、アウターボックス11は、幅Wl が従来のアウターボックス51の幅W2 より広くなっているが、高さHl が従来のアウターボックス51の高さH2 より低くなっているので、断面係数は従来のアウターボックス51とさほど変わらない。従って、全体として強度的には若干強くなっている。
【0017】
このアウトリガ装置は、強度を低下させることなくアウターボックス11の高さHl が低くできるので、トラックの荷台後部のシャーシフレームの下方に取付けても地上高さが高くなり、トラックの走行時の安全性が向上する。
作業開始時には、まずインナーボックス11を側方に張出し、次にジャッキ装置13を伸長して接地させ安定を確保する。作業終了時には、ジャッキ装置13を短縮し、インナーボックス12をアウターボックス11内に格納する。このとき、インナーボックス12は、油圧シリンダ10によって伸縮されるので、オペレータが一旦アウトリガ装置の位置まで行ってインナーボックス12を手動でアウターボックス11から引出しあるいは押込む作業は必要はなく、作業が省力化される。
【0018】
以上車両搭載用クレーンが架装搭載されたトラックの荷台後部に設けられるアウトリガ装置について述べたが、本発明のアウトリガ装置は、小型で内側の空間が小さい中に油圧シリンダと油圧ホースを内蔵することが求められる総てのアウトリガ装置に適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すアウトリガ装置の部分破砕断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】従来のアウトリガ装置の部分破砕断面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図4のD−D線断面図である。
【符号の説明】
10 油圧シリンダ
11 アウターボックス
12 インナーボックス
13 ジャッキ装置
14 回動装置
15 ジョイントブロック
16 ジョイントブロック
17 油圧ホース
18 ホースガイド
19 ホース案内孔

Claims (1)

  1. アウターボックス内にインナーボックスを摺動自在に嵌挿し、インナーボックスの先端部にジャッキ装置を設けたアウトリガ装置であって、インナーボックスをアウターボックスに対して伸縮させる油圧シリンダをインナーボックス内に設け、アウターボックスの側板とジャッキ装置の上端部のそれぞれにジョイントブロックを設け、インナーボックスの油圧シリンダ取付位置より先端側のインナーボックス側板にホース案内孔を貫通し、アウターボックス側のジョイントブロックから、アウターボックスの側板とインナーボックスの側板との間、ホース案内孔、インナーボックスの内側を経て、ジャッキ装置側のジョイントブロックまで、ジャッキ装置への油の給排を行う油圧ホースを配設したことを特徴とするアウトリガ装置。
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