JP4441510B2 - 有床義歯 - Google Patents

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本発明は、喪失した歯を補うために歯茎に装着される床と人工歯とを有する有床義歯に関する。
従来、上顎用入れ歯(有床義歯)における歯茎挿嵌部(床)を、使用者の歯茎部に沿って平面視で馬蹄形状に形成することで、使用者が入れ歯を装着した状態で食する際に、舌が上顎に接触できるようにし、食感を低減させないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−360608号公報(第3頁、第1図)
しかしながら、一般的に入れ歯を使い続けると歯茎が痩せ細ったり、入れ歯が変形したりする場合があり、特に、特許文献1に記載の上顎用入れ歯(有床義歯)にあっては、歯茎挿嵌部(床)が歯茎のみにしか接触されないため、歯茎挿嵌部(床)と歯茎との当接面積が狭く、歯茎が少しでも痩せ細ったり、入れ歯が変形したりすると、歯茎挿嵌部と歯茎との間に生じる吸着力が弱まり、入れ歯がぐらついたり、使用者が痛みを感じてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、使用者が手軽に床の調整を行うことができる有床義歯を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の有床義歯は、
歯茎に沿って装着される平面視で馬蹄形状に形成された床と、該床に固定される人工歯とを有する有床義歯であって、
前記床は、少なくとも歯茎と当接される当接面に、温度に反応して形状が変化する形状記憶樹脂材料で形成された形状記憶樹脂部が設けられ、かつ該当接面の少なくとも一部に、義歯安定剤が充填される凹部が設けられており少なくとも前記凹部の内面に、温度に反応して色が変化する示温材が配置され、該示温材は、火傷をしない許容温度になったときに反応する色と、該許容温度以上のときに反応する色の少なくとも2種類の色に変化することを特徴としている。
この特徴によれば、有床義歯をお湯等に浸して温度を上昇させて形状記憶樹脂部を軟化させ、そのまま口腔内に装着することで、床の当接面は使用者の歯茎の形状に合わせて変形されて適合するため、使用者が手軽に有床義歯における床の調整を行うことができ、かつ床の調整後であっても義歯安定剤が充填される凹部が設けられているため、義歯安定剤を充填できる空間が確保される。また、有床義歯をお湯等に浸して調整する際に、有床義歯の温度が、使用者の口腔内に装着しても安全な許容温度になったことを、2種類の色の変化で容易に認識できる。
本発明の請求項2に記載の有床義歯は、請求項1に記載の有床義歯であって、
少なくとも前記凹部の底部が、形状記憶を伴わない樹脂材料で形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、有床義歯をお湯等に浸して温度を上昇させても、凹部の形状が変化し難くなり、義歯安定剤を充填できる空間が潰れ難くなる。
本発明の請求項3に記載の有床義歯は、請求項1または2に記載の有床義歯であって、
前記床には、形状記憶合金材料で形成された金属骨部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、有床義歯をお湯等につけることで、金属骨部を有床義歯の製造時の形状に容易に戻すことができる。
本発明の請求項4に記載の有床義歯は、請求項3に記載の有床義歯であって、
前記金属骨部が、波打つように屈曲されながら前記床の形状に沿って延びる棒状部材となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、金属骨部を床の広い範囲に配置でき、床が変形しても有床義歯の製造時の状態に回復することができる。
本発明に係る有床義歯を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、全部床義歯を示す斜視図であり、図2は、全部床義歯を示す平面図であり、図3は、全部床義歯を示す断面図であり、図4は、全部床義歯の使用例を示す断面図である。
図1の符号1は、本発明の適用された上顎用の全部床義歯1と下顎用の全部床義歯1’である。これらの全部床義歯1,1’(有床義歯)は、レジンまたはポリカーボネート樹脂等の合成樹脂で形成された床2と、この床2に固定された人工歯3とを有している。
図2に示すように、上顎用及び下顎用の全部床義歯1,1’に用いられている床2は、それぞれ平面視で馬蹄形状をなしており、使用者の歯茎Gの形状に沿って装着できる。特に、上顎の全部床義歯1に用いられている床2が馬蹄形状をなしていることで、使用者が全部床義歯1を装着した状態で食する際に、舌Tが上顎Mに接触できるようになり、食感を低減させないようになっている。
図3に示すように、床2は、縦断面視で略U字形状をなしており、使用者の歯茎Gの断面形状に沿って装着できるようになっている(図4参照)。床2における歯茎Gと当接される当接凹面4(当接面)には、形状記憶樹脂等の材質で形成された所定の厚みを有する形状記憶樹脂層5(形状記憶樹脂部)が形成されている。
尚、本実施例で用いられている形状記憶樹脂とは、変形を加えた後、加熱により変形前の形状に戻る性質を持つ樹脂のことであり、このような形状記憶樹脂は、熱を加えて軟化させて形状を変形させ、その変形状態を維持しつつ、樹脂の温度を低下させると変形状態を保ったまま硬化されるようになっている。
また、形状記憶樹脂には、ポリエステル系、ポリウレタン系、スチレン・ブタジエン系、ポリノルボルネン系、トランスポリイソプレン系等がある。本実施例における形状記憶樹脂層5を形成している形状記憶樹脂は、樹脂が軟化する温度、すなわちガラス転移が起きる温度(ガラス転移点)が約40度(摂氏)となっており、全部床義歯1,1’をお湯に浸すことで形状記憶樹脂層5を軟化させて変形させることができる。尚、形状記憶樹脂層5に用いる形状記憶樹脂のガラス転移点は、人体の体温以上の温度であるとともに熱湯以下の温度である約40〜100度程度の温度であることが好ましい。
図3に示すように、床2における当接凹面4の奥部(底部)側には、溝状の凹部6が形成されている。尚、凹部6は、床2の平面視で前歯側と左右の奥歯側に対応する位置の3箇所に形成されている。この凹部6には、全部床義歯1,1’を歯茎Gに装着する際に、ゲル状の義歯安定剤7を充填することができ(図4参照)、凹部6と歯茎Gの先端とを接着することができる。また、凹部6が形成された部位には、形状記憶樹脂層5が形成されておらず、後述するように、全部床義歯1,1’をお湯に浸したときに、凹部6の形状が変形しないようになっている。
また、凹部6の表面(内面)には、所定の温度に反応して色が変化する示温塗料(示温材)が塗布されている。尚、示温塗料は、塗布される部材の温度を簡便に認識することができる塗料として広く一般に用いられており、人体に無害な化物質で合成された示温塗料なら如何なる示温塗料を用いてもよい。本実施例における示温塗料には、温度の上昇及び降下に応じて何度でも色が変化する可逆式の示温塗料が用いられており、この示温塗料は、40度以下の温度では灰色、40〜50度では緑色、50度以上の温度では赤色に変化するようになっている。
図2に示すように、全部床義歯1,1’における床2の内部には、床2の馬蹄形状に沿って延びるの金属骨部8が設けられている。更に詳述すると、金属骨部8は形状記憶合金等の材質で形成された略棒状をなし、側面視で波打つように上下に屈曲されながら延びており、この金属骨部8が床2における外方側(使用者の唇側)の側面に沿って広い範囲に配置されている(図3参照)。また、金属骨部8は床2の内部に配置されているので、金属骨部8が歯茎Gや舌T等に接触しないようになっている。
尚、本実施例で用いられている形状記憶合金とは、変形を加えた後、加熱により変形前の形状に戻る性質を持つ合金のことであり、このような形状記憶合金で形成されている金属骨部8は、その形状が外力によって変形されても、熱を加えることで金属骨部8の製造時の形状に回復するようになっている。
また、形状記憶合金には、Ni−Ti系合金、Cu−Zn−Al系合金、Fe−Mn−Si系合金等がある。本実施例における金属骨部8を形成している形状記憶合金は、合金が形状回復する温度、すなわちマルテンサイト変態温度が約90度(摂氏)となっており、全部床義歯1,1’をお湯に浸すことで金属骨部8の形状を容易に回復させることができる。
全部床義歯1,1’の使用例について説明する。全部床義歯1,1’が室温若しくは体温と同じ温度のときに、凹部6内に塗布された示温塗料は灰色となっている。床2の色は歯茎Gの色に合わせてピンク色をなしているため、使用者は凹部6の色を識別し易くなっている。
図4に示すように、使用者が全部床義歯1,1’を装着する際には、凹部6に義歯安定剤7を充填して装着するようになっている。義歯安定剤7を用いることで、歯茎Gが多少痩せ細ったり、床2の形状が変形したりしても、義歯安定剤7が歯茎Gと床2との間の間隙を埋めるため、全部床義歯1,1’の吸着力が保たれるようになっている。しかし、長年使用していると、義歯安定剤7だけでは、歯茎Gと床2との間の間隙を埋めることができなくなるため、使用者は床2の調整を行う必要が生じる。
本実施例の全部床義歯1,1’を調整する際には、先ず全部床義歯1,1’全体を適当な大きさの容器(図示略)内に投入し、この全部床義歯1,1’が入った容器内に、一般家庭で用いられているポット等から抽出される熱湯、すなわち約90度程度に加熱されたお湯を注ぎ、全部床義歯1,1’全体をお湯に浸す。
全部床義歯1,1’が加熱されると、形状記憶樹脂層5及び床2が軟化されて変形し易くなるとともに、金属骨部8の形状が回復して製造時の形状に戻るようになる。そのため長年の使用によって変形した床2の形状が製造時の形状に戻るばかりか、容器の形状に沿って床2が変形したり、床2が不慮の形状になってしまうことを防止できる。
尚、従来から用いられている全部床義歯(図示略)を、熱湯に浸して消毒しようとすると、床が変形してしまう虞があったが、本実施例の全部床義歯1,1’は熱湯に浸すと形状回復される構成となっているため、熱湯で消毒できるようになり、全部床義歯1,1’の消毒作業も容易になる。
また、全部床義歯1,1’をお湯に浸す前に凹部6に塗布された示温塗料は灰色をしており、全部床義歯1,1’をお湯に浸すと、凹部6に塗布された示温塗料の色が温度の上昇によって赤色に変化する。使用者は凹部6の表面が赤色をなしていることで、全部床義歯1,1’の温度(約90度)が高くなったことを容易に認識できる。そして、全部床義歯1,1’をお湯に浸して20〜30秒ほど経過したら火傷しないように割り箸等で全部床義歯1,1’を容器内から取り出す。
お湯の中から取り出した全部床義歯1,1’を20〜30秒ほど放置しておき、全部床義歯1,1’の温度が40〜50度程度になるまで冷ます。すると凹部6内に塗布された示温塗料が緑色に変化し、使用者は全部床義歯1,1’を口腔内に入れても熱さの刺激を感じ難い程度の温度、すなわち火傷をしない許容温度になったことを容易に認識できる。尚、全部床義歯1,1’の温度が40〜50度程度になったときに、床2と金属骨部8は製造時の形状に回復した状態で硬化されており、形状記憶樹脂層5は軟化されて変形し易い状態となっている。
次に、使用者は全部床義歯1,1’を口腔内に入れて床2を歯茎Gに装着し、上下の全部床義歯1,1’を装着した状態で噛み合せる。すると形状記憶樹脂層5は軟化されているので容易に当接凹面4が変形されて歯茎Gの表面形状に合わせて適合された形状となる。
また、このときに凹部6が形成された部位には、形状記憶樹脂層5が形成されていないため、使用者の噛み合せによって凹部6が変形されることを防止しており、全部床義歯1,1’の調整後であっても凹部6内に義歯安定剤7を充填する空間を確保できる。
そして、使用者は全部床義歯1,1’を噛み合せた状態を維持しつつ、全部床義歯1,1’を40度以下、つまり自分の体温と同じ程度の温度になるまで口腔内で冷ます。すると形状記憶樹脂層5が使用者の歯茎G表面形状に適合された形状に変形した状態で硬化される。
以上、本実施例における全部床義歯1,1’にあっては、床2における歯茎Gと当接される当接凹面4に、温度に反応して形状が変化する形状記憶樹脂で形成された形状記憶樹脂層5が設けられ、かつ当接凹面4の少なくとも一部に、義歯安定剤7が充填される凹部6が設けられていることで、全部床義歯1,1’をお湯等に浸して温度を上昇させて形状記憶樹脂層5を軟化させ、そのまま口腔内に装着することで、床2の当接凹面4は使用者の歯茎Gの形状に合わせて変形されて適合するため、使用者が手軽に全部床義歯1,1’における床2の調整を行うことができ、かつ床2の調整後であっても義歯安定剤7が充填される凹部6が設けられているため、義歯安定剤7を充填できる空間が確保される。尚、使用者が自宅にて手軽に全部床義歯1,1’の調整が行えることで、使用者の全部床義歯1,1’に係る費用負担を低減させることができる。
また、凹部6が、形状記憶を伴わない樹脂(レジンまたはポリカーボネート樹脂等の合成樹脂)で形成されることで、全部床義歯1,1’をお湯等に浸して温度を上昇させても、凹部6の形状が変化し難くなり、義歯安定剤7を充填できる空間が潰れ難くなる。尚、凹部6はその少なくとも奥部(底部)が形状記憶を伴わない樹脂で形成されていればよい。
また、床2には、形状記憶合金で形成された金属骨部8が設けられていることで、全部床義歯1,1’をお湯等につけることで、金属骨部8を全部床義歯1,1’の製造時の形状に容易に戻すことができる。
また、金属骨部8が、波打つように屈曲されながら床の形状に沿って延びる棒状部材となっていることで、金属骨部8を床2の広い範囲に配置でき、床2が変形しても全部床義歯1,1’の製造時の状態に回復することができる。
また、少なくとも凹部6の内面に、温度に反応して色が変化する示温塗料が塗布され、その示温塗料が、火傷をしない許容温度(40〜50度)になったときに反応する緑色と、許容温度以上のときに反応する赤色の少なくとも2種類の色に変化することで、全部床義歯1,1’をお湯等に浸して調整する際に、全部床義歯1,1’の温度が、使用者の口腔内に装着しても安全な許容温度になったことを、少なくとも2種類の色の変化で容易に認識できる。
尚、従来から用いられている全部床義歯(図示略)では、義歯安定剤7を床2の当接凹面4に塗布すると、当接凹面4に義歯安定剤7による凹凸ができてしまい、床2を安定して歯茎Gに装着できなくなる虞があるが、本実施例の全部床義歯1,1’では、床2の当接凹面4に凹部6が設けられているため、凹部6に義歯安定剤7を充填できる空間が確保されるようになり、義歯安定剤7を使用しても安定して歯茎Gに装着できるようになる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、本発明の形状記憶樹脂層5や義歯安定剤7が充填される凹部6が、全部床義歯1,1’(総入れ歯)に適用されていたが、全部床義歯1,1’のみならず部分床義歯(部分入れ歯)に、形状記憶樹脂層5や凹部6を形成し、使用者が部分床義歯を容易に調整できるようにしてもよい。
また、前記実施例では、床2がレジン等の合成樹脂で形成され、床2における当接凹面4に、形状記憶樹脂で形成される形状記憶樹脂層5が設けられていたが、床2全体を形状記憶樹脂で形成してもよく、お湯に浸して軟化した床2全体の形状を歯茎Gの形状に合わせて変形させるようにしてもよい。
また、前記実施例では、凹部6が形成された部位には、形状記憶樹脂層5が形成されておらず、全部床義歯1,1’をお湯に浸したときに、凹部6の形状が変形しないようになっているが、凹部6が形成された部位に、形状記憶樹脂層5を形成してもよく、形状記憶樹脂層5の厚みを変化させることで、凹部6を形成してもよい。
更に、前記実施例では、凹部6に示温塗料を塗布することで、全部床義歯1,1’をお湯に浸したときに、使用者が全部床義歯1,1’の温度を容易に認識できるようにしていたが、本発明の示温材は塗料に限らず、温度に反応して色が変化する示温シール体を凹部6に貼り付けてもよいし、凹部6に対応する床2の部位を温度に反応して色が変化する示温樹脂で形成してもよい。
全部床義歯を示す斜視図である。 全部床義歯を示す平面図である。 全部床義歯を示す断面図である。 全部床義歯の使用例を示す断面図である。
符号の説明
1,1’ 全部床義歯(有床義歯)
2 床
3 人工歯
4 当接凹面(当接面)
5 形状記憶樹脂層(形状記憶樹脂部)
6 凹部
7 義歯安定剤
8 金属骨部
G 歯茎
T 舌
M 上顎

Claims (4)

  1. 歯茎に沿って装着される平面視で馬蹄形状に形成された床と、該床に固定される人工歯とを有する有床義歯であって、
    前記床は、少なくとも歯茎と当接される当接面に、温度に反応して形状が変化する形状記憶樹脂材料で形成された形状記憶樹脂部が設けられ、かつ該当接面の少なくとも一部に、義歯安定剤が充填される凹部が設けられており少なくとも前記凹部の内面に、温度に反応して色が変化する示温材が配置され、該示温材は、火傷をしない許容温度になったときに反応する色と、該許容温度以上のときに反応する色の少なくとも2種類の色に変化することを特徴とする有床義歯。
  2. 少なくとも前記凹部の底部が、形状記憶を伴わない樹脂材料で形成されることを特徴とする請求項1に記載の有床義歯。
  3. 前記床には、形状記憶合金材料で形成された金属骨部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の有床義歯。
  4. 前記金属骨部が、波打つように屈曲されながら前記床の形状に沿って延びる棒状部材となっていることを特徴とする請求項3に記載の有床義歯。
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