JP4432574B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4432574B2
JP4432574B2 JP2004091844A JP2004091844A JP4432574B2 JP 4432574 B2 JP4432574 B2 JP 4432574B2 JP 2004091844 A JP2004091844 A JP 2004091844A JP 2004091844 A JP2004091844 A JP 2004091844A JP 4432574 B2 JP4432574 B2 JP 4432574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive drum
unit
shaft
drum
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004091844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005275266A (ja
Inventor
題詞 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2004091844A priority Critical patent/JP4432574B2/ja
Publication of JP2005275266A publication Critical patent/JP2005275266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4432574B2 publication Critical patent/JP4432574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関し、より詳細には、感光体ドラムを回動自在に支持した感光ドラムユニットを装置本体に安定して位置決めして、画像不具合を防止するための技術に関する。
従来、コピー機、ファクシミリ及びプリンタ等の画像形成装置において、外周面に光導電膜が被覆された感光体ドラムを回転自在に配設し、この感光体ドラムを帯電させるための帯電器等を一体として配置した感光ドラムユニット(プロセスユニット)などを、装置本体に対して着脱可能に設けたものが公知である。感光ドラムユニット等を、装置本体に対して着脱可能とすることで、感光体ドラム等のメンテナンスや取替えを容易に行えるようにしている。
装置本体に対して感光ドラムユニット等を着脱可能に構成する際には、感光ドラムユニット等をいかに安定して装着するかが重要となる。特に、高解像度化や高速化を達成するためには、感光体ドラムを極めて高精度で、かつ、がたつきがないように装置本体内に配置する必要がある。通常、装置本体と感光ドラムユニット等とは位置決め機構を介して連結されており、この位置決め精度を向上させて感光体ドラムの回転駆動を安定させることで、画像形成装置における画質向上が図られている。
例えば、特許文献1に開示される画像形成装置は、感光体ドラムの両端に保持孔が穿設され、保持部材が感光体ドラムの保持孔に嵌合することで回転自在に感光ドラムケースに取り付けられる。感光体ドラム等が配設されるプロセスユニットにおいて、感光体ドラム及び感光ドラムケースがプロセスユニットのカバーの内側壁に取り付けられる。そして、プロセスユニットを装置本体に装着する際に、装置本体の内側壁に内側に向けて突出して形成された軸部が保持部材(保持孔)に嵌合して、プロセスユニットを位置決めするものである(特許文献1参照)。なお、この画像形成装置は、前記軸部と感光体ドラムの中心軸とが同軸に配設されて位置決めするように構成されている。
また、特許文献2に開示される画像形成装置は、感光体ドラムと現像ローラとを配設したプロセスユニットを装置本体に装着する際に、装置本体側であってプロセスユニットの装着軸方向に突出して形成された位置決め手段たる位置決め軸を、感光体ドラムに貫設された通し穴の一方から装着するとともに、これを感光体ドラムの回転軸と兼用させ、感光体ドラムと位置決め軸とが同期回転可能に連結するようにして、かかるプロセスユニットを位置決めするものである(特許文献2参照)
特開2002−196651号公報 特開平9−171339号公報
ところで、感光ドラムユニット等に配置される感光体ドラムの近傍には、現像器ユニット等が配設され、記録紙にトナーを転写するための現像ローラや転写ローラ等が感光体ドラムの外周面に当接するように構成されている。現像ローラや転写ローラ等は、感光体ドラムの外周面を常時押圧しているため、従来の画像形成装置においては、感光体ドラムが捩れたり・歪んだり・撓んだり等してしまい、また、そのことによって感光体ドラムが偏心してしまい、画像形成が忠実に良好に行われなくなってしまうという問題があった。
確かに、前記特許文献1に開示されるような位置決め機構を設けた画像形成装置によれば、感光体ドラムを精度よく位置決めすることができるといえるが、かかる位置決め機構は、装置本体に突出して形成された軸部を感光体ドラムの両端の保持孔に嵌合させるものであるため、その感光体ドラムの略中央部における軸方向の支持力が弱く、感光体ドラムにおいて上述したような撓みや捩れ等の要因となっていた。さらに、軸部と保持孔を貫通させるために、部品点数やコストがかかっていた。
一方、前記特許文献2に開示される画像形成装置のように、感光体ドラムに位置決め軸を貫通するようにしてこれを位置決めするような機構によれば、確かに、この位置決め軸が軸方向への支持力を発揮し、感光体ドラムの撓みや捩れ等を防止することができるものと期待される。
しかしながら、特許文献2における位置決め軸は、装置本体の内側壁から感光体ドラムの長手方向長さよりも長くなるように突出して形成されている。そのため、感光体ドラムが装着されていない状態では、位置決め軸は装置本体内において不安定であり、この位置決め軸自体が撓んだり歪んだり等してしまう。また、この位置決め軸は、長手方向に幾分長く突出されることになるため、これに感光体ドラムを挿通して取り付ける際に、途中で折れ曲がったり引っかかったりしてしまい、感光体ドラムを容易かつ迅速に取り付けることが困難であった。さらに、感光体ドラムの位置決めが充分でない、すなわち、感光体ドラムが撓み等なくしっかりと固設されていないと、例えば、露光器による像露光の工程において、露光器と感光体ドラムとの相対位置にズレを生じて、ピント不良等の障害を引き起こすという問題が生じていた。
そこで、本発明においては、画像形成装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、簡易な構成によって、感光体ドラムが撓んだり歪んだりしないような感光ドラムユニットの位置決め機構を提案すること目的とするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、感光体ドラムを回動自在に配設した感光ドラムユニットを装置本体に着脱可能に配設し、前記感光ドラムユニットを前記装置本体に位置決めする位置決め手段を備える画像形成装置であって
前記感光体ドラムの中心軸に沿って長手方向に配設され、その両端部が前記感光ドラムユニットのフレームに支持されるドラム軸を備え、
前記位置決め手段は、
前記装置本体のフレームに配設され、前記感光ドラムユニットの側面から突出した前記ドラム軸の一端部と嵌合可能な貫通孔が穿設される、軸受けと、
前記感光ドラムユニットのフレームの後壁面に配設され、前記感光体ドラムの内部方向に凹となるように側断面略コ字状のフランジ部が形成される支持部材と、を含み、
前記支持部材のフランジ部は、前記ドラム軸を挿通して支持するための貫通孔が穿設され、
前記フランジ部の貫通孔は、前記軸受けの貫通孔と略同一線上に位置し、
前記ドラム軸は、前記フランジ部の貫通孔を介して、前記感光体ドラムの内部方向と反対方向に向けて突出して支持され、
前記軸受けが前記フランジ部に嵌合されるときに、前記ドラム軸が前記軸受けの貫通孔に挿通されるものである。
なお、本発明における位置決め手段とは、感光ドラムユニット及び画像形成装置本体に構成された位置決め部によって、感光ドラムユニットを装置本体に配置・固定する構成をいう。
請求項2においては、請求項1において、前記装置本体は、前記感光体ドラム、現像ローラ、及び転写ローラを回転駆動させるための駆動ユニットが配設され、
前記駆動ユニットは、前記ドラム軸と同軸である駆動軸を含み、
前記軸受けは、前記ドラム軸が挿通する方向とは反対の方向から、前記駆動軸の一端が嵌合されるものである。
請求項3においては、請求項1又は請求項2において、前記軸受けは、該軸受けを介してアース側に接地されるばね部材を有してなり、前記ドラム軸の一端部が該ばね部材に当接して、感光体ドラムがアースされるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、簡易な構成で、感光体ドラムが捩れたり歪んだりしてしまうのを効果的に防止することができる。
請求項2においては、部品点数を低減させることで、装置のコンパクト化を図ることができ、また、その製造コストを低減することができる。
請求項3においては、ハーネス等を別途配設する必要がなく、画像形成装置をコンパクトに構成することができる。また、ばね部材を配設することで、ドラム軸との当接状態を安定に維持し、画質向上を図ることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図、図2は感光ドラムユニットの斜視図、図3は図2の感光ドラムユニットの前面図、図4は図2の感光ドラムユニットの後面図、図5は感光ドラムユニットを装置本体に位置決めした状態の側断面図、図6は軸受けにドラム軸が挿通する様子を示す側断面図である。
なお、以下に示す画像形成装置1は、電子写真方式に構成されており、例えば、コピー機、プリンタ及びファクシミリ等に用いられるものである。
まず、画像形成装置1の全体構成について、以下に概略する。
図1に示すように、画像形成装置1は、給紙カセット6の上方に配置されている。画像形成装置1においては、給紙カセット6から繰り込まれた記録紙上に画像情報を顕像化したトナー画像が転写され、そのトナー画像が定着された後、記録紙が、画像形成装置1の上部に設けられる排紙トレイ7に主搬送経路11を介して排出するようにしている。主搬送経路11の外側に反転経路12が形成され、この反転経路12が該主搬送経路11と分岐・合流するような構成とされている。主搬送経路11の搬送路に沿って、感光ドラムユニット2、露光器ユニット3、現像器ユニット4及び定着器ユニット5等が配置されている。
感光ドラムユニット2は、感光体として外周面に光導電膜を有する感光体ドラム21と、感光体ドラム21の外周面を帯電させる帯電器22と、クリーニング装置24等とから構成されている。帯電器22に張設される帯電ワイヤ23は、高電圧が印加されるとコロナ放電し、感光体ドラム21の外周面に均一に負の電荷を付与する。クリーニング装置24にて転写プロセスにて転写されずに残ったトナー及び紙粉が回収される。
露光器ユニット3は、感光体ドラム21の斜上方に配設され、本実施例においては露光器としてLEDを用いた固定走査型のものが配設されている。すなわち、露光器としてライン状に発光点が配置されている露光ヘッド31が、そのレンズ面を感光体ドラム21に対向するように感光ドラムユニット2に近設されている。露光ヘッド31が、前記帯電器22によって帯電された感光体ドラム21の外周面にデジタル化された画像情報に基づいて像露光することによって、感光体ドラム21上の照射部分の負電荷が除去され、静電潜像が形成される。
現像器ユニット4は、供給ローラ41と、現像ローラ42等とから構成されている。供給ローラ41は、トナーを収容するトナーケース43からトナーを負に帯電させつつこれを現像ローラ42に供給する。現像ローラ42は、潜像が形成された感光体ドラム21にトナーを供給し、かかるトナーは、静電気によって感光体ドラム21上の負電荷が除去されている部分にのみ付着される。
また、現像器ユニット4を通過した記録紙は、感光体ドラム21の外周面と接触するように主搬送経路11を挟んで配設された転写ローラ13と感光体ドラム21とのニップ部に送り込まれる。そして、感光体ドラム21に密着された記録紙の裏側の転写ローラ13にバイアス電圧が印加されると、負に帯電しているトナーが感光体ドラム21から記録紙へと転写される。トナーが転写された記録紙は、主搬送経路11の下流の定着器ユニット5に送られる。
定着器ユニット5は、ヒートローラ51と、ヒートローラ51の外周面に圧接するように主搬送経路11を挟んで配設されたプレスローラ52等とで構成されている。そして、該ヒートローラ51と該プレスローラ52とのニップ部に記録紙が送り込まれて、トナー転写後の記録紙が加熱・加圧されて、記録紙上のトナー画像が定着される。
次に、感光ドラムユニット2について、以下に説明する。
図1及び図2に示すように、感光ドラムユニット2は、下部に感光体ドラム21が配設されており、上部に帯電器22、上部であって該帯電器22の側方(図1において右方)にクリーニング装置24が配設されている。フレーム20は、下方が開口されており、感光体ドラム21が、帯電器22の直下方に位置するようにフレーム20の長手方向の両側壁によって回転自在に軸支されている。
フレーム20は、クリーニング装置24の配置と逆方向(図1において右方)に、感光体ドラム21の上方を覆うように延設されている。感光体ドラム21の下方はフレーム20等の部材に覆われることなく外部に開放されており、この開放部分において、前記現像器ユニット4の現像ローラ42や転写ローラ13が感光体ドラム21の外周面に当接されて、感光体ドラム21表面へのトナー供給や、感光体ドラム21表面から記録紙へのトナー像の転写が行われる。
このフレーム20の延設部には、開口部25bが感光体ドラム21の形状に沿って長手方向に開口され、該開口部25bから感光体ドラム21の一部が露出されている。該感光ドラムユニット2の側方に露光器ユニット3の露光ヘッド31が、そのレンズ面を該開口部25bを介して感光体ドラム21の外周面に向くように配設される。感光体ドラム21、帯電ワイヤ23、開口部25b(後述する開口部25a)及び露光ヘッド31のレンズ面は、長手方向においてそれぞれ略平行となるように配設されている。
フレーム20の上面部には、長手方向長さが開口部25bと略同一となるように感光体ドラム21の形状に沿って開口部25aが開口されている。該開口部25aには、帯電ワイヤ23等を清掃するための清掃部材27が摺動可能に配設され、レバー部材29によって、該清掃部材27が感光ドラムユニットの前後方向に摺動されるように構成されている。
フレーム20の上側面であって前記清掃部材27の外側位置には、感光ドラムユニット2の長手方向に沿ってフレーム20に板金26が配設されている(図2参照)。画像形成装置1は、筐体を構成する複数のメインフレーム14(図5参照)と、メインフレーム14内側の前後方向に施設される感光ドラムユニット2の支持フレーム15等で構成されている。
板金26は、感光ドラムユニット2をこのメインフレーム14に取り付ける際に支持フレーム15と係合し、感光ドラムユニット2を支持フレーム15に対して長軸方向に摺動自在にガイドするように形成されている。このような構成とすることで、感光ドラムユニット2は、画像形成装置1の前後方向であって主搬送経路11に対して略直角方向から着脱可能とされている。
なお、上述の感光ドラムユニット2の構成はこれに限定するものではなく、例えば、感光体ドラム21・帯電器22・クリーニング装置24等に加えて、現像器ユニット4などと一体に構成してもよい。
ここで、感光体ドラム21について、以下に詳述する
図2乃至図5に示すように、感光体ドラム21は、両端が開放された略円柱ドラム状をなすもので、両端の開口にドラムフランジ80・81が感光体ドラム21に対して固定的に嵌合されている。ドラムフランジ80・81には、貫通孔80a・81aが前後方向(図5の左右方向)に穿設され、ドラム軸82が貫通孔80a・81aに挿通され、感光体ドラム21がドラム軸82の中心軸線まわりに自転可能となるように構成されている。
ドラム軸82の両端は、ドラムフランジ80・81からそれぞれ突出している。その内の一端が、フレーム20の前壁面20aに穿設された支持孔28aに挿通されて、前壁面20aよりもさらに前方に突出している。この突出部は、ドラム軸82をフレーム20に枢支するための支持部材83のフランジ部83aに嵌合されている。支持部材83は、前壁面20aの外面(図5において右方)に着脱可能に配設され、フランジ部83aが支持孔28aに嵌合している。
一方、ドラム軸82の他端が、フレーム20の後壁面20bに貫設された支持孔28bから後壁面20bよりもさらに後方に突出している。この突出部は、ドラム軸82をフレーム20に枢支するための支持部材84のフランジ部84aに嵌合されている。支持部材84は、支持孔28bの外面(図5において左方)に着脱可能に配設され、フランジ部84aが後壁面20bに嵌合している(図4参照)。なお、後述するように、この支持部材84(フランジ部84a)は、感光ドラムユニット2の位置決め部9を構成する。
ドラム軸82は、長手方向への相対位置が変更不能となるように嵌合されて、ドラム軸82が感光体ドラム21から抜け落ちるのを防いでいる。なお、フランジ部83aとドラムフランジ80、及び、フランジ部84aとドラムフランジ81は、感光体ドラム21(ドラムフランジ80・81)がフレーム20に対して相対回転可能となるように当接(もしくは間隔を空けて配設)されている。
ドラムフランジ81の外周面には、はす歯ギア81bが一体に形成されており(図6参照)、はす歯ギア81bが、装置本体のメインフレーム14に構成される駆動ユニット(図略)の感光体ドラム駆動用の駆動ギヤ(図略)と噛合される。そして、駆動源により伝達された駆動は、かかる駆動ユニット(駆動ギヤ)からはす歯ギヤ81bを介して感光体ドラム21に伝達され、感光体ドラム21がドラム軸82まわりに自転する。
このように、感光体ドラム21の中心軸に沿って配設したドラム軸82を、その両端部において前壁面20a及び後壁面20bに枢支することで、感光体ドラム21を、ドラム軸82を中心に安定して回転駆動させることができるのである。また、感光体ドラム21に予めドラム軸82を挿通させておくことで、感光ドラムユニット2の着脱を繰り返しても、感光ドラムユニット2の近傍に配設される露光器ユニット3や現像器ユニット4間での調整が狂ったりするのを防ぐことができる。
次に、感光ドラムユニット2の位置決め部9の構成について、以下に説明する。
図3乃至図6に示すように、本発明に係る画像形成装置1において、感光ドラムユニット2は、前記板金26が支持フレーム15に係合し、支持フレーム15に沿って案内されて装置本体内部に装着された後、位置決め部9において前後のメインフレーム14・14に係合して位置決めされている。
位置決め部9は、感光ドラムユニット2の前方では、感光ドラムユニット2のフレーム20の前壁面20aに穿設された貫通孔90・91と、感光ドラムユニット2の着脱方向に対して略平行となるように前方のメインフレーム14から装置前方に突出して形成される係合突起(図略)とで構成されている。感光ドラムユニット2の後方では、前記支持部材84と、メインフレーム14の内側壁に配設された軸受け92とで構成されている。
感光ドラムユニット2前方の位置決め部9において、感光ドラムユニット2のフレーム20の前壁面20aは、感光ドラムユニット2の略中央部よりも、感光体ドラム21の半径方向に突出して形成される(図3参照)。本実施例においては、左上方及び右下方に突出されている。左上方の突出部には長穴状の貫通孔90が穿設され、右下方の突出部には略円形状の貫通孔91が穿設されている。
貫通孔90・91は、感光ドラムユニット2が装置本体に装着されると、装置本体側であって前方のメインフレームに前方に突出して形成される係合突起(図略)に嵌合して、感光ドラムユニット2の長手方向及び短手方向の位置決めがなされる。
感光ドラムユニット2を装置本体内部に着脱する際には、フレーム20の前壁面20aに妨げられることなく、前記板金26と支持フレーム15を係合させて、スムーズに感光ドラムユニット2の着脱を行うことができる。また、前壁面20aの係合突起のメインフレーム14からの垂直長さは、前壁面20aの前後厚さ(長さ)以上であればよく、画像形成装置1のコンパクト化を妨げない。さらに、一方を長穴状(貫通孔90)とし他方を丸穴状(貫通孔91)とすることで、係合突起と貫通孔90・91を容易に嵌合させることができる。
なお、感光ドラムユニット2の前方における位置決め部9の構成は、本実施例に示したものに限定するものではなく、公知の構成もしくはこれらから当業者が容易に想到し得る構成とすることができる。
感光ドラムユニット2後方の位置決め部9において、フレーム20の後壁面20bに配設された支持部材84が、装置本体のメインフレーム14の側壁に配設された軸受け92と嵌合して感光ドラムユニット2が位置決めされる。支持部材84には、感光体ドラム21の内部方向に凹となるように断面略コ字状のフランジ部84aが形成されている。装置本体側の位置決め部材としての軸受け92は、装置後方のメインフレーム14において、感光ドラムユニット2の着脱方向に対して略平行であって前方に向けて突出して設けられている。そして、軸受け92が支持部材84のフランジ部84aに嵌合することによって、感光ドラムユニット2が半径方向に位置変動不能に位置決めされる。
このように、位置決め部9によって、感光ドラムユニット2をメインフレーム14に対して位置決めし、感光体ドラム21の回転駆動を安定に行うようにして、画像形成装置1における画質の向上を図っている。そして、本実施例においては、軸受け92にフランジ部84aが嵌合されて感光ドラムユニット2が位置決めされた状態で、軸受け92にドラム軸82が挿通されて支持されるような構成としている。
図5及び図6に示すように、支持部材84のフランジ部84aは、その中心軸上にドラム軸82を挿通して支持するための貫通孔84bが穿設され、該貫通孔84bを介して、ドラム軸82が支持部材84のフランジ部84bの外側端面よりも後方に向けて突出して支持されている。そして、軸受け92は、中心軸上に貫通孔92aが穿設されており、感光ドラムユニット2が装着された状態では、該貫通孔92aにドラム軸82が挿通され、このドラム軸82がドラム軸82の半径方向に相対変動不能となるように支持される。なお、これらの貫通孔84b、貫通孔92a及び前記支持部材83の貫通孔83bは、それぞれドラム軸82と同一軸心上に位置するように構成される。
すなわち、支持フレーム15に沿って感光ドラムユニット2が装置本体内部に装着されると(図6(a))、やがて、軸受け92が支持部材84のフランジ部84aに嵌合して感光ドラムユニット2が位置決めされる(図6(b))。かかる状態で、貫通孔84b及び貫通孔92aが略同一線上に穿設されているため、貫通孔84bから突出したドラム軸82が貫通孔92aに挿通されて、ドラム軸82が位置決めされる。
このように、ドラム軸82を位置決めすることによって、感光体ドラム21が捩れたり歪んだりしてしまうのを効果的に防止することができる。このドラム軸82が位置決めされると、感光体ドラム21はドラム軸82によって長手方向に連続して支持されているため、現像ローラ42や転写ローラ13等の押圧によっても、感光体ドラム21が撓んだり歪んだりせず、また、感光体ドラム21が偏心したりするのを防止し、ひいては画像不具合を防止することができる。
次に、軸受け92について、以下に詳述する。
まず、本実施例では、軸受け92は、装置本体側の図示せぬ駆動ユニットにおける駆動軸93と嵌合するように構成される。
図5及び図6に示すように、装置後方のメインフレーム14においては、感光体ドラム21、現像ローラ42及び転写ローラ13等を回転駆動させるための駆動ユニット(図略)が配設されている。この駆動ユニットは、メインフレーム14において画像形成装置1の前後方向に沿うように複数の軸群(図略)が配設されて、かかる軸群に、それぞれ駆動ギヤやアイドラギヤ等のギヤ群(図略)が嵌合もしくは遊嵌されて構成されるが、かかる構成は公知の構成を採用でき、本明細書での詳細な説明は省略する。
駆動ユニットを構成する軸群の内、感光ドラムユニット2の前記ドラム軸82と同軸上に配設される駆動軸93が、軸受け92に、ドラム軸82が挿通する方向とは反対の方向から回転自由に嵌合されている。換言すると、軸受け92によって駆動軸93が回転自在に軸支されている。なお、駆動軸93には、駆動ユニットを構成するギヤ群の内のギヤ94が嵌合されている。
このように、軸受け92は、ドラム軸82を回転自在に軸支する感光ドラムユニット2の位置決め部9を構成すると同時に、駆動ユニットの軸群(駆動軸93)を回転自在に軸支する部材も兼ねる。そのため、画像形成装置1において、部品点数を低減させることで、装置のコンパクト化を図ることができ、また、その製造コストを低減することができる。
さらに、本実施例では、軸受け92は、ドラム軸82を挿通して支持することで、感光体ドラム21をアースするような構成とされている。
通常、画像形成装置1において、感光体ドラム21は、帯電器22による帯電を繰り返と、その外周面に静電気が帯電するため、感光体ドラム21をアース側に接地してアースする(0電位とする)ように構成される。そこで、本実施例においては、感光体ドラム21のアースをするために、上述した感光ドラムユニット2の位置決め部9を構成し、かつ、ドラム軸82の位置決めを行う軸受け92を介して、かかる感光体ドラム21のアースを行うように構成されている。
図5及び図6に示すように、軸受け92は、メインフレーム14の外方向に凸となるように突出した断面略コ字状に形成されており、メインフレーム14側の内部にばね部材95が内設されている。ばね部材95は、軸受け92の内部空間において、軸受け92の内壁面に当接し、前記駆動軸93の一端部によって前後方向(図において左右方向)に付勢されている。軸受け92及びばね部材95は鉄等の導電性材によって形成されている。なお、本実施例においては、ばね部材95としてコイルばねを用いるが、これに限定するものではなく、板ばね等でもよい。
一方、感光体ドラム21においては、前記ドラムフランジ81に接続部材96が配設されている。接続部材96は、接感光体ドラム21の内部空間であってドラムフランジ81の前側壁に配設され、一端が感光体ドラム21の外周面と当接するとともに、他端がドラム軸82と当接するように形成されている。この接続部材96の一端は、弾性力を有する部材で形成されており、ドラム軸82がドラムフランジ81に挿通した状態で、ドラム軸82をそのドラム軸82の外周の対向する側から挟み付けるように付勢している。このように、接続部材96を付勢力でドラム軸82に当接させることで、ドラム軸82に対して感光体ドラム21を回転させても、接続部材96とドラム軸82とを確実に当接させることができる。
上述したドラム軸82、軸受け92、ばね部材95及び前記接続部材96は、それぞれ鉄等の導電性材によって形成されており、感光体ドラム21をドラム軸82が軸支した状態で、感光体ドラム21の外周面とドラム軸82とが接続部材96を介して接続されている。一方、軸受け92においては、ばね部材95が軸受け92に当接して接続され、軸受け92は、図示せぬ基板やハーネスを介してアース側に接地されている。
感光ドラムユニット2が装置本体に装着されてメインフレーム14に位置決めされた状態、すなわち、ドラム軸82が軸受け92に挿通された状態において(図6(b)参照)、該ドラム軸82の端部がばね部材95に当接される。そうすると、感光体ドラム21の外周面は接続部材を介して、接続部材96→ドラム軸82→ばね部材95→軸受け92→アースと接続されて、感光体ドラム21がアースされる(0電位となる)。なお、ドラム軸82は、軸受け92に配設されたばね部材95に当接するだけでなく、軸受け92自体にも当接してもしなくてもよい。
このように、ドラム軸82及び軸受け92を介して感光体ドラム21をアースするため、ハーネス等を別途配設する必要がなく、画像形成装置1をコンパクトに構成することができる。また、軸受け92にばね部材95を配設することで、ドラム軸82との当接状態を安定に維持し、また、感光ドラムユニット2の押入を妨げない。すなわち、ばね部材95は前後方向に付勢されて配設されているため、軸受け92の貫通孔92aからドラム軸82が挿通されると、ドラム軸82の端部にばね部材95が付勢して当接し、これらをより確実に接触させて、接触不良等の問題を解消することができる。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体的な構成を示した正面断面図。 感光ドラムユニットの斜視図。 図2の感光ドラムユニットの前面図。 図2の感光ドラムユニットの後面図。 感光ドラムユニットを装置本体に位置決めした状態の側断面図。 軸受けにドラム軸が挿通する様子を示す側断面図。
符号の説明
1 画像形成装置
2 感光ドラムユニット
9 位置決め部
14 メインフレーム
20 フレーム
21 感光体ドラム
82 ドラム軸
92 軸受け
93 駆動軸
95 ばね部材

Claims (3)

  1. 感光体ドラムを回動自在に配設した感光ドラムユニットを装置本体に着脱可能に配設し、前記感光ドラムユニットを前記装置本体に位置決めする位置決め手段を備える画像形成装置であって
    前記感光体ドラムの中心軸に沿って長手方向に配設され、その両端部が前記感光ドラムユニットのフレームに支持されるドラム軸を備え、
    前記位置決め手段は、
    前記装置本体のフレームに配設され、前記感光ドラムユニットの側面から突出した前記ドラム軸の一端部と嵌合可能な貫通孔が穿設される、軸受けと、
    前記感光ドラムユニットのフレームの後壁面に配設され、前記感光体ドラムの内部方向に凹となるように側断面略コ字状のフランジ部が形成される支持部材と、を含み、
    前記支持部材のフランジ部は、前記ドラム軸を挿通して支持するための貫通孔が穿設され、
    前記フランジ部の貫通孔は、前記軸受けの貫通孔と略同一線上に位置し、
    前記ドラム軸は、前記フランジ部の貫通孔を介して、前記感光体ドラムの内部方向と反対方向に向けて突出して支持され、
    前記軸受けが前記フランジ部に嵌合されるときに、前記ドラム軸が前記軸受けの貫通孔に挿通される、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装置本体は、前記感光体ドラム、現像ローラ、及び転写ローラを回転駆動させるための駆動ユニットが配設され、
    前記駆動ユニットは、前記ドラム軸と同軸である駆動軸を含み、
    前記軸受けは、前記ドラム軸が挿通する方向とは反対の方向から、前記駆動軸の一端が嵌合される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記軸受けは、該軸受けを介してアース側に接地されるばね部材を有してなり、前記ドラム軸の一端部が該ばね部材に当接して、感光体ドラムがアースされる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
JP2004091844A 2004-03-26 2004-03-26 画像形成装置 Expired - Lifetime JP4432574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091844A JP4432574B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091844A JP4432574B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005275266A JP2005275266A (ja) 2005-10-06
JP4432574B2 true JP4432574B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=35174967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004091844A Expired - Lifetime JP4432574B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4432574B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7627267B2 (en) 2006-06-01 2009-12-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Image formation apparatus, image formation unit, methods of assembling and disassembling image formation apparatus, and temporarily tacking member used for image formation apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005275266A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3958272B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
US20220187759A1 (en) Process Unit
JP2006276190A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP5309541B2 (ja) 定着装置
JP2007256629A (ja) 感光体ドラムユニット
JP4878176B2 (ja) 現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP4432574B2 (ja) 画像形成装置
US10345733B2 (en) Image forming apparatus and development unit
JP2014077863A (ja) 記録装置
JP5987282B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP2006058454A (ja) 画像形成装置
JP2017161614A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5866885B2 (ja) 感光体ユニットおよび画像形成装置
JP4569516B2 (ja) 保持部材、これを備えた搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2007065238A (ja) 画像形成装置
JP2004026438A (ja) 画像形成装置
US20230314993A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP3958314B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
JP2018128494A (ja) 画像形成装置及び定着装置
JP4988467B2 (ja) 用紙供給装置
KR100223219B1 (ko) 전자사진장치에 있어서의 급지카세트 착탈장치
JP2018097238A (ja) 画像形成装置
JP2008266008A (ja) ローラ取り付け構造
JP2006335501A (ja) 用紙搬送装置および画像形成装置
JP2010262231A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4432574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250