JP2001158451A - キャップ付き容器 - Google Patents
キャップ付き容器Info
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Abstract
ることができるキャップ付き容器を提供することを解決
課題とする。 【解決手段】キャップ1は、略円形の天板部3と、天板
部の周縁より外方にある肩部(5、6)と、肩部より下
方に延びる円筒部8と、円筒部8の内径方向に突出する
複数のラグ9とを有する。上方に開口する略円筒状の口
部2は、その外周面に複数の係合スレッド15が設けら
れている。キャップ1の肩部が、口部2の上端頂部11
の位置に対応する略水平の横肩部5と、横肩部5の下端
縁から略下方に延び、口部2の上端側壁12の位置に対
応する縦肩部6とを有し、横肩部5及び縦肩部6の裏側
に口部2の上端頂部11及び上端側壁12に当接可能な
シール材10が設けられている。
Description
着脱されることで密封・開封されるキャップ付き容器に
関し、特に、炭酸飲料水等を内容物とするために内部が
陽圧となりうるキャップ付き容器に関する。
し、キャップにより密封されるキャップ付き容器(以
下、適宜「容器」という。)が広く利用されている。こ
の容器は、略有底円筒状の胴体と、胴体に縮径されなが
ら連設され上方に開口した略円筒状の口部と、口部の外
周面に設けられたオスネジ部とより構成されている。ま
た、この容器は、天板部と、天板部の周縁より外方にあ
る肩部と、肩部より下方に延設された円筒部と、円筒部
の内周面に形成されたメスネジ部とより構成され、肩部
の裏側に設けられたシール材を有する略有天円筒状のキ
ャップを備えている。前記構成の容器は、オスネジ部及
びメスネジ部を介してキャップが口部に螺着され、シー
ル材が肩部に圧迫されて口部の上端頂部に圧接すること
で密封される。一方、前記構成の容器は、密封状態から
キャップが口部に対して開封方向に回転され、オスネジ
部及びメスネジ部の螺進に伴ってキャップが上昇し、シ
ール材が口部の上端頂部から離反することにより密封が
解除される。
きの内容物の飲みやすさや、コップへの内容物の注ぎや
すさ等を考慮すると、口部を拡径してある程度の広口と
することが好ましい場合がある。しかしながら、口部を
広口とすると、口部のオスネジ部とキャップのメスネジ
部との螺着時の接触面積が大きくなるため、容器の開封
に比較的大きな力を要することとなり、使い勝手が悪く
なるおそれがある。
に複数の係合スレッドを設け、メスネジ部に代えてキャ
ップの内周面に複数のラグを設け、複数のラグを複数の
係合スレッドに係合させ、キャップの天板部により口部
を閉塞することで密封されるように構成された容器を用
いることが考えられる。かかる構成の容器においては、
口部の係合スレッドとキャップのラグとの接触面積が小
さい。従って、密封状態からキャップをわずかな力で回
転させるだけで、ラグと係合スレッドとの係合が解除さ
れて密封状態が解除される。
め、容器内に炭酸飲料水が入れられている等の理由によ
って容器内が陽圧となると、キャップの天板部及びこれ
に連続する肩部が容器内の圧力を受けて持ち上げられや
すい。従って、この場合、ラグと係合スレッドとの係合
が維持されることでキャップが口部から外れることはな
いものの、天板部の裏側に設けられたシール材も上方に
持ち上げられるおそれがある。そして、シール材と口部
の上端部との間に隙間が生じ、炭酸ガス等の内容物が当
該隙間から容器外へ抜け出るおそれがある。
本発明は容器内が陽圧となっても密封性を確実に維持す
ることができるキャップ付き容器を提供することを解決
課題とする。
部と、該天板部の周縁より外方にある肩部と、該肩部よ
り下方に延びる円筒部と、該円筒部の内径方向に突出す
る複数のラグとを有するキャップを備え、外周面に複数
の係合スレッドが設けられ、上方に開口する略円筒状の
口部を有するキャップ付き容器に関する。
プ付き容器は、前記キャップの肩部が、前記口部の上端
頂部の位置に対応する略水平の横肩部と、該横肩部の下
端縁から略下方に延び、該口部の上端側壁の位置に対応
する縦肩部とを有し、該横肩部及び該縦肩部の裏側に該
口部の上端頂部及び上端側壁に当接可能なシール材が設
けられていることを特徴とする。
口部が閉蓋されたとき、複数のラグが複数の係合スレッ
ドに係合し、シール材が少なくとも口部の上端頂部に全
周にわたり圧接することで密封される。
なっている場合、キャップの天板部が上向きに容器内の
圧力を受ける。このとき、肩部の横肩部も天板部に近い
内周縁側から上向きの力を受ける。また、ラグが係合ス
レッドに係合しているため、かかる上向きの力に抗じて
横肩部はその内周縁側が上昇し、外周縁側が下降するよ
うに傾斜する力を受ける。そして、縦肩部がキャップの
内径方向に力を受け、シール材が口部の上端側壁に向か
って圧接する。従って、容器内の圧力によってキャップ
の天板部及び横肩部が上昇し、シール材が口部の上端頂
部から離反しても、容器の密封性が確実に確保される。
が前記天板部の下方に段差を介して形成されていること
が好ましい。かかる段差を介しているため、容器内の圧
力を受けることで生じた天板部の変形の影響が緩和され
て直接的に横肩部に及ぶことが抑止される。従って、横
肩部によるシール材の口部の上端頂部への圧接を確実に
維持し、容器の密封性を向上させることができる。
器の実施形態について図面を用いながら説明する。図1
は本実施形態のキャップ付き容器の要部の構成説明図で
あり、図2は本実施形態のキャップ付き容器の要部の機
能説明図である。
は金属缶体であり、同じく金属よりなる略有天円筒状の
キャップ1を備え、上方に開口する略円筒状の口部2を
有している。キャップ1は、略円形の天板部3と、天板
部3の周縁から拡径しながら下降して形成された傾斜部
4と、傾斜部4の下端縁からやや下降しながら拡径して
形成された横肩部5と、横肩部5の外周縁からやや拡径
しながら下方に延びて形成された縦肩部6と、縦肩部6
の下端縁から拡径して形成された拡径部7と、拡径部7
の外周縁より下方に延びて形成された円筒部8と、円筒
部8の下端部から内径方向に突出して形成された複数の
ラグ9とから一体に構成されている。横肩部5及び縦肩
部6がキャップ1の肩部を構成する。また、図2に示す
ように天板部3、傾斜部4、横肩部5及び縦肩部6の裏
面を全体的に覆うエラストマー層10a及びエラストマ
ー層10aの下面を全体的に覆うポリエチレン層10b
より形成された二層構造のシール材10が設けられてい
る。
てカール状に形成され、これにより略水平の上端頂部1
1と、上端頂部11の外周縁から略下方に延びる上端側
壁12とが形成されている。また、口部2は、カール状
に形成された部分のうち内側にある部分の下縁から拡径
する拡径部13と、拡径部13の外周縁から下方に延び
る円筒部14とを有している。円筒部14の外周面に
は、水平方向に延びる複数の係合スレッド15と、係合
スレッド15の右端部から右斜め上方に傾斜してから右
方向に水平に延びる案内スレッド16と、係合スレッド
15の左端部より下方に延びるストッパ17とが外径方
向に突出して設けられている。
部2に対して開封方向(図中左)に回転されると、ラグ
9が案内スレッド16の下端縁に沿って移動し、さらに
係合スレッド15の下端縁に沿って左に水平移動した
後、ストッパ17の右端縁によってその水平移動が規制
される。そして、図1に示すようにシール材10が、キ
ャップ1の横肩部5により下方に圧迫されて口部2の上
端頂部11に圧接するとともに、キャップ1の縦肩部6
により内径方向に圧迫されて口部2の上端外壁に圧接す
ることで容器が密封される。
料水が詰められている等の原因により容器内が陽圧とな
っている場合、図2に矢印で示すようにキャップ1の
天板部3が上向きに容器内の圧力を受ける。このとき、
図2に矢印で示すように天板部3が上向きの力を受
け、横肩部5も天板部3に近い内周縁側において上向き
の力を受ける。また、ラグ9が係合スレッド15に係合
しているため、かかる上向きの力に抗じて横肩部5はそ
の内周縁側が上昇し、外周縁側が下降するように傾斜す
る力を受ける。そして、図2に矢印で示すように縦肩
部6がキャップ1の内径方向に力を受け、シール材10
が口部2の上端側壁12に向かって圧接する。従って、
容器内の圧力によって天板部3及び横肩部5が上昇し、
シール材10が口部2の上端頂部11から離反しても容
器の密封性が確実に維持される。
より下方に段差をもって形成されているが、他の実施形
態としてかかる段差をなくし、横肩部5が天板部3の周
縁部を構成するようにしてもよい。
は、架橋した天然ゴムや合成ゴム、熱可塑性ウレタンゴ
ム、スパンデックスやポリカーボネート弾性樹脂、スポ
ンジゴムなど、常温付近で大きなゴム弾性を示す高分子
物質を用いることができる。さらに、ポリエチレン層1
0bの材料としては、ポリオレフィン類、ポリエステル
類、エラストマー類を用いることができる。また、シー
ル材10は単層構造又は複層構造のいずれでもよく、複
層構造の場合はキャップ1に近い層に軟質材を用い、口
部2に近い層に硬質材を用いることが好ましい。
明図
明図
部)、6‥縦肩部(肩部)、8‥円筒部、9‥ラグ、1
0‥シール材、11‥上端頂部、12‥上端側壁、15
‥係合スレッド
Claims (2)
- 【請求項1】略円形の天板部と、該天板部の周縁より外
方にある肩部と、該肩部より下方に延びる円筒部と、該
円筒部の内径方向に突出する複数のラグとを有するキャ
ップを備え、外周面に複数の係合スレッドが設けられ、
上方に開口する略円筒状の口部を有するキャップ付き容
器であって、 前記キャップの肩部が、前記口部の上端頂部の位置に対
応する略水平の横肩部と、該横肩部の下端縁から略下方
に延び、該口部の上端側壁の位置に対応する縦肩部とを
有し、該横肩部及び該縦肩部の裏側に該口部の上端頂部
及び上端側壁に当接可能なシール材が設けられているこ
とを特徴とするキャップ付き容器。 - 【請求項2】前記キャップにおいて、前記横肩部が前記
天板部の下方に段差を介して形成されていることを特徴
とする請求項1記載のキャップ付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34378199A JP4443698B2 (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | キャップ付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34378199A JP4443698B2 (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | キャップ付き容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001158451A true JP2001158451A (ja) | 2001-06-12 |
JP4443698B2 JP4443698B2 (ja) | 2010-03-31 |
Family
ID=18364199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34378199A Expired - Fee Related JP4443698B2 (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | キャップ付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4443698B2 (ja) |
-
1999
- 1999-12-02 JP JP34378199A patent/JP4443698B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4443698B2 (ja) | 2010-03-31 |
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