JP4443698B2 - キャップ付き容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップが口部に着脱されることで密封・開封されるキャップ付き容器に関し、特に、炭酸飲料水等を内容物とするために内部が陽圧となりうるキャップ付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
炭酸飲料水や清涼飲料水等の販売に際し、キャップにより密封されるキャップ付き容器(以下、適宜「容器」という。)が広く利用されている。この容器は、略有底円筒状の胴体と、胴体に縮径されながら連設され上方に開口した略円筒状の口部と、口部の外周面に設けられたオスネジ部とより構成されている。また、この容器は、天板部と、天板部の周縁より外方にある肩部と、肩部より下方に延設された円筒部と、円筒部の内周面に形成されたメスネジ部とより構成され、肩部の裏側に設けられたシール材を有する略有天円筒状のキャップを備えている。前記構成の容器は、オスネジ部及びメスネジ部を介してキャップが口部に螺着され、シール材が肩部に圧迫されて口部の上端頂部に圧接することで密封される。一方、前記構成の容器は、密封状態からキャップが口部に対して開封方向に回転され、オスネジ部及びメスネジ部の螺進に伴ってキャップが上昇し、シール材が口部の上端頂部から離反することにより密封が解除される。
【0003】
ところで、容器の口部に直接口をつけたときの内容物の飲みやすさや、コップへの内容物の注ぎやすさ等を考慮すると、口部を拡径してある程度の広口とすることが好ましい場合がある。しかしながら、口部を広口とすると、口部のオスネジ部とキャップのメスネジ部との螺着時の接触面積が大きくなるため、容器の開封に比較的大きな力を要することとなり、使い勝手が悪くなるおそれがある。
【0004】
そこで、オスネジ部に代えて口部の外周面に複数の係合スレッドを設け、メスネジ部に代えてキャップの内周面に複数のラグを設け、複数のラグを複数の係合スレッドに係合させ、キャップの天板部により口部を閉塞することで密封されるように構成された容器を用いることが考えられる。かかる構成の容器においては、口部の係合スレッドとキャップのラグとの接触面積が小さい。従って、密封状態からキャップをわずかな力で回転させるだけで、ラグと係合スレッドとの係合が解除されて密封状態が解除される。
【0005】
しかし、容器の口部が広口とされているため、容器内に炭酸飲料水が入れられている等の理由によって容器内が陽圧となると、キャップの天板部及びこれに連続する肩部が容器内の圧力を受けて持ち上げられやすい。従って、この場合、ラグと係合スレッドとの係合が維持されることでキャップが口部から外れることはないものの、天板部の裏側に設けられたシール材も上方に持ち上げられるおそれがある。そして、シール材と口部の上端部との間に隙間が生じ、炭酸ガス等の内容物が当該隙間から容器外へ抜け出るおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
かかる背景に鑑みて、本発明は容器内が陽圧となっても密封性を確実に維持することができるキャップ付き容器を提供することを解決課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、略円形の天板部と、該天板部の周縁より外方にある肩部と、該肩部より下方に延びる円筒部と、該円筒部の内径方向に突出する複数のラグとを有するキャップを備え、外周面に複数の係合スレッドが設けられ、上方に開口する略円筒状の口部を有するキャップ付き容器に関する。
【0008】
前記課題を解決するための本発明のキャップ付き容器は、前記キャップは、前記肩部が前記天板部の周縁から拡径しながら下降して形成された傾斜部を介して連なり、該傾斜部の下端縁から下降しながら拡径して形成され、前記口部の上端頂部の位置に対応する略水平の前記横肩部と、該横肩部の外周縁から拡径して形成され、該口部の上端側壁の位置に対応する縦肩部とを有し、前記円筒部が該縦肩部の下端縁から拡径して形成された拡径部の外周縁より下方に延びて形成され、前記キャップが該口部にラグと係合スレッドの係合により装着されたとき、該横肩部及び該縦肩部の裏側に該口部の上端頂部及び上端側壁に圧接されるシール材が設けられていることを特徴とする。
【0009】
前記構成の容器によれば、キャップにより口部が閉蓋されたとき、複数のラグが複数の係合スレッドに係合し、シール材が少なくとも口部の上端頂部に全周にわたり圧接することで密封される。
【0010】
かかる密封状態において、容器内が陽圧なっている場合、キャップの天板部が上向きに容器内の圧力を受ける。このとき、肩部の横肩部も傾斜部を介して天板部に近い内周縁側から上向きの力を受ける。また、キャップが拡径部を介してラグが係合スレッドに係合しているため、かかる上向きの力に抗じて横肩部はその内周縁側が上昇し、外周縁側が下降するように傾斜する力を受ける。これにより、縦肩部がキャップの内径方向に力を受け、シール材が口部の上端側壁に向かって圧接する。従って、容器内の圧力によってキャップの天板部及び横肩部が上昇し、シール材が口部の上端頂部から離反しても、容器の密封性が確実に確保される。
【0011】
また、前記キャップにおいて、前記横肩部が前記天板部の下方に段差を介して形成されていることが好ましい。かかる段差を介しているため、容器内の圧力を受けることで生じた天板部の変形の影響が緩和されて直接的に横肩部に及ぶことが抑止される。従って、横肩部によるシール材の口部の上端頂部への圧接を確実に維持し、容器の密封性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明のキャップ付き容器の実施形態について図面を用いながら説明する。図1は本実施形態のキャップ付き容器の要部の構成説明図であり、図2は本実施形態のキャップ付き容器の要部の機能説明図である。
【0013】
図1に示す本実施形態のキャップ付き容器は金属缶体であり、同じく金属よりなる略有天円筒状のキャップ1を備え、上方に開口する略円筒状の口部2を有している。キャップ1は、略円形の天板部3と、天板部3の周縁から拡径しながら下降して形成された傾斜部4と、傾斜部4の下端縁からやや下降しながら拡径して形成された略水平な横肩部5と、横肩部5の外周縁からやや拡径しながら下方に延びて形成された縦肩部6と、縦肩部6の下端縁から拡径して形成された拡径部7と、拡径部7の外周縁より下方に延びて形成された円筒部8と、円筒部8の下端部から内径方向に突出して形成された複数のラグ9とから一体に構成されている。横肩部5及び縦肩部6がキャップ1の肩部を構成する。また、図2に示すように天板部3、傾斜部4、横肩部5及び縦肩部6の裏面を全体的に覆うエラストマー層10a及びエラストマー層10aの下面を全体的に覆うポリエチレン層10bより形成された二層構造のシール材10が設けられている。
【0014】
口部2は、その上端部が外側に巻き込まれてカール状に形成され、これにより略水平の上端頂部11と、上端頂部11の外周縁から略下方に延びる上端側壁12とが形成されている。また、口部2は、カール状に形成された部分のうち内側にある部分の下縁から拡径する拡径部13と、拡径部13の外周縁から下方に延びる円筒部14とを有している。円筒部14の外周面には、水平方向に延びる複数の係合スレッド15と、係合スレッド15の右端部から右斜め上方に傾斜してから右方向に水平に延びる案内スレッド16と、係合スレッド15の左端部より下方に延びるストッパ17とが外径方向に突出して設けられている。
【0015】
前記構成の容器によれば、キャップ1が口部2に対して閉蓋方向(図中左)に回転されると、ラグ9が案内スレッド16の下端縁に沿って移動し、さらに係合スレッド5の下端縁に沿って左に水平移動した後、ストッパ17の右端縁によってその水平移動が規制される。そして、図1に示すようにシール材10が、キャップ1の横肩部5により下方に圧迫されて口部2の上端頂部11に圧接するとともに、キャップ1の縦肩部6により内径方向に圧迫されて口部2の上端壁に圧接することで容器が密封される。
【0016】
かかる密封状態にあって、容器内に炭酸飲料水が詰められている等の原因により容器内が陽圧なっている場合、図2に矢印1で示すようにキャップ1の天板部3が上向きに容器内の圧力を受ける。このとき、図2に矢印2で示すように天板部3が上向きの力を受け、横肩部5も傾斜部4を介して天板部3に近い内周縁側において上向きの力を受ける。また、キャップが拡径部7を介してラグ9が係合スレッド15に係合しているため、かかる上向きの力に抗じて横肩部5はその内周縁側が上昇し、外周縁側が下降するように傾斜する力を受ける。これにより、図2に矢印3で示すように縦肩部6がキャップ1の内径方向に力を受け、シール材10が口部2の上端側壁12に向かって圧接する。従って、容器内の圧力によって天板部3及び横肩部5が上昇し、シール材10が口部2の上端頂部11から離反しても、容器の密封性が確実に維持される。
【0018】
また、エラストマー層10aの材料としては、架橋した天然ゴムや合成ゴム、熱可塑性ウレタンゴム、スパンデックスやポリカーボネート弾性樹脂、スポンジゴムなど、常温付近で大きなゴム弾性を示す高分子物質を用いることができる。さらに、ポリエチレン層10bの材料としては、ポリオレフィン類、ポリエステル類、エラストマー類を用いることができる。また、シール材10は単層構造又は複層構造のいずれでもよく、複層構造の場合はキャップ1に近い層に軟質材を用い、口部2に近い層に硬質材を用いることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のキャップ付き容器の要部の構成説明図
【図2】本実施形態のキャップ付き容器の要部の機能説明図
【符号の説明】
1‥キャップ、2‥口部、3‥天板部、5‥横肩部(肩部)、6‥縦肩部(肩部)、8‥円筒部、9‥ラグ、10‥シール材、11‥上端頂部、12‥上端側壁、15‥係合スレッド

Claims (1)

  1. 略円形の天板部と、該天板部の周縁より外方にある肩部と、該肩部より下方に延びる円筒部と、該円筒部の内径方向に突出する複数のラグとを有するキャップを備え、外周面に複数の係合スレッドが設けられ、上方に開口する略円筒状の口部を有するキャップ付き容器であって、
    前記キャップは、前記肩部が前記天板部の周縁から拡径しながら下降して形成された傾斜部を介して連なり、該傾斜部の下端縁から下降しながら拡径して形成され、前記口部の上端頂部の位置に対応する略水平の前記横肩部と、該横肩部の外周縁から拡径して形成され、該口部の上端側壁の位置に対応する縦肩部とを有し、前記円筒部が該縦肩部の下端縁から拡径して形成された拡径部の外周縁より下方に延びて形成され、前記キャップが該口部にラグと係合スレッドの係合により装着されたとき、該横肩部及び該縦肩部の裏側に該口部の上端頂部及び上端側壁に圧接されるシール材が設けられていることを特徴とするキャップ付き容器。
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