JP2010164598A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】複数の像形成部で形成される各色の画像を周回する無端の転写ベルト上で重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、各色画像の色ずれを補正するためのテスト画像を転写ベルト上に形成した後、該転写ベルト上のテスト画像を計測し、その計測結果に応じて各像形成部による画像の形成位置を補正するカラーレジスト補正と、転写ベルトの片寄りを検出して補正する片寄り補正とを同時に実行でき、かつ転写ベルトの走行が不安定な状態でのカラーレジスト補正は防止する。
【解決手段】カラーレジスト補正中における転写ベルトの移動量が基準値以下の場合は、その移動量に応じて補正量を補正してカラーレジスト補正を行い、移動量が基準値を超える場合は今回のカラーレジスト補正は中止する。
【選択図】図11

Description

本発明は、各色の画像を周回する無端の転写ベルト上で重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置に係り、特に、色ずれの補正と転写ベルトの片寄り補正とを行う画像形成装置に関する。
電子写真プロセスを用いたタンデム型のカラー複写機などの画像形成装置では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色毎に、感光体ドラム、帯電装置、走査光学装置、現像装置等からなる像形成部を用意し、これらを無端の中間転写ベルトに沿って配置し、周回する中間転写ベルト上で各色Y,M,C、Kの画像を重ね合わせて形成したカラー画像を中間転写ベルトから転写紙に転写するように構成されている。
このように各色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する場合には、画像の形成位置が各色で正確に一致しなければ、色ずれが生じて美しい画像を得ることができない。そこで、レジストマークと呼ばれる色ずれ補正用のテスト画像を中間転写ベルト上に形成し、これを光学センサで読み取って必要な補正量を求めて各色の像形成部による画像の形成位置を補正するカラーレジスト補正が必要に応じて行われる(たとえば、特許文献1参照。)。
また、蛇行や片寄りを防止して中間転写ベルトを安定に走行させるための補正制御も行われる(特許文献2参照)。このほか、中間転写ベルトの蛇行状態を計測し、その蛇行分を打ち消すように、中間転写ベルト上へのライン毎の像形成開始位置を調整する技術もある(たとえば、特許文献3参照。)。
特開平1−142679号公報 特開平9−48533号公報 特開2005−148127号公報
カラーレジスト補正中に、片寄り補正制御を行わない場合は、カラーレジスト補正中に中間転写ベルトの蛇行や片寄りが生じると、この蛇行や片寄りによる色ずれ量が測定された色ずれ量に含まれてしまい、測定値に基づいてカラーレジスト補正を行うと、その補正量が不適切になるおそれがある。また、カラーレジスト補正と片寄り補正制御とを別々の期間に行うと、その分、通常の画像形成に費やし得る時間が減少して毎時生産性が低下してしまう。
一方、カラーレジスト補正中に中間転写ベルトの片寄り補正を行うと、レジストマークに基づいて測定される色ずれ量が、像形成部による画像の形成位置のずれに起因した色ずれ量と、片寄り補正による中間転写ベルトの移動に起因した色ずれ量とを加算したものになり、測定した色ずれ量に基づいてカラーレジスト補正を行うと、その補正量が不適切になるおそれがある。そこで、カラーレジスト補正中に検出された転写ベルトの移動量に応じてカラーレジスト補正の補正量を補正することが想定されるが、転写ベルトの移動量が大きい場合には、補正量を補正したとしても正しくカラーレジスト補正を行うことは難しい。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、カラーレジスト補正と転写ベルトの片寄り補正とを同時に実行でき、かつ転写ベルトの走行が不安定な状態でのカラーレジスト補正を防止することのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]複数の像形成部でそれぞれ形成された各色の画像を周回する無端の転写ベルト上で重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、
前記転写ベルトに形成された色ずれ補正のためのテスト画像を検出する第1検出部と、
前記転写ベルトの幅方向の位置を検出する第2検出部と、
前記転写ベルトを幅方向に移動させる移動部と、
前記第2検出部の検出値に応じて前記移動部を制御して前記転写ベルトの片寄りを補正する片寄り補正と、前記像形成部により前記テスト画像を前記転写ベルト上に形成させた後、該転写ベルト上のテスト画像を前記第1検出部で検出し、その検出結果に応じて前記各像形成部による画像の形成位置を補正するカラーレジスト補正とを行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記カラーレジスト補正の実行中に前記片寄り補正を行った場合は、前記テスト画像を前記転写ベルト上に形成開始してから該テスト画像を前記第1検出部で検出するまでの期間に前記第2検出部によって検出された前記転写ベルトの移動量が基準値以下であれば前記移動量に応じて補正量を補正して前記カラーレジスト補正を遂行し、前記移動量が前記基準値を超える場合は前記カラーレジスト補正を中止する
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明では、制御部はカラーレジスト補正の実行中に転写ベルトの片寄り補正を行った場合は、第2検出部によって検出されたカラーレジスト補正の実行期間中における転写ベルトの移動量が基準値以下であればその移動量に応じて補正量を補正してカラーレジスト補正を遂行(補正後の補正量に基づいて画像の形成位置を補正)し、移動量が基準値を超える場合は今回のカラーレジスト補正を中止する。すなわち、今回のカラーレジスト補正において画像の形成位置の補正は行わない。これにより、転写ベルトの走行が不安定な状態でのカラーレジスト補正が防止される。また、転写ベルトの走行が不安定でなければ(移動量が基準値以下であれば)、その移動量に応じてカラーレジスト補正の補正量を補正するので、カラーレジスト補正中に中間転写ベルトの片寄り補正を行っても、転写ベルトの移動の影響を受けずにカラーレジスト補正を行うことができる。
[2]前記移動量が前記基準値を超えた場合は、所定時間の経過後にカラーレジスト補正を再び行うリトライ処理を行い、前記リトライ処理の実行が所定回数を超えた場合は、当該装置の動作を停止させる
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
上記発明では、移動量が基準値を超えた場合は、所定時間の経過後にカラーレジスト補正を再び行うリトライ処理を行うので、所定時間が経過する間に転写ベルトの走行状態が安定すれば、適正なカラーレジスト補正が行われる。一方、リトライ処理を所定回数行っても転写ベルトの走行が不安定であれば、転写ベルトの走行に異常があると推定できるので、当該装置の動作を停止させる。装置の停止は画像の形成に係る動作、特に転写ベルトの走行を含むものであればよい。
[3]前記移動量に代えて、前記テスト画像を前記転写ベルト上に形成開始してから該テスト画像を前記第1検出部で検出するまでの期間に前記移動部に与えた制御量を使用する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成装置。
上記発明では、制御部はカラーレジスト補正の実行中に転写ベルトの片寄り補正を行った場合は、カラーレジスト補正の実行期間中に移動部に与えた制御量が基準値以下であればその制御量に応じてカラーレジスト補正における補正量を補正し、制御量が基準値を超える場合は今回のカラーレジスト補正において画像の形成位置を補正することは行わない。
本発明に係る画像形成装置によれば、カラーレジスト補正と転写ベルトの片寄り補正とを同時に実行でき、かつ転写ベルトの走行が不安定な状態でのカラーレジスト補正を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の断面構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的概略構成を示すブロック図である。 ポリゴンミラーに反射されてレーザー光が感光体を走査する様子を示す説明図である。 中間転写ベルトの駆動機構を模擬的に示す説明図である。 片寄り補正の補正例を示す説明図である。 中間転写ベルトにレジストマークの形成された状態を例示する説明図である。 中間転写ベルトに各色のレジストマークが形成された状態を例示する説明図である。 各色画像の位置ずれなどをレジストマークから判定する様子を示す説明図である。 カラーレジスト補正に関連する構成部分を模擬表示した説明図である。 カラーレジスト補正に係る第1の制御処理を示す流れ図である。 カラーレジスト補正に係る第2の制御処理を示す流れ図である。 各色レジストマークの形成開始からレジストセンサで検出されるまでのタイミング関係を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の断面構成を示し、図2は画像形成装置10の電気的概略構成を示している。画像形成装置10は、カラーデジタル複写機と称される装置であり、自動原稿送り装置11を備えた読取部12と、表示操作部13と、制御部14と、プリンタ部20とから構成される。
自動原稿送り装置11は(図1参照)、原稿載置トレイ11aに積載された原稿2を1枚ずつ読取部12の読取箇所に送り込み、読み取りの済んだ原稿を排紙トレイ11bに排出する機能を果たす。
読取部12は、原稿をカラーで読み取る機能を有する。読取部12は、光源とミラーとから成る露光走査部15と、原稿からの反射光を受光しその光強度に応じた電気信号を色別に出力するカラーのラインイメージセンサ16と、原稿からの反射光をラインイメージセンサ16へ導く各種のミラー17や集光レンズ18などを備えている。
プリンタ部20は、タンデム型の画像形成装置であり、無端で環状の中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21上にそれぞれ単一色の画像を形成する複数の像形成部30Y、30M、30C、30Kと、転写紙を給紙する給紙部22と、給紙された転写紙を搬送する搬送部23と、定着装置24とを備えている。
像形成部30Yは、イエロー(Y)色の画像を中間転写ベルト21上に形成し、像形成部30Mは、マゼンタ(M)色の画像を中間転写ベルト21上に形成し、像形成部30Cは、シアン(C)色の画像を中間転写ベルト21上に形成し、像形成部30Kは、ブラック(K)色の画像を中間転写ベルト21上に形成するものである。
像形成部30Yは、表面に静電潜像が形成される円筒状の静電潜像担持体としての感光体31Yと、その周囲に配置された帯電装置32Yと現像装置33Yとクリーニング装置34Yとを有する。またレーザーダイオードと、ポリゴンミラーと、各種レンズおよびミラー等で構成されたレーザーユニット35Yを備えている。
感光体31Yは、図示省略の駆動部に駆動されて一定方向(図中の矢印A方向)に回転し、帯電装置32Yは、感光体31Yを一様に帯電させる。レーザーユニット35Yは、図3に示すように、レーザーダイオード36Yが射出するレーザー光を、回転するポリゴンミラー37Yで反射することによって円筒状の感光体31Yの表面をその軸方向(主走査方向)にレーザー光で繰り返し走査する機能を果たす。
一様に帯電された感光体31Yの表面を、イエロー色の画像データに応じてオン/オフされたレーザー光で走査することにより、感光体31Y上に静電潜像が形成される。現像装置33Yは、感光体31Y上の静電潜像をイエロー色のトナーによって顕像化する。感光体31Yの表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト21と接触する箇所で中間転写ベルト21に転写される。クリーニング装置34Yは、転写後に感光体31Yの表面に残留するトナーをブレード等で擦って除去し回収する機能を果たす。
像形成部30M、像形成部30C、像形成部30Kはトナーの色が相違することと、それぞれの色に対応する画像データでレーザー光がオン/オフされる点を除いて像形成部30Yと同一の構成であり、それらの説明は省略する。なお、図中、色違いであるが同じ構成の要素には、数字が同一であって添え字をYに代えてその色を示す記号M(M色に対応)、C(C色に対応)、K(K色に対応)とした符号を付してある。
中間転写ベルト21は複数のローラに掛け渡すようにして巻回されており、画像形成中は図中の矢印B方向に周回する。周回する過程で、(Y)、(M)、(C)、(K)の順に各色の画像(トナー像)が像形成部30Y、30M、30C、30Kによって中間転写ベルト21上に重ね合わせるように形成されてカラー画像が合成される。このカラー画像は、二次転写位置Dで中間転写ベルト21から転写紙に転写される。
周回方向で二次転写位置Dの下流には、中間転写ベルト21上のレジストマークを検出する反射型光センサからなるレジストセンサ41が配置されている。レジストマークは、色ずれを検査するためのテスト画像である。レジストセンサ41は、中間転写ベルト21の幅方向に離して複数設置されている(ここでは、41a、41b、41cの3個とする)。レジストセンサ41のさらに下流には、転写後に中間転写ベルト21上に残留しているトナーを除去するためのベルトクリーニング装置42が設置されている。
給紙部22は、印刷に供される転写紙を収納する複数の給紙カセット22aを有し、選択された給紙カセット22aから転写紙を1枚ずつ搬送部23に向けて送り出す機能を果たす。なお、搬送部23は、給紙カセット22aから繰り出された転写紙を二次転写位置Dおよび定着装置24を通過させて機外の排紙トレイに排出する通常経路23aのほか、定着装置24を通った転写紙の表裏を反転させた後、二次転写位置Dの上流で再び通常経路23aへ合流させる反転経路23bを備えており、両面印刷に対応している。
図2に示すように、制御部14は、当該画像形成装置10の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)51を備えており、該CPU51にバス52を通じてROM(Read Only Memory)53、RAM(Random Access Memory)54、画像処理部55などを接続して構成される。ROM53には、CPU51によって実行されるプログラムのほか各種の固定データが記憶されている。RAM54は、CPU51がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に記憶するワークメモリや画像データを記憶する画像メモリとして使用される。
画像処理部55は、読取部12のラインイメージセンサ16から入力される各色の画像データに対して各種の画像処理を施し、圧縮して一時記憶した後、これを伸張して得た(Y)、(M)、(C)、(K)各色の画像データをプリンタ部20の対応する像形成部30Y、30M、30C、30Kに出力する機能を果たす。
またCPU51にはバス52を通じて読取部12および表示操作部13が接続されている。表示操作部13は、ユーザから各種の操作を受け付ける機能およびユーザに対して各種の操作画面や設定画面、案内画面などを表示する機能を果たす。表示操作部13は、たとえば、押下位置を検出するタッチパネルを表面に備えた液晶ディスプレイやその他のスイッチ類で構成される。
さらにCPU51にはバス52を通じてプリンタ部20の各種電気部品が接続されている。詳細には、中間転写ベルト21を駆動するベルト駆動モータ58、中間転写ベルト21の片寄りを検出する片寄りセンサ57、中間転写ベルト21の片寄りを補正するための機構を駆動するステッピングモータ56、レジストセンサ41などが接続されている。さらに、CPU51には、各像形成部30Y、30M、30C、30Kに対応して設けられて、画像データに応じてレーザ光をオン/オフさせるタイミングを微調整することで画像の形成位置を調整して色ずれの補正を行う補正部59Y、59M、59C、59Kおよび前述したレジストセンサ41が接続されている。このほか、給紙部22や搬送部23、定着装置24などに係るセンサや駆動部などが接続されている。
CPU51は、片寄りセンサ57の検出値に応じてステッピングモータ56を制御して中間転写ベルト21の片寄りを補正する片寄り補正と、像形成部30Y、30M、30C、30Kにより各色のレジストマーク(テスト画像)を中間転写ベルト21上に形成させた後、該中間転写ベルト21上のレジストマークをレジストセンサ41で検出し、その検出結果に応じて各像形成部30Y、30M、30C、30Kによる画像の形成位置を補正部59Y、59M、59C、59Kによって補正するカラーレジスト補正の実行を制御する。カラーレジスト補正のうち、各色のレジストマーク(テスト画像)を中間転写ベルト21上に形成させ、該中間転写ベルト21上のレジストマークをレジストセンサ41で検出するまでを測定フェーズとし、その検出結果等に基づいて各像形成部30Y、30M、30C、30Kによる画像の形成位置を補正部59Y、59M、59C、59Kによって補正する部分を調整フェーズとする。
まず、中間転写ベルト21の片寄り補正(以下、これをステアリング制御と呼ぶ)について説明する。
図4は、中間転写ベルト21の駆動機構を模擬的に示している。中間転写ベルト21は、円筒状を成した複数のローラに掛け渡されて周回経路を成している(図1、図9参照)。駆動ローラ61はベルト駆動モータ58により回転駆動され、他のローラは動力源を持たない従動ローラである。調整ローラ62は、その一端62aを中心にして軸の傾きを変更可能に取り付けられており、調整ローラ62の他端62bはギアおよびステッピングモータ56などで構成された可動軸受け部63に軸支されている。ステッピングモータ56を正転/逆転させることで調整ローラ62の軸の角度を駆動ローラ61の軸と平行な状態に対して±所定角度範囲で調整可能になっている。
また、片寄りが生じる方向(中間転写ベルト21の幅方向)における中間転写ベルト21の位置を検出する片寄りセンサ57が設けられている。片寄りセンサ57は、たとえば、中間転写ベルト21の端部の位置を検知する光センサなどが使用される。
図5は、中間転写ベルト21の幅方向の位置を検知して片寄りを補正するステアリング制御の具体例を示している。ステアリング制御は、中間転写ベルト21がその幅方向にずれた場合に、そのずれ量Gを片寄りセンサ57の出力値に基づいて検出し、ずれの修正される方向へ中間転写ベルト21が移動するように調整ローラ62の傾きを変化させる制御である。たとえば、図5の例では、中間転写ベルト21が−V方向にずれたとき、これと反対のV方向に中間転写ベルト21が移動するように調整ローラ62の傾きを変化させることがステアリング制御として行われる。なお、調整ローラ62の傾きを変化させるためにステッピングモータ56に与えた制御量をステアリング量とする。このように調整ローラ62の傾きを変化させることで中間転写ベルト21に図中のP方向の力を加えて、中間転写ベルト21のずれ量を変化させている。ステアリング制御は、通常の画像形成動作中(プリント動作中)および後述するカラーレジスト補正中は常に行われる。
次に、カラーレジスト補正について説明する。
カラーレジスト補正では、図6、図7に示すように、色ずれ補正用のテスト画像である各色のレジストマーク70Y、70M、70C、70Kを中間転写ベルト21上に形成し、これらをレジストセンサ41a、41b、41cで読み取って各色レジストマーク70Y、70M、70C、70Kの位置ずれを検出する動作(測定フェーズ)が行われる。また、所定条件を満たす場合は、測定フェーズでの検出結果等に基づいて、色ずれが無くなるように各色の画像の形成位置を補正(修正)する調整フェーズが行われる。調整フェーズまで行われた場合にカラーレジスト補正は遂行(完結)されたことになる。
各色のレジストマーク70Y、70M、70C、70Kは、中間転写ベルト21の幅方向の線画像と斜めの線画像とが交互に繰り返し(図では4回)出現するジグザグ模様になっている。レジストマーク70Y、70M、70C、70Kは、中間転写ベルト21の幅方向の中央および両端近傍に形成され、対応する位置のレジストセンサ41a、41b、41cによって検出される。
図8は、各色画像の位置ずれや横倍率をレジストマークによって検出する様子を示している。たとえば、K色のレジストマーク70Kの幅方向第1線画像71Kを検出してからC色のレジストマーク70Cの幅方向第1線画像71Cを検出するまでの時間T1の長さに基づいてK色の画像とC色の画像の副走査方向(中間転写ベルトの搬送方向B)における位置関係が把握される。
また、K色のレジストマーク70Kの斜め第1線画像72Kを検出してからC色のレジストマーク70Cの斜め第1線画像72Cを検出するまでの時間T2と、先に検出した時間T1との関係により、K色の画像とC色の画像の主走査方向(中間転写ベルト21の幅方向)における位置関係が把握される。たとえばT1=T2ならば、主走査方向の位置ずれは無い。T2が図中のTaで示すようにT1より短い場合には図中破線で示すようにC色の画像73がK色の画像より左側に位置ずれしていることが分かる。またT1とTaとの時間差から位置ずれ量を把握することができる。
このほか、左のレジストセンサ41aがK色のレジストマーク70Kの左列の幅方向第1線画像71Kを検出した時刻と右のレジストセンサ41cが右列の幅方向第1線画像71KRを検出した時刻との差(T3)から、K色画像のスキュー(傾き)が検出される。また左のレジストセンサ41aがK色のレジストマーク70Kの左列の斜め第1線画像72Kを検出した時刻と右のレジストセンサ41cが右列の斜め第1線画像72KRを検出した時刻との差(T4)と先の(T3)との差から、K色画像の横ばい率が検出される。他の色についても同様にして位置ずれやスキュー、倍率が検出される。
図9は、カラーレジスト補正に関連する構成部分を模擬表示している。CPU51は、上述した方法で画像の位置ずれ(色ずれ)量を求め、該位置ずれが補正される(位置ずれ量がゼロになる)ように各補正部59Y、59M、59C、59Kに対して画像の形成位置の修正量Fを指示する。たとえば、画像が主走査方向に色ずれしている場合、補正部59Y、59M、59C、59Kは、主走査方向の基準位置をレーザー光が横切ったタイミングを示す水平同期信号の入力時点から、各ラインの画像データに応じてレーザー光のオン/オフ制御を開始するまで、の時間を調整する。
このようなカラーレジスト補正の実行中に、中間転写ベルト21のステアリング制御が行われると、レジストマーク70Y、70M、70C、70Kに基づいて測定される色ずれ量は、像形成部30Y、30M、30C、30Kによる画像の形成位置のずれに起因した色ずれ量と、ステアリング制御による中間転写ベルト21の移動に起因した色ずれ量とを加算したものになる。このため、測定した色ずれ量に基づいてカラーレジスト補正を行うと、その補正量が不適切になる恐れがある。そこで、CPU51は、カラーレジスト補正の実行中(測定フェーズの実行中)における中間転写ベルト21の移動量やステアリング制御の制御量(ステアリング量)に応じて、カラーレジスト補正の補正量(修正量F)を補正するように動作する。
しかし、移動量あるいはステアリング量が所定の基準値を超える場合は、中間転写ベルト21の走行が不安定なので、移動量あるいはステアリング量に基づいてカラーレジスト補正の補正量を補正したとしても、適切なカラーレジスト補正値になるとは限らない。そこで、カラーレジスト補正の実行中(レジストマークを中間転写ベルト21上に形成開始してからレジストセンサ41によってレジストマークが検出されるまでの期間である測定フェーズ)における中間転写ベルト21の移動量あるいはステアリング量が基準値以下の場合には、移動量あるいはステアリング量に基づいて補正量を補正してカラーレジスト補正を遂行する。すなわち、移動量あるいはステアリング量に基づく補正後の補正量に基づいて各色の画像の形成位置を補正する調整フェーズを実行する。一方、測定フェーズにおける移動量あるいはステアリング量が基準値を超える場合は、今回のカラーレジスト補正を中止する。すなわち、画像の形成位置を補正する調整フェーズは行わない。
なお、基準値は、移動量やステアリング量に基づいて補正量を補正した場合に不適正なカラーレジスト補正となる場合の移動量やステアリング量より小さい値に設定される。ここで、基準値は絶対値として規定してもよいし、カラーレジスト補正の補正量との相対値として規定してもよい。たとえば、カラーレジスト補正の補正量の1倍や0.5倍を基準値とする。
図10は、ステアリング制御およびカラーレジスト補正に係る第1の制御処理の流れを示している。CPU51は、ベルト駆動モータ58の駆動を開始するように制御し(ステップS101)、さらにステアリング制御を開始する(ステップS102)。その後、カラーレジスト補正の実行タイミングが到来(たとえば、1000枚等の所定枚数の印刷毎に到来)したら(ステップS103;Yes)、カラーレジスト補正のうちの測定フェーズを実行する(ステップS104)。また測定フェーズ中のステアリング量Xを求める(ステップS105)。
そして、このステアリング量Xと基準値aとを比較し(ステップS106)、ステアリング量Xが基準値a以下の場合は(ステップS106;No)、ステアリング量Xに応じてカラーレジスト補正の補正量を補正して調整フェーズを実行する(ステップS107)。すなわち、ステアリング量Xで補正した補正量に基づいて画像の形成位置を調整して、当該カラーレジスト補正を遂行(完結)させる。
たとえば、カラーレジスト補正の測定フェーズ実行中におけるステアリング量Xが中間転写ベルト21を図5のV方向に1.0mm移動させるのに相当する制御量であったとする。このとき、レジストセンサ41の検出結果に基づいて求めたK色のレジストマークに対するY色のレジストマークの主走査方向のずれ量が−1.5mm(V方向を+、その逆方向を−とする)であった時、Y色に対して+1.5mmだけ画像の形成位置を調整するのではなく、ステアリング制御中に中間転写ベルト21が1.0mm移動したことによるずれ量−1.0mmを除いて、1.5mm−1.0mm=+0.5mm、だけ画像の形成位置を調整する。なお、これらの数値は説明のための例示である。
調整フェーズの実行後、カウンタYを0に初期化して(ステップS108)、ステップS103へ戻って処理を継続する。なお、カウンタYは、CPU51がRAM54の所定領域に記憶している計数値であり、初期値は0にされている。
ステアリング量Xが基準値aを超える場合は(ステップS106;Yes)、今回のカラーレジスト補正を中止する(ステップS109)。すなわち、カラーレジスト補正として画像の形成位置を調整する調整フェーズは行わない。
調整フェーズの中止後、所定時間(たとえば、中間転写ベルト21が1周〜数周するのに要する時間)の経過を待ち(ステップS110)、カウンタYの値を+1する(ステップS111)。加算後のカウンタYの値が所定の上限回数L以下の場合は(ステップS112;No)、ステップS104に戻り、カラーレジスト補正を再び行うリトライ処理を行う。カウンタYの値が所定の上限回数Lを超えた場合は(ステップS112;Yes)、中間転写ベルト21の走行状態等に異常があると判断し、当該画像形成装置10の動作を停止させる(ステップS113)。ここでは、ステアリング制御、中間転写ベルト21の駆動などを停止させ、以後、異常状態が解除されるまで、画像形成に係る動作を停止させる。
図11は、ステアリング制御およびカラーレジスト補正に係る第2の制御処理の流れを示している。第2の制御処理では、図10の第1の制御処理でのステアリング量Xに代えて中間転写ベルト21の移動量Xを使用する。
CPU51は、ベルト駆動モータ58の駆動を開始するように制御し(ステップS201)、さらにステアリング制御を開始する(ステップS202)。その後、カラーレジスト補正の実行タイミングが到来したら(ステップS203;Yes)、カラーレジスト補正のうちの測定フェーズを実行する(ステップS204)。また測定フェーズ中の中間転写ベルト21の移動量Xを求める(ステップS205)。
移動量Xと基準値aとを比較し(ステップS206)、移動量Xが基準値a以下の場合は(ステップS206;No)、移動量Xに応じて補正量を補正してカラーレジスト補正の調整フェーズを実行する(ステップS207)。すなわち、移動量Xで補正した補正量に基づいて画像の形成位置を調整して当該カラーレジスト補正を遂行(完結)させる。
たとえば、カラーレジスト補正の測定フェーズ実行中に片寄りセンサ57によって検出された中間転写ベルト21の移動量が図5のV方向に1.0mmの移動であったとする。このとき、レジストセンサ41の検出結果に基づいて求めたK色のレジストマークに対するY色のレジストマークの主走査方向のずれ量が−1.5mm(V方向を+、その逆方向を−とする)であった時、Y色に対して+1.5mmだけ画像の形成位置を調整するのではなく、ステアリング制御中に中間転写ベルト21が1.0mm移動したことによるずれ量−1.0mmを除いて、1.5mm−1.0mm=+0.5mm、だけ画像の形成位置を調整する。なお、これらの数値は説明のための例示である。
調整フェーズの実行後、カウンタYを0に初期化して(ステップS208)、ステップS203へ戻って処理を継続する。移動量Xが基準値aを超える場合は(ステップS206;Yes)、今回のカラーレジスト補正を中止する(ステップS209)。すなわち、カラーレジスト補正として画像の形成位置を調整する調整フェーズは行わない。その後、所定時間(たとえば、中間転写ベルト21が1周〜数周するのに要する時間)の経過を待ち(ステップS210)、カウンタYの値を+1する(ステップS211)。加算後のカウンタYの値が所定の上限回数L以下の場合は(ステップS212;No)、ステップS204に戻り、カラーレジスト補正を再び行うリトライ処理を行う。カウンタYの値が所定の上限回数Lを超えた場合は(ステップS212;Yes)、中間転写ベルト21の走行状態等に異常があると判断し、当該画像形成装置10の動作を停止させる(ステップS213)。
なお、第1、第2の制御処理における基準値aや上限回数Lの値は、予めROM53に記憶される、もしくは表示操作部13などから設定され、図示省略の不揮発メモリに記憶される。ステアリング量Xと比較される基準値aと移動量Xと比較される基準値aの値は、それぞれに応じた別個の値である。
また、画像形成装置10は、第1の制御処理と第2の制御処理のいずれか一方を行う構成であればよい。また、第1の制御処理と第2の制御処理のいずれを実行するかを予め選択して設定できるように構成されてもよい。
このように、第1の制御処理あるいは第2の制御処理を行うことで、画像形成装置10では、カラーレジスト補正と片寄り補正とを同時に実行する場合でも、測定フェーズ中のステアリング量あるいは中間転写ベルト21の移動量が基準値以下であれば、カラーレジスト補正の補正量をそのステアリング量あるいは移動量に基づいて補正してカラーレジスト補正を遂行するので、片寄り補正による中間転写ベルト21の移動の影響を受けずに適切に色ずれを補正することができる。また、測定フェーズ中のステアリング量あるいは中間転写ベルト21の移動量が基準値を超える場合には、今回のカラーレジスト補正を中止し、調整フェーズを行わないようにしたので、中間転写ベルト21の走行が不安定な状態でのカラーレジスト補正の遂行が防止される。
さらに、測定フェーズ中のステアリング量あるいは中間転写ベルト21の移動量が基準値を超える場合には、所定時間の経過を待ってから測定フェーズを再実行(リトライ)するので、その間に中間転写ベルト21の走行が安定化すれば、ステアリング量あるいは中間転写ベルト21の移動量が基準値以下に収まるようになり、調整フェーズが実行されてカラーレジスト補正が遂行(完結)される。一方、上限回数Lまでリトライしてもステアリング量あるいは中間転写ベルト21の移動量が基準値以下に収まらない場合は、異常と判断して機械の動作を停止させるので、いつまでもリトライが継続するような事態が防止される。また、カラーレジスト補正が完結していない状態でプリントやコピーに係る画像形成の実行が防止される。
ここで、像形成ユニット30K、30C、30M、30Yは図1、図9に示すように所定の間隔で中間転写ベルト21に沿って配列されているので、各色同時にレジストマークの画像形成を行うと、図7に示すようにK、C、M、Yの順に配列されたレジストマークが中間転写ベルト21上に形成されることになる。一方、左、右、中央の各列においてはK色、C色、M色、Y色のレジストマークは共通のレジストセンサ41(左列はレジストセンサ41a、中央列はレジストセンサ41bで、右列はレジストセンサ41cで)で読み取られるので、色毎に測定フェーズに係る期間の長さが相違することになる。
図12は、各色レジストマークの形成開始からレジストセンサ41で検出されるまでのタイミングを示している。K色、C色、M色、Y色の各レジストマークは時刻T11からT12までの期間に同時に中間転写ベルト21上に画像形成される。その後、K色のレジストマークは時刻T13からT14までの期間に、C色のレジストマークは時刻T15からT16までの期間に、M色のレジストマークは時刻T17からT18までの期間に、Y色のレジストマークは時刻T19からT20までの期間にそれぞれレジストセンサ41によって検出される。
たとえば、K色とY色との関係を考察する。K色はレジストマークの画像形成開始からレジストセンサ41による検出完了までの期間は時刻T11からT14である。Y色はレジストマークの画像形成開始からレジストセンサ41による検出完了までの期間は時刻T11からT20である。このうち時刻T11からT14の期間はK色とY色に共通する期間であり、この共通期間における中間転写ベルト21の移動量はK色とY色に共通するので、K色に対するY色の色ずれ量としては現れない。一方、K色とY色に共通しない時刻T14からT20までの期間における中間転写ベルト21の移動量はK色に対するY色の色ずれ量に含まれて検出される。そこで、Y色に対するカラーレジスト補正においては、時刻T14からT20の期間を測定フェーズに係る期間とし、この期間における中間転写ベルト21の移動量Xやステアリング量Xを求めて補正量に反映することが望ましい。
同様にC色については時刻T14からT16までの期間における中間転写ベルト21の移動量あるいはステアリング量を反映させてカラーレジスト補正し、M色については時刻T14からT18までの期間における中間転写ベルト21の移動量あるいはステアリング量を反映させてカラーレジスト補正を行う。このようにすることで、カラーレジスト補正の補正量を色毎に適切に設定することができる。
なお、各色のレジストマークがレジストセンサ41によって検出される期間の中央時刻をその色のレジストマークの検出時刻の代表値とし、各色の検出時刻の代表値を使用して、中間転写ベルト21の移動量やステアリング量の影響を受ける期間を決定するように構成されてもよい。たとえば、Y色に対するカラーレジスト補正においては、時刻T13とT14の中央の時刻T13bから時刻T19とT20の中央の時刻T19bまでの期間における中間転写ベルト21の移動量あるいはステアリング量を反映させるようにしてもよい。
さらに、図10のステップS106で基準値aと比較されるステアリング量Xあるいは図11のステップS206で基準値aと比較される移動量Xは、レジストマークの画像形成開始からレジストセンサ41による検出完了までの期間が最も長い色の期間における値を使用することが望ましい。本実施の形態に係る画像形成装置10では、Y色に係る測定フェーズ(図12の例では時刻T14からT20)におけるステアリング量Xあるいは移動量Xと、基準値aを比較するとよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
中間転写ベルト21の片寄り補正は、図4に示した機構によって行うものに限定されず、片寄りが補正されれば任意の方法でよい。また、カラーレジスト補正におけるレジストマークの形状や色ずれ量の判定方法は実施の形態で例示したものに限定されるものではない。
画像形成装置10は、複合機に限らず、カラープリンタなどでもかまわない。
2…原稿
10…画像形成装置
11…自動原稿送り装置
11a…原稿載置トレイ
11b…排紙トレイ
12…読取部
13…表示操作部
14…制御部
15…露光走査部
16…ラインイメージセンサ
17…ミラー
18…集光レンズ
20…プリンタ部
21…中間転写ベルト
22…給紙部
22a…給紙カセット
23…搬送部
23a…通常経路
23b…反転経路
24…定着装置
30Y、30M、30C、30K…像形成部
31Y、31M、31C、31K…感光体
32Y、32M、32C、32K…帯電装置
33Y、33M、33C、33K…現像装置
34Y、34M、34C、34K…クリーニング装置
35Y、35M、35C、35K…レーザーユニット
36Y、LD…レーザーダイオード
37Y…ポリゴンミラー
41、41a、41b、41c…レジストセンサ
42…ベルトクリーニング装置
51…CPU
52…バス
53…ROM
54…RAM
55…画像処理部
56…ステッピングモータ
57…片寄りセンサ
58…ベルト駆動モータ
59Y、59M、59C、59K…補正部
61…駆動ローラ
62…調整ローラ
62a…調整ローラの一端(回転中心側)
62b…調整ローラの他端(変位側)
63…可動軸受け部
70Y…Y色のレジストマーク
70M…M色のレジストマーク
70C…C色のレジストマーク
70K…K色のレジストマーク
71C、71K、71KR…幅方向第1線画像
72C、72K、72KR…斜め第1線画像
73…位置ずれしたC色の画像
A…感光体の回転方向
B…中間転写ベルトの周回方向(搬送方向)
D…二次転写位置
F…画像の形成位置の修正量
G…ずれ量
V…ベルト移動方向
P…調整ローラの傾き変更によって転写ベルトに加わる力

Claims (3)

  1. 複数の像形成部でそれぞれ形成された各色の画像を周回する無端の転写ベルト上で重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、
    前記転写ベルトに形成された色ずれ補正のためのテスト画像を検出する第1検出部と、
    前記転写ベルトの幅方向の位置を検出する第2検出部と、
    前記転写ベルトを幅方向に移動させる移動部と、
    前記第2検出部の検出値に応じて前記移動部を制御して前記転写ベルトの片寄りを補正する片寄り補正と、前記像形成部により前記テスト画像を前記転写ベルト上に形成させた後、該転写ベルト上のテスト画像を前記第1検出部で検出し、その検出結果に応じて前記各像形成部による画像の形成位置を補正するカラーレジスト補正とを行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記カラーレジスト補正の実行中に前記片寄り補正を行った場合は、前記テスト画像を前記転写ベルト上に形成開始してから該テスト画像を前記第1検出部で検出するまでの期間に前記第2検出部によって検出された前記転写ベルトの移動量が基準値以下であれば前記移動量に応じて補正量を補正して前記カラーレジスト補正を遂行し、前記移動量が前記基準値を超える場合は前記カラーレジスト補正を中止する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記移動量が前記基準値を超えた場合は、所定時間の経過後にカラーレジスト補正を再び行うリトライ処理を行い、前記リトライ処理の実行が所定回数を超えた場合は、当該装置の動作を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記移動量に代えて、前記テスト画像を前記転写ベルト上に形成開始してから該テスト画像を前記第1検出部で検出するまでの期間に前記移動部に与えた制御量を使用する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012234125A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成方法

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