JP4435023B2 - 中折れシールド掘進機 - Google Patents

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Description

本発明は、曲線部を有したシールドトンネル等を構築するために用いられる中折れシールド掘進機に関する。
中折れシールド掘進機については、特許文献1、特許文献2、特許文献3等に示すように種々なものがあり、一般的な中折れシールド掘進機の構成について簡単に説明すると、次のようになる。
即ち、前記中折れシールド掘進機は、後胴と、この後胴に屈曲可能に連結した前胴とを具備している。そして、前記後胴は、筒状の後胴本体フレームをベースとしており、この後胴本体フレームの前側には、リング状の後胴ジョイントフレームが設けられている。ここで、前記後胴ジョイントフレームの外径は、前記後胴本体フレームの外径と略同じである。
前記前胴は、筒状の前胴本体フレームをベースとしており、この前胴本体フレームの前側には、切羽との間にチャンバーを区画する隔壁フレームが設けられている。また、前記前胴の後側には、リング状の前胴ジョイントフレームが設けられており、この前胴ジョイントフレームは、前記後胴ジョイントフレームの外周側にシール部材を介して液密的に連結されている。ここで、前記前胴ジョイントフレームの外径は、前記前胴本体フレームの外径と略同じである。
前記後胴には、掘削壁面にセグメントを組付けるエレクタ装置が設けられておおり、前記後胴内における前記エレクタ装置の前方には、複数のシールドジャッキが周方向に間隔を置いて配設されており、複数の前記シールドジャッキは、前記掘削壁面に組付済みのセグメントを後方向へ押圧することにより前記前胴及び前記後胴を前進させるものである。また、前記前胴内から前記後胴内にかけて、前記前胴を前記後胴に対して屈曲させる複数の中折れジャッキが周方向に間隔を置いて配設されている。更に、前記隔壁フレームには、地山を掘削するカッタヘッドが回転可能に設けられており、前記前胴内には、前記カッタヘッドを回転させる複数のカッタモータが周方向に間隔を置いて配設されている。
従って、複数の前記カッタモータの駆動により前記カッタヘッドを回転させる。そして、前記チャンバー内の掘削土砂等の圧力と切羽の土圧をバランスさせつつ、複数の前記シールドジャッキの作動により前記組付け済みセグメントを後方向へ押圧して前記前胴及び前記後胴(換言すれば、前記中折れシールド掘進機全体)を前進させることにより、切羽の安定を図りつつ、前記カッタヘッドにより地山を掘削することができる。また、地山の掘削と並行して、前記エレクタ装置によって前記掘削壁面にセグメントを組付ける。更に、前述のような地山の掘削と前記セグメントの組付を連続して行うことにより、シールドトンネルを構築することがきる。
ここで、地山の掘削中に、複数の前記中折れジャッキのストローク量を適宜に調節して、前記前胴を前記後胴に対して屈曲させることにより、前記中折れシールド掘進機全体の掘進方向を変更して、曲線部を有したシールドトンネルを構築することができる。
特開2001−317285号公報 特開2002−309885号公報 特開平10−331576号公報
ところで、前記シールドトンネルが到達立坑又は既設トンネルに連通するように構築された場合には、前記エレクタ装置等と共に、リング状に保ちながら前記後胴ジョイントフレーム及び前記前胴ジョイントフレームを前記到達立坑側又は前記既設トンネル側へ引き出して、別の中折れシールド掘進機に再利用することができる。一方、前記シールドトンネルが前記到達立坑又は前記既設トンネルに連通することなく構築された場合には、前記エレクタ装置等を別の中折れシールド掘進機に再利用するために、前記エレクタ装置等を前記シールドトンネルの坑内側へ引き出すことが必要になる。
しかしながら、前記後胴ジョイントフレームの外径は、前記後胴本体フレームの外径と略同じであって、前記前胴ジョイントフレームの外径は、前記前胴本体フレームの外径と略同じであるため、前記後胴ジョイントフレームの外径及び前記前胴ジョイントフレームの外径は前記シールドトンネルの内径よりも大きくなり、前記エレクタ装置等と共に、リング状に保ちながら前記前胴ジョイントフレーム及び前記後胴ジョイントフレームを前記シールドトンネルの坑内側へ引き出すことができない。そのため、前記シールドトンネルが前記到達立坑又は前記既設トンネルに連通することなく構築された場合にあっては、前記エレクタ装置等は前記シールドトンネルの坑内側へ引き出すことができるものの、耐久性のある前記後胴ジョイントフレーム及び前記前胴ジョイントフレームは前記シールドトンネルの坑内側へ引き出すことができない。よって、前記後胴ジョイントフレーム及び前記後胴ジョイントフレームを別の中折れシールド掘進機に再利用することができず、前記中折れシールド掘進機のリサイクル性を高めることができないという問題がある。
本発明の特徴は、筒状の後胴本体フレームと、この後胴本体フレームの前側に着脱可能に設けられたリング状の後胴ジョイントフレームと、前記後胴本体フレームの前側に前記後胴ジョイントフレームを囲むように設けられたリング状の収容フレームとを備えた後胴と、
前記後胴に屈曲可能に連結され、筒状の前胴本体フレームと、この前胴本体フレームに設けられかつ切羽との間にチャンバーを区画する隔壁フレームと、前記前胴本体フレームの後側に着脱可能に設けられかつ前記後胴ジョイントフレームの内周側或いは外周側に屈曲可能に連結されたリング状の前胴ジョイントフレームとを備えた前胴と、
前記後胴内に周方向に間隔を置いて配設され、前記後胴本体フレームに対してそれぞれ着脱可能であって、前記収容フレーム内に収容されるようにそれぞれ構成され、掘削壁面に組付済みのセグメントを後方向へ押圧することにより前記前胴及び前記後胴を前進させる複数のシールドジャッキと、
前記前胴内から前記後胴内にかけて周方向へ間隔を置いて配設され、前記前胴を前記後胴に対して屈曲させる複数の中折れジャッキと、
前記隔壁フレームに回転可能に設けられ、地山を掘削するカッタヘッドと、
を具備しており、
横断面からみて前記後胴ジョイントフレーム及び前記前胴ジョイントフレームが複数の前記シールドジャッキの内側に位置するように構成されたことである。
ここで、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別の部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。
本発明の特徴によると、まず、前記カッタヘッドを回転させる。そして、前記チャンバー内の掘削土砂等の圧力と切羽の土圧をバランスさせつつ、複数の前記シールドジャッキの作動により前記組付け済みセグメントを後方向へ押圧して前記前胴及び前記後胴(換言すれば、前記中折れシールド掘進機全体)を前進させることにより、切羽の安定を図りつつ、前記カッタヘッドにより地山を掘削することができる。また、地山の掘削と並行して、前記エレクタ装置によって前記掘削壁面にセグメントを組付ける。更に、前述のような地山の掘削と前記セグメントの組付を連続して行うことにより、シールドトンネルを構築することがきる。
ここで、地山の掘削中に、複数の前記中折れジャッキのストローク量を適宜に調節して、前記前胴を前記後胴に対して屈曲させることにより、前記中折れシールド掘進機全体の掘進方向を変更して、曲線部を有したシールドトンネルを構築することができる(前記中折れシールド掘進機の一般的な作用)。
また、前記中折れシールド掘進機の一般的な作用の他に、前記後胴ジョイントフレームが前記後胴本体フレームの前側に着脱可能に設けられ、前記前胴ジョイントフレームが前記前胴本体フレームの後側に着脱可能に設けられてあって、前記中折れシールド掘進機は、横断面からみて前記前胴ジョイントフレーム及び前記後胴ジョイントフレームが複数の前記シールドジャッキの内側に位置するように構成されているため、前記後胴ジョイントフレームの外径及び前記前胴ジョイントフレームの外径は前記シールドトンネルの内径よりも小さくなる。これにより、前記シールドトンネルが到達立坑又は既設トンネルに連通することなく構築された場合であっても、リング状に保ちながら前記後胴ジョイントフレーム及び前記前胴ジョイントフレームを前記シールドトンネルの坑内側へ引き出すことができる。特に、各々の前記シールドジャッキは、前記後胴本体フレームに対してそれぞれ着脱可能であって、前記収容フレーム内に収容されるようにそれぞれ構成されているため、複数の前記シールドジャッキを良好な状態に保ちつつ前記シールドトンネルの坑内側へ引き出すことができる。
更に、前記中折れシールド掘進機は、横断面からみて前記前胴ジョイントフレーム及び前記後胴ジョイントフレームが複数の前記シールドジャッキの内側に位置するように構成されているため、複数の前記シールドジャッキを前記後胴本体フレームの内周面に近接させて、前記シールドジャッキの軸心(ジャッキ中心)に対する前記シールドジャッキの押圧中心の偏心量を小さくすることができる。
以上の如き、本発明によれば、前記シールドトンネルが到達立坑又は既設トンネルに連通することなく構築された場合であっても、リング状に保ちながら前記後胴ジョイントフレーム及び前記前胴ジョイントフレームを前記シールドトンネルの坑内側へ引き出すことができるため、耐久性のある前記後胴ジョイントフレーム及び前記前胴ジョイントフレームを別の中折れシールド掘進機に再利用することができ、前記中折れシールド掘進機のリサイクル性を高めることができる。
また、前記シールドジャッキの軸心に対する前記シールドジャッキの押圧中心の偏心量を小さくすることができるため、前記シールドジャッキのジャッキ能力を下げて、コストの低下を図ることができる。
本発明の実施形態について図1から図4を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係わる中折れシールド掘進機の縦断面図であって、図2は、図1におけるII-II線に沿った図であって、図3は、図1におけるIII-III線に沿った図であって、図4は、シールドトンネルの構築後において、本発明の実施形態に係わる中折れシールド掘進機の部品の一部をシールドトンネルの坑内側へ引き出している状態を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係わる中折れシールド掘進機1は、曲線部を有したシールドトンネル3を構築するために用いられるX中折れタイプのシールド掘進機であって、後胴5と、この後胴5に屈曲可能に連結した前胴7とを具備している。
後胴5は、筒状の後胴本体フレーム9をベースとしており、この後胴本体フレーム9の前側には、中空状の複数の支持バー11が周方向に間隔を置いて配設されており、各々の支持バー11は、ボルト等によって後胴本体フレーム9に対してそれぞれ着脱可能である。また、複数の支持バー11には、リング状の後胴ジョイントフレーム13がボルト等によって着脱可能に設けられており、換言すれば、後胴本体フレーム9の前側には、リング状の後胴ジョイントフレーム13が複数の支持バー11を介して着脱可能に設けられている。更に、後胴本体フレーム9の前側には、リング状の収容フレーム15が後胴ジョイントフレーム13を囲むように設けられている。
前胴7は、筒状の前胴本体フレーム17をベースとしており、この前胴本体フレーム17の前側には、切羽Fとの間にチャンバー19を区画する隔壁フレーム21が設けられている。また、前胴本体フレーム17の後側には、リング状の前胴ジョイントフレーム23がボルト等によって着脱可能に設けられており、この前胴ジョイントフレーム23は、後胴ジョイントフレーム13の内周側にシール部材25を介して液密的に屈曲可能に連結されてあって、外周側に、球面状の摺接面23fを有している。なお、前胴ジョイントフレーム23は、後胴ジョイントフレーム13の内周側の代わりに、後胴ジョイントフレーム13の外周側に液密的に屈曲可能に連結されるようにしても差し支えない。
後胴5内には、掘削壁面にセグメントSを組付けるエレクタ装置27が設けられており、このエレクタ装置27は、後胴5内に回転可能に設けられた回転リング29と、この回転リング29に径方向へ移動可能に設けられた吊りビーム31と、この吊りビーム31に前後方向へ移動可能に設けられかつセグメントSを把持する可動ブロック33とを備えている。
後胴5内におけるエレクタ装置27の前方には、複数のシールドジャッキ35が周方向に間隔を置いて配設されており、複数のシールドジャッキ35は、組付済みのセグメントSを後方向へ押圧することにより後胴5及び前胴7を前進させるものである。そして、各々のシールドジャッキ35は、支持バー11に固定されており、換言すれば、支持バー11を介して後胴本体フレーム9に対してそれぞれ着脱可能である。また、各々のシールドジャッキ35は、収容フレーム15内に液密的に収容されるようにそれぞれ構成されている。
前胴7内から後胴5内にかけて、中折れ中心Cを基準とし前胴7を後胴5に対して屈曲させる複数の中折れジャッキ37が周方向に間隔を置いて配設されている。また、各々の中折れジャッキ37の前端部は、前胴ジョイントフレーム23の取付部23aにそれぞれ連結されてあって、各々の中折れジャッキ37の後端部は、後胴ジョイントフレーム13の取付部13aにそれぞれ連結されている。換言すれば、各々の中折れジャッキ37は、2つのジョイントフレーム(後胴ジョイントフレーム13と前胴ジョイントフレーム23)を介して後胴本体フレーム9及び前胴本体フレーム17に対してそれぞれ着脱可能である。
ここで、図2に示すように、中折れシールド掘進機1は、横断面からみて後胴ジョイントフレーム13、前胴ジョイントフレーム23、及び複数の中折れジャッキ37が複数のシールドジャッキ35の内側に位置するように構成されている。
図1及び図3に示すように、隔壁フレーム21には、円形の回転部材39が前胴7の軸心を中心として回転可能に設けられており、この回転部材39には、地山Gを掘削する円盤状のカッタヘッド41が一体的に設けられてあって、換言すれば、隔壁フレーム21には、円盤状のカッタヘッド41が回転部材39を介して回転可能に設けられている。また、カッタヘッド41は、放射状に延びた複数のスポーク43と、複数のスポーク43に設けられた多数のカッタビッド45とを備えている。
前胴ジョイントフレーム23の取付部23aには、回転部材39を回転自在に支持するベアリング47が設けられており、このベアリング47は、前胴ジョイントフレーム23の取付部23aに固定した固定輪49と、この固定輪49に離脱不能かつ回転自在に設けられた回転輪51とからなる。ここで、ベアリング47における回転輪51は、ボルト等によって回転部材39に対して着脱可能である。更に、前胴ジョイントフレーム23の取付部23a(換言すれば前胴7内)には、回転部材39を回転させる複数のカッタモータ53が周方向に間隔を置いて配設されており、複数のカッタモータ53の出力軸には、主動ピニオン55が一体的に設けられてあって、ベアリング47における回転輪51の外周面には、複数の主動ピニオン55に噛合したリング状の従動ギア57が形成されている。
隔壁フレーム21の上部には、チャンバー19へ泥水を送る送泥管59(一部のみ図示)の一端部が接続されており、隔壁フレーム21の下部には、チャンバー19から掘削土砂を含む泥水を排出する排泥管61(一部のみ図示)の一端部が接続されている。ここで、泥水は、送泥管59とチャンバー19と排泥管61との間で循環使用されるものである。なお、送泥管59及び排泥管61を用いる代わりに、前胴7内から後胴5内にかけて、チャンバー19から掘削土砂を後方向へ搬送するスクリューコンベアが設けられるようにしても差し支えない。
前胴本体フレームの17後側には、前胴本体フレーム17と収容フレーム15との中間領域を覆おうジャバラ状の保護カバー63が設けられている。また、後胴本体フレーム9の後端部には、組付済みのセグメントSの外側面から後胴5内に地下水、土砂等の侵入を防ぐテールシール部材65が設けられている。なお、詳細は省略するが、隔壁フレーム21、回転部材39等から前胴7内及び後胴5内に地下水、土砂等が侵入しないようになっている。
続いて、本発明の実施形態の作用について説明する。
まず、複数のカッタモータ53の駆動によりカッタヘッド41を回転部材39と一体的に回転させる。そして、チャンバー19内の掘削土砂等の圧力と切羽Fの土圧をバランスさせつつ、複数のシールドジャッキ35の作動により組付け済みセグメントSを押圧して前胴7及び後胴5(換言すれば、中折れシールド掘進機1全体)を前進させることにより、切羽Fの安定を図りつつ、カッタヘッド41により地山Gを掘削することができる。また、地山Gの掘削と並行して、エレクタ装置27によって掘削壁面にセグメントSを組付ける。更に、前述のような地山Gの掘削とセグメントSの組付を連続して行うことにより、シールドトンネル3を構築することがきる。
ここで、地山Gの掘削中に、複数の中折れジャッキ37のストローク量を適宜に調節して、中折れ中心Cを基準とし前胴7を後胴5に対して屈曲させることにより、中折れシールド掘進機1全体の掘進方向を変更して、曲線部を有したシールドトンネル3を構築することができる(中折れシールド掘進機1の一般的な作用)。
中折れシールド掘進機1の一般的な作用の他に、図4に示すように、シールドトンネル3の構築後において、エレクタ装置27を後胴本体フレーム9に対して離脱させ、シールドトンネル3の坑内側へ引き出す。次に、複数の支持バー11を後胴本体フレーム9に対して離脱させ、複数の支持バー11及び複数のシールドジャッキ35をシールドトンネル3の坑内側へ引き出す。そして、後胴ジョイントフレーム13を支持バー11に対して(換言すれば後胴本体フレーム9に対して)、前胴ジョイントフレーム23を前胴本体フレーム17に対して、ベアリング47における回転輪51を回転部材39に対してそれぞれ離脱させ、後胴ジョイントフレーム13、前胴ジョイントフレーム23、ベアリング47、複数の中折れジャッキ37、及び複数のカッタモータ53をシールドトンネル3の坑内側へ引き出す。
つまり、後胴ジョイントフレーム13が後胴本体フレーム9の前側に着脱可能に設けられ、前胴ジョイントフレーム23が前胴本体フレーム17の後側に着脱可能に設けられてあって、中折れシールド掘進機1は、横断面からみて後胴ジョイントフレーム13及び前胴ジョイントフレーム23が複数のシールドジャッキ35の内側に位置するように構成されているため、後胴ジョイントフレーム13の外径及び前胴ジョイントフレーム23の外径はシールドトンネル3の内径よりも小さくなる。これにより、シールドトンネル3が到達立坑又は既設トンネルに連通することなく構築された場合であっても、エレクタ装置27等と共に、リング状に保ちながら後胴ジョイントフレーム13及び前胴ジョイントフレーム23をシールドトンネル3の坑内側へ引き出すことができる。
また、各々の中折れジャッキ37の前端部は、前胴ジョイントフレーム23にそれぞれ連結され、各々の中折れジャッキ37の後端部は、後胴ジョイントフレーム13にそれぞれ連結されてあって、中折れシールド掘進機1は、横断面からみて複数の中折れジャッキ37が複数のシールドジャッキ35の内側に位置するように構成されているため、後胴ジョイントフレーム13及び前胴ジョイントフレーム23をシールドトンネル3の坑内側へ引き出すと同時に、複数の中折れジャッキ37をシールドトンネル3の坑内側へ引き出すことができる。
更に、各々のシールドジャッキ35は、支持バー11を介して後胴本体フレーム9に対してそれぞれ着脱可能であって、収容フレーム15内に液密的に収容されるようにそれぞれ構成されているため、複数のシールドジャッキ35を良好な状態に保ちつつシールドトンネル3の坑内側へ引き出すことができる。
また、中折れシールド掘進機1は、横断面からみて後胴ジョイントフレーム13及び前胴ジョイントフレーム23が複数のシールドジャッキ35の内側に位置するように構成されているため、複数のシールドジャッキ35を後胴本体フレーム9の内周面に近接させて、シールドジャッキ35の軸心(ジャッキ中心)に対するシールドジャッキ35の押圧中心の偏心量を小さくすることができる。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、シールドトンネル3が到達立坑又は既設トンネルに連通することなく構築された場合であっても、リング状に保ちながら後胴ジョイントフレーム13及び前胴ジョイントフレーム23をシールドトンネル3の坑内側へ引き出すことができるため、耐久性のある後胴ジョイントフレーム13及び前胴ジョイントフレーム23を別の中折れシールド掘進機に再利用して、中折れシールド掘進機1のリサイクル性を高めることができる。特に、後胴ジョイントフレーム13及び前胴ジョイントフレーム23の他に、複数の中折れジャッキ37、複数のシールドジャッキ35をシールドトンネル3の坑内側へ引き出すことができるため、前述の効果がより一層向上する。
また、シールドジャッキ35の軸心に対するシールドジャッキ35の押圧中心の偏心量を小さくすることができるため、シールドジャッキ35のジャッキ能力を下げて、コストの低下を図ることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものではなく、例えば、中折れシールド掘進機1をX中折れタイプのシールド掘進機からV中折れタイプのシールド掘進機に変更する等、適宜の変更を行うことにより、その他種々の態様で実施可能である。
本発明の実施形態に係わる中折れシールド掘進機の縦断面図である。 図1におけるII-II線に沿った図である。 図1におけるIII-III線に沿った図である。 シールドトンネルの構築後において、本発明の実施形態に係わる中折れシールド掘進機の部品の一部をシールドトンネルの坑内側へ引き出している状態を示す図である。
符号の説明
1 中折れシールド掘進機
3 シールドトンネル
5 後胴
7 前胴
9 後胴本体フレーム
13 後胴ジョイントフレーム
15 収容フレーム
17 前胴本体フレーム
19 チャンバー
21 隔壁フレーム
23 前胴ジョイントフレーム
35 シールドジャッキ
37 中折れジャッキ
41 カッタヘッド

Claims (3)

  1. 筒状の後胴本体フレームと、この後胴本体フレームの前側に着脱可能に設けられたリング状の後胴ジョイントフレームと、前記後胴本体フレームの前側に前記後胴ジョイントフレームを囲むように設けられたリング状の収容フレームとを備えた後胴と、
    前記後胴に屈曲可能に連結され、筒状の前胴本体フレームと、この前胴本体フレームに設けられかつ切羽との間にチャンバーを区画する隔壁フレームと、前記前胴本体フレームの後側に着脱可能に設けられかつ前記後胴ジョイントフレームの内周側或いは外周側に屈曲可能に連結されたリング状の前胴ジョイントフレームとを備えた前胴と、
    前記後胴内に周方向に間隔を置いて配設され、前記後胴本体フレームに対してそれぞれ着脱可能であって、前記収容フレーム内に収容されるようにそれぞれ構成され、掘削壁面に組付済みのセグメントを後方向へ押圧することにより前記前胴及び前記後胴を前進させる複数のシールドジャッキと、
    前記前胴内から前記後胴内にかけて周方向へ間隔を置いて配設され、前記前胴を前記後胴に対して屈曲させる複数の中折れジャッキと、
    前記隔壁フレームに回転可能に設けられ、地山を掘削するカッタヘッドと、
    を具備しており、
    横断面からみて前記後胴ジョイントフレーム及び前記前胴ジョイントフレームが複数の前記シールドジャッキの内側に位置するように構成されたことを特徴とする中折れシールド掘進機。
  2. 各々の前記中折れジャッキは、前記後胴本体フレーム及び前胴本体フレームに対してそれぞれ着脱可能であって、
    横断面からみて複数の前記中折れジャッキが複数の前記シールドジャッキの内側に位置するように構成されたことを特徴とする請求項に記載の中折れシールド掘進機。
  3. 各々の前記中折れジャッキの前端部は、前記前胴ジョイントフレームにそれぞれ連結されてあって、各々の前記中折れジャッキの後端部は、前記後胴ジョイントフレームにそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項に記載の中折れシールド掘進機。
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