JP4442686B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各色の画像を周回する無端の転写ベルト上で重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置に係り、特に、色ずれの補正と転写ベルトの片寄り補正とを行う画像形成装置に関する。
電子写真プロセスを用いたタンデム型のカラー複写機などの画像形成装置では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色毎に、感光体ドラム、帯電装置、走査光学装置、現像装置等からなる像形成部を用意し、これらを無端の中間転写ベルトに沿って配置し、周回する中間転写ベルト上で各色Y,M,C、Kの画像を重ね合わせて形成したカラー画像を中間転写ベルトから転写紙に転写するように構成されている。
このように各色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する場合には、画像の形成位置が各色で正確に一致しなければ、色ずれが生じて美しい画像を得ることができない。そこで、レジストマークと呼ばれる色ずれ補正用のテスト画像を中間転写ベルト上に形成し、これを光学センサで読み取って必要な補正量を求めて各色の像形成部による画像の形成位置を補正するカラーレジスト補正が必要に応じて行なわれる(たとえば、特許文献1参照。)。
また、蛇行や片寄りを防止して中間転写ベルトを安定に走行させるための補正制御も行われる(特許文献2参照)。
特開平1−142679号公報 特開平9−48533号公報
中間転写ベルトの片寄り補正制御は、中間転写ベルトの蛇行や片寄りによる色ずれを防止するために、通常は画像形成中、常に行われる。しかし、カラーレジスト補正中に中間転写ベルトの片寄り補正が行われると、レジストマークに基づいて測定される色ずれ量が、像形成部による画像の形成位置のずれに起因した色ずれ量と、片寄り補正による中間転写ベルトの移動に起因した色ずれ量とを加算したものになる。このため、測定した色ずれ量に基づいてカラーレジスト補正を行うと、その補正量が不適切になるおそれがある。
一方、カラーレジスト補正中に転写ベルトの片寄り補正制御を中止すると、カラーレジスト補正中に中間転写ベルトが著しく位置ずれした場合にはカラーレジスト補正の補正量が不適切になるばかりか、著しく片寄ってしまった転写ベルトをカラーレジスト補正の終了後に適正位置へ戻す作業が大変になり、時間も要してしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、転写ベルトの片寄りを防止しつつ適切なカラーレジスト補正を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 複数の像形成部で形成される各色の画像を周回する無端の転写ベルト上で重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、
各色画像の位置ずれを補正するためのテスト画像を前記転写ベルト上に形成した後、該転写ベルト上のテスト画像を計測し、その計測結果に応じて前記像形成手段による画像の形成位置を補正するカラーレジスト補正、および、前記転写ベルトの片寄りを検出して補正する片寄り補正を実行する制御部を備え、
前記制御部は、カラーレジスト補正の実行中に前記片寄り補正による補正量が所定の許容量を超えた場合は、カラーレジスト補正を再度実行する
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明では、制御部は、片寄り補正の制御を作動させた状態でカラーレジスト補正を実行するが、その実行中に行われた片寄り補正の補正量が許容値を超える場合はカラーレジスト補正をやり直す。カラーレジスト補正中に片寄り補正制御を作動させるので、その間に転写ベルトが著しく位置ずれすることはない。
また、制御部は、片寄り補正の補正量が大きい場合は、転写ベルトの走行が不安定な状態でカラーレジスト補正が行われたことになるので、カラーレジスト補正をやり直す。一方、片寄り補正の補正量が許容量以下の場合は、転写ベルトが安定な状態でカラーレジスト補正が行われたことになるので、今回のカラーレジスト補正は適正なものとして採用する。
[2]前記補正量は、カラーレジスト補正の実施タイミングからカラーレジスト補正の終了タイミングまでの間における単位時間当たりの補正量である
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
上記発明では、制御部は、カラーレジスト補正中に転写ベルトの急峻な片寄り補正があった場合は、カラーレジスト補正をやり直す。すなわち、カラーレジスト補正中のトータルの補正量ではなく、補正の急峻性に着目してカラーレジスト補正の適否を判断する。
本発明にかかる画像形成装置によれば、転写ベルトの片寄りを防止しつつ適切なカラーレジスト補正を行うことができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかわる画像形成装置10の断面構成を示し、図2は画像形成装置10の電気的概略構成を示している。画像形成装置10は、カラーデジタル複写機と称される装置であり、自動原稿送り装置11を備えた読取部12と、表示操作部13と、制御部14と、プリンタ部20とから構成される。
自動原稿送り装置11は(図1参照)、原稿載置トレイ11aに積載された原稿2を1枚ずつ読取部12の読取箇所に送り込み、読み取りが済んだ原稿を排紙トレイ11bに排出する機能を果たす。
読取部12は、原稿をカラーで読み取る機能を有する。読取部12は、光源とミラーとから成る露光走査部15と、原稿からの反射光を受光しその光強度に応じた電気信号を色別に出力するカラーのラインイメージセンサ16と、原稿からの反射光をラインイメージセンサ16へ導く各種のミラー17や集光レンズ18などを備えている。
プリンタ部20は、タンデム型の画像形成装置であり、無端ベルト状の中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21上にそれぞれ単一色の画像を形成する複数の像形成部30Y、30M、30C、30Kと、転写紙を給紙する給紙部22と、給紙された転写紙を搬送する搬送部23と、定着装置24とを備えている。
像形成部30Yは、イエロー(Y)色の画像を中間転写ベルト21上に形成し、像形成部30Mは、マゼンタ(M)色の画像を中間転写ベルト21上に形成し、像形成部30Cは、シアン(C)色の画像を中間転写ベルト21上に形成し、像形成部30Kは、ブラック(K)色の画像を中間転写ベルト21上に形成するものである。
像形成部30Yは、表面に静電潜像が形成される円筒状の静電潜像担持体としての感光体31Yと、その周囲に配置された帯電装置32Yと現像装置33Yとクリーニング装置34Yとを有する。またレーザーダイオードと、ポリゴンミラーと、各種レンズおよびミラー等で構成されたレーザーユニット35Yを備えている。
感光体31Yは、図示省略の駆動部に駆動されて一定方向(図中の矢印A方向)に回転し、帯電装置32Yは、感光体31Yを一様に帯電させる。レーザーユニット35Yは、図3に示すように、レーザーダイオード36Yが射出するレーザー光を、回転するポリゴンミラー37Yで反射することによって円筒状の感光体31Yの表面をその軸方向(主走査方向)にレーザー光で繰り返し走査する機能を果たす。
一様に帯電された感光体31Yの表面を、イエロー色の画像データに応じてオン/オフされたレーザー光で走査することにより、感光体31Y上に静電潜像が形成される。現像装置33Yは、感光体31Y上の静電潜像をイエロー色のトナーによって顕像化する。感光体31Yの表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト21と接触する箇所で中間転写ベルト21に転写される。クリーニング装置34Yは、転写後に感光体31Yの表面に残留するトナーをブレード等で擦って除去し回収する機能を果たす。
像形成部30M、像形成部30C、像形成部30Kはトナーの色が相違することと、それぞれの色に対応する画像データでレーザー光がオン/オフされる点を除いて像形成部30Yと同一の構成であり、それらの説明は省略する。なお、図中、色違いであるが同じ構成の要素には、数字が同一であって添え字をYに代えてM、C、Kとした符号を付してある。
中間転写ベルト21は複数のローラに掛け渡すようにして巻回されており、画像形成中は図中の矢印B方向に周回する。周回する過程で、(Y)、(M)、(C)、(K)の順に各色の画像(トナー像)が像形成部30Y、30M、30C、30Kによって中間転写ベルト21上に重ねるように形成されてカラー画像が合成される。このカラー画像は、二次転写位置Dで中間転写ベルト21から転写紙に転写される。
周回方向で二次転写位置Dの下流には、中間転写ベルト21上のレジストマークを検出する反射型光センサからなる一対のレジストセンサ41a、41bが配置されている。2つのレジストセンサ41a、41bは、中間転写ベルト21の幅方向に離して設置されている。レジストセンサ41a、41bのさらに下流には、転写後に中間転写ベルト21上に残留しているトナーを除去するためのベルトクリーニング装置42が設置されている。
給紙部22は、印刷に供される転写紙を収納する複数の給紙カセット22aを有し、選択された給紙カセット22aから転写紙を1枚ずつ搬送部23に向けて送り出す機能を果たす。なお、搬送部23は、給紙カセット22aから繰り出された転写紙を二次転写位置Dおよび定着装置24を通過させて機外の排紙トレイに排出する通常経路23aのほか、定着装置24を通った転写紙の表裏を反転させた後、二次転写位置Dの上流で再び通常経路23aへ合流させる反転経路23bを備えており、両面印刷に対応している。
図2に示すように、制御部14は、本体制御部14aと、画像処理部14bとから構成される。本体制御部14aは、画像形成装置10の動作全体を制御する機能を果たし、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを主要部として構成される。画像処理部14bは、読取部12のラインイメージセンサ16から入力される各色の画像データに対して各種の画像処理を施し、圧縮して一時記憶した後、これを伸張して得た(Y)、(M)、(C)、(K)各色の画像データをプリンタ部20の各像形成部30Y、30M、30C、30Kに出力する機能を果たす。
制御部14には、読取部12、表示操作部13、プリンタ部20などが接続される。表示操作部13は、ユーザから各種の操作を受け付ける機能およびユーザに対して各種の操作画面や設定画面、案内画面などを表示する機能を果たす。表示操作部13は、たとえば、押下位置を検出するタッチパネルを表面に備えた液晶ディスプレイやその他のスイッチ類で構成される。
制御部14は、プリンタ部20のCPU51を介して、当該プリンタ部20の動作を制御する。CPU51には、プログラムや各種の固定データが記憶されたROM52、CPU51がプログラムを実行する際のワークエリアとなるRAM53のほか給紙部22や搬送部23、定着装置24などに係わるセンサや駆動部などの図示省略した電気部品が接続されている。
制御部14は、プリンタ部20のCPU51を介して、中間転写ベルト21の片寄りを補正する片寄り補正と、中間転写ベルト21上で重ね合わせられる各色画像の色ずれを検出して補正するカラーレジスト補正を実行する。詳細には、中間転写ベルト21を駆動するベルト駆動モータ54、中間転写ベルト21の片寄りを検出する片寄りセンサ55、中間転写ベルト21の片寄りを補正するための機構を駆動するステッピングモータ56、二次転写位置Dにおいて転写紙を中間転写ベルト21に圧着させるための転写ローラ(あるいは二次転写ベルト)を中間転写ベルト21に圧着させた状態と圧着を解除して引き離した状態とに切り替える圧着/解除部57などがCPU51に接続される。圧着/解除部57はモータやソレノイドなどを動力として圧着および解除を行う。
CPU51には、各像形成部30Y、30M、30C、30Kに対応して設けられ、画像データに応じてレーザ光をオン/オフさせるタイミングを微調整することで色ずれの補正を行う補正部58Y、58M、58C、58K、および前述したレジストセンサ41a、41bが接続されている。
まず、中間転写ベルト21の片寄り補正制御(以下、これをステアリング制御と呼ぶ)について説明する。
図4は、中間転写ベルト21の駆動機構を模擬的に示している。中間転写ベルト21は、円筒状を成した複数のローラに掛け渡されて周回経路を成している(図1、図9参照)。ローラのうち、駆動ローラ61はベルト駆動モータ54により回転駆動され、他のローラは動力源を持たない従動ローラである。調整ローラ62は、その一端62aを中心にして軸の傾きを変更可能に取り付けられており、調整ローラ62の他端62bはギアおよびステッピングモータ54などで構成された可動軸受け部63に軸支されている。ステッピングモータ56を正転/逆転させることで調整ローラ62の軸の角度を駆動ローラ61の軸と平行な状態に対して±所定角度範囲で調整可能になっている。
また、片寄りが生じる方向(中間転写ベルト21の幅方向)における中間転写ベルト21の位置(基準位置に対する相対位置)を検出する片寄りセンサ55が設けられている。片寄りセンサ55は、たとえば、中間転写ベルト21の端部を検知する光センサなどが使用される。
図5は、中間転写ベルト21の幅方向の位置の片寄りを検知して補正するステアリング制御の具体例を示している。ステアリング制御は、中間転写ベルト21がその幅方向にずれた場合に、そのずれ量Gを片寄りセンサ55によって検出し、ずれが修正される方向に中間転写ベルト21が移動するように調整ローラ62の傾きを変化させる制御である。たとえば、図5の例では、中間転写ベルト21が片寄り方向Jにずれたとき、これと反対方向のベルト移動方向Kに中間転写ベルト21が移動するように調整ローラ62の傾きを変化(図中の補正量Q)させる制御が行われる。このように調整ローラ62の傾きを変化させることで中間転写ベルト21に図中のP方向の力を加えて、中間転写ベルト21のずれ量を変化させている。ステアリング制御はCPU51によって実行される。また、ステアリング制御は画像形成動作中(プリント動作中)、常に行われる。
次に、カラーレジスト補正について説明する。
カラーレジスト補正では、図6、図7に示すように、色ずれ補正用のテスト画像である各色のレジストマーク70Y、70M、70C、70Kを中間転写ベルト21上に形成し、これらをレジストセンサ41a、41bで読み取って各色レジストマーク70Y、70M、70C、70Kの位置ずれを検出し、この検出結果に基づいて、色ずれが無くなるように各色の画像の形成位置を補正することが行なわれる。
詳細には、各色のレジストマーク70Y、70M、70C、70Kは、中間転写ベルト21の幅方向の線画像と斜めの線画像とが交互に繰り返し(図では4回)出現するジグザグ模様になっている。レジストマーク70Y、70M、70C、70Kは、中間転写ベルト21の幅方向の両端近傍に形成され、レジストセンサ41a、41bによって読み取られ検出される。
図8は、各色画像の位置ずれや横倍率をレジストマークによって検出する様子を示している。たとえば、K色のレジストマーク70Kの幅方向第1線画像71Kを検出してからC色のレジストマーク70Cの幅方向第1線画像71Cを検出するまでの時間T1の長さに基づいてK色の画像とC色の画像の副走査方向(中間転写ベルトの搬送方向B)における位置関係が把握される。
また、K色のレジストマーク70Kの斜め第1線画像72Kを検出してからC色のレジストマーク70Cの斜め第1線画像72Cを検出するまでの時間T2と、先に検出した時間T1との関係により、K色の画像とC色の画像の主走査方向(中間転写ベルト21の幅方向)における位置関係が把握される。たとえばT1=T2ならば、主走査方向の位置ずれは無い。T2が図中のTaで示すようにT1より短い場合には図中破線で示すようにC色の画像73がK色の画像より左側に位置ずれしていることが分かる。またT1とTaとの時間差から位置ずれ量を把握することができる。
このほか、左のレジストセンサ41aがK色のレジストマーク70Kの左列の幅方向第1線画像71Kを検出した時刻と右のレジストセンサ41bが右列の幅方向第1線画像71KRを検出した時刻との差(T3)から、K色画像のスキュー(傾き)が検出される。また左のレジストセンサ41aがK色のレジストマーク70Kの左列の斜め第1線画像72Kを検出した時刻と右のレジストセンサ41bが右列の斜め第1線画像72KRを検出した時刻との差(T4)と先の(T3)との差から、K色画像の横ばい率が検出される。他の色についても同様にして位置ずれやスキュー、倍率が検出される。
図9は、カラーレジスト補正に関連する構成部分を模擬表示している。CPU51は、上述した方法で画像の位置ずれ(色ずれ)量を求め、該位置ずれが補正される(位置ずれ量がゼロになる)ように各補正部58Y、58M、58C、58Kに対して画像の形成位置の修正量Fを指示する。たとえば、画像が主走査方向に色ずれしている場合、補正部58Y、58M、58C、58Kは、主走査方向の基準位置をレーザー光が横切ったタイミングを示す水平同期信号の入力時点から各ラインの画像データに応じてレーザー光のオン/オフ制御を開始するまでの時間を調整する。
このようなカラーレジスト補正の実行中に、中間転写ベルト21のステアリング制御が行われると、レジストマーク70Y、70M、70C、70Kに基づいて測定される色ずれ量は、像形成部30Y、30M、30C、30Kによる画像の形成位置のずれに起因した色ずれ量と、ステアリング制御による中間転写ベルト21の移動に起因した色ずれ量とを加算したものになってしまい、測定した色ずれ量に基づいてカラーレジスト補正を行うと、その補正量が不適切になる恐れがある。一方、カラーレジスト補正中に中間転写ベルト21の片寄り補正制御を中止してしまうと、カラーレジスト補正中に中間転写ベルトが著しく位置ずれした場合にはカラーレジスト補正の補正量が不適切になるばかりか、著しく片寄ってしまった中間転写ベルト21をカラーレジスト補正後に適正位置へ戻す作業が大変になってしまう。そこで、制御部14、カラーレジスト補正の実行中も片寄り補正(ステアリング制御)を実行させるが、その間に行われた片寄り補正の補正量(ステアリング量)が許容量を超える場合はカラーレジスト補正をやり直すようにしている。
図10は、カラーレジスト補正に関する制御部14による制御の流れを示している。なお、ステアリング制御はカラーレジスト補正中に行われている。まず、カラーレジスト補正の実施時期が到来したか否かを判断する(ステップS101)。カラーレジスト補正は、たとえば、1000枚など規定枚数のプリント毎に、あるいは装置内の温度や湿度に基づき必要と判断されたときやユーザから実行指示を受けた場合などに実施される。
カラーレジスト補正の実施時期が到来していない場合は(ステップS101;N)本処理を終了する(エンド)。カラーレジスト補正の実施時期が到来した場合は(ステップS101;Y)、ステアリング制御による片寄り補正量の計測を開始して(ステップS102)、カラーレジスト補正を実施する(ステップS103)。
カラーレジスト補正が終了したときステアリング制御による片寄り補正量の計測を終了させ(ステップS104)、ステップS102の計測開始からステップS104の計測終了までの間に行われた片寄り補正量を取得する。なお、より好ましくは、計測開始は中間転写ベルト21上にレジストマーク70を形成開始した時点とし、計測終了は最後のレジストマークをレジストセンサ41a、41bで読み取り終えた時点にするとよい。
取得した片寄り補正量が予め定めた許容量を超えるか否かを判断し、許容量を超える場合は(ステップS105;N)、ステップS102に戻って処理をやり直す。一方、許容量以下ならば(ステップS105;Y)、今回のカラーレジスト補正は中間転写ベルト21が安定な状態で適正に行われたとして本処理を終了する(エンド)。
このように、ステアリング制御を稼動させた状態でカラーレジスト補正を実行するので、カラーレジスト補正中に中間転写ベルト21が著しく位置ずれすることはない。また、片寄り補正量が許容範囲を超える場合は中間転写ベルト21の走行が不安定な状態でカラーレジスト補正が行われたことになるが、その場合はカラーレジスト補正をやり直すので、不適切な可能性のあるカラーレジスト補正がそのまま採用されたことによるプリント動作での色ずれ発生が防止される。
許容量と比較される片寄り補正量は、(1)計測開始から計測終了までに行われた片寄り補正量の合計値(片寄り補正量の絶対値の合計値とすることが好ましい)とする、(2)計測開始から計測終了までの間における単位時間当たりの片寄り補正量(好ましくはその最大値)とする、などがある。(1)、(2)のいずれを採用してもかまわないし、両者を併用し、いずれか一方でも許容量を超える場合、あるいは双方が許容量を超える場合にカラーレジスト補正をやり直すようにされてもよい。
なお、プリント動作中は、二次転写位置Dにおいて転写紙を中間転写ベルト21に押圧するための転写ローラや二次転写ベルトなどが中間転写ベルト21に対して圧着されるが、カラーレジスト補正はこの圧着が解除された状態で行われる。圧着の有無が変化すると中間転写ベルト21の走行状態に影響を与える。したがって、圧着/解除部57を制御して圧着を解除してから、中間転写ベルト21の走行状態が落ち着く程度の所定時間にわたってステアリング制御を行った後に、ステップS102の計測を開始し、カラーレジスト補正を実行するように構成するとよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
中間転写ベルト21の片寄り補正は、図4に示した機構によって行うものに限定されず、片寄りが補正されれば任意の方法でよい。また、カラーレジスト補正におけるレジストマークの形状や色ずれ量の判定方法、補正方法は実施の形態で例示したものに限定されるものではない。
実施の形態では、カラーレジスト補正の終了後に、その間の片寄り補正量が異常(許容量を超える)か否かを判断したが、該判断をカラーレジスト補正の実行中常に行うように構成し、許容量を超えた場合はカラーレジスト補正を中断してやり直すように構成されてもよい。
画像形成装置10は、複合機に限らず、カラープリンタの機能を備えるものであればよい。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の断面構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的概略構成を示すブロック図である。 ポリゴンミラーに反射されてレーザー光が感光体を走査する様子を示す説明図である。 中間転写ベルトの駆動機構を模擬的に示す説明図である。 片寄り補正の補正例を示す説明図である。 中間転写ベルトにレジストマークの形成された状態を例示する説明図である。 中間転写ベルトに各色のレジストマークが形成された状態を例示する説明図である。 各色画像の位置ずれなどをレジストマークから判定する様子を示す説明図である。 カラーレジスト補正に関連する構成部分を模擬表示した説明図である。 カラーレジスト補正と片寄り補正の実行制御に関する画像形成装置の動作を示す流れ図である。
符号の説明
2…原稿
10…画像形成装置
11…自動原稿送り装置
11a…原稿載置トレイ
11b…排紙トレイ
12…読取部
13…表示操作部
14…制御部
14a…本体制御部
14b…画像処理部
15…露光走査部
16…ラインイメージセンサ
17…ミラー
18…集光レンズ
20…プリンタ部
21…中間転写ベルト
22…給紙部
22a…給紙カセット
23…搬送部
23a…通常経路
23b…反転経路
24…定着装置
30Y、30M、30C、30K…像形成部
31Y、31M、31C、31K…感光体
32Y、32M、32C、32K…帯電装置
33Y、33M、33C、33K…現像装置
34Y、34M、34C、34K…クリーニング装置
35Y、35M、35C、35K…レーザーユニット
36、LD…レーザーダイオード
37…ポリゴンミラー
41a、41b…レジストセンサ
42…ベルトクリーニング装置
51…CPU
54…ベルト駆動モータ
55…片寄りセンサ
56…ステッピングモータ
57…圧着/解除部
58Y、58M、58C、58K…補正部
61…駆動ローラ
62…調整ローラ
62a…調整ローラの一端(回転中心側)
62b…調整ローラの他端(変位側)
63…可動軸受け部
70Y…Y色のレジストマーク
70M…M色のレジストマーク
70C…C色のレジストマーク
70K…K色のレジストマーク
71C、71K…幅方向第1線画像
72C、72K…斜め第1線画像
73…位置ずれしたC色の画像
A…感光体の回転方向
B…中間転写ベルトの周回方向(搬送方向)
D…二次転写位置
F…画像の形成位置の修正量
G…ずれ量
J…片寄り方向
K…ベルト移動方向
P…調整ローラの傾き変更によって転写ベルトに加わる力
Q…ステアリング制御の補正量

Claims (2)

  1. 複数の像形成部で形成される各色の画像を周回する無端の転写ベルト上で重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、
    各色画像の位置ずれを補正するためのテスト画像を前記転写ベルト上に形成した後、該転写ベルト上のテスト画像を計測し、その計測結果に応じて前記像形成手段による画像の形成位置を補正するカラーレジスト補正、および、前記転写ベルトの片寄りを検出して補正する片寄り補正を実行する制御部を備え、
    前記制御部は、カラーレジスト補正の実行中に前記片寄り補正による補正量が所定の許容量を超えた場合は、カラーレジスト補正を再度実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正量は、カラーレジスト補正の実施タイミングからカラーレジスト補正の終了タイミングまでの間における単位時間当たりの補正量である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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