JP4434901B2 - 試料搬送装置 - Google Patents

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本発明は試料搬送装置に関し、特に走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)や透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)などの電子顕微鏡、走査型トンネル顕微鏡(STM:Scanning Tunneling Microscope)や原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)などの走査型プローブ顕微鏡(SPM:Scanning Probe Microscope)などの顕微鏡に用いられる試料搬送装置や、イオンビーム、ガスプラズマ、分子線を用いた加工装置に用いられる試料搬送装置に関する。
試料搬送装置は以下のような特許文献1、2に開示されている。
特許文献1の試料搬送装置70は、図4に示すように、試料を試料ホルダ72に載せ、試料ホルダ72に設けた雌ネジに、アーム74の先端に設けた雄ネジを差し込み、試料ホルダ72とアーム74とを一体化させた状態で試料室78へ移動させ、試料ホルダ72を案内ガイド80に沿って移動させることにより、試料室78にある試料台76に試料ホルダ72を固定する。その後、試料ホルダ72の雄ネジとアーム74の雌ネジをはずして、試料を観察するよう構成されている。試料の観察終了後、再度アーム74の雄ネジと試料ホルダ72の雌ネジを一体化してアーム74を引き出し、試料を取り出すようになっている。
特許文献2には、図5に示すように、試料交換室82、試料交換室82とつながり、その内部を真空にして試料を観察するための試料室78、試料交換室82の側壁を貫通し試料交換室82と試料室78の内部を移動可能なアーム74、試料室78内に固定された試料台76、試料室78内部を移動するアーム74の先端に設けられた第1のC字状弾性体84a、開口部94が第1のC字状弾性体と対抗し試料台に固定された第2のC字状弾性体84bを備え、試料ホルダ72を第1、第2のC字状弾性体84a、84bの一方から他方へ互いにC字状弾性体の開口部を介して挿入、離脱することができる、電子顕微鏡等の試料搬送装置70が記載されている。
特開平8−273571号公報 特開平6−349436号公報
しかしながら、特許文献1に記載された試料搬送装置70は、試料ホルダ72とアーム74を雄ネジと雌ネジで一体化させているものの、アーム74に試料ホルダ72を繋いだ後にアーム74の回転を阻止する機構を設けていない。また、特許文献2に記載された試料搬送装置70は、アーム74が回転することを抑制する機構を設けることが記載されていない。このため、特許文献1、2の試料搬送装置70は、試料を試料ホルダ72に装着して試料台76へ搬送する際、試料および試料ホルダ72がアーム74の軸を中心として回転し、これによって試料ホルダ72や試料が試料搬送装置70の壁にぶつかり、試料が落下したり、試料に傷がついたりするという恐れがあった。このため、試料ホルダ72が回転しないよう作業者が注意しながら、試料ホルダ72を試料台76へセットしたり、取り外したりしなければならないという問題があった。また、作業者が装置内を目視で確認しながら試料ホルダ72をセットしたり、取り外したりできるようにするため、試料室78と試料ホルダ72の移動経路(装置内)に照明を設ける必要があった。この照明を設けると、試料搬送装置70を小型化できないという問題が発生していた。さらに、試料ホルダ72に付けた試料を試料室78に取り付けたり、取り外したりする作業に熟練を必要とするという問題もあった。これらの問題を解決するために、試料ホルダ72と試料搬送装置70の壁等とのクリアランスを広げて充分な注意が図れるような試料ホルダ72の移動経路を確保することも考えられるが、こうするとさらに装置が大きくなってしまい、試料搬送装置70が小型化できないという問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、作業者が試料ホルダの移動状態を目視したり、場合によっては装置内に照明を設けて試料ホルダの移動状態を目視したりしなくても、試料ホルダを正確に移動でき、かつ正確に試料ホルダを試料台へセットしたり、取り外したりすることを、作業者の熟練を必要とせずに容易に行うことができる、小型の試料搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の試料搬送装置は、試料を載置して観察、計測又は加工する試料ホルダと、該試料ホルダを把持しながら搬送させるアームとを有した試料搬送部材と、該試料搬送部材により試料ホルダを着脱できる試料台とからなり、上記試料搬送部材は、上記試料ホルダを試料台の上記着脱位置で把持できるとともに、上記試料ホルダを把持した状態を維持して、上記着脱位置から所定位置まで移動可能にしたことを特徴とする。
また、上記試料搬送部材による試料ホルダの把持は、上記試料ホルダの一部に形成した凹部又は凸部からなる第1の把持部に、上記アームに形成した凸又は凹部からなる第2の把持部が互いに嵌合して把持するものであることを特徴とする。
また、上記試料搬送部材による試料ホルダの把持は、上記第1の把持部の凹部又は凸部に第2の把持部の凸部又は凹部が上記着脱位置で遊嵌される第1の状態を通じ、上記着脱位置において搬送方向を軸として上記アームを所定角度回転させて、上記アームと試料ホルダとが嵌合する第2の状態とすることにより試料ホルダが固定されることを特徴とする。
また、上記試料ホルダの着脱位置において上記第2の状態から第1の状態に移行させて把持状態を解除可能に構成したことを特徴とする。
また、上記試料搬送部材による試料ホルダの状態を維持する構成は、上記試料ホルダを把持したアームの回転を抑制しながら搬送方向に移動する第1の案内ガイドであることを特徴とする。
また、上記試料搬送部材は、上記第1の案内ガイドとは別に第2の案内ガイドを有し、第2の案内ガイドに沿って上記第2の把持部が試料ホルダからアームを離脱した状態で第1の状態の位置から上記アームが回転を抑制しながら移動可能に構成したことを特徴とする。
また、上記試料台を配置する試料室を有し、上記第1、第2の案内ガイドは上記試料室の外側に形成したことを特徴とする。
また、上記試料室に隣接するとともに、試料台に装着された試料ホルダを上記試料搬送部材により試料室の外へ搬送して試料を交換する試料交換室を有し、上記案内ガイドは上記試料交換室の外側に形成したことを特徴とする。
また、上記観察または計測が走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、走査型イオン顕微鏡、原子間力顕微鏡、走査型トンネル顕微鏡のいずれかによって行われ、上記加工がイオンビーム、ガスプラズマ、分子線のいずれかを用いて行われることを特徴とする。
本発明の構成によれば、試料搬送部材を、試料ホルダを試料台の着脱位置で把持できるようにし、この試料ホルダを把持した状態を維持して、着脱位置から所定位置まで移動可能にした試料搬送装置とすることによって、試料ホルダの移動中に試料の落下や損傷の防止が保証されたスムーズな移動が可能になるとともに、作業者が試料ホルダの移動経路を目視しなくとも、正確に試料ホルダを試料台へ装着させることができる。その結果、移動経路を広くしなくても作業者の注意を必要としないことから作業経路を広く構成する必要がなく、小型の試料搬送装置を得ることができる。
以下に本発明の試料搬送装置について具体的に説明する。
図1は本発明の試料搬送装置30の後述する封止体38と鏡筒4を省略した斜視図である。図2(a)は本発明の試料搬送装置30の中央断面図、(b)は、図2(a)のA−A’線における断面図、(c)は図2(a)のB−B’線における断面図である。図3(a)、(b)は本発明の試料搬送装置30の一部を示す斜視図である。図4、5は従来の試料搬送装置を示す断面図である。
本発明の試料搬送装置30は、試料室2、試料交換室24及び試料搬送部材8で構成されたものであり、試料室2に隣接した試料交換室24が一体的に形成され、試料室2と試料交換室24との間の側壁に貫通孔26aが形成されるとともに、貫通孔26aに対面する試料交換室24の側壁の位置にも貫通孔26bを形成させ、さらに、その貫通孔26a、26bの双方を架橋させるように試料搬送部材8が固定配置されているものである。
試料ホルダ12は試料を装着するための部材であり、試料を装着するための孔部28が設けられている。試料ホルダ12はこの孔部28が鏡筒4に対向する位置に来るように試料室2内にセットされる。試料は、例えば孔部28に試料をはめ込んで固定される。孔部28が雌ネジを有し、この雌ネジに係合する雄ネジを設けた試料貼り付け台(不図示)を試料ホルダ12に装着し、この試料貼り付け台に試料を貼り付け等により固定しても良い。
試料室2は、試料を載置した試料ホルダ12を試料台6に装着して、試料を観察、計測または加工を行うための空間である。試料室2は、図2(a)に具体的に示すように、枠体20aと、枠体20aの上下開口部を封止するための封止体38で構成されたものであり、電子線等を照射可能な位置、すなわち枠体20aの略中央の位置に試料台6が封止体38に固定されており、試料台6には後述の試料ホルダ12が着脱可能なようにするための凹部36が形成されている。この着脱は具体的には、凹部36を試料ホルダ12と略同じ形状に形成し、凹部36の開口部に板バネ32を配置して、試料ホルダ12を凹部36に挿入することにより行われる。その際、試料ホルダ12が板バネ32の弾性力に抗して凹部36に挿入される構造であるので、試料ホルダ12が凹部36に確実に固定されるようになっている。試料室2は、図2に示した封止体38により真空又は特殊ガス雰囲気、例えば腐食性ガス等の雰囲気中で使用可能に構成される。この封止体38の少なくとも一部に開口部39があり、この開口部39に鏡筒4を配置して、鏡筒4から電子線等を照射できる構造となっている。試料室2は、その内部が真空または特殊ガス雰囲気に保持できるよう真空排気孔(不図示)、特殊ガス導入口(不図示)を備えている。貫通孔26がこれらの真空排気口や特殊ガス導入口を兼ねていても良い。
試料交換室24は、試料ホルダ12に載置した試料を試料ホルダ12から取り外すための空間である。この試料交換室24で交換されたものを試料室2に搬送した後、試料室2内で試料を観察、計測または加工し、再度試料を試料交換室24へ搬送し、試料の交換が行われる。試料交換室24は、図2(a)のように、その上下部の空間を開放させても良いが、試料室2の気密性を向上させる必要がある場合には、試料交換室24の上下部に封止体を配置して試料交換室24の気密性を向上させることが好ましい。また、試料室2と隣接する試料交換室24の側壁に設けたゲートバルブ10は、試料室2に空気や水分等が混入しないよう、試料室2の気密性を保つためのものである。試料交換室24は、試料室2と同じように枠体20bからなり、試料ホルダ12を試料室2から搬送し、図2(a)に示すようにその中央位置で、後述する案内ガイド16の後端に設けたストッパー40に当接されると、ストップした状態となり、この状態で試料交換を行うように構成されている。試料の交換の際にはアーム18が試料交換室24に入室しており、試料交換室24の側壁に設けたゲートバルブ10により、試料室2との通路を仕切り、貫通孔26aの空間を閉鎖させる。
試料搬送部材8は、貫通孔26a、26bを貫通し、試料ホルダ12に装着した試料を試料室2と試料交換室24に移動するためのアーム18、試料ホルダ12、案内ガイド16、およびアーム18の後端部に試料室2と試料交換室24で作業者がアーム18をその軸方向および搬送方向に動かすためのレバー14から構成されている。アーム18の長手方向の長さは、試料室2の試料ホルダ12の着脱位置と試料交換室24の間を移動可能な長さに構成されている。
また、アーム18は、その一端に試料ホルダ12が着脱可能な構造となっており、アーム18は試料ホルダ12を試料ホルダ12が試料台6に装着された位置(着脱位置)で把持できるよう構成されている。なお、レバー14は、アーム18を動かすための操作部材14aと、レバー14aの一端に設けられ、案内ガイド16の係合溝と係合する形状を有する係合部材14bとを有している。操作レバー14aは、試料交換室24の外側を移動するアーム18の端部に固定されている。
具体的な構造を図3(a)、(b)に示す。図3(a)に示す構造は、試料ホルダ12の側壁に形成した凹部34a(第1の把持部)に雌ネジ42を設け、アーム18先端に形成した凸部34b(第2の把持部)に雄ネジ44を設けたものである。図3(a)の点線で示した直線の矢印方向にアーム18を動かすことにより、雄ネジ44と雌ネジ42が噛合されていない状態で凸部34bを試料ホルダ12の凹部34aに挿入可能な構造となっている(第1の状態)。そして、アーム18をレバー14により矢印の方向に回転させると、後述するガイド16cに沿ってレバー14が回転し、図2(b)に示す位置Qから位置Pに切り替わり、雄ネジ44と雌ネジ42が噛合して固定される。噛合解除は、図2(b)に示したように、アーム18を案内ガイド16cの係合溝に係合させてレバー14を位置Pから位置Qと切り替えることによって行うことができる構造となっている。以下凹部34a、凸部34bについてさらに詳細に説明する。
凹部34bに設けた雌ネジ42と、凸部34aに設けた雄ネジ44は、試料ホルダ12の着脱位置で凸部34bが凹部34aに挿入、遊嵌された状態から雄ネジ44をアーム18の搬送方向を軸として90°回転させる、すなわちアーム18の周方向に90°回転させると、雌ネジ42と雄ネジ44は凸部34bが凹部34aに挿入されたまま噛合(レバー14は図2(b)の位置P)され、再度雄ネジ44を反対に90°回転すると、噛合解除(レバー14は図2(b)の位置Q)される構造となっている。また、雄ネジ44と雌ネジ42が噛合した状態では、試料ホルダ12の主面46bと、試料台6の主面46aは、試料ホルダ12を試料室6に搬送した際に、互いに主面46bが鏡筒に対向するように装着される構造であり、そのような位置に装着できるようアーム18先端の雄ネジ44と試料ホルダ12の雌ネジ42のネジの位置を予め調整しておく構造となっている。
また、アーム18先端の凸部34bが試料交換室24内にあり、試料ホルダ12がアーム18にセットされていない場合は、雄ネジ44と雌ネジ42のネジ山がぶつからないように凸部34aに凹部34bを挿入して試料ホルダ12とアーム18が遊嵌した状態とし、この状態からレバー14をアーム18の周方向に90°回転させることによって、雄ネジ44と雌ネジ42を噛合させ、試料ホルダ12にアーム18を装着後、試料ホルダ12を試料室2内へ搬送することができる構造となっている。なお、図示しないが、この場合、凹部34aと凸部34bが遊嵌した状態では、試料ホルダ12の主面46bと、試料台6の主面46aとは垂直の位置に配置されており、凹部34aと凸部34bが雄ネジ44と雌ネジ42により噛合した状態では、主面46bと主面46aは平行となるよう配置されている。
案内ガイド16は、試料交換室24の外側に形成されている。案内ガイド16は、アーム18が試料ホルダ12を把持した状態を維持したままアーム18と試料ホルダ12を移動させるための案内ガイド16a(第1の案内ガイド)と、アーム18が試料ホルダ12を把持しない状態でアーム18のみを移動させるための案内ガイド16b(第2の案内ガイド)、案内ガイド16a、16bと繋がり試料交換室24側に設けられた案内ガイド16c(第3の案内ガイド)を有し、案内ガイド16a〜16cには、それぞれレバー14の係合部材14bと係合する係合溝が設けられている。ここで、アーム18が試料ホルダ12を把持した状態とは、凹部34aと凸部34bが嵌合して一体化されたことを意味する。案内ガイド16a、16bの係合溝は、試料交換室24側近傍からその外側へ延び、アーム18を試料室2と試料交換室24へ移動可能な長さに形成されている。案内ガイド16a、16bの係合溝は、アーム18が試料交換室24内から抜けないようにするためのストッパー40が設けられている。
図2(c)にB−B’線における断面を示したように、係合部材14bの端部はT字形を有し、係合部材14bの端部がT字型の係合溝を有する案内ガイド16a、16bに係合したまま、アーム18を試料室2と試料交換室24の間で移動可能な構造となっている。さらに、図2(b)にA−A’線における断面を示したように、試料ホルダ12が試料台6に装着されている場合には、係合部材14bは案内ガイド16cのみを移動し、係合部材14bが案内ガイド16cの一端から他端まで移動する間に、アーム18がその周方向に90°回転する構造となっている。この回転は可逆的に行うことができ、これによってアーム18先端に設けた雄ネジ44が回転し、上述したように雌ネジ42と雄ネジ44との噛合、噛合解除を切り替えることができる構造となっている。
また、図示しないが、試料ホルダ12が試料台6に装着された状態で、雌ネジ42の谷と雄ネジ44の山の位置がずれないように噛合させるために、微調整するための調整機構を設けることもできる。
以上のような構成、機能を有する試料搬送装置30を構成する試料台6、試料室2(枠体20a、封止体38)、試料交換室24(枠体20b)、試料搬送部材8(アーム18、試料ホルダ12、レバー14)、案内ガイド16、板バネ32、ストッパー40はSUS等の金属部材で構成されている。特に、試料室2が腐食性ガス雰囲気で使用される場合は、枠体20a、20b、試料台6がSUSにより構成されることが好ましく、金属部材の表面にアルミナや酸化イットリウム等のセラミックス膜を溶射等により形成した枠体20aからなることがさらに好ましい。また、ゲートバルブ10は金属部材のみで構成されても良いが、試料室2の気密性を向上させるため、Oリング等の樹脂部材を含む部材から構成されることが好ましい。
また、雄ネジ44は図3(b)のような構造でも良く、図示しないがこの場合にはレバー14をアーム18の周方向に180°回転させることによって、上記着脱位置で凹部34aと凸部34bの噛合、噛合解除を切り替えることができる構造とすることができる。
さらに、上記の構成では試料ホルダ12に凹部34a、アーム18に凸部34bを形成した構造について説明したが、試料ホルダ12に凸部、アーム18に凹部を形成し、これらの凹部と凸部が互いに噛合、噛合解除可能な構造であっても、同様の機能を有する試料搬送装置30を構成することができる。
試料(不図示)は、電子顕微鏡等で観察、計測するための物体や、ハロゲン元素を含む腐食性ガス等によりエッチング加工するための物体が選定される。
以上のような構成、機能を有する試料搬送装置30は次のように順次動作させることができる。雄ネジ44と雌ネジ42が図3(a)の構造の場合を例に説明する。
試料室6、試料交換室24を大気雰囲気にする。また、ゲートバルブ10を開いた状態にする。
試料ホルダ12の孔部28に試料を載置し、固定する。
レバー14の操作部材14aを指先等で掴み、アーム18の先端に設けた係合部材14bを案内ガイド16aの係合溝に係合させながら、アーム18の先端(雄ネジ44側)を試料交換室24中央部に移動させる。この状態では、レバー14は案内ガイド16aの終端に設けたストッパー40と当接する位置(図2(a)のB−B’線の位置)にある。
試料ホルダ12の主面46bに平行な方向と試料台6の主面46aに平行な方向とを垂直にして凹部34aに凸部34bを挿入し、雄ネジ42と雌ネジ44が遊嵌した状態とする。
試料ホルダ12の主面46bに平行な方向が試料台6の主面46aに平行、かつ試料ホルダ12が図2(a)の上側(鏡筒4側)に来るようにして、試料ホルダ12をアーム18の周方向に90°回転して雄ネジ44と雌ネジ42を噛合させることにより、試料ホルダ12をアーム18に装着する。
レバー14の係合部材14bを案内ガイド16aの係合溝に係合させたまま、レバー14の操作部材14aを指先等で掴んで試料ホルダ12を試料室2内へ移動し、試料ホルダ12を板バネ32を介して試料台6に装着する。この状態では試料ホルダ12の孔部は鏡筒4と対向した位置にあり、係合部材14bは案内ガイド16aの端部と16cの端部が交差する位置にある。また、レバー14は位置Pにあり、雄ネジ44と雌ネジ42は噛合されたままである。
レバー14をアーム18の周方向に90°回転させる。この回転により、係合部材14bは案内ガイド16cの係合溝に沿って移動し、その結果、係合部材14bは案内ガイド16bの端部と案内ガイド16cの端部が交差する位置に移動する。これにより、雄ネジ44と雌ネジ42の噛合は解除され、凹部34aと凸部34bは遊嵌した状態(第1の状態)になる。また、レバー14は位置Qにある。
レバー14の操作部材14aを指先等で掴み、アーム18の凸部34bを試料室2から試料交換室24の中央へ移動させるため、係合部材14bを案内ガイド16bの係合溝に沿って移動させレバー14をストッパー40に当接させる。これにより、試料ホルダ12は試料台6に装着され、アーム18は試料交換室24内にある状態となる。
ゲートバルブ10を閉める。次いで、試料室2内の空気を排気して試料室2内を真空にするか、もしくは試料室2内が所定の特殊ガス雰囲気になるよう試料室2に所定の特殊ガスを充填する。なお、貫通孔26aが真空排気口(不図示)や特殊ガス導入孔(不図示)を兼ねている場合は、試料室2内を真空または所定の特殊ガス雰囲気にした後、ゲートバルブ10を閉め、試料室2を真空または所定の特殊ガス雰囲気とする。
鏡筒4から電子線等を照射して試料の観察や計測を行ったり、所定の特殊ガス雰囲気下で試料の加工を行ったりする。
ゲートバルブ10を開け、試料室2内を大気雰囲気に戻す。
レバー14が図2(a)のB−B’線の位置からA−A’線の位置へ来るように、レバー14を指先等で掴みながら、係合部材14bを案内ガイド16bの係合溝に沿って移動させ、アーム18先端の凸部34bを、試料台6に装着されている試料ホルダ12の凹部34aに挿入する。この挿入の方法は、図3(a)に示すように、アーム18を点線の矢印方向に移動させて凸部34bを凸部34aに挿入し、凹部34aと凸部34bを遊嵌された状態(第1の状態)とする。この状態では、係合部材14bは案内ガイド16bの端部と案内ガイドガイド16cの端部が交差する位置にある。また、レバー14は位置Qにある。
レバー14の操作部材14aをアーム18の周方向に90°回転させる。この回転の方向は図3(a)に曲線で描いた点線の矢印方向に行われる。この回転により、係合部材14bは案内ガイド16cの係合溝に沿って移動し、その結果、係合部材14bは案内ガイド16aの端部と案内ガイド16cの端部が交差する位置に移動する。これにより、雄ネジ44と雌ネジ42が噛合されて、試料ホルダ12にアーム18が嵌合した状態(第2の状態)となり、アーム18により試料ホルダ12が把持される。また、レバー14は位置Pに移動する。
レバー14が図2(a)のA−A’線の位置からB−B’線の位置へ来るように、レバー14を指先等で掴みながら、係合部材14bを案内ガイド16aの係合溝に沿って移動させて、試料ホルダ12を試料台6から離脱させ、さらに試料ホルダ12を貫通孔26aを通して試料交換室24の中央部に移動させる。この時、レバー14は案内ガイド14bの終端に設けたストッパー40と当接し、レバー14の位置は位置Pにある。また、この移動中、アーム18の凸部34bは、試料ホルダ12の凹部34aを把持した状態(第2の状態)で上記着脱位置からレバー14がストッパー40に当接する所定位置までを、試料室2と試料交換室24を貫通する貫通孔26を通って移動する。また、アーム18が試料ホルダ12を把持した状態(第2の状態)で、試料ホルダ12を試料交換室24から試料台6へ移動させている間は、雄ネジ44と雌ネジ42が噛合した状態にあるので、試料ホルダ12がアーム18の周方向に回転することがない。
試料ホルダ12をアーム18の周方向に90°回転させて雄ネジ44と雌ネジ42の噛合を解除した状態(凹部34aと凸部34bが遊嵌した状態)で、試料ホルダ12をアーム18から引き抜く。次いで、試料ホルダ12の孔部28に固定した試料を取り出す。引き続いて別の試料を試料搬送装置30を用いて同様に、観察、計測または加工することができる。
上述のように試料搬送部材30は、試料ホルダ12の一部に形成した凹部34a(第1の把持部)に、アーム18に形成した凸部34b(第2の把持部)が互いに嵌合して把持される。また、アーム18が試料ホルダ12を把持した状態(第2の状態)で着脱位置(試料台6の位置)から所定位置までを、試料室2と試料交換室24を貫通する貫通孔26を通って移動する。なお、アーム18が試料ホルダ12を把持した状態とは、試料ホルダ12とアーム18の一方が他方と係合したまま両者の相対的位置が変化しない状態を示す。また、アーム18が試料ホルダ12を把持した状態(第2の状態)で、試料ホルダ12を試料交換室24と試料台6の間を移動させている間は、雄ネジ44と雌ネジ42が噛合した状態にあるので、試料ホルダ12がアーム18の周方向に回転することがない。
なお、上記構成、動作、機能の説明においては、アーム18と試料ホルダの噛合・噛合解除は、図3(a)のような形状の雄ネジ44と雌ネジ42によりなされる方法以外にも可能であり、例えば図3(b)のような雄ネジ44と噛合する雌ネジを用いても可能である。また、アーム18に凸部、試料ホルダに凹部を設けて、これらの凹部と凸部が互いに把持・把持解除される構造の試料搬送装置30を用いて、動作させることもできる。
かくして、上述のような構成、機能、動作を有する試料搬送装置30は、次のような効果を奏する。
試料を載置して観察、計測又は加工する試料ホルダ12と、試料ホルダ12を把持しながら搬送させるアーム18とを有した試料搬送部材8と、試料搬送部材8により試料ホルダ12を着脱できる試料台6とからなり、試料搬送部材8は、試料ホルダ12を試料台6の着脱位置で把持できるとともに、試料ホルダ12を把持した状態を維持して、上記着脱位置から所定位置まで移動可能にした試料搬送装置とすることによって、試料ホルダの移動中に試料の落下や損傷の防止が保証されたスムーズな移動が可能になるとともに、作業者が試料ホルダ12の移動経路を目視しなくとも、正確に試料ホルダ12を試料台6へ装着させることができる。その結果、移動経路を広くしなくても作業者の注意を必要としないことから作業経路を広く構成する必要がなく、小型の試料搬送装置30を得ることができる。
試料搬送部材による試料ホルダ12の把持は、試料ホルダ12の一部に形成した凹部34a(第1の把持部)に、アーム18に形成した凸部34b(第2の把持部)が互いに嵌合して把持する試料搬送装置30とすることにより、上述の効果に加え、試料ホルダ12とアーム18の嵌脱を上記着脱位置で容易に行うことができる。ここで、第1の把持部が凸部、第2の把持部が凹部からなり、両者が嵌合する構造でも同様な効果を奏することができる。
試料搬送部材8による試料ホルダ12の把持は、凹部34a(第1の把持部)に凸部34b(第2の把持部)が上記着脱位置で遊嵌される第1の状態を通じ、上記着脱位置において搬送方向を軸としてアーム18を所定角度回転させて、アーム18と試料ホルダ12とが嵌合する第2の状態とすることにより試料ホルダが固定される試料搬送装置30は、上述の効果に加え、より簡単な構造のものとすることができる。また、第1の把持部が凸部からなり、第2の把持部が凹部からなり、両者が互いに嵌脱可能な構造でも、同様の効果を奏することができる。
試料ホルダ12の着脱位置において上記第2の状態から第1の状態に移行させて把持状態を解除可能に構成した試料搬送装置30は、上述の効果に加え、試料ホルダ12のアーム18への把持、把持状態の解除が上記着脱位置で可能なものとなる。
試料搬送部材8による試料ホルダ12の状態を維持する構成は、試料ホルダ12を把持したアーム18の回転を抑制しながら搬送方向に移動する案内ガイド16aである試料搬送装置30は、アーム18の回転を機械的に抑制し、かつアーム18の移動経路(搬送経路)を正確にしたものとすることができる。
試料搬送部材8は、案内ガイド16aとは別に案内ガイド16bを有し、案内ガイド16bに沿って上記第2の把持部が試料ホルダ12からアーム18を離脱した状態で第1の状態の位置から上記アーム18が回転を抑制しながら移動可能に構成した試料搬送装置30は、アーム18をそれぞれ上記第1の状態を維持したまま、アーム18が案内ガイド16bにより案内されて正確な搬送経路で移動させることができる。
試料台6を配置する試料室2を有し、案内ガイド16a、16bを試料室2の外側に形成した試料搬送装置30は、試料室2を真空や特定のガス雰囲気に保持した状態で試料を観察、計測または加工可能となる。また、アーム18が案内ガイド16と摺動し、この摺動によってダストが発生した場合でも、ダストが試料室2に混入することが抑制される。
試料室2に隣接するとともに、試料台6に装着された試料ホルダ12を試料搬送部材8により試料室2の外へ搬送して試料を交換するための試料交換室24を有し、案内ガイド16を試料交換室24の外側に形成した試料搬送装置30は、試料室2内へのダストの混入が抑制されると共に、試料室2に隣接した試料交換室24で試料の交換が可能となるため、ダストが試料室2に混入することが抑制されるだけでなく、作業効率が向上したものとなる。
上記観察または計測が走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、走査型イオン顕微鏡、原子間力顕微鏡、走査型トンネル顕微鏡のいずれかによって行われ、上記加工がイオンビーム、ガスプラズマ、分子線のいずれかを用いて行われる試料搬送装置30は、小型で、かつ試料ホルダ12から試料が離脱したり、試料が破損したりせずに試料の観察、計測または加工を行うことができるものである。これによって、試料の高精細な観察、高精度の計測または高精度の加工が可能となる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更は何等差し支えない。例えば、アーム18が試料ホルダ12を把持する構造は、ネジを用いない構造であっても良い。
本発明の試料搬送装置は、走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、走査型イオン顕微鏡、原子間力顕微鏡、走査型トンネル顕微鏡等の顕微鏡用の試料搬送装置、イオンビーム、ガスプラズマ、分子線のいずれかを用いて試料を加工するために用いられる加工装置用の試料搬送装置に好適に用いることができる。
本発明の試料搬送装置の斜視図である。 (a)は本発明の試料搬送装置の断面図、(b)は(a)のA−A’線における断面図、(c)は(a)のB−B’線における断面図である。 (a)、(b)は本発明の試料搬送装置の一部を示す斜視図である。 従来の試料搬送装置の断面図である。 従来の試料搬送装置の断面図である。
符号の説明
2、78:試料室
4:鏡筒
6、76:試料台
8:試料搬送部材
10、86:ゲートバルブ
12、72:試料ホルダ
14a:操作部材
14b:係合部材
14:レバー
16、80:案内ガイド
16a:第1の案内ガイド
16b:第2の案内ガイド
16c:第3の案内ガイド
18、74:アーム
20a、20b:枠体
22:固定機構
24、82:試料交換室
26a、26b:貫通孔
28:孔部
30、70:試料搬送装置
32:板バネ
34:把持部
34a:凹部
34b:凸部
36:凹部
38:封止体
39:開口部
40、88:ストッパー
42:雄ネジ
44:雌ネジ
46a、46b:主面
84a、84b:C字状弾性体
90:回転軸
92:駆動機構
94:開口部
96:固定部
98:バネ

Claims (8)

  1. 試料を載置する試料ホルダと、該試料ホルダを把持しながら搬送可能なアームとを有した試料搬送部材と、
    上記試料ホルダ着脱される試料台と、
    上記試料ホルダを把持した状態の上記アームを搬送方向に移動させる第1の案内ガイドと、
    上記試料ホルダを把持しない状態の上記アームを搬送方向に移動させる第2の案内ガイドと
    を有する試料搬送装置であって、
    上記アームは、上記試料台の上記着脱位置において回転することにより、上記試料ホルダを把持し、又はその把持を解除することができるとともに、上記第1および第2の案内ガイドに沿って、回転が抑制された状態で搬送方向に移動することを特徴とする試料搬送装置。
  2. 前記試料搬送部材は、上記アームに接続された係合部材を有し、
    上記第1および第2の案内ガイドは、上記アームの搬送方向に沿って係合溝を有し、
    上記アームは、上記係合部材が上記第1および第2の案内ガイドの上記係合溝に係合することにより、回転が抑制される請求項1に記載の試料搬送装置。
  3. 上記アームによる試料ホルダの把持は、上記試料ホルダの一部に形成した凹部又は凸部からなる第1の把持部に、上記アームに形成した凸又は凹部からなる第2の把持部が互いに嵌合して把持するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の試料搬送装置。
  4. 上記アームによる試料ホルダの把持は、上記第1の把持部の凹部又は凸部に第2の把持部の凸部又は凹部が上記着脱位置で遊嵌される第1の状態を通じ、上記着脱位置において搬送方向を軸として上記アームを所定角度回転させて、上記アームと試料ホルダとが嵌合する第2の状態とすることにより試料ホルダが固定されることを特徴とする請求項に記載の試料搬送装置。
  5. 上記試料ホルダの着脱位置において上記第2の状態から第1の状態に移行させて把持状態を解除可能に構成したことを特徴とする請求項に記載の試料搬送装置。
  6. 上記試料台を配置する試料室を有し、上記第1、第2の案内ガイドは上記試料室の外側に形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の試料搬送装置。
  7. 上記試料室に隣接するとともに、試料台に装着された試料ホルダを上記試料搬送部材により試料室の外へ搬送して試料を交換する試料交換室を有し、上記案内ガイドは上記試料交換室の外側に形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の試料搬送装置。
  8. 上記観察または計測が走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、走査型イオン顕微鏡、原子間力顕微鏡、走査型トンネル顕微鏡のいずれかによって行われ、上記加工がイオンビーム、ガスプラズマ、分子線のいずれかを用いて行われることを特徴とする請求項1〜7に記載の試料搬送装置。
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